幸
株式会社幸和製作所
KOWA CO.,LTD.
64億円売上高(FY2025)
23.1%ROE
59.7%自己資本比率
83財務健全性スコア
KEY METRICS
主要財務指標
FY2025の売上高は64億円(前年比-0.6%)。営業利益は8億円(営業利益率12.5%)、当期純利益は6億円。総資産49億円に対し自己資本比率は59.7%、ROEは23.1%。その他製品の中央値(ROE 6.6%)を上回る水準。営業キャッシュ・フローは10億円の創出、現金及び現金同等物は15億円。従業員数は218人。直近のFY2026中間期は売上高33億円(前年同期比+2.0%)、純利益2億円。
開示値を定型文に流し込んだ自動生成の概況です(LLM不使用)。株価(終値)855円2026-09-04
PER5.9倍
PBR1.21倍
配当利回り1.40%
時価総額(概算)33億円
株価はYahoo Financeの公開データによる参考値。PER・PBR・利回りは最新有報のEPS・BPS・配当との組み合わせ計算です。売上高64億円-0.6%
営業利益8億円-15.9%
当期純利益6億円-13.3%
総資産49億円
純資産30億円
営業利益率12.5%
ROE23.1%
自己資本比率59.7%
EPS144.9円
BPS703.7円
1株配当12円
配当性向8.3%
従業員数218人
INDUSTRY POSITION
業種内のポジション
ROE23.1%中央値 6.6%
営業利益率12.5%中央値 4.7%
自己資本比率59.7%中央値 59.3%
健全性スコア83.0点中央値 59.0点
帯はその他製品(44社)の下位25%〜上位25%、縦線が中央値、丸が当社の値です。
FINANCIAL HISTORY
業績推移
資産
負債・純資産
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | 総資産 | 純資産 | EPS | ROE | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 64億円 | 8億円 | 8億円 | 6億円 | 49億円 | 30億円 | 144.9 | 23.1% | 59.7% |
| FY2024 | 64億円 | 9億円 | 9億円 | 7億円 | 48億円 | 25億円 | 154.7 | 29.4% | 50.0% |
| FY2023 | 63億円 | — | 7億円 | 4億円 | 52億円 | 25億円 | 88.6 | 19.0% | 47.0% |
| FY2022 | 57億円 | 6億円 | 5億円 | 4億円 | 50億円 | 22億円 | 88.6 | 23.7% | 43.7% |
| FY2021 | 52億円 | 4億円 | 4億円 | 4億円 | 51億円 | 12億円 | 90.1 | 38.9% | 23.4% |
| FY2020 | 60億円 | — | -1億円 | -4億円 | 63億円 | 8億円 | -86.5 | -43.5% | 12.9% |
| FY2019 | 45億円 | — | -3億円 | -4億円 | 47億円 | 13億円 | -87.5 | -28.2% | 26.0% |
| FY2018 | 51億円 | — | 5億円 | 4億円 | 37億円 | 17億円 | 100.6 | 30.2% | 45.1% |
| FY2017 | 46億円 | — | 3億円 | 2億円 | 31億円 | 7億円 | 61.8 | 33.4% | 22.9% |
| FY2016 | 49億円 | — | 2億円 | 2億円 | 25億円 | 6億円 | 63.4 | 46.0% | 21.8% |
営業CF10億円
投資CF38百万円
財務CF-5億円
現金及び現金同等物15億円
SEGMENTS
セグメント別売上
Welfare Equipment Production Sale55億円
Electronic Commerce8億円
Care Service94百万円
セグメント名はXBRLのタクソノミ名(英語)です。日本語の区分名は下の「セグメント情報」本文を参照してください。
MAJOR SHAREHOLDERS
大株主
| 順位 | 氏名・名称 | 持株比率 |
|---|---|---|
| 1 | 株式会社秀一 | 55.1% |
| 2 | 玉田 秀明 | 6.0% |
| 3 | ヨシダ トモヒロ | 3.6% |
| 4 | 光通信株式会社 | 3.6% |
| 5 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.0% |
| 6 | 野村證券株式会社 | 1.3% |
| 7 | 野田 泰義 | 1.2% |
| 8 | NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN (CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社) | 0.5% |
| 9 | 目野 直美 | 0.5% |
| 10 | 川崎 伸 | 0.4% |
INTERIM RESULTS
中間期の業績(半期報告書)
| 中間期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 営業利益率 | 自己資本比率 | EPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2026中間(〜2025-08-31) | 33億円 | 4億円 | 4億円 | 2億円 | 11.3% | — | 57.7 |
| FY2025中間(〜2024-08-31) | 33億円 | 5億円 | 5億円 | 4億円 | 15.2% | — | 97.3 |
| FY2024中間 | 33億円 | 6億円 | 6億円 | 4億円 | 17.2% | — | 77.9 |
半期報告書「主要な経営指標等の推移」からの抽出値です。中間期の利益は通期の約半分に相当するため、年度データとの単純比較はできません。
HUMAN CAPITAL
人的資本
平均年齢40歳
平均年間給与554万円
平均勤続年数8年
提出会社(単体)ベースの開示値です。
ANNUAL REPORT TEXT
有報本文
事業の内容2,623字
3【事業の内容】当社グループは、2025年2月28日現在、当社、東莞幸和家庭日用品有限公司、株式会社ネクストケア・イノベーション、株式会社幸和ライフゼーション、株式会社シクロケア、パーソンケア株式会社の計6社で構成されており、介護用品・福祉用具の製造・販売、介護サービスおよびインターネットを介した介護用品・福祉用具の販売を主たる事業として取り組んでおります。当社グループの事業内容および当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。(1)介護用品・福祉用具製造販売事業・・・主要な製品は、シルバーカー、歩行車および杖など歩行補助を目的とした福祉用具であります。シルバーカーおよび歩行車は、主に当社グループの生産拠点である東莞幸和家庭日用品有限公司にて製造しており、杖やその他の福祉用具については国内外の委託工場および仕入先から当社および連結子会社である株式会社シクロケアが仕入を行っております。販売については、国内は当社および連結子会社である株式会社シクロケア、海外は連結子会社である東莞幸和家庭日用品有限公司が行っております。(2)介護サービス事業・・・・・・・・・・連結子会社である株式会社幸和ライフゼーションおよびパーソンケア株式会社が介護保険法に基づいた福祉用具貸与(レンタル)事業を行っており、居宅介護者・要支援者について日常生活上の便宜や機能訓練のために、要介護者等の心身の状況、希望や生活環境などの状況に応じ、日常生活の自立を支援するための介護用品・福祉用具の貸与を行っております。(3)EC事業・・・・・・・・・・・・・・連結子会社である株式会社ネクストケア・イノベーションがインターネット等を介し、車いす、シルバーカー、歩行車等の介護用品・福祉用具の通信販売を行っております。 (1) 主要な製品当社では、シルバーカー・歩行車・杖を中心に、高齢者や要介護者の歩行を支援する福祉用具を製造・販売しています。加えて、入浴・排泄・服薬支援などの生活支援用品も取り扱い、幅広いニーズに対応しています。 (シルバーカー)自立歩行が可能な高齢者が、外出や荷物の運搬、休憩時に使用する歩行補助具です。四輪以上の安定した構造で、使用者の歩行を安全にサポートします。当社は1970年よりシルバーカーの製造・販売を開始しており、買い物用・外出用など用途に応じた機能と、使用者の嗜好に応じたデザイン性を備えた多様な製品を展開しています。 (歩行車)要支援・要介護認定を受けた方など、歩行時に体重の支えが必要な方に向けた歩行補助具で、介護保険の適用対象です。2007年の市場参入以降、当社では軽量・コンパクトな「テイコブリトル」(2010年)を皮切りに、前腕支持型の「シトレア」(2020年)、屋内向けの「スワリナ」(2022年)、ブレーキ操作不要の「ジスタ/Zista」(2024年)など、多様な製品を開発しています。歩行車は当社の中核商品として、レンタル市場の拡大とともに成長を続けています。 (杖)最も手軽な歩行補助具として、自立歩行可能な高齢者の歩行を安定させる役割を果たしています。当社では、ファッション性に配慮したデザインやカラーを採用した一本杖、着地面積を広くとった多脚杖など、多彩なバリエーションを展開しています。 (その他福祉用具)入浴・排泄・服薬支援など、日常生活を支える福祉用具も取り扱っており、これらを自社ブランド「TacaoF(テイコブ)」のもとで総合的に展開しています。 (ブランド展開)当社では、主要製品を展開する「TacaoF」に加え、アクティブシニア男性向けの「GENTIL MARRONE(ジェンティルマローネ)」や、2024年に新たに立ち上げたデザイン性重視のブランド「AURULA(アウルラ)」も展開しています。AURULAでは、「日常の背景のように自然に寄り添う」をコンセプトに、前押しカートを発売し、福祉用具に対する新たな価値提案を行っています。 (製造体制)シルバーカー、歩行車および杖は、中国の生産拠点である東莞幸和家庭日用品有限公司にて製造しています。杖やその他の福祉用具については、国内外の委託工場および仕入先を通じて調達しています。 (2) 当社グループの販路当社グループの主な販路は、以下の5つのルートに大別されます。 ①チェーンストアルート当社が代理店(問屋)を通じて、ホームセンター、ディスカウントストア、スーパーマーケットなどの量販店に向けて、シルバーカーや杖など介護保険適用外の製品を販売しております。②介護ルート当社および株式会社シクロケアが、代理店(問屋または介護用品貸与事業者)を介して介護サービス事業者に販売を行い、同事業者が利用者に対して製品を販売または貸与する形態です。歩行車など介護保険適用対象の福祉用具を中心に取り扱っております。③OEMルート東莞幸和家庭日用品有限公司において、販売先から受注したシャワーチェア等の福祉用具をOEM製品として製造・納品しており、製品開発から販売まで一貫して対応しております。④介護サービス(福祉用具貸与)ルート連結子会社である株式会社幸和ライフゼーションおよびパーソンケア株式会社が、介護保険法に基づく福祉用具貸与(レンタル)事業を展開しています。要介護者・要支援者の心身の状況や生活環境に応じ、日常生活の自立支援を目的とした介護用品・福祉用具の提供を行っております。⑤EC(インターネット販売)ルート株式会社ネクストケア・イノベーションが、当社および協力工場から車いす、シルバーカー等の歩行関連製品を仕入れ、インターネットを通じて利用者に直接販売を行っております。 加えて、その他の販路として、カタログ通販等を行う企業向けの通販ルート、および各国代理店を通じた海外販売ルートも展開しており、当社グループは積極的な営業活動により販路の拡大に努めております。以上に述べました当社グループの事業系統図を示すと次のとおりであります。[事業系統図] (注)一部のOEM受注については、当社を介さず東莞幸和家庭日用品有限公司より直接ホームセンターや量販店等のチェーンストアに販売する商流が存在します。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等3,045字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針および経営戦略等当社グループは、「私たちは、明日の笑顔のため、全ての人に愛と感動と勇気を与えます。私たちは、使う人が幸せを感じる、また心が豊かになる製品創りを目指します。」という経営理念のもと、介護用品および福祉用具の開発・製造・販売を通じて、高齢者の生活の質(QOL)向上と持続可能な社会への貢献を目指しています。2025年2月期よりスタートした中期経営計画においては、激しく変化する外部環境や介護業界の構造変化を踏まえ、以下の3方針を中核に据えて事業を推進してまいりました。 ①既存事業の変革と拡大高齢者人口の増加とニーズの多様化に対応するため、製品の差別化と用途別提案力の強化を進めています。2024年3月には、駐車ブレーキ操作が不要な新機構を搭載した新型歩行車「ジスタ/Zista」を発売し、安全性と操作性を兼ね備えた革新的モデルとして高い評価を得ました。また、杖・シルバーカー・入浴補助具といった周辺製品のラインナップも強化し、生活全体を支えるトータル提案を推進しています。加えて、介護保険レンタル市場に加え、ECや量販店を通じた自費購入層への展開も強化し、販売チャネルの多角化と市場対応力の向上を図っています。EC領域では、商品構成の見直しや導線改善を通じて収益性の改善にも取り組んでおります。 ②業務の効率化属人化しがちな業務の標準化を推進し、稟議フローや形骸化した業務の見直しを通じて、意思決定の迅速化と業務負荷の平準化を実現しています。あわせて、働きやすい職場づくりにも注力しており、当期は残業時間が前年比34%削減、有給休暇の取得率は75%に達するなど、制度と意識の定着が進みました。さらに、本社社屋の改装を通じて部門間の連携を強化し、動線の最適化やリフレッシュスペースの新設により、生産性と創造性の向上を図りました。物流面でも在庫や輸送効率の最適化を進めるとともに、生産体制においては海外拠点での一部内製化による設計・品質管理体制の強化を図っています。 ③ブランド価値の再設計福祉用具に対する「医療的・高齢者的」な固定観念を打破すべく、2024年4月に新ブランド「AURULA(アウルラ)」を立ち上げました。第一弾の「前押しカート」は、滑らかなフレーム設計や直感的な操作性を備えた製品として登場し、日常の生活に自然と馴染む“生活道具”として好評を得ています。AURULAでは、年齢や身体状況にかかわらず、自分らしさを大切にするすべての方に向けた製品づくりを志向しており、感性価値と機能性を両立したプロダクト開発を通じて、当社の存在価値そのものを再定義する取り組みを推進しています。 以上の取り組みを通じて、当社グループは「生活価値創造企業」としての進化を目指し、中長期的な企業価値向上に努めてまいります。 (2)目標とする経営指標(単位:百万円) 2025年2月期実績2026年2月期業績予想2026年2月期目標2027年2月期目標売上高6,3686,5006,9547,232営業利益7977001,0761,242経常利益8277001,0661,232親会社株主に帰属する当期純利益616500688797(注)2026年2月期の業績予想は、2025年4月14日に公表した「2025年2月期決算短信〔日本基準〕(連結)」に基づいています。 (3)経営環境今後の経営環境につきましては、景気の持ち直しに対する期待がある一方、マイナス金利政策の解除に伴う金融政策の転換、円安の継続、エネルギー・物流コストの高止まりに加え、中東地域の地政学的リスクなど、今後も不透明な状況が続くものと予想されます。介護業界においては、高齢化社会の進展により歩行補助用具や入浴関連製品などの需要は堅調に推移する一方、介護人材不足の深刻化に伴い、製品にはより高い「使いやすさ」や「安全性」「デザイン性」が求められる傾向が強まっております。このような環境の中、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上に寄与できる社会の構築を目指し、グループ一丸となって邁進してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社グループは、永続的な発展のための礎となる経営基盤の強化と確立に向けて、以下の事項を重要な経営課題と認識し、今後、取り組んでまいります。 ①製品・販売チャネルの拡大当社グループは、歩行補助具を主力に自費市場での展開を進めてきました。近年では、介護保険対象の入浴補助具や住宅改修用製品にも領域を広げ、製品ラインナップの拡充を図っています。2024年3月に発売した新型歩行車「ジスタ/Zista」は、簡便な操作性と高い安全性を両立した革新的製品として市場の評価を得ており、生活動線全体を支える提案型展開の中核となっています。また、介護保険レンタルに加え、EC・量販店を通じた自費市場向けの販売も強化しており、価格帯や用途に応じた販売戦略を展開しています。今後も製品群の最適化と販売チャネルの多様化を進め、事業領域の拡大と収益基盤の強化を図ってまいります。 ②シニア関連サービスの拡充と開発力の強化当社グループは、ECおよび福祉用具貸与サービスを通じて、シニアの生活を支える体制を構築しています。EC事業では利便性と収益性を両立し、貸与事業では地域密着型のサービス提供により顧客基盤を強化しております。こうした現場の声を迅速に製品開発へ反映できることは、当社の強みです。高齢者の多様なニーズに応えるには、「機能性」だけでなく「使いやすさ」や「デザイン性」も重要であり、今後も製販レンタルの連携強化と人材育成を通じ、ユーザー起点の開発力を高めてまいります。 ③品質管理体制の強化当社グループでは、設計プロセス、開発プロセスさらに生産プロセスにおけるすべての品質管理体制の見直しを適時に行うことにより、安心・安全かつ高品質を担保するため、不良率の低減に向けた品質管理体制の構築に取り組んでまいります。 ④生産管理体制の強化東莞幸和家庭日用品有限公司(当社連結子会社)において、部材等の調達原価の低減、生産工程内での不良率の低減および当社からの発注予測情報(フォーキャスト)の共有による生産リードタイムの短縮など、効率的な生産管理体制の強化に取り組み、製品の安定供給に努めてまいります。 ⑤組織機能の向上および人材の育成当社グループは、持続的な企業価値の向上を図るため、また、あらゆる経営課題を克服するためにグループ内の組織機能の関連性を強化し、継続して向上させることが課題と認識しております。当社グループはこれらの組織機能を支える重要な要素である人材について、かねてよりOJTや社内外の研修を通じてその育成に努めております。また、将来を担う人材への職場環境として、労働環境の見直し、残業時間の削減、有給取得率の向上等、人的資本への投資を積極的に実施しております。今後も経営環境の変化に対して機動的に対応できる人材の確保および育成は、継続的な課題であると認識しております。社員一人ひとりの基礎力強化、教育体制の整備を推進し、人材育成に努めてまいります。
事業等のリスク4,221字
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。ただし、以下の事項は当社グループに係る全ての事業等のリスクを網羅的に記載したものではなく、記載された事項以外にも予測の難しい事業等のリスクが存在するものと考えられます。また、そのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資判断、あるいは当社グループの事業活動を理解する上で重要と考えられる事項については、投資者に対する積極的な開示を行うという観点から記載しております。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループの予測に基づいて判断したものであります。 (1)生産体制に関するリスク当社グループの生産体制は、当社が企画・開発した製品を生産子会社である東莞幸和家庭日用品有限公司で量産する体制を敷いております。当社グループは高品質と安全性の確保に重点を置き、中国の生産子会社での生産を今後も継続する方針であります。しかしながら、当社グループが生産活動を行う海外における政治または法環境の変化、労働力の不足および人件費の高騰、ストライキ、物流網の混乱、経済状況の変化など、予期せぬ事象により生産設備の管理やその他の事業の遂行に問題が生じる可能性があります。従いまして、これらの事象が発生した場合は、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)製品の欠陥および製造物責任に関するリスク当社グループは、生産子会社である東莞幸和家庭日用品有限公司およびその他の協力工場において、一般財団法人製品安全協会のSG基準(製品安全規格)や工業標準化法に基づく国家規格のJIS(日本工業規格)および国際的な品質マネジメントシステム規格であるISO9001に従って製品の品質向上に努め、各種製品の製造および商品の仕入を行っております。しかしながら、すべての製品や商品について欠陥が発生しないという保証はなく、当社グループが加入している製造物責任賠償に係る保険についても、最終的に負担する賠償額を十分に補うことを保証するものではありません。万一、製品の欠陥が発生した場合や顧客の安全のために大規模なリコールを実施した場合には、多額の損害賠償や製品回収費用を当社が負担するだけではなく、当社ブランドが著しく毀損し、売上高の減少につながることが考えられます。このような場合、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)介護保険制度に関するリスク当社グループが行っている事業は、介護保険制度に大きく影響を受けております。社会の高齢化の進展にともない、介護を必要とする方の増加が見込まれておりますが、少子化・核家族化などにより家族だけで介護を支えることは困難な状況にあります。「介護保険制度」は、こうした状況を背景に、介護を必要とする状態となっても安心して生活が送れるよう、介護を社会全体で支えることを目的として2000年4月からスタートしたものです。介護保険制度は、加入者が保険料を負担し合い、介護が必要なときに認定を受け、必要な介護サービスを利用する制度です。その介護保険の実施主体は市町村となっており、保険者として保険料と公費を財源として、介護保険事業を運営しております。介護保険制度の加入者(被保険者)は、年齢により第1号被保険者(65歳以上の方)と第2号被保険者(40歳~64歳の方で医療保険に加入されている方)に区分されており、第1号被保険者の方は原因を問わず、また、第2号被保険者の方は、加齢による病気(特定疾病)が原因で介護や支援が必要となった場合に要介護認定を受け、それぞれの要介護状態に応じたサービスを利用することができます。この介護保険制度で受けることのできるサービスの一つに「福祉用具の貸与(レンタル)および購入」があり、要介護認定を受けた被保険者は、「福祉用具の貸与(レンタル)および購入」を1割(2割)の自己負担で利用することができます。当社グループの介護保険制度に依拠する売上高は、介護用品・卸売事業者等を対象とする営業部の売上高2,468,254千円および介護サービス事業94,176千円の合計2,562,430千円となっており、売上高構成比で40.2%を占めております。このため、要介護認定を受ける被保険者の範囲、介護保険の適用となる福祉用具の範囲や利用者の負担率が変更されることで需要動向が変化し、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)為替変動に関するリスク当社グループは、取扱製品および商品の輸出入取引を行っており、それらに係る外貨建金銭債権および債務について、為替相場の変動リスクを有しております。間接的な影響を含め、これらを排除することは困難であるため、為替相場の変動が当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの輸出入取引は、アジアを中心とした複数の国々との間で行われており、今後もその取引は継続されていくため、各国の経済情勢の変化および災害の発生等にともなう輸出入環境の変化が当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)特定の取引先への依存についてのリスク当社グループの販売先のうち、主たる取引先であるパナソニックエイジフリー株式会社に対する販売割合が2025年2月期連結会計年度において20.6%を占めております。当社グループでは、上記取引先と良好な取引関係を継続する方針でありますが、特定取引先に過度に依存しないよう、新規取引先の開拓に積極的に取り組んでおります。しかしながら、上記取引先の当社に対する取引方針如何によっては、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)原材料の価格高騰のリスク当社グループの製品の主な原材料は、アルミパイプおよび樹脂などになります。これらの原材料は資源価格の変動リスクに晒されており、不測の資源価格高騰により原材料コストの上昇が発生し、販売価格への転嫁が遅れる場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)物流コストの高騰リスク当社グループの商品および製品の大半は海外からの輸入となっており、販売先への納品についても物流業者へ委託を行っております。このため、燃料の高騰や人件費の高騰などにより物流コストが急激に上昇した場合、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)研究開発についてのリスク当社グループは、従前より市場ニーズの変化に対応した新しい機能性製品の研究開発を推進しております。このため、市場ニーズが当社グループの想定を大きく超えて変化した場合や、市場ニーズに合った開発品を適時に製品化できない場合、当初の想定を超えて研究開発費が大きく増加した場合には、研究開発投資を回収できないことにより、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)自然災害や感染症等に関するリスク当社グループは、火災や台風、地震といった災害に備え、建物・機械設備・製品等の資産に対し損害補償を行う「企業財産総合保険」に加入しておりますが、大規模な自然災害や火災等の事故災害が発生した場合、また、新型コロナウイルスや新型インフルエンザ等の感染症が想定を大きく超えた規模で発生および流行した場合に、当社グループの拠点設備が大きな被害を受け、操業が一部中断、停止し生産および出荷が遅延する可能性があり、被害を受けた設備等の修復のため、多額の費用が発生するなど、当該災害や感染症等が当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)知的財産権についてのリスク当社は、新製品の開発時に創出された知的財産権を有しております。これら知的財産権は重要な経営資源の一つであると認識しており、知的財産権の保護、知的財産権にからむ紛争の回避は重要な経営課題であります。しかしながら、当社の知的財産権が、第三者により無効とされる可能性、特定の地域では十分な保護が得られない可能性や知的財産権が模倣される可能性もあり、当該知的財産権が完全に保護されないことによって、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社では総務部が知的財産権を一元的に管理しており、事前に調査を行っておりますが、結果として第三者の特許を侵害するに至った場合や、その他知的財産権に係る紛争が発生した場合は、当社グループの製品の生産および販売の制約、損害賠償金の支払が発生等、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)固定資産の減損についてのリスク当社グループは、建物や製造設備等の有形固定資産を保有しており、固定資産の減損に係る会計基準を適用しておりますが、今後、大幅な企業収益の悪化や不動産価格の下落等があった場合には減損損失が発生し、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)潜在株式による株式価値の希薄化についてのリスク当社グループは、取締役および従業員の士気向上や優秀な人材の確保等を目的として、新株予約権を付与しております。2025年2月期連結会計年度末現在、新株予約権による潜在株式数は23,760株であり、発行済株式総数5,025,970株に対する割合は0.5%となっております。これらの新株予約権が行使された場合、当社の1株当たりの株式価値は希薄化し、当社株式の市場価格に影響を及ぼす可能性があります。 (13)情報セキュリティおよびサイバー攻撃に関するリスク当社グループでは、外部専門機関との連携による監視体制の構築、バックアップ体制の構築、セキュリティ対策の強化など取り組んでおりますが、サイバー攻撃や不正アクセスに対し、完全な防御策を講じることは困難であり、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析8,275字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】経営成績等の状況の概要文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。(1)経営成績および財政状態の概要当連結会計年度における我が国の経済は、マイナス金利政策の解除に伴う金融政策の転換や円安の継続、エネルギー・物流費の高止まり、さらに中東情勢の緊迫化などにより、引き続き不透明な外部環境に置かれました。定額減税等による一時的な消費刺激も見られましたが、物価上昇と実質賃金の伸び悩みが影響し、個人消費の回復は限定的にとどまりました。介護業界においては、高齢化の進行により歩行補助具や入浴関連製品の需要は堅調に推移しております。一方、介護人材不足や生産性向上への要請が高まっており、製品には「使いやすさ」「安全性」「デザイン性」への期待が一層高まっております。このような状況の中、当社グループは、2025年2月期よりスタートした中期経営計画に基づき、「既存事業の変革と拡大」「業務の効率化」「ブランド価値の再設計」の3方針を柱に各種施策を推進いたしました。 「既存事業の変革と拡大」当社の中期経営計画における根幹は、歩行車・シルバーカーをはじめとする介護用品・福祉用具領域の競争力強化と、事業構造の高度化にあります。既存市場の成熟化が進む一方で、高齢者人口の拡大と多様化により、製品の差別化と細分化されたニーズへの対応が急務となっております。こうした認識のもと、2024年3月に新型歩行車「ジスタ/Zista」を発売しました。本製品は、駐車ブレーキ操作を不要とした新機構を搭載し、利用者の操作ミスや負担を軽減するとともに、安全性の向上と簡便な操作性を両立した革新的なモデルとなります。高齢者ご本人だけでなく、介護者や販売事業者からも高く評価され、業界のスタンダードを塗り替える製品として確かな手応えを得ており、加えて、杖・シルバーカー・入浴補助具といった製品群のラインナップ拡充も強化しております。これにより、利用者の生活動線に即したトータル提案が可能となり、「個別製品の供給」から「生活の支援」へと、当社の事業提供価値は着実に広がっています。販売チャネルについても多角化を進めており、介護保険制度を活用したレンタル市場に加え、ECや量販店など自費購入層への訴求も強化しております。製品の価格帯や使用目的に応じたマーケティングを展開し、需要の細分化に的確に対応する戦略を推進し、特にEC分野では、製品構成や価格体系の見直しや購入導線の改善などにより、収益性の向上と顧客利便性の両立を図っております。 「業務の効率化」業務の効率化は、当社が中期経営計画において重視する重要施策の一つです。変化の激しい経営環境において、業務のスピードと品質の両立、そして働きやすさを追求する体制の構築が、企業としての持続可能性と人材競争力の源泉になると考えています。社内業務においては、属人化しやすい手続きや判断業務を中心に標準化を推進しております。特に、稟議フローの見直しや形骸化した業務の整理を進めることで、意思決定プロセスの迅速化と、実態に即した業務運用の最適化に取り組んでおります。これにより、業務負荷の平準化やボトルネックの解消が進み、突発的な業務にも柔軟に対応できる体制づくりが進展しています。労働環境面では、残業時間の削減と有給休暇の取得促進に継続して取り組んでおり、当連結会計年度では残業時間が前年から34%削減、有給取得率は75%と、制度運用の定着と意識の定着が成果として表れました。また、年間休日数の見直しも行い、従業員のワークライフバランスの向上に努めています。これらの取り組みは、従業員満足度の向上だけでなく、採用市場における当社の競争力強化にもつながっています。加えて、本社社屋の改装を実施し、効率的な執務エリアの配置により部門間連携を促進しました。さらに、来客と従業員の動線を明確に分離することで、セキュリティと業務効率の両立を実現しました。新たに設置されたリフレッシュスペースは、従業員のコミュニケーションを活性化し、働きやすさや創造性の向上にも寄与しています。流通面では、製品在庫の適正化や輸送効率の見直しを通じて、保管コスト・配送コストの抑制に取り組んでおります。販売実績や出荷傾向の分析に基づいた在庫管理を行うことで、過剰在庫の防止と出荷対応の迅速化を両立しており、引き続き、需給バランスに応じた運用体制を整備してまいります。また、生産体制の一環として、海外自社拠点において一部製品の内製比率を高める取り組みも進めております。これは、設計・品質管理との連携強化や安定供給体制の確保を目的としたものであり、外部取引先との協調を維持しつつ、全体最適を志向した生産体制の再構築を図っています。こうした一連の施策を通じて、当社は単なる“業務の削減”ではなく、価値を生み出すための時間・体制・環境を整備することを目指しております。今後も、業務品質とスピードの両立、そして人的資本の活性化を通じて、企業としての生産性を総合的に引き上げてまいります。 「ブランド価値の再設計」当社グループでは、福祉用具に求められる基本的な機能性や安全性を前提としながら、使用者の暮らしや感性に寄り添った製品づくりを重視し、製品の総合的な価値向上に取り組んでおります。これまで福祉用具は“医療機器的”な無機質なデザインが主流でしたが、近年では使用者のライフスタイルや自立意欲に調和する「使いたくなる製品」への期待が高まっています。こうした市場の変化を踏まえ、当社では2024年4月に新たなブランド「AURULA(アウルラ)」を立ち上げました。AURULAは、「日常の背景のように自然に寄り添う」をコンセプトに、使う人の生活の中に違和感なく溶け込み、日常にさりげなく寄り添う存在でありたいという想いから生まれたブランドです。単なる道具としての福祉用具ではなく、使用者の気持ちや生活の風景を大切にする“生活道具”として、デザインと機能の調和を追求した製品群を展開しています。ブランド第一弾として発売した「前押しカート」は、滑らかなフレーム設計や質感へのこだわり、直感的な操作性など、従来のカートとは一線を画すプロダクトです。生活空間や街並みに自然と馴染む佇まいを目指し、使用者が「持つことに誇りや安心を感じられる」デザインと使い心地を追求しました。これまでの延長線上にはない、新しい視点から開発された製品として、ブランドの象徴的な存在となっています。また、AURULAは「高齢者が使うもの」といった従来の福祉用具の固定観念にも問いを投げかける存在です。年齢や身体状況にかかわらず、自分らしく生きるすべての人々の生活に自然と溶け込む製品を目指し、福祉用具の新たな可能性を切り拓いていきたいと考えております。現在、AURULAの世界観や価値を生活者に届けるための情報発信のあり方について、その方向性を明確にするべく取り組みを進めております。介護・福祉の枠にとらわれない表現や、顧客との新たな接点の可能性も視野に入れ、ブランド体験をより自然なかたちで伝えるための手法の整理を行っている段階です。AURULAの持つ思想や魅力を、使用者の視点に立って共感を呼ぶかたちで発信していくことが、今後のブランド浸透において重要なテーマであると捉えております。今後は、AURULAの製品展開をさらに深めるとともに、歩行補助具の枠にとどまらない生活支援のあり方についても検討を進めてまいります。また、使用者の多様な生活スタイルや価値観に寄り添うべく、製品の設計や細部仕様における工夫を重ね、「選べる福祉用具」としての付加価値を高めてまいります。機能性と感性の両立を図りながら、“生活価値創造企業”への進化を目指してまいります。この結果、当連結会計年度の財政状態および経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ71,221千円増加し、4,888,061千円となりました。当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ455,267千円減少し、1,883,293千円となりました。当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ526,488千円増加し、3,004,767千円となりました。 b.経営成績当連結会計年度の経営成績は、売上高6,368,477千円(前年同期比0.6%減)、営業利益797,366千円(前年同期比15.9%減)、経常利益827,510千円(前年同期比11.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益616,203千円(前年同期比13.3%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 ①介護用品・福祉用具製造販売事業介護用品・福祉用具製造販売事業の当連結会計年度の売上高は、介護ルートが堅調に推移し、5,685,314千円(前年同期比1.1%増)となりましたが、円安の影響による仕入コスト等の増加により、セグメント利益は1,073,499千円(前年同期比6.6%減)となりました。②介護サービス事業介護サービス事業の当連結会計年度の売上高は、2023年12月に関東圏を中心とするレンタル事業を一部譲渡したことにより、94,176千円(前年同期比37.8%減)となり、セグメント損失は58,535千円(前年同期はセグメント損失12,618千円)となりました。③EC事業EC事業の当連結会計年度の売上高は、価格および製品群の見直し等の影響により、779,222千円(前年同期比3.4%減)となり、セグメント利益は54,730千円(前年同期比22.6%増)となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,540,553千円となり、前連結会計年度末に比べ518,924千円増加となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は960,494千円(前年同期は742,057千円の獲得)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益929,744千円、減価償却費212,919千円等の増加要因が、未払消費税等の減少額60,208千円、法人税等の支払額276,621千円等の減少要因を上回ったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果得られた資金は、38,484千円(前年同期は92,963千円の獲得)となりました。主な要因は、有形固定資産の売却による収入551,416千円等の増加要因が、有形固定資産の取得による支出317,500千円、定期預金の預入による支出147,245千円等の減少要因を上回ったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は549,822千円(前年同期は1,085,306千円の使用)となりました。主な要因は、短期借入金純減少額170,000千円、長期借入金の返済による支出72,288千円、自己株式の取得による支出146,922千円、リース債務の返済による支出126,987千円等の減少要因が、株式の発行による収入13,414千円等の増加要因を上回ったことによるものであります。 (3)生産、受注及び販売の実績①生産実績当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)金額(千円)前年同期比(%)介護用品・福祉用具製造販売事業2,062,793104.5介護サービス事業--EC事業--合計2,062,793104.5(注)金額は製造原価によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 ②商品仕入実績当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)金額(千円)前年同期比(%)介護用品・福祉用具製造販売事業2,184,94696.8介護サービス事業60,16568.3EC事業370,15399.5合計2,615,26496.3(注)金額は実際仕入原価によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 ③受注実績当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)介護用品・福祉用具製造販売事業1,278,332132.5212,121144.8介護サービス事業----EC事業----合計1,278,332132.5212,121144.8(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 ④販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)金額(千円)前年同期比(%)介護用品・福祉用具製造販売事業5,495,078100.9介護サービス事業94,17662.2EC事業779,22296.6合計6,368,47799.4(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。相手先前連結会計年度(自 2023年3月1日至 2024年2月29日)当連結会計年度(自 2024年3月1日至 2025年2月28日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)パナソニックエイジフリー株式会社1,065,86116.61,312,09920.6 (4)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。なお、「重要な会計方針および見積り」については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容a.売上高および売上総利益2024年3月に新商品「ジスタ/Zista」を販売し、当社の主力カテゴリーである歩行関連商品の出荷が堅調に推移した結果、売上高は6,368,477千円(前期比0.6%減)となりました。利益面では、円安の影響による仕入コスト等の増加により、売上総利益は2,824,614千円(前期比4.3%減)となりました。b.販売費及び一般管理費および営業利益運賃をはじめとする物流費高騰などの影響を受け、販売費及び一般管理費が22,642千円増加した結果、2,027,248千円となり、営業利益は797,366千円(前期比15.9%減)となりました。c.営業外損益および経常利益営業外収益として賃貸収入44,922千円、受取手数料10,861千円等を計上し、営業外費用として支払利息15,676千円および賃貸費用24,638千円等を計上した結果、当連結会計年度の経常利益は827,510千円(前期比11.7%減)となりました。d.特別損益および当期純利益特別利益としてリース解約益196,675千円および固定資産売却益61,943千円、特別損失として減損損失104,300千円、リース解約損49,419千円等を計上した結果、税金等調整前当期純利益は929,744千円(前期比4.6%減)となり、法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額を計上した結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は616,203千円(前期比13.3%減)となりました。 ③財政状態の分析a.流動資産流動資産は、前連結会計年度末と比較して554,420千円増加し、3,849,238千円となりました。これは主に、現金及び預金666,170千円、流動資産のその他に含まれる未収消費税12,857千円等の増加要因が、商品及び製品109,274千円、受取手形及び売掛金5,787千円等の減少要因を上回ったことによるものであります。b.固定資産固定資産は、前連結会計年度末と比較し483,199千円減少の1,038,823千円となりました。主な要因は、有形固定資産に含まれる建物及び構築物114,187千円、使用権資産200,598千円、土地259,400千円等の減少要因が、有形固定資産のその他に含まれる工具、器具及び備品67,191千円等の増加要因を上回ったことによるものであります。c.流動負債流動負債は、前連結会計年度末と比較し、217,031千円減少の1,818,561千円となりました。主な要因は、短期借入金170,000千円、リース債務83,670千円、1年内返済予定の長期借入金48,184千円等の減少要因が、支払手形及び買掛金182,647千円等の増加要因を上回ったことによるものであります。d.固定負債固定負債は、前連結会計年度末と比較し、238,235千円減少の64,732千円となりました。主な要因は、長期借入金24,104千円、リース債務220,627千円等の減少によるものであります。e.純資産純資産は、前連結会計年度末と比較し、526,488千円増加し、3,004,767千円となりました。主な要因は、自己株式の取得による減少146,922千円、配当金の支払いによる減少47,038千円等の減少要因が、親会社株主に帰属する当期純利益616,203千円、為替換算調整勘定58,231千円等の増加要因を下回ったことによるものであります。 ④キャッシュ・フローの状況の分析キャッシュ・フローの状況につきましては、「経営成績等の状況の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因について経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおり、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。 ⑥経営者の問題認識と今後の方針について経営者の問題認識については「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ⑦経営戦略の現状と見通し経営戦略の現状と見通しについては、「1 経営方針、経営環境および対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ⑧資本の財源および資金の流動性当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要
セグメント情報3,606字
(セグメント情報等)【セグメント情報】1.報告セグメントの概要当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。なお、当社グループは、当社および当社の連結子会社を基礎とした業種別のセグメントから構成されており、「介護用品・福祉用具製造販売事業」、「介護サービス事業」、「EC事業」の3つの事業セグメントを報告セグメントとしております。各報告セグメントの概要は以下のとおりであります。(介護用品・福祉用具製造販売事業)シルバーカー、歩行車および杖等をはじめとする福祉用具の提供を行っております。(介護サービス事業)介護保険法に基づいた福祉用具貸与(レンタル)事業を行っております。(EC事業)インターネット等を介し、車いす、シルバーカー、歩行車等の介護用品・福祉用具の通信販売を行っております。 2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額の算定方法報告セグメントの利益は営業利益ベースの数値であり、セグメント間の内部売上高または振替高は市場実勢価格に基づいております。 3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報前連結会計年度(自2023年3月1日 至2024年2月29日) (単位:千円) 報告セグメント合計調整額(注)2、3連結財務諸表計上額(注)1 介護用品・福祉用具製造販売事業介護サービス事業EC事業売上高 外部顧客への売上高5,445,765151,489806,7576,404,012-6,404,012セグメント間の内部売上高又は振替高175,907--175,907△175,907-計5,621,672151,489806,7576,579,919△175,9076,404,012セグメント利益又はセグメント損失(△)1,149,211△12,61844,6531,181,246△232,875948,371セグメント資産4,621,429494,193205,4735,321,095△504,2554,816,840その他の項目 減価償却費179,5889,7179,544198,850-198,850のれん償却額--17,32817,328-17,328減損損失32,4583,940-36,399-36,399有形固定資産及び無形固定資産の増加額50,7711,146-51,917-51,917(注)1.セグメント利益又はセグメント損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。2.セグメント利益又はセグメント損失の調整額△232,875千円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△241,101千円、棚卸資産の調整額△316千円、取引高の消去8,040千円およびその他の調整額502千円が含まれております。なお、全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。3.セグメント資産の調整額△504,255千円には、投資と資本の相殺消去△50,490千円、債権債務の相殺消去△590,204千円、棚卸資産の調整額△3,416千円および貸倒引当金の修正139,856千円が含まれております。 当連結会計年度(自2024年3月1日 至2025年2月28日) (単位:千円) 報告セグメント合計調整額(注)2、3連結財務諸表計上額(注)1 介護用品・福祉用具製造販売事業介護サービス事業EC事業売上高 外部顧客への売上高5,495,07894,176779,2226,368,477-6,368,477セグメント間の内部売上高又は振替高190,236--190,236△190,236-計5,685,31494,176779,2226,558,713△190,2366,368,477セグメント利益又はセグメント損失(△)1,073,499△58,53554,7301,069,694△272,327797,366セグメント資産4,673,686177,374267,2915,118,352△230,2914,888,061その他の項目 減価償却費209,3553,53924212,919-212,919のれん償却額-14,002-14,002-14,002減損損失104,300--104,300-104,300有形固定資産及び無形固定資産の増加額320,6231,592-322,215-322,215(注)1.セグメント利益又はセグメント損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。2.セグメント利益又はセグメント損失の調整額△272,327千円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△271,773千円、子会社株式の取得関連費用△1,900千円、棚卸資産の調整額△4,198千円、取引高の消去5,685千円およびその他の調整額△141千円が含まれております。なお、全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。3.セグメント資産の調整額△230,291千円には、投資と資本の相殺消去△58,387千円、債権債務の相殺消去△242,650千円、棚卸資産の調整額△6,162千円、のれんの償却額△14,002千円および貸倒引当金の修正90,912千円が含まれております。 【関連情報】前連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)1.製品およびサービスごとの情報セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報(1)売上高本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。 (2)有形固定資産(単位:千円) 日本中国合計898,547367,0241,265,572(注)有形固定資産は所在地を基礎とし、国内と海外に分類しております。 3.主要な顧客ごとの情報(単位:千円) 顧客の名称または氏名売上高関連するセグメント名パナソニックエイジフリー株式会社1,065,861介護用品・福祉用具製造販売事業 当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)1.製品およびサービスごとの情報セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報(1)売上高本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。 (2)有形固定資産(単位:千円) 日本中国合計641,220171,678812,898(注)有形固定資産は所在地を基礎とし、国内と海外に分類しております。 3.主要な顧客ごとの情報(単位:千円) 顧客の名称または氏名売上高関連するセグメント名パナソニックエイジフリー株式会社1,312,099介護用品・福祉用具製造販売事業 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】前連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日) (単位:千円) 介護用品・福祉用具製造販売事業介護サービス事業その他全社・消去合計減損損失32,4583,940--36,399(注)「全社・消去」の金額は、セグメントに帰属しない全社資産に係る減損損失であります。 当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日) (単位:千円) 介護用品・福祉用具製造販売事業介護サービス事業その他全社・消去合計減損損失104,300---104,300(注)「全社・消去」の金額は、セグメントに帰属しない全社資産に係る減損損失であります。 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】前連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)(単位:千円) 連結合計又は会社合計 報告セグメント全社・消去合計 介護用品・福祉用具製造販売事業介護サービス事業EC事業報告セグメント当期償却額--17,32817,328-17,328当期末残高------ 当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)(単位:千円) 連結合計又は会社合計 報告セグメント全社・消去合計 介護用品・福祉用具製造販売事業介護サービス事業EC事業報告セグメント当期償却額-14,002-14,002-14,002当期末残高------ 【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】前連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)該当事項はありません。
サステナビリティに関する考え方及び取組1,381字
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】当社グループは、「私たちは、明日の笑顔のため、すべての人に愛と感動と勇気を与えます。私たちは、使う人が幸せを感じる、また心が豊かになる製品創りを目指します。」という経営理念のもと、企業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献することを目指しております。当社グループの持続的な成長が社会の持続的な発展に寄与するとの信念のもと、顧客、取引先、従業員、株主をはじめ、地域社会や環境との良好な関係を構築・維持し、サステナビリティを重視した経営を実践しております。 (1)ガバナンス当社のコーポレート・ガバナンス体制は、「第4 提出会社の状況 4コーポレート・ガバナンスの状況等(1)コーポレート・ガバナンスの概要」に記載の通りであり、サステナビリティへの取り組みについても、この体制のもとで管理・推進しております。各種会議体において、方針・施策の策定や進捗管理が行われており、取締役会による監督体制のもとで健全な経営を実現しております。 (2)戦略サステナビリティ経営の一環として、人的資本の強化を重要な経営戦略と位置付けています。当連結会計年度は、従業員の働きやすさを高める職場環境整備が進み、残業時間は前年から34%削減、有給取得率は75%に達するなど、制度と意識の両面での成果が表れました。また、業務の標準化や稟議フローの見直しにより、属人性の排除と意思決定の迅速化を図ったほか、本社社屋の改装により部門間連携向上やコミュニケーションの活性化を実現しました。これらの取り組みは、従業員の働き甲斐や創造性の向上に寄与しており、ひいては当社の競争力向上につながっています。さらに、2024年4月に新ブランド「AURULA(アウルラ)」を立ち上げ、「高齢者が使うもの」という固定概念を超えた製品を展開することで、誰もが自分らしく暮らせる社会の実現に貢献するブランド戦略を進めています。これは、サステナビリティを「人と社会の多様性への配慮」として体現するものであり、製品・ブランドを通じた社会的価値創出にも取り組んでおります。 (3)リスク管理当社グループでは、取締役会および経営会議を中心にリスクの特定と対処方針の策定を継続的に行っており、必要に応じて弁護士、公認会計士、弁理士、税理士、社会保険労務士等の外部専門家の助言を受ける体制を整備しています。内部監査部門および監査等委員会による監査活動を通じて、法令遵守体制とリスク感度の向上を図っております。また、従業員の健康と安全に配慮し、安全衛生委員化を開催するなど、快適で安心な職場環境整備に向けた活動も継続しております。 (4)指標及び目標当社グループにおいては、サステナビリティに関する取り組みを統括する専門組織は設置していないものの、人材育成や社内環境整備を中心としたテーマについては、継続的に社内会議体で協議・進捗管理を行っております。当連結会計年度においては、残業時間が前年から34%削減、有給取得率75%という実績を達成し、今後も働きやすさや従業員満足度を客観的に把握できる指標の整備を検討しています。また、ブランド戦略や新製品開発を通じて、当社製品が社会課題の解決に資することを定性的・定量的に評価できるよう、ESG視点での目標設定も今後の課題と捉えております。
コーポレート・ガバナンスの概要4,792字
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方当社は、「私たちは、明日の笑顔のため、すべての人に愛と感動と勇気を与えます。使う人が幸せを感じる、また、心が豊かになる製品創りを目指します。」という経営理念に基づいて、企業の社会的責任を果たしながら、株主をはじめとするステークホルダーの立場に立って企業価値の最大化を図ることをコーポレート・ガバナンスの基本的な考え方としております。この方針に基づき、企業の健全性や透明性を確保するため、各ステークホルダーに対し、適切なコミュニケーションを図るとともにコンプライアンスの遵守に努めてまいります。 ① 企業統治体制の状況等イ.企業統治の体制の概要および当該企業統治の体制を採用する理由(a)企業統治の体制の概要・取締役会当社の取締役会は取締役6名で構成されており、うち2名が社外取締役でかつ監査等委員であります。取締役会は、当社の業務執行を決定し、取締役の職務の執行を監督する権限を有しております。取締役会の決議事項については、取締役会付議事項となる重要事項をもれなく取締役会に付議しており、これにより取締役会は会社の業務執行を決定し、取締役の職務の執行を監督する体制を強化しております。取締役会は毎月1回開催するほか、必要に応じて臨時取締役会を開催しており、取締役会において十分に審議できるよう事前に資料を送付し、本社経営会議において事前審議を行っております。取締役会の構成員は、代表取締役社長を機関の長として、次のとおりであります。 代表取締役社長 玉田 秀明取締役会長 玉田 栄一取締役 植田 樹監査等委員(社内) 髙森 裕行監査等委員(社外) 加藤 伸隆監査等委員(社外) 白坂 一 (取締役会の活動状況)当事業年度において、当社は取締役会を18回開催しており、個々の取締役の出席状況については以下の通りであります。 役職名氏名出席状況代表取締役社長玉田 秀明18/18回取締役会長玉田 栄一17/18回取締役植田 樹18/18回監査等委員(社内)髙森 裕行18/18回監査等委員(社外)加藤 伸隆18/18回監査等委員(社外)白坂 一18/18回 (具体的な検討内容)当社の取締役会規程に基づき、当社の経営に関する重要な事項、規程改定、リスクマネジメント、法令ならびに定款に定められた事項の決議を行うほか、業績および重要な経営指標の進捗の報告を行っております。 ・監査等委員会監査等委員会は監査等委員3名で構成されており、うち2名が社外取締役であります。監査等委員会は毎月1回開催しており、各監査等委員は、取締役会をはじめとする重要な会議に出席して意見を述べるなど、コーポレート・ガバナンスの実効性を高めるように努めております。監査等委員会の構成員は、取締役である髙森 裕行を長として、次のとおりであります。監査等委員(社内) 髙森 裕行監査等委員(社外) 加藤 伸隆監査等委員(社外) 白坂 一 また、内部監査室および会計監査人とは、監査の効率化と品質の向上、コーポレート・ガバナンスの充実化を図るため、実施前の監査計画の共有および意見交換、監査実施後の課題・問題点の共有および意見交換、監査往査時の立会等を行っております。・会計監査人会計監査人は監査等委員会および内部監査室と連携を密にし、実効性のある会計監査を行っております。 ・経営会議経営会議は本社経営会議と子会社経営状況報告会から構成されております。本社経営会議は、取締役、執行役員、統括部長ならびに会議の進行の上必要となる部門長(東莞幸和家庭日用品有限公司を含む)が参加し、月1回開催しております。子会社経営状況報告会は、本社取締役、執行役員および統括部長ならびに東莞幸和家庭日用品有限公司を除く子会社の社長が参加し、月1回開催しております。経営会議において、各部・子会社からの業務執行状況および月次業績の報告と審議を行っております。・コンプライアンス委員会コンプライアンス委員会は、代表取締役社長を議長とし常勤取締役を委員として、半期に1回開催しており、当社グループ運営に関する倫理やコンプライアンスに照らして問題のある活動には関与しないよう運用するとともに、コンプライアンスに関する研修会を行っております。 (b)当該体制を採用する理由当社は経営の健全性や透明性および意思決定のスピード化を図るため、上記の企業統治体制を採用しております。 ロ.内部統制システムおよびリスク管理体制の整備の状況(a)取締役および使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制・当社は、取締役および使用人を対象に「コンプライアンス基本規程」を定め、コンプライアンスを徹底した企業経営を実践しております。・当社は、経営の透明性と健全性の高い企業活動を遂行し、企業ブランド価値をさらに高めることを取締役および使用人に徹底しております。・取締役および使用人が法令違反や企業倫理の逸脱の可能性を感じた場合に対応し、社内通報制度を制定しており、より相談し易い環境を整備しております。(b)取締役の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制・取締役の職務に係る情報は「文書管理規程」等関連規程に従い、適切に保存および管理しております。・取締役会議事録は総務部が全ての議案について作成し、その内容は必要な者のみ閲覧できるようにしております。(c)損失の危険に関する規程その他の体制経営上のリスクが発生した場合は、取締役および当該リスクに係る関係部署が集まり、事実の把握および対応策を検討できる体制にしております。リスクの未然防止および危険や緊急事態の発生時の対応については「コンプライアンス基本規程」「内部監査規程」「リスク管理規程」等の規程に従い運用しております。・コンプライアンス当社では取締役および使用人の責務、禁止事項および通報の義務等を定めた「コンプライアンス基本規程」を取締役会で定めております。・内部監査室当社は内部監査部門として内部監査室を設置しており、代表取締役社長直轄の組織として他の業務執行ラインから分離し、独立かつ客観的な立場から当社の健全かつ適切な業務運営に資するために、実効性の高い内部監査の実施に努めております。(d)取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制「組織規程」「職務分掌規程」「稟議規程」等の社内規程において、取締役の基本職務や決裁基準等を定め、効率的に業務を行う体制を整えております。(e)当社および子会社からなる企業集団における業務の適正性を確保するための体制当社は、「関係会社管理規程」に基づき、子会社の業績および業務の進捗を管理することにより、グループ企業における業務の適正性を確保しております。また、定期的な内部監査室による監査手続を実施することで、当社企業グループ全体の業務にわたる内部統制の効率性と有効性の確保に努めております。(f)監査等委員が職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項当社は「監査等委員会規程」を定め、必要に応じて監査等委員の職務をサポートする使用人を社内の適任者から任命できる体制とし、当社企業グループ全体の情報を収集し、監査等委員に報告できる体制としております。(g)監査等委員の職務を補助すべき使用人の取締役からの独立性に関する事項当社は「監査等委員会規程」を定め、監査等委員から命令を受けた使用人は、その命令に対して取締役等他の機関・役員から指揮命令を受けない体制としております。(h)取締役および使用人が監査等委員に報告をするための体制その他の監査等委員への報告に関する体制・取締役および使用人は、取締役会、その他の会議体への出席を通じて職務の執行状況を監査等委員に報告するほか、内部監査部門は内部監査結果を監査等委員に報告しております。・監査等委員の求めに応じ、取締役会付議事項または取締役会報告事項となる重要案件について、取締役等より報告を受けられる体制を整備しております。(i)その他監査等委員監査が実効的に行われることを確保するための体制当社は「監査等委員会規程」を定め、監査等委員の監査が実効的に行われることを確保するため以下の体制を整備しております。・代表取締役社長と監査等委員との間で定期的な意見交換を実施しております。・監査等委員からの求めに応じ、監査等委員と会計監査人および内部監査部門との間で連絡会を開催することとしております。・各種会議への監査等委員の出席を確保しております。(j)財務報告の適正性を確保するための体制・当社は、代表取締役社長が最高責任者となり、適切な統制環境を保持しつつ、金融商品取引法に規定する財務報告に係る内部統制を整備・運用・評価し、継続的に改善する体制を構築しております。・適正な内部統制を実現するための体制の構築、運用および評価にあたり、「財務報告に係る内部統制基本方針」を定めるとともに、関連諸規程および関連文書を整備しております。(k)反社会的勢力排除に向けた基本的な考え方およびその整備状況当社は「反社会的勢力対応規程」を制定し、いかなる場合においても反社会的勢力に対し毅然とした姿勢をもって対応し、その不当な要求については関係機関とも連携の上、これに応じないことの徹底を図っております。 「責任限定契約の概要」当社社外取締役は、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第1項の損害賠償責任を法令が定める限度まで限定する契約を締結しております。なお、当該責任限定が認められるのは、当該社外取締役が責任の原因となった職務の遂行について善意で重大な過失がないときに限られます。 ② 取締役の定数当社の取締役(監査等委員であるものを除く。)は10名以内、監査等委員である取締役は5名以内とする旨を定款で定めております。 ③ 取締役の選任の決議要件当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨を定款で定めております。また、あわせて取締役の選任決議は、累積投票によらないものとする旨を定款で定めております。 ④ 株主総会の特別決議要件当社は、株主総会の円滑な運営を行うことを目的として、会社法第309条第2項に定める特別決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めております。 ⑤ 自己株式の取得当社は、経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行を可能とするため、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議によって市場取引等により自己の株式を取得できる旨を定款に定めております。 ⑥ 責任免除の内容の概要当社は、会社法第426条第1項の規定に基づき、取締役が職務の遂行にあたり、その能力を十分に発揮し、期待される役割を果たし得るようにするため、取締役会の決議により、取締役(取締役であったものを含む。)の責任を法令の限度において、免除できる旨を定款に定めております。 ⑦ 剰余金の配当等の決定機関当社は、剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に定める事項について、法令に別段の定めがある場合を除き、取締役会の決議をもって行う旨定款に定めております。 ⑧ 中間配当に関する事項当社は、株主への機動的な利益還元を可能とするため、会社法第454条第5項の規定に基づき、取締役会の決議によって中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。
役員の報酬等1,909字
(4)【役員の報酬等】① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項当社の役員の報酬等については、株主総会の決議により取締役(監査等委員である取締役を除く)および監査等委員である取締役それぞれの報酬等の限度額を決定し、取締役会の決議により決定しております。2021年5月28日開催の第34回定時株主総会において、取締役(監査等委員である取締役を除く)の報酬額については年額300,000千円以内、監査等委員である取締役の報酬額については年額30,000千円以内と決議いただいております。また、当社は取締役個人別の報酬等の額またはその算定方法の決定に関する方針および決定方法を取締役会において定めており、その内容は、取締役の報酬等について、総額の上限を株主総会で定め、個人別の具体的な支給額については内規に基づき、会社業績・各人の職務の執行状況等を考慮の上、取締役(監査等委員を除く)の報酬は取締役会で決定し、取締役(監査等委員)の報酬は監査等委員である取締役の協議により決定しております。取締役の報酬等の制度の概要および個人別の報酬等の内容に係る決定方針は次のとおりです。1.基本方針当社の取締役の報酬は、企業価値の持続的な向上を図るインセンティブとして十分に機能する連結当期純利益と連動した報酬体系とし、個々の取締役の報酬の決定に際しては各職責を踏まえた適正な水準とすることを基本方針とする。報酬は、固定報酬としての基本報酬、業績連動報酬および非金銭報酬等により構成いたします。 2.基本報酬(金銭報酬)の個人別の報酬等の額の決定に関する方針(報酬等を与える時期または条件の決定に関する方針を含む。)当社の取締役の基本報酬は、月例の固定報酬とし、役位、職責、業績に応じて他社水準、当社の業績、従業員給与の水準を考慮して、総合的に勘案して決定するものといたします。 3.業績連動報酬等ならびに非金銭報酬等の内容および額または数の算定方法の決定に関する方針(報酬等を与える時期または条件の決定に関する方針を含む。)業績連動報酬等は、事業年度ごとの業績向上に対する意識を高めるため現金報酬とし、各事業年度の連結当期純利益の目標値に対する達成度合いに応じて算出された額を支給限度額として当社の業績および取締役の業績に基づき支給の有無・支給額を取締役会にて協議の上で決議し、賞与として毎年一定の時期に支給するものといたします。なお、非金銭報酬等の支給については現在予定をしておりません。 4.金銭報酬の額、業績連動報酬等の額または非金銭報酬等の額の取締役の個人別の報酬等の額に対する割合の決定に関する方針種類別の報酬割合については、当社と同程度の事業規模や関連する業種・業態に属する企業の報酬等額をベンチマークとして、業績連動報酬等の支給基準を各事業年度の連結当期純利益の目標値に対する達成度合いに応じた事業年度の基本報酬の年間総額に対する掛率を最大で30%とする基準を階段的に設けた上で、この割合の範囲内で、取締役会で協議して個人別の報酬等を決定するものといたします。 5.取締役の個人別の報酬等の内容についての決定に関する事項 監査等委員でない取締役の個人別の報酬額については取締役会の決議にて決定するものといたします。 監査等委員である取締役の個人別の報酬額については監査等委員会の協議にて決定するものといたします。 ②役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額および対象となる役員の員数役員区分報酬等の総額(千円)報酬等の種類別の総額(千円)対象となる役員の員数(人)固定報酬業績連動報酬退職慰労金取締役(監査等委員及び社外取締役を除く)180,000180,000--3取締役(監査等委員)7,0057,005--1社外取締役(監査等委員)2,6462,646--2(注)1.当社は2021年5月28日開催の定時株主総会において、取締役(監査等委員である取締役を除く)の報酬限度額を年額300,000千円以内、監査等委員である取締役の報酬限度額を年額30,000千円以内とすることを決議しております。2.「第4 提出会社の状況 4.コーポレート・ガバナンスの状況等 (2)役員の状況」における役員の員数は本書提出日現在で記載しており、本表における役員の員数とは異なっております。 ③提出会社の役員ごとの報酬等の総額等報酬等の総額が1億円以上であるものが存在しないため、記載しておりません。 ④使用人兼務取締役の使用人分給与のうち重要なもの使用人兼務取締役が存在しないため、記載しておりません。
従業員の状況574字
5【従業員の状況】(1)連結会社の状況 2025年2月28日現在セグメントの名称従業員数(人)介護用品・福祉用具製造販売事業200(7)介護サービス事業15(2)EC事業3(9)合計218(18)(注)従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。 (2)提出会社の状況 2025年2月28日現在セグメント名称従業員数(人)平均年齢平均勤続年数平均年間給与(千円)介護用品・福祉用具製造販売事業55(4)40歳11ヶ月8年10ヶ月5,543(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。2.平均年間給与は、賞与および基準外賃金を含んでおります。 (3)労働組合の状況当社グループの労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。 (4)管理職に占める女性労働者の割合提出会社および連結子会社は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)および「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づく公表を行っていないため記載を省略しております。
関係会社の状況804字
4【関係会社の状況】名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社) 東莞幸和家庭日用品有限公司(注)2.3.4 中国広東省東莞市東城区4,700千米ドル介護用品・福祉用具製造販売事業100.0当社製品の製造および販売をしております。株式会社ネクストケア・イノベーション(注)2.3.5福岡県北九州市八幡西区49百万円EC事業51.0当社製品を販売しております。役員の兼務 1名株式会社幸和ライフゼーション(注)2.3大阪府堺市堺区20百万円介護サービス事業100.0資金の貸付をしております。株式会社シクロケア(注)2.3大阪府堺市堺区10百万円介護用品・福祉用具製造販売事業100.0当社製品を販売しております。役員の兼務 1名パーソンケア株式会社(注)2.3大阪府堺市中区5百万円介護サービス事業100.0資金の貸付をしております。(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。2.有価証券届出書または有価証券報告書を提出している会社はありません。3.特定子会社に該当しております。4.東莞幸和家庭日用品有限公司については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。主要な損益情報等 (1)売上高 2,889,636千円(2)経常利益 359,314千円(3)当期純利益 304,844千円(4)純資産額 1,564,395千円(5)総資産額 2,525,185千円5.株式会社ネクストケア・イノベーションについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。主要な損益情報等 (1)売上高 779,222千円(2)経常利益 53,256千円(3)当期純利益 35,713千円(4)純資産額 173,760千円(5)総資産額 267,291千円
配当政策325字
3【配当政策】当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題の一つとして位置付けております。将来の事業展開に必要な内部留保を確保しつつ、株主の皆様に対し当該事業の収益に応じた利益配当を安定的に実施していくことを基本方針としております。また配当の決定機関については、会社法第459条第1項の規定に基づき、法令に別段の定めのある場合を除き、取締役会の決議をもって行うことができる旨を定款に定めております。なお、当社は中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。決議年月日基準日配当金の総額(千円)1株当たり配当額(円)2025年4月14日取締役会決議2025年2月28日49,78612.00
研究開発活動1,285字
6【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、福祉用具の総合メーカーとして、歩行支援、入浴支援、排泄支援等、様々な福祉用具を全方位に研究開発し、高齢者の方々が「幸せを感じ、心が豊かになる」価値の高い製品を数多く創り出すことを基本姿勢としております。 当社グループの研究開発活動は、国内では当社開発部で、国外では中国広東省東莞市において東莞幸和家庭日用品有限公司開発本部が担っております。製品化にあたっては、主に次の四つのフェーズにおいて社内会議を経て推進しております。第一フェーズとして製品企画と開発スタートの承認、第二フェーズとして仕様決定と金型着工の承認、第三フェーズとして価格決定と量産の承認であります。そして、第四フェーズとして上市後の販売状況や顧客からのフィードバックを受けて検証を行い、次の開発に向けての参考としております。 当連結会計年度のグループ全体の研究開発費の総額は、75,892千円であり、セグメントごとの活動概要は以下のとおりであります。 (介護用品・福祉用具製造販売事業)当社グループでは、歩行支援分野における競争力強化を目的に、利用者視点に立った製品開発を推進しております。2025年2月期においては、既存の常識に捉われない発想で、より安全性と利便性を追求した新型歩行車「ジスタ/Zista」を市場投入いたしました。本製品は、歩行車利用時におけるヒヤリハットの主因とされる「駐車ブレーキのかけ忘れ」問題に着目し、駐車ブレーキ操作を不要とする新機構を搭載。これにより、利用者自身や介護者の不安を軽減するとともに、操作負担を大幅に低減しました。開発にあたっては、実際の使用環境におけるヒヤリハット事例を分析し、人的要因・構造要因・生活環境要因それぞれに対する対策を施しています。また、近年は単なる機能性にとどまらず、デザイン性やライフスタイルへの調和といった「感性価値」も重視される傾向にあり、当社グループではこれを重要な開発テーマと位置づけています。2024年4月には、日常に自然に寄り添うことをコンセプトとした新ブランド「AURULA(アウルラ)」を立ち上げ、第一弾製品として「前押しカート」を発売いたしました。直感的な操作性、洗練されたデザイン、質感へのこだわりなど、これまでの福祉用具の枠を超える新たな提案を行っております。今後も、加齢による身体機能や認知機能の低下を前提にしつつも、「できる限り自立した生活を続けたい」という利用者の願いに応えるべく、安全性、利便性、そして感性価値を兼ね備えた製品開発を進めてまいります。さらに、歩行補助具だけでなく、生活支援全般にわたる製品展開も視野に入れ、多様化するニーズに応えるイノベーションを推進してまいります。当社グループは、製品開発を通じて高齢社会の課題解決に貢献し、福祉用具市場における新たなスタンダードを創出することを目指してまいります。 (介護サービス事業)介護サービス事業においては、研究開発活動は行っておりません。 (EC事業)EC事業においては、研究開発活動は行っておりません。
主要な設備の状況641字
2【主要な設備の状況】当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。(1)提出会社2025年2月28日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(千円)機械装置及び運搬具(千円)土地(千円)(面積㎡)リース資産(千円)その他(千円)合計(千円)本社(大阪府堺市堺区)介護用品・福祉用具製造販売事業本社機能174,45547,602328,288(1,830.5)80088,338639,48440(4)幸和メンテナンスセンター(大阪市住之江区)介護用品・福祉用具製造販売事業物流拠点226---02265(0)(注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であります。2.従業員数の( )は、臨時雇用者数を外数で記載しております。 (2)国内子会社重要性が乏しいため、記載を省略しております。 (3)在外子会社2025年2月28日現在 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(千円)機械装置及び運搬具(千円)土地(千円)(面積㎡)使用権資産(千円)その他(千円)合計(千円)東莞幸和家庭日用品有限公司東莞工場(中国広東省東莞市)介護用品・福祉用具製造販売事業生産拠点6,7594,918-82,86277,137171,678145(3)(注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であります。2.従業員数の( )は、臨時雇用者数を外数で記載しております。
監査の状況1,909字
(3)【監査の状況】① 内部監査および監査等委員会監査の状況当社は内部監査部門として、代表取締役社長が直接管掌する組織である内部監査室を設置し、専任の内部監査担当者を1名配置しております。内部監査室は年度計画に基づき、毎事業年度に一巡するよう当社および当社グループの内部監査を実施し、代表取締役社長、取締役、監査等委員および監査対象の組織責任者に監査結果を報告するとともに、各部門へ業務改善のためのアドバイスも行っており、適切な意思疎通および効果的な監査業務の実効性を確保しております。監査等委員会は監査等委員である取締役3名(内社外取締役2名)で構成されております。監査等委員会は監査の独立性を確保した立場から経営に対する適正な監査を行っております。監査等委員である髙森裕行氏は、当社経営管理部の部長および内部監査室の室長として豊富な経験があり、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。監査等委員の加藤伸隆氏は、公認会計士、税理士の資格を有しており、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。監査等委員の白坂一氏、企業経営および学識経験者としての専門的な知識・経験を有しております。当事業年度において、監査等委員会を15回開催しており、個々の出席状況については次の通りであります。 氏名開催回数出席回数髙森 裕行監査等委員会15回監査等委員会15回加藤 伸隆監査等委員会15回監査等委員会15回白坂 一監査等委員会15回監査等委員会15回監査等委員会における具体的な検討内容は、監査方針と監査実施計画の策定、監査結果と監査報告書の作成、会計監査人の評価と選解任および監査報酬の同意に係る事項、コーポレート・ガバナンスや内部統制システムの整備、運用状況、取締役会決議事項ならびに報告事項等であります。なお、監査等委員の概要につきましては、「(1)コーポレート・ガバナンスの概要 イ.企業統治の体制の概要および当該企業統治の体制を採用する理由」に記載のとおりであります。 ② 会計監査の状況当社は、東陽監査法人と監査契約を締結しております。当社の業務を執行した公認会計士の氏名および会計監査業務に係る主な補助者の構成は、以下のとおりであります。なお、継続監査期間は4年間であります。 業務執行した公認会計士の氏名指定社員 業務執行社員 川越 宗一指定社員 業務執行社員 玉田 優樹 監査業務に係る主な補助者の構成公認会計士 11名その他 3名 監査法人の選定方針と理由監査法人の選定方針と理由は、次のとおりであります。会計監査人の職業的専門家としての適切性、品質管理体制、当社グループからの独立性、過去の業務実績、監査計画ならびに監査報酬の水準が合理的かつ妥当であることを確認し、総合的に勘案して判断しております。監査等委員会は会計監査人の職務遂行に支障がある場合等、その必要があると判断した場合は、株主総会に提出する会計監査人の解任または不再任に関する議案の内容を決定いたします。また、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合は、監査等委員会は監査等委員全員の同意に基づき、会計監査人を解任いたします。 監査等委員および監査等委員会による監査法人の評価監査等委員会は監査法人の品質、報酬水準、独立性および専門性、内部監査担当および監査等委員とのコミュニケーションの状況などを総合的に勘案して評価しております。 ③ 監査報酬の内容等1.監査公認会計士等に対する報酬区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(千円)非監査業務に基づく報酬(千円)監査証明業務に基づく報酬(千円)非監査業務に基づく報酬(千円)提出会社31,000-32,500-連結子会社----計31,000-32,500- 2.監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対する報酬(1.を除く)該当事項はありません。 3.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容該当事項はありません。 4.監査報酬の決定方針当社の監査公認会計士等に対する監査報酬の決定方針としましては、監査法人が策定した監査計画、監査内容、監査日数等に基づいた見積金額の提示を受け、双方で内容が妥当であることを確認した上で、監査報酬を決定しております。 5.監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由取締役会が提案した会計監査人に対する報酬等に対して、当社の監査等委員会が会社法第399条第1項の同意をした理由は、監査範囲および監査日数等より監査費用が合理的かつ妥当であることを確認したためです。
株式の保有状況1,493字
(5)【株式の保有状況】1.投資株式の区分の基準および考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式について、以下のとおり区分して管理しています。①保有目的が純投資目的である投資株式当社は、子会社株式を除く保有株式のうち、価値の変動または株式に係る配当によって利益を受けることを目的とした株式を「保有目的が純投資目的である投資株式」として区分しております。 ②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式当社および一部の国内連結子会社は、投資先企業との取引関係等の強化を図り、当社グループの企業価値を高めることを目的とした株式を「保有目的が純投資目的以外である投資株式」として区分しております。 2.株式の保有状況当社および一部の国内連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が最も大きい会社(最大保有会社)である当社の保有状況は以下のとおりであります。 a.保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ.保有方針および保有の合理性を検証する方法ならびに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、取引先との長期的な取引関係の維持および強化を目的として上場株式を保有しております。政策保有株式については、対象企業との情報共有等から得られるシナジー効果を慎重に検討した上で、保有することを基本方針としております。 ロ.銘柄数および貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式--非上場株式以外の株式16,790 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式1611取引先持株会による株式取得 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(千円)非上場株式--非上場株式以外の株式-- ハ.保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の保有区分、銘柄、株式数、貸借対照表計上額および保有目的特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)株式会社エンチョー8,1327,459介護用品・福祉用具製造販売事業の取引先であり、取引の円滑化、維持および強化のため保有しております。無6,7907,071(注)当社は、特定投資株式における定量的な保有効果の記載が困難であるため、記載しておりません。特定投資株式の保有の合理性については、毎期、取引状況を基に、保有の意義、便益やリスクを総合的に検証することとしております。 b.保有目的が純投資目的である投資株式の前事業年度および当事業年度における貸借対照表計上額の合計額ならびに当事業年度における受取配当金、売却損益および評価損益の合計額区分当事業年度前事業年度銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式1010非上場株式以外の株式1114,1631117,902 区分当事業年度受取配当金の合計額(千円)売却損益の合計額(千円)評価損益の合計額(千円)非上場株式--(注)非上場株式以外の株式-△2,289△27,244(注)非上場株式については、市場価格がないことから、「評価損益の合計額」は記載しておりません。 c.保有目的を変更した投資株式該当事項はありません。
沿革1,280字
2【沿革】株式会社幸和製作所(以下、「当社」といいます。)の創業者である取締役会長玉田栄一は、当社設立以前より個人事業主として、大阪府堺市にて乳母車の製造販売を行っておりました。その後、乳母車の製造で培った技術を基に、当時はまだ珍しかった高齢者向け製品の開発を志し、歩行を補助するシルバーカーを開発するなど、福祉用具製品の多様化を図ってまいりました。そして業容の拡大を機に、1987年10月に当社を設立いたしました。当社設立以降の主な沿革は以下のとおりであります。 年月概要1987年10月大阪府堺市幸通(現堺市堺区幸通)に児童乗物(乳母車)の製造販売を事業目的とした、株式会社幸和製作所(資本金6百万円)を設立1997年6月本社を大阪府堺市少林寺町(現堺市堺区少林寺町)に移転1997年11月埼玉県上尾市に関東営業所を新設2001年8月本社を大阪府堺市海山町(現堺市堺区海山町)に移転2002年5月福祉用具の中国での生産を目的として、中国香港特別行政区九龍尖沙咀金馬倫道に幸和(香港)有限公司を設立2003年3月幸和(香港)有限公司が中国広東省東莞市莞龍路に東莞工場を新設(中国国内での生産を開始)2007年10月福祉用具を総合的に展開する目的で自社ブランド「TacaoF(テイコブ)」を創設2009年9月福岡県太宰府市に九州出張所を新設2010年3月福岡県大野城市に九州出張所を移転し、九州営業所とする2010年12月当社がISO9001の認証取得を受ける2011年7月幸和(香港)有限公司が中国広東省東莞市東城区に東莞幸和家庭日用品有限公司(現連結子会社)を設立し、東莞工場を移管2011年11月関東営業所をさいたま市大宮区三橋に移転2011年12月東莞工場を中国広東省東莞市東城区に移転2017年11月東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場2018年11月福祉用具・介護用品のインターネット販売を目的として、福岡県北九州市八幡西区皇后崎町に株式会社ネクストケア・イノベーション(現連結子会社)を設立2019年3月有限会社パムック(2019年9月に株式会社幸和ライフゼーションへ商号変更、現連結子会社)を連結子会社化2019年3月株式会社シクロケア(現連結子会社)を連結子会社化2021年2月幸和(香港)有限公司を清算2022年1月関東営業所を東京都江戸川区篠崎町に移転2022年4月株式会社東京証券取引所の新市場区分化に伴い、スタンダード市場へ上場市場を移行2023年9月株式会社シクロケアを大阪府堺市堺区海山町に移転2024年3月駐車ブレーキ操作が必要ない新型歩行車「Zista/ジスタ」販売開始2024年4月日常に寄り添うものづくりを目的として、自社ブランド「AURURA(アウルラ)」を創設2024年9月株式会社幸和ライフゼーションを大阪府堺市堺区海山町に移転2024年10月パーソンケア株式会社(現連結子会社)を連結子会社化2025年1月関東営業所を東京都江戸川区本一色に移転2025年1月本社ショールーム リニューアルオープン
EDINETのXBRLから抽出した原文です(長文は先頭のみ)。全文はPDF・XBRLの原本をご確認ください。
PEERS
同業他社(その他製品・売上高順)
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財務数値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」等をXBRL/CSVから決定論的に抽出した開示値です。各数値はEDINETの原本(PDF / XBRL / CSV)にそのまま遡れます。投資判断は原本をご確認ください。
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