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日本ゼオン株式会社

ZEON CORPORATION

証券コード 4205EDINETコード E00821化学上場日本基準決算 3月31日資本金 242億円法人番号 9010001008834
4,120億円売上高(FY2026
9.9%ROE
68.9%自己資本比率
76財務健全性スコア
KEY METRICS

主要財務指標

FY2026連結日本基準

FY2026の売上高は4,120億円(前年比-2.1%)。営業利益は364億円(営業利益率8.8%)、当期純利益は362億円。総資産5,482億円に対し自己資本比率は68.9%、ROEは9.9%。化学の中央値(ROE 6.6%)を上回る水準。営業キャッシュ・フローは764億円の創出、現金及び現金同等物は284億円。

開示値を定型文に流し込んだ自動生成の概況です(LLM不使用)。
株価(終値)2,4582026-09-04
PER13.2倍
PBR1.25倍
配当利回り3.09%
時価総額(概算)4,018億円
株価はYahoo Financeの公開データによる参考値。PER・PBR・利回りは最新有報のEPS・BPS・配当との組み合わせ計算です。
売上高4,120億円-2.1%
営業利益364億円+24.1%
当期純利益362億円+38.3%
総資産5,482億円
純資産3,783億円
営業利益率8.8%
ROE9.9%
自己資本比率68.9%
EPS186.7円
BPS1,972.7円
1株配当76円
配当性向40.7%
従業員数
INDUSTRY POSITION

業種内のポジション

化学の分析 →
ROE9.9%中央値 6.6%
営業利益率8.8%中央値 7.0%
自己資本比率68.9%中央値 63.4%
健全性スコア76.0点中央値 66.0

帯は化学127社)の下位25%〜上位25%、縦線が中央値、丸が当社の値です。

FINANCIAL HISTORY

業績推移

11期分
売上高と営業利益率
4,500億3,375億2,250億1,125億0億2017: 2,876億20172018: 3,327億20182019: 3,375億20192020: 3,220億20202021: 3,020億20212022: 3,617億20222023: 3,886億20232024: 3,823億20242025: 4,206億20252026: 4,120億20262021: 11%2022: 12%2024: 5%2025: 7%2026: 9%15%0%
営業利益と当期純利益
450億338億225億113億0億2017: —20172018: —20182019: —20192020: —20202021: 334億20212022: 444億20222023: —20232024: 205億20242025: 293億20252026: 364億20262017: 232億2018: 131億2019: 185億2020: 202億2021: 277億2022: 334億2023: 106億2024: 311億2025: 262億2026: 362億400億0億
収益性・財務健全性の推移ROE営業利益率自己資本比率
70%53%35%18%0%2017 ROE: 10%2018 ROE: 5%2019 ROE: 7%2020 ROE: 8%2021 ROE: 10%2022 ROE: 11%2023 ROE: 3%2024 ROE: 9%2025 ROE: 7%2026 ROE: 10%2021 営業利益率: 11%2022 営業利益率: 12%2024 営業利益率: 5%2025 営業利益率: 7%2026 営業利益率: 9%2017 自己資本比率: 58%2018 自己資本比率: 58%2019 自己資本比率: 60%2020 自己資本比率: 64%2021 自己資本比率: 66%2022 自己資本比率: 66%2023 自己資本比率: 64%2024 自己資本比率: 68%2025 自己資本比率: 67%2026 自己資本比率: 69%2017201820192020202120222023202420252026
営業キャッシュ・フロー
800億600億400億200億0億2017: 490億20172018: 545億20182019: 404億20192020: 284億20202021: 561億20212022: 331億20222023: 144億20232024: 474億20242025: 208億20252026: 764億2026
1株当たり指標EPS1株配当
200円150円100円50円0円2017 EPS: 104円2018 EPS: 59円2019 EPS: 84円2020 EPS: 92円2021 EPS: 127円2022 EPS: 153円2023 EPS: 50円2024 EPS: 147円2025 EPS: 127円2026 EPS: 187円2017 1株配当: 16円2018 1株配当: 17円2019 1株配当: 19円2020 1株配当: 21円2021 1株配当: 22円2022 1株配当: 28円2023 1株配当: 36円2024 1株配当: 45円2025 1株配当: 70円2026 1株配当: 76円2017201820192020202120222023202420252026
貸借対照表の構成
資産
5,482億円
負債・純資産
負債 1,700億円純資産 3,783億円
年度売上高営業利益経常利益当期純利益総資産純資産EPSROE自己資本比率
FY20264,120億円364億円400億円362億円5,482億円3,783億円186.79.9%68.9%
FY20254,206億円293億円331億円262億円5,338億円3,580億円127.47.3%66.9%
FY20243,823億円205億円269億円311億円5,323億円3,637億円147.28.9%68.1%
FY20233,886億円314億円106億円5,229億円3,393億円49.93.2%64.3%
FY20223,617億円444億円495億円334億円4,847億円3,218億円153.210.9%65.7%
FY20213,020億円334億円387億円277億円4,488億円2,982億円126.710.0%65.8%
FY20203,220億円287億円202億円4,051億円2,604億円92.47.9%63.5%
FY20193,375億円363億円185億円4,249億円2,592億円84.17.2%60.3%
FY20183,327億円409億円131億円4,405億円2,599億円58.85.3%58.4%
FY20172,876億円318億円232億円4,114億円2,446億円104.310.3%58.4%
FY20162,956億円322億円181億円3,848億円2,156億円79.98.6%54.8%
営業CF764億円
投資CF-424億円
財務CF-349億円
現金及び現金同等物284億円
SEGMENTS

セグメント別売上

Elastomer2,218億円
Specialty Material1,242億円
Operating Segments Not Included In Reportable Segments And Other Revenue Generating Business Activities660億円
その他660億円

セグメント名はXBRLのタクソノミ名(英語)です。日本語の区分名は下の「セグメント情報」本文を参照してください。

MAJOR SHAREHOLDERS

大株主

順位氏名・名称持株比率
1日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.2%
2株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.1%
3株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.3%
4朝日生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.0%
5全国共済農業協同組合連合会(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.5%
6STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.4%
7STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.3%
8日本ゼオン取引先持株会2.2%
9農林中央金庫1.9%
10日本ゼオン従業員持株会1.9%
INTERIM RESULTS

中間期の業績(半期報告書)

四半期報告書廃止後の期中開示
中間期売上高営業利益経常利益純利益営業利益率自己資本比率EPS
FY2026中間(〜2025-09-30)2,065億円194億円191億円223億円9.4%66.7%113.8
FY2025中間(〜2024-09-30)2,134億円168億円186億円123億円7.9%58.5
FY2024中間1,854億円95億円130億円104億円5.1%49

半期報告書「主要な経営指標等の推移」からの抽出値です。中間期の利益は通期の約半分に相当するため、年度データとの単純比較はできません。

HUMAN CAPITAL

人的資本

平均年齢39.6歳
平均年間給与776万円
平均勤続年数14.3年
管理職に占める女性比率5.7%
男女の賃金の差異(全労働者)74.4%
男女の賃金の差異(正規雇用)80.2%

提出会社(単体)ベースの開示値です。

REMUNERATION

役員報酬

役員区分報酬等の総額員数1人あたり
取締役(社外取締役を除く)4億円674百万円
監査役(社外監査役を除く)53百万円318百万円
ANNUAL REPORT TEXT

有報本文

16セクション
事業の内容1,313
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社56社及び関連会社9社で構成されており、主な事業内容と事業を構成している当社及び関係会社の当該事業における位置付けは次のとおりであります。事業区分主要製品等主要な会社エラストマー素材事業合成ゴム,合成ラテックス,化成品(C5石油樹脂,熱可塑性エラストマー等)国内当社、㈱トウペ、ゼオン化成㈱、ゼオンポリミクス㈱、東京材料㈱他 海外Zeon Chemicals L.P.、Tokyo Zairyo (U.S.A.) Inc.、Zeon Europe GmbH、Zeon Chemicals Singapore Pte. Ltd. 、Zeon Asia Pte Ltd、Tokyo Zairyo (Thailand) Co., Ltd.、Zeon Chemicals (Thailand) Co., Ltd.、瑞翁貿易(上海)有限公司、瑞翁化工(上海)有限公司、東材(上海)国際貿易有限公司、東材(広州)国際貿易有限公司、瑞翁化工(広州)有限公司、Zeon Chemicals Asia Co., Ltd.、Zeon Brasil Ltda.、Zeon Advanced Polymix Co., Ltd.、Zeon Korea Co., Ltd.他 高機能材料事業化学品(合成香料,有機合成薬品等),電子材料,電池材料,トナー,高機能樹脂,高機能部材,医療器材等国内当社、ゼオンメディカル㈱、東京材料㈱他 海外Zeon Chemicals L.P.、Zeon Specialty Materials Inc.、Zeon Europe GmbH、Zeon Asia Pte Ltd、瑞翁貿易(上海)有限公司、東材(上海)国際貿易有限公司、東材(広州)国際貿易有限公司、Zeon Shinhwa Inc.、Zeon Chemicals Asia Co., Ltd.、Zeon Korea Co., Ltd.他 その他の事業RIM配合液,塗料等国内当社、㈱トウペ、RIMTEC㈱、ゼオン化成㈱、ゼオンノース㈱、ゼオン山口㈱、ゼオンエフアンドビー㈱、東京材料㈱、岡山ブタジエン㈱、ジスインフォテクノ㈱他 海外Zeon Chemicals L.P.、Zeon Chemicals Inc.、Zeon Ventures Inc.、Zeon General Partnership LLC、Tokyo Zairyo (U.S.A.) Inc.、Tokyo Zairyo (Thailand) Co., Ltd.、瑞翁貿易(上海)有限公司、東材(上海)国際貿易有限公司、東材(広州)国際貿易有限公司、Telene S.A.S.他 (注)複数事業を営んでいる場合には、それぞれの事業に含めております。 以上述べた事項を事業系統図に示すと次のとおりであります。 (注)会社についての区分事業種類…A:エラストマー素材事業 B:高機能材料事業 C:その他の事業 D:複数の事業を営む会社出資関連…無印:連結子会社 ※1:関連会社で持分法非適用会社 ※2:関連会社で持分法適用会社
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等1,929
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針について当社グループは、「大地の永遠と人類の繁栄に貢献する」を企業理念とし、大地(ゼオ)と永遠(エオン)からなるゼオンの名にふさわしく、独創的な技術・製品・サービスの提供を通じ、「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」に貢献することを目指しております。その企業理念のもと、当社が社会とともに持続的な成長を続けていくために「サステナビリティ基本方針」を定め、これを当社企業活動の基本的な考え方と位置付けております。今後も当社グループでは、社員一人ひとりがより良い未来を考えた行動・活動を実践し、ステークホルダーとの対話・協働を行っていくことで、社会と当社の持続的な発展を目指します。(2) 経営環境について①全般2025年度決算は、エラストマー素材における原料価格下落による販売価格改定の影響があった一方、大型テレビ向け光学フィルム、電池材料の販売が好調に推移し、また全社的に固定費削減も進んだことなどから、前期比減収増益という結果となりました。2026年度はホルムズ海峡の事実上の封鎖に伴う調達・生産・出荷の各面における影響が見通せない状況にありますが、固定費悪化を含むコスト増に対応した価格改定や製品在庫の削減等を進めるとともに、収益性の改善、事業構造改革の推進などにも一層注力し、難局を乗り切りたいと考えます。 ②2030年のビジョンと中期経営計画『STAGE30』私たちゼオングループは、「大地の永遠と人類の繁栄に貢献する」、すなわち「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」に貢献することを企業理念に掲げています。この理念を実現すべく2030年のビジョンを「社会の期待と社員の意欲に応える会社」と定めています。そして、「まずやってみよう」「つながろう」「磨き上げよう」を大切にする価値観として掲げ、この3つの行動を大切にすることで2030年のビジョン実現を目指します。また、2021年度から2030年度までの中期経営計画を『STAGE30』(ステージ30)と名付け、「サステナビリティ基本方針」の下、「社会の期待と社員の意欲に応える会社」を実現してまいります。(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループでは、2030年のビジョン「社会の期待と社員の意欲に応える会社」の実現のため、2030年に以下を達成することを目標として掲げております。① CO2排出量42%削減(2020年度比、当社グループのScope1+2を対象)② SDGs貢献製品の売上高比率50%③ ROIC(全社)8%④ 従業員エンゲージメント75%⑤ 外国人/女性役員比率30%(取締役および監査役 社内・社外を問わない) なお、上記2030年度の目標値に対する2025年度の進捗状況は以下の通りです。① CO2排出量:24年度削減率9%(24年度実績95万トン、25年度実績集計中)② SDGs貢献製品の売上高比率:39%③ ROIC(全社): 6.9%④ 従業員エンゲージメント: 53%(2025年11月調査時点)⑤ 外国人/女性役員比率:27% (4) 対処すべき課題について当社グループは、中期経営計画を2021年度から2030年度までの10年間の経営計画と定め、社員の投票で決めた『STAGE30』という名称で、2030年のビジョンである「社会の期待と社員の意欲に応える会社」を目指します。2025年度から2028年度を「STAGE30 第3フェーズ」と位置付け、新たに制定したマテリアリティを軸に「選択と集中」による成長事業比率の拡大に向けた事業構造の転換と企業体質の強化を進め、更なるスペシャリティケミカル企業への転換と企業価値向上を実現してまいります。当社の取り組むマテリアリティと主な指標は以下の通りです。 ・心からワクワクできる会社の実現 指標:従業員エンゲージメント、従業員を活かす環境、日本ゼオン健康行動指標・イノベーションでほかにない価値を提供 指標:ROIC、EBITDA、社外連携研究テーマ件数・強固なガバナンスの構築 指標:休業災害度数率、政策保有株式対純資産比率、ROE、社外取締役比率、外国人/女性役員比率・社会の変化に対応した事業構造の転換 指標:成長4分野売上高比率、SDGs貢献製品売上高比率・循環型社会への貢献 指標:Scope1+2 CO2排出量削減率
事業等のリスク4,650
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限られるものではありません。 1.外部事業環境に係るリスク日本、北米、欧州、アジアの当社グループの主要市場の経済状況は、当社グループの製品販売に大きな影響を与えます。当社グループは、「ZΣ運動」による徹底したコスト削減を進めるとともに、エラストマー素材事業においては採算性の向上と生産・販売のグローバル展開、高機能材料事業においては付加価値の高い新製品の開発と事業拡大に努めておりますが、これらの市場における景気後退(金融・資本市場の混乱や大規模な自然災害、感染症の蔓延等に起因するものを含みます)、およびそれに伴う需要の縮小は、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 当社グループの事業には、主に日本、北米、欧州、アジアにおける生産と販売が含まれております。各地域における売上高、費用、資産及び負債を含む現地通貨建ての項目は、連結財務諸表の作成のために円換算されております。換算時のレートにより、これらの項目は元の現地通貨における価値が変わらなかったとしても、円換算後の価値が影響を受けるおそれがあります。当社グループが生産を行う地域の通貨価値の上昇は、それらの地域における生産と調達のコストを押し上げる可能性があります。コストの増加は、当社グループの利益率と価格競争力を低下させ、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、為替予約等により短期的な変動による悪影響を最小限にとどめる努力はしておりますが、急激な短期変動もしくは中長期的な通貨変動により、計画された調達、生産、流通及び販売活動が確実に実行できない場合があるため、為替レートの変動は当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。当社グループは、事業活動上の関係の深化や原材料の安定調達等を目的に取引先の株式を保有しております。当社グループは毎年個別銘柄ごとに保有目的の適切性や保有に伴う便益およびリスクが資本コストに見合っているか等を精査して保有の適否を検証するとともに、中期経営計画において定めた目標値に基づき保有株式の縮減を進めています。しかしながら、大幅な市場価格の下落、又は株式保有先の財政状態の悪化によりその評価が著しく下落した場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 当社グループの事業、特にエラストマー素材事業では、原油価格、ナフサ価格及び主要原材料価格の動向が製造コストに大きな影響を与えます。当社グループは、当該価格の変動分を適時適切に製品価格に転嫁すること等による収益性の維持に努めておりますが、地政学的要因等による想定を超える市況の高騰や資源ナショナリズム等により需給が逼迫し、製造コストが急激に上昇する場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 当社グループは、研究開発・生産・販売・管理等のさまざまな分野にわたり、高度の専門性を有する多様な人材の計画的な採用・育成に努めております。しかし、特に日本国内においては少子高齢化に伴う労働人口の減少等が見込まれるところ、必要な人材を継続的に獲得するための競争が激化し、人材確保や育成が計画通りに進まない場合には、将来の成長が阻害され、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 2.投資に係るリスク当社グループの将来の成長は、継続して新製品を開発し販売することに依存すると予想しております。特に高機能材料事業においては、その主要マーケットであるエレクトロニクス業界の技術革新のスピードが著しいため、顧客のニーズを的確に把握し、タイムリーかつスピーディに新製品を上市すべく研究開発投資を行っておりますが、予測を超えた市場の変化や技術の急速な進歩等によりこれらの投資が奏功せず、魅力ある新製品を開発できない場合は、将来の成長と収益性が低下し、業績と財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。当社グループは、将来の事業拡大を目的とした成長投資を行っております。その判断にあたっては社内基準に基づく厳格な審査を行い、案件の事後管理に係る手続も整備・運用しておりますが、外部環境の急激な変化等により期待通りの収益が上がらなかった場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 3.事業のグローバル化に伴うリスク当社グループの生産および販売活動の一部は、米国、欧州、ならびにアジア各国市場等の日本国外で行われており、さらなる事業展開を計画しております。これらの海外市場への進出には以下に掲げるようないくつかのリスクが内在します。① 予期しない法律または規制の変更② 不利な政治または経済要因③ 人材の採用と確保の難しさ④ 未整備な技術、基盤インフラが、生産等の当社グループの活動に悪影響を及ぼす可能性、または当社グループの製 品やサービスに対する顧客の支持を低下させる可能性⑤ 潜在的に不利な税制⑥ 戦争、テロ、その他の要因による社会的混乱当社グループは現地駐在員の教育や本社-現地間のコミュニケーションの活性化等によるリスク低減に努めておりますが、これらのリスクが顕在化した場合、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 4.知的財産保護に係るリスク当社グループは他社製品と差別化できる技術とノウハウを蓄積してまいりましたが、他社が類似する、もしくは当社より優れている技術を開発したり、当社グループの特許や企業秘密を模倣、または解析調査したりすることを防止できない可能性があります。さらに、当社グループの製品または技術は、将来的に他社の知的財産権を侵害しているとされるおそれがあります。これらのリスク低減のため、当社グループでは国内外における自社技術の権利化、ノウハウのブラックボックス化、新製品上市前の他社知的財産の調査・対応などに取り組んでおります。 5.製品の品質に係るリスク当社グループは世界的に認められている品質管理基準に従って各種の製品を生産しております。しかし、すべての製品について欠陥が無く、将来にリコールが発生しないという保証はありません。また、製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、この保険が最終的に負担する賠償額を十分にカバーできる保証はありません。さらに、引き続き当社グループがこのような保険に許容できる条件で加入できるとは限りません。大規模なリコールや製造物責任賠償につながるような製品の欠陥は、多額のコストや当社グループの評価に重大な影響を与え、それにより売り上げが減少し、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 6.コンプライアンスに係るリスク当社グループは、サステナビリティ基本方針において公正で誠実な活動を貫くことを標榜し、コンプライアンスを法令遵守にとどまらず、社会の構成員として求められる価値観・倫理観によって誠実に行動することと考え、継続的な教育などによりコンプライアンス体制の強化を図っております。しかし、さまざまな環境問題や人権問題をはじめ、企業の社会的責任がより広範かつ高度に求められていくことにより、当社や当社のサプライチェーンの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは事業展開する各国において、事業・投資の許可、国家安全保障またはその他の理由による輸出制限、公務員に対する不正な利益の供与・贈収賄規制、関税をはじめとするその他の輸出入規制等、様々な公的規制の適用を受けております。これらの規制を遵守できなかった場合や、今後当社グループに関連する法令の改正や規制の強化があった場合、事業活動が制限され、或いはコストの増加につながるなどの可能性は否定できず、当社グループの業績に悪影響を及ぼすおそれがあります。 7.環境に係るリスク各種の化学物質を取り扱う当社グループは、環境に関する各種法令や規制を遵守するとともに、環境影響物質の排出抑制に継続的に取り組んでおりますが、今後環境に関する国内外の規制強化等により、事業活動の制限あるいは追加の設備投資を余儀なくされるなど、当社グループの業績に悪影響を及ぼすおそれがあります。 8.訴訟に係るリスク当社グループが様々な事業活動を行うなかで、訴訟、係争、その他の法的手続きの対象となるリスクも想定されます。これらのリスクが顕在化した場合、当社グループの業績に悪影響を及ぼすおそれがあります。 9.気候変動に係るリスク当社グループはサステナビリティ基本方針において「持続可能な地球への貢献」を標榜し、カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーを実現する「ものづくり」への転換を推進するために、省エネルギーや燃料転換等の施策を推進するとともに長期的な研究開発を実施しております。また、気候変動が事業に及ぼすリスク・機会を分析し経営戦略に反映することで経営基盤の強化を図り、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指すとともに、その内容について「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に沿った開示をしております。しかし気候変動に起因する、異常気象の激甚化による事業所やサプライチェーンの被災、原材料やユーティリティ価格の上昇、顧客の行動変化あるいは気候変動対応に係る社会的責任の発生などは当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 10.情報セキュリティに係わるリスク当社グループは重要インフラ事業者としてプラント制御システムを有する他、各種の業務用システムを開発・運用し、また個人情報を含む営業秘密情報を保有しています。当社グループはシステムの保守更新や不正なアクセスからの防衛、ならびに情報管理の徹底を進めておりますが、サイバーテロなどによる悪意ある侵入や業務妨害行為、システムトラブルや情報漏洩などを完全に防止できる保証はなく、当社グループの生産をはじめとする事業活動が中断するなどして業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 11.事業継続に係るリスク当社グループは生産ラインの中断による潜在的なマイナスの影響を最小化するために、定期的な災害防止検査と設備点検を行っており、また、事業継続計画(BCP)の策定や非常時を想定した訓練などにも取り組んでおります。しかし、生産設備で発生する災害、停電または地震その他の中断事象による影響、あるいは感染症の流行による事業活動の制限に伴う影響などを完全に防止または軽減できる保証はなく、当社グループの生産及び業績に悪影響を及ぼすおそれがあります。当社グループの主原料は、ナフサに大きく依存しております。また、その供給を外部に依存しております。生産国の政治情勢が不安定になるなど日本が原油及びナフサの輸入が困難になる、もしくは購入先が事故や災害により操業困難となりそれが長期にわたるなどの状況は、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析6,321
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況当期の経営環境を振り返りますと、国内経済・海外経済ともに緩やかな回復が継続する一方、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響や、一部産業に対する米国の通商政策の影響などが景気を下押しする懸念が依然として拭えず、また、期末においてはイラン軍事衝突に起因したホルムズ海峡の事実上の封鎖に伴うサプライチェーンの混乱が顕在化するなど、当社グループを取り巻く環境としては先行き不透明な状況で推移しました。当社グループはこのような環境のもとで、「ZΣ運動」による徹底したコスト削減や、生産革新活動に注力するとともに、エラストマー素材事業におきましては採算性の重視と生産・販売のグローバル展開、高機能材料事業におきましては付加価値の高い新製品の開発と事業拡大に取り組んでまいりました。この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態当連結会計年度末のエラストマー素材事業の資産は、前連結会計年度末に比べ、113億39百万円減少し、2,258億80百万円となりました。当連結会計年度末の高機能材料事業の資産は、前連結会計年度末に比べ190億74百万円増加し、1,678億31百万円となりました。当連結会計年度末のその他及び全社資産等の資産は、前連結会計年度末に比べ、67億25百万円増加し、1,545億35百万円となりました。以上の結果、当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ、144億60百万円増加し、5,482億46百万円となりました。当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ、58億円減少し、1,699億94百万円となりました。当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ、202億60百万円増加し、3,782億52百万円となりました。 b.経営成績当期の連結売上高は4,119億66百万円と前年同期間に比べて86億81百万円の減収、連結営業利益は363億77百万円と前年同期間に比べて70億56百万円の増益、連結経常利益は400億38百万円と前年同期間に比べて69億87百万円の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は362億26百万円と前年同期間に比べて100億27百万円の増益となりました。 セグメントの業績は、次の通りであります。 (エラストマー素材事業部門)合成ゴム関連では、期を通じての海外市場の需要低迷、また、期末の高騰以前における原料価格の下落基調に応じた販売価格下落の影響により、売上高、営業利益ともに前年同期間を下回りました。合成ラテックス関連では、医療・衛生用手袋市場における需給緩和が継続したことから、売上高は前年同期間を下回りましたが、販売費及び一般管理費の削減等により、営業利益は前年同期間を上回りました。化成品関連では、海外を中心に粘着テープ・ラベル向け需要が低迷したことなどから、売上高は前年同期間を下回りましたが、原料価格の下落や販売費及び一般管理費の削減等により、営業利益は前年同期間を上回りました。以上の結果、エラストマー素材事業部門全体の売上高は前年同期間に比べて128億79百万円減少し2,236億80百万円、営業利益は前年同期間に比べて7億34百万円増加し116億65百万円となりました。 (高機能材料事業部門)高機能樹脂関連では、シクロオレフィンポリマーの光学レンズ用途向け需要が低迷し、医療その他向けでも一部顧客の在庫調整等の影響を受けましたが、大型テレビ向け光学フィルムの需要が堅調に推移したことにより、高機能樹脂関連全体の売上高、営業利益ともに前年同期間を上回りました。電池材料関連では、中国政府の補助金政策を背景に同国内におけるESS(電力貯蔵システム)・車載・民生向けの需要が堅調に推移し、欧州、米国においてもAIデータセンター向けをはじめESS用電池の需要が大幅に増加したことから、売上高、営業利益ともに前年同期間を上回りました。化学品関連では、半導体業界の旺盛な需要を受け、特殊溶剤の販売が堅調に推移しました。一方、合成香料は市場における競争環境が厳しくなっている影響を受け販売が振るわず、化学品全体としては売上高、営業利益ともに前年同期間を下回りました。電子材料関連では、半導体市場における活発なAI関連投資を背景に需要が旺盛となり、さらにディスプレイ市場の堅調な需要も加わったことから、売上高、営業利益ともに前年同期間を上回りました。トナー関連では、プリンター本体およびアフターマーケット市場の需要が一時的な調整局面にあり、売上高は前年同期間を下回りましたが、原料価格の下落や棚卸資産関連費用の減少等により、営業利益は前年同期間を上回りました。以上の結果、高機能材料事業部門全体の売上高は前年同期間に比べて26億円増加し1,242億17百万円、営業利益は前年同期間に比べて48億61百万円増加し224億21百万円となりました。 (その他の事業部門)その他の事業においては、RIM配合液等の売上高が前年同期間を下回りました。以上の結果、その他の事業部門全体の売上高は前年同期間に比べて2億59百万円減少し673億56百万円、営業利益は前年同期間に比べて4億25百万円増加し42億90百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ16億1百万円(前年度比6.0%増)増加し、284億37百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動による資金の増加は764億36百万円(前連結会計年度末に比べ556億54百万円の増加)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益の493億6百万円、売上債権の増減額196億39百万円、棚卸資産の増減額181億53百万円などにより資金が増加したためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動による資金の減少は424億39百万円(前連結会計年度末に比べ204億14百万円の資金支出の増加)となりました。これは主として、投資有価証券の売却による収入217億12百万円などにより資金が増加した一方、有形固定資産の取得による支出583億74百万円などで資金が減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動による資金の減少は349億20百万円(前連結会計年度末に比べ177億98百万円の資金支出の増加)となりました。これは主として、配当金の支払額138億87百万円、自己株式の取得による支出100億7百万円、コマーシャル・ペーパーの減少100億円などによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績a.生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)エラストマー素材事業153,513△15.9高機能材料事業79,258△13.2その他6,847△7.0(注)連結会社間およびセグメント間の取引が複雑で、セグメントごとの生産高を正確に把握することが困難なため、概算値で表示しております。 b.受注実績特記すべき事項はありません。c.販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)エラストマー素材事業221,756△4.6高機能材料事業124,1632.1その他66,047△0.9合計411,966△2.1(注)セグメント間の取引については、相殺消去しております。(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたっては、連結決算日における資産・負債および連結会計年度における収益・費用の報告金額および開示に影響を与える見積りを実施する必要があります。これらの見積りは、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針及び見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しておりますが、以下の事項について連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 a.貸倒引当金当社グループは、売上債権、貸付金等の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。従って、顧客の財務状態が悪化し、その支払能力が低下した場合など、追加引当が必要となる可能性があります。また、貸倒損失の発生により貸倒実績率が上昇し、一般債権に係る貸倒引当金の追加計上が発生する可能性があります。b.棚卸資産当社グループは、棚卸資産の、市場状況等に基づく正味売却価額の見積額と原価との差額について、評価減を計上しております。実際の市場状況等が見積りより悪化した場合、評価減の追加計上が必要となる可能性があります。c.有価証券当社グループは、価格変動性が高い上場会社の株式と、株価の決定が困難である非上場会社の有価証券を所有しております。当社グループは、社内ルールに従って、投資価値の下落が一時的でないと判断した場合、有価証券の減損損失を計上しております。このため、将来の市況悪化または投資先の業績不振により、現在の簿価に反映されていない損失または簿価の回収不能が発生した場合、評価損の計上が必要となる可能性があります。d.繰延税金資産当社グループは、税務上の繰越欠損金及び将来減算一時差異に対して、繰延税金資産を計上しております。ただし繰延税金資産の回収可能性に不確実性がある場合は、評価性引当額の計上を行い、将来実現する可能性が高いと考えられる金額を繰延税金資産として計上しております。繰延税金資産の回収可能性は、主に将来の課税所得の見積もりによるところが大きく、課税所得の予測は将来の市場動向や当社グループの事業活動の状況及びその他の要因により変化いたします。このため、繰延税金資産の回収可能性の変化により、評価性引当額が変動し損益に影響を及ぼす可能性があります。e.固定資産当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローを見積もり、見積もられた割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては、慎重に検討しておりますが、事業計画や経営環境等の諸前提の変化により、追加の減損処理又は新たな減損処理が必要となる可能性があります。f.退職給付費用および債務確定給付型の制度に関わる従業員退職給付費用および債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されております。これらの前提条件には、割引率、将来の報酬水準、退職率、直近の統計数値に基づいて算出される死亡率および年金資産の長期収益率などが含まれます。実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、退職給付費用および債務が変動する可能性があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.売上高と営業利益当連結会計年度の売上高は4,119億66百万円(前期比2.1%減)、営業利益は363億77百万円(前期比24.1%増)となりました。詳細につきましては、(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 に記載しておりますセグメントの業績をご参照願います。b.営業外損益と経常利益休止固定資産費用の増加等により、営業外損益は前期比で69百万円悪化し36億62百万円の利益となりました。以上の結果、経常利益は、前期比21.1%増の400億38百万円となりました。c.特別損益投資有価証券売却益の増加等により、特別損益は前期比で94億5百万円良化し92億68百万円の利益となりました。d.親会社株主に帰属する当期純利益法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の総額は129億91百万円となり、非支配株主に帰属する当期純利益は前期比で67百万円減少し90百万円となりました。以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比38.3%増の362億26百万円となりました。③資本の財源及び資金の流動性a.財務戦略の基本的な考え方当社グループは、企業価値の向上のために経営資源の配分を行うこととしております。当社グループの企業価値の源泉は、独創的技術であると考えており、財務健全性と資本コストを踏まえ、独創的技術の強化・創出に繋がる設備投資や研究開発等を推進しております。b.経営資源の配分に関する考え方当社グループは、必要な手元現預金を確保しつつ、設備投資や独創的技術の開発等への継続的な経営資源の配分に努めます。また、安定的、継続的な配当等を通じた株主還元への配分を行うこととしております。c.資金需要の主な内容当社グループの営業活動に係る資金需要は、原材料費、物流費、研究開発費、人件費などがあります。投資活動に係る資金需要は、独創的技術の維持・強化・創出に繋がる設備投資およびIT投資などがあります。d.資金調達当社グループの継続と発展のために必要となる資金を安定的に確保するため、内部資金と外部資金を活用しております。運転資金および設備投資資金は、営業活動によるキャッシュ・フロー、金融機関からの借入、コマーシャル・ペーパーおよび社債の発行などを活用しております。財務健全性および信用格付の維持により外部資金調達能力を確保するとともに、必要に応じてコミットメントラインの設定により流動性を確保しております。 ④経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。
セグメント情報4,034
(セグメント情報等)【セグメント情報】1.報告セグメントの概要当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行なう対象となっているものであります。当社は、本社に製商品別の事業部を置き、各事業部は、取り扱う製商品について国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。したがって、当社は、事業部を基礎とした製商品別のセグメントから構成されており、「エラストマー素材事業」及び「高機能材料事業」の2つを報告セグメントとしております。「エラストマー素材事業」は、合成ゴム、合成ラテックス及び化成品等を生産、販売しております。「高機能材料事業」は、高機能樹脂、高機能部材、電子材料、電池材料、トナー、化学品及び医療器材等を生産、販売しております。 2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。 (有形固定資産の減価償却方法の変更)「会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変更に関する注記」に記載の通り、従来、当社は、有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却方法について、定率法(ただし、建物及び2016年4月1日以降に取得した構築物については定額法)を採用しておりましたが、当連結会計年度より定額法に変更しております。当該変更により、従来の方法に比べて、当連結会計年度のセグメント利益は、「エラストマー素材事業」において1,083百万円、「高機能材料事業」において1,206百万円、「その他」において4百万円それぞれ増加しております。 3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報 前連結会計年度(自2024年4月1日 至2025年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメントその他(注)1合計調整額(注)2連結財務諸表計上額(注)3 エラストマー素材事業高機能材料事業計売上高 顧客との契約から生じる収益232,469121,551354,02066,627420,647-420,647外部顧客への売上高232,469121,551354,02066,627420,647-420,647セグメント間の内部売上高又は振替高4,090664,1569885,145△5,145-計236,560121,617358,17767,615425,792△5,145420,647セグメント利益10,93117,56028,4913,86532,356△3,03529,321セグメント資産237,219148,757385,97646,633432,609101,176533,786その他の項目 減価償却費7,2109,73316,94222417,1662,27019,436持分法適用会社への投資額3,184-3,184-3,184-3,184有形固定資産及び無形固定資産の増加額15,96412,21428,17847428,6526,86835,521 (注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、RIM配合液、塗料等の販売等を含んでおります。2.調整額は以下のとおりであります。(1)セグメント利益の調整額△3,035百万円は、セグメント間取引消去△259百万円及び各報告セグメントに配分していない全社費用△2,776百万円であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費であります。(2)セグメント資産の調整額は、全社資産103,238百万円及びセグメント間消去△2,062百万円であります。(3)その他の項目の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係るもの等であります。3.セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。4.その他の源泉から生じる収益の額に重要性がないことから、顧客との契約から生じる収益と区分して表示しておりません。5.一定の期間にわたり移転される財又はサービスから生じる収益は重要性がないことから記載しておりません。 当連結会計年度(自2025年4月1日 至2026年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメントその他(注)1合計調整額(注)2連結財務諸表計上額(注)3 エラストマー素材事業高機能材料事業計売上高 顧客との契約から生じる収益221,756124,163345,91966,047411,966-411,966外部顧客への売上高221,756124,163345,91966,047411,966-411,966セグメント間の内部売上高又は振替高1,924531,9771,3093,287△3,287-計223,680124,217347,89767,356415,253△3,287411,966セグメント利益11,66522,42134,0874,29038,376△2,00036,377セグメント資産225,880167,831393,71145,194438,905109,341548,246その他の項目 減価償却費7,0967,89414,99025915,2491,98017,230持分法適用会社への投資額3,413-3,413-3,413-3,413有形固定資産及び無形固定資産の増加額19,54741,73161,27882262,10010,59572,695 (注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、RIM配合液、塗料等の販売等を含んでおります。2.調整額は以下のとおりであります。(1)セグメント利益の調整額△2,000百万円は、セグメント間取引消去△13百万円及び各報告セグメントに配分していない全社費用△1,987百万円であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費であります。(2)セグメント資産の調整額は、全社資産111,233百万円及びセグメント間消去△1,892百万円であります。(3)その他の項目の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係るもの等であります。3.セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。4.その他の源泉から生じる収益の額に重要性がないことから、顧客との契約から生じる収益と区分して表示しておりません。5.一定の期間にわたり移転される財又はサービスから生じる収益は重要性がないことから記載しておりません。 【関連情報】前連結会計年度(自2024年4月1日 至2025年3月31日) 1.製品及びサービスごとの情報 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報(1)売上高 (単位:百万円)日本中国米国ヨーロッパアジアその他計153,74770,00942,09955,23587,94211,616420,647(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。 (2)有形固定資産 (単位:百万円)日本米国ヨーロッパアジア計110,96316,59410016,047143,703 3.主要な顧客ごとの情報 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。 当連結会計年度(自2025年4月1日 至2026年3月31日) 1.製品及びサービスごとの情報 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報(1)売上高 (単位:百万円)日本中国米国ヨーロッパアジアその他計146,20178,73739,25750,39186,63310,747411,966(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。 (2)有形固定資産 (単位:百万円)日本米国ヨーロッパアジア計156,39720,89844416,377194,116 3.主要な顧客ごとの情報 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】前連結会計年度(自2024年4月1日 至2025年3月31日) (百万円) エラストマー素材事業高機能材料事業その他全社・消去合計減損損失4,897600722405,808(注)「全社・消去」の金額は、セグメントに帰属しない全社資産に係る減損損失であります。 当連結会計年度(自2025年4月1日 至2026年3月31日) (百万円) エラストマー素材事業高機能材料事業その他全社・消去合計減損損失2,2962,340291304,796(注)「全社・消去」の金額は、セグメントに帰属しない全社資産に係る減損損失であります。 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】前連結会計年度(自2024年4月1日 至2025年3月31日) 該当事項はありません。 当連結会計年度(自2025年4月1日 至2026年3月31日) 該当事項はありません。 【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】前連結会計年度(自2024年4月1日 至2025年3月31日)該当事項はありません。 当連結会計年度(自2025年4月1日 至2026年3月31日)該当事項はありません。
サステナビリティに関する考え方及び取組15,181
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)サステナビリティ共通ゼオングループは、「大地の永遠と人類の繁栄に貢献する」を企業理念に掲げ、2021年にスタートした中期経営計画では、「社会の期待と社員の意欲に応える会社」を2030年のビジョンとし、サステナビリティ経営の実現に向け取り組んでいます。サステナビリティに関する基本的な考え方や対応の組織的な枠組みを明確にするため、2022年度に「サステナビリティ基本方針」を制定しました。①ガバナンス当社は、サステナビリティに関する取り組みを全社横断的に推進するため、「サステナビリティ委員会」を設置しています。サステナビリティ委員会では、気候変動対応や人権課題をはじめとする重要なサステナビリティ諸課題について、方針の検討および具体的な施策の立案・推進を行っています。サステナビリティ委員会における検討・協議内容は、代表取締役を議長とする「経営会議」にて審議され、重要な事項については取締役会へ報告の上、適切な監督を受ける体制としており、経営層の関与のもとで適切なガバナンスを確保しています。さらに、企業の持続的な成長を支える観点から、事業運営に伴うリスク管理、環境保全および労働安全に関する課題については、関係する各委員会が主体となり、サステナビリティ委員会と連携して方針の検討ならびに施策の立案・推進を行っています。また、「サステナビリティ委員会」の下に、「統合報告部会」、「TCFD部会」、「SDGs貢献製品認定部会」の3つの部会を設置しております。「統合報告部会」では統合報告書の企画・立案・制作を行っています。「TCFD部会」では、TCFD等の枠組みに基づき、気候変動に対するリスクや機会を特定・識別し、事業・戦略・財務計画に及ぼす影響の分析および対応・開示を進めています。さらに「SDGs貢献製品認定部会」では、「SDGs貢献製品認定制度※」に基づき、SDGs貢献製品の認定や制度の充実に向けた検討を行っています。(2026年4月時点)※ゼオングループの製品のうち、特に社会課題解決への寄与度が高いと考えられるものを「SDGs貢献製品」として認定する制度。それらの開発・製造・販売に注力することで、社会への貢献と企業としての持続的な成長の両立を図り、サステナビリティ経営を一層推進していくことを目的としています。 さらに2026年4月には、サステナビリティ推進機能を経営企画部門に組み入れ、事業戦略・中期経営計画の策定および資源配分と一体的に運営する体制に変更しました。これにより、サステナビリティに関する取り組みを経営戦略により深く組み込みつつ、サステナビリティ委員会における審議および経営会議・取締役会による監督の枠組みは維持し、実効性あるガバナンスのもとで推進しています。 ②戦略ゼオングループは、中期経営計画の中で注力するSDGsのゴールを定め、それらに対応した全社戦略を展開してきましたが、2024年に企業理念「大地の永遠と人類の繁栄に貢献する」の実現に向けて優先的に取り組むべき重要課題をより明確にし、メリハリのある実効性の高い施策を打ち出せるよう、マテリアリティを特定しました。2025年度からの中期経営計画第3フェーズにおいては、これらのマテリアリティを軸として具体的な施策展開を行っています。 ゼオングループのマテリアリティ(ゼオンを動かす5つの歯車)心からワクワクできる会社の実現一人ひとりが持てる能力を発揮しワクワクしながら働ける場を作っていくことが会社として最も根本的な課題であり、これが当社の成長の要であるイノベーションにつながります。具体的な要素の例としては、「DI&B」「働きがい・エンゲージメントの向上」「業務の効率化・見直し」などが挙げられます。イノベーションでほかにない価値を提供イノベーションは当社が社会の期待に応えながら成長していくための最も重要なキーワードであり、5つの歯車の中央に位置づけています。他者に真似のできない当社にしか生み出せない価値を世の中に提供していくことが、社会とゼオンの持続的な成長につながります。また「イノベーションを起こす仕組み・風土作り」と「独創的な技術・製品・サービス」については、歯車全体を動かしていくうえでのカギとなると考えています。強固なガバナンスの構築サステナビリティ基本方針に掲げる「公正で誠実な活動を貫き、信頼される企業であり続ける」ためには、会社としての基盤を強固なものにしていく必要があります。例えば「経営の透明性」「安定・安全な生産」「品質」「腐敗防止」などに加え、近年世の中で重要な課題と認識されてきている「情報セキュリティ」「持続可能な調達」「人権」などの要素も含まれます。社会の変化に対応した事業構造の転換イノベーションを起こすことで、社会の期待に対応する製品・サービスを生み出し、事業の軸足を移していくことで、事業構造の転換を図っていきます。サステナビリティの観点から「社会の情報化」「モビリティの進化」「健康と福祉」などの分野が社会的にニーズが高い領域であり、これらの領域を中心に積極的にイノベーションを起こしていくことで、社会の変化に対応した事業構造の転換を進めていきます。循環型社会への貢献「循環型社会」とは、例えばリサイクルや廃棄物の削減などにより、限りある資源を最大限に活用し、環境への影響を最小限にする社会を言います。私たちの製品・サービスやその生産においてイノベーションを起こし事業構造を変えていくことで、循環型社会の実現に貢献し、さらにはその先にある企業理念の実現につながると考えます。 上記「ゼオンを動かす5つの歯車」で特定したマテリアリティのうち、「強固なガバナンスの構築」においては、サプライチェーン全体を含む人権リスクが事業継続および企業価値に影響し得る重要な経営課題であるとの認識のもと、調達・取引方針やサプライヤー管理の高度化を通じて対応を進めています。また、マテリアリティ図の背景に記載のある「カーボンニュートラルの実現」においては、事業ポートフォリオや技術開発と連動した気候変動対応を重要課題と捉え、TCFDの枠組みを活用しながら中長期的なリスク・機会の把握を行っています。詳細は「(2)気候変動」を参照ください。さらに、マテリアリティ図の背景に記載のある「自然と人間の共存(生物多様性の保全)」については、原材料調達から直接操業を経て最終製品の使用及び廃棄に至るまでのバリューチェーンにおいて、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)が提唱するLEAPアプローチ(自然との関係性をLocate(発見)・Evaluate(診断)・Assess(評価)・Prepare(準備)の4段階で整理する分析手法)を用いて自然資本に与える影響を把握し、TNFD対応を通じてリスクの特定および対応方針の検討を進めています。こうした取り組みを一層推進するため、当社は2026年3月にTNFD Adopterとして登録するとともに、TNFDフォーラムに参画しました。引き続き、最新の知見や国際動向を踏まえながら、生物多様性に関する取り組みの高度化を図っています。 ③リスク管理ゼオングループでは、サステナビリティに関わるリスクを全社リスク管理の枠組みの中で管理しています。特にサステナビリティ経営実現のための重要な基盤の一つと位置づけている人権尊重については、自らの事業活動において影響を受ける全ての人の人権を尊重するべく、2021年度より本格的に取り組みを開始し、ビジネスの全体像の中から人権リスクマップを策定して人権リスクを特定しました。さらに、勉強会等を通じて人権尊重の重要性を社内に浸透させた上で、外部専門家からのアドバイザリーを受けながら、課題を日本ゼオン、グループ企業、サプライチェーンの3つに分類し、関係部署で具体的な取り組みを進めています。2023年度には「サステナブル調達基本方針」を制定した上で、ゼオングループが取引先とともに持続可能なサプライチェーンの構築に向けた考え方を共有するため、同方針を含めたゼオングループの様々な方針類をパッケージ化した「サステナブル調達ガイドライン」をとりまとめました。また2024年にはサプライチェーン上での法令・コンプライアンス違反や人権侵害等があった場合に通報を受け付ける窓口として、ゼオングループのサプライチェーン通報窓口を当社ホームページ上に設置しました。引き続き人権尊重に向けた取り組みを計画的に進めていきます。 さらに気候変動に関わるリスクのうち、全社リスクとして管理すべきものを特定した上で、2024年度より、それらを全社リスク体系の中に統合して統制を開始しました。詳細は、「(2)気候変動 ③リスク管理」をご参照下さい。加えてTNFD対応におけるリスクにつきましては、2025年度から取り組みを開始し、事業活動における自然資本への依存および影響を把握した上でリスクと機会を抽出し、対応策や指標の設定を行っています。今後は、TNFDが提唱する考え方を参考にしながら、バリューチェーン全体での自然資本との関係性についてリスクと機会の特定・評価を行い、全社的なリスク管理プロセスへの統合を段階的に検討していきます。 ④指標及び目標指標及び目標については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」をご参照ください。 (2)気候変動ゼオングループでは、気候変動が事業活動および中長期的な経営環境に重要な影響を及ぼすと認識しており、2020年に「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言への賛同を表明しました。TCFD提言を踏まえ、気候変動が当社事業に及ぼすリスク・機会を把握・分析し、その結果を経営戦略に反映させることで経営基盤の強化を図るとともに、持続可能な社会の実現および企業価値の向上を目指します。 ①ガバナンス〇気候関連リスクおよび機会についての取締役会の監視体制当社における気候変動に関するガバナンスは、前述の「(1)サステナビリティ共通①ガバナンス」に記載の体制のもとで運営しています。取締役会は、気候関連リスクおよび機会を含む重要なサステナビリティ課題について、経営からの定期的な報告を受け、その対応方針、進捗状況および有効性について監督しています。具体的には、気候変動への対応状況を含むサステナビリティに関する重要事項について、年2回「サステナビリティ報告」として取締役会に報告しており、取締役会はこれに対して指摘・助言を行うことで、気候関連リスクおよび機会への対応が適切に推進されているかを監視しています。これらの取締役会からの指摘・助言は、TCFDへの対応を含む各種取り組みに反映されています。 〇気候関連リスクおよび機会の評価・管理における経営者の役割経営者は、気候変動への対応を重要なサステナビリティ課題の一つとして位置付け、代表取締役を議長とする経営会議において、気候関連リスクおよび機会に関する対応方針および重要施策の審議・決定を行っています。経営会議で審議する具体的な検討および施策の立案については、サステナビリティ委員会を通じて、TCFD等の枠組みに基づき、気候関連リスクおよび機会の特定・評価ならびに対応の推進を行っています。また、同委員会の下部組織であるTCFD部会において、気候変動が事業・戦略・財務に及ぼす影響の分析および開示に向けた検討を進めています。 ②戦略○組織が特定・識別した、短期・中期・長期の気候関連リスクおよび機会当社では、サステナビリティ委員会およびその下部組織であるTCFD部会を中心に、気候変動が当社事業に及ぼす影響について、短期・中期・長期の視点から気候関連リスクおよび機会の特定・識別を行っています。その過程として、2020年度にゴム事業部において2℃・4℃シナリオ(RCP2.6/8.5)分析を実施し、気候変動にともなうリスクと機会を特定しました。2021年度には当該取り組みを全社に展開し、同様のシナリオ分析を通じて事業全体に対する影響を整理しました。さらに2023年度には1.5℃シナリオ分析を実施し、中長期的な移行リスクおよび機会について検討を行っています。加えて2024年度には、従来から分析対象としていた高岡工場、川崎工場、徳山工場、水島工場に加え、氷見二上工場・敦賀工場を含む全6工場を対象に、主として長期的な物理リスクを想定した4℃シナリオ(RCP8.5)に基づくリスクの特定・識別を実施しました。これらの分析結果を踏まえ、当社では、短期的には事業活動への直接的影響、中期的には事業構造や投資判断への影響、長期的には事業継続性および競争環境の変化といった観点から、気候関連リスクおよび機会を整理し、事業戦略の検討に活用しています。 ○気候関連リスクおよび機会が組織のビジネス・戦略・財務計画に及ぼす影響・事業インパクト評価当社は、TCFDの枠組みに基づくシナリオ分析を通じて、気候変動が当社の事業および財務に及ぼす影響について検討しています。2020年度・2021年度のTCFD活動においては、4℃シナリオでは原材料調達コストの増加が、また2℃シナリオでは、原材料調達コストに加えて炭素税の導入が当社事業にとって相対的に大きなリスクとなる可能性があると認識しました。一方で気候変動への対応を背景とした自動車のEV化の加速によりエナジー材料分野を中心に、当社事業にとって重要な事業機会が生じる可能性があると認識しました。これらの認識を踏まえ2024年度には、中期経営計画第3フェーズの利益計画策定上重要なEVなどの自動車販売台数について前提条件を見直した上で、気候関連リスクおよび機会が当社事業に及ぼす影響について再評価を行いました。・リスク重要度評価(リスクおよび機会の認識)2024年度には、これまでのTCFD活動に加え、工場を中心とした事業拠点における気候変動に関するリスクおよび機会について改めて識別を行い、それらが当社の利益へ及ぼす影響について試算を行いました。当該試算結果については、気候変動リスクおよび機会の重要度を把握するための参考情報として活用しており、その概要を下表に示しています。 [シナリオ分析の概要(
コーポレート・ガバナンスの概要8,487
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】 ①コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方当社は、株主をはじめとする多様なステークホルダーの利益を尊重し、利害関係を調整しつつ収益を上げ、企業価値を継続的に高めることを目指します。その実現のために、コーポレート・ガバナンスを通じて効率的かつ健全な企業経営を可能にするシステムを構築する努力を継続します。また、内部統制システムを整備することにより、各機関・社内組織の機能と役割分担を明確にして迅速・果断な意思決定と執行を行います。その経過および成果については適切な監督と情報公開を行い、経営の透明性の向上に努めます。なお、以下のURLにて「日本ゼオンコーポレートガバナンス基本方針」を公開しておりますので、こちらもご参照ください。https://www.zeon.co.jp/csr/concept/pdf/200281514.pdf ②企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由取締役の業務執行の監督は取締役会が行っております。取締役会は社外取締役5名を含むすべての取締役で組織し(議長:代表取締役会長 田中公章。ほか、代表取締役社長兼CEO 豊嶋哲也、取締役常務執行役員CFO 松浦一慶、取締役常務執行役員 曽根芳之、取締役常務執行役員CTO 小西裕一郎、社外取締役 北畑隆生、同 南雲忠信、秋山美紀、升味佐江子、吉川京子)、業務執行の法令・定款への適合性を確保するため、監査役の出席のもと原則として毎月1回開催しております。法令に定める職務のほか、経営の基本方針・戦略その他重要な業務執行の決定とその報告を行うことを主要任務としております。また、役員の指名、報酬等に係る取締役会の機能の客観性・透明性を強化することを目的として、独立社外取締役を含む委員で構成される「役員指名・報酬委員会」を取締役会の諮問機関として設置し(委員長:社外取締役 北畑隆生。委員:代表取締役会長、田中公章、代表取締役社長兼CEO 豊嶋哲也、社外取締役 南雲忠信、同 秋山美紀、升味佐江子、吉川京子)、役員候補者の指名に係る方針や報酬決定に係る方針等に関して助言を受けるため、必要に応じて適宜開催することとしております。加えて、当社グループの企業価値の創造、およびそれが時価総額に反映されるための取組みに係る取締役会の意思決定・監督機能を強化することを目的に、独立社外役員や社外有識者を含むメンバーで構成される「企業価値創造会議」を取締役会の諮問機関として設置し(議長:社外取締役 南雲忠信。メンバー:代表取締役会長 田中公章、代表取締役社長兼CEO 豊嶋哲也、社外取締役 北畑隆生、社外監査役 木村博紀、同 中村昌允、弁護士 中島茂(中島経営法律事務所))、当社が守るべき「企業価値の源泉」や、コーポレートガバナンス・内部統制・リスク管理体制に係る課題などに係る取締役会への提言を受けるため、必要に応じて適宜開催することとしております。監査役会は、社外監査役3名を含むすべての監査役で構成され(議長:常勤監査役 西嶋徹。ほか、常勤監査役 平川宏之、社外監査役 木村博紀、同 中村昌允、田名部深雪)、原則年5~6回開催し、監査に関する重要事項について報告・協議・決議を行います。各監査役は監査役会が定めた監査役監査基準に基づき、取締役会への出席、子会社を含む業務執行の調査等を通じ、取締役の職務執行の監査を行うとともに、当社のコンプライアンス体制およびその運用に問題があると認めるときは、意見を述べて改善策の策定を求めております。当社は、現在の体制を「スピード感のある効率的な意思決定及び業務執行」と「社外役員による『外部的視点』も採り入れた効果的な経営監視・監督」を両立するためのシステムとして最適と考えており、前述のコーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方に沿うものと判断しております。 ③企業統治に関するその他の事項・内部統制システムの整備の状況当社の主な機関及び内部統制の関係は以下のとおりです。(2026年6月25日時点) ・取締役会、役員指名・報酬委員会、企業価値創造会議および監査役会の目的、機能等に関しましては、前述②企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由をご参照ください。・CXO会当社は、業務執行の機動性を確保するため、執行役員制度を採用するとともに、経営の最上位層として、専門的な目線からトップダウンでの全社戦略と経営資源配分の方針決定を担うCXOを置いております。当社は、中長期の全社経営方針やスピードが必要且つ機密性の高い経営アジェンダを議論する場として、全CXO等で構成されるCXO会を原則として月1回開催し、その議論を元に、取締役会への適時適切な報告や後述する経営会議へのトップダウンでの方針提示を行っております。・経営会議経営の機動性を確保するため、代表取締役、常務以上の役付執行役員等で組織する経営会議を原則として月2回開催し、経営の重要事項について、出席常勤監査役の意見も参考にしながら十分に論議を行って審議・決定を行っております。当該職務を執行する取締役は、経営会議で審議・決定された議案のうち取締役会規程に定めのある重要事項について、取締役会に送付して審議・決定を行っております。・リスク管理委員会当社グループの全社的リスク管理体制の構築・運営のために設置し、組織的に潜在リスクを抽出・抑止し、表面化した顕在化リスクを収拾する全社的な体制を整備・運用します。委員会は必要に応じて適宜開催しています。なお、当社グループの企業価値を大きく毀損する事象に対して緊急対応が必要な事態が発生した場合には、全社的統制を行うための組織体として、代表取締役の下に危機管理委員会を設置することとしています。・環境安全委員会当社グループの環境安全に関する諸施策の具体的事項を企画、立案および環境安全に関する課題の実行状況の管理を行っており、原則として毎年4回開催しています。・サステナビリティ委員会「サステナビリティ基本方針」に基づき、当社グループと社会のサステナビリティの両立を目指し、サステナビリティの諸課題に横断的かつ機動的に対応することを目的として設置しています。委員会は必要に応じて適宜開催しています。 ・リスク管理体制の整備の状況「リスク管理規程」をはじめとするリスクマネジメントに係る社内規程を整備し、そこに定める領域別の主管部署が当該領域における損失の危険の管理にあたる体制を敷くほか、全社的・組織横断的な対応が必要な損失の危険の管理のためにリスク管理委員会および環境安全委員会を常設し、リスクに対応する体制を構築しております。各委員会の目的及び機能につきましては、ロ.内部統制システムの整備の状況に記載のとおりです。加えて、潜在リスク情報を早期に収集して対処を容易にするために、社外弁護士を窓口とする「弁護士HOTLINE」等の内部通報制度を整備しております。 ・当事業年度における取締役会等の活動状況取締役会は全17回開催し、法令に定める重要な業務執行に係る審議決定のほか、事業拡大策や研究開発戦略、生産戦略、財務・資本戦略、サステナビリティ戦略等に係る討議を通じ、経営監督を行いました。代表取締役会長田中公章氏、代表取締役社長兼CEO豊嶋哲也氏、取締役常務執行役員CFO松浦一慶氏、取締役常務執行役員曽根芳之氏、取締役常務執行役員CTO小西裕一郎氏、社外取締役北畑隆生氏、秋山美紀氏、常勤監査役西嶋徹氏、社外監査役田名部深雪氏がその全てに、社外取締役升味佐江子氏および社外監査役中村昌允氏がその94%(16回)に、社外取締役南雲忠信氏および社外監査役木村博紀氏がその88%(15回)に、それぞれ出席しました。また、取締役執行役員渡辺えりさ氏、社外取締役池野文昭氏、常勤監査役林佐知夫氏はその退任前に開催された取締役会の全て(5回)に、社外取締役吉川京子氏、常勤監査役平川宏之氏はその就任後に開催された取締役会の全て(12回)に、それぞれ出席しました。役員指名・報酬委員会は全8回開催し、当社の役員候補者の指名に係る方針、CXO制の導入等について討議し、会社側に対して助言を行いました。その委員である社外取締役北畑隆生氏、南雲忠信氏、秋山美紀氏、升味佐江子氏、代表取締役会長田中公章氏、代表取締役社長兼CEO豊嶋哲也氏はその全てに、社外取締役池野文昭氏はその退任前に開催された委員会の全て(2回)に、社外取締役吉川京子氏はその就任後に開催された委員会の全て(6回)に、それぞれ出席しました。企業価値創造会議は全4回開催し、株式資本市場の当社に対する期待、およびそれに呼応するための経営施策等について討議し、会社側に対して提言を行いました。そのメンバーである社外取締役北畑隆生氏、南雲忠信氏、社外監査役木村博紀氏、中村昌允氏、弁護士中島茂氏、代表取締役会長田中公章氏、代表取締役社長兼CEO豊嶋哲也氏はその全てに、それぞれ出席しました。 ・取締役の定数当社の取締役は15名以内とする旨定款に定めております。 ・取締役の選任の決議要件当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨を、また、取締役の選任決議は、累積投票によらない旨をそれぞれ定款に定めております。 ・自己の株式の取得の決定機関当社は、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議によって市場取引等により自己の株式を取得することができる旨定款に定めております。これは、機動的な資本政策を行うことを目的とするものであります。 ・株主総会の特別決議要件当社は、会社法第309条第2項に定める決議は、当該株主総会において議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定め、株主総会特別決議の定足数を緩和しております。これは、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものであります。 ・中間配当の決定機関当社は、取締役会の決議によって、毎年9月30日の最終の株主名簿に記録された株主又は登録株式質権者に対し、会社法第454条第5項の規定による中間配当を行うことができる旨定款に定めております。これは、株主への機動的な利益還元を行うことを目的とするものであります。 ・取締役及び監査役の責任免除当社は、会社法第426条第1項の規定により、任務を怠ったことによる取締役及び監査役(取締役であった者及び監査役であった者を含む。)の損害賠償責任を、法令の限度において、取締役会の決議によって免除することができる旨を定款に定めております。これは、取締役及び監査役が職務を遂行するにあたり、その能力を十分に発揮して、期待される役割を果たしうる環境を整備することを目的とするものであります。 ・責任限定契約の内容の概要当社と社外取締役及び監査役は、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第1項の賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく賠償責任限度額は法令で定める最低責任限度額となります。 ・役員等賠償責任保険契約の内容の概要当社は、保険会社との間に会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を締結しており、被保険者である取締役、監査役および執行役員(退任者を含む。)がその職務の執行に関し責任を負うことまたは当該責任の追及に係る請求を受けることによって生ずることがある損害が填補されるものとしております。ただし、被保険者による犯罪行為や法令違反の行為であることを認識して行った行為に起因して生じた損害は塡補されないなど、一定の免責事由があります。なお、当該保険契約の保険料は全額を当社が負担しております。 ④株式会社の支配に関する基本方針についてa.当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針 当社は、当社の支配権の移転を伴う買収提案についての判断は、最終的には当社の株主全体の意思に基づいて行われるべきものと考えており、当社株券等に対する大量買付けであっても、当社の株主共同の利益に資するものであれば、これを否定するものではありません。 しかしながら、買収提案の中には、その目的等から見て企業価値及び株主共同の利益に対する明白な侵害をもたらすものや、対象会社の株主に株券等の売却を事実上強要するもの、対象会社の取締役会や株主が買収提案の内容を検討するための十分な時間や情報を提供しないもの等、対象会社の株主共同の利益に資さないものもないとは言えません。 当社の企業価値を維持・向上させていくためには、地球や社会の課題解決に役立つ製品・サービスを続々と提供することを可能とし、ひいては当社のサステナビリティ(企業理念「大地の永遠と人類の繁栄に貢献する」のもと、当社が社会とともに持続的な成長を続けていくことをいいます。以下同じ)を中核として支える「独創的技術」の強化・創出とともに、高度の専門性を有するのみならず、「まずやってみよう」「つながろう」「磨き上げよう」という当社の重要な価値観を理解し、この価値観に基づいた行動を実践できる多様かつ有能な人材を、研究開発・生産・販売・管理等のさまざまな分野にわたり育成・確保すること、並びにユーザー密着型の製品開発及び市場展開等に貢献する取引先との良好な関係を構築することが必要不可欠です。さらに、当社は、CSR(Corporate Social Responsibility。社会から信頼される会社、社会の期待に応える会社であり続けるための、当社のあらゆる活動であって、サステナビリティ実現の基礎となるものをいいます。以下同じ)を全うし、広く社会からの信頼を確保することも、企業価値の持続的向上のためには必要不可欠と考えております。従いまして、当社株券等の大量買付けを行う者が、当社の財務及び事業の内容を理解するのは勿論のこと、こうした当社の企業価値の源泉を理解した上で、これらを中長期的に確保し、向上させる姿勢と方針を持つのでなければ、当社の株主共同の利益は毀損されることになります。 また、外部者である買収者から買収の提案を受けた際に、当社株主の皆様が当社の有形無形の経営資源、将来を見据えた施策の潜在的効果その他当社の企業価値を構成する要素を十分に把握した上で、当該買収が当社の企業価値及び株主共同の利益に及ぼす影響を短期間のうちに適切に判断することは必ずしも容易でない
役員の報酬等3,971
(4)【役員の報酬等】 ① 役員の報酬等の額又はその算定方式の決定に関する方針に係る事項 イ 取締役の報酬等当社は、2023年5月19日開催の取締役会において、「経営陣幹部・取締役の報酬決定に係る方針と手続」として以下の内容を決議しております。当該取締役会決議に際しては、その内容について事前に役員指名・報酬委員会の助言を得ております。 ・持続的な成長に向けた健全なインセンティブの一つとして機能するよう、社内取締役の役員報酬は次の(1)から(4)、執行役員の役員報酬は(1)、(2)および(4)にて構成し、社外取締役については、定額現金報酬のみで構成する。なお、株式報酬は株式給付信託を通じて支給することとし、毎年一定の時期に付与するポイント数に応じ、原則として(3)は毎年、(4)は中期経営計画各フェーズの終了毎に、当社普通株式を支給する。当該株式については、対象者との契約により一定期間譲渡、担保権の設定その他の処分が制限される。また、対象者が譲渡制限期間満了前に取締役会が予め定める地位を退任する(その退任につき、任期満了、死亡その他正当な理由がある場合を除く。)など、一定の場合においては当社が当該株式を無償で取得する。(1) 現金報酬(定額部分)(2) 現金報酬(業績連動部分)単年度における全社および事業部門に係る財務指標、ならびに主に中期経営計画に対する部門・個人の課題達成度を評価指標とし、各指標は当社グループ全体の長期継続的な成長性、収益性の向上を目的として設定する。(3) 株式報酬(固定部分)(4) 株式報酬(業績連動部分)中期経営計画各フェーズの最終年度の目標値として設定したものと連動した財務指標および非財務指標(ESG関連指標を含む)を評価指標とし、各指標は当社グループ全体の長期継続的な成長性、収益性の向上を目的として設定する。・現金報酬(定額部分)および株式報酬(固定部分)については、役職に応じて具体的な支給金額または付与ポイント数を算定する。現金報酬(業績連動部分)および株式報酬(業績連動部分)については、役割や責任の大きさに基づき設定した標準金額またはポイント数に、評価結果に応じた所定の係数を掛けて算定するものとし、上位経営層になるほど報酬総額に対する当該業績連動部分の割合を大きくする方針とする。・取締役会は、上記の方針に基づき報酬基準を定める。代表取締役は、当該報酬基準に従い、独立社外取締役を含む委員で構成される「役員指名・報酬委員会」の助言を得たうえで、取締役および執行役員の個人別報酬を決定し、内規に定めるところに従い毎年一定の時期に現金報酬の支給および株式報酬に係るポイントの付与を行う。 取締役の現金報酬の総額は2007年6月28日開催の第82回定時株主総会において年額550百万円以内(使用人兼務取締役の使用人分給与は含まない)と決議され、また、2023年6月29日開催の第98回定時株主総会において、当該現金報酬とは別枠で、業績連動型株式報酬制度「株式給付信託(BBT-RS)」に基づく1事業年度当たりの付与ポイント上限として567,300ポイント(うち取締役分は336,900ポイント。当該ポイントは当社株式等の給付に際し、1ポイント当たり当社普通株式1株に換算されます)と決議されており、役員報酬制度は当該株主総会決議の枠内で運用されます。なお、定款上の取締役員数の上限は15名であります。 当社の役員報酬制度における現金報酬(業績連動部分)および株式報酬(業績連動部分)の評価指標の概要は以下の通りです。短期の業績に対する責任を負わせつつ、中期経営計画の目標との連動性を強く志向した評価指標となっており、当該評価制度の運用を通じて中長期的な企業価値の向上・創造の実現可能性を高めてまいります。区分指標 現金報酬(業績連動部分)財務指標全社売上高、営業利益率単年度における目標値に対する達成度 事業部門売上高、営業利益率(注1) 非財務指標部門・個人課題中期経営計画目標達成に向けて各部門が設定した単年度課題の達成度株式報酬(業績連動部分)財務指標全社売上高、営業利益、全社ROIC中期経営計画各フェーズの最終年度における目標値に対する達成度(注3) 非財務指標中期経営計画のESG目標(注2)中期経営計画各フェーズの最終年度における目標達成個数(注3)(注)1.当該指標は事業部門を管掌する役員に対してのみ適用します。また、成長事業・新規事業においては部門売上高のみを評価指標とします。 2.CO2削減量、エンゲージメント調査項目、政策保有株式対純資産比率など。3.各役員には中期経営計画各フェーズ期間中は標準ポイントを付与し、フェーズ終了後、累積したポイントに目標達成度または達成個数に応じた評価係数を掛けてポイント数を確定します。なお、株式報酬(業績連動部分)における財務指標と非財務指標の評価ウェートは8:2とします。 (ご参考)役位毎の総報酬額に対する各報酬項目の構成割合(標準評価ベース)はおおよそ以下の通りであり、上位経営層になるほど報酬総額に対する業績連動部分の割合、株式報酬の割合を大きくしております。 現金報酬 株式報酬 固定業績連動業績連動固定代表取締役社長3331取締役常務執行役員(本部長)4222執行役員(部門長)622- ロ 監査役の報酬等監査役の役員報酬については、定額現金報酬のみで構成しております。その総額は2007年6月28日開催の第82回定時株主総会において年額100百万円と決議しており、各監査役の報酬は、監査役(西嶋徹、平川宏之、木村博紀、中村昌允、田名部深雪)の協議により決定いたします。なお、定款上の監査役員数の上限は5名であります。 ② 当事業年度に係る役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数役員区分報酬等の総額(百万円)報酬等の種類別の総額(百万円)対象となる役員の員数(人)現金報酬(定額部分)現金報酬(業績連動部分)譲渡制限付株式報酬株式給付信託(BBT-RS)左記のうち、非金銭報酬等取締役(社外取締役を除く。)446166110-1701706監査役(社外監査役を除く。)5353----3社外役員9595----9 (注) 1.当社グループ全体の長期継続的な成長性、収益性を向上させるため、当期の現金報酬(業績連動部分)に係る評価指標として、単年度における全社および事業部門に係る財務指標、ならびに主に中期経営計画に対する部門・個人の課題達成度を設定いたしました。役職ごとに設定した標準金額に、評価結果に応じた所定の係数を掛けて各人の具体的金額を算定しております。なお、当期を含む連結売上高、連結営業利益等の推移は「第1 企業の概況 1 主要な連結指標等の推移」に記載のとおりです。 2.株式報酬(固定部分)として、業績連動型株式報酬制度「株式給付信託(BBT-RS)」に基づき、取締役(社外取締役を除く。)5名に対して当社普通株式計31,150株を付与いたしました。付与対象者との契約により、当該株式については一定期間譲渡、担保権の設定その他の処分が制限されます。付与対象者が譲渡制限期間満了前に取締役会が予め定める地位を退任する(その退任につき、任期満了、死亡その他正当な理由がある場合を除く。)など、一定の場合においては当社が当該株式を無償で取得することとしております。 3.株式報酬(業績連動部分)として、業績連動型株式報酬制度「株式給付信託(BBT-RS)」に基づき、取締役(社外取締役を除く。)5名に係る当期における役員株式給付引当金繰入額を計上しております。 4.当社取締役会は、代表取締役会長田中公章および代表取締役社長豊嶋哲也に対し、役職ならびに個人業績および部門成績に係る評価結果を踏まえた各取締役の個人別報酬額の決定を委任いたしました。これは、当社グループ全体の業績等を勘案しつつ各人の担当部門について評価を行う者として代表取締役が最適であると判断したためであります。その権限の適切な行使が担保されるよう、役員指名・報酬委員会の助言を得たうえで具体的な報酬額が決定されていることなどから、当社取締役会は当事業年度に係る取締役の個人別の報酬等が「経営陣幹部・取締役の報酬決定に係る方針と手続」に沿うものであると判断しております。 ③ 当事業年度の役員の報酬等の額の決定過程における、取締役会及び委員会等の活動内容 当事業年度に係る各取締役の報酬は、取締役会で定めた報酬基準に従い、独立社外取締役を含む委員で構成される「役員指名・報酬委員会」の助言を得たうえで代表取締役が決定し、各監査役の報酬は、監査役の協議により決定いたしました。 ④ 報酬等の総額が1億円以上である者の報酬等の総額等氏名報酬等の総額(百万円)役員区分会社区分報酬等の種類別の額(百万円)現金報酬(定額部分)現金報酬(業績連動部分)譲渡制限付株式報酬株式給付信託(BBT-RS)左記のうち、非金銭報酬等田中 公章125取締役提出会社4336-4646豊嶋 哲也125取締役提出会社4336-4646(注)1.田中公章(取締役・提出会社)に対する非金銭報酬等の総額の内訳は、株式給付信託(BBT-RS)46百万円であります。2.豊嶋哲也(取締役・提出会社)に対する非金銭報酬等の総額の内訳は、株式給付信託(BBT-RS)46百万円であります。 ⑤ 使用人兼務役員の使用人分給与のうち重要なもの総額(百万円)対象となる役員の員数(人)内容71使用人兼務取締役に対する使用人給与相当額(賞与を含む)
従業員の状況2,125
(2)【従業員の状況】①連結会社の状況 2026年3月31日現在セグメントの名称従 業 員 数 (人)エラストマー素材事業1,900(118)高機能材料事業1,366(75)その他655(78)全社(共通)504(177)合計4,425(448) (注)1. 従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。2. 臨時従業員には、季節工、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。②提出会社の状況 2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)2,503(306)39.614.37,763,3475.2 セグメントの名称従 業 員 数 (人)エラストマー素材事業859(73)高機能材料事業1,149(56)その他-(-)全社(共通)495(177)合計2,503(306) (注)1.従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。2.臨時従業員には、季節工、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。3.平均年間給与は賞与及び基準外賃金を含んでおります。4.従業員については60歳定年制を採用しております。③労働組合の状況当社には、提出会社の本社及び各事業所にそれぞれ支部をもつ日本ゼオン労働組合が組織されており、全国化学労働組合総連合に加盟しております。また、一部の連結子会社で労働組合が組織されております。労使関係は安定しており、特記すべき事項はありません。④管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異ア 提出会社 当事業年度管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)(注)1.男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2.労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注)1.全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者5.788.574.480.258.2 (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。2025年10月に当社は管理監督者層を対象として、従来の職能資格制度を抜本的に見直し、職務等級制度へ一本化しました。それに伴い、当事業年度より算定定義を変更しております。なお、旧算定定義に基づく当事業年度の数値は6.7%です。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。<数値に関する補足説明>労働者の男女の賃金の額の差異が発生しておりますが、当社では管理監督者層に占める女性労働者の割合が低いことが要因として挙げられます。また、パート・有期労働者においては、最高70歳まで活躍できるシニア社員制度を導入したことにより、人員構成上60歳以降で多くを占める男性の賃金が、若年層や一般事務等で多くを占める女性に対して相対的に高くなっているため賃金格差が生じています。当社では近年女性活躍推進を積極的に行っており、部長・課長職を担える女性社員を増やし、その活躍の場の拡大を図っています。今後管理監督職を担う女性社員の増加により、これら男女の賃金格差は縮小していくものと考えています。詳しい考え方や取り組みについては統合報告書、サステナビリティwebサイトをご覧ください。統合報告書(https://www.zeon.co.jp/ir/library/folder/)サステナビリティwebサイト(https://www.zeon.co.jp/csr/social/)イ 連結子会社 当事業年度名称管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)(注)1.男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2.労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注)1.全労働者全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者ゼオン化成(株)4.8100.077.279.959.8ゼオンメディカル(株)11.8100.054.597.2104.9ゼオンノース(株)10.766.785.083.8104.1東京材料(株)9.425.087.393.953.8(株)トウペ2.1100.085.085.166.4 (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。
関係会社の状況2,305
4【関係会社の状況】名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社) ゼオン化成㈱東京都千代田区百万円463エラストマー素材事業、その他の事業(3.5)100(1)資金の貸付を行っております。(2)当社製品の購買及び当社関連製品の製造・加工・販売を行っております。Zeon ChemicalsInc. (注)4米国ケンタッキー州百万米ドル36.0その他の事業100(1)役員の兼任等がございます。Zeon ChemicalsL.P.米国ケンタッキー州米ドル0エラストマー素材事業、高機能材料事業、その他の事業(100.0)100(1)当社製品の販売を行っております。ゼオンポリミクス㈱滋賀県大津市百万円240エラストマー素材事業100(1)当社製品の製造・加工を行っております。ゼオンメディカル㈱東京都千代田区百万円452高機能材料事業100(1)資金の貸付を行っております。Zeon Europe GmbH(注)6独国ノルトラインヴェストファーレン州百万ユーロ2.7エラストマー素材事業、高機能材料事業100(1)当社製品の販売を行っております。ゼオンノース㈱富山県高岡市百万円100その他の事業100(1)当社製品の販売及び当社へ原料等を供給しております。(2)当社製造設備の設計施工を請け負っております。Zeon Chemicals(Thailand) Co.,Ltd.タイ国ラヨン県百万バーツ350エラストマー素材事業100(1)役員の兼任等がございます。(2)原材料として当社製品を購入しております。(3)資金の貸付を行っております。Zeon Chemicals Asia Co., Ltd. (注)4タイ国ラヨン県百万バーツ1,550エラストマー素材事業、高機能材料事業100(1)役員の兼任等がございます。(2)資金の貸付を行っております。東京材料㈱(注)4,5東京都千代田区百万円228エラストマー素材事業、高機能材料事業、その他の事業(34.1)100(1)役員の兼任等がございます。(2)当社製品の販売及び当社へ原料等を供給しております。 名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容Zeon Asia Pte Ltdシンガポール百万米ドル0.3エラストマー素材事業、高機能材料事業100(1)役員の兼任等がございます。(2)当社製品の販売を行っております。ゼオンエフアンドビー㈱東京都千代田区百万円40その他の事業100(1)資金の貸付を行っております。(2)当社及びグループ会社に係る資金の調達・運用等を行っております。RIMTEC㈱東京都千代田区百万円490その他の事業100(1)原材料として当社製品を購入しております。Zeon Shinhwa Inc.韓国ソウル市百万ウォン100高機能材料事業51(1)役員の兼任等がございます。(2)当社製品の販売を行っております。瑞翁貿易(上海)有限公司中国上海市百万人民元1.7エラストマー素材事業、高機能材料事業、その他の事業100(1)役員の兼任等がございます。(2)当社製品の販売を行っております。瑞翁化工(広州)有限公司中国広東省百万人民元24.8エラストマー素材事業(40)70(1)役員の兼任等がございます。(2)原材料として当社製品を購入しております。Zeon ChemicalsSingapore Pte. Ltd. (注)4シンガポール百万米ドル220エラストマー素材事業100(1)役員の兼任等がございます。(2)債務保証を行っております。(3)資金の貸付を行っております。㈱トウペ大阪府堺市百万円490エラストマー素材事業、その他の事業100(1)当社製品の販売及び当社製品の製造・加工を行っております。Zeon Specialty Materials Inc.(注)4米国カリフォルニア州百万米ドル29高機能材料事業、その他の事業100(1)役員の兼任等がございます。(2)資金の貸付を行っております。(3)当社製品の販売を行っております。Zeon Ventures Inc. (注)4米国カリフォルニア州百万米ドル30その他の事業100(1)役員の兼任等がございます。(2)資金の貸付を行っております。その他 10社 (持分法適用関連会社) Zeon Advanced Polymix Co., Ltd.タイ国ラヨン県百万バーツ100エラストマー素材事業(20)40(1)役員の兼任等がございます。(2)原材料として当社製品を購入しております。 (注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。 2.上記関係会社は、いずれも有価証券届出書又は有価証券報告書を提出しておりません。 3.議決権の所有割合欄の( )内は、間接所有割合(内数)を示しております。 4.特定子会社に該当します。 5.東京材料㈱については売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。主要な損益情報等(1)売上高54,947百万円 (2)経常利益3,102 (3)当期純利益2,392 (4)純資産額27,556 (5)総資産額51,389 6.Zeon Europe GmbHについては売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。主要な損益情報等(1)売上高41,721百万円 (2)経常利益282 (3)当期純利益216 (4)純資産額12,273 (5)総資産額16,680
配当政策727
3【配当政策】当社は、剰余金の配当方針を「自己資本配当率(DOE)4%以上」とし、中長期に当社株式を保有いただく株主のみなさまへ安定した配当を提供しつつ、成長と還元を高い次元で両立させることを目指しております。また、当社は、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本としております。内部留保資金につきましては、設備投資や独創的技術の開発等に活用してまいります。このような方針のもとに、2026年3月期の期末配当金につきましては、1株当たり40円とすることを2026年6月26日開催予定の定時株主総会で決議する予定であります。この結果、年間配当金は中間配当を含めますと1株当たり76円(DOE4.0%)となります。なお、剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会であります。当社は、取締役会の決議によって,毎年9月30日の最終の株主名簿に記録された株主又は登録株式質権者に対し、会社法第454条第5項の規定による中間配当を行うことができる旨定款に定めております。当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年10月30日7,01936取締役会決議2026年6月26日7,70740定時株主総会決議(予定)(注)1.2025年10月30日取締役会決議による配当金の総額には、「株式給付信託(BBT-RS)」が保有する当社株式に対する配当金48百万円が含まれております。2.2026年6月26日定時株主総会決議(予定)による配当金の総額には、「株式給付信託(BBT-RS)」が保有する当社株式に対する配当金53百万円が含まれております。
研究開発活動1,169
6【研究開発活動】当社グループ(当社及び連結子会社、以下同じ)の研究開発部門として、当社が当社グループの研究開発の中枢組織として川崎地区に総合開発センターと創発推進センター(13研究所および4スタジオより構成)、高岡地区に高機能部材研究所、徳山地区にCNT研究所、トナー研究室、米沢地区に研究棟、加えて6工場(高岡、川崎、徳山、水島、氷見二上、敦賀)に所属する製造課内に技術グループを有するほか、国外関係会社等の研究部門として、Zeon Chemicals L.P. R&D Center(米国)並びにZeon Research Vietnam Co., Ltd.(ベトナム)を有しております。 主な研究開発活動エラストマー素材事業(ゴム、ラテックス、化成品等)・HNBR、NBR、ACMを中心とする特殊ゴムの世界のリーダーとして日・米の研究部門が緊密な協力体制を構築して新製品開発、新規用途開発、新規市場開拓を進めると共に、各種用途への最適な配合研究や技術サービスを推進いたしました。・SBR、BR、IR等の汎用ゴムについては、圧倒的コスト優位の製造方法を確立すると共に、次世代をにらんだ低燃費タイヤ用新規ゴム開発を進めました。・手袋用NBRラテックスやIRラテックスにおける、技術サービスおよび新規市場開拓に注力いたしました。・ホットメルト接着剤用石油樹脂「クイントン®」や熱可塑性エラストマー「クインタック®」における、新規市場開拓や各種用途での技術サービスに注力いたしました。 高機能材料事業(化学品、高機能樹脂、高機能部材、電子材料、トナー、電池材料、健康、CNT)・特殊化学品では、工業薬品、新規医薬・農薬の原料、特殊溶剤・洗浄剤として、新規用途開発、新規市場開拓に注力いたしました。・非晶質環状オレフィンポリマーの「ZEONEX®」シリーズでは、光学、医療、通信分野を中心に開発を推進しております。・非晶質環状オレフィンポリマーの「ZEONOR®」シリーズでは、新規用途開発を進めております。・液晶ディスプレイに使用される光学フィルムや、その他機能性部材の開発を進めております。・熱伝導性材料等の情報材料関係で製品開発を計画通り進めております。・重合法トナーは、省エネルギー対応次世代カラートナーの開発を計画通り進めております。・電池材料の研究では、リチウムイオン二次電池用の材料の開発を推進しております。・カーボンナノチューブ(CNT)の研究では、リチウムイオン二次電池用途等の開発を進めております。 なお、当連結会計年度における研究開発費をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称金額(百万円)エラストマー素材事業3,185高機能材料事業5,366その他867全社(共通)7,584合計17,003
主要な設備の状況1,414
2【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりであります。(1)提出会社2026年3月31日現在 事業所名(所 在 地)セグメントの名称設備の内容帳 簿 価 額 (百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)その他合計高岡工場(富山県高岡市他)※2,4,5高機能材料事業他高機能樹脂等生産設備、ゴム等生産設備及び研究設備22,13513,1714,170(475)8,06447,540470(32)水島工場(岡山県倉敷市)※4,5高機能材料事業他高機能樹脂等生産設備、化成品、ゴム等生産設備10,09011,8874,030(378)4,39630,403363(36)川崎工場(川崎市川崎区)※5エラストマー素材事業他ラテックス、ゴム等生産設備3,3807,340300(90)17,32828,348210(20)徳山工場(山口県周南市)※5エラストマー素材事業他ゴム、ラテックス、高機能樹脂等生産設備及び研究設備9136451,466(443)26,93029,953368(38)総合開発センター(川崎市川崎区)※3,5研究開発研究設備5,3631,464-(-)2,6239,449388(37) (2)国内子会社2026年3月31日現在 会社名事業所名(所 在 地)セグメントの名称設備の内容帳 簿 価 額 (百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)その他合計ゼオン化成㈱茨城工場(茨城県坂東市)エラストマー素材事業他コンパウンド等生産設備1950570(29)2378846(5) (3)在外子会社2026年3月31日現在 会社名事業所名(所 在 地)セグメントの名称設備の内容帳 簿 価 額 (百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)その他合計Zeon Chemicals Asia Co.,Ltd.工場(タイ)エラストマー素材事業他ゴム等生産設備2,2546,4511,337(58)42710,47073(2)Zeon Chemicals L.P.※5ケンタッキー工場(米国ケンタッキー州)エラストマー素材事業ゴム生産設備1,0435,18663(92)1,8548,147260(7)Zeon Chemicals L.P.テキサス工場(米国テキサス州)エラストマー素材事業ゴム生産設備3291,638384(148)9,20011,55041(1)Zeon Chemicals L.P.ミシシッピー工場(米国ミシシッピー州)エラストマー素材事業ゴム生産設備18471052(152)1841,12932(-) (注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、リース資産及び建設仮勘定の合計であります。※2.氷見二上工場(富山県氷見市)及び敦賀工場(福井県敦賀市)に所有する機械装置等が含まれております。※3.川崎工場と同敷地内のため、土地面積及び土地帳簿価額は川崎工場に含まれております。※4.貸与中の土地69百万円(11千㎡)を含んでおります。※5.土地等の一部を賃借しております。年間賃借料は243百万円であります。土地の面積は5千㎡であります。6.現在休止中の主要な設備はありません。7.従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。
監査の状況2,566
(3)【監査の状況】 ① 監査役監査の状況a.監査役監査の組織、人員及び手続有価証券報告書提出日現在、当社は、監査役会設置会社であり、監査役会は社外監査役3名を含む5名から構成されております。その内社外監査役木村博紀氏は、朝日生命保険相互会社の財務・不動産専管部門長および主計部担当取締役を歴任し、財務・会計に関する相当程度の知見を有しております。なお、監査役会は、監査役の職務を補助するため、内部監査室と兼任のスタッフ6名を配しております。b.監査役及び監査役会の活動状況当事業年度においては、監査役会を7回開催しており、個々の監査役の出席状況は以下のとおりであります。 氏名開催回数出席回数常勤監査役西嶋 徹77平川 宏之44林 佐知夫33社外監査役木村 博紀77中村 昌允77田名部 深雪77 監査役会においては、各監査役の業務分担を定め、監査方針や監査計画策定、監査報告書の策定、会計監査人の評価、定時株主総会への付議議案内容の監査を主な決定事項としております。監査役は、取締役会及び常務会やCSR会議、サステナビリティ会議、リスク管理委員会などの社内の重要な会議に出席し必要に応じて意見を述べるほか、内部監査部門が行う業務監査と連携し部門及び子会社に対する監査を行い、取締役の業務執行状況を確認するとともに、子会社の取締役および監査役との意思疎通・情報交換ならびに子会社からの事業報告の確認を行っております。また、会計監査人から監査の実施状況と結果の報告を受けるとともに、コンプライアンス統括部をはじめとする内部統制部門と情報交換を行い、連携のもとに監査を進めております。 ② 内部監査の状況当社では、他部署から独立した監査組織として代表取締役社長兼CEOの下に常勤6名(監査役スタッフを兼務)で構成する監査室を設置し、社内各部門及び子会社の業務の適正を確保するために必要な内部監査を実施しております。監査の結果につきましては、代表取締役社長兼CEO、取締役会及び監査役会に、定期的に報告する体制を整えております。内部監査と監査役監査の連携につきましては、常勤監査役が内部監査部門が行う業務監査に立会うなど緊密な連携を保っております。会計監査人との連携につきましては、監査役及び監査室は、定期的に監査法人より会計監査の結果を聴取し意見交換を行い、必要に応じて監査法人の監査に立会い、また、業務を執行した公認会計士と協議の場を持つなどして、監査法人と相互の連携を高めております。内部統制部門との関係につきましては、監査役及び監査室は、コンプライアンス統括部をはじめとする当社内の内部統制部門とも情報交換の場を設け、効率的な監査を実施するように努めております。内部監査の実効性を確保するための取組につきましては、監査室は直接取締役会及び監査役に報告する体制を整えております。 ③ 会計監査の状況a.会計監査人の名称EY新日本有限責任監査法人 b.継続監査期間1961年以降上記継続監査期間については、調査が著しく困難であったため、継続監査期間はこの期間を超える可能性があります。 c.業務を執行した公認会計士藤田 建二重松 良平 d.監査業務に係る補助者の構成公認会計士7名、会計士試験合格者等4名、その他17名e.会計監査人の選定方針と理由会計監査人の新規選定ならびに継続選定に際しては、当社監査役会が2016年4月1日に定めた「会計監査人評価基準」(最終改定日:2025年3月28日)に従い、監査の実施体制、品質管理体制、報酬水準等を総合的に判断して、会計監査人の選定案を作成することとしております。この結果、会計監査人として「EY新日本有限責任監査法人」の選定を相当と判断しております。監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合、監査役全員の同意に基づき会計監査人を解任いたします。この場合、監査役会が選定した監査役は、解任後最初に招集される株主総会において、会計監査人を解任した旨およびその理由を報告いたします。また、監査役会は、会計監査人の監査品質等が適正な監査業務の遂行に関し相当でないと認められる場合には、株主総会に提出する会計監査人の解任または不再任に関する議案の内容を決定いたします。 f.監査役及び監査役会による会計監査人の評価当社監査役会は、毎年会計監査人の監査品質等が適正な監査業務の遂行に関して相当であるかを当社監査役会が制定した「会計監査人評価基準」を基に実施しています。会計監査人EY新日本有限責任監査法人の監査業務の遂行に関して相当であるとの評価結果となっております。 ④ 監査報酬の内容等a.監査公認会計士等に対する報酬区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社78-74-連結子会社8-9-計86-83-(注)当社の連結子会社における当連結会計年度の監査証明業務に基づく報酬には、追加報酬1百万円が含まれております。 b.監査公認会計士等と同一のネットワーク(アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワーク)に対する報酬(a.を除く)区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社-2-5連結子会社6410167145計6410367150(注)当社及び当社の連結子会社における非監査業務の内容は、主として税務関連業務です。 c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容該当事項はありません。 d.監査報酬の決定方針該当事項はありませんが、監査日数等を勘案したうえで決定しております。 e.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由当社監査役会は、会計監査人の監査計画の内容、会計監査の職務遂行状況、報酬見積りの算出根拠等について必要な確認を行い、過去の報酬実績等との比較検討も行った結果、会計監査人の報酬等につき会社法第399条第1項の同意を行いました。
株式の保有状況8,771
(5)【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、時価の変動により利益を得ることを目的として保有する株式を、純投資目的の株式として区分しております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a. 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、純投資目的以外の目的である投資株式を保有するにあたっては、その保有が取引先、地域社会その他のステークホルダーとの関係強化をもたらし、ひいては中長期的視点で当社の企業価値向上に資するものかどうか等を十分に検討します。このような検討を経て取得した株式については、毎年当社取締役会において、個別銘柄ごとに保有目的の適切性や保有に伴う便益およびリスクが資本コストに見合っているか等を精査し、保有の適否を検証します。当事業年度に置きましては、2025年9月29日開催の当社取締役会において、政策保有株式の保有適否の検証を実施し、保有の意義を失ったと認められる銘柄につきましては、縮減の可能性の検討を進めております。 b. 銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式31352非上場株式以外の株式4053,033 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式136新たな事業機会等の創出を目的として取得非上場株式以外の株式10継続的な取引関係強化の為に加入している取引先持株会を通じた株式の取得 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式--非上場株式以外の株式821,668 c. 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)(株)ADEKA2,188,5002,188,500同社は、エラストマー素材事業および高機能材料事業の主要原材料の調達を中心とした取引先であり、当社製品を安定供給するため、同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有7,9005,885 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)関東電化工業(株)3,550,0003,550,000同社は、当社グループの工場設備の購入を中心とした取引先であり、当社製品を安定供給するため、同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有4,7823,085東ソー(株)1,738,7001,738,700同社は、エラストマー素材事業および高機能材料事業の主要原材料の調達を中心とした取引先であり、当社製品を安定供給するため、同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有4,0223,570古河電気工業(株)125,000150,000同社は、エラストマー素材事業の販売を中心とした取引先であり、同社との事業活動上の関係を深め、新たな事業機会の創出等を目的として同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有3,598740(株)みずほフィナンシャルグループ570,218570,218同社グループは、当社グループの資金調達取引、情報提供等を通じた協力関係にあり、取引関係を維持・強化するため同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有3,4712,310NOK(株)1,173,6001,173,600同社は、エラストマー素材事業の販売を中心とした取引先であり、同社との事業活動上の関係を深め、新たな事業機会の創出等を目的として同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有3,2872,570 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)ブラザー工業(株)1,051,6001,051,600同社は、高機能材料事業の販売を中心とした取引先であり、同社との事業活動上の関係を深め、新たな事業機会の創出等を目的として同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有3,0202,833マクセル(株)1,311,7001,311,700同社は、高機能材料事業の販売を中心とした取引先であり、同社との事業活動上の関係を深め、新たな事業機会の創出等を目的として同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有2,6992,391古河機械金属(株)544,400544,400同社は、当社グループの原材料の調達を中心とした取引先であり、当社製品を安定供給するため、同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有2,3161,138出光興産(株)1,428,0001,428,000同社は、エラストマー素材事業および高機能材料事業の主要原材料の調達を中心とした取引先であり、当社製品を安定供給するため、同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。無2,2011,504ニッタ(株)424,800424,800同社は、エラストマー素材事業の販売を中心とした取引先であり、同社との事業活動上の関係を深め、新たな事業機会の創出等を目的として同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有1,8691,589 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)澁澤倉庫(株)※21,336,000334,000同社は、当社グループの棚卸資産の保管を中心とした取引先であり、当社製品を安定供給するため、同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有1,7621,082オカモト(株)266,800266,800同社は、エラストマー素材事業の販売を中心とした取引先であり、同社との事業活動上の関係を深め、新たな事業機会の創出等を目的として同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有1,5821,350積水化学工業(株)479,000479,000同社は、エラストマー素材事業の販売を中心とした取引先であり、同社との事業活動上の関係を深め、新たな事業機会の創出等を目的として同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有1,2491,219月島ホールディングス(株)379,300379,300同社は、当社グループの工場設備の購入を中心とした取引先であり、当社製品を安定供給するため、同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有1,020649横浜ゴム(株)152,6003,814,800同社は、エラストマー素材事業の販売を中心とした取引先であり、同社との事業活動上の関係を深め、新たな事業機会の創出等を目的として同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有88813,131 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)東海カーボン(株)860,400860,400同社は、エラストマー素材事業の主要原材料の調達を中心とした取引先であり、当社製品を安定供給するため、同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有828818富士通(株)225,000225,000同社は、合弁により当社グループ会社の共同運営をおこなっており、情報処理システムの開発、保守等で協力関係にあることから、これらの取引関係を維持・強化するため同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有714664(株)日本触媒285,600285,600同社は、エラストマー素材事業および高機能材料事業の主要原材料の調達を中心とした取引先であり、当社製品を安定供給するため、同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。無648498岩谷産業(株)311,200311,200同社は、当社グループの原材料の調達を中心とした取引先であり、当社製品を安定供給するため、同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有624465豊田通商(株)87,00087,000同社は、エラストマー素材事業および高機能材料事業の主要原材料の調達を中心とした取引先であり、当社製品を安定供給するため、同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。無518217 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)飯野海運(株)285,900285,900同社は、当社グループの原材料輸送の物流委託を中心とした取引先であり、当社製品を安定供給するため、同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有501285レイズネクスト(株)215,600215,600同社は、当社グループの工場設備の購入を中心とした取引先であり、当社製品を安定供給するため、同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有486326三ツ星ベルト(株)123,500123,500同社は、エラストマー素材事業の販売を中心とした取引先であり、同社との事業活動上の関係を深め、新たな事業機会の創出等を目的として同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。無485461住友ゴム工業(株)186,000186,000同社は、エラストマー素材事業の販売を中心とした取引先であり、同社との事業活動上の関係を深め、新たな事業機会の創出等を目的として同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。無376350東京海上ホールディングス(株)49,20049,200同社グループは、当社グループの損害保険取引、情報提供等を通じた協力関係にあり、取引関係を維持・強化するため同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有360282 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)豊田合成(株)79,00079,000同社は、エラストマー素材事業の販売を中心とした取引先であり、同社との事業活動上の関係を深め、新たな事業機会の創出等を目的として同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保有しております。有317212横河電機(株)64,70064,700同社は、当社グループの工場操業システムの購入・保守、機器類の購入を中心とした取引先であり、当社製品を安定供給するため、同社株式を保有しております。定量的な保有効果は当社の原価情報などが含まれるため記載いたしませんが、保有の合理性を精査し、継続して保
沿革2,112
2【沿革】1950年4月 合成樹脂の製造販売を目的として、日本ゼオン株式会社を資本金5百万円で設立。本社を日本軽金属株式会社内(東京都中央区銀座西7の3)に設置。1952年4月 蒲原工場完成、塩化ビニル樹脂生産開始。1956年11月 高岡工場完成、塩化ビニル樹脂生産開始。1959年7月 川崎工場完成、合成ゴム生産開始。中央研究所開設。1961年9月 東京証券取引所に上場。1965年6月 本社を千代田区丸の内2丁目6番1号に移転。1965年7月 徳山工場完成、GPB法(自社技術によるブタジエン抽出技術)によるブタジエン及び合成ゴムの生産開始。1967年3月 塩化ビニル樹脂の生産合理化のため蒲原工場閉鎖。1969年8月 水島工場完成、塩化ビニル樹脂生産開始。1971年11月 水島工場にGPI(自社技術によるイソプレン等抽出技術)プラント完成。1981年8月 加工品事業部門をゼオン化成株式会社*として分離・独立。1984年4月 高岡工場にて、水素化ニトリルゴムを生産開始。1988年7月 Zeon Chemicals Texas Inc.を米国に設立、水素化ニトリルゴムを現地生産。1989年3月 Zeon Chemicals Europe Limitedを英国に設立、英国BP Chemicals社のニトリルゴム部門を買収し、4月1日より業務開始。1989年9月 Zeon Chemicals USA,Inc.を米国に設立。翌月、米国B.F.Goodrich社の特殊ゴム事業を買収。1989年12月 Zeon Europe GmbH*をドイツに設立。1990年11月 水島工場にてシクロオレフィンポリマープラントが生産開始。1995年7月 塩ビ事業を切離し、新第一塩ビ株式会社へ移管。1996年4月 米沢市に精密化学品の米沢工場(現 ゼオンケミカルズ米沢株式会社)を設立。1996年5月 Zeon Chemicals (Thailand) Co., Ltd.*をタイに設立。1998年4月、C5石油樹脂生産を開始。1997年12月 Zeon Asia Pte Ltd*をシンガポールに設立。2000年3月 水島工場での塩ビ生産を打ち切り、塩ビ事業から撤退。2000年7月 東京材料株式会社*を中核商社として、グループ会社化。2001年12月 光学フィルムの工場として、株式会社オプテス高岡製造所完成。2003年9月 会社分割によりDCPD-RIM事業部門をRIMTEC株式会社*に譲渡。2005年3月 本社を現住所に移転。2007年9月 富山県氷見市に光学フィルム工場として、株式会社オプテス氷見製造所完成。2010年12月 Zeon Chemicals Singapore Pte. Ltd.*をシンガポールに設立。2013年9月S-SBRを生産開始。2011年2月 Zeon Korea Co., Ltd.*を韓国に設立。2011年7月 瑞翁(上海)管理有限公司を中国に設立。2012年2月 Zeon Manufacturing Vietnam Co., Ltd.をベトナムに設立。2013年3月 株式会社トウペ*を公開買付けにより子会社化。2013年3月 福井県敦賀市に光学フィルム工場として、株式会社オプテス敦賀製造所完成。2015年7月 Zeon India Private Limitedをインドに設立。2015年11月 徳山工場にカーボンナノチューブ製造プラントを竣工。2017年4月 ZSエラストマー株式会社が営業開始。住友化学株式会社とS-SBR事業を経営統合。2017年10月 Zeon Specialty Materials Inc.*を米国に設立。2018年1月、営業開始。2018年3月 Zeon Chemicals Europe Limited (英国)を清算。2018年9月 Zeon Chemicals Asia Co., Ltd.*をタイに設立。2021年8月、商業生産開始。2019年4月 株式会社オプテスから佐野工場を分社化し、ゼオンオプトバイオラボ株式会社を設立。2020年10月 敦賀工場(現在)に大型TV用光学フィルム新規ライン竣工。2021年10月 Zeon Ventures Inc.*を米国に設立。2022年1月 株式会社オプテス、ゼオンナノテクノロジー株式会社を吸収合併。2022年2月 Aurora Microplates LLC(米国)を買収。2022年4月 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。2022年7月 サステナビリティ基本方針を制定。2023年1月 Edge Embossing Inc.(米国)を買収。2024年3月 高岡工場においてシクロオレフィンポリマー(COP)のリサイクルプラントを竣工。2024年10月 住友化学株式会社とのS-SBR事業合弁解消(2024年9月)、ZSエラストマー株式会社を吸収合併。2025年10月 ゼオンバイオソリューションズ株式会社を設立。 *=現 連結子会社

EDINETのXBRLから抽出した原文です(長文は先頭のみ)。全文はPDF・XBRLの原本をご確認ください。

TIMELY DISCLOSURE

適時開示(TDnet)

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2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)決算短信 · 11:30
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有価証券報告書-第100期(2024/04/01-2025/03/31)有価証券報告書 · 2025-03-31期 · S100W1KZ
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半期報告書-第100期(2024/04/01-2025/03/31)半期報告書 · 2025-03-31期 · S100UNJU
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