コ
株式会社コーエーテクモホールディングス
KOEI TECMO HOLDINGS CO., LTD.
884億円売上高(FY2026)
18.6%ROE
86.7%自己資本比率
100財務健全性スコア
KEY METRICS
主要財務指標
FY2026の売上高は884億円(前年比+6.3%)。営業利益は372億円(営業利益率42.0%)、当期純利益は428億円。総資産3,137億円に対し自己資本比率は86.7%、ROEは18.6%。情報・通信業の中央値(ROE 12.0%)を上回る水準。営業キャッシュ・フローは330億円の創出、現金及び現金同等物は593億円。従業員数は2,835人。
開示値を定型文に流し込んだ自動生成の概況です(LLM不使用)。株価(終値)1,664.5円2026-09-04
PER12.6倍
PBR2.05倍
配当利回り3.97%
時価総額(概算)4,998億円
株価はYahoo Financeの公開データによる参考値。PER・PBR・利回りは最新有報のEPS・BPS・配当との組み合わせ計算です。売上高884億円+6.3%
営業利益372億円+15.7%
当期純利益428億円+13.8%
総資産3,137億円
純資産2,725億円
営業利益率42.0%
ROE18.6%
自己資本比率86.7%
EPS131.8円
BPS813.6円
1株配当66円
配当性向50.1%
従業員数2,835人
INDUSTRY POSITION
業種内のポジション
ROE18.6%中央値 12.0%
営業利益率42.0%中央値 8.6%
自己資本比率86.7%中央値 66.6%
健全性スコア100.0点中央値 71.0点
帯は情報・通信業(200社)の下位25%〜上位25%、縦線が中央値、丸が当社の値です。
FINANCIAL HISTORY
業績推移
資産
負債・純資産
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | 総資産 | 純資産 | EPS | ROE | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2026 | 884億円 | 372億円 | 570億円 | 428億円 | 3,137億円 | 2,725億円 | 131.8 | 18.6% | 86.7% |
| FY2025 | 832億円 | 321億円 | 500億円 | 376億円 | 2,098億円 | 1,894億円 | 119.1 | 20.7% | 89.9% |
| FY2024 | 846億円 | 285億円 | 457億円 | 338億円 | 2,458億円 | 1,756億円 | 107.1 | 21.3% | 71.1% |
| FY2023 | 784億円 | — | 399億円 | 309億円 | 2,109億円 | 1,427億円 | 98.2 | 22.1% | 67.4% |
| FY2022 | 728億円 | 345億円 | 487億円 | 354億円 | 2,198億円 | 1,381億円 | 214.6 | 23.4% | 62.6% |
| FY2021 | 604億円 | 244億円 | 393億円 | 296億円 | 1,907億円 | 1,651億円 | 178.7 | 20.6% | 86.4% |
| FY2020 | 426億円 | — | 189億円 | 153億円 | 1,478億円 | 1,223億円 | 93 | 12.7% | 82.5% |
| FY2019 | 390億円 | — | 183億円 | 137億円 | 1,292億円 | 1,193億円 | 83.1 | 11.7% | 92.0% |
| FY2018 | 389億円 | — | 183億円 | 130億円 | 1,286億円 | 1,162億円 | 79 | 11.7% | 90.1% |
| FY2017 | 370億円 | — | 152億円 | 116億円 | 1,195億円 | 1,065億円 | 70.8 | 11.4% | 89.0% |
| FY2016 | 383億円 | — | 158億円 | 109億円 | 1,109億円 | 987億円 | 86.1 | 10.9% | 88.8% |
営業CF330億円
投資CF-121億円
財務CF129億円
現金及び現金同等物593億円
SEGMENTS
セグメント別売上
Entertainment822億円
Amusement48億円
Real Estate13億円
Operating Segments Not Included In Reportable Segments And Other Revenue Generating Business Activities75百万円
その他75百万円
セグメント名はXBRLのタクソノミ名(英語)です。日本語の区分名は下の「セグメント情報」本文を参照してください。
MAJOR SHAREHOLDERS
大株主
| 順位 | 氏名・名称 | 持株比率 |
|---|---|---|
| 1 | 株式会社光優ホールディングス | 51.8% |
| 2 | JP MORGAN CHASE BANK 380752(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 9.4% |
| 3 | 環境科学株式会社 | 6.5% |
| 4 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 6.3% |
| 5 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.9% |
| 6 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.7% |
| 7 | 襟川 芽衣 | 0.6% |
| 8 | 襟川 亜衣 | 0.6% |
| 9 | JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.6% |
| 10 | 公益財団法人柿原科学技術研究財団 | 0.5% |
INTERIM RESULTS
中間期の業績(半期報告書)
| 中間期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 営業利益率 | 自己資本比率 | EPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2026中間(〜2025-09-30) | 313億円 | 80億円 | 178億円 | 135億円 | 25.5% | 78.9% | 42.6 |
| FY2025中間(〜2024-09-30) | 352億円 | 107億円 | 210億円 | 160億円 | 30.3% | — | 50.6 |
| FY2024中間 | 397億円 | 139億円 | 232億円 | 168億円 | 34.9% | — | 53.2 |
半期報告書「主要な経営指標等の推移」からの抽出値です。中間期の利益は通期の約半分に相当するため、年度データとの単純比較はできません。
HUMAN CAPITAL
人的資本
平均年齢38.8歳
平均年間給与904万円
平均勤続年数9.8年
管理職に占める女性比率18.2%
男女の賃金の差異(全労働者)58.1%
男女の賃金の差異(正規雇用)79.6%
提出会社(単体)ベースの開示値です。
REMUNERATION
役員報酬
| 役員区分 | 報酬等の総額 | 員数 | 1人あたり |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外取締役を除く) | 9億円 | 7 | 1億円 |
| 監査役(社外監査役を除く) | 12百万円 | 2 | 6百万円 |
ANNUAL REPORT TEXT
有報本文
事業の内容764字
3 【事業の内容】当社グループは、当社、子会社16社、親会社で構成され、エンタテインメント事業、アミューズメント事業、不動産事業、その他事業の4つの事業を基本事業領域としております。当社グループの事業の内容及び位置付けは次のとおりであり、報告セグメントと同一の区分であります。なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 事業区分主な事業の内容地域主要な会社エンタテインメント事業エンタテインメントコンテンツの開発・販売国内株式会社コーエーテクモゲームス株式会社コーエーテクモネット株式会社コーエーテクモクオリティアシュアランス海外KOEI TECMO AMERICA CorporationKOEI TECMO EUROPE LIMITED台湾光栄特庫摩股分有限公司天津光栄特庫摩軟件有限公司北京光栄特庫摩軟件有限公司KOEI TECMO SINGAPORE Pte. Ltd.KOEI TECMO SOFTWARE VIETNAM CO., LTD.上海光栄特庫摩娯楽有限公司アミューズメント事業スロット・パチンコの液晶受託開発、関連ロイヤリティ収入アミューズメント施設の企画開発・運営・管理国内株式会社コーエーテクモウェーブ不動産事業ライブハウス型ホール及び賃貸用不動産の運用・管理国内株式会社コーエーテクモゲームスその他事業ベンチャーキャピタル事業、有価証券の運用等国内株式会社コーエーテクモコーポレートファイナンス株式会社コーエーテクモキャピタル株式会社コーエーテクモリブ株式会社コーエーテクモミュージック 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等4,328字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営方針当社グループは、「コーエーテクモの精神」と「コーポレートスローガン」の2つを“存在意義(パーパス)”としました。私たちが常に大切にする精神と、社会にとってどのような存在であるべきか、を示すものでもあります。この“存在意義”を実践するために、「ビジョン」「価値観」「経営基本方針」の3つの理念があります。 存在意義コーエーテクモの精神「創造と貢献 新しい価値を創造して、社会に貢献する」コーポレートスローガン「Level up your happiness 新しい面白さで もっと幸せに」 ビジョン:将来のありたい姿、存在意義を実現するための企業成長の姿「世界No.1のデジタルエンタテインメントカンパニー」 価値観:私たちが大切にする価値観。私たちの文化を形成するもの「クリエイティブ&ビジネス」2つを両立できる人が新しい価値をつくる「クオリティ&サティスファクション」高い品質によってお客様に大きな満足を提供する「品質・納期・予算」新しい面白さを生み出し、成長を支える私たちの源 経営基本方針:経営の執行を担う人たちが果たすべき役割や責任。4つを循環させ続けることで、さらなる 持続的成長につながる① 最高のコンテンツの創発素晴らしいコンテンツを通じて、お客様に最高の感動を提供する② 成長性と収益性の実現経営基盤を安定化させ、更なる発展を目指す③ 社員の福祉の向上業績と福祉の向上により、活力に満ちた魅力ある企業となる④ 新分野への挑戦社会にとって役に立つ新しさの実現にチャレンジし続ける (2) 目標とする経営指標当社グループは、成長性と収益性の実現により企業価値を高めてまいりますが、重要な経営指標としては、売上高営業利益率30%以上を目標としています。また、令和8年3月期より開始した3カ年の第4次中期経営計画では、3カ年累計の営業利益1,000億円以上を計画するとともに、第3次中期経営計画の目標であった単年度の営業利益400億円達成に再挑戦しています。 (3) 中長期的な会社の経営戦略第4次中期経営計画は、中長期でのグローバルでの飛躍に向けた「成長のための基盤づくり」をテーマとして、新たな経営体制で臨んでいます。パイプラインの数と質、販売力、コスト効率の成長を4つの目標として掲げます。各目標に向け「経営基盤強化(人的資本・ガバナンス)」「事業戦略」「キャッシュアロケーション(成長投資・利益還元)」を3つの柱として重点的に取り組みます。「経営基盤強化(人的資本・ガバナンス)」においては、人材育成方針として「クリエイティブ&ビジネス 新しい面白さを実現するクリエイター&成長性と収益性を実現するビジネスパーソン」を掲げ、人材戦略を実行します。ガバナンスでは、経営の監督と執行の分離を進めるため、令和7年6月に当社グループの業務執行の最高責任者として新たに社長執行役員CEOを設けるとともに、取締役会において独立社外取締役が過半数を占める体制に移行しております。「事業戦略」においては、新規IP・ジャンルへのチャレンジによる成長と、既存IP及び協業による安定的な成長を実現し、成長性と収益性を両立した確度の高い事業ポートフォリオを構築します。エンタテインメント事業では、コンソール・PC分野、オンライン・モバイル分野、ゲームIPの多方面展開への積極的な投資を行います。コーエーテクモのIPを作る力・売る力・生かす力・支える力を強化することで、世界中のユーザーにとって魅力ある高い品質のIPを創造し、その価値を最大化してまいります。アミューズメント事業では、スロット・パチンコ、アミューズメント施設それぞれの分野において、既存事業の改善と新規施策を進め、持続的な成長を目指します。不動産事業では、物件管理の向上に取り組み、ライブハウス型ホールKT Zepp Yokohama等の高稼動率維持によって安定収益を実現します。営業外収支では、金融環境の変化に対応しながら安定した運用を行ってまいります。令和7年度からは、株式会社コーエーテクモコーポレートファイナンスにグループファイナンス機能を集約し、資金の効率性を高めております。「キャッシュアロケーション(成長投資・利益還元)」においては、人的資本を中心とする成長投資を拡大することで営業利益目標を達成し、その成果によってさらなる成長投資と株主還元による企業価値向上の好循環を実現します。利益還元の基本方針は「配当金に自社株買付けを加えた連結年間総配分性向50%、あるいは1株当たり年間配当50円」とし、営業利益成長による配当総額の伸長を目指します。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社グループは、第3次中期経営計画の振り返りを踏まえ、(3) 中長期的な会社の経営戦略に記載の第4次中期経営計画を実行していくうえで、優先的に対処すべき課題を以下と捉えております。①開発体制の拡充グローバル市場の拡大や新興国市場の急成長により、当社グループに求められる開発力は質・量ともに一層の向上が必要とされています。魅力的なIPの創出と提供力の強化のため、開発体制の拡充は最優先の経営課題と認識しております。当社グループでは、新卒採用を中心に年200人以上の人材採用を継続して行っており、当社グループの人材育成方針に基づき、クリエイティビティとビジネスの両面に秀でた人材の育成を進めております。こうした取組を通じて、当社グループの強みであるIPの創出力をさらに高め、収益性と価値を最大化する能力の向上を図ってまいります。 ②AAA水準への品質向上ゲーム産業における技術革新の加速や、ユーザーの品質に対する期待水準の高まり、さらにはマルチプラットフォーム化の進展を受けて、AAAタイトル水準の品質を安定的に実現する開発力が求められております。この課題に対して、当社グループでは自社のゲームエンジン「KATANA ENGINE™」の継続的な技術強化を図り、特にグラフィック表現の高度化を進める一方、一部タイトルにおいては汎用ゲームエンジンも活用し、開発効率と品質向上の両立を目指しています。また、PC版製品の快適性向上にも取り組み、ユーザー体験のさらなる強化を推進しています。 ③コスト削減・管理の強化グローバルでの競争の激化や、アミューズメント市場の成熟といった外部環境の変化を踏まえると、安定的な収益基盤の確立には全社的なコスト意識と管理能力の向上が不可欠です。当社グループでは「KATANA ENGINE™」の自動生成技術の高度化に加え、各プロジェクトの予算管理の徹底や、生成AI等の技術活用による生産性向上を図っております。 ④グローバルマーケティング・パブリッシングの拡充世界のゲーム市場は引き続き拡大基調にある一方で、可処分時間をめぐる競争が一層激化しており、地域ごとの市場特性に即したグローバルなマーケティング及びパブリッシング体制の構築は、重要な課題となっております。中東・北アフリカ地域への展開を進めているほか、今後はインド・東南アジア等の成長市場も視野に入れたグローバルマーケティング戦略を推進してまいります。また、将来的には自社でグローバルパブリッシングを担える体制の構築を目指し、マーケティング部門の体制強化及び人材拡充を進めております。 なお、当社グループの中長期的に持続的な成長及び企業価値向上のために、特に取組むべき課題については、マテリアリティとしてまとめ、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1)サステナビリティ共通」に記載しております。 (5) 次期の見通し今後の景気見通しにつきましては、緩やかな成長が期待されるものの、米国の政策動向や中東等の地政学リスクなど、先行き不透明な状況が続くものと見込まれます。ゲーム市場におきましては、グローバルな市場規模の拡大及びユーザー人口の増加が継続しており、今後も中長期的な成長が見込まれております。 このような経営環境のもと、当社グループはコーエーテクモの精神「創造と貢献 新しい価値を創造して、社会に貢献する」に基づき、ビジョン「世界No.1のデジタルエンタテインメントカンパニー」の実現に向けて、各種施策に取り組んでまいります。中長期では世界のデジタルエンタテインメント企業の中で、営業利益額世界トップ 10 (※)入りすることを目指します。 人的資本への投資の一環として開発体制の更なる拡充に加え、令和8年4月より新オフィスとして横浜シンフォステージの利用を本格的に開始するなど、社員が創造性を最大限に発揮できる魅力的な職場環境の実現を果たします。また、グローバルなビジネス展開とマーケティングの推進と強化を目的としてIP事業部門とマーケティング部門の組織体制を変更します。新たな体制のもと、当社のグローバル市場での存在感の向上を目指します。エンタテインメント事業におきましては、複数の新作タイトルの投入を予定しております。加えて、既存IPの多面的な展開を推進し、IP価値の最大化を図るとともに、グローバル市場における販売力の強化に努めてまいります。アミューズメント事業におきましては、スロット・パチンコ分野及びアミューズメント施設運営において、既存事業の改善と新規施策の実行により、持続的成長を目指してまいります。不動産事業におきましては、保有物件の運営効率の向上及び高稼働率の維持に努め、安定した収益の確保を図ってまいります。営業外収支におきましては、金融環境の変化に対応しつつ、安定的な運用を継続してまいります。 令和9年3月期は、複数の新作タイトルの発売を予定しているものの、人的資本への投資の増加に加え、開発費や販売費等を保守的に計画しています。また、昨今の金融資本市場の状況を踏まえ、売上高900億円(前年同期比1.8%増)、営業利益320億円(同13.9%減)、経常利益420億円(同26.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益310億円(同27.6%減)を見込んでおります。※ 当社調べ (注)上記の業績予想数値は、いずれも業界の動向、国内及び海外の経済状況、為替相場の影響などの要因について、現時点で入手可能な情報をもとに行った見通しであります。そのため、上記数値はこれらの要因の変動により異なる可能性があります。
事業等のリスク3,753字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があります。また、以下の記載は当社への投資に関連するリスクを全て網羅するものではないことをご留意ください。 ・グループ全体におけるリスク(1) 人材確保・育成についてゲーム開発は知識集約型の事業であり、生成AIの利活用が進む中においても、優秀な人材を確保することは競争力の維持、向上に必要不可欠です。国内でさらに加速する少子化や需給状況の逼迫による労働市場全体での採用活動の活発化が見られ、新卒を中心としながら経験者採用にも力を入れ、多様な能力・価値観を持つ人材の採用に取組む当社グループにとってリスクが高まっていると認識しております。当社グループは人的資本経営を推進し、従業員のエンゲージメントを向上させることで人材確保と成果の最大化を実現する方針です。しかしながら、採用競争の激化や人材流動化に十分対応できなかった場合、特に当社グループの長期的な業績に影響を与える可能性があります。人的資本経営に関する取組の詳細については「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (3)人的資本」をご参照ください。 (2) 知的財産権について当社グループは、保有する知的財産が他者から侵害されないよう保護に努め、同時に当社グループの製品・サービスが他者の知的財産権を侵害しないよう、充分に留意しております。しかしながら、侵害の可能性について第三者との間で疑義や係争等が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また近年では、生成AIの利活用に関して社内ガイドラインを定め、侵害リスクや権利帰属に関するリスクに対応するとともに、閉域網を整備することで情報漏洩リスクにも対処しております。 (3) 個人情報等のデータセキュリティについて当社グループは、ユーザーに関する個人情報を取得している他、開発中コンテンツに関する機密情報などを保有しており、サイバー攻撃等の脅威にさらされています。こうしたリスクに対応するため、個人情報等の情報資産の取扱いや保護に関する社内規程を定め適切に管理している他、最新のセキュリティツールの導入やサイバー攻撃に対する社内研修などを通じて情報セキュリティの向上に努めております。しかしながら想定以上の攻撃や自然災害等により情報流出やシステム障害が発生した場合、当社グループの経営成績や社会的評価に影響を及ぼす可能性があります。情報セキュリティに関する取組の詳細については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (5)情報セキュリティ」をご参照ください。 (4) 人権保護・公正な取引についてゲーム開発においてより質の高いコンテンツを生み出すためには、従業員一人ひとりが活力を持って業務に取り組むことに加え、取引先と公正な関係を構築することが重要です。従業員に対しては、各種のハラスメントや長時間労働の強制の防止に取り組んでいます。取引先に対しては、「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律(取適法)」や「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律(フリーランス保護法)」に反する不当な要求が一切行われないように徹底しています。そのために、社内規程や各種通報制度の整備、社内研修の実施等の取組を行っております。しかしながら、取組が想定どおりの効果を発揮せずこうした事象が発生した場合、当社グループの経営成績や社会的評価に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 有価証券の保有について当社グループでは、エンタテインメント事業等の開発投資、事業投資に対処するために、安全かつ効率的な資金運用を目的とした現預金や換金性の高い有価証券を保有する他、一部について高い利回りで運用することを目的として、株式、債券、デリバティブを組み込んだ複合金融商品等への投資を行っております。なお、当社グループが利用するデリバティブは、デリバティブを組み込んだ複合金融商品のみであります。運用の意思決定やポートフォリオの設定は内部統制に基づく社内規程に従って行いリスクの管理に努めておりますが、株式及び債券市場、為替相場、経済情勢等が急激に変動した場合、保有する有価証券の減損や評価損が発生し、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 ・事業固有のリスク<エンタテインメント事業>(1) コンテンツ表現における倫理的配慮についてエンタテインメント業界を取り巻く環境は急速に変化しており、特にダウンロード販売を通じた全世界向け配信の一般化や、SNS等の普及による消費者の価値観の更なる多様化が見られます。このような状況下においては、全ての価値観や文化的背景に配慮した表現を追求することが、作品の独創性に一定の制約をもたらす可能性があります。当社グループにおいては、正確な事実認識に基づいた一貫性ある表現を行うことで、多様な価値観や文化的背景への配慮を示しつつ、魅力あるエンタテインメントコンテンツを創出してまいります。しかしながら、当社グループが提供するコンテンツに対して、特定の地域や属性の消費者から予期せぬ反応が寄せられ、当社グループの経営成績、事業展開及び社会的評価に影響を与える可能性があります。 (2) 市場環境の変化についてゲーム業界においては、過去タイトルの大幅なディスカウント販売に加え、小規模スタジオや個人開発者による低価格で良質なコンテンツの台頭、さらにはサブスクリプション型サービスの普及により、フルプライスのパッケージゲームに代わる選択肢が多様化・拡大しております。当社グループでは、こうした市場環境の変化を新たな収益機会と捉え、新作の低価格帯への挑戦、サブスクリプション型サービスへの提供等に積極的に取組んでおります。しかしながら、現在の傾向が今後予測を上回る速度・規模で進行した場合、当社グループの長期的な経営成績や事業戦略に影響を与える可能性があります。 (3) 新タイトルにかかる開発期間の長期化、投入時期、販売計画について製品が市場で広く受け入れられるためには、高品質な製品を市場トレンドに即してタイムリーに提供することが求められます。一方、グラフィックの進化やプラットフォームの多様化などゲーム開発はますます高度かつ複雑になっております。これにより開発期間が長期化し、開発費の高騰や技術の陳腐化、市場ニーズとの乖離につながる恐れがあります。当社グループでは、様々な規模の開発タイトルを組み合わせた事業ポートフォリオを構築し、リスクの分散と市場投入時期の最適化に努めております。しかしながら、開発進捗の遅延や品質基準の達成に想定以上の時間を要した場合、製品発売の遅延が発生し、当社グループの経営成績やキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。また、新タイトルの投入時期により業績の変動の生じる可能性があるとともに、市場ニーズとの乖離等により当初の想定を下回る販売動向となった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 品質管理について製品の複雑化は、品質管理にも影響を及ぼしております。当社グループでは、株式会社コーエーテクモクオリティアシュアランスのもと、AIを活用したデバッグ作業の一部自動化や、発売前における社内評価制度の厳格化など効率化と品質向上のための取組を強化しております。しかしながら、これらの取組が不十分でユーザーが求める品質水準に到達しなかった場合、当社グループの経営成績及び社会的評価に影響を与える可能性があります。 (5) 海外事業展開について当社グループは、海外での事業展開を積極的に進めておりますが、各国における法規制の変更や政治・社会情勢の不安定化等の地政学的リスクが存在しております。また、海外売上高も大きな割合を占めており、為替相場の変動、特に円高の進行は当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。地域別の売上高については、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係)1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報 収益の地域別の内訳」をご参照ください。 <アミューズメント事業>(1) 法的規制についてアミューズメント事業では、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)」、関連する政令及び条例による規制を受けております。今後、これらの法令に重大な改廃があった場合、又は新たな法令が制定・施行された場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析6,910字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における世界経済は米国の関税政策や地政学リスク等に伴う不確実性があったものの、緩やかに持ち直しました。このような経営環境下において、第4次中期経営計画の初年度となる当期は、中長期での飛躍に向けた「成長のための基盤づくり」をテーマとして各種施策に取り組みました。当期はパッケージゲーム14タイトルを発売し、オンライン・モバイルゲームでは新作2タイトルの配信を開始しました。大型タイトル(※1)を含む新作等が貢献したことで売上高、営業利益は前年を上回りました。営業外収支は金融市場の動向を注視しながら機動的にポートフォリオの組み換えを行い、利益を計上しました。この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,038億33百万円増加し、3,136億62百万円となりました。当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ207億18百万円増加し、411億25百万円となりました。当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ831億15百万円増加し、2,725億36百万円となりました。 b.経営成績当社グループの当期業績は、売上高883億93百万円(前年同期比6.3%増)、営業利益371億68百万円(同15.7%増)、経常利益570億円(同14.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益428億30百万円(同13.8%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。エンタテインメント事業「シブサワ・コウ」ブランドでは、パッケージゲームは『信長の野望・新生 with パワーアップキット Complete Edition』、『三國志8 REMAKE with パワーアップキット』、『Winning Post 10 2026』を発売しました。スマートフォンタイトルでは『キングダム 覇道』(※2)の配信を開始し、『三國志 覇道』と『信長の野望 覇道』は引き続き収益に貢献しました。「ω-Force」ブランドでは、『真・三國無双 ORIGINS』が「日本ゲーム大賞2025 年間作品部門」の「優秀賞」等、年間を通して複数のアワードを受賞しました。本タイトルにおいては1月に追加で大型ダウンロードコンテンツを配信し、Nintendo Switch 2 (※3)版を発売しました。また、3月に『ぽこ あ ポケモン』(※4)を発売し、世界販売本数は発売後4日で220万本を突破しました。「Team NINJA」ブランドでは、『NINJA GAIDEN 4』(※5)、『零 ~紅い蝶~ REMAKE』を発売しました。2月に発売した『仁王3』は世界販売本数がシリーズ最速で100万本を達成し、シリーズ累計では1,000万本を突破しました。「ガスト」ブランドでは、『紅の錬金術士と白の守護者 ~レスレリアーナのアトリエ~』、『ライザのアトリエ ~秘密トリロジー~ DX』を発売しました。 「ルビーパーティー」ブランドでは、『遙かなる時空の中で 龍宮の神子』の配信を開始しました。「midas」ブランドでは、『信長の野望 出陣』において、各種イベントを実施しました。「AAAスタジオ」では、『ゼルダ無双 封印戦記』(※6)を発売し、全世界累計出荷本数が100万本を突破しました。IP事業においては、当社がIPを許諾したスマートフォンゲーム5タイトルがサービスを開始しました。『三国志・戦略版』(国内では『三國志 真戦』)は引き続き収益に寄与しました。以上の結果により、エンタテインメント事業の売上高は825億41百万円(前年同期比5.7%増)、セグメント利益は366億42百万円(同16.4%増)となりました。※1 販売本数100万本以上を計画するタイトル※2 『キングダム 覇道』の配信元は株式会社バンダイナムコエンターテインメントです。※3 Nintendo Switch 2 は任天堂株式会社の商標です。※4 『ぽこ あ ポケモン』の発売元は株式会社ポケモンです。※5 『NINJA GAIDEN 4』の発売元はXbox Game Studiosです。※6 『ゼルダ無双 封印戦記』の海外における発売元は任天堂株式会社です。 アミューズメント事業アミューズメント施設では新店1店舗を出店するとともに既存店売上高が好調に推移しました。スロット・パチンコでは液晶ソフト受託開発に取り組み、開発受託5タイトルが稼働を開始しました。以上の結果により、アミューズメント事業の売上高は47億82百万円(前年同期比15.2%増)、セグメント利益は8億2百万円(同60.4%増)となりました。 不動産事業ライブハウス型ホールKT Zepp Yokohamaは高い稼働率となりました。以上の結果により、不動産事業の売上高は12億99百万円(前年同期比5.3%増)、セグメント利益は3億27百万円(同7.6%増)となりました。 その他事業ベンチャーキャピタル事業において、ファンドの管理費用が発生しました。以上の結果により、その他事業の売上高は3億94百万円(前年同期比23.8%増)、セグメント損失は6億4百万円(前期はセグメント損失1億64百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して367億81百万円増加し、593億34百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、獲得した資金は330億10百万円(前連結会計年度は343億69百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益570億円の計上の一方で、法人税等の支払額104億49百万円、売上債権の増加額54億49百万円の減少要因によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果、支出した資金は120億80百万円(前連結会計年度は409億73百万円の獲得)となりました。これは主に有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入1,019億16百万円の増加要因の一方で、有価証券及び投資有価証券の取得による支出897億89百万円、有形固定資産の取得による支出240億23百万円の減少要因によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果、獲得した資金は128億69百万円(前連結会計年度は631億75百万円の支出)となりました。これは主に自己株式の処分による収入319億95百万円の増加要因の一方で、配当金の支払額189億27百万円の減少要因によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)エンタテインメント7,77736.9合計7,77736.9 (注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.受注実績当社グループでは一部個別の受託開発を行っておりますが、金額的重要性が低く、また受注状況の記載が営業の状況に関する実態を表さないため、記載を省略しております。 c.販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)エンタテインメント82,2395.8アミューズメント4,78215.2不動産1,2965.2報告セグメント計88,3186.3その他75153.7合計88,3936.3 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりであります。相手先前連結会計年度(自 令和6年4月1日至 令和7年3月31日)当連結会計年度(自 令和7年4月1日至 令和8年3月31日)金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)Apple Inc.14,65917.611,05112.5Valve Corporation8,63110.49,35210.6Lingxi Games Information Technology (Tianjin) Co., Ltd.9,21111.19,11310.3株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント10,83913.0--Google LLC8,39610.1-- (注)1.Apple Inc.及びGoogle LLCはプラットフォーム提供会社であり、同社に対する販売実績は、当社グループが提供するゲームサービスの利用者(一般ユーザー)に対する利用料等であります。2.当連結会計年度の株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント及びGoogle LLCに対する販売実績は、総販売実績に対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。その作成にあたっては、連結会計年度末日における財政状態並びに連結会計年度の経営成績に影響を与えるような見積り・予測を必要としております。当社グループは、過年度の実績や現状を踏まえ、合理的と判断される前提・仮定に基づき、かかる見積り・予測を行なっておりますが、実際の結果はこれと異なる場合があります。当社グループは、主として以下の会計方針において、連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性のある見積り・予測が内包されていると認識しております。 a.繰延税金資産の計上当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して将来の課税所得を合理的に見積もっております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、課税所得がその見積り額を下回る場合、繰延税金資産が取崩され、税金費用が計上される可能性があります。 b.有価証券の減損当社グループの保有する有価証券については、市場価格のある有価証券、市場価格のない有価証券ともに、合理的な判断基準を設定の上、減損処理の要否を検討しております。従って、将来、保有する株式及び債券の時価や投資先の財務状況が悪化した場合には、有価証券評価損を計上する可能性があります。なお、減損処理に関する基準については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(有価証券関係)」をご参照ください。 c.固定資産の減損当社グループは、固定資産につき、固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企業会計審議会 2002年8月9日)及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第6号 2003年10月31日))に基づき、その資産性について営業損益、事業計画や時価等を元に検討しております。 d.退職給付に係る負債の計上当社及び一部の子会社は、従業員の退職給付制度として、確定給付制度を採用しております。確定給付制度については、退職給付債務の現在価値と制度資産の公正価値との純額を負債又は資産として認識しております。退職給付債務は、割引率、退職率及び死亡率など年金数理計算上の基礎率に基づき見積もられています。また、退職給付債務の現在価値を算定するために使用する割引率は、原則として、退職給付債務の見積期間と整合する期末日時点の優良社債の市場利回りを参照して決定しております。年金資産の長期期待運用収益率は、現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。 経営者は、これらの前提条件は適切であると考えていますが、実績との差異や仮定の変動は将来の退職給付費用や退職給付債務に影響します。なお、退職給付債務の残高、使用している割引率等については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(退職給付関係)」をご参照ください。 e.受注制作のソフトウエアに係る売上高及び売上原価当社グループは、ゲームソフト等の受託開発契約について、一定の期間にわたり履行義務が充足されると判断し、履行義務の充足に係る進捗度に基づき収益を認識しております。進捗度の測定は、各報告期間末の期末日までに発生した開発原価が、予想される開発原価の総額に占める割合に基づいて行っております。なお、契約における取引開始日から完全に履行義務を充足すると見込まれる時点までの期間がごく短い受託開発については、「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2021年3月26日。以下「収益認識会計基準適用指針」という。)第95項に定める代替的な取扱いを適用し、一定の期間にわたり収益を認識せず、完全に履行義務を充足した時点で収益を認識しております。収益総額、見積総原価及び決算日における進捗率について、当初の見積りが変更された場合、認識された損益に影響を及ぼす可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績の分析当連結会計年度における経営成績は売上高883億93百万円(前年同期比6.3%増)、営業利益371億68百万円(同15.7%増)、経常利益570億円(同14.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益428億30百万円(同13.8%増)となりました。これらの要因については、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 ③ 当連結会計年度の財政状態の分析資産、負債及び純資産の状況(資産の部)当連結会計年度末における資産合計は、3,136億62百万円(前期末比49.5%増)となりました。うち流動資産は1,396億8百万円(同127.1%増)、固定資産は1,740億54百万円(同17.3%増)であります。流動資産の主な内訳は現金及び預金612億75百万円、有価証券538億82百万円、売掛金及び契約資産208億71百万円であります。固定資産の主な内訳は投資有価証券1,016億87百万円であります。(負債の部)当連結会計年度末における負債合計は、411億25百万円(前期末比101.5%増)となりました。うち流動負債は303億49百万円(同60.5%増)、固定負債は107億76百万円(同622.0%増)であります。流動負債の主な内訳は未払法人税等116億84百万円、未払金84億80百万円であります。固定負債の主な内訳は繰延税金負債99億55百万円であります。(純資産の部)当連結会計年度末における純資産合計は、2,725億36百万円(前期末比43.9%増)となりました。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について当社グループでは、新規タイトルの創出による特定タイトルへの依存度低下、最適な製品発売時期を見据えた開発スケジュール管理の徹底により、年間ベースでの業績目標を達成すべく努力しております。しかしながら、市場動向や、やむを得ない開発スケジュールの変更による製品発売時期変動のため、業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性についての分析a.資金需要当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、エンタテインメント事業におけるゲームソフトの開発費、各事業における販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。 b.財務政策当社グループは自己資金による財務調達を基本方針としておりますが、不足が生じた場合は、外部借入や社債の発行による資金調達を実施しております。また、当社グループの収益性向上に資するべく、余剰資金による投資有価証券等の運用を継続的に実施しております。 ⑥ 経営上の目標の達成状況について当社グループは更なる成長性と収益性の実現に向けて売上高営業利益率30%以上、営業利益400億円以上を重要な経営指標として位置付けております。当連結会計年度における売上高営業利益率は前期より3.4ポイント上昇し42.0%、営業利益は371億68百万円となりました。
セグメント情報3,014字
(セグメント情報等)【セグメント情報】1.報告セグメントの概要当社の報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。当社は、ビジネスユニットを基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、「エンタテインメント事業」、「アミューズメント事業」及び「不動産事業」の3つを報告セグメントとしております。「エンタテインメント事業」は、エンタテインメントコンテンツの開発、販売を行っております。「アミューズメント事業」は、業務用アミューズメント機器の受託開発、ゲームセンター店舗等の運営を行っております。「不動産事業」は、ライブハウス型ホール及び賃貸用不動産の運用、管理を行っております。 2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失その他の項目の金額の算定方法報告セグメントの利益又は損失は、営業利益の数値であります。セグメント間の内部売上高又は振替高は、主に市場価格や製造原価に基づいております。 3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失その他の項目の金額に関する情報前連結会計年度(自 令和6年4月1日 至 令和7年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメントその他合計エンタテインメントアミューズメント不動産計売上高 外部顧客への売上高77,7384,1501,23283,1212983,150セグメント間の内部売上高又は振替高33901341288630計78,0784,1501,23483,46231883,781セグメント利益又は損失(△)31,47950030432,284△16432,119その他の項目 減価償却費1,2652453201,831831,914 (注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ベンチャーキャピタル事業等を含んでおります。2.管理部門等の報告セグメントに帰属しない本社費用については、合理的な配賦基準により各報告セグメントへ配賦しております。3.資産については、セグメントごとの配分は行っておりません。 当連結会計年度(自 令和7年4月1日 至 令和8年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメントその他合計エンタテインメントアミューズメント不動産計売上高 外部顧客への売上高82,2394,7821,29688,3187588,393セグメント間の内部売上高又は振替高30202305319624計82,5414,7821,29988,62339489,017セグメント利益又は損失(△)36,64280232737,772△60437,168その他の項目 減価償却費1,3202803201,921781,999 (注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ベンチャーキャピタル事業等を含んでおります。2.管理部門等の報告セグメントに帰属しない本社費用については、合理的な配賦基準により各報告セグメントへ配賦しております。3.資産については、セグメントごとの配分は行っておりません。 【関連情報】前連結会計年度(自 令和6年4月1日 至 令和7年3月31日)1.製品及びサービスごとの情報セグメント情報として同様の情報が開示されているため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報(1) 売上高 (単位:百万円)日本北米欧州アジア他合計49,22010,8814,03119,01783,150 (注) 1.売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。2.「北米」、「欧州」、「アジア他」につきましては、一区分として管理しており、各国の外部顧客への売上高を区分することは困難であるため、国ごとの金額は記載しておりません。 (2) 有形固定資産 (単位:百万円)日本アジアその他合計34,4282,0404036,509 3.主要な顧客ごとの情報 (単位:百万円)顧客の名称又は氏名売上高関連するセグメント名Apple Inc.14,659エンタテインメント株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント10,839エンタテインメントLingxi Games Information Technology (Tianjin) Co., Ltd.9,211エンタテインメントValve Corporation 8,631エンタテインメントGoogle LLC8,396エンタテインメント (注) Apple Inc.及びGoogle LLCはプラットフォーム提供会社であり、同社を通じた当社グループが提供するゲームサービスの利用者(一般ユーザー)に対する利用料等を、販売実績として集計しております。 当連結会計年度(自 令和7年4月1日 至 令和8年3月31日)1.製品及びサービスごとの情報セグメント情報として同様の情報が開示されているため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報(1) 売上高 (単位:百万円)日本北米欧州アジア他合計49,08311,5717,28120,45788,393 (注) 1.売上高は、顧客の所在地及び最終消費者の居住地を基礎とし、国又は地域に分類しております。2.当社グループの売上は主としてプラットフォーマーやパブリッシャー等の取引先企業が当社に提供する販売報告に基づき認識しております。一部の当該報告には国別の販売情報が含まれていないことから、各国の外部顧客への売上高を網羅的かつ一定の信頼性をもって区分することは困難であるため、国ごとの金額は記載しておりません。 (2) 有形固定資産 (単位:百万円)日本アジアその他合計57,1552,0104959,216 3.主要な顧客ごとの情報 (単位:百万円)顧客の名称又は氏名売上高関連するセグメント名Apple Inc.11,051エンタテインメントValve Corporation 9,352エンタテインメントLingxi Games Information Technology (Tianjin) Co., Ltd.9,113エンタテインメント (注) Apple Inc.はプラットフォーム提供会社であり、同社を通じた当社グループが提供するゲームサービスの利用者(一般ユーザー)に対する利用料等を、販売実績として集計しております。 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】前連結会計年度(自 令和6年4月1日 至 令和7年3月31日) 該当事項はありません。 当連結会計年度(自 令和7年4月1日 至 令和8年3月31日) 該当事項はありません。 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】前連結会計年度(自 令和6年4月1日 至 令和7年3月31日)該当事項はありません。 当連結会計年度(自 令和7年4月1日 至 令和8年3月31日)該当事項はありません。 【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】前連結会計年度(自 令和6年4月1日 至 令和7年3月31日)該当事項はありません。 当連結会計年度(自 令和7年4月1日 至 令和8年3月31日)該当事項はありません。
サステナビリティに関する考え方及び取組17,869字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、以下のとおりです。なお、本記載には将来に関する事項が含まれており、これらは当連結会計年度末現在における当社グループの判断に基づくものです。 当社グループは、コーエーテクモの精神「創造と貢献 新しい価値を創造して、社会に貢献する」及びコーポレートスローガン「Level up your happiness 新しい面白さでもっと幸せに」を存在意義としております。存在意義を実現するために、ビジョン「世界No.1のデジタルエンタテインメントカンパニー」を掲げ、サステナビリティ基本方針に基づくサステナビリティ活動を経営戦略と紐づけて実行し、ともに推進することで、持続可能な価値の創出を目指しています。 <サステナビリティ基本方針>コーエーテクモグループは「創造と貢献」の精神のもと、「新しい面白さ」を創出し、世界中のみなさまの心の豊かさや幸せに貢献することを存在意義とします。私たちを支えてくださる様々なステークホルダーの期待に応えるように、社会課題へ積極的に取り組み、「人」を中心に考え、企業価値向上と持続可能な社会を目指します。 (1)サステナビリティ共通① ガバナンス当社グループは、社会と当社グループの持続的な成長を目指し、サステナビリティに関する施策を戦略的に推進するため、令和5年にサステナビリティ委員会を設置しました。サステナビリティ委員会は、当社の代表取締役 社長執行役員CEOが委員長を務め、CSuO(Chief Sustainability Officer)、当社並びに国内グループ会社の各事業部・本部の責任者が委員となります。サステナビリティ委員会では、サステナビリティに関する方針及び戦略、取組事項について四半期に1回以上、定期的に審議し、決議を行います。サステナビリティ委員会での審議・決議の内容は年に1回以上、取締役会に報告し、取締役会が監督を行っています。サステナビリティ委員会で決議された内容に基づき、サステナビリティ推進室を中心に、社内関連部署及びグループ会社が連携して施策の推進にあたっています。 <令和7年度 サステナビリティに関する主な審議内容>会議体(開催頻度)令和7年度実績主な審議内容取締役会(年1回以上)計1回・令和6年度サステナビリティ委員会の活動報告(報告)・有価証券報告書におけるサステナビリティ項目の記載の方針(報告)サステナビリティ委員会(四半期に1回以上)第1回・令和7年3月期 有価証券報告書サステナビリティ項目の開示について(決議)・人材育成方針に基づいた「育成すべき人材像」の改訂(決議)・令和7年3月期 有価証券報告書人的資本に関する指標と目標の策定(決議)第2回・令和7年3月期 有価証券報告書のサステナビリティ項目振り返り(報告)・女性役員比率に関する開示状況・他社比較(報告)・温室効果ガス排出量の現状報告(報告)・人的資本のガバナンス体制の開示状況・他社比較(報告)・エンゲージメントサーベイの結果及び対応施策(報告)・健康経営に関する取組(報告)第3回・サステナビリティ開示基準(SSBJ基準)に基づく開示に向け対応が必要な事項について(報告)・SSBJ基準及び当社グループのマテリアリティに基づくKPI検討の方針(報告)・温室効果ガス排出量の削減施策の他社比較と今後の対応方針(報告)・情報セキュリティ基本方針の策定(決議)第4回・SSBJ基準への対応に向けた進捗状況(報告)・SSBJ基準における当社グループのバリューチェーンについて(報告)・SSBJ基準及び当社グループのマテリアリティにおける重複範囲の特定(決議) ② 戦略当社グループは「世界No.1のデジタルエンタテインメントカンパニー」をビジョンとしています。ビジョンの実現に向け、10年先を見据えた社会課題及び社会的要請の中から、当社グループの事業領域と親和性の高い課題への取組を目的として、令和6年度にマテリアリティを見直しました。また、このマテリアリティを踏まえて第4次中期経営計画を策定しており、持続的な成長のための重要な指針としています。現在、各マテリアリティに対する推進体制の構築、目標の明確化、及び施策の策定に取組んでいます。 <マテリアリティの定義>「創造と貢献」に基づき、ビジョン「世界No.1のデジタルエンタテインメントカンパニー」に向け、中長期的に持続的な成長及び企業価値向上のために、特に重点的に取組むべき課題をマテリアリティとしています。 なお、マテリアリティの検討プロセスは、「統合報告書2025」をご参照ください。https://www.koeitecmo.co.jp/ir/library/integrated-report/ <コーエーテクモグループのマテリアリティ>マテリアリティ詳細説明①期待を超える新しいコンテンツで最高の感動を提供新しいコンテンツを生み出し続けることが、私たちの持続的成長の土台であり、人々に最高の感動を提供し続けることによって、活力ある社会にしていきます。②IPの展開による新たな魅力を創出私たちが持つIPを様々なエンタテインメントコンテンツとして展開・活用させ、新しい魅力を生み出すことで、人々に新たな面白さを提供します。③新たな価値を生み出す人材の育成私たちは、創造力と技術力を持つ人材の育成を通じて、新たな価値を生み出し、企業の成長とより良い社会の実現に貢献します。④多様な人材が活力に満ちて働ける職場環境の実現社員の多様な価値観を尊重し、活力に満ちた環境を整えることで、エンゲージメントを向上させ、高いモチベーションを維持しながら、企業の競争力向上につなげます。⑤経済価値の適切な分配私たちの企業活動を通じて生み出した利益を株主・社員・地域社会をはじめとしたステークホルダーに適切に還元し、社会への貢献を通じて持続的な成長を続けます。⑥コーポレートガバナンスの強化透明性・公正性を重視し、持続的な成長と企業価値の向上を実現します。また、取引先を含めた腐敗防止や汚職防止に取り組み、ステークホルダーからの信頼を高めます。⑦文化や歴史の魅力を世界に発信コンテンツを通じて、日本やアジアをはじめとした歴史や文化に配慮しながら、その魅力を世界に発信することで、異なる文化への理解を深め、尊重し合う社会を目指します。⑧消費者を保護し、安心して楽しめる環境の提供消費者保護やカルチャライズ、情報セキュリティ等に配慮して、世界中のお客様が安心して楽しめるプレイ環境を整え、お客様との信頼関係を高めていきます。⑨心の豊かさへの貢献私たちは、新たな体験や感動を通じて、お客様の心を豊かにし、コミュニティを育んでいきます。社会の一員として積極的に地域社会や学術活動に参画することでより良い社会の実現に寄与します。 ③ リスク管理サステナビリティに関するリスクを含む全社的なリスク管理プロセスは、当社の代表取締役 社長執行役員CEOが委員長を務めるリスク管理委員会にて全社一元的に管理されております。リスク管理委員会は、委員長である当社の代表取締役 社長執行役員CEOの判断により必要に応じて適宜開催され、リスク管理基本方針及び諸施策に関する審議を行っております。また、従業員等への適切な指示及び教育を通じて、リスク対応体制の整備を推進し、全社的なリスク管理の実効性向上に努めています。 (2)気候変動① ガバナンス当社グループは気候変動に関する環境問題を社会の一員として取組むべきものとして捉え、気候変動に関するガバナンスについては、前項の(1)サステナビリティ共通 ①ガバナンスに準じた体制に基づき、サステナビリティ委員会で定期的に審議・決議し、取締役会に報告を行っています。また、令和6年度に行ったマテリアリティの見直しにおいて、当社グループにとっての重要度等を総合的に検討した結果、気候変動に関する課題は、現段階ではマテリアリティに該当しないとの結論に至りました。また、シナリオ分析において、定量リスク及び短期的な定性リスクが総じて低い結果となりました。一方で、中長期的には気候変動に対する取組が必要と考えており、今後も継続的に対応を続けてまいります。 <令和7年度気候変動に関する審議・報告事項>会議体(開催頻度)令和7年度実績主な審議内容取締役会(定期報告は年1回以上)計1回・令和6年度サステナビリティ委員会の活動報告として、Scope1・2・3実績について(報告)サステナビリティ委員会(年2回以上)計2回・令和7年3月期 有価証券報告書サステナビリティ関連開示Scope1・2・3実績について(報告)・温室効果ガス排出量の現状報告(報告)・温室効果ガス排出量の削減施策の他社比較と今後の対応方針(報告) ② 戦略及びリスク管理気候変動関連のシナリオに基づく定性的なリスクと機会は、令和6年度に分析した内容に基づいています。 ア.気候変動関連シナリオに基づく定性的なリスクと機会気温上昇が1.5℃に抑えられた世界、気温上昇が4℃に進む世界などを想定し、各シナリオにおいて、気候変動が当社グループの財務に与えるリスクと機会を分析しました。シナリオ分析の検討に際し、国際的な信用性が高く「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言においても引用されるIEA(International Energy Agency、国際エネルギー機関)及びIPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change、国連気候変動政府間パネル)の設定するシナリオを参照しました。なお、気候変動のリスクと機会の検討にあたっては、検討期間を「短期」「中期」「長期」の3期に分類し次のように定義しています。 <気候変動のリスクと機会の検討における「短期」「中期」「長期」の定義>期間想定年数短期1~3年中期3~10年長期10~15年 <気候変動のリスクと機会の検討における影響度についての評価>影響度は財務に負の影響を与える蓋然性の程度を低、中、高とし評価しています。 a.移行リスク(1.5℃シナリオ:参照シナリオ「Net Zero Emissions by 2050 Scenario (NZE)」)移行リスクでは、現行の規制や新たな規制において調達での影響があると予測されます。当社グループの主要調達先である情報通信業は、電力使用にともなうCO2排出量が大きく、GX-ETS(グリーントランスフォーメーション排出量取引制度)が令和8年から開始されることから経営状況に負の影響を与える蓋然性があり、短期、中期、長期のいずれも新たな規制によるリスクが高くなりました。また、ゲームソフトの購入やモバイルゲームでの課金による収入が売上の大半を占めるなど、対個人サービスの売上比率が高いため、当社グループの製品・サービスに対する規制強化による影響は中長期的に高くなりました。その他、技術リスクでは、一般的に低炭素製品や技術へのシフトが進み、当社グループの主要調達先である情報通信業では、サーバー設置の整備等が求められることにより中期的にリスクが高くなりますが、長期的にはある程度の新技術対応が進むと考えられることから、影響度が中程度に減少しております。評判リスクは、当社グループの気候変動の取組に対し、中期的に個人の顧客や株主からの信用度におけるリスクや消費者の嗜好面でのリスクがあることを予想し売上への影響としては高くなりますが、長期的には技術発展が進み、リスクが下がることが考えられます。当社グループはこのように高まるリスクに向けて準備すべく、中期期間中の令和12年度を目標年として、③指標及び目標の記載のように、温室効果ガス排出量の削減目標を策定し、削減の取組を進めてまいります。 <移行リスク>分類影響先短期中期長期現行の規制・カーボンプライシングの仕組み・排出量報告義務の強化・既存製品・サービスの義務付けと規制調達中高高売上低中高新たな規制・カーボンプライシングの仕組み・排出量報告義務の強化・既存製品・サービスの義務付けと規制調達高高高売上低高高法規制・訴訟へのエクスポージャー調達中高高売上低低高技術リスク・既存製品・サービスを低排出オプションに置換・低排出技術への移行調達中高中売上低高中市場リスク・顧客行動の変化調達中中中売上低中中評判リスク・消費者の嗜好の変化調達低中中売上低高中 b.機会(1.5℃シナリオ:参照シナリオ「Net Zero Emissions by 2050 Scenario (NZE)」)市場の機会における調達面では、中期的に主要調達先の情報通信業に対するインセンティブ制度が充実することから、調達コストが低減する可能性が高いと考えられます。また、レジリエンスにおいても、一般的に省エネ対策や再エネプログラムへの参加が進むことが予想され、主要調達先の一つであるゲームプラットフォーム企業では使用エネルギー量が高い点から、中期的にメリットを受ける蓋然性が高くなります。資源の効率性では、ゲームのパッケージ販売からオンライン販売へのシフト等を含む生産手段のデジタル化や運送手段の効率化による影響が高く、輸送費や生産コストの低減が見込まれることから、メリットが大きくなると考えられます。エネルギー源においては、低排出なエネルギー源の使用により、中期的には顧客や株主からの信用度を獲得する蓋然性が高くなりますが、長期的には、これらの新エネルギーが一般的になっていくことが考えられ、長期的な機会は中程度になります。製品・サービスにおいては、消費者の嗜好も変化する点から、当社グループが低排出に配慮した製品・サービスを提供するなどした場合、中長期的に機会が高くなると考えられます。 <機会>分類影響先短期中期長期市場・新市場への参入・インセンティブ導入調達低高中売上低低低レジリエンス・再エネプログラムへの参加及び省エネ対策実施・リソースの代替・多様化調達中高中売上中中低資源の効率性・効率的な輸送手段の利用・生産・流通プロセスの効率化・リサイクルの利用・効率的な建物への移転・水の使用量・消費量の削減調達低中中売上低高中エネルギー源・低排出エネルギー源の利用 ・支援的な政策インセンティブの利用 ・新技術の活用調達中中中売上低高中製品・サービス・低排出製品・サービスの開発及び拡大・R&D・技術革新を通じた新製品やサービスの開発・事業活動の多様化・消費者
コーポレート・ガバナンスの概要6,952字
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方当社は、「世界No.1のデジタルエンタテインメントカンパニー」となることをビジョンに掲げ、グループの持つ経営資源とノウハウの有効活用、企画開発力の融合などにより、新たな価値創造を最大限発揮できる体制を確立することで、世界中のお客様の心の豊かさや活力を生み出すことに寄与貢献する世界No.1企業を目指してまいります。そのため、長期的、継続的な企業価値の最大化を実現するうえで、コーポレート・ガバナンスの強化が重要な経営課題であると認識しております。当社グループは、持株会社である当社のもとに事業を展開する事業会社をおく体制をとっております。当社は、グループの一元的なガバナンスの中心にあり、グループ全体の最適化を図るための、企画・運営・管理等を行い、グループ全体の経営を統括することにより、全てのステークホルダーにとっての企業価値最大化に努めてまいります。 ② 企業統治の体制の概要及び当該企業統治の体制を採用する理由当社グループにおきましては、持株会社である当社が経営方針の策定並びに各事業及び支援機能に係るモニタリングを担い、各事業子会社が事業方針の策定及び各施策の遂行を担っております。これらの体制を維持し、グループ全体の最適化を図るため、当社は以下の体制を採用しております。また、事業会社に関しましても、当社の指導の徹底により、同レベルの管理体制を構築し、当社グループ全体の管理体制をより強固なものにしております。以下のコーポレート・ガバナンスの概要につきましては、本有価証券報告書提出日現在の内容を記載しております。ア.取締役会当社の規模等に鑑み機動性を重視し、取締役11名(うち社外取締役6名)の体制をとり、経営方針や重要な事業戦略を決定するとともに、取締役の職務執行を監督しております。代表取締役会長である襟川陽一氏は、業務執行から一定の距離を置き、取締役会議長として経営の監督に注力しております。取締役会の構成員の氏名は、襟川恵子氏、襟川陽一氏、鯉沼久史氏、襟川芽衣氏、柿原康晴氏、手嶋雅夫氏、小林宏氏、佐藤辰男氏、小笠原倫明氏、上沼紫野氏及び小山内いづ美氏です。なお、手嶋雅夫氏、小林宏氏、佐藤辰男氏、小笠原倫明氏、上沼紫野氏及び小山内いづ美氏は、社外取締役であり、取締役の過半数を社外取締役が占めるよう構成することで経営の監督における客観性及び独立性を確保しております。イ.監査役会監査役会は常勤監査役である福井清之助氏を議長とし、監査役4名(常勤監査役1名、常勤監査役(社外)1名、社外監査役2名)の体制をとり、定期的に監査役会を開催しております。監査役会の構成員の氏名は、福井清之助氏、木村正樹氏、高野健吾氏及び河合千尋氏です。なお、木村正樹氏、高野健吾氏及び河合千尋氏は、社外監査役であります。各氏は、財務、会計及び金融に関する相当程度の知見を有しており豊富な経験及び専門的な観点から、また、独立した立場から取締役の職務執行の監査を行っております。ウ.内部監査内部監査部門として監査部を設置し、グループ全体の業務活動全般に対してチェックを行い、内部牽制機能を働かせております。エ.会計監査人会計監査につきましては会計監査人であるEY新日本有限責任監査法人に依頼しており、公正かつ適切な監査が実施されております。また、当社においても経営情報を正確かつ迅速に提供することで、公正不偏な立場から監査が実施される環境整備に努めております。監査役会及び会計監査人は必要に応じ、相互に情報及び意見の交換を行う等の連携強化により、監査体制の充実・向上を図っております。 オ.執行役員制度当社は、執行役員制度を導入し、迅速な経営判断と適切な業務執行を行える体制づくりに取り組んでおります。また、社長執行役員CEOを業務執行の最高責任者として設置し、経営の監督と執行の分離を推進しております。カ.弁護士弁護士と顧問契約を締結しており、法的な判断を要する重要な案件について、適宜アドバイスを受けております。キ.指名報酬委員会指名報酬委員会は、独立社外取締役である小林宏氏を委員長とし、委員の過半数を独立社外取締役で構成しております。指名報酬委員会では、当社グループの取締役及び執行役員の指名や報酬等に関して取締役会より諮問を受けた事項について審議を行い、取締役会に答申・提案を行っております。指名報酬委員会の構成員の氏名は、襟川陽一氏、鯉沼久史氏、手嶋雅夫氏、小林宏氏、佐藤辰男氏、小笠原倫明氏、上沼紫野氏及び小山内いづ美氏です。 コーポレート・ガバナンス体制の模式図 ③ 企業統治に関するその他の事項ア.内部統制システムの整備状況当社グループでは、業務全般にわたる諸規則を網羅的に整備、文書化しており、この諸規則のもとで各役職員が権限と責任を持って業務を遂行しております。また、取締役会において、会社法第362条第4項第6号並びに会社法施行規則第100条第1項及び第3項に規定された「取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他株式会社の業務の適正を確保するための体制」いわゆる内部統制システムの基本方針を下記のとおり決議し、内部統制システムの整備に努めております。a.当社グループの役職員の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制・当社グループ各社の取締役会は取締役会規程、職務権限規程等の職務の執行に関する社内規程を制定し、当社グループの役職員は定められた社内規程に従い、業務を執行する。・当社の代表取締役は経営理念、コンプライアンス方針を制定することにより、当社グループの社会的責任を明確にし、それを当社グループの役職員に伝えることにより、法令遵守及び社会倫理遵守を企業活動の前提とすることを徹底する。・当社グループの役職員が法令及び定款その他社内諸規程遵守のもと職務を遂行するため、当社においてコンプライアンス委員会を設置し、当社の代表取締役 社長執行役員CEOをコンプライアンス委員会の委員長に任命することで、当社グループの横断的なコンプライアンス体制の整備及び問題点の把握に努める。・当社グループの役職員がコンプライアンス上の問題を発見した場合は速やかにコンプライアンス委員会に報告する体制を構築する。b.当社の取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制・当社の取締役の職務の執行に係る情報については文書管理グループ規程に従い、職務執行に係る情報を文書に記録し、保存する。・当社の取締役及び監査役は文書管理グループ規程により、これらの文書を常時閲覧できるものとする。c.当社グループの損失の危険の管理に関する規程その他の体制・当社の代表取締役 社長執行役員CEOをリスク管理の統括責任者として任命し、また、当社においてリスク管理委員会を設置し、当社グループの一元的なリスクの管理を行うことで、関係部門間での情報共有、相互協力、的確な判断及び迅速な対応に努める。・個々のリスクについては、各業務におけるリスクカテゴリごとの責任部門を定め、部門ごとにリスク対応策の検討、研修の実施、マニュアルの作成等を行うものとする。d.当社グループ各社の取締役等の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制・社内規程(職務権限規程等)により、職務権限・意思決定のルールを策定する。・当社の取締役会による経営計画の策定、経営計画に基づく事業会社ごとの業績目標・予算の設定と月次・四半期業績管理を実施する。e.当社の子会社の取締役等の職務の執行に係る当社への報告に関する体制・当社は、関係会社管理規程を定め、当社の子会社の取締役等が、その職務の執行に係る事項について、当社の取締役会への報告を行い、また、重要な事項について、当社の取締役会の承認を求めるための体制を構築する。f.当社グループにおける業務の適正を確保するための体制・社内規程(内部統制基本グローバル規程等)により、当社グループにおける業務の適正を確保するための体制整備のルールを策定する。・内部統制委員会は、必要な当社グループ各社への指導・支援を実施する。また、当社に内部統制担当部門を設置し、グループ全体の業務の適正を確保するための体制を構築する。・コンプライアンス委員会及びリスク管理委員会は、必要な当社グループ各社への指導・支援を実施する。また、当社にコンプライアンス統括部門及びリスク管理統括部門を設置し、グループ全体の業務の適正を確保するための体制を構築する。・当社の内部監査部門は、当社グループ各社の内部監査を実施し、その結果を担当部門及び当社グループ各社の責任者に報告し、当社の担当部門は必要に応じて、内部統制の改善策の指導、実施の支援・助言を行う。g.当社の監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項、当該使用人の当社の取締役からの独立性に関する事項及び当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項・当社の監査役が必要とした場合、その職務を補助する使用人を置くものとする。・当社の監査役会は監査役に属する使用人の人事異動について、事前に当社の取締役より報告を受けるとともに、必要性がある場合には、理由を付して当該人事異動につき変更を当社の取締役に申し入れることができるものとする。 h.当社グループの役職員が当社の監査役に報告をするための体制その他の監査役への報告に関する体制・当社グループ各社の取締役等は当社の監査役が出席する取締役会等の重要な会議において担当する業務の執行状況を報告する。・当社グループの役職員は当社の監査役に対して、法定事項に加え、当社グループに重大な影響を及ぼす事実を発見した場合は、直接又は当社グループの役職員等への報告を通じて、その内容を速やかに報告する。・当社の監査役はいつでも当社グループ各社に報告を求めることができるものとする。i.当社の監査役へ報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制・当社は、当社の監査役へ報告を行った当社グループの役職員に対し、当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを行うことを禁止し、その旨を当社グループの役職員に周知徹底する。j.当社の監査役の職務の執行について生ずる費用の前払又は償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項・当社は、当社の監査役がその職務の執行について、当社に対し、法令に基づく費用の前払等の請求をしたときは、当該請求に係る費用又は債務が当該監査役の職務の執行に必要でないと認められた場合を除き、速やかに当該費用又は債務を処理する。k.その他当社の監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制・当社の監査役は、必要に応じて独自に弁護士、公認会計士、税理士等の専門家を活用し、監査業務に関する助言を受ける機会を保障される。l.反社会的勢力排除に向けた基本的な考え方及びその整備状況・当社グループは、社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力及び団体に対して、会社組織として毅然とした姿勢で臨み、不当、不法な要求に応じないことはもちろん、一切の関係を遮断するよう取り組む。社内体制としては、当社の総務部を対応統括部門として定め、警察当局、関係団体、弁護士等と連携し、反社会的勢力及び団体に関する情報を収集し、組織的な対応が可能な体制を構築する。 イ.リスク管理体制の整備の状況当社では、当社の代表取締役 社長執行役員CEOをリスク管理の統括責任者として任命し、また、リスク管理委員会を設置し、全社一元的なリスクの管理を行うことで、関係部門間での情報共有、相互協力、的確な判断及び迅速な対応に努めております。具体的には、業務執行におけるリスクに関する事項・情報は、定期的に開催される会議にて報告され、報告された事項・情報が会社の存続に重大な影響を与える可能性の有無等を判断の上、必要に応じて対策本部を設置の上、必要な調査、対応及び再発防止策の検討・実施が行われます。これらの状況は取締役会に報告・承認され、必要な対処の社内外への指示、関係機関への報告、情報開示を迅速に行う体制を構築しております。 ④ 取締役会の活動状況 当事業年度において当社は取締役会を20回開催しており、個々の取締役の出席状況については次のとおりであります。氏名開催回数出席回数襟川 恵子20回20回襟川 陽一20回20回鯉沼 久史20回19回襟川 芽衣20回20回柿原 康晴20回20回手嶋 雅夫20回18回小林 宏20回20回佐藤 辰男20回20回小笠原 倫明20回20回林 文子20回20回上沼 紫野15回15回早矢仕 洋介5回5回浅野 健二郎5回5回 (注) 1.上沼紫野氏は、令和7年6月19日開催の第16回定時株主総会において取締役に就任しておりますので、就任後に開催された取締役会の出席状況を記載しております。2.早矢仕洋介氏及び浅野健二郎氏は、令和7年6月19日開催の第16回定時株主総会終結の時をもって取締役を退任しておりますので、退任までの期間に開催された取締役会の出席状況を記載しております。 取締役会における具体的な検討内容は、主に以下のとおりです。・中期経営計画及び年度経営計画の決定、変更及び実施状況の報告・各部門の業務執行状況の報告・監査役監査及び内部監査の状況の報告・有価証券等の売買の決定、投資に関わる運用状況報告・関連当事者取引に関わる契約内容の決定、取引状況の報告・内部統制評価結果の報告・当社グループの取締役及び執行役員の評価及び報酬額の決定・当社グループの取締役及び執行役員の選任及び役職変更等の決定・重要な使用人の人事異動の決定・重要な規程の制定及び改廃・取締役会の実効性評価・不動産の取得及び売却の決定・知的財産権の状況の報告・ゲーム開発における新規企画及び予算修正の報告 ⑤ 指名報酬委員会の活動状況 当事業年度において当社は指名報酬委員会を5回開催しており、個々の委員の出席状況については次のとおりであります。 氏名開催回数出席回数小林 宏5回5回手嶋 雅夫5回5回佐藤 辰男5回5回小笠原 倫明5回5回林 文子5回5回上沼 紫野4回4回襟川 陽一5回5回鯉沼 久史5回5回襟川 恵子1回1回 (注) 1.上沼紫野氏は、令和7年6月19日に指名報酬委員に就任しておりますので、就任後に開催された指名報酬委員会の出席
役員の報酬等3,713字
(4) 【役員の報酬等】① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針の内容及び決定方法当社は役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針を定めており、その内容は次のとおりです。ア.基本方針当会社の取締役の報酬等は、企業価値の持続的な向上を図るインセンティブとして十分に機能するよう、株主利益と連動させ、個々の取締役の報酬等の決定に際しては、各取締役の職責を踏まえた適正な水準とすることを基本方針とする。具体的には、基本報酬(月額報酬)、業績連動報酬等(賞与)、ストックオプション及び譲渡制限付株式報酬により構成することを基本方針とする。なお、以下における常勤取締役又は非常勤取締役の別は、取締役会において定めるところによる。 イ.基本報酬(月額報酬)の個人別の報酬等の額の決定に関する方針(報酬等を与える時期又は条件の決定に関する方針を含む。)当会社の常勤取締役の基本報酬(月額報酬)は、毎月の固定報酬とし、役位、職責に応じて取締役会で定められる基準月額に、取締役会が定めた範囲内で代表取締役会長が行う各常勤取締役に対する考課について指名報酬委員会において審議し、同委員会の答申を踏まえて取締役会が決定する。当会社の非常勤取締役の基本報酬(月額報酬)は、毎月の固定報酬とし、常勤取締役の報酬とのバランスを考慮して取締役会において決定する。 ウ.業績連動報酬等及び非金銭報酬等の内容及び額又は数の算定方法の決定に関する方針(報酬等を与える時期又は条件の決定に関する方針を含む。)当会社の常勤取締役の業績連動報酬等(賞与)は、事業年度ごとの業績向上に対する意識を高めるため当会社グループの業績指標(KPI)を反映した金銭報酬とし、事業年度ごとの連結営業利益、連結経常利益又は連結純利益の目標値に対する達成度合いに応じて算出された額と、報奨金支給基準に従いゲーム等の営業利益に応じて決定される報奨金の額の合計額を、毎年、一定の時期に取締役会の決議に基づき支給する。当会社の非常勤取締役の業績連動報酬等(賞与)は、金銭報酬とし、毎年、一定の時期に取締役会において、当会社の利益の状況を踏まえ支給の有無を判断し、基本報酬(月額報酬)を基準として決定した額を支給する。当会社の取締役の非金銭報酬等は、ストックオプションとしての新株予約権及び譲渡制限付株式とする。ストックオプションは、取締役会の決定により、2年に1回を目途に支給する。譲渡制限付株式は、取締役会の決定により、1年に1回を目途に支給する。また、譲渡制限付株式は、原則として退任又は退職の日まで、譲渡その他の処分を制限される。常勤取締役の非金銭報酬等は、役職、会社の経営状況等を考慮して決定する。非常勤取締役の非金銭報酬等は、役職に基づいて決定する。 エ.基本報酬の額、業績連動報酬等の額又は非金銭報酬等の額の取締役の個人別の報酬等の額に対する割合の決定に関する方針当会社の取締役の種類別の報酬割合については、基本報酬を基礎として当会社と同程度の事業規模や関連する業種・業態に属する企業をベンチマークとする報酬水準を参考として決定する。また、常勤取締役については業績連動報酬等(賞与)を支給することにより企業価値と報酬との関連をより強くするものとし、上位の役位ほど基本報酬以外の割合が高まる構成とする。 オ.取締役の個人別の報酬等の内容についての決定に関する事項個人別の報酬等の内容及び額については、取締役会決議により決定する。少なくとも委員の過半数を独立社外取締役で構成する指名報酬委員会が、取締役会により諮問を受けた事項について審議し、取締役会に答申・提案を行い、最終的には、指名報酬委員会の答申・提案を踏まえて、取締役個々の職務と責任に応じて、各取締役の個人別の報酬等を取締役会において決定するものとする。 また、取締役の個人別の報酬等の内容の決定方法は、株主総会において決議いただいた報酬限度額の範囲内で、「役員及び役員待遇の処遇に関するグループ内規」の定めに基づき、毎年の業績評価によって月額報酬と賞与を算出しております。その上で、少なくとも委員の半数を独立社外取締役で構成する指名報酬委員会が、取締役会より諮問を受けた事項について審議を行い、取締役会に答申・提案を行っております。最終的には、指名報酬委員会の答申・提案を踏まえて、役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に沿うことを確認し、取締役個々の職務と責任に応じて各取締役の報酬を取締役会にて決定しております。なお、当事業年度の業績連動報酬に係る指標のうち、連結営業利益、連結経常利益、連結純利益の実績は、本有価証券報告書の「第1 企業の概況 1 主要な経営指標等の推移」に記載のとおりであります。 当社の役員の報酬等に関する株主総会の決議年月日は令和3年6月17日であり、決議の内容は、取締役の報酬限度額を年額1,100百万円以内(うち社外取締役分100百万円以内。ただし、使用人分の給与は含まない。)とするものです。当該株主総会終結時点の取締役の員数は、12名(うち社外取締役は4名)です。また、金銭報酬限度額と別枠で、取締役のストックオプション報酬額として、下記のとおり決議いただいております。・令和4年6月16日開催の第13回定時株主総会割当日における新株予約権1個当たりの公正価額(割当日において適用すべき諸条件を基にブラック・ショールズ・モデルを用いて算定)に、割当日において在任する取締役に割り当てる新株予約権(1,300個を上限)を乗じた額を付与する旨(当該株主総会終結時点の取締役の員数は、13名(うち社外取締役は5名))・令和6年6月20日開催の第15回定時株主総会割当日における新株予約権1個当たりの公正価額(割当日において適用すべき諸条件を基にブラック・ショールズ・モデルを用いて算定)に、割当日において在任する取締役に割り当てる新株予約権(1,300個を上限)を乗じた額を付与する旨(当該株主総会終結時点の取締役の員数は、12名(うち社外取締役は5名))・令和8年6月18日開催の第17回定時株主総会割当日における新株予約権1個当たりの公正価額(割当日において適用すべき諸条件を基にブラック・ショールズ・モデルを用いて算定)に、割当日において在任する取締役に割り当てる新株予約権(1,350個を上限)を乗じた額を付与する旨(当該株主総会終結時点の取締役の員数は、11名(うち社外取締役は6名)) さらに、上記の金銭報酬限度額及びストックオプション報酬額と別枠で、取締役に対する譲渡制限付株式の付与について令和8年6月18日開催の第17回定時株主総会で決議いただいております。決議の内容は、取締役に対して譲渡制限付株式の付与のために支給される金銭報酬債権の総額を年額275百万円以内(うち社外取締役分25百万円以内)、取締役に対して発行又は処分される当社普通株式の総数を年間220,000株以内(うち社外取締役分20,000株以内)とするものです。当該株主総会終結時点の取締役の員数は、11名(うち社外取締役は6名)です。 なお、当社の監査役の報酬等に関する株主総会の決議年月日は令和3年6月17日であり、決議の内容は、監査役の報酬限度額を年額80百万円以内とするものです。当社の監査役の報酬は、その報酬限度額の範囲内で監査役個々の職務と責任に応じて、内規に基づき監査役会の協議により決定しております。 ② 役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数 区分報酬等の総額(百万円)報酬等の種類別の総額(百万円)対象となる役員の員数(人)基本報酬業績連動報酬等非金銭報酬等その他取締役(社外取締役を除く)8604444041107監査役(社外監査役を除く)12111-02社外役員78675509 (注) 1.使用人兼務取締役はおりません。2.取締役(社外取締役を除く)に対する非金銭報酬等の総額の内訳は、ストックオプション11百万円であります。3.社外役員に対する非金銭報酬等の総額の内訳は、ストックオプション5百万円であります。4.上記には、令和7年6月19日開催の第16回定時株主総会終結の時をもって退任した取締役2名、監査役1名を含んでおります。 ③ 報酬等の総額が1億円以上である者の報酬等の総額等 氏名役員区分会社区分報酬等の種類別の額(百万円)報酬等の総額(百万円)基本報酬業績連動報酬等非金銭報酬等その他襟川 恵子取締役提出会社11815120272襟川 陽一取締役提出会社12012020244鯉沼 久史取締役提出会社11612020240 (注) 1.襟川 恵子に対する非金銭報酬等の総額の内訳は、ストックオプション2百万円であります。2.襟川 陽一に対する非金銭報酬等の総額の内訳は、ストックオプション2百万円であります。3.鯉沼 久史に対する非金銭報酬等の総額の内訳は、ストックオプション2百万円であります。
従業員の状況2,501字
(2) 【従業員の状況】① 連結会社の状況令和8年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)エンタテインメント2,488(103)アミューズメント57(198)全社(共通)290(248)合計2,835(549) (注) 1.従業員数は就業人数(連結会社外への出向者を除き、連結会社への出向者を含む)であります。また、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む)は、年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。2.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門、不動産及びその他セグメントに所属している人員数であります。 ② 提出会社の状況令和8年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)121(39)38.89.89,035,32313.8 セグメントの名称従業員数(人)全社(共通)121(39)合計121(39) (注) 1.従業員数は就業人数(社外への出向者を除き、当社への出向者を含む)であります。また、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む)は、年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。2.平均年齢、平均勤続年数、平均年間給与の算定にあたっては、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む)を含まない人員数によっております。3.平均勤続年数の算定にあたっては、当社グループからの転籍により当社で就業している従業員については、各社における勤続年数を通算しております。4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。5.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。 ③ 最大人員会社の状況 当事業年度における従業員数が最も多い会社株式会社コーエーテクモゲームス令和8年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)1,928(50)35.010.48,104,3205.1 (注) 1.従業員数は就業人数(社外への出向者を除き、当該子会社への出向者を含む)であります。また、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む)は、年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。2.平均年齢、平均勤続年数、平均年間給与の算定にあたっては、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む)を含まない人員数によっております。3.平均勤続年数の算定にあたっては、当社グループからの転籍により当該子会社で就業している従業員については、各社における勤続年数を通算しております。4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 ④ 管理職に占める女性管理職比率、男性労働者の育児休業等取得率及び労働者の男女の賃金差異ア 提出会社当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%)(注1)男性育児休業等取得率(%) (注2)労働者の男女の賃金の差異(%) (注1、3)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者18.2100.058.179.666.8 (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等の取得割合を算出したものです。男性育児休業取得率は、「育児休業開始者÷配偶者出産者×100」の算式で計算しております。育児休業開始者は休業開始日、配偶者出産者は出産日を基準として人数を計上しているため、出産日と休業開始日のずれにより、男性育児休業等取得率が100%を上回ることがあります。3.等級により異なる賃金水準を設定しており、性別による差異はありません。男女間では雇用形態及び等級毎の人数分布に差があるため、賃金において差異が生じております。 イ 連結子会社当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合(%)(注1)男性育児休業等取得率(%)(注2)労働者の男女の賃金の差異(%) (注1、3)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者㈱コーエーテクモゲームス6.9110.378.580.177.1㈱コーエーテクモクオリティアシュアランス25.0-101.9101.290.2㈱コーエーテクモウェーブ0.00.045.075.073.2㈱コーエーテクモネット0.0100.054.074.1- (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等の取得割合を算出したものです。男性育児休業取得率は、「育児休業開始者÷配偶者出産者×100」の算式で計算しております。育児休業開始者は休業開始日、配偶者出産者は出産日を基準として人数を計上しているため、出産日と休業開始日のずれにより、男性育児休業等取得率が100%を上回ることがあります。3.「男性育児休業等取得率」の「-」は育児休業取得の対象となる男性労働者がいないことを示しております。4.「労働者の男女の賃金の差異」の「-」は男性労働者がいないことを示しております。5.等級により異なる賃金水準を設定しており、性別による差異はありません。男女間では雇用形態及び等級毎の人数分布に差があるため、賃金において差異が生じております。 ⑤ 労働組合の状況労働組合は組織されておりませんが、労使関係は極めて良好であります。
関係会社の状況1,208字
4 【関係会社の状況】 名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有・被所有割合関係内容所有割合(%)被所有割合(%)(親会社) 株式会社光優ホールディングス神奈川県横浜市港北区10百万円不動産賃貸及び管理事業並びに有価証券の保有・管理-51.9事業上の関係はありません。役員の兼任あり。株式会社光優神奈川県横浜市港北区70百万円不動産賃貸及び管理事業並びに有価証券の保有・管理-51.9 [51.9]事業上の関係はありません。役員の兼任あり。(連結子会社) 株式会社コーエーテクモゲームス神奈川県横浜市西区9,090百万円エンタテインメント事業100.0-当社は経営戦略等の各種役務を提供し、対価を受領しております。役員の兼任あり。株式会社コーエーテクモネット神奈川県横浜市港北区110百万円エンタテインメント事業 100.0-当社は経営戦略等の各種役務を提供し、対価を受領しております。役員の兼任あり。株式会社コーエーテクモウェーブ東京都千代田区100百万円アミューズメント事業 100.0-当社は経営戦略等の各種役務を提供し、対価を受領しております。役員の兼任あり。株式会社コーエーテクモコーポレートファイナンス神奈川県横浜市港北区200百万円有価証券の運用、資金管理等 100.0-当社は経営戦略等の各種役務を提供し、対価を受領しております。役員の兼任あり。KOEI TECMO AMERICACorporation米国カリフォルニア州バーリンゲーム市2,000千米ドルエンタテインメント事業 100.0-当社は経営戦略等の各種役務を提供し、対価を受領しております。役員の兼任あり。KOEI TECMO EUROPELIMITED英国ハートフォード州24,000千ポンドエンタテインメント事業100.0-当社は経営戦略等の各種役務を提供し、対価を受領しております。役員の兼任あり。台湾光栄特庫摩股分有限公司台湾台北市30,000千台湾ドルエンタテインメント事業100.0-当社は経営戦略等の各種役務を提供し、対価を受領しております。役員の兼任あり。その他7社 (注) 1.「議決権の所有・被所有割合」欄の[ ]内は、間接所有の割合で内数であります。2.株式会社コーエーテクモゲームス、株式会社コーエーテクモコーポレートファイナンス及びKOEI TECMO EUROPE LIMITEDは特定子会社に該当いたします。3.株式会社コーエーテクモゲームスについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。株式会社コーエーテクモゲームスの主要な損益情報等は以下のとおりです。主要な損益情報等株式会社コーエーテクモゲームス① 売上高78,065百万円② 経常利益 36,406〃③ 当期純利益 28,599〃④ 純資産額 62,171〃⑤ 総資産額 111,997〃
配当政策438字
3 【配当政策】当社は、株主に対する利益還元を経営上の最重要政策の一つとして位置づけております。利益還元の基本方針としては、「配当金に自社株買付けを加えた連結年間総配分性向50%、あるいは1株当たり年間配当50円」としております。当社の剰余金の配当は、中間配当及び期末配当の年2回を基本的な方針としており、その決定機関は、中間配当は取締役会、期末配当は株主総会であります。当事業年度の配当につきましては、上記方針に基づき1株当たり66円を実施することを決定いたしました。内部留保資金に関しましては、ゲームソフトの開発、新規事業の開発、高い成長が見込まれる分野に投資し事業拡大を図ってまいります。当社は「取締役会の決議により、毎年9月30日を基準日として、中間配当をすることができる。」旨を定款に定めております。なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。 決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)令和8年6月18日定時株主総会決議22,04966
研究開発活動171字
6 【研究開発活動】当社グループは開発部署において、多岐にわたるゲーム開発を行い、独創的なコンテンツを創出しております。また、研究開発を行う専任部署において先端技術を研究し、自社ゲームエンジン「KATANA ENGINE™」を開発しております。当連結会計年度は、エンタテインメント事業において11,578百万円の研究開発費を計上いたしました。
主要な設備の状況840字
2 【主要な設備の状況】当社グループ(当社及び連結子会社)の主要な設備は、次のとおりであります。(1) 提出会社該当事項はありません。 (2) 国内子会社 令和8年3月31日現在会社名事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物土地(面積千㎡)その他合計株式会社コーエーテクモゲームス本社横浜市西区開発・営業及び本社施設7,7192,427(2)43110,5791,250[56]横浜シンフォステージ横浜市西区開発施設7,51512,882(2)12520,524-[-]その他関連事業所横浜市港北区他開発・営業及び本社施設1,5221,953(7)3373,813521[152]社宅・独身寮横浜市神奈川区他厚生施設及び賃貸施設2,3962,379(3)464,822-[-]KT Zepp Yokohama横浜市西区ライブハウス型ホール3,0804,989(5)1058,176-[-]KTシンカモール川崎市幸区賃貸用不動産2,279969(2)-3,249-[-]株式会社コーエーテクモリブ内神田ビル東京都千代田区賃貸用不動産172383(0)0556-[-]九段明善堂ビル東京都千代田区開発施設202306(0)0508356[9] (3) 在外子会社 令和8年3月31日現在会社名事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物土地(面積千㎡)その他合計北京光栄特庫摩軟件有限公司中国北京市開発施設及び賃貸用不動産878-2089952[-]天津光栄特庫摩軟件有限公司中国天津市開発施設及び賃貸用不動産671-57728164[-] (注) 1.従業員数の[ ]は、臨時雇用者数で外数であります。2.事業セグメントに資産を配分していないため、セグメントの名称を記載しておりません。3.帳簿価額のうち「その他」は、建設仮勘定を含んでおりません。4.横浜シンフォステージについては、令和8年4月より稼働しております。
監査の状況3,543字
(3) 【監査の状況】① 監査役監査の状況監査役監査は、当社の監査役4名(常勤監査役1名、常勤監査役(社外)1名、社外監査役2名)によって実施しております。うち、常勤監査役(社外)1名、社外監査役2名は、財務会計に関する相当程度の知見を有しております。監査役監査につきましては、監査役会が定めた監査役監査規程、監査計画及び職務分担に基づき、取締役会等の重要な会議に出席し、取締役の業務遂行の適法性について監査しております。また、監査部及び監査役と会計監査人との相互連携も行っております。当事業年度において当社は監査役会を年7回開催しており、個々の監査役の出席状況については次のとおりであります。氏名開催回数出席回数福井 清之助7回7回木村 正樹7回7回高野 健吾7回7回河合 千尋5回5回森島 悟2回2回 (注) 1.河合千尋氏は、令和7年6月19日開催の第16回定時株主総会において監査役に就任しておりますので、就任後に開催された監査役会の出席状況を記載しております。2.森島悟氏は、令和7年6月19日開催の第16回定時株主総会終結の時をもって監査役を退任しておりますので、退任までの期間に開催された監査役会の出席状況を記載しております。 監査役会における具体的な検討内容は、主に以下のとおりです。・取締役の職務の執行状況について、法令及び定款の遵守状況のほか、公正かつ効率的な経営がなされているか・会社法及び金融商品取引法に対応すべく、内部統制システムの構築や整備、運用が適切に実施されているか・働き方改革の推進状況・個人情報の管理及び運用状況・国内及び海外のグループ会社における内部統制が適切になされているか常勤監査役は、上記に示した内容の監査活動を行い、その内容は非常勤監査役にも適時に共有いたしました。非常勤監査役は、それぞれの専門的知見やバックグラウンドを活かす形で、常勤監査役とともに監査を行いました。 ② 内部監査の状況各部門からの独立性を維持した社長直轄組織である監査部(2名)を設置し、年初に作成される監査計画に基づき、各部門及び事業会社における内部統制の有効性及び業務の適正性に関する厳正な内部監査を実施しております。監査結果につきましては、取締役会に対して直接の報告は行っておりませんが、社長及び監査役会に直接報告しており、監査役会がその内容を取締役会に報告し、進捗状況を確認することで情報の共有化を図っております。被監査部門に対しては、監査結果報告に基づき、改善事項の指摘・指導を行い、監査後は改善の進捗状況を定期的に報告させることにより、実効性の高い内部統制システムを整えております。監査部は監査役と随時意見交換及び改善状況の確認を行っております。また、会計監査人と監査役の三者で意見交換を行い、内部監査の実効性を高めております。 ③ 会計監査の状況ア.監査法人の名称EY新日本有限責任監査法人 イ.継続監査期間1年間 ウ.業務を執行した公認会計士公認会計士の氏名等所属する監査法人指定有限責任社員業務執行社員矢 部 直 哉EY新日本有限責任監査法人倉 持 太 郎 エ.監査業務に係る補助者の構成会計監査業務に係る補助者は、公認会計士17名、その他27名であります。 オ.監査法人の選定方針と理由当社は、公正かつ適切な監査を実施していただけることを選定方針として、EY新日本有限責任監査法人を当社の監査法人として相当であると判断し、選定しております。監査役会は、会計監査人の職務の執行に支障がある場合等、その必要があると判断した場合は、株主総会に提出する会計監査人の解任又は不再任に関する議案の内容を決定いたします。また、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合は、監査役全員の同意に基づき、会計監査人を解任いたします。この場合、監査役会が選定した監査役は、解任後最初に招集される株主総会において、会計監査人を解任した旨と解任の理由を報告いたします。 カ.監査役及び監査役会による監査法人の評価監査役及び監査役会は、会計監査人 EY新日本有限責任監査法人の監査の方法及び結果は相当であると認めております。 キ.監査法人の異動当社は、令和7年6月19日開催の第16回定時株主総会において次のとおり会計監査人の選任を決議いたしました。第16期(自 令和6年4月1日 至 令和7年3月31日)(連結・個別)有限責任 あずさ監査法人第17期(自 令和7年4月1日 至 令和8年3月31日)(連結・個別)EY新日本有限責任監査法人なお、臨時報告書(令和7年5月19日提出)に記載した事項は次のとおりであります。(1)当該異動に係る監査公認会計士等の名称・ 選任する監査公認会計士等の名称EY新日本有限責任監査法人・ 退任する監査公認会計士等の名称有限責任 あずさ監査法人 (2)当該異動の年月日令和7年6月19日(第16回定時株主総会開催日) (3)退任する監査公認会計士等が監査公認会計士等となった年月日平成14年6月26日(注)当社は平成21年に株式会社光栄とテクモ株式会社が経営統合し、株式移転により設立した持株会社であり、上記継続監査期間はテクモ株式会社の継続監査期間を含んで記載しております。 (4)退任する監査公認会計士等が直近3年間に作成した監査報告書等における意見等に関する事項該当事項はありません。 (5)当該異動の決定又は異動に至った理由及び経緯当社の会計監査人である有限責任 あずさ監査法人は、令和7年6月19日開催予定の第16回定時株主総会終結の時をもって任期満了となります。現会計監査人につきましては、会計監査が適切かつ妥当に行われることを確保する体制を十分に備えているものの、監査継続期間が23年と長期にわたっていることを踏まえ、会計監査人の見直しを検討しました。現会計監査人も含む複数の監査法人からの提案内容を検討した結果、EY新日本有限責任監査法人を起用することにより、新たな視点での監査が期待できることに加え、同監査法人の専門性、独立性、品質管理体制及び規模等を総合的に勘案し、当社の会計監査人として適任であると判断したため、同監査法人を候補者としたものであります。 (6)上記(5)の理由及び経緯に対する意見・ 退任する監査公認会計士等の意見 特段の意見はない旨の回答を得ております。・ 監査役会の意見 妥当であると判断しております。 ④ 監査報酬の内容等ア.監査公認会計士等に対する報酬の内容 区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社39-424連結子会社29-27-計68-694 (注)1.前連結会計年度に係る報酬の額は、有限責任 あずさ監査法人に対する報酬を記載しております。2.当社における当連結会計年度の非監査業務の内容は、株式売出しに係るコンフォートレター作成業務等です。 イ.監査公認会計士等と同一のネットワーク(Ernst & Young)に対する報酬(ア.を除く) 区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社---3連結子会社02171計02175 (注)1.前連結会計年度に係る報酬の額は、有限責任 あずさ監査法人と同一のネットワーク(KPMG)に対する報酬を記載しております。2.当社及び連結子会社における前連結会計年度及び当連結会計年度の非監査業務の内容は、会計・税務等に関するアドバイザリー業務等です。 ウ.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容前連結会計年度及び当連結会計年度に当社監査公認会計士等と同一のネットワーク以外に属している監査公認会計士等へ支払っている監査証明業務に基づく報酬に、重要なものはありません。 エ.監査報酬の決定方針当社の公認会計士等に対する監査報酬の決定方針としましては、監査日数及び監査内容等の要素を総合的に勘案して適切に決定しております。 オ.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由監査役会は、取締役、社内関係部門等及び会計監査人から必要な情報を入手しかつ報告を受け、会計監査人の監査計画の内容、会計監査の職務執行状況及び報酬見積りの算出根拠などについて確認し、審議した結果、これらについて適切であると判断したため、会計監査人の報酬等の額について同意しております。
株式の保有状況1,791字
(5) 【株式の保有状況】① 投資株式区分の基準及び考え方当社及び連結子会社は、株式の価値の変動又は配当の受領によって利益を得ることを目的として保有する株式を「保有目的が純投資目的である投資株式」、それ以外の株式を「保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式」として区分しております。 ② 株式会社コーエーテクモコーポレートファイナンスにおける株式の保有状況当社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が最も大きい会社(最大保有会社)である株式会社コーエーテクモコーポレートファイナンスについては以下のとおりであります。ア.保有目的が純投資目的以外である投資株式該当事項はありません。 イ.保有目的が純投資目的である投資株式保有目的が純投資目的である投資株式の前事業年度及び当事業年度における貸借対照表計上額の合計額並びに当事業年度における受取配当金、売却損益及び評価損益の合計額 区分当事業年度前事業年度銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式----非上場株式以外の株式2154,305-- 区分当事業年度受取配当金の合計額(百万円)売却損益の合計額(百万円)評価損益の合計額(百万円)非上場株式---非上場株式以外の株式22218,51522,604(-) (注)「評価損益の合計額」の( )は外数で、当事業年度の減損処理額であります。 ウ.投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したものの銘柄、株式数、貸借対照表計上額該当事項はありません。 エ.投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したものの銘柄、株式数、貸借対照表計上額該当事項はありません。 ③ 提出会社における株式の保有状況ア.保有目的が純投資目的以外である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容取引先との安定かつ良好な取引関係の維持・強化など、経営戦略の一環として必要と判断した場合に限り保有する方針です。保有する株式については、個別銘柄ごとに保有する意義と経済合理性を検証し、取締役会に報告しております。また、取締役会にて報告された内容の検討を行い、株式を保有する意義や経済合理性が認められないと判断した株式は適切に売却いたします。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式--非上場株式以外の株式13,063 (当事業年度において株式数が増加した銘柄)該当事項はありません。 (当事業年度において株式数が減少した銘柄)該当事項はありません。 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱アカツキ1,130,0001,130,000「マルチデバイス次世代運営型ゲームの開発・運用による協業」、「運営型ゲームのグローバル展開、マーケティング、パブリッシングによる協業」、「新たなIP、コンテンツ、サービスにおける協業」の3点において更なる関係構築を進め、新たな事業機会の創出を図ることを目的として、同社株式を保有しておりましたが、 同社からの求めに従い、有価証券報告書提出日現在、全ての株式を売却しております。無3,0633,519 (注) 定量的な保有効果については記載が困難ですが、「a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容」に記載のとおり、保有の合理性について検証を行っております。 みなし保有株式該当事項はありません。 イ.保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。 ウ.投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したものの銘柄、株式数、貸借対照表計上額該当事項はありません。 エ.投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したものの銘柄、株式数、貸借対照表計上額該当事項はありません。
沿革1,576字
2 【沿革】当社は平成21年4月の株式会社光栄とテクモ株式会社の経営統合により設立されました。株式会社光栄は昭和53年7月に設立され、染料等の販売を開始いたしました。その後、昭和55年12月にパソコンの販売及び業務用特注ソフトの開発を開始し、平成6年11月に東京証券取引所市場第二部に株式上場、平成12年3月に同取引所市場第一部に指定されました。また、テクモ株式会社は昭和42年7月に日本ヨット株式会社として設立され、小型ヨットの製造・販売を開始いたしました。その後、昭和62年4月に各種アミューズメントソフト・機器の開発並びにアミューズメント施設の運営活動を行っているテクモ株式会社(昭和60年4月設立。設立時の商号は株式会社テーカン)を吸収合併し、商号は被合併会社の商号を使用いたしました。その後、平成12年3月に東京証券取引所市場第二部に株式上場し、平成13年3月に同取引所市場第一部に指定されました。当社の設立に伴い、両社は上場廃止となっております。 年月事項平成21年4月株式会社光栄及びテクモ株式会社が経営統合し、株式移転により持株会社である当社を設立平成21年12月当社が、株式会社光栄の海外販売子会社4社の管理事業を吸収分割により承継し、当該海外販売子会社を直接完全子会社化平成22年1月米国子会社であるKOEI CorporationとTECMO,INC.が合併し、TECMO KOEI AMERICA Corporationに商号を変更平成22年1月テクモ株式会社が、株式譲渡によりテクモウェーブ株式会社を完全子会社化平成22年4月次のグループ組織再編により、株式会社コーエーテクモゲームス、株式会社コーエーテクモウェーブ、株式会社コーエーテクモネットが事業の中核を担う体制へ変更・当社が、株式会社光栄及びテクモ株式会社の子会社管理事業の一部を吸収分割により承継し、テクモウェーブ株式会社及び株式会社コーエーネットを直接完全子会社化・テクモウェーブ株式会社が、株式会社光栄のメディア事業、ライツ事業及びスロット・パチンコ事業並びにテクモ株式会社のスロット・パチンコ事業及びライツ事業を吸収分割により承継し、株式会社コーエーテクモウェーブに商号を変更・株式会社光栄とテクモ株式会社が合併し、株式会社コーエーテクモゲームスに商号を変更。なお、本合併に先立ち、株式会社コーエー及びテクモ株式会社(設立時商号は株式会社テーカン)を子会社として設立・株式会社コーエーネットが株式会社コーエーテクモネットに商号を変更平成23年4月株式会社コーエーテクモゲームスが、株式会社コーエー及びテクモ株式会社(設立時商号は株式会社テーカン)を吸収合併平成23年12月株式会社ガストの株式を取得し、同社を当社の完全子会社化平成26年7月商号を株式会社コーエーテクモホールディングスに変更グローバルベースでの「コーエーテクモブランド」の認知度と価値の更なる向上を図るため、当社及びグループ会社の社名・英文表記を「TECMO KOEI」から「KOEI TECMO」に変更・統一平成26年10月株式会社コーエーテクモゲームスが、株式会社ガストを吸収合併令和2年4月株式会社コーエーテクモゲームスの本社を、横浜市西区みなとみらいに移転令和4年4月当社が、東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行令和7年2月株式会社コーエーテクモコーポレートファイナンスを子会社として設立令和7年4月グループファイナンス機能の集約によるガバナンス強化や最適なキャッシュマネジメントの実現を目的として、株式会社コーエーテクモコーポレートファイナンスが株式会社コーエーテクモゲームスの有価証券等の運用等に関する権利義務を吸収分割により承継
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出典:東証 適時開示情報閲覧サービス(TDnet)。決算短信・業績予想の修正はEDINETには掲載されません。
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