く
株式会社くすりの窓口
Kusurinomadoguchi, Inc.
123億円売上高(FY2026)
29.8%ROE
63.7%自己資本比率
96財務健全性スコア
KEY METRICS
主要財務指標
FY2026の売上高は123億円(前年比+10.1%)。営業利益は27億円(営業利益率21.8%)、当期純利益は30億円。総資産178億円に対し自己資本比率は63.7%、ROEは29.8%。情報・通信業の中央値(ROE 12.0%)を上回る水準。営業キャッシュ・フローは29億円の創出、現金及び現金同等物は52億円。
開示値を定型文に流し込んだ自動生成の概況です(LLM不使用)。株価(終値)2,664円2026-09-04
PER10.1倍
PBR2.69倍
配当利回り1.43%
時価総額(概算)305億円
株価はYahoo Financeの公開データによる参考値。PER・PBR・利回りは最新有報のEPS・BPS・配当との組み合わせ計算です。売上高123億円+10.1%
営業利益27億円+37.3%
当期純利益30億円+45.1%
総資産178億円
純資産115億円
営業利益率21.8%
ROE29.8%
自己資本比率63.7%
EPS263.2円
BPS990.8円
1株配当38円
配当性向14.4%
従業員数—
INDUSTRY POSITION
業種内のポジション
ROE29.8%中央値 12.0%
営業利益率21.8%中央値 8.6%
自己資本比率63.7%中央値 66.6%
健全性スコア96.0点中央値 71.0点
帯は情報・通信業(200社)の下位25%〜上位25%、縦線が中央値、丸が当社の値です。
FINANCIAL HISTORY
業績推移
資産
負債・純資産
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | 総資産 | 純資産 | EPS | ROE | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2026 | 123億円 | 27億円 | 27億円 | 30億円 | 178億円 | 115億円 | 263.2 | 29.8% | 63.7% |
| FY2025 | 112億円 | 20億円 | 19億円 | 20億円 | 122億円 | 85億円 | 184.9 | 27.5% | 69.5% |
| FY2024 | 87億円 | 14億円 | 13億円 | 9億円 | 231億円 | 64億円 | 86.5 | 19.2% | 27.6% |
| FY2023 | 74億円 | — | 9億円 | 4億円 | 122億円 | 28億円 | 42.6 | 15.2% | 22.0% |
| FY2022 | 65億円 | — | 8億円 | 5億円 | 110億円 | 30億円 | 67.8 | 30.7% | 22.2% |
営業CF29億円
投資CF-23億円
財務CF22億円
現金及び現金同等物52億円
MAJOR SHAREHOLDERS
大株主
| 順位 | 氏名・名称 | 持株比率 |
|---|---|---|
| 1 | 株式会社EPARK | 39.4% |
| 2 | SBIイノベーションファンド1号 | 15.7% |
| 3 | 株式会社NBSE | 6.0% |
| 4 | BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 3.3% |
| 5 | 木下 圭一郎 | 3.0% |
| 6 | 堤 幸治 | 2.9% |
| 7 | 上田八木短資株式会社 | 1.9% |
| 8 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 1.4% |
| 9 | フリービット株式会社 | 1.3% |
| 10 | 株式会社SBI証券 | 1.2% |
INTERIM RESULTS
中間期の業績(半期報告書)
| 中間期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 営業利益率 | 自己資本比率 | EPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2026中間(〜2025-09-30) | 58億円 | 13億円 | 13億円 | 16億円 | 21.7% | 69.9% | 145 |
| FY2025中間(〜2024-09-30) | 54億円 | 9億円 | 9億円 | 6億円 | 17.4% | — | 50.8 |
| FY2024中間 | 43億円 | 8億円 | 9億円 | 5億円 | 19.8% | — | 57.9 |
半期報告書「主要な経営指標等の推移」からの抽出値です。中間期の利益は通期の約半分に相当するため、年度データとの単純比較はできません。
HUMAN CAPITAL
人的資本
平均年齢34歳
平均年間給与469万円
平均勤続年数3.5年
管理職に占める女性比率6%
男女の賃金の差異(全労働者)69.9%
男女の賃金の差異(正規雇用)70.6%
提出会社(単体)ベースの開示値です。
REMUNERATION
役員報酬
| 役員区分 | 報酬等の総額 | 員数 | 1人あたり |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外取締役を除く) | 78百万円 | 3 | 26百万円 |
ANNUAL REPORT TEXT
有報本文
事業の内容5,243字
3 【事業の内容】当社は、様々な業種の店舗のインターネット予約サービスを展開する株式会社EPARKの調剤薬局部門として2015年8月に事業を開始しました。EPARKの名を冠した調剤薬局の予約サービスからスタートし、その後、調剤薬局のニーズを捉えた予約サービスとは別の独自事業を自社開発し、展開してまいりました。さらに、医療機関や介護施設向けのシステム・サービスも展開し、当社が標榜する「医・薬・介護、個人ユーザー(患者)をつなぐプラットフォーム」としての機能の拡充を図っております。そうした機能の実現のため、当社は、連結子会社12社、関連会社1社とともにグループを構成しております。当社については、東京本社の他、札幌、名古屋、大阪、広島、高松、福岡に拠点を設け、全国を対象に営業活動を行っております。また、東京本社にはコールセンターを設置し、顧客からの問い合わせや要望に応えられる体制を整備しております。当社グループは単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりませんが、主に以下の4つの事業を運営しております。これら事業の収益は、各種サービス導入前のコンサルティング等の対価として得られる「ショット売上」、月額利用料などの固定金額及び処方箋ネット受付売上や仕入れサポートサービスの手数料など利用量に応じて変動する金額として契約に基づいて将来にわたって継続的に得られる「ストック売上」に区分されます。 (1)メディア事業「メディア事業」のコンセプトは「医療と患者をつなぐプラットフォーム」です。患者の利便性、薬局の効率性・生産性などの向上を目的としたサービスを展開しております。株式会社EPARKが調剤薬局部門の予約サービス「処方便」として開始した事業が端緒ですが、会社分割によって当社が事業を譲受し、当社内にシステム開発部門を設置のうえ機能改善・拡充等の開発を繰り返し、当社独自の発展を継続しております。 ①EPARKくすりの窓口当社は、調剤薬局・ドラッグストアといった薬局の検索サイト/アプリ「EPARKくすりの窓口」を運営しております。立地や営業日など様々な条件を指定して薬局を検索できる他、患者が医療機関から受け取った処方箋をサイト/アプリ経由で指定した薬局に送ることで、処方薬受取りの予約ができる機能を有しております。薬局にとっては、処方する医薬品の準備を予め進められるといった効率化が図られ、患者にとっては、待ち時間の短縮につながるなど、双方にメリットが生まれます。また、待ち時間の短縮により、薬局店舗内のウイルス感染等を防止することにもつながります。近年では、こうした処方箋受付をAIが行い、処方内容をレセコンに自動反映することも可能なAI受付機を開発するなど、新たな派生事業が開始されております。処方箋受付以降の複数の事務が自動化・効率化・無人化されるため、薬局の人件費削減や、人材不足に悩む薬局の支援につながるなどの効果があり、大手薬局チェーン店舗に導入されるなど伸長しております。主な事業収益は、ストック売上としてシステム利用料収入です。この収益の一定割合をロイヤリティとして株式会社EPARKへ支払っております。 ②EPARKお薬手帳当社は電子お薬手帳アプリ「EPARKお薬手帳」を運営しております。患者自身が処方箋を読み取って処方された医薬品の情報を登録できる他、飲み忘れ防止のためのアラーム発信機能、血圧値や体温の登録などPHR(Personal Health Record)管理機能等を有しております。薬局側では、当社と契約のある薬局であれば、自店で処方した医薬品の情報を自動で患者のお薬手帳に登録したり、患者のお薬手帳に登録された過去の処方歴を自店のPC等で確認するなどが可能となっております。また、薬局だけに留まらず、さまざまな医療機関との連携を行っております。直接的な収益はありませんが、当社の事業を個人ユーザーに知ってもらうための入口のツールとなる他、「EPARKお薬手帳」上でいつも利用する薬局をかかりつけ登録することでホーム画面上に表示でき、薬局を検索することなく処方薬受取りの予約ができるため、「EPARKくすりの窓口」の利用促進・リピートにつながり、ストック売上を維持します。 (事業系統図) ③EPARK病院・クリニック当社子会社の株式会社メディ・ウェブは、病院・クリニックの検索サイト「EPARK病院・クリニック」を運営しております。「EPARKくすりの窓口」の病院版であり、同様に病院と患者の双方にメリットがあります。これまで当社は薬局向け市場を主戦場としてきましたが、2026年1月の株式会社メディ・ウェブの子会社化により医療機関ポータルサイト事業を獲得したことによって医療機関向け市場に本格参入し、事業領域を拡大しております。主な事業収益は、ストック売上として検索サイトへの掲載費、運用管理費収入であり、その収益の一定割合をロイヤリティとして株式会社EPARKへ支払っております。 (2)みんなのお薬箱事業「みんなのお薬箱事業」のコンセプトは「医薬品卸と薬局をつなぐプラットフォーム」です。薬局に対して様々なソリューションを提供するために当社が開発してきた独自事業であり、医薬品卸事業者と薬局における医薬品の流通改善を支援し、薬局経営の効率性・生産性及び医薬品卸事業者の業務効率などの向上を目的としたサービスを展開する事業であります。 ①仕入れサポートサービス当社は、株式会社E-BONDホールディングスとの業務提携により、薬局や医療機関が医薬品の仕入れを効率化できる「仕入れサポートサービス」を展開しております。サービス加盟店が同社の子会社である株式会社ウィーズを通じて医薬品卸事業者と取引を行うものであり、個々の薬局等が単独で取引を行うのと比較してボリュームが大きくなることによって、条件面でのスケールメリットを享受することを目的としたスキームです。当社と株式会社ウィーズとの合弁会社である株式会社J-Seedは、「仕入れサポートサービス」における取引の管理業務を担っております。主な事業収益は、ショット売上としてサービス開始に向けたコンサルティングに係る収入、ストック売上として薬局等と医薬品卸事業者との間の医薬品売買における取引薬価、売買価格に応じて算定される手数料収入です。また、株式会社ウィーズ及び株式会社J-Seedに対して、事業収益より一定割合を手数料として支払っております。 ②eオーダーシステム当社は、薬局や医療機関における医薬品の在庫管理システム及び自動発注システムの機能を有する「eオーダーシステム」を提供しております。薬局等のレセプトコンピュータと「eオーダーシステム」を連携させることにより、人工知能(AI)が患者ごとの処方歴を把握し、必要な医薬品の種類と量を判断して自動的にリストアップします。それを基に自動的に医薬品卸売事業者に、「仕入れサポートサービス」加盟店であれば当社グループを経由して、医薬品の発注が行われます。これにより薬局等における過剰在庫の抑制、欠品の防止、薬剤師の事務負担軽減といった効果を目指すものです。近年では、調剤薬局チェーン内店舗の在庫状況と調剤需要予測から店舗間の医薬品の譲渡・譲受を行う店舗間共有機能や、地域内薬局の店舗在庫状況から同様に医薬品の譲渡・譲受を行う地域間共有機能といった在庫適正化機能を開発し、提供しております。主な事業収益は、ショット売上として利用に必要な各種設定の代行に係る収入及びストック売上としてシステム利用料収入です。 (新事業系統図) ③みんなのお薬箱当社は、医薬品売買ニーズマッチングサイト/アプリ「みんなのお薬箱」を提供しております。薬局において処方されずに不動在庫となった医薬品を売りたい薬局と、不足している医薬品を買いたい薬局のニーズをマッチングさせ、売買を仲介します。これにより、全国の薬局のデッドストックを有効利用し、各薬局においてはコスト削減につなげることを目指したサービスです。売却の方法は、「みんなのお薬箱」において購入希望者を募る「出品」と、当社子会社の株式会社ピークウェルが「買取」を行ったうえで同社が「みんなのお薬箱」に出品するという2種類があります。購入者は、「みんなのお薬箱」から買いたい医薬品を探して購入を申し込む他、店舗における医薬品ごとの月間使用量をAIが分析し、それに応じて出品されている医薬品を自動的に購入するメニューも用意しております。主な事業収益は、ストック売上として売買が成立した医薬品の薬価に応じた手数料収入です。 (事業系統図) (3)基幹システム事業「基幹システム事業」のコンセプトは「医科、薬局、介護のデータ連携プラットフォーム」です。「医・薬・介護、個人ユーザー(患者)をつなぐプラットフォーム」を実現するためのラインナップの充実を企図し、医療機関、薬局、介護施設に必要な事務処理システムや情報システム等を販売しております。これらは主に当社子会社(当社に吸収合併済の会社を含む)が行っており、主要な商品は下表の通りです。2026年5月に株式会社テクノネットワークを子会社化したことにより、日本医師会ORCA管理機構が提供するレセプトソフトの取扱いを開始し、メディア事業における「EPARK病院・クリニック」と併せて医療機関向けのサービスラインナップを強化しております。主な事業収益は、ショット売上として機器類納入代金や初期設定代行に係る収入とストック売上として保守料収入です。 対象顧客システム商品名提供しているグループ会社調剤薬局電子薬歴、処方箋のQRコード読込み機能などオールインワンレセコン「Pharmy」株式会社モイネットシステム・調剤薬局の事務(処方箋のシステム反映、服薬指導履歴の記録、患者へお渡しする帳票、患者・保険組合への調剤医療費の請求など)のほとんどをシステム化・初期導入費を安価に設定し薬局のコスト負担軽減と利便性向上を図ります薬歴システム「Hi―story」ハイブリッジ株式会社・オンプレミス、クラウドの双方に対応した薬歴単体システム・LINEを通じたメッセージ配信など服薬フォローアップ機能も備える調剤監査システム「Cube.i」株式会社くすりの窓口・薬局において調剤した医薬品の種類や数量を認識し、調剤過誤を検出するシステム・調剤過誤に起因する健康被害の防止に寄与します医療機関医事会計・オーダリング・電子カルテシステム「HOSPITAC」株式会社エーシーエスクリニック向け電子カルテシステム「Ex-Karte」株式会社メディカルJSPレセプトコンピュータシステム「IJIα-5」株式会社メディカルJSPレセプトコンピュータシステム日本医師会標準レセプト「ORCA」株式会社テクノネットワーク・病院の事務(診療報酬請求、医師から看護師などへの指示、患者の記録管理、看護計画)などを一元管理できるシステム・正確な情報共有や生産性向上を図ります順番待ちシステム「スマートガイドシステム」株式会社くすりの窓口・診察予約の順番情報やリマインド通知を患者のスマートフォンを通じて行うシステム・患者の通院時における利便性を向上させる他、病院待合室における密の回避に寄与します介護施設電子介護記録システム「コメットケア」株式会社くすりの窓口・従来ほとんど紙で行われていた介護施設の業務(提供したサービスの状況や健康状態の記録、服薬記録、職員間の連絡)を一元管理するシステム・介護職員の生産性向上を図り、業界の人手不足解消に寄与します (4)未病予防事業当社は、顧客及び個人ユーザーのニーズ及びウォンツを汲み取り、最適なサービスの企画を立て、短期間に開発を行い、市場に展開し、また改善を加えていくことを常に心掛けており、それに基づく新規事業開発が進められています。その中のひとつとして、2026年3月期から本格稼働を開始したのが未病予防事業です。この事業においては、子会社の株式会社人間ドックを通じた人間ドック及び健康診断の予約サービス、全国の健康保険組合から委託を受け、当社顧客である調剤薬局やドラッグストアの店頭にて健康保険組合加入者に対して生活習慣病等に係る健康保健指導を行う特定保健指導サービス等を行っております。健康診断の受診促進や早い段階から健康保健指導を行うことによって将来の発病可能性の抑制を目指すものであり、増加する我が国の医療費の削減に資する事業であると考えております。主な事業収益は、ストック売上として健康診断・人間ドックの予約後、受診が発生した際に医療機関から収受する手数料収入、特定保健指導が行われた際に健康保険組合から収受する手数料収入です。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等3,504字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものです。 (1)経営の基本方針当社グループは、ヘルスケア領域にこれまでにない新しい価値を提供する、との経営方針のもと、調剤薬局、医療機関、介護施設、健康保険組合などの顧客の収益と生産性向上に貢献すること、個人ユーザー(患者)にこれまでにない利便性を提供することを念頭に置き、各種事業を展開しております。当社グループでは、これまでEPARKサービスにおける薬局分野としてスタートした調剤薬局の検索及び処方箋ネット受付に始まり、EPARKお薬手帳、独自の事業として展開を開始した薬局不動在庫の売買プラットフォーム、仕入れサポートサービス、オンライン診療支援システムなど、調剤薬局をはじめとする顧客と個人ユーザー向けにサービスを拡大してまいりました。今後も、提供するサービスの質を一段と向上させ、顧客からの信頼をさらに高めながらサービスの一層の充実を図ってまいります。 (2)経営戦略当社グループは、調剤薬局、医療機関、介護施設、健康保険組合などの顧客、個人ユーザー、医薬品卸売事業者などの医療関係者をつなぐ医療プラットフォームの形成を戦略として掲げております。医療関係者に対してより大きな価値を提供できるサービスを取り揃えることで、医療関係者は生産性の一段の向上と経営効率、収益の改善を、また個人ユーザー(患者)はより高い利便性を実現し、下記の当社グループのサービスを活用していただくことで医療関係者からもたらされる蓄積された情報をもとに、当社グループから医療関係者へあらたな価値を提供していく双方向の関係を構築し、当社グループが医療関係者にとってなくてはならないプラットフォームとなることを目指します。調剤薬局:レセプトコンピュータ、電子薬歴システム、医薬品の仕入れサポートサービス、医薬品売買のマッチングサービス医療機関:医療事務コンピュータ、電子カルテシステム、順番待ちシステム介護施設:介護請求システム、介護費用システム個人ユーザー(患者):調剤薬局の検索及び処方箋ネット受付、EPARKお薬手帳、病院・人間ドック・健康診断の検索及び予約ネット受付健康保険組合:健康診断サポート、特定保健指導サービス医薬品卸売事業者:医薬品仕入れサポート (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、調剤薬局をはじめとする医療関係者にとって、なくてはならないプラットフォームになることを目指しており、下記の事項を重要な経営指標としています。①「EPARKくすりの窓口」処方箋ネット受付件数②医薬品の仕入れサポートサービス及び医薬品売買のマッチングサービスによる流通金額③医科、薬局、介護の各業界基幹システム利用数 (4)経営環境①市場環境我が国の経済は、世界的な原材料価格高騰に加え、中東情勢の影響も受け、依然として先行きが不透明な状況が続くと見込まれます。② 顧客基盤と動向我が国では、急速な高齢化の進展により医療費が増加しています。このため、中長期的には市場の拡大が見込まれる一方で、薬価・調剤報酬改定等を通じた医療費削減など現在の医療体系の変革が急務となっております。当社グループの主要顧客であり全国に約6万店ある調剤薬局は、大手チェーンが展開する店舗と個人事業主等が経営する中小店の二極化が見られますが、いずれも一層の経営効率化を求められる状況にあります。また、新型コロナウイルスが契機となってオンライン診療、オンライン服薬指導等の非対面型医療サービスへのニーズも高まり、当社グループが構築しているプラットフォームが必要とされる場面が増えると想定されることから、ニーズに対応できる体制を一層強化してまいります。③ 競合他社の動向と競争優位性当社グループが提供しているサービス分野においては、異業種も含めた他社が類似サービスによって参入してくることもあり、今後競争が激化することも考えられます。従いまして、競合他社とのサービスの内容や特徴等の差別化が課題となりますが、当社グループは、「EPARKくすりの窓口」や「EPARKお薬手帳」を利用する個人ユーザー(患者)の獲得と主要顧客である調剤薬局へのサービス展開で先行し、参入障壁が高いヘルスケア分野で事業基盤を有していること、また高い専門性を有し、顧客のニーズを速やかにサービスや商品に反映できる開発力を当社グループ内に有していることを強みとした競争優位性があると考えております。 (5)事業上及び財務上の対処すべき課題①顧客基盤の拡大とサービス利用の深耕当社グループの主要顧客は調剤薬局、医療機関、介護施設、健康保険組合であり、顧客数と個人ユーザー数を拡大することが一義的な課題です。顧客数については、当事業年度末の5.3万施設を2030年3月期末までに10万施設とすることを目指しております。薬局ポータルサイトである「EPARKくすりの窓口」では、掲載薬局数や掲載情報が多ければユーザーのご希望に叶う薬局、ご希望のお薬を探せる機会が増え、「医薬品仕入れサポートサービス」では、加盟薬局数が増えることで、価格交渉力強化による生産性向上が期待でき、医薬品不動在庫売買プラットフォーム「みんなのお薬箱」では、加盟薬局数が増えれば売買取引の機会が増えるなど、当社サービスは、利用する顧客やユーザーが増え、利用頻度が上がることでより利便性が増すものとなっております。そのため多くの顧客に当社サービスにご加盟頂き、また積極的にご活用いただくことが、「医・薬・介護、個人ユーザー(患者)をつなぐプラットフォーム」という経営戦略を実現していくための当社の主たる課題となります。また、加盟数及び活用の増加は、直接的な収益のみならず、広告収入や、一般消費者に対する間接的な他サービスの提供など、副次的な収益の基盤ともなるものです。②医療分野及びヘルスケア分野への展開当社グループは、調剤薬局、医療機関、介護施設、健康保険組合を主要対象業種として事業展開を行っておりますが、調剤薬局における処方箋ネット受付と併せ、オンライン診療又はオンライン服薬指導の予約サービスを取扱う、EPARKお薬手帳の情報を個人ユーザーの健康管理にご活用頂くなど、医療分野及びヘルスケア分野との関わりを強化していくことが顧客及び個人ユーザーの利便性向上に不可欠です。当社グループは、「医療とユーザーを繋ぐプラットフォーム」とのコンセプトのもと、医療分野及びヘルスケア分野への展開、個人ユーザーの利便性向上を企図しており、同分野においても、業界内の確固たる地位を築くことを課題としております。③競合との差別化当社グループが提供しているサービス分野においては、異業種も含めた他社が類似サービスによって参入してくることもあり、今後競争が激化することも考えられます。処方箋ネット受付、EPARKお薬手帳、オンライン診療及び服薬指導等、従前であれば、いわゆるDX化を行うだけでも価値が認められましたが、これらが当たり前となる今後の事業環境においては、競合他社とのサービスの内容や特徴等の差別化が課題と考えております。④新サービス開発、提供のスピード競争激化が予想される事業環境において競合サービスに対抗していくためには、差別化されたサービスを迅速に提供し、拡大していくことが不可欠と考えております。当社グループは専門性の高いグループ企業群を有しており、顧客のニーズを速やかにサービスに反映できる自社開発力が強みのひとつであると考えておりますが、顧客及び個人ユーザーのニーズ及びウォンツを汲み取り、最適なサービスの企画を立て、短期間に開発を行い、市場に展開し、また改善を加えていく、というPDCAサイクルをいかに迅速かつ適切に回していくかが、調剤薬局をはじめとする医療関係者に新たな価値を提供していくための当社グループの課題と考えております。⑤人材の確保及び育成当社グループが成長を継続し、事業基盤を強化していくためには、サービス、システムの開発や営業などの各部門において優秀な人材を確保、育成し、性別、国籍、人種等にとらわれない多様性のある人材を登用していくことが当社グループの経営戦略を進めていくうえで必要と考えております。そのため、各種情報発信による採用活動の継続、社内研修制度の充実、適切な人材配置、人事評価の実施等を行い、更なる組織の強化に努めてまいります。
事業等のリスク7,783字
3 【事業等のリスク】本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。また、当社グループはリスク管理のための機関として、リスクマネジメント委員会、リスク管理会議、グループ会社会議を設置し、各種リスク事項のモニタリングとそれに応じた対策の検討を行い、リスク顕在化の予防を図っております。詳細については、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要 ② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由」をご参照ください。 1.市場環境に関するリスク(1)市場環境の変化について(発生可能性:低/影響度:中/発生可能性のある時期:特定時期なし)当社グループの顧客は、調剤薬局、医療機関、介護施設、健康保険組合などであり、急速な高齢化の進展により医療費削減など医療体系の一層の変革を求められる状況にある顧客のニーズにマッチしたサービスの提供に努めておりますが、当社サービスに対するニーズは顧客のIT投資意欲の影響を受ける面があります。経済環境の悪化や景気低迷等により、急激な環境変化が発生し、顧客のIT投資意欲が減退した場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (2)技術革新の影響について(発生可能性:低/影響度:中/発生可能性のある時期:特定時期なし)当社グループが事業を展開するITサービス業界では、絶えず新しい技術が開発され、それに伴う新しいサービスの提供も頻繁に行われております。当社グループにおいては、顧客に対するサービス向上のため、継続的にシステムの開発を行うなどして技術革新への対応を講じておりますが、何らかの理由で技術革新への対応が遅れた場合、あるいは想定していない新技術・新サービスが登場した場合、当社の技術や競争力が低下する事も考えられ、その結果、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (3)競合他社による影響について(発生可能性:低/影響度:中/発生可能性のある時期:特定時期なし)当社グループは、調剤薬局、医療機関、介護施設、健康保険組合等を対象に多様なITサービスを提供しており、当社グループと同等のサービスラインナップを揃えている企業はないものと認識しておりますが、各サービスにおいてはそれぞれ競合する企業があります。そのため当社グループにおいては、顧客に対するサービス向上やサービスラインナップの充実に継続的に努めております。しかしながら、競合事業者のサービス向上や優れた競合事業者の登場などによって当社グループの競争力が低下する可能性があり、その結果、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 2.事業内容に関するリスク(4)情報セキュリティについて(発生可能性:低/影響度:大/発生可能性のある時期:特定時期なし)当社グループでは、情報セキュリティにおける国際標準規格ISO/IEC27001(通称ISMS)、日本工業規格JIS Q 15001(通称プライバシーマーク)の認定を受けるなど、情報管理体制の整備強化に努めておりますが、個人情報の中でも機微な医療、健康分野における情報を取り扱っていることから、これらが漏洩するような事態が生じると当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。また、当社システムにおいても、十分な検査を行うよう努めておりますが、不具合等が生じるとこちらも当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (5)システム障害について(発生可能性:低/影響度:大/発生可能性のある時期:特定時期なし)当社グループが提供するサービスは、コンピュータ・システムを結ぶ通信ネットワークに依存しており、社内管理体制を充実させ、情報技術の進歩に応じた対応ができるよう努めております。しかしながら、自然災害やシステム運用の誤り等偶発的な事由によりシステム機能が低下し、サービスの提供に支障が生じる可能性があります。また、外部からの不正な手段によってコンピュータ内に侵入され、重要なデータを不正利用、消去されたり、コンピュータウイルスの感染によってシステムが機能停止となる可能性があります。こういった状況を回避するため、ウイルス対策ソフトの導入やインターネット接続境界へのファイアーウォール設置などの対策を重ねて講じておりますが、重大なシステム障害が発生した場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (6)クレーム・訴訟について(発生可能性:中/影響度:小/発生可能性のある時期:特定時期なし)当社グループは、本書提出日現在において重大な影響を及ぼす訴訟等は提起されておりませんが、今後、調剤薬局や医療機関などの顧客との間で予期せぬトラブルが発生し、クレームや訴訟に発展する可能性があります。当社はコールセンターを設置し、クレームに個別に対応して解決を図る他、何らかのトラブル発生時には再発防止策を検討し、類似のトラブル再発を回避することに努めておりますが、クレーム・訴訟等の内容や結果によっては、多大な対応費用の発生や企業イメージの悪化などにより、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (7)風評リスクについて(発生可能性:中/影響度:小/発生可能性のある時期:特定時期なし)当社グループは広く一般の個人をユーザーとし、全国の調剤薬局、医療機関、介護施設、健康保険組合を顧客としているため、SNS等に当社グループに対する評価や意見が投稿されることがあります。当社グループではそれらについてモニタリングを行い、必要に応じて事実確認を行ったり、サービスの改善に取り組むなどしております。しかし、当社グループに対して何らかの否定的な風評が広まった場合等には、その内容の真偽に関わらず、当社グループに対するユーザーや顧客からの信頼が低下し、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 3.法的規制に関するリスク(8)法令、業界規制の改正について(発生可能性:低/影響度:中/発生可能性のある時期:特定時期なし)a.診療報酬改定の動向厚生労働省により、通常2年に1度診療報酬の改定が実施されますが、予期しない大幅な改定が行われるなどした場合には、当社グループのオンライン診療・服薬指導システム、医薬品仕入れサポートサービスの利用ニーズを低下させ、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 b.広告等に関する規制当社グループが調剤薬局等に対してサービスを説明する際に使用する広告は、「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針」「保険医療機関及び保険医療養担当規則」「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」などの法令の規制対象となり、誇大表現や誤認させるような表現の禁止他、様々な遵守すべき事項が規定されております。当社グループでは、これらの規制を遵守するために、広告や説明資料について事前に法務部門の点検を実施しておりますが、法令の改正等によって広告等の記載内容が大幅に制限されるなどがあった場合は、営業戦略の変更を余儀なくされ、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 c.上記以外の医療、ヘルスケア分野における政策、規制事項等上記の他、医療、ヘルスケア業界においては、オンライン資格確認、電子処方箋など様々な取り組みが行われており、医療、ヘルスケア分野におけるIT化を進めてきた当社グループにとって好機と捉えられる反面、これらの内容や条件によっては、当社サービスにマイナスの影響を及ぼすことも想定されます。当社グループでは、これら政策や法規制等を把握し迅速にサービスに反映させるよう努めておりますが、その内容や条件によっては、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (9)許認可事業について(発生可能性:低/影響度:小/発生可能性のある時期:特定時期なし)当社が運営する医薬品売買ニーズマッチングサイト/アプリ「みんなのお薬箱」においては、不動在庫となった医薬品を売りたい薬局と買いたい薬局のマッチングにより売買を成立させる他、当社子会社の株式会社ピークウェルが医薬品を薬局から買取り、他の薬局に販売しています。同社は東京都による医薬品販売許可を取得しており、医薬品販売事業者が遵守すべき事項を全て遵守したうえで同サービスを展開しておりますが、何らかの理由により許認可が取り消された場合、同サービスを継続することが難しくなり、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (10)知的財産権について(発生可能性:低/影響度:小/発生可能性のある時期:特定時期なし)当社グループは、顧客ニーズに基づくサービス開発の過程において得た技術・ノウハウ等について、積極的に特許等をはじめとした知的財産権を確保し、第三者による侵害があれば必要な対応をとるよう努めております。また、当社が他社の知的財産権を侵害しないよう十分に留意し、疑義ある場合には弁理士に調査を依頼するようにしております。しかし、第三者により当社グループの知的財産権が侵害された場合や権利侵害を当社グループが行ったとして係争を起こされた場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 4.事業運営体制に関するリスク(11)みんなのお薬箱事業における仕入れサポートサービスのパートナー(発生可能性:低/影響度:中/発生可能性のある時期:特定時期なし)当社は、2024年11月より株式会社E-BONDホールディングスとの業務提携を開始し、医薬品の「仕入れサポートサービス」を展開しております。当社が同サービスの販売顧客の開拓を行い、サービス加盟店は同社グループを通じて医薬品を仕入れるというサービスであり、同社は重要な事業パートナーです。今後も同社との提携継続により同サービスを拡大していく方針ですが、何らかの理由により当社と同社、あるいは医薬品卸事業者と同社との提携関係や取引が継続できない場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (12)株式会社光通信、株式会社EPARK及びEPARKグループ会社との関係について(発生可能性:低/影響度:中/発生可能性のある時期:特定時期なし)当社は、株式会社光通信の子会社である株式会社EPARKが展開する多様な業種業態への予約サービスのうち、薬局業種向けの調剤予約、処方箋ネット受付サービスを会社分割により譲受して事業開始しております。また、事業開始にあたり、株式会社光通信が子会社として保有していた休眠会社を社名変更したうえで利用したのが当社の起源です。その後、当社株式は株式会社光通信から株式会社EPARKに譲渡されました。このように当社の事業開始には、株式会社光通信と株式会社EPARKが密接に関わっております。現在は、以下の関係があります。 a.オフィシャルパートナーシップ契約について当社グループは、EPARKサービスを提供するに際し、株式会社EPARKとオフィシャルパートナーシップ契約を締結し、株式会社EPARK及びEPARKグループ企業とEPARKサービス共通の会員を共有しております。また、当該契約に基づき株式会社EPARKに対して主に下表の通りロイヤリティ等を支払っております。これらの取引により、EPARKサービスの薬局分野及び医療機関分野である当社メディア事業において、EPARK会員という数千万人のユーザー基盤を活用できるという大きなメリットを確保しつつ事業推進していくために必要不可欠の取引であります。取引条件については、両社の協議に基づき決定されており、原則として年1回見直しを行って適正な水準を維持することとしております。EPARKサービスに関する事業の売上の割合は、当事業年度において40.7%となっておりますが、同社またはその親会社である光通信の意向により、同社との契約に予期しない変更や解約がなされた場合、同社グループとの会員の共有ができず、EPARKサービス事業の展開に支障を来すなど、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。(単位:千円)取引内容第21期連結会計年度第22期連結会計年度ロイヤリティの支払 ※1567,682507,099社内LAN利用料の支払 ※290,40223,406 ※1 EPARK会員経由ではなく当社独自で獲得したユーザーが増加しているため、決算期ごとにロイヤリティ率の引き下げが続き、処方箋ネット受付件数は増加しているものの、ロイヤリティ支払額は減少しております。※2 株式会社EPARKが設置している社内LANを利用し、その利用料を支払ってきましたが、2025年6月に当社独自の社内LANを構築したことから、段階的に同社LANの利用を解消しており、利用料の支払いは大きく減少しております。 b.当社株式の保有について株式会社EPARKは、当事業年度末日現在、当社株式の39.4%を保有しており、当社は同社の関連会社に該当します。また、大量保有報告書における共同保有者の保有を合わせると、合計の持株比率は40.8%となります。同社における今後の当社株式保有方針は未定でありますが、仮に株式売却により当社が関連会社でなくなった場合にも、オフィシャルパートナーシップ契約に基づく取引が継続されることを確認しております。しかし、同社またはその親会社である株式会社光通信の意向により、株式市場で当社株式が売却された場合、短期的に株式の需給バランスの変動が生じる可能性があり、当社の株価に影響を与える可能性があります。 c.独立性の確保について当社は、株式会社光通信、株式会社EPARK及びEPARKグループ企業から役員もしくは出向社員の受入れはなく、今後も行わない方針です。また、EPARKサービス共通会員に対する各種施策の実施については株式会社EPARKの承認が必要となりますが、それ以外の当社グループの経営上の決定事項について株式会社光通信、株式会社EPARK及びEPARKグループ企業に対する事前承認事項や事前協議事項はありません。このように、当社は自らの意思決定により独立した事業展開を行っており、株式会社光通信、株式会社EPARK及びEPARKグループ企業によるグループ経営の対象に含まれておりません。また、EPARKグループにおいて調剤薬局及び医科の予約サービスを行う企業はなく、競合関係もありません。しかし、株式会社EPARKについては、前述のように当社事業における重要な取引関係がある他、筆頭株主としての影響力がある資本関係を有していることから、当社グループと株式会社EPARKまたはその親会社である株式会社光通信との関係に変化が生じた場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (13)業務提携、資本提携、M&Aに関するリスクについて(発生可能性:低/影響度:小/発生可能性のある時期:特定時期なし)当社グループは、企業価値向上の有効な手段のひとつとして、引き続き、他社との業務提携、資本提携、M&Aを検討していく方針であります。そうした案件を進める際には、第三者による相手方の調査や事業計画の検証などを行い、可能な限りの対象会社の情報収集に努めておりますが、提携等により期待した効果が得られなかった場合、対象会社の財務状況等により提携等の維持が困難になった場合、提携等を決定した時点では認識し得なかった事実が判明した場合などは、保有株式やのれんの減損処理を行う可能性があり、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (14)人材の確保及び育成について(発生可能性:低/影響度:中/発生可能性のある時期:特定時期なし)当社グループ事業においては、競合他社と差別化された新たなサービスを継続的に提供し続けていく必要があることから、それらの能力を持った人材を確保し育成していくことが課題と考えております。具体的には、新たなサービスを具現化するシステム開発人員とそれに対する営業人員の採用と教育が大きなポイントとなります。そこで、インセンティブ制度や教育の強化を推進しながら採用活動に取り組んでおりますが、情報通信分野は人材の流動性が高く、当社の計画通りに十分な人員の確保ができない場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (15)特定人物への依存について(発生可能性:低/影響度:中/発生可能性のある時期:特定時期なし)当社の代表取締役社長である堤幸治は、株式会社EPARKにおける飲食業向け予約サービスや当社の調剤薬局向け予約サービスの開始に携わり、現在は、調剤薬局向け予約サービスにとどまらず、当社事業全体の業務執行を牽引しております。また、当社の代表取締役会長である田中伸明は、フリービット株式会社の起業をはじめとしたこれまでのアントレプレナーとしての豊富な経験に基づき、当社の将来を見据えた舵取りを行っております。このように両氏は、当社の経営方針や事業戦略の決定及びその遂行について重要な役割を果たしております。これまで当社は、事業拡大に伴って権限委譲や業務分掌の明確化に取組み、両氏に過度に依存しない経営体制の構築を進めてきましたが、何らかの理由により両氏のいずれかまたは双方が当社の業務を継続することが困難となった場合には、当社の事業展開及び経営成績に影響を与える可能性があります。 5.財務状況等に関するリスク(16)投資事業組合の当社株式保有割合について(発生可能性:高/影響度:小/発生可能性のある時期:1年以内)当事業年度末日現在において、SBIイノベーションファンド1号が当社株式を1,802,700株保有しており、発行済株式数の15.7%を占めております。SBIイノベーションファンド1号は、業務執行組合員であるSBIインベストメント株式会社が当社の将来性を評価し、2016年2月に当社株式1,250株及び当社新株予約権付社債2,300株相当、同年11月に当社新株予約権付社債6,000株相当を取得し、それら新株予約権の行使等により保有しているものです。同ファンドがキャピタルゲインを目的に市場で当社株式を売却した場合、短期的に株式の需給バランスの変動が生じる可能性があり、当社の株価に影響を与える可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析5,909字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における我が国の経済は、世界的な原材料価格高騰に加え、中東情勢の影響も受け、依然として先行きが不透明な状況が続きました。2026年度の社会保障関連予算は、全体としては増加したものの、薬価改定においては、全般的に薬価が引き下げられる傾向となりました。調剤薬局において、薬価差益の確保が厳しくなるとともに、地域包括ケアシステムや、かかりつけ薬局への取り組み、オンライン資格確認や電子処方箋の対応等、より経営の効率化と、システムに関するDX化が求められる状況にあります。このような市場動向においては、調剤薬局をはじめとするヘルスケア領域においてITやAI技術を活用した様々なサービスや商品を展開している当社グループにとって、好機が継続するものと予想しております。当社グループは、重要な経営指標であるメディア事業における処方箋ネット受付件数の増加、みんなのお薬箱事業における調剤薬局や医療機関の医薬品流通金額の増加、基幹システム事業におけるシステム利用数の増加に取り組んだ他、各事業において蓄積したデータの連携強化による付加価値の創出に努めてまいりました。その結果、当連結会計年度においては、売上高は12,330,042千円となり、前連結会計年度に比べて1,130,632千円(前年同期比10.1%増)増加、営業利益は2,681,905千円となり、前連結会計年度に比べて727,945千円(同37.3%増)増加、経常利益は2,666,288千円となり、前連結会計年度に比べて726,191千円(同37.4%増)増加しております。また、親会社株主に帰属する当期純利益は2,952,743千円となり、前連結会計年度に比べて917,778千円(同45.1%増)増加しました。 当社は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 また、財政状態については次のとおりであります。(資産)当連結会計年度末の流動資産は10,090,922千円となり、前連結会計年度末と比べて3,861,885千円増加となりました。これは主に当社グループの運転資金を使途とする短期借入により現金及び預金が3,099,784千円増加したことによるものであります。固定資産は7,726,061千円となり、前連結会計年度末に比べて1,797,771千円増加となりました。これは主に役職員に対する自己株式譲渡のための貸付金が499,355千円増加したこと及び繰延税金資産が562,834千円増加したことによるものであります。この結果、総資産は17,816,983千円となり、前連結会計年度末と比べて5,659,656千円増加となりました。 (負債)流動負債は5,203,636千円となり、前連結会計年度末と比べて2,078,574千円増加となりました。これは主に短期借入金が2,000,000千円増加したことによるものであります。固定負債は1,148,741千円となり、前連結会計年度末に比べて633,327千円増加となりました。これは主に長期借入金が757,396千円増加したことによるものであります。この結果、負債合計は6,352,377千円となり、前連結会計年度末と比べて2,711,901千円増加となりました。 (純資産)純資産は11,464,605千円となり、前連結会計年度末と比べて2,947,755千円増加となりました。これは主に利益剰余金が2,649,724千円増加したことによるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3,133,616千円増加し、5,237,712千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果獲得した資金は2,947,065千円(前年同期は5,326,790千円の資金の支出)となりました。これは主に資金の増加要因として、税金等調整前当期純利益2,622,390千円、減価償却費1,414,717千円等に対し、資金の減少要因として、その他の負債の減少額104,208千円、売掛債権の増加額470,406千円等によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果支出した資金は2,295,015千円(前年同期は1,801,428千円の資金の支出)となりました。これは主に資金の減少要因として、無形固定資産(ソフトウエア等)の取得による支出1,568,854千円によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果獲得した資金は2,224,638千円(前年同期は5,358,632千円の資金の支出)となりました。これは主に資金の増加要因として、短期借入金による収入3,000,000千円、長期借入金による収入1,000,000千円等に対し、資金の減少要因として、短期借入金の返済による支出1,000,000千円、自己株式取得による支出1,007,671千円等によるものであります。 ③生産、受注及び販売の状況a.生産実績当社グループが提供するサービスの性格上、生産実績の記載に馴染まないため、記載を省略しております。 b.受注実績当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載に馴染まないため、記載を省略しております。 c.販売実績当連結会計年度におけるサービスごとの販売実績は次のとおりであります。なお、当社グループは、医療向けソリューションの開発および販売の単一セグメントであり、セグメント情報を記載していないため、サービス別に記載しております。 サービス区分の名称第22期当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)販売高(千円)前年比(%)割合(%)メディア事業5,019,868113.940.7みんなのお薬箱事業3,547,309113.428.8基幹システム事業3,484,26898.028.3未病予防事業145,803―1.2その他事業132,794―1.1合計12,330,042110.1100.0 (注) 最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、その割合が100分の10以上に該当する相手先がないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。また、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、特に重要なものは次のとおりであります。 (繰延税金資産)当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。課税所得の見積りにあたって当該見積りの基礎となる次年度予算ならびに中期経営計画といった将来の利益計画は、計画の策定時点で得られる情報に基づいており、これらの情報により市場環境及び顧客の獲得動向や継続状況などを考慮した上で将来の売上高を見積り、これに対するサービスの拡充やシステムの開発状況を考慮して原価又は費用の見積りを行っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 ②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容当社は「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、適正な売上高を確保し、適正かつ効率的なコストにより利益を確保していくことを実現するために、メディア事業では「EPARKくすりの窓口の処方箋ネット受付件数」、みんなのお薬箱事業では「仕入れサポートサービス及び不動在庫サービスによる流通額」、基幹システム事業では「医科、薬局、介護の各業界における基幹システムの利用数」を重要指数としております。 2026年3月期のメディア事業は、EPARKくすりの窓口の施設保有数の増加と店舗当たり受付件数の増加に伴い、処方箋ネット受付件数が726万件(前期比120%)と増加しております。ポータルサイトであるEPARKくすりの窓口の利用促進により新規利用者を増やすとともに、EPARKお薬手帳アプリでリピート促進をすることで処方箋ネット受付件数の最大化を図っております。 みんなのお薬箱事業は、継続的な獲得により施設保有数が増え、医薬品流通額は年間2,321億円(前期比103%)と増加しました。医薬品の在庫管理システム(eオーダーシステム)も提供しており、調剤薬局の在庫適正化によるコスト削減と医薬品卸事業者の急配や返品を減らすなど医薬品の流通改善に取組んでおります。 基幹システム事業は、当社の営業ノウハウを子会社へ展開し、子会社を通じて医科、薬局、介護の基幹システム(レセコンや電子カルテ、介護記録システムなど)の獲得を進めております。2026年3月末時点で当事業に関わる施設保有数は8,439施設(前期比105%)となっております。 引き続き各事業の利益最大化を図るために獲得の強化と顧客ニーズにあった商品開発を継続してまいります。 (売上高)当連結会計年度における売上高は、12,330,042千円(前年同期比10.1%増)となりました。これは主に、メディア事業において施設保有数と処方箋ネット受付件数が順調に伸びストック売上が伸長したこと、みんなのお薬箱事業においては仕入れサポートサービスの顧客獲得が順調に推移しショット売上・ストック売とも増加したことにより、基幹システム事業における補助金交付対象サービスの需要が一巡した反動による売上減少をカバーできたことによるものであります。 (売上原価及び売上総利益)当連結会計年度における売上原価は、5,359,444千円(前年同期比13.4%増)となりました。これは主に、子会社におけるストック売上・原価の定義変更及び新商品開発のための先行投資の影響によるものでありますが、売上高の増加により、売上総利益は6,970,597千円(前年同期比7.7%増)となりました。 (販売費及び一般管理費及び営業利益)当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、4,288,692千円(前年同期比5.1%減)となりました。これは主に、子会社を含む当社グループ全体で適正なコストの削減を実施したことによるものであります。また、売上総利益が増加したことにより営業利益は2,681,905千円(前年同期比37.3%増)となりました。 (営業外損益及び経常利益)当連結会計年度における経常利益は、営業利益が大幅に増加したことにより、2,666,288千円(前年同期比37.4%増)となりました。 (特別損益、法人税等及び親会社株主に帰属する当期純利益)当連結会計年度において法人税等を197,390千円計上しましたが、100%子会社を吸収合併し繰越欠損金を引継いだこと等により、法人税等調整額を△574,766千円計上し、法人税等合計額が△377,376千円となりました。その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は2,952,743千円(前年同期比45.1%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析キャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ④ 資本の財源及び資金の流動性に関する情報当社グループの資金需要のうち主なものは、システム・ソフトウエア開発費であります。必要な資金は営業活動により獲得した自己資金を充当することを基本方針としております。今後につきましても更なるサービス向上のための開発投資を引き続き行っていく想定であります。こうした資金需要はこれまでと同様に自己資金で賄うことを原則としてまいりますが、中長期における資金需要並びに金利動向等を注視したうえで必要に応じて機動的に金融機関からの借入やエクイティファイナンスによる資金調達を行い、財務の健全性を維持する方針であります。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑥経営者の問題意識と今後の方針について経営者の問題意識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ⑦中長期的な経営戦略中長期的な経営戦略につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
セグメント情報919字
(セグメント情報等)【セグメント情報】当社グループは薬局、医療向けソリューションの開発および販売の単一セグメントであるため、記載を省略しております。 【関連情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)1.製品及びサービスごとの情報「注記事項(収益認識関係)」1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。 2.地域ごとの情報(1)売上高本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。(2)有形固定資産本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。 3.主要な顧客ごとの情報外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がいないため、記載を省略しております。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)1.製品及びサービスごとの情報「注記事項(収益認識関係)」1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。 2.地域ごとの情報(1)売上高本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。(2)有形固定資産本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。 3.主要な顧客ごとの情報外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がいないため、記載を省略しております。 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】当社グループは薬局、医療向けソリューションの開発および販売の単一セグメントであるため、記載を省略しております。 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】当社グループは薬局、医療向けソリューションの開発および販売の単一セグメントであるため、記載を省略しております。 【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】該当する事項はありません。
サステナビリティに関する考え方及び取組4,075字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループでは事業を通して社会課題の解決に貢献する新たな価値を創造し、持続的な成長を目指すサステナビリティ経営の重要性を強く認識しております。わが国は人口動態の変化(少子化、高齢化、人口減少)、経済成長の鈍化、医療費の増大、財政の危機的状況等の課題に直面しており、とりわけ当社グループが事業展開するヘルスケア領域では、急速な高齢化の進展で増大する医療費を削減することなど医療体系の変革が急務となっています。当社グループが調剤薬局、医療機関、介護施設、健康保険組合、医薬品卸売事業者などの医療関係者と患者をつなぐ医療プラットフォームを提供する社会的な使命を維持し、事業を通して社会に貢献し続けていくためには、サステナビリティ経営に継続的に取り組んでいくことが必要であると考えております。当社グループは、ヘルスケア領域にこれまでにない新しい価値を提供する、との経営方針のもと、調剤薬局、医療機関、介護施設、健康保険組合などの生産性の一層の向上と経営効率、収益の改善に貢献すること、ユーザー(患者)にこれまでにない利便性を提供することを念頭に置き、各種事業を展開しております。サステナビリティの観点においては、サステナビリティの3つの柱の中でもとりわけ医療、衛生、社会福祉といった社会サービスの改善・発展を含む社会開発の分野で大きく貢献できるものと考えております。事業を通じて社会的な課題の解決に貢献する新たな価値を提供することは、当社グループの企業価値の向上にもつながるものと考えております。また、当社グループの事業は環境に与える負荷が小さい他、気候変動に係るリスク及び収益機会が当社の事業活動や収益等に与える影響が少ないことも特徴として挙げられます。 (1) ガバナンス 当社は、サステナビリティに関する取り組みに重点を置き、株主、顧客(調剤薬局、医療機関、介護福祉施設、健康保険組合)、個人ユーザー(患者様)、債権者、従業員、地域社会等のステークホルダーから継続的に信頼と評価をいただける経営を目指し、適切なガバナンス体制の確立と経営の健全性、透明性の確保に努めております。ガバナンス体制をさらに強化するため、社外取締役についても、医師としての経験と大学教員としての知見を有する山本純偉と大手電機メーカーのヘルスケア部門および厚生労働省において医療技術参与として医療DXに取組んだ経験のある村岡丈到の二名を選任し、取締役会において企業統治等の観点から客観的な意見の陳述及び助言を行うことにより業務の執行を監督する体制を構築しております。当社がステークホルダーから継続的に信頼や評価をいただける経営を実現するためには、コーポレート・ガバナンス体制を構築し、有効に機能させることが不可欠であり、継続的に整備・強化を行う他、当社の成長ステージや経営環境の変化に迅速かつ柔軟に対応できるよう随時見直しを図っていく所存であります。当社のガバナンスに関する取り組みの詳細は、第4 [提出会社の状況] 4 [コーポレート・ガバナンスの状況等]に記載しております。 (2) 戦略サステナビリティ活動を支える当社グループの事業戦略当社グループは、調剤薬局をはじめとする医療関係者をつなぎ、媒介としてなくてはならないプラットフォームとして医療分野で社会課題の解決に貢献していくことを目指しています。処方箋ネット受付の機能を持つ調剤薬局の検索サイト/アプリ「EPARKくすりの窓口」は、薬局で調剤する医薬品の準備が予めできるため、待ち時間の短縮により薬局店舗内での感染リスク等を軽減できるなど、薬局と患者の双方にメリットを生みだします。また電子お薬手帳アプリ「EPARKお薬手帳」は、飲み忘れ防止のためのアラーム発信機能、血圧値や体温の登録などPHR(Personal Health Record)管理機能等を有し、患者の健康管理に役立つサービスを提供しています。これらの事業は「医療と患者をつなぐプラットフォーム」をコンセプトとしております。限りある医療資源を効率的に機能させ、持続可能な医療体制と社会保障を維持するには、今後「未病」(発病には至らないものの健康な状態から離れつつある状態)への対応が重要性を増していくものとみられます。当社グループの未病予防事業は、病気を未然に防ぎ疾病の重症化を防ぐ「未病」対策を医療機関等が進めていくうえで、その機能を通じて大きく貢献していけるものと考えております。また、当社グループは、「卸と薬局をつなぐプラットフォーム」として、個々の薬局等が単独で仕入れを行うのと比較して条件面でのスケールメリットを享受することを目的とした医薬品仕入れサポートのスキーム、医薬品の在庫管理システム及び自動発注システムの機能を提供しております。さらに、不動在庫となった医薬品を譲渡したい薬局と、不足している医薬品を購入したい薬局のニーズをマッチングさせ、売買を仲介することで全国の薬局の不動在庫を有効利用して医薬品の廃棄ロスを削減し、各薬局においては収益の改善につなげることを目指したサービスを提供しております。これらの事業を通じて、医療費の削減など医療体系の変革を最前線で担う調剤薬局、医療機関等の業務効率化と収益改善を支援し、また医療資源の有効活用の場を提供することで、社会課題の解決に貢献していけるものと考えております。また、「医療機関、薬局、介護のデータ連携プラットフォーム」をコンセプトに、「医・薬・介護、個人ユーザー(患者)をつなぐプラットフォーム」を実現するためのラインナップの充実を企図し、医療機関、薬局、介護施設に必要な事務処理システムや情報システム等を販売しております。以上の事業を通じて、当社グループのサービスを活用していただくことで医療関係者からもたらされる情報の蓄積をもとに、当社グループから医療関係者へ新たな価値を提供していく双方向の関係を構築していくことを目標としています。このような将来像を持つ当社グループにとって、展開する事業そのものがサステナビリティ活動を構成する大きな要素であると考えております。 (参考)当社グループの中期成長戦略のイメージ図蓄積されたデータを活用し顧客満足度の高いサービスに転換させていきます。利用者が広がりデータが集まるほどサービス価値が向上します。 人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 当社グループが成長を継続し、事業基盤を強化し、サステナビリティ経営に継続的に取り組んでいくためには、サービス、システムの開発や営業などの各部門における優秀な人材を確保、及び育成し、性別、国籍等にとらわれない多様性のある人材を登用していくことが必要と考えております。そのため、各種情報発信による採用活動の継続、社内研修制度の充実、適切な人材配置、人事評価の実施等を行い、更なる組織の強化に努めてまいります。 (3) リスク管理当社は、サステナビリティ経営に取り組むうえで、様々なリスクを適切に評価し管理することは極めて重要であると認識しております。「リスク管理会議規程」に基づいて原則として毎月開催され、代表取締役社長 堤幸治他全部門長が出席するリスク管理会議において、営業系リスク、レピュテーショナルリスク、事務リスク、情報漏洩リスク、システムリスク、人事労務リスクなど様々なリスクを管理する体制としております。それぞれのリスクに関する定期モニタリング項目を出席者間で共有し、リスクが顕在化しているものだけでなく、潜在的なリスクも含めてチェックしております。当社グループは個人情報の中でも機微な医療、健康分野における情報を取り扱っていることから、リスク管理会議においては、情報セキュリティの確保を特に重視し、またシステム障害によってサービスの提供に支障が生じることがないようシステム障害発生状況もモニタリングしております。議長である代表取締役社長から指示があった対応事項・要改善事項については、議事録に記録のうえ、次回以降のリスク管理会議における報告対象となり、フォローアップされます。また当社は、リスク管理会議及びグループ会社会議の上位組織としてリスクマネジメント委員会を設置し、原則として3ヶ月に1度の定期開催と必要に応じて臨時開催を行っております。情報管理、労務管理、ハラスメント防止、不正防止等のリスクやコンプライアンスに関する方針を検討・協議することを目的とし、代表取締役社長 堤幸治、常勤監査役 大木弘明、管理本部長、内部監査室長、法務統括部長が出席します。ここで協議された方針に基づき、リスク管理会議及びグループ会社会議でモニタリングする事項が決定されます。また、重要な内容について取締役会に報告が行われます。当社のリスク管理に関する取り組みの詳細は、第4 [提出会社の状況] 4 [コーポレート・ガバナンスの状況等]に記載しております。 (4) 指標及び目標人材の採用、育成及び社内環境整備に関する指標と目標当社グループでは、人材の採用、育成及び社内環境整備に関する数値目標は設定しておりませんが、当社グループ事業においては、競合他社と差別化された新たなサービスを継続的に提供していくことがサステナビリティ経営に取り組み続けるうえで必要であり、性別、国籍、人種等にとらわれない多様な人材を確保し育成していくことが重要であると考えております。そのため、従来よりインセンティブ制度や教育研修体制の充実を図っております。成果の評価を行える段階には至っておりませんが、モニタリングと分析を継続して行い、引き続き教育研修体制の強化と質の向上を図っていく考えです。
コーポレート・ガバナンスの概要7,745字
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】①コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方当社は、株主、取引先(調剤薬局、医療機関、介護福祉施設、健康保険組合)、個人ユーザー(患者)、債権者、従業員、地域社会等のステークホルダーから信頼や評価をいただける経営を目指し、経営の健全性、透明性の確保に努めております。こうした目的の実現のためには、コーポレート・ガバナンス体制を構築し、有効に機能させることが不可欠であり、継続的に整備・強化を行う他、当社の成長ステージや経営環境の変化に迅速かつ柔軟に対応できるよう随時見直しを図っていく所存であります。 ②企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由当社は、会社法上の機関として株主総会、取締役会、監査役会、会計監査人を設置している他、日常的に業務を監査する役割として内部監査室を配置しております。これらの各機関がそれぞれの機能を発揮し、相互に連携することによって経営の健全性、透明性の確保が可能となると判断し、こうした体制を採用しております。 a.各機関の概要(ⅰ)取締役会当事業年度における当社の取締役会は、代表取締役社長 堤幸治を議長とし、その他の取締役3名(代表取締役会長 田中伸明、社外取締役 山本純偉、同 村岡丈到)で構成されております。迅速かつ効率的な意思決定を行えるよう、定時取締役会を毎月1回開催する他、必要に応じて臨時取締役会を開催しております。定時取締役会においては、月次業績報告の他、各種リスク項目やインシデント発生等に係る「リスク報告」を行い、迅速な情報共有によるコーポレート・ガバナンスの強化を実施しております。取締役会は、当社の業務執行を決定し、取締役の職務執行を監督しております。また、各監査役は取締役会に出席し、必要に応じて意見表明を行うなど、常に取締役の業務執行を監視できる体制となっております。 (ⅱ)監査役会当社の監査役会は、常勤監査役の大木弘明を議長とし、非常勤監査役2名(信貴威宏、松永暁太)(3名とも社外監査役)で構成されております。定時監査役会を毎月1回開催する他、必要に応じて臨時監査役会を開催しております。監査役会においては、取締役会付議議案の内容や取締役の業務執行等についての意見交換を行う他、主に常勤監査役が実施した稟議書や契約書など重要書類等の閲覧やリスクマネジメント委員会やリスク管理会議など重要会議への出席といった監査に関する報告を行い、当社の内部統制の状況を確認しております。 (ⅲ)内部監査室当社の内部監査室は、代表取締役社長の直轄部署として1名を配置しております。代表取締役社長の承認のもと、当社のみならず子会社についても監査を行い、業務の適正な運営が実施されるよう被監査部門に対して改善提言等を行っております。また、内部監査室は、監査役や会計監査人と適宜情報交換を行い、有効かつ効率的な監査の実施に努めております。 (ⅳ)会計監査人当社は、当連結会計年度において監査法人アヴァンティアと監査契約を締結しており、財務諸表の適正性を確保するための会計監査が実施されております。 (ⅴ)リスク管理会議当社は、代表取締役社長 堤幸治、常勤監査役 大木弘明、全部門長、その他関係者が出席するリスク管理会議を原則として毎月1回開催しております。営業(対顧客)関連、情報・システム関連、人事労務関連などの各分野におけるリスク事項について継続的なモニタリングを行い、異常を検知した場合や何らかの問題が生じている場合に速やかに対策を講じられる体制を整えております。 (ⅵ)グループ会社会議当社は、代表取締役社長 堤幸治、常勤監査役 大木弘明、各子会社の社長や管理責任者が出席するグループ会社会議を原則として毎月1回開催しております。各子会社から業務執行及び債権管理、人事労務関連などリスク事項の報告を行う他、グループ共通の課題についての議論を行うなど、グループ全体のコーポレート・ガバナンスの向上、均質化に努めております。 (ⅶ)リスクマネジメント委員会当社は、リスク管理会議及びグループ会社会議の上位組織としてリスクマネジメント委員会を設置しております。情報管理、労務管理、ハラスメント防止、不正防止等のリスクやコンプライアンスに関する方針を検討・協議することを目的とし、代表取締役社長 堤幸治、常勤監査役 大木弘明、管理本部長、内部監査室長、法務統括部長が出席します。ここで協議された方針に基づき、リスク管理会議及びグループ会社会議でモニタリングする事項が決定されます。また、重要な内容について取締役会に報告が行われます。原則として3ヶ月に1回の定期開催に加え、何らかのインシデントが発生した場合には臨時開催を行い、インシデントの種別に速やかに対応方針を協議する体制を整えております。 b.リスク管理体制の整備の状況当社は、「リスク管理会議規程」に基づいて原則として毎月開催されるリスク管理会議において、営業系リスク、レピュテーショナルリスク、事務リスク、情報漏洩リスク、システムリスク、人事労務リスクなど様々なリスクを管理する体制としております。それぞれのリスクに関する定期モニタリング項目を出席者間で共有し、リスクが顕在化しているものだけでなく、潜在的なリスクも含めてチェックしております。議長である代表取締役社長から指示があった対応事項・要改善事項については、議事録に記録のうえ、次回以降のリスク管理会議における報告対象となり、フォローアップされます。 c.コンプライアンス体制の整備状況当社は、「コンプライアンス管理規程」において、コンプライアンスの定義を「法令・条例・規則等、明確に文章化された社会ルールの遵守」と定め、全社員にその必要性を周知しております。万が一、コンプライアンス上禁止された行為が行われている、またはその疑いがあるという情報に役職員が接した場合には、当社内及び社外に設置した内部通報窓口に情報提供することとしております。また、コンプライアンス事項の他、職場環境や業務改善提案など役職員が気付いたことを自由にメールで連絡できる「意見箱」という制度も併せて設けております。こうした管理体制の中、何らかのコンプライアンス違反等が発覚した場合には、「懲罰委員会規程」に基づいて懲罰委員会が開催され、対象者の処分が決定される体制を整えております。 d.情報セキュリティ・個人情報保護等の体制の整備状況当社は、事業活動を通じて取り扱う情報資産、個人情報を、あらゆる脅威から保護し、常に適切な管理措置を講じることにより、お客様をはじめ全てのステークホルダーからの信頼と安心を提供することを目的とし、一般社団法人情報マネジメントシステム認定センター(ISMS)による認証と一般財団法人日本情報経済社会推進協会のプライバシーマーク(Pマーク)の取得を行っております。これにより、当社はISMSとPマークの規定に基づく情報管理体制を整備している他、ISMSの規定により毎年、Pマークの規定により2年に1回、外部専門機関による監査を受け、情報管理体制の適正性を維持しております。 e.反社会的勢力の排除に向けた取組み状況当社は、反社会的勢力との一切の関係を排除するために「反社会的勢力対策規程」及び「反社会的勢力対策マニュアル」を制定し、不当要求等が行われた場合の対処の方法を定めている他、取引先や役職員等の調査の手順について詳細に定めております。また、警察署への不当要求防止責任者の届出及び講習受講、公益財団法人暴力団追放運動推進都民センターへの加盟等を行い、警察や外部専門機関と緊密に連携することで問題発生時に解決を図る体制を整備しております。 f.当社の子会社の業務の適正性を確保するための体制整備の状況当社は、子会社の業務の適正を確保するために「関係会社管理規程」を制定し、各子会社からの報告事項や当社の承認が必要な事項などを定めております。これにより、各社の業務執行状況を管理し、グループ全体の統制レベルの均質化に努めております。また、当社の内部監査室による監査、当社の監査役による監査を継続して行い、子会社業務が適切に運営されていることを確認する体制を構築しております。 ③企業統治に関するその他の事項a.内部統制システムの整備の状況当社は、会社法に基づく業務の適正性を確保するための体制として、以下の通り内部統制システム構築の基本方針を定め、これに基づき内部統制システムの整備・運用を行っております。 1. 当社グループの内部統制に関する基本的考え方当社グループ(当社及び当社の子会社から成る企業集団をいう)は、高度な技術力とサービス開発力を軸として、魅力ある価値創造企業を目指す。また、企業価値の最大化を図り、企業の社会的責任を果たしていくためには、透明性が高く環境の変化に迅速に対応できる経営体制の確立とコンプライアンス遵守の経営を追求することが不可欠であるため、コーポレート・ガバナンス体制の充実を経営の最重要課題と位置づけて積極的に取り組む。 2. 当社グループの取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制(1) 当社グループは、法令及び定款を遵守するための社内規程を定めており、これらに基づき職務を行うことを徹底する。(2) 当社グループにおいては、法令及び定款の違反行為を取締役または使用人が知覚した場合は、内部通報制度や監査役等の匿名性の確保された窓口に通報できる。 3. 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制(1) 取締役の職務の執行に係る情報(次に掲げる記録を含む)は、書面又は電磁的記録媒体等への記録により、法令及び社内規程に基づき適切に保存及び管理する。・ 株主総会議事録・ 取締役会議事録・ その他取締役の職務執行に関する重要な記録(2) 取締役及び監査役は取締役の職務の執行に係る情報の記録を随時閲覧できる。 4. 当社グループの損失の危険の管理に関する体制(1) 当社グループでは、取締役会、リスクマネジメント委員会、リスク管理会議、その他の重要な会議において、事業活動に潜在する重大な損失の危険を特定し、その重大な損失の発生を知覚した場合は、すみやかに取締役会において報告する。(2) 当社グループでは、基幹システムの冗長構成及び耐震防火の対策を行い、事業継続可能性とそのサービス品質を保つことに努め、特許出願を行うことにより独自技術の権利化に努める。(3) 当社グループでは、優秀な人材の確保及び育成が重要と考え、積極的に採用活動及び教育活動を行い、組織強化に努める。(4) 当社グループでは、プライバシーポリシーをはじめとする各種規程の周知及び技術的措置に基づくセキュリティ対策を行い、情報管理を実施する。(5) 当社グループでは、各部門長が業務遂行に係るリスクの定常管理を行い、従業員の相互牽制によるリスク管理を実施する。 5. 当社グループの取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制(1) 当社グループでは定例取締役会を毎月開催し、重要事項に関する意思決定を行い、取締役の職務の執行を監督する。また、当社グループ全体に影響を及ぼす重要事項に関しては、多面的な検討を経た上で当社取締役会にて意思決定を行う。(2) 当社グループでは、取締役及び役職のある使用人で構成される会議を定期的に開催し、取締役会における決定事項に基づき、これを適切に執行するための基本的事項の意思決定を機動的に行う。(3) 当社グループの取締役は、グループ各社の取締役会で決議された組織構成及び取締役の職務分掌に基づき職務を執行する。 6. 当社グループにおける業務の適正を確保するための体制(1) 当社グループでは、法令及び定款を遵守するための社内規程を定めており、これらを遵守し適切な取引を行うことを徹底する。(2) 当社は、「関係会社管理規程」に従い、また、「グループ会社会議」により、各グループ会社の取締役等の職務の執行に係る事項、経営内容、事業計画等の状況を確認する体制を整備する。(3) 当社は、取締役が当社グループ間の取引の不正を知覚した場合は、すみやかに取締役会において報告し、監査役の監査を受ける体制を整えている。 7. 監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項、取締役からの独立性に関する事項、並びに当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項(1) 監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合は、取締役と監査役との協議の上、必要と認められる範囲で配置する。(2) 監査役の職務を補助すべき使用人についての任命、解任等の異動に係る事項及び業務評価の決定については、監査役会の事前の同意を得る。(3) 監査役の職務を補助すべき使用人は、監査役の職務を補助すべき業務に関し、取締役及び取締役会からの指示を受けない。(4) 監査役の職務を補助すべき従業員は、監査役の指揮命令に従うものとし、他部署の業務を兼務する場合は、監査役に係る業務を優先する。 8. 当社グループの取締役及び使用人等が監査役に報告をするための体制並びに報告したことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制、その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制(1) 取締役は、監査役の出席する取締役会において随時その担当する職務の執行状況について報告を行う。(2) 監査役は、当社の取締役会その他取締役及び使用人が出席する重要な会議に出席できる。(3) 当社グループの取締役及び使用人は、監査役の求めにより、業務執行に関する重要文書の提供及び説明を行い、監査役の職務が円滑に行われるよう迅速かつ的確に協力する。(4) 監査役は、取締役会やリスクマネジメント委員会など重要会議への出席や重要文書の閲覧によって当社のリスク管理体制やコンプライアンス体制等について課題を発見した場合、是正を求めることができる。(5) 当社グループは、監査役へ報告を行った当社グループの取締役及び使用人に対し、当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを行うことを禁止する。(6) 監査役に係る規程の改廃は監査役会が行う。 9. 監査役の職務の執行について生ずる費用の前払又は償還の手続きその他の当該職務の執行について生ずる費用又は償還の処理に係る方針に関する事項監査役は必要に応じて、法律・会計等の専門家に相談することができ、当社はその費用を
役員の報酬等1,863字
(4) 【役員の報酬等】①役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項当社の取締役の報酬等の額は、2020年11月25日開催の株主総会の決議により、500,000千円以内と定められております。当該株主総会終結時点の取締役の員数は4名です。第22期連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)においては、業績数値によって客観的に成果を測ることができる業務執行取締役に対して営業利益成長率の実績に応じて一定の範囲で変動させる業績連動報酬を固定報酬に加えて導入し、その目標値の達成度合に応じて変動させた額を支給することとしております。業績連動報酬に係る指標として営業利益成長率を選択した理由は、経営上の目標の達成状況を判断できる客観的な指標と判断したためであります。業績連動報酬に係る指標の目標及び実績は以下の通りです。・業績連動報酬目標:連結営業利益2,200百万円(期初予算)、連結営業利益成長率12.6%(第21期の特需による利益控除後33.3%)・業績連動報酬実績:連結営業利益2,681百万円、連結営業利益成長率37.3%個々の取締役報酬額の算定については、株主総会において定められた報酬限度額の範囲内で取締役会の決議に基づいて代表取締役社長の堤幸治に委任しております。委任した理由は、当社全体の業績等を俯瞰しつつ各取締役の評価を行うには代表取締役社長が最も適していると判断したためであります。算定は、各取締役の職務の内容、実績、成果などを勘案し、非常勤取締役については、職務の内容や範囲の他、保有資格、経歴なども考慮して検討されております。代表取締役社長に委任した権限が適切に行使されるよう、算定された金額については、外部調査機関の役員報酬調査データを用いて類似規模・類似業種の他社との客観的な比較検証を行う他、代表取締役会長の田中伸明から意見を求め決定しているため、取締役会は決定方針に沿うものと判断しております。第22期連結会計年度における取締役の報酬等の決定過程における取締役会の活動状況といたしましては、2025年6月24日開催の取締役会において、代表取締役社長が、上記の算定方法及び報酬限度額内で決定することを前提に取締役会に諮り、これを決議しております。代表取締役社長による決定は、2023年2月28日開催の取締役会において制定された下記の役員報酬の基本方針に基づいて行われております。1.当社の取締役の報酬は、基本報酬(金銭報酬)、業績連動報酬(金銭報酬)及び非金銭報酬により構成する。2.基本報酬額の決定は、取締役会から代表取締役社長に一任する。代表取締役社長は、各取締役が担う役割・責務、また各取締役の業績・貢献度等に応じて検討する。さらに、同規模や類似業種の他企業との水準比較や外部調査機関の調査データ等を踏まえて代表取締役会長との協議を経て決定し、毎月現金で支払うものとする。3.業績連動報酬は、業績数値によって客観的に成果を測ることができる業務執行取締役を対象とし、連結営業利益の年度予算達成率に応じて金額を算出のうえ年1回現金で支払うものとする。4.金銭報酬(基本報酬及び業績連動報酬)に占める業績連動報酬の割合については、0%から50%の範囲内とする。5.非金銭報酬は株主総会の決議の範囲内で、総会後1年以内に取締役会の決議により新株予約権を割当するものとし、これらの制度を整備した後に導入することとする。また、当社の監査役の報酬の額は、2020年11月25日開催の株主総会の決議により、50,000千円以内と定められております。当該株主総会終結時点の監査役の員数は1名です。個々の監査役報酬額の決定については、常勤・非常勤の別、担当範囲等をもとに2023年2月15日開催の監査役会の協議により、報酬限度額の範囲内において決定されております。 ②役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数 役員区分報酬等の総額(千円)報酬等の種類別の総額(千円)対象となる役員の員数(名)固定報酬業績連動報酬退職慰労金取締役 (社外取締役を除く。)78,21240,21238,000-3監査役 (社外監査役を除く。)-----社外役員25,08025,080--5 ③役員ごとの連結報酬等の総額等連結報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。 ④使用人兼務役員の使用人分給与のうち重要なもの該当事項はありません。
従業員の状況1,085字
(2) 【従業員の状況】①連結会社の状況 2026年3月31日現在従業員数(名)491(18) (注) 1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は年間の平均人員を( )外数で記載しております。2.当社グループは医療向けソリューションの開発および販売の単一セグメントであるため、セグメント別の従業員の記載は行っておりません。 ②提出会社の状況 2026年3月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)321(12)34.03.54,688△3.8 (注) 1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は年間の平均人員を( )外数で記載しております。2.当社は医療向けソリューションの開発および販売の単一セグメントであるため、セグメント別の従業員の記載は行っておりません。3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 ③労働組合の状況当社グループにおいて労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満であり、特記すべき事項はありません。 ④管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異a.提出会社 当事業年度 管理職に占める女性労働者の割合(%)(注1)男性労働者の育児休業取得率(%)(注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者6.044.469.970.681.6 (注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 b.連結子会社該当事項はありません。 ⑤使用人等のみに対して付与する新株予約権の内容使用人等のみに対して付与する新株予約権の内容について「1 株式等の状況 (2) 新株予約権等の状況 ① ストックオプション制度の内容」に記載しております。 ⑥使用人その他の従業員のみを対象とした役員・従業員株式所有制度の内容当社は使用人その他の従業員のみを対象とした役員・従業員株式所有制度を導入しております。当該役員・従業員株式所有制度の内容について「1 株式等の状況 (8) 役員・従業員株式所有制度の内容」に記載しております。
関係会社の状況1,472字
4 【関係会社の状況】 名称住所資本金(千円)主要な事業の内容議決権の所有(又は被所有) 割合(%)関係内容(連結子会社) 株式会社ファーマリー(注)1東京都豊島区10,000販売促進及び受注代行業務100.0従業員による役員兼任1名当社からの業務委託株式会社ピークウェル (注)1東京都豊島区9,000医療用医薬品売買サイトの運営 100.0従業員による役員兼任1名当社との相互業務委託資金貸付株式会社エーシーエス (注)1仙台市青葉区30,000医療機関向けシステムの開発・販売他100.0役員兼任2名従業員による役員兼任3名当社との相互業務委託資金貸付株式会社モイネットシステム(注)1,4神戸市長田区10,000診療報酬明細書システムの開発販売100.0役員兼任2名従業員による役員兼任5名当社との相互業務委託資金借入株式会社メディカルコーディネート(注)1東京都豊島区10,000販売促進及び受注代行業務100.0従業員による役員兼任1名当社との相互業務委託株式会社EPARK人間ドック(注)1東京都豊島区100,000人間ドック向け予約システムの提供100.0役員兼任1名当社への業務委託薬剤師求人転職株式会社(注)1東京都豊島区10,000職業紹介、労働者派遣、教育他100.0従業員による役員兼任1名当社への業務委託株式会社メディカルコネクト(注)1東京都豊島区10,000医療機器、医療システムの販売他100.0従業員による役員兼任1名当社への業務委託株式会社メディ・ウェブ(注)1東京都豊島区80,000医療向けDX事業100.0役員兼務2名従業員による役員兼任3名当社への業務委託株式会社イーディライト(注)1福岡市中央区25,000医療機関向け各種ソリューションの提供100.0[100.0]従業員による役員兼任1名株式会社メディカルJSP(注)1京都市中京区82,500医療機関向けコンピュータシステムの開発販売77.1役員兼任2名従業員による役員兼任3名当社との相互業務委託ハイブリッジ株式会社(注)1東京都豊島区90,000電子薬歴システムの開発販売67.3役員兼任2名従業員による役員兼任3名当社への製品の販売(持分法適用関連会社) 株式会社 J-Seed横浜市港北区1,000「みんなの仕入れサポートサービス」取引に係る管理業務49.0役員兼任1名従業員による役員兼任3名当社からの業務委託(その他の関係会社) 株式会社EPARK(注)2東京都港区90,000各種予約サービス事業被所有39.4(1.4)EPARK事業に係るプラットフォーム共有及びロイヤリティ等支払(その他の関係会社の親会社) 株式会社光通信(注)2,3東京都豊島区54,259,000通信回線サービス事業他被所有40.8[40.8]事務機器の賃借 (注) 1.特定子会社であります。2.議決権の所有(または被所有)割合欄の[ ]内は、間接所有割合で内数となっております。3.議決権の所有(または被所有)割合欄の( )内は、緊密な者又は同意している者の所有割合で外数であります。4.有価証券報告書の提出会社であります。5.株式会社モイネットシステムについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。主要な損益情報等 ① 売上高 1,517,377千円② 経常利益 358,624 〃③ 当期純利益 235,022 〃④ 純資産額 2,092,604 〃⑤ 総資産額 2,983,497 〃
配当政策381字
3 【配当政策】当社は、前事業年度において初の配当として1株当たり27円の配当を実施し、当事業年度においては1株当たり38円への増配を実施致しました。この結果、当事業年度の連結配当性向は14.4%となりました。今後についても、将来の事業展開に備えた投資や内部留保の充実を図りながらも、株主の皆様への適切な利益還元を重要課題のひとつと位置付け、連結配当性向15%を目途として、安定的な配当を継続することを基本方針としております。配当の回数につきましては、中間配当及び期末配当の2回を基本的な方針としております。配当の決定機関は、取締役会であります。なお、当社は中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下の通りであります。決議年月日配当の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2026年5月14日取締役会決議43538
研究開発活動21字
6 【研究開発活動】該当事項はありません。
主要な設備の状況1,190字
2 【主要な設備の状況】当社グループは、単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。 (1)提出会社 2026年3月31日現在事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物工具、器具及び備品リース資産ソフトウエア合計本社(東京都豊島区)事務及び開発・営業設備23,83743,9958803,291,6883,360,402276(11.8 )札幌営業所(北海道札幌市中央区)営業設備394---3942(-)名古屋営業所(愛知県名古屋市中村区)営業設備1,175553--1,7286(-)大阪営業所(大阪府大阪市中央区)営業設備2,095981--3,07620(-) 広島営業所 (広島県広島市南区)営業設備-----2(-)高松事務所(香川県高松市)営業設備2,5991,542--4,1412(-)福岡営業所(福岡県福岡市中央区)営業設備1,287503--1,79113(-) (注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。2.上記の建物は、賃借設備にかかる内部造作等の建物附属設備であります。なお、建物の年間賃借料は、121,257千円であります。3.従業員数欄の( )は外数で、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。 (2)国内子会社 2026年3月31日現在会社名(所在地)設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物及び構築物ソフトウエア借地権その他合計㈱エーシーエス(宮城県仙台市青葉区)事務及び開発・営業設備-114,892-2,306117,19817(2.5)㈱メディカルJSP(京都府京都市中京区)事務及び開発・営業設備77780,934-33782,05011(-)㈱モイネットシステム(兵庫県神戸市長田区)事務及び開発・営業設備49,469274,76521,7271,414347,37768(0.9)㈱ピークウェル(東京都豊島区)営業設備---7697693(-)ハイブリッジ㈱(東京都豊島区)事務及び営業設備2,079166,073-655168,80744(2.6)㈱EPARK人間ドック(東京都豊島区)事務及び営業設備-----3(-)薬剤師求人転職㈱(東京都豊島区)事務及び営業設備-----2(-)㈱メディ・ウェブ(東京都豊島区)事務及び営業設備316--51583122(0.1)㈱イーディライト(福岡県福岡市中央区)事務及び営業設備-922-7901,7120(1.4) (注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。2.上記の建物及び構築物には、賃借設備にかかる内部造作等の建物附属設備が含まれております。なお、建物の年間賃借料は、54,940千円であります。3.従業員数欄の( )は外数で、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。 (3)在外子会社該当事項はありません。
監査の状況3,063字
(3) 【監査の状況】①監査役監査の状況a 監査役監査の組織、人員及び手続当社は監査役会設置会社であり、常勤監査役1名、非常勤監査役2名(3名とも社外監査役)で構成されております。非常勤監査役 信貴威宏は公認会計士の資格があり、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。監査役監査の役割分担は、期初に決定しました監査計画・職務分担等に基づき、常勤監査役は取締役会やリスクマネジメント委員会など重要会議への出席、取締役・各部門責任者との面談、子会社・各拠点への往査、稟議書や契約書など重要書類・資産状況の閲覧・実査を担当しており、非常勤監査役は、取締役会・監査役会等の重要な会議への出席を行っております。 b 監査役会の状況当社は監査役会を原則として毎月1回開催している他、必要に応じて臨時開催を行っております。当事業年度においては13回開催しており、個々の監査役の出席状況については次のとおりであります。氏名開催回数出席回数(出席率)大木 弘明13回13回(100%)信貴 威宏13回13回(100%)松永 暁太13回13回(100%) 監査役会における主な検討事項や協議事項は以下の通りであります。・監査計画、監査職務分担・事業報告及び計算書類の適正性・会計監査人の評価及び報酬等の決定に関する同意・取締役会における決議事項・報告事項の適正性 c 監査役の活動状況 常勤監査役・取締役会、監査役会、リスクマネジメント委員会など重要な会議への出席・稟議書や契約書など重要な書類等の閲覧・取締役等からの業務報告・会計監査人との連携・内部監査責任者との連携・地方拠点、子会社の往査、契約倉庫の視察・年度利益計画策定の状況およびその進捗の確認・関連当事者取引に係る調査・不正防止に係る調査・監査役会への調査結果の報告および監査に必要な情報の提供・監査報告書の作成・監査役会議事録の作成、その他監査役会の運営に関する事項 非常勤監査役・取締役会や監査役会など重要な会議に出席・経営全般に関する客観的かつ公正な監査意見の開陳・当社の決算体制に係る監査と改善提言・当社の法務面に係る監査と改善提言・会計監査人監査の状況把握・監査報告書の作成・会社の外で得られる重要な情報および有用な資料等の提供・監査役会の要請による事項 ②内部監査の状況当社は、他部門から独立した代表取締役社長直轄の内部監査室を設け、室長1名を配置しております。内部監査室長は、代表取締役社長の承認のもと、当社グループ全体の内部監査を実施し、代表取締役社長に対して監査結果を報告しております。被監査部門に対して行った改善指示等を行った場合は、改善実施状況について確認を行い、フォローアップを実施しております。また、内部監査室と監査役、会計監査人が監査を有効かつ効率的に進めるため、適宜情報交換を行っております。 ③会計監査の状況a 監査法人の名称監査法人アヴァンティア b 継続監査期間2026年3月期以降の1期間 c 業務を執行した公認会計士指定社員 業務執行社員 藤田 憲三指定社員 業務執行社員 藤沢 秀比古 d 監査業務に係る補助者の構成当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士6名、その他8名であります。 e 監査法人の選定方針と理由当社は、日本監査役協会の「会計監査人の評価及び選定基準策定に関する監査役等の実務指針」に記載された基準を参考に会計監査人を選定しております。特に品質管理、独立性、専門性を重視し、総合的な判断により選定することとしております。監査法人アヴァンティアについては、十分な品質管理体制と独立性及び専門性を有し、当社の会計監査が適切かつ妥当に行われることを確保する体制を備えているものと判断しております。なお、当社の監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号のいずれかに該当すると認められる場合には、監査役全員の同意によって会計監査人を解任いたします。また、監査役会は、会計監査人の職務の執行に支障がある場合等、その必要があると判断した場合には、会計監査人の解任または不再任を議案として株主総会に提出することとしております。 f 監査役及び監査役会による監査法人の評価当社の監査役及び監査役会は、前項の会計監査人評価基準に基づき、会計監査人の独立性・専門性、会計監査人による監査の適切性・妥当性を評価項目として評価を行った結果、いずれの項目も問題はなく、当社の会計監査人として適切であると評価しております。 g.監査法人の異動当社の監査法人は次のとおり異動しております。第21期(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)史彩監査法人第22期(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)監査法人アヴァンティア なお、臨時報告書に記載した事項は次のとおりであります。(1)当該異動に係る監査公認会計士等の名称① 選任する監査公認会計士等の名称監査法人アヴァンティア ② 退任する監査公認会計士等の名称史彩監査法人 (2)当該異動の年月日2025年6月24日(第21期定時株主総会開催日) (3)退任する監査公認会計士等が監査公認会計士等となった年月日2023年2月28日 (4)退任する監査公認会計士等が直近3年間に作成した監査報告書等における意見等に関する事項 該当事項はありません。 (5)当該異動の決定又は当該異動に至った理由及び経緯当社の会計監査人である史彩監査法人は、2025年6月24日開催予定の第21期定時株主総会終結の時をもって任期満了となります。同法人については会計監査が適切かつ妥当に行われるための監査品質を十分に備えていると考えておりますが、同監査法人より、 監査業界を取り巻く環境が変化する中、監査品質を確保するための人員確保が困難であるとして、任期満了をもって監査契約の継続を辞退したい旨の申し出がありました。当社としても、監査環境の変化等により同法人の監査工数及び監査報酬が増加傾向にあったことを考慮し、当社の事業状況に適した監査報酬と監査対応の相当性等について、複数の監査法人の比較検討を行いました。その結果、新たに監査法人アヴァンティアを会計監査人として選任するものであります。 (6)上記(5)の理由及び経緯に対する意見① 退任する監査公認会計士等の意見特段の意見はない旨の回答を得ております。② 監査役会の意見妥当であると判断しております。 ④監査報酬の内容等a 監査公認会計士等に対する報酬の内容 区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(千円)非監査業務に基づく報酬(千円)監査証明業務に基づく報酬(千円)非監査業務に基づく報酬(千円)提出会社40,000-43,000-連結子会社----計40,000-43,000- b 監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬(aを除く)該当事項はありません。 c その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容該当事項はありません。 d 監査報酬の決定方針当社グループの事業規模及び業務の特性、監査日数などを総合的に勘案したうえで、監査役会の同意を踏まえて決定しております。 e 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由監査役会において、監査計画、監査内容、監査日数等を勘案し、当社の事業規模やリスクに応じた十分な品質を維持した監査を遂行し得るものであると判断し、監査報酬等に同意しております。
株式の保有状況1,129字
(5) 【株式の保有状況】①投資株式の区分の基準及び考え方当社は、キャピタルゲインや配当金を期待して保有するものを純投資目的株式、それ以外に保有目的があるものを純投資目的以外の目的である投資株式と区分しております。 ②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、業界の情報収集や業務提携の可能性等を広く検討するため等の理由から、一定数の上場株式を取得・保有することがあります。保有の合理性の検証並びに個別銘柄の保有の適否の検証等については、予め取締役会で決議された金額の範囲内とし、投資銘柄の選定について代表取締役社長、常勤監査役、その他関係者が出席する投資会議にて決定しております。取得の可否については、当社との事業関連性や将来の期待効果を明確にした上で取得目的を吟味し、経済性の観点について市況ならびに時価や発行体の財務状況などを踏まえて総合的に判断しております。また、投資実績及び保有状況について四半期に一度取締役会に報告し、投資に係る適否の検証を行っております。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式111,900非上場株式以外の株式―― (当事業年度において株式数が増加した銘柄)該当事項はありません。 (当事業年度において株式数が減少した銘柄)該当事項はありません。 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報該当事項はありません。 ③保有目的が純投資目的である投資株式銘柄当事業年度前事業年度銘柄数貸借対照表計上額の合計額(千円)銘柄数貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式――――非上場株式以外の株式3305,053―― 銘柄当事業年度受取配当金の合計額(千円)売却損益の合計額(千円)評価損益の合計額(千円)非上場株式―――非上場株式以外の株式1,715△1338,808 ④当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項はありません。 ⑤当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの銘柄株式数(株)貸借対照表計上額(千円)変更した事業年度変更の理由及び変更後の保有又は売却に関する方針㈱プラッツ16,70013,1932026年3月期同社株式については、ヘルスケア関連事業にかかる情報収集を目的として保有しておりましたが、取引関係等の実態を踏まえて政策保有株式としての保有意義を見直した結果、純投資目的へ変更しております。
沿革1,628字
2 【沿革】 年月概要2004年9月株式会社光通信が岩手県盛岡市にてインターネット回線提供を目的とした株式会社サイバーテレコムを設立2007年1月株式会社L-NETへ商号変更2013年10月株式会社光通信の子会社であり、多様な業種業態への予約サービスを展開する株式会社EPARKにて薬局業種向けの調剤予約、処方箋送信サービス「処方便」(当社「EPARKくすりの窓口」サービスの前身)の販売を開始2015年6月株式会社EPARKから薬局業種向け事業を譲受するため、株式会社光通信が子会社として保有していた休眠会社(株式会社L-NET(現在の当社))を株式会社EPARKヘルスケアへ商号変更、東京都豊島区へ本店移転(実質的な当社事業の創業)2015年8月株式会社EPARKから当社へ薬局業種向け事業を譲渡することを前提に、先行して「処方便」をはじめ、薬局業種向けEPARKサービスをOEMにて提供開始2015年12月株式会社EPARKとオフィシャルパートナーシップ契約を締結し、薬局業種向けEPARKサービスを当社が担うことを明文化2016年1月株式会社光通信から株式会社EPARKへ当社株式の全部が譲渡され、株式会社EPARKの子会社となった後、薬局業種向けEPARKサービスに関する事業(これまで獲得してきた顧客を含む資産)を会社分割にて取得2016年8月フリービット株式会社が当社を子会社化2017年2月株式会社フリービットEPARKヘルスケアへ商号変更、東京都渋谷区へ本店移転2017年4月医薬品の不動在庫売買支援サービスの展開を目的に株式会社ピークウェルを完全子会社化2018年3月不動在庫売買支援サービスにおける薬局顧客の開拓を目的に株式会社ファーマリーを設立2020年6月薬局向けレセコンシステムの開発を行う株式会社モイネットシステムを子会社化2020年10月フリービット株式会社が保有株式の全てを当社代表取締役会長田中伸明が議決権の100%を所有する日本事業承継アントレプレナーズ株式会社(現株式会社NBSE)の組成するNBSEヘルステック投資事業有限責任組合へ譲渡2020年11月株式会社くすりの窓口へ商号変更2020年12月医療機関向け電子カルテシステム、レセコンシステムの開発を行う株式会社メディカルJSPを子会社化2021年3月東京都豊島区へ本店移転2021年4月医事会計、オーダリング(検査、処方等の指示を管理する医療情報システム)、電子カルテシステムの開発を行う株式会社エーシーエスを子会社化2022年8月医療関連ソリューションの提供を目的に株式会社メディカルコーディネートを設立2023年10月東京証券取引所グロース市場に株式を上場2023年12月病院向けICTソリューション事業を行う株式会社ホスピタルヘルスケア他1社を子会社化2024年1月調剤監査システム「Cube.i」の製造、販売を行うキューブイメージング株式会社、電子薬歴システム「Hi-story」等の開発・システム構築・販売他を行うハイブリッジ株式会社を子会社化2024年8月調剤監査システム「Cube.i」の製造、販売を行うキューブイメージング株式会社を当社が吸収合併2024年9月調剤薬局向け人材紹介事業を行う薬剤師求人転職株式会社を設立2024年11月病院向けICTソリューション事業を行う株式会社ホスピタルヘルスケアを当社が吸収合併2024年11月みんなのお薬箱事業の仕入れサポートサービスおいて、株式会社E-BONDホールディングスの子会社の株式会社ウィーズと業務提携を開始2025年3月医療機器の販売、営業代行を行う株式会社メディカルコネクトを設立2026年1月医療機関予約プラットフォーム事業を行う株式会社メディ・ウェブ他1社を子会社化2026年5月医療機関向けレセコンシステム、電子カルテシステムの販売を行う株式会社テクノネットワーク他1社を子会社化
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TIMELY DISCLOSURE
適時開示(TDnet)
自己株式取得状況に関するお知らせ(2026年8月度)自己株式 · 08:00
PDF2027年3月期第1四半期決算説明資料決算説明資料 · 12:00
PDF2027年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)決算短信 · 12:00
PDF自己株式取得状況に関するお知らせ(2026年7月度)自己株式 · 10:00
PDF株式会社blankpadの株式取得(完全子会社化)に関するお知らせその他 · 15:30
PDF出典:東証 適時開示情報閲覧サービス(TDnet)。決算短信・業績予想の修正はEDINETには掲載されません。
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