フ
株式会社フジクラ
Fujikura Ltd.
1.18兆円売上高(FY2026)
32.5%ROE
57.8%自己資本比率
87財務健全性スコア
KEY METRICS
主要財務指標
FY2026の売上高は1.18兆円(前年比+20.7%)。営業利益は1,887億円(営業利益率16.0%)、当期純利益は1,572億円。総資産9,695億円に対し自己資本比率は57.8%、ROEは32.5%。非鉄金属の中央値(ROE 13.7%)を上回る水準。営業キャッシュ・フローは1,329億円の創出、現金及び現金同等物は1,789億円。
開示値を定型文に流し込んだ自動生成の概況です(LLM不使用)。株価(終値)5,053円2026-09-04
PER53.2倍
PBR14.93倍
配当利回り4.45%
時価総額(概算)6.76兆円
株価はYahoo Financeの公開データによる参考値。PER・PBR・利回りは最新有報のEPS・BPS・配当との組み合わせ計算です。売上高1.18兆円+20.7%
営業利益1,887億円+39.2%
当期純利益1,572億円+72.5%
総資産9,695億円
純資産5,932億円
営業利益率16.0%
ROE32.5%
自己資本比率57.8%
EPS94.9円
BPS338.5円
1株配当225円
配当性向237.0%
従業員数—
INDUSTRY POSITION
業種内のポジション
ROE32.5%中央値 13.7%
営業利益率16.0%中央値 5.4%
自己資本比率57.8%中央値 52.0%
健全性スコア87.0点中央値 61.0点
帯は非鉄金属(22社)の下位25%〜上位25%、縦線が中央値、丸が当社の値です。
FINANCIAL HISTORY
業績推移
資産
負債・純資産
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | 総資産 | 純資産 | EPS | ROE | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2026 | 1.18兆円 | 1,887億円 | 1,995億円 | 1,572億円 | 9,695億円 | 5,932億円 | 94.9 | 32.5% | 57.8% |
| FY2025 | 9,794億円 | 1,355億円 | 1,372億円 | 911億円 | 8,303億円 | 4,353億円 | 330.3 | 24.4% | 49.1% |
| FY2024 | 7,998億円 | 695億円 | 697億円 | 510億円 | 7,239億円 | 3,666億円 | 185 | 16.7% | 47.1% |
| FY2023 | 8,065億円 | — | 679億円 | 409億円 | 6,568億円 | 2,944億円 | 148.3 | 16.7% | 41.2% |
| FY2022 | 6,704億円 | 383億円 | 341億円 | 391億円 | 6,115億円 | 2,437億円 | 141.9 | 20.4% | 36.1% |
| FY2021 | 6,437億円 | 244億円 | 184億円 | -54億円 | 5,691億円 | 1,845億円 | -19.5 | -3.4% | 28.6% |
| FY2020 | 6,723億円 | — | 13億円 | -385億円 | 5,761億円 | 1,721億円 | -136.6 | -20.9% | 26.4% |
| FY2019 | 7,108億円 | — | 210億円 | 15億円 | 6,383億円 | 2,409億円 | 5.1 | 0.7% | 33.9% |
| FY2018 | 7,401億円 | — | 341億円 | 184億円 | 6,381億円 | 2,420億円 | 64.4 | 8.7% | 34.4% |
| FY2017 | 6,538億円 | — | 326億円 | 129億円 | 5,886億円 | 2,245億円 | 44.6 | 6.4% | 34.4% |
| FY2016 | 6,785億円 | — | 246億円 | 113億円 | 5,527億円 | 2,180億円 | 37 | 5.4% | 35.9% |
営業CF1,329億円
投資CF-362億円
財務CF-1,113億円
現金及び現金同等物1,789億円
SEGMENTS
セグメント別売上
Telecommunication Systems6,530億円
Automotive Products1,794億円
Electronics Business1,723億円
Power Systems1,570億円
Real Estate Business Unit110億円
Operating Segments Not Included In Reportable Segments And Other Revenue Generating Business Activities97億円
その他97億円
セグメント名はXBRLのタクソノミ名(英語)です。日本語の区分名は下の「セグメント情報」本文を参照してください。
MAJOR SHAREHOLDERS
大株主
| 順位 | 氏名・名称 | 持株比率 |
|---|---|---|
| 1 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 19.1% |
| 2 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 7.5% |
| 3 | 大樹生命保険株式会社 | 2.6% |
| 4 | 株式会社三井住友銀行 | 2.5% |
| 5 | 株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行退職給付信託口) | 2.0% |
| 6 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 1.8% |
| 7 | 株式会社静岡銀行 | 1.7% |
| 8 | JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 1.5% |
| 9 | HSBC HONG KONG-TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES (常任代理人 香港上海銀行) | 1.4% |
| 10 | GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人 シティバンク) | 1.3% |
INTERIM RESULTS
中間期の業績(半期報告書)
| 中間期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 営業利益率 | 自己資本比率 | EPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2026中間(〜2025-09-30) | 5,590億円 | 902億円 | 917億円 | 671億円 | 16.1% | 54.5% | 243.4 |
| FY2025中間(〜2024-09-30) | 4,475億円 | 551億円 | 522億円 | 287億円 | 12.3% | — | 104.2 |
| FY2024中間 | 3,919億円 | 308億円 | 342億円 | 252億円 | 7.9% | — | 91.3 |
半期報告書「主要な経営指標等の推移」からの抽出値です。中間期の利益は通期の約半分に相当するため、年度データとの単純比較はできません。
HUMAN CAPITAL
人的資本
平均年齢43.4歳
平均年間給与935万円
平均勤続年数15.4年
管理職に占める女性比率4.8%
男女の賃金の差異(全労働者)76.6%
男女の賃金の差異(正規雇用)78.2%
提出会社(単体)ベースの開示値です。
ANNUAL REPORT TEXT
有報本文
事業の内容3,050字
3【事業の内容】 当社及び当社の関係会社は、㈱フジクラ(当社)、子会社107社及び関連会社12社により構成されており、情報通信事業部門、エレクトロニクス事業部門、自動車事業部門、エネルギー事業部門、不動産事業部門に亘って、製品の製造、販売、サービス等の事業活動を展開しております。各事業における当社及び当社の関係会社の位置づけ等は次のとおりであります。 なお、次表の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 区分主要品種主な関係会社情報通信事業部門光ファイバ、光ケーブル、通信部品、光部品、光関連機器、ネットワーク機器、工事等当社[国内連結子会社]㈱フジクラハイオプト、フジクラプレシジョン㈱、フジクラソリューションズ㈱、㈱スズキ技研、藤倉商事㈱、㈱フジクラ・ダイヤケーブル、ファイバーテック㈱[在外連結子会社]Fujikura Fiber Optics Vietnam Ltd.、America Fujikura Ltd.、Verrillon Inc.、AFL Telecommunications LLC、藤倉烽火光電材料科技有限公司、AFL Telecommunications, Inc.、AFL Telecommunications Holdings LLC、AFL Network Services Inc.、Tier2 Technologies Ltd.、ATI Holdings, Inc.及びその子会社4社、AFL Telecomunicaciones de Mexico, S. de R.L. de C.V.、America Fujikura de Mexico S. de R.L. de C.V.、藤倉(中国)有限公司、AFL Telecommunications Australia pty Ltd.、Fujikura Asia Ltd.、Fujikura America, Inc.、Fujikura Europe Ltd.、Dossert Corporation、AFL Telecommunications Holdings UK Limited及びその子会社6社、AFL Solutions, Inc.、America Fujikura India Private Ltd.、AFL Netherlands B.V.、LFA Ventures LLC、AFL Enterprise Services, Inc.、ITC Service Group Intermediary LLC、ITC Service Group Acquisition LLC、Spligitty Fiber Optic Services, Inc.、AFL East Inc.、Beam Wireless Incorporated、藤倉香港貿易有限公司、ForzaTelecom NPC, LLC、DAS Group Professionals, LLC[在外持分法適用会社]南京華信藤倉光通信有限公司、US Conec Ltd.、Lat Long Infrastructure, LLC、Green Lambda Corporation、F3 Networks Canada Inc.、F3 GP Inc.、F3 Limited Partnership、Avirata AFL Connectivity Systems Limitedエレクトロニクス事業部門プリント配線板、電子ワイヤ、ハードディスク用部品、各種コネクタ等当社[国内連結子会社]㈱東北フジクラ、藤倉商事㈱、㈱フジクラプリントサーキット、フジクラ電装㈱[在外連結子会社]Fujikura Electronics (Thailand) Ltd.、Fujikura Conec (THAILAND) LTD.、藤倉電子(上海)有限公司、藤倉連接器(上海)有限公司、Fujikura Electronics Vietnam Ltd.、 America Fujikura Ltd.、FUJIKURA CONEC VIETNAM COMPANY LIMITED、Fujikura Asia Ltd.、Fujikura Hong Kong Ltd.、FIMT Ltd.、Fujikura America, Inc.、Fujikura Europe Ltd.、Fujikura Electronic Components (Thailand) Ltd.、広州藤倉電線電装有限公司、藤倉香港貿易有限公司、藤倉(上海)商務服務有限公司、藤倉電子貿易服務(上海)有限公司、FPCL USA LLC自動車事業部門自動車用ワイヤハーネス、電装品等当社[国内連結子会社]フジクラ電装㈱、藤倉商事㈱[在外連結子会社]Fujikura Automotive (Thailand) Ltd.、Fujikura Automotive Vietnam Ltd.、珠海藤倉電装有限公司、広州藤倉電線電装有限公司、Fujikura Automotive America LLC、Fujikura Europe (Holding) B.V.、Fujikura Automotive Europe S.A.U.及びその子会社6社、Fujikura Automotive Holdings LLC、Fujikura Automotive Mexico Queretaro, S.A. de C.V.、Fujikura Automotive Mexico, S. de R.L. de C.V.、Fujikura Automotive Paraguay S.A.、Fujikura Automotive do Brasil Ltda.、Fujikura Asia Ltd.、Fujikura Europe Ltd.、America Fujikura Ltd.、Fujikura America, Inc.、Fujikura Automotive India Private Ltd.、Fujikura Automotive Services Inc.エネルギー事業部門電力ケーブル、通信ケーブル、アルミ線、被覆線等当社[国内連結子会社]西日本電線㈱、米沢電線㈱、沼津熔銅㈱、㈱シンシロケーブル、藤倉商事㈱、㈱フジクラ・ダイヤケーブル、フジクラ物流㈱、富士資材加工㈱、㈱フジクラビジネスサポート、㈱フジクラエナジーシステムズ[在外連結子会社]藤倉(中国)有限公司、Fujikura Asia Ltd.、Fujikura Europe Ltd.[国内持分法適用会社]藤倉化成㈱、㈱ビスキャス[在外持分法適用会社]Fujikura (Malaysia) Sdn.Bhd.、Barons & Fujikura EPC Co.,Ltd.不動産事業部門不動産賃貸等当社その他新規事業等当社[国内連結子会社]フジクラソリューションズ㈱、藤倉商事㈱、フジクラプレシジョン㈱[在外連結子会社]Fujikura Fiber Optics Vietnam Ltd.、Fujikura Europe Ltd.、Fujikura America, Inc.、藤倉(中国)有限公司 以上に述べた事項の概要図は次のとおりです。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等4,602字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 「進取の精神」と「技術のフジクラ」をDNAに、“つなぐ”テクノロジー™を通じて顧客価値の創造と社会への貢献を実現することが、当社グループの存在意義(Purpose)です。世界は大きな変革の局面にあり、多様な技術革新が同時並行で進展しています。当社グループにおいても、こうした変化を的確に捉え、事業構造や経営基盤の変革を進めていくことが求められています。2026年5月に公表した「2028年中期経営計画」(以下「28中期」)は、その変革の起点であり、本計画が始まる2026年度を当社グループの「第4の創業」のスタートと位置付けることといたしました。 (2) 経営環境 2026年度の当社グループを取り巻く環境は、米国の関税政策の動向や中東情勢を含む地政学リスク等を背景に、先行き不透明な状況が続くものと見込まれます。 一方、情報通信事業は、生成AIの普及・拡大を背景とした、ハイパースケールデータセンタの建設投資や、これらを相互に接続するData Center Interconnect(DCI)を含む情報インフラ投資が継続し、光配線ソリューションの需要は高水準で推移する見通しです。また、通信インフラ市場では、各国の高度デジタル社会の実現に向けた設備投資需要が継続すると見込まれます。当社は、光ファイバケーブルをはじめとした光配線ソリューション製品の旺盛な需要に確実に対応すべく、生産能力・供給体制を強化してまいります。 エレクトロニクス事業では、FPC(フレキシブルプリント配線板)やコネクタが多く使用される主要顧客のスマートフォン需要は堅調に推移すると見込まれます。しかし、メモリ価格の高騰等により端末価格が上昇した場合、買い替え需要に影響を及ぼす可能性があるため、引き続き動向を注視してまいります。 自動車事業では、地域ごとに差はあるものの、世界の自動車生産台数は2025年度比で増加するものと見込まれます。しかし、米国政府による自動車への追加関税の発動や、EV市場の成長鈍化については慎重に見極め、適切に対応してまいります。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題①2028年中期経営計画 当社は、2026年度より始まる今後3年間を見通した「28中期」を策定し、本年5月に公表いたしました。 前中期経営計画では持続的成長に向けて、経営管理の高度化と戦略的な事業運営、並びに事業ポートフォリオの再構築を推進し、収益力の向上と財務体質の健全化を図ってきました。28中期においては、強固な財務基盤を土台に、これまでの「守りの選択と集中」から「攻めの選択と集中」へと舵を切り、成長分野への戦略的投資を加速してまいります。前中期経営計画で核心的事業領域と位置付けた「情報インフラ」、「情報ストレージ」、「情報端末」の3つの分野に引き続き注力し、特に高度デジタル社会の進展に伴うデータセンタ需要の拡大により今後も成長が見込まれる「情報インフラ」、「情報ストレージ」の分野に経営リソースを重点的に配分していく方針です。また、データセンタを支えるエネルギーの安定的かつクリーンな供給が重要な社会課題となっており、その解決手段の一つとして期待されるフュージョンエネルギー(核融合)分野においても、当社の技術力を活かした取組みを進めてまいります。 28中期では、更なる飛躍に向けた成長投資、財務体質の維持、並びに株主還元のバランスを図り、資本効率を重視した経営を継続します。投資については、自己資本比率50%を維持しながら、投資対効果とリスクを踏まえつつ、成長分野へ経営資源を重点的に配分してまいります。また、株主還元については連結配当性向40%を目安といたします。 最終年度(2028年度)の目標としては、売上高1兆6,000億円、営業利益3,150億円、ROE(株主資本利益率)28.5%、ROIC(投下資本利益率)21.6%を目指してまいります。 [情報ストレージ分野] 生成AIの普及・拡大により高い成長が期待されるデータセンタ市場向けに、工期の短縮及び省スペース化に貢献する光ファイバケーブル及び多心光コネクタに加え、エンジニアリングサービスを含む高密度光配線ソリューションの拡充・拡販を図ります。加えて、HDD用部品の生産体制やサーマル製品の開発を強化することで、データセンタ構築に貢献してまいります。 [情報インフラ分野] 戦略商品である「Spider Web Ribbon®/Wrapping Tube Cable®」(以下「SWR®/WTC®」)をはじめとする高密度光配線ソリューション製品を中核に、データセンタ需要の拡大に伴う通信インフラの高度化に対応すべく、供給体制及びコスト競争力の強化を進めます。米国、日本、英国といった既存重点市場の深耕に加え、アジア・オセアニア等、グローバルでの市場及び顧客の開拓を推進し、今後世界的に拡大が見込まれる生成AIの普及に伴う情報通信インフラ基盤の構築に貢献してまいります。 [情報端末分野] エレクトロニクス事業で培ってきた高精度・微細加工技術及び高密度配線技術と、自動車事業が有する優良な顧客基盤及びグローバルな生産拠点という、両事業の強みを最大限に活用し、共創を一層深化させることで、新たなビジネスの創出を目指してまいります。特に、今後の成長が期待される次世代車やAIロボット等、高度化する情報端末分野への貢献を目指してまいります。 ②事業部門ごとの重点課題[情報通信] 情報通信事業では、生成AIの普及・拡大を背景に、北米市場を中心としたハイパースケールデータセンタ向け需要が引き続き拡大すると見込んでいます。また、当該需要を支える高密度光配線や、データセンタ間通信を含む光通信インフラの重要性が一段と高まる中、光ファイバケーブル及び多心光コネクタの需要は今後も高水準で推移すると想定しています。 このような事業環境の下、当社は生産能力の増強を重要課題の一つと位置付け、各種施策を推進してまいります。光ファイバケーブルについては、2026年3月に日米で合計最大3,000億円を投じ、生産能力を現状の最大3倍に拡大する方針を決定いたしました。また、多心光コネクタについても、MT/MMCフェルールの増産に加え、ベトナムやメキシコ、ポーランド工場等における配線部品の生産能力強化を進めています。今後の米国における一層のAIインフラ強化や、各国におけるデータ管理需要の高まりを背景としたグローバルでのAIインフラ拡大を見据え、これら製品の供給能力強化を進めてまいります。 また、新製品の継続的な開発・投入による競争優位性の維持・強化も重要課題です。当社の戦略商品であるSWR®/WTC®は細径高密度の実現によって、限られた布設スペースの有効活用及び接続時間の短縮に寄与する点が、データセンタ市場における競争力の源泉となっています。当社はこれまで細径・高密度ケーブルの新製品を継続的に創出し、差別化優位性を確立しており、2025年度には、ハイパースケールデータセンタ向けに、世界初となる13,824心SWR®/WTC®の販売を開始したほか、国内のデータセンタ市場向けには4,000心SWR®/WTC®を製品化しました。今後も供給能力の強化と新製品の開発を推進していくとともに、光ファイバケーブル、融着接続機、光コネクタ、光コンポーネント、通信エンジニアリングに至るまで、通信ネットワーク布設に関わるトータルソリューションを強みとして、グローバルでの事業基盤の拡大を図ってまいります。 [エレクトロニクス・自動車] 2026年度よりエレクトロニクス事業部門と自動車事業部門を統合し、新たに電子・電装事業部門として運営いたします。前述の通り、次世代車、AIロボットといった新たな事業機会の拡大を見据え、両事業のシナジー創出を図り、更なる成長につなげてまいります。 エレクトロニクス事業では、データセンタ向けサーバ、スマートフォン等の情報端末及び産業機器向け市場に対し、コネクタ、電子ワイヤ、HDD部品、サーマル製品等の多様かつユニークな製品群を有しています。これらは高速大容量化・小型化・高機能化が求められており、当社独自の技術によりその実現に貢献することで、事業拡大を図っていく方針です。FPCについては、強みを発揮できる高付加価値製品へのシフトを継続し、技術力強化と生産性向上を通じて競争力を高めてまいります。 自動車事業は、アジア、欧州、北南米の3つのブロックに分けて展開しています。グローバルに展開する生産・供給体制の最適化を進め、収益性の継続的な改善に努めます。また、自動車業界がCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)の進展という大きな変革期にあることを踏まえ、高速通信対応や電力制御等の領域で、当社の配線・接続・電子部品技術を活かした新製品開発を推進し、差別化を図るとともに、将来の成長に向けた事業基盤を築いてまいります。 [エネルギー] エネルギー事業では、汎用低圧ケーブル、高圧ケーブル、架空送電線等、電力インフラに不可欠な製品を供給しております。国内市場が成熟・安定期に入っていることを踏まえ、事業の選択と集中により効率的な事業運営を進めてまいります。加えて、都市再開発やデータセンタ建設、高経年化した送電線の更新、レジリエンス強化等の需要を着実に取り込んでまいります。 [研究開発部門] 研究開発部門では、2026年度よりリソースの最適配分を行い、短期の事業化が見込まれるテーマは事業部門に移管するとともに、中長期にわたり独自性・優位性を持つコア技術の創出に注力していく方針です。さらに、エンドユーザーのニーズを踏まえた用途開発を通じて、新規事業創出につなげていきます。 重点技術領域としては超電導、ファイバレーザ及び次世代光ファイバを掲げ、取り組んでいきます。超電導分野では、高温超電導線材の性能向上、長尺化及び製造技術の高度化を通じ、将来のエネルギー・産業分野への応用を見据えた技術基盤の強化と用途展開を進めます。ファイバレーザ分野では、高出力化・高効率化・高信頼性化により先端加工分野における技術力向上を図り、新素材加工や半導体加工等への適用を目指します。次世代光ファイバ分野においては、マルチコアファイバやホローコアファイバによる細径化及び低損失化を推進するとともに、PANDAファイバやイメージファイバの技術応用を通じて、CPO(Co-Packaged Optics)等の光電融合技術の発展に貢献してまいります。 また、既存領域・新領域を問わず、事業戦略と連動した知的財産活動を推進します。具体的には、IPランドスケープや生成AI等の活用により知財の創出を促進するとともに、保有知財を積極的に活用することで、技術の優位性を持続的な事業成長につなげてまいります。
事業等のリスク3,952字
3【事業等のリスク】(リスクマネジメントの目的・体制・活動) 当社は、経営環境の変化に伴い顕在化し得る不確実性が、当社グループの経営目標の達成及び企業価値の向上に影響を及ぼし得ることを踏まえ、リスクを適切に識別・評価し、事業機会の最大化と損失の最小化の両面からリスクマネジメントを推進することが、経営上重要であると認識しております。 当社は、管理すべきリスクを、事業機会に関連するリスク(戦略リスク)と、事業活動の遂行に関連するリスク(業務リスク)に分類しております。戦略リスクは取締役会及び経営執行会議等におけるトップマネジメントの合議により管理し、業務リスクはリスクマネジメント委員会が管理する体制としております。 また、当社グループは国内外で事業活動を行っており、各事業の特性やサプライチェーンの状況を踏まえ、各部門及び関係会社が把握するリスク情報を適時に共有し、必要に応じて経営レベルで協議・対応方針の検討を行うことにより、リスクの変化を継続的にモニタリングしております。 (当社グループの主要なリスク) 当社グループの経営成績、株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のある主要なリスクには、以下のようなものがあります。ただし、以下は当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、記載以外のリスクも存在し、投資家の判断に影響を及ぼす可能性があります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 需要動向 当社グループの経営成績は、製品が主としてインフラ用や最終消費財の部品等であるため、景気循環の影響を受けることはもとより、各マーケットの設備投資の動向や競合環境、サプライヤの動向、顧客の購買政策の変化や信用状況等によって影響を受けます。当社グループは、市場動向や需要変動を把握し、それに応じた生産・在庫・コストの調整等により影響の低減に努めておりますが、景気後退等に伴い短期的に需要が大きく変動した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 為替レートの変動 当社グループは、実需の範囲内で通貨ヘッジ取引を行い、外貨建売上取引等における為替変動による悪影響を最小限に抑える努力をしておりますが、必ずしも為替リスクを完全に回避するものではないため、為替レートの変動は当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの事業には、海外における製品の生産、販売が含まれており、各地域における現地通貨建ての収益、費用、資産等の各項目は連結財務諸表作成のため、円換算しており、換算時の為替レートにより、これらの項目は現地通貨における価値が変わらなかったとしても、円換算後の価値が影響を受ける可能性があります。(3) 金利の変動 当社グループは、資金需要、金融市場環境及び調達手段のバランスを考慮し資金調達を実施しておりますが、金利が上昇した場合には、支払利息が増加し、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 原材料等の調達及び価格変動に関するリスク 当社グループは、事業に必要な原材料や副資材、重要な希少資源等の調達において、計画的かつ安定的な数量の確保に取り組んでおります。しかしながら、サプライチェーンの混乱や需給の逼迫、供給元の方針変更、資源の枯渇等により必要量の確保に至らなかった場合や、これらの原材料等の価格並びにエネルギー価格の高騰が著しく進んだ場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 また、当社グループの製品の主要な材料である銅の価格は、国際的な需給動向等の影響により変動しますが、銅価格の急激な変化による仕入価格の変動が即座に製品価格に反映されるとは限らないため、銅価格の著しい変動によって当社グループの経営成績は影響を受ける可能性があります。 (5) 製品の欠陥及び品質に関するリスク 当社グループは、全社方針『フジクラ クオリティ方針』のもと、品質管理体制の強化及び品質コンプライアンス意識の向上に取り組むとともに、厳格な品質管理基準に従って各種の製品を製造しております。また、万が一の場合に備えて、製造物責任賠償については保険に加入しております。 しかしながら、重大なクレームや製造物責任賠償につながるような製品及びサービスの欠陥あるいは品質問題が発生した場合、製品回収や補償のための費用、品質管理体制の改善・強化に要するコスト、また信用低下による販売活動への影響が生じる可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 法的規制等 当社グループの事業活動においては、事業展開する各国の様々な法的規制の適用を受けております。このような規制には、事業・投資を行うために必要な政府の許認可、商取引、輸出入に関する規制、租税、金融取引、環境に関する法規制等があります。当社グループはこれらの規制を遵守し事業活動を行っておりますが、将来において法的規制の重要な変更や強化が行われた場合、当社グループがこれらの法規制に従うことが困難になり事業活動が制限されたり、規制遵守のためのコスト負担が増加すること等により、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) 訴訟、規制当局による措置その他の法的手続等 当社グループは、事業を遂行するうえで、訴訟、規制当局による措置その他の法的手続に関するリスクを有しております。訴訟、規制当局による措置その他の法的手続により、当社グループに対して損害賠償請求や規制当局により課徴金等が賦課され、又は事業の遂行に関する制約が加えられる可能性があり、かかる訴訟、規制当局による措置その他の法的手段は、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8) 政治経済情勢 当社グループは、情報通信事業部門、エレクトロニクス事業部門、自動車事業部門、エネルギー事業部門等、国内外にて事業展開しております。当社グループでは、各国・地域における政治経済情勢や通商環境の動向、及び地政学的リスクについて継続的に把握・分析し、事業への影響の低減に向けた対応策を講じておりますが、各国の政治経済情勢の急激な変化、貿易摩擦の激化、並びに紛争・テロの発生等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 知的財産 当社グループは、特許権、その他の知的財産権の取得により自社技術の保護を図ると共に、第三者の知的財産権に対しても細心の注意を払っております。しかし、製品の構造・製造技術の多様化や、海外での事業活動の拡大等により、当社グループの製品が意図せず他社の製品の知的財産権を侵害した場合、販売中止、設計変更等の処置をとらざるを得ない可能性があります。また、第三者が当社グループの知的財産権を侵害しても、各国の法制度等の相違により、適切な保護が得られるとは限らず、当社グループの事業活動や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10) 情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、事業遂行に関連して多くの個人情報・顧客情報を含む機密事項を有しております。これらの情報の秘密保持については、最大限の対策を講じておりますが、第三者によるサイバー攻撃やコンピューターウイルス感染等の予期せぬ事態により情報が外部に流出する可能性があり、その結果、当社グループのイメージの低下や損害賠償の発生等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、同様の予期せぬ事態により、当社グループの情報システム及びネットワークの正常な運営が妨げられた場合、事業の停止や生産効率の低下、復旧のための費用増等、当社グループの生産体制、経営成績、財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。(11) 災害、感染症等のリスクについて 当社グループでは、大規模地震・風水害等の自然災害の発生、新型インフルエンザ等の感染症の発生・流行拡大、火災・爆発・停電等の危機の発生に伴い、製造拠点やサプライチェーンの被災等により事業活動が停滞し、稼働率及び売上の低下等の影響を受けるリスクを想定しております。当該リスクに対し、各事業部及び製品ごとに事業継続計画(BCP)を策定し、想定される影響やリスクへの対策を講じるとともに、BCPの見直し・更新や継続的な教育・訓練を通じて対応力の維持・強化を推進しております。また、発災直後の初動対応力の強化を目的として、本社では災害対策本部における対応手順の確認訓練を毎年実施しております。さらに、当社グループの各事業所及び各拠点においては、2025年に全社防災ガイドラインを策定しており、各拠点の取組のモニタリングや支援を行う等、危機対応力の維持・強化に向けたPDCA活動を展開しております。 (12) 人財確保に関するリスク 当社は、グループの成長の原動力は人財であるとの認識のもと、柔軟な働き方や多様性を実現する労働環境の整備、キャリア形成支援、公正な評価制度の整備や適材適所の配置等の人財マネジメント諸施策を実行し、多様な人財がグローバルに活躍できる組織作りを推進しております。しかしながら、人財の獲得競争は国内外とも激しくなっており、必要な人財の確保や流出防止ができない場合、当社の競争力の源泉である開発力や技術力の停滞、デジタル技術の活用の遅れといった事業活動への制約が生じ、当社グループの事業活動や生産体制、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析1,994字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況①経営成績 当社グループの当連結会計年度の売上高は11,824億円(前年度比20.7%増)、営業利益は1,887億円(同39.2%増)、経常利益は1,995億円(同45.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,572億円(同72.5%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 [情報通信事業部門] 生成AIの普及・拡大を背景としたデータセンタ向けの需要が引き続き伸長したことにより、売上高は前年度比44.7%増の6,530億円、営業利益は同65.7%増の1,527億円となりました。 [エレクトロニクス事業部門] 川下におけるサプライチェーン問題の発現、競争の激化、及びタイバーツ高によるコスト増加により、売上高は前年度比7.3%減の1,723億円、営業利益は同66.5%減の77億円となりました。 [自動車事業部門] 当期間に売価転嫁できない銅価高騰影響があるものの、一過性のインフレ影響等の売価反映が進み、売上高は前年度比1.3%増の1,794億円、営業利益は前年度比17.0%増の68億円となりました。 [エネルギー事業部門] 高採算製品の出荷増加や売価改善、銅価高騰に起因するデリバティブ評価益もあり、売上高は前年度比8.1%増の1,570億円、営業利益は同58.6%増の189億円となりました。 [不動産事業部門] 当社旧深川工場跡地再開発事業である「深川ギャザリア」の賃貸収入等により、売上高は前年度比1.9%増の110億円、営業利益は同2.1%増の50億円となりました。 ②財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較し、1,391億円増加の9,695億円となりました。これは主に、情報通信事業部門における需要増を背景に、売上債権及び棚卸資産等の流動資産、及び有形固定資産が増加したことによるものです。 負債の部は、前連結会計年度末と比較し、187億円減少の3,763億円となりました。これは主に、有利子負債が減少したことによるものです。 純資産の部は、前連結会計年度末と比較し、1,579億円増加の5,932億円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上及び為替変動に伴う為替換算調整勘定の増加によるものであり、配当金の支払いに伴う利益剰余金の減少が一部相殺しました。 (2) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローにつきましては、営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益2,046億円等を源泉とした収入により、1,329億円の収入(前年度比170億円の収入増加)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは設備投資を中心に362億円の支出(前年度比153億円の支出増加)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは借入金の返済や配当金の支払による支出を中心に1,113億円の支出(前年度比539億円の支出増加)となりました。 以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は1,789億円(前年度比53億円の減少)となりました。 当連結会計年度については、業績好調及び資本効率改善等により、ネットキャッシュ残高は962億円(前年度比584億円増)となりました。 2023年度から2025年度の3か年累計の営業キャッシュ・フローは、前中期経営計画を超過したため、超過したキャッシュは成長投資と株主還元に充当することといたしました。2026年度につきましては、28中期のもと、更なる飛躍に向けた成長投資、財務体質の維持、並びに株主還元のバランスを図りながら、資本効率を重視した経営を実行してまいります。 (3) 生産、受注及び販売の実績 当社グループの生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても、その容量、構造、形式等は必ずしも一様ではなく、また受注生産形態をとらない製品も多く、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額又は、数量で示すことはしていません。このため、生産、受注及び販売の実績については、「(1)財政状態及び経営成績の状況」における各セグメント経営成績に関連付けて示しています。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。
セグメント情報3,251字
(セグメント情報等)【セグメント情報】1.報告セグメントの概要 当社の報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。 当社グループの報告セグメントの区分方法は、製造方法・製造過程並びに使用目的及び販売方法の類似性を考慮して区分しております。 各区分に属する主要な製品は下記の表のとおりであります。報告セグメント主要品種情報通信事業部門光ファイバ、光ケーブル、通信部品、光部品、光関連機器、ネットワーク機器、工事等エレクトロニクス事業部門プリント配線板、電子ワイヤ、ハードディスク用部品、各種コネクタ等自動車事業部門自動車用ワイヤハーネス、電装品等エネルギー事業部門電力ケーブル、通信ケーブル、アルミ線、被覆線等不動産事業部門不動産賃貸等 2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。 報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。 セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。 3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメントその他(注)合計調整額連結財務諸表計上額 情報通信事業部門エレクトロニクス事業部門自動車事業部門エネルギー事業部門不動産事業部門売上高 外部顧客への売上高451,262185,899177,055145,20110,8239,135979,375-979,375セグメント間の内部売上高又は振替高153552-1,232--1,936△1,936-計451,415186,451177,055146,43310,8239,135981,311△1,936979,375セグメント利益又はセグメント損失(△)92,16722,9025,82111,9434,855△2,168135,519-135,519セグメント資産355,691148,10477,40680,52437,59311,083710,401119,906830,307その他の項目 減価償却費8,9565,6742,3292,0251,90348821,374-21,374減損損失2177,27322616-1977,930-7,930有形固定資産及び無形固定資産の増加額15,3735,6621,8862,3492,4391,08728,7971,87630,673(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに該当しない、事業化を検討している新規事業等を含んでおります。2.(1) セグメント資産の調整額119,906百万円は、各報告セグメントに配分されていない全社資産121,338百万円及びセグメント間取引消去△1,432百万円であります。全社資産の主なものは、研究開発及び管理部門に関わる資産及び投資有価証券等であります。(2) セグメントに対する固定資産の配分基準と関連する減価償却費の配分基準が異なっております。(3) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額1,876百万円は、全社資産における有形固定資産及び無形固定資産の増加であります。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメントその他(注)合計調整額連結財務諸表計上額 情報通信事業部門エレクトロニクス事業部門自動車事業部門エネルギー事業部門不動産事業部門売上高 外部顧客への売上高652,977172,305179,370156,98311,0329,6911,182,358-1,182,358セグメント間の内部売上高又は振替高196564-1,458--2,218△2,218-計653,172172,870179,370158,44111,0329,6911,184,576△2,2181,182,358セグメント利益又はセグメント損失(△)152,7297,6666,80918,9414,956△2,395188,707-188,707セグメント資産481,414127,16492,748106,02037,11614,968859,430110,024969,454その他の項目 減価償却費11,2076,5412,5792,0131,75578624,881-24,881減損損失-58----58-58有形固定資産及び無形固定資産の増加額18,2637,6562,2203,2551,2196,06438,6771,61540,292(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに該当しない、事業化を検討している新規事業等を含んでおります。2.(1) セグメント資産の調整額110,024百万円は、各報告セグメントに配分されていない全社資産117,142百万円及びセグメント間取引消去△7,119百万円であります。全社資産の主なものは、研究開発及び管理部門に関わる資産及び投資有価証券等であります。(2) セグメントに対する固定資産の配分基準と関連する減価償却費の配分基準が異なっております。(3) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額1,615百万円は、全社資産における有形固定資産及び無形固定資産の増加であります。 【関連情報】1.製品及びサービスごとの情報 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)(1) 売上高 (単位:百万円)日本米国中国その他合計228,266464,28458,264228,561979,375(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。(2) 有形固定資産 (単位:百万円)日本米国タイ中国その他合計92,72235,23822,38312,2038,818171,364 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)(1) 売上高 (単位:百万円)日本米国中国その他合計241,425522,20050,802367,9311,182,358(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。(2) 有形固定資産 (単位:百万円)日本米国タイ中国その他合計104,02844,35627,95810,7799,742196,863 3.主要な顧客ごとの情報 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (単位:百万円) 情報通信事業部門エレクトロニクス事業部門自動車事業部門エネルギー事業部門不動産事業部門合計当期償却額1,542----1,542当期末残高8,534----8,534 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (単位:百万円) 情報通信事業部門エレクトロニクス事業部門自動車事業部門エネルギー事業部門不動産事業部門合計当期償却額1,672----1,672当期末残高7,491----7,491 【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】該当事項はありません。
サステナビリティに関する考え方及び取組11,668字
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 [サステナビリティ全般] 当社は、グループ経営理念に基づき、サステナビリティ実現のためには「持続可能な企業経営」のために必要とされる活動と「持続可能な社会」の構築に役立つ活動の両輪が必要と考えております。(1)ガバナンス 当社は、サステナビリティ推進委員会(旧サステナビリティ戦略会議)規程に基づき、サステナビリティガバナンスの整備を進めております。サステナビリティ推進委員会(以下、本委員会)は、ステークホルダーが要請するESGの視点を盛り込んだサステナビリティ戦略の立案及びその業務執行の監視・監督のための報告・討議と情報共有を行っております。本委員会の議長は代表取締役社長CEOが務め、業務執行取締役及び執行役員で構成されております。 本委員会では、サステナビリティ目標2025(2021年度~2025年度)の進捗確認、顧客や機関投資家・ESG評価機関等からのサステナビリティに関する要求事項の共有及び対策検討等を行っております。また、当社グループの中長期的なサステナビリティ戦略やマテリアリティに関する事項についても、報告・討議及び情報共有を通じて、業務執行の監視・監督を行っております。気候変動ガバナンスは、本委員会の環境側面部会である地球環境委員会(委員長は環境担当役員)がグローバルに統括しております。なお、2025年度に新たに人権ワーキンググループを設置し、人権に関する取組を進めております。 本委員会で協議されたサステナビリティに関する戦略や施策については、取締役会・経営執行会議にて討議を行っております。 ・2025年度の開催実績と討議内容サステナビリティ推進委員会開催実績討議内容2025年8月新マテリアリティ案の方向性統合報告書2025の内容2026年1月新マテリアリティ案及びKGI・KPI案の方向性サステナビリティ情報開示要請への対応人権DDに関する対応検討体制2026年3月新マテリアリティ最終案の確定サステナビリティ情報開示要請への対応進捗共有 (2)戦略 当社は、サステナビリティに関する戦略としてサステナビリティ目標2025(以下、同目標)を掲げてきました。ダブルマテリアリティの視点から、ESGにF(財務・将来)を加えた4テーマを定め、16の重点方策を設定したもので、国内外の社会課題や国際的なガイドライン、ESG評価機関の評価項目やステークホルダーからの声を参考にするとともに、フジクラグループ長期ビジョン(2030年ビジョンやフジクラグループ環境長期ビジョン2050)と連動させた目標であります。同目標の進捗及び達成を通じて、当社の企業価値向上に寄与することを目指し、取組を実施してきました。 なお、当社では環境の変化や経営方針の転換等を反映させる観点から2026年5月にマテリアリティ改定を行いました。今後は新マテリアリティに基づき目標を設定し取り組んでまいります。 ・特定のプロセス マテリアリティの特定にあたっては、「フジクラグループCSR基本方針」と「4つの重点課題」をベースに、マテリアリティマップを策定しております。策定にあたっては、ステークホルダーインクルーシブを念頭に「マテリアリティマップ分析」を行い、「ステークホルダーの関心事」と「自社事業への影響度」の2つの視点から評価・検証を行いました。その結果を踏まえ、各部門との協議を重ねた後、サステナビリティ戦略会議(現サステナビリティ推進委員会)で進捗報告及び審議が行われ、2021年8月の2021年度第2回サステナビリティ戦略会議において承認されました。 なお、2026年5月に実施したマテリアリティ改定においても、サステナビリティ推進委員会での審議及び取締役会での承認を経て見直しを行っております。(3)リスク管理 当社はリスク管理の一環として、サステナビリティに係る各項目の進捗確認を毎年行っております。フジクラグループ環境長期ビジョン2050と連動し、GHG(温室効果ガス)排出量の削減目標やTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)対応等を重点施策として設定したサステナビリティ目標2025に基づき、従来運用しており ました。 今後は、2026年5月のマテリアリティ改定を踏まえ、新たなマテリアリティに基づき進捗確認及び対策検討を行うことで、適切なリスク管理を実施してまいります。・リスクマネジメント 当社は、管理すべきリスクを事業機会に関連するリスク(戦略リスク)と事業活動の遂行に関連するリスク(業務リスク)に分類しております。戦略リスクは取締役会及び経営執行会議のトップマネジメントの合議により管理し、業務リスクはリスクマネジメント委員会が管理する体制をとっております。 業務リスクは、コンプライアンス、品質保証、環境管理、安全衛生、情報セキュリティ等、現代社会における企業活動に伴い発生する多様な事象を、それぞれの専門組織が日常的に管理しております。当該事象を専門的に取り扱う組織は、各事業部門に対して、企業が求められている社会的要件を充足し、かつ企業の存続発展のためにとるべき行動を指し示し、最も適切な行動を選択するよう促しております。当社は単に法令遵守にとどまらず社会的な要請を意識しながら、社会、顧客、消費者、従業員、取引先、株主等の多様なステークホルダーから信任を得られるよう活動をしております。 (4)指標及び目標・サステナビリティ目標2025 サステナビリティ目標2025では、ESGFの4テーマから、F(財務・将来)で3項目、E(環境)で5項目(4つのチャレンジ含め)、S(社会)で3項目、G(ガバナンス)で5項目の設定をしております。2025年度の目標達成へ向けて毎年目標と実績を評価してまいりました。テーマ重点方策2025年度及び将来の達成目標財務将来(F)“つなぐ”ソリューションの提供により、快適で持続可能な“みらい”社会の課題を解決し、継続的な企業価値を高める1.2030年ビジョンで想定する4つの分野から新規事業を探索①既存事業におけるコア技術の進化と発展・コア技術を発展させて、社会的価値の高い製品・サービスの開発・WTP(Willingness To Pay:支払意思額)が高い製品・サービスの販売②新たな技術や事業分野の探索・オープンイノベーションも考慮・モノ売りに加え、コト売りによる事業の探索地球環境に配慮された安心して使える製品の開発1.2050年に、フジクラの全製品を環境配慮型製品(グリーン関連製品)に置き換える2.2030年に、グリーン製品創出活動を全グループ会社に展開するデータやデジタル技術を活用した既存事業の効率化と新たなビジネスモデルの創出1.製造現場でのDX(スマートファクトリー化、AI活用)2.営業部門でのDX(デジタルマーケティング) テーマ重点方策2025年度及び将来の達成目標環境(E)[チャレンジ1]工場CO₂排出総量「2050年ゼロチャレンジ」1.CO₂排出量の削減[対象範囲:SBT認定バウンダリ ※America Fujikura Ltd.(AFL)グループ除くフジクラ及び 国内外グループ企業]・2025年度目標:2020年度比16.5%以上削減 (289千トン/年以下)・2030年度目標:2020年度比33%以上削減・2050年目標:工場からのCO₂排出ゼロ2.生産効率の向上(省エネの推進)[対象範囲:フジクラグループ(国内外)]・エネルギー使用量:2025年度において、2020年度比5%以上改善3.製品物流効率の向上[対象範囲:フジクラグループ(国内)]・製品物流のエネルギー原単位:2025年度において、2020年度比5%以上改善[チャレンジ2]工場の水使用の最小化と排水管理1.水リスク低減への貢献・水の使用量原単位:2025年度において2020年度比5%以上改善する[チャレンジ3]工場の人と自然の共生1.事業所内自然を有効活用し、生物多様性の拡大に貢献する2.地域の自然環境保全活動を推進する[チャレンジ4]資源の有効活用と資源循環1.投入資源を減らし、資源の効率的な利用を推進する[対象範囲:フジクラグループ(国内外)]2.事業活動に伴う廃棄物排出量の削減[対象範囲:フジクラグループ(国内)]・廃棄物排出量原単位:2025年度において、2020年度比5%以上改善する3.廃棄物ゼロエミッションの達成[対象範囲:フジクラグループ(国内)]気候変動ガバナンスの構築(TCFD対応)1.気候変動リスクと機会の把握2.戦略及び財務への影響の把握社会(S)働きがい変革(エンゲージメント強化)1.社員一人ひとりが自己実現を通じて人として成長し、公私ともに充実している・社員の自発的貢献意欲の向上・時間、場所にとらわれない働き方の環境整備・健康経営によるモチベーション向上・労働生産性の向上グローバルに活躍できる人財育成1.フジクラグループ全社員がグローバルな視点で活躍をしている・会社の成長と社員の成長がシンクロする組織風土・イノベーション創出をリードする人財の育成、発掘、獲得・自律的なキャリア構築の支援、成長機会の提供・社員同士が互いを認め・高め合う組織(個の尊重・信頼)ダイバーシティ&インクルージョン(社員の人権配慮)1.多様な背景・考え方を持つ人財が活躍している・多様な個人が活躍できる環境・国籍・人種・性別・宗教・年齢等にとらわれないキャリア機会の提供・身体的または性的マイノリティへの配慮目標(2025年度まで)・女性管理職比率:5.6%以上(フジクラ)・女性係長比率:16.0%以上(フジクラ) テーマ重点方策2025年度及び将来の達成目標ガバナンス(G)取締役会の実効性向上・取締役会の実効性向上及び監督機能強化・経営の透明性・公正性を高め、迅速な意思決定を図ること・取締役会の多様性の確保・後継者計画の策定・運用の監督・育成計画の適切な監督グループ経営理念MVCVの実践1.新行動基準の実践によるグループ経営理念実現グループガバナンスの構築(リスクマネジメント強化)1.戦略的経営に資するリスクマネジメント体制の構築とリスクコントロール(PDCA)2.投資管理の強化サプライチェーンマネジメント(責任ある鉱物調達含む)1.社会課題(児童労働や強制労働等)に配慮したサプライチェーンマネジメントの確立2.責任ある鉱物調達の体制確立(3TGを中心にコバルト、マイカ等のデューデリジェンスシステム)3.NGO等外部からの指摘ゼロ(または指摘があった際の早期の是正)4.他社との連携(他社の取組を学び自社の取組に活かす)安全保障輸出管理の徹底1.輸出管理上のコンプライアンス遵守体制の強化・輸出管理監査の実効性の向上 [気候変動](1)ガバナンス 気候変動に関するガバナンスは、サステナビリティ全般のガバナンスに含まれております。詳細については、「サステナビリティ全般 (1)ガバナンス」をご参照ください。 (2)戦略・気候変動リスクと機会の特定 当社では経営計画に影響を与える可能性が高い気候変動リスクを特定しております。気候変動がフジクラグループの事業成長にどのような影響を与えるのかを分析するために、OECD(経済協力開発機構)、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)等の長期予測や社会的な関心事、顧客からの気候変動対応要請等を踏まえております。特定したリスクは適宜見直しを行っていきます。 ・リスク分類気候変動リスク今後の対応2℃シナリオ(移行リスク)短期・中期[政策・法律リスク]・炭素税の導入等各国地域におけるCO₂排出規制強化-炭素税による財務への影響を試算・顧客や操業国からの温室効果ガスやカーボンフットプリントの削減要請義務・環境長期ビジョン2050に基づく、再生可能エネルギー100%へのロードマップによって、徹底した省エネ、再エネ導入、クレジット等の活用を進める。・事業活動における再生可能エネルギー利用の推進(本社・工場等)・RE100加盟やTCFD賛同による対応強化・ESG評価指標の定期的なモニタリングと対応[技術リスク]・既存技術のディスラプト・製品製造時のエネルギー使用量の最小化や再生可能エネルギー利用等の要求[市場リスク]・商品、サービスに対する需要の変化・顧客や社会からの気候変動対策による一時的な設備投資コストの増大・気候変動関連要因による原材料価格の上昇や調達先の分散[評判リスク]・顧客や投資家、各種評価機関からの気候変動に関する情報開示と対応要請4℃シナリオ(物理リスク)中期・長期[急性リスク]・洪水や大型台風等自然災害による操業への影響-生産設備に被害が生じた場合、生産能力の低下や設備修復等、業績への影響-サプライチェーンの分断等による生産計画への影響※フジクラグループは2011年にタイ洪水によりグループ会社が甚大な被害を受け、復興まで5年を要した・対象拠点の防災対応-2011年のタイ洪水被害を教訓に、BCPの観点からも拠点の分散化や事業所周辺の防水壁の建設等を実施・事業所の法面整備や海辺に近い工場における高潮、津波対応-洪水や海面上昇で影響を受ける国内拠点本社、フジクラハイオプト(東京都江東区木場)、沼津熔銅(静岡県島田市金谷泉町)、西日本電線(大分県大分市春日浦)※各行政のハザードマップを調査[慢性リスク]・気温上昇等による操業地域で働く社員の健康配慮・降雨量増加による従業員の安全性の確保・将来的な海面上昇における操業への影響 ・機会各事業社会動向機会情報通信・デジタル化の進展により、データ流通・蓄積・解析量が指数関数的に増大・ビッグデータ、IoT、5G、AI等のデジタル技術を活用した新サービス事業が急速に拡大・CASE/MaaSの進行・ミリ波(無線通信)・4℃シナリオ下での自然災害対応懸念・細径高密度型光ファイバケーブル(SWR®/WTC®)を中心とするソリューションの展開・グリーン関連製品拡大・高効率ITシステム関連製品・デジタル技術活用の推進・社会インフラとしての通信線レジリエンス強化エレクトロニクス・産業用ロボットの増加・医療用製品への参入・車載用電子部品の増加・ミリ波対応部品の増加・CASE対応研究開発の推進・デジタル技術活用の推進・グリーン関連製品拡大
コーポレート・ガバナンスの概要7,839字
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】①コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方並びに企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由当社は、2017年に経営の監督と執行を分離して経営判断の迅速化を図ることを目的に監査等委員会設置会社に移行しました。以降、経営体制の刷新や取締役会による監督機能強化のためのコーポレート・ガバナンス強化の取組を継続的に進めてまいりました。業務執行取締役については、高度かつ実効的な経営判断に基づく積極果断な事業運営を可能とするべく、引き続きCEO、CTO及びCFOの三頭体制を維持することとしています。他方、主として監督機能を担う社外取締役については、監査等委員でない取締役と監査等委員である取締役の分化を図っています。前者には経営に関する知見による中期経営計画に対する監督・助言等に集中していただき、また、後者には各種の専門的な知見による監査・監督に集中していただくことで、それぞれが有する知見や専門知識をより効果的に発揮できると考えたものです。企業価値の持続的成長に向けた当社のコーポレート・ガバナンスの概要は、以下のとおりです。 経営体制(ⅰ)取締役会 本有価証券報告書提出日(2026年6月23日)現在、取締役総数は10名であり、この内訳は、取締役会の構成は、監査等委員でない取締役6名(うち社外取締役3名。)と、監査等委員である取締役4名(うち社外取締役3名)となっています。取締役会では、3名の業務執行取締役と、常勤の監査等委員である取締役、経営経験や財務会計などの専門的知見を備える当社経営から独立した6名の社外取締役により、取締役候補の指名、報酬に関する事項、四半期・年度の経営計画の立案とそのフォロー、中期経営計画の策定、事業ポートフォリオの見直し、重要な投資案件の決定、グループ会社の再編に関わる事項その他の経営に関わる重要事項等について十分な討議をもって決定いたします。2024年度より、常勤の監査等委員である取締役が取締役会の議長の任に就いています。 なお、当社は、2026年6月26日開催予定の第178期定時株主総会において、取締役選任議案(「監査等委員でない取締役6名選任の件」及び「監査等委員である取締役1名選任の件」)をご提案しています。当該取締役選任議案が原案通り承認された場合、当社の取締役会の構成は、監査等委員でない取締役6名(うち社外取締役3名)及び監査等委員である取締役4名(うち、社外取締役3名)となります。また、取締役会の過半数を占めることとなる6名の社外取締役は、いずれも当社経営から独立した立場にあり、それぞれ経営経験や財務会計、法務の専門的知見を有しています。加えて、当該株主総会後に開催予定の取締役会では、引き続き常勤の監査等委員が議長に選定される予定となっています。 当事業年度における各取締役の出席状況は以下のとおりです。氏名開催回数出席回数岡田 直樹17回17回飯島 和人17回17回坂野 達也17回17回吉川 恵治17回17回小池 利和14回14回柳瀬 英喜14回14回成毛 幸二17回17回山田 保裕14回14回田邊るみ子14回14回中村明日香14回14回花﨑 浜子3回3回山口 洋二3回3回目黒 高三3回3回 花﨑浜子氏、山口洋二氏及び目黒高三氏は、2025年6月27日開催の第177期定時株主総会終結の時をもって任期満了により退任いたしました。このため、取締役会の出席状況は、それぞれ退任の時までのものです。 吉川恵治氏は、2025年6月27日開催の第177期定時株主総会終結の時をもって監査等委員である取締役を任期満了により退任し、同株主総会において監査等委員でない取締役として新たに選任されました。このため、取締役会の出席状況は、同株主総会以前は監査等委員である取締役としての出席であり、同株主総会以降は監査等委員でない取締役としてのものです。 小池利和氏、柳瀬英喜氏、山田保裕氏、田邊るみ子氏及び中村明日香氏は、2025年6月27日開催の第177期定時株主総会において新たに選任されました。このため、取締役会の出席状況は、同株主総会以降のものです。 (ⅱ)業務執行体制 当社では、定款において重要な業務の決定を取締役に委任することができる旨を定め、個別の事業に係る決定を各事業責任者である業務執行取締役に委任し、当該業務執行取締役による機動的な事業運営を可能としています。 具体的には、2022年4月より取締役会の決議をもって最高経営責任者(CEO:Chief Executive Officer)、最高財務責任者(CFO:Chief Financial Officer)及び最高技術責任者(CTO:Chief Technology Officer)を設置する体制としています。CEO(以下、「代表取締役社長CEO」と表記することがある。)は、当社及び当社の子会社から成る企業集団全体(以下、「当社グループ」と総称し、各子会社を「グループ会社」という)についての最高経営責任者となります。CFOは、極めて高い専門性を必要とする財務分野での最高責任者、CTOは、同じく技術開発分野での最高責任者となります。CEOをトップとしてCFO及びCTOがCEOの機能を補完又は支援する、いわば“三頭体制”をとることで、より高度かつ実効的な経営判断に基づく事業運営が可能な体制としています。 (ⅲ)監査等委員会 監査等委員会は、1名の常勤社内取締役と3名の当社経営陣から独立した社外取締役の合計4名で構成されています。監査等委員会では、監査基本方針及び監査計画の策定、内部監査計画及び監査結果に係る報告受領・討議、取締役の選任、及び報酬その他法令の定める事項に係る監査等委員会の意見の形成等について、当社事業に精通した社内昇格による取締役と多様な知見・経験を有する社外取締役による十分な討議をもって決定等を行っています。 当事業年度における詳細については、(3)監査の状況によります。また、監査等委員会の活動を補助する組織として、その指揮下に監査等委員会室を設けて専任の常勤者を配置しています。加えて、2026年4月1日付でそれまで代表取締役社長CEOの所管であった内部監査部門である監査部を監査等委員会の所管に変更いたしました。内部監査部門の独立性を向上させるとともに監査等委員会の実効性向上を図るものです。 (ⅳ)取締役の指名及び報酬 取締役会が、取締役の指名に関する以下の事項を決定するにあたっては、その諮問機関である指名諮問委員会(過半数の社外取締役で構成しかつ社外取締役を委員長とする。)において、その決定プロセスの公正性及び妥当性を検証する。 ・取締役の選解任に関する株主総会議案の原案 ・取締役の選解任基準 ・後継者計画 ・社外取締役の独立性基準 取締役会が、取締役の報酬に関する以下の事項を決定するにあたっては、その諮問機関である報酬諮問委員会(過半数の社外取締役で構成しかつ社外取締役を委員長とする。)において、その決定プロセスの公正性及び妥当性を検証する。 ・取締役の報酬及びその額を決定する規律 ・個々の取締役の報酬額 業務執行取締役による内部統制システムの構築及び監査等委員会による監査 業務執行取締役は、取締役会で定められたその所管する事業部門、事業部門を支援する部門若しくはコーポレート部門等又はグループ会社について、自ら又は管下に配置される執行役員による業務執行を統轄し、当社の内部統制システムの遵守・実行の責任を負います。また、業務執行取締役は、内部統制システムを決定する取締役会の一員である立場から、内部統制システムの適正性について責任を負います。 監査等委員会は、業務執行取締役の職務の執行に係る内部統制システムの遵守及び実行の状況を監督します。このため、必要に応じて自ら当社及びグループ会社の状況を調査し、執行側から提供される情報の内容を確認・検証するほか、業務執行取締役をはじめとする執行の当事者に直接の説明を求めます。以上と合わせ、監査等委員会は、内部統制システムを決定する取締役会の一員である立場から、内部統制システムの適正性について責任を負っています。 ②内部統制システム内部統制システムとしては、内部監査部門、全社共通管理部門、各事業部管理組織などにより、日常的な業務執行局面における適法性・妥当性を常に管理することとしています。重要な経営情報の保存・管理については、文書及び電子情報の管理規程を定めてこれを行い、後述のリスクマネジメント委員会では全社共通のリスクについての検討を、コンプライアンス委員会ではコンプライアンス活動の推進等を行っています。また、内部通報制度の運用なども行っています。子会社の業務の適正を確保するための体制としては、個々のグループ会社は、それぞれ事業部門又は全社共通管理部門が所管する会社として位置付けられており、各部門を管掌する取締役の執行責任の範囲として管理されます。具体的には、各部門は、(1)所管するグループ会社において生じた経営成績、人事・組織、設備投資、製品品質その他の重要な事項についての報告体制を整備、(2)リスク管理について、一定の報告義務及び担当部門による支援・指導体制の整備、(3)企業集団としての経営計画の策定及び予実管理並びに人事交流の実行、(4)グループ会社によるコンプライアンス責任者の設置義務付け及び公益通報制度の整備等を行っています。 ③当社のコーポレート・ガバナンスの模式図及びその概要(本有価証券報告書提出日現在) ●指名諮問委員会 監査等委員でない取締役及び監査等委員である取締役の選解任に係る株主総会議案の決定等に当たって、その客観性及び透明性確保を目的として設置している取締役会の諮問機関です。監査等委員でない取締役2名(代表取締役社長CEO及び人事担当取締役)及び監査等委員である社外取締役3名を構成員とし、委員長は社外取締役である委員の中から選定することとしています。 当事業年度においては、6回の委員会を開催しました。取締役会が示す本年株主総会に付議すべき取締役候補者の原案に係る事項等について取締役会から諮問を受け、取締役会の実効性を確保するために必要な知識・経験・能力やその構成等、取締役の選任基準、各候補者の実績を含む選任理由等を検討し、その決定プロセスが公正かつ妥当である旨を答申しています。指名諮問委員会の構成は、2025年6月27日開催の第177期定時株主総会以降、監査等委員でない取締役として岡田代表取締役社長CEO(人事担当取締役を兼務しているため、監査等委員でない取締役は1名となっています。)、並びに監査等委員である社外取締役として吉川取締役、小池取締役及び柳瀬取締役を委員とし、委員長は吉川取締役でした。当該委員会の構成員である取締役は、いずれも開催された委員会の全てに出席しています。 ●報酬諮問委員会 監査等委員でない取締役のうち社外取締役でない者の報酬の決定等に当たって、その客観性及び透明性確保を目的として設置している取締役会の諮問機関です。監査等委員でない取締役1名及び監査等委員である社外取締役3名を構成員とし、委員長は社外取締役である委員の中から選定することとしています。 当事業年度においては、8回の委員会を開催しました。監査等委員でない取締役の報酬等の内容に係る決定方針並びに各取締役の業績評価、報酬水準の市場性、報酬体系及び具体的な報酬額等について検証し、各業務執行取締役の報酬の決定プロセスが公正かつ妥当である旨を取締役会に答申しています。報酬諮問委員会の構成は、2025年6月27日開催の第177期定時株主総会以降は、監査等委員でない取締役として人事担当取締役を兼務する岡田代表取締役社長CEO、並びに監査等委員である社外取締役として小池取締役、吉川取締役及び柳瀬取締役を委員とし、委員長は小池取締役でした。当該委員会の構成員である取締役は、いずれも開催された委員会の全てに出席しています。なお、岡田代表取締役社長CEOは自身が審議事項の関係者となる場合、当該審議には参加しないこととしています。 ●独立社外取締役会議 全社業務執行に係る重要な案件について、報告・討議、情報共有を行うとともに、社外取締役間の情報交換・認識共有等を図り、必要に応じて提言するための独立社外取締役のみで構成する機関として、2025年6月27日以降の経営体制において新たに設置いたしました。 当事業年度においては、20回の会議を開催しました。当事業年度においては大半の社外取締役が就任初年度であることから、当社の各事業部門等の現状や課題について認識を深める場として活用することに重点を置きながら、全社業務執行に係る重要な案件についての報告・討議、情報共有、並びに社外取締役間の情報交換・認識共有等を図ってまいりました。 ●経営執行会議* 全社業務執行に係る重要な案件について、報告・討議、情報共有を行う機関です。岡田代表取締役社長CEOを議長として、業務執行取締役及び執行役員全員で構成しています。 当事業年度中に47回開催しています。 ●経営革新委員会* 経営資源の効率化・事業ポートフォリオ最適化、費用削減による効率性向上、販売・購買力強化による収益性向上の推進機関です。岡田代表取締役社長CEOを委員長として、業務執行取締役及び執行役員全員で構成しています。 当事業年度中に21回開催し、全社事業戦略などに関わる事項として事業ポートフォリオや事業戦略の見直し、グループ会社体制やそれぞれの機能の整理・見直し、事業構造改革の進捗フォローなどを行ってきました。 ●リスクマネジメント委員会* 業務上のリスクの観点から当社の業務執行体制及び執行状況を検証し、損失の発生を防止・評価、方針の策定、内容の共有化等を行う機関です。岡田代表取締役社長CEOを委員長として、業務執行取締役及び執行役員全員で構成しています。 当事業年度中に2回開催し、対象とすべきリスクの再定義により当社グループにおける短期的課題と全社に与える影響の大きなリスクとして6つの項目(法令遵守リスク、サプライチェーンリスク、情報セキュリティリスク、品質保証リスク、安全衛生管理リスク、地政学リスク)を抽出しました。これら6つの重要リスクについて、それぞれ統制主管部門及び当事業年度におけるサブテーマを設けて子細な対応等を行ってまいりました。 ●サステナビリティ推進委員会* 当社グルー
役員の報酬等3,063字
(4)【役員の報酬等】①役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項 当社は取扱製品が多種多様なだけでなく、グローバルに事業を展開しており、取締役の業務も高度で多岐にわたります。このため、取締役の報酬の水準はこれら業務に対応し得る優秀な人材にふさわしいレベルであることを基本とし、複数の調査機関による主に上場会社を対象とした調査結果を参考に、具体的には、以下の3つの区分で取締役の報酬を構成しています。客観的な指標と評価に基づくとともに、業績への連動性を強めた報酬制度を改めて定めたものです。 また、監査等委員でない取締役の報酬の決定方針及び報酬額の決定にあたっては取締役会の諮問機関である報酬諮問委員会(人事担当取締役及び3名の社外取締役で構成し、委員長は社外取締役とする)の答申を経て、取締役会で決議することとしています。取締役会は、当事業年度に係る監査等委員でない取締役の個人別報酬について、上記決定方針の手続きを経て取締役の個人別の報酬額が決定されていることから、その内容が決定方針に沿うものであると判断しています。なお、監査等委員でない取締役の報酬等の決定にあたっては、報酬諮問委員会において、各取締役の業績評価、報酬水準の市場性、報酬体系及び具体的な報酬額について決定プロセスの公正性及び妥当性を検証することとしており、報酬諮問委員から公正かつ妥当である旨の答申を受けています。 (ⅰ)「基本報酬」 取締役の監視・監督機能に相当する部分として、役位・グレード別の固定額とします。 (ⅱ)「短期業績連動報酬」 全社業績又は管掌部門の業績に応じた役位・グレード別の基礎額を設定し、一定の指標(営業利益率、株主資本利益率(ROE)等)に基づき、当該基礎額の0%から200%の範囲で支給することとします。これらの指標は、「経営施策が反映されやすい指標」、「株主への利益還元度と相関の強い指標」であり、当社の成長戦略と親和性の高い指標であることから採用しています。 なお、当事業年度における「短期業績連動報酬」に係る指標の基準値として、以下の2つを使用しています。①2024年3月期の終わりに取締役会で決議された2025年3月期の連結年度計画②2024年3月期の連結年度実績 次の2つの観点で、これら基準値より算出した各指標と、2025年3月期の連結年度実績より算出した同指標を比較し、当事業年度における短期業績連動報酬の支給額を決定しています。・2025年3月期の連結年度計画に対する達成率(対応する基準値:上記①)・2024年3月期の連結年度実績からの成長度合い(対応する基準値:上記②)なお、翌事業年度(2027年3月期)より、トップライン成長に対するインセンティブを一層強化することを目的として、営業利益率に代えて、営業利益額を指標として採用する予定です。 (業績連動係数)・2025年3月期の連結年度計画に対する達成率指標の種別2025年3月期計画2025年3月期実績連結営業利益率8.4%13.8%連結株主資本利益率(ROE)14.0%24.4% ・2024年3月期の連結年度実績からの成長度合い指標の種別2024年3月期実績2025年3月期実績連結営業利益率8.7%13.8%連結株主資本利益率(ROE)16.7%24.4%(注)上記の連結業績連動指標の他、担当部門の営業利益率や投下資本利益率(ROIC)を基礎とした目標値に対する達成度等が考慮され、各業務執行取締役の業績連動報酬額が決定します。 (ⅲ)「株式報酬」 上記(ⅰ)及び(ⅱ)とは別に、取締役の報酬として当社普通株式を交付するものです。取締役が株価上昇によるメリットを享受するのみならず、株価下落リスクをも負担し、株価の変動によるメリット及びリスクを株主の皆様と共有することで、企業価値の向上に貢献する意識を高めることを主たる目的とするものです。 報酬全体に対して、業績や株価によって変動する報酬(短期業績連動報酬及び株式報酬)は最大で概ね5割程度となる見込みです。 業務執行取締役以外の取締役の報酬は、その役割に鑑みて固定額である基本報酬のみとし、短期業績連動報酬及び株式報酬は支給しません。 <報酬諮問委員会の活動内容>当事業年度の役員報酬について、以下のとおり審議いたしました。・2024年8月9日:2023年度答申内容振り返り(課題の共有)、2024年度スケジュール(案)の確認・2024年10月30日:2024年度スケジュールの確定、役員報酬制度の見直しについて(第1回)・2024年12月18日:役員報酬制度の見直しについて(第2回)・2025年1月29日:役員報酬制度の見直しについて(第3回)、取締役会への答申案の検討・2025年3月7日:役員報酬制度の見直しについて(第4回)、取締役会への答申案の確定・2025年5月14日:2024年度STI結果及び2025年度計画について、取締役会への答申案確認(「第177期業務執行取締役報酬」について)、第177期定時株主総会議案及び株式交付信託の継続について(株式報酬枠の改定及び株式交付信託の継続に関する報告)・2025年6月18日:取締役会への答申案確定(「第177期業務執行取締役報酬」について) <取締役会の活動内容> 当事業年度の役員報酬について、以下のとおり審議・決定いたしました。・2025年3月28日:役員報酬制度改定について決議・2025年5月21日:株式交付信託継続について決議・2025年6月27日:2025年度取締役報酬額について決議、2026年度取締役報酬額算定指標について決議 ②提出会社の役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数役員区分報酬等の総額(百万円)報酬等の種類別の総額(百万円)対象となる役員の員数(人)固定報酬業績連動報酬株式報酬取締役(監査等委員及び社外取締役を除く。)4091491361243取締役(監査等委員)(社外取締役を除く。)3232--1社外役員7777--10(注)1.監査等委員でない取締役の報酬額は、2025年6月27日開催の第177期定時株主総会において、年額700百万円以内(うち、社外取締役分100百万円以内)と決議しています。2.2017年6月29日開催の第169期定時株主総会において、監査等委員でない取締役に対する報酬として、取締役退任時に当社普通株式を交付する株式報酬制度の導入を決議しています。なお、2025年6月27日開催の第177期定時株主総会において、当該株式報酬の額は、年額500百万円以内かつ285千株以内と決議しています。3.監査等委員である取締役の報酬額は、2022年6月29日開催の第174期定時株主総会において年額150百万円以内(うち、社外取締役分100百万円以内)と決議しています。 ③提出会社の役員ごとの連結報酬等の総額等氏名連結報酬等の総額(百万円)役員区分会社区分連結報酬等の種類別の額(百万円)固定報酬業績連動報酬株式報酬その他岡田 直樹196取締役提出会社607660-坂野 達也109取締役提出会社473032-飯島 和人104取締役提出会社423032-(注)連結報酬等の総額が1億円以上である者に限定して記載しています。 ④使用人兼務役員の使用人分給与のうち重要なもの 重要なものが存在しないため、記載しておりません。
従業員の状況2,715字
(2)【従業員の状況】①連結会社の状況 (2026年3月31日現在)セグメントの名称従業員数(人)情報通信事業部門15,199(706)エレクトロニクス事業部門10,744(6,680)自動車事業部門21,993(2,051)エネルギー事業部門1,472(299)不動産事業部門22(9)報告セグメント計49,430(9,745)その他1,156(293) 合計50,586(10,038) (注) 従業員数は就業人員であり、( )内は平均臨時従業員数を外書しております。 ②提出会社の状況 (2026年3月31日現在)従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)2,333(607)43.415.49,3487.8 セグメントの名称従業員数(人)情報通信事業部門890(189)エレクトロニクス事業部門276(47)自動車事業部門107(108)エネルギー事業部門6(2)不動産事業部門22(9)報告セグメント計1,301(355)その他1,032(252) 合計2,333(607) (注)1.従業員の定年は満60歳に達した時としております。2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。3.従業員数は就業人員であり、( )内は平均臨時従業員数を外書しております。 ③労働組合の状況 当社の労働組合は、全日本電線関連産業労働組合連合会(日本労働組合総連合会加盟)等に属しており、労使関係は安定しております。 ④使用人その他の従業員のみを対象とした役員・従業員株式所有制度の内容 当社は、使用人その他の従業員のみを対象とした役員・従業員株式所有制度を導入しております。当該役員・従業員株式所有制度の内容については、「1 株式等の状況 (8)役員・従業員株式所有制度の内容」に記載しております。 ⑤管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異イ 提出会社当事業年度管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%) (注)1.男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2.労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注)1.全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者4.877.276.678.255.1 (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業などの取得割合を算出したものです。3.管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合については、出向者を出向元の従業員として集計しております(2026年3月31日時点)。4.男性労働者の育児休業取得率については、出向者は出向元の従業員として集計しております。5.労働者の男女の賃金の額の差異については、男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しております。賃金は、基本給、諸手当、割増賃金、賞与等を含み、退職手当は除いております。出向者は、出向元の従業員として集計しております。6.労働者の男女の賃金の額の差異についての補足事項は以下のとおりであります。<正規雇用労働者>給与体系は男女同一の体系を適用しております。男女間で賃金差異が生じている主な要因は、上位役職者における女性比率が低いことや、育児等を理由とした短時間勤務や定時退社をしている割合が女性に多く見られること等が挙げられます。2028年度までに女性管理職比率6.0%以上を目標とし、女性の採用、育成・登用を推進するとともに、男女問わず仕事と家庭の両立や育児への参画を促すため、男性の育児休業取得促進にも積極的に取り組んでおります。<パート・有期労働者>相対的に賃金が高い定年後再雇用者に男性が多いため、差異が生じております。 ロ 連結子会社当事業年度名称管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%) (注)1.男性労働者の育児休業取得率 (%) (注)2.労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注)1.全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者西日本電線株式会社3.880.083.283.676.0米沢電線株式会社-*76.681.059.7フジクラ物流株式会社-*72.474.877.7藤倉商事株式会社-*50.160.474.9株式会社フジクラ・ダイヤケーブル3.550.068.772.149.8株式会社フジクラエナジーシステムズ-100.066.569.264.5株式会社フジクラハイオプト-100.072.775.171.2フジクラプレシジョン株式会社11.1100.053.858.874.6株式会社東北フジクラ10.0-68.569.967.3株式会社フジクラプリントサーキット6.120.072.675.141.4フジクラ電装株式会社-75.068.068.540.6 (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業などの取得割合を算出したものです。3.管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合については、出向者を出向元の従業員として集計しております(2026年3月31日時点)。4.男性労働者の育児休業取得率については、出向者は出向元の従業員として集計しております。5.労働者の男女の賃金の額の差異については、男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しております。賃金は、基本給、諸手当、割増賃金、賞与等を含み、退職手当は除いております。なお、給与体系は男女同一の体系を適用しており、差異は男女の等級構成によるものであります。出向者は、出向元の従業員として集計しております。6.藤倉商事株式会社、株式会社フジクラエナジーシステムズの労働者の男女の賃金の額の差異は、労働者の人員数について労働時間を基に換算し、算出しております。7.「*」は男性の育児休業取得の対象となる従業員がいないことを示しております。
関係会社の状況1,497字
4【関係会社の状況】名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社) 西日本電線㈱大分県大分市960エネルギー事業部門60.8役員の兼任…無フジクラ電装㈱(注)2山形県米沢市1,773自動車事業部門100.0当社より原材料の一部を供給。当社は同社製品の一部を購入。なお、当社より資金援助を受けております。役員の兼任…無㈱フジクラ・ダイヤケーブル(注)2東京都千代田区5,400エネルギー事業部門70.7当社より原材料の一部を供給。当社製品の販売。役員の兼任…無㈱フジクラプリントサーキット東京都江東区1,000エレクトロニクス事業部門100.0当社より原材料の一部を供給。当社は同社製品の一部を購入。役員の兼任…有Fujikura Conec (THAILAND) LTD.(注)2タイ百万Bエレクトロニクス事業部門100.0当社より原材料の一部を供給。当社は同社製品の一部を購入。役員の兼任…無1,730Fujikura Electronics(Thailand)Ltd.(注)2タイ百万Bエレクトロニクス事業部門100.0役員の兼任…無11,552(100.0)Fujikura Electronic Components (Thailand) Ltd.(注)2タイ百万Bエレクトロニクス事業部門100.0当社より原材料の一部を供給。当社は同社製品の一部を購入。役員の兼任…無3,068藤倉烽火光電材料科技有限公司(注)2中国千元情報通信事業部門60.0当社より設備部品の一部を供給。役員の兼任…無598,710(20.0) 名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容藤倉香港貿易有限公司(注)2中国千HK$エレクトロニクス事業部門100.0当社製品の販売。役員の兼任…無1,000America Fujikura Ltd.(注)2アメリカ千US$情報通信事業部門エレクトロニクス事業部門自動車事業部門100.0当社は同社の株式を保有しております。役員の兼任…有202,260AFL Telecommunications LLC(注)2、5アメリカ千US$情報通信事業部門100.0当社より製品の一部を供給。役員の兼任…無3,501(100.0)Fujikura Automotive Europe S.A.U.スペイン千EUR自動車事業部門100.0役員の兼任…無60(100.0)Fujikura Electronics Vietnam Ltd.ベトナム百万円エレクトロニクス事業部門100.0役員の兼任…無1,919(100.0)その他79社-----(持分法適用会社) 藤倉化成㈱(注)3東京都港区5,352エネルギー事業部門22.0当社は同社製品の一部を購入。役員の兼任…無その他11社----- (注)1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。2.特定子会社に該当しております。3.有価証券報告書を提出しております。4.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。5.AFL Telecommunications LLCについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。 主要な損益情報等AFL Telecommunications LLC(1)売上高 355,383百万円(2)経常利益 63,841百万円(3)当期純利益 43,948百万円(4)純資産額 256,451百万円(5)総資産額 1,246,105百万円
配当政策553字
3【配当政策】 当社は、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。 中間配当につきましては、「取締役会の決議によって、毎年9月30日を基準日として中間配当をすることができる」旨を定款に定めております。 期末配当につきましては、株主総会によって決定いたします。 配当につきましては、業績状況、一株当たり利益水準、将来の事業展開を踏まえた内部留保等を総合的に勘案し、配当性向40%目安とすることといたしました。 内部留保につきましては、将来の成長事業への経営資源投入等に有効活用する方針です。 当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。 決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年11月7日26,25895.00取締役会決議2026年6月26日35,932130.00定時株主総会決議予定(注)1.2025年11月7日開催の取締役会決議の配当金の総額には、取締役等への株式報酬制度のために設定した株式交付信託に係る信託口に対する配当金36百万円が含まれております。2.2026年6月26日開催の定時株主総会決議予定の配当金の総額には、取締役等への株式報酬制度のために設定した株式交付信託に係る信託口に対する配当金49百万円が含まれております。
研究開発活動6,079字
6【研究開発活動】 当社グループでは、情報通信ネットワークの高度化への貢献と、環境問題やエネルギー問題などの社会課題解決を通じた事業の持続的発展を目指し、情報通信事業部門、エレクトロニクス事業部門、自動車事業部門を中心に新技術並びに新商品の開発を積極的に推進しています。当社グループの研究開発活動は、新事業創生・研究開発部門、及び各事業部門内の開発部にて実施しています。 [新事業創生・研究開発部門] 情報通信の分野では、生成AIをはじめとする技術革新により、通信データ量は指数関数的に増加しています。こうした背景のもと、情報通信ネットワークには高速化・大容量化・低遅延化が求められる一方で、データセンタでは消費電力の増加が社会課題となっています。当社は次世代光通信分野において、高密度・大容量伝送・低遅延を実現するため、次世代ファイバ及びその接続技術の実用化に向けた開発を進めています。 次世代エネルギーの分野では、すでに事業化を進めているファイバレーザの高性能化・高出力化をさらに加速するとともに、光を用いたエネルギー伝送などの応用に向けた研究開発を推進しています。ファイバレーザの高性能化・高出力化では、ビーム品質に優れるシングルモードファイバレーザの出力を7kWまで向上させると同時に、レーザ光を出射するデリバリーケーブルの長尺化を実現しました。これにより加工効率の大幅な向上と装置の使用性向上に貢献できると考えています。また、本ファイバレーザは、特にCFRP(炭素繊維強化プラスチック)などの難加工材料に適用可能と考えており、周辺機器メーカやユーザ企業と連携を取りながら加工優位性を実証し、市場展開を進めていきます。 当社既存事業とより親和性の高い「次世代光通信」及び「次世代エネルギー」の分野を中心とした研究開発を進め、革新的な情報通信ネットワークの構築や、環境負荷低減などの社会貢献につなげてまいります。 ~重点技術領域への取組~(高温超電導線材) 高温超電導線材は、液体ヘリウムを使用しない次世代の高温超電導機器を実現する製品としてエネルギー分野、医療や分析、産業機器などへの応用・展開が期待されています。当社はこの高温超電導線材の開発及び量産技術開発を精力的に進め、世界トップレベルの性能を実現しています。最近ではカーボンニュートラル実現のために欧米並びに国内でも高温超電導線材を用いたコンパクトなフュージョンエネルギー炉(核融合発電)の開発が計画されています。高温超電導線材はフュージョンエネルギー開発に必要なプラズマを強力な磁場で閉じ込め、制御するための高温超電導マグネットに用いられ、当社製品を採用したお客様より高い評価を得ています。これら高温超電導線材の需要増に対応するために約56億円の工場拡張投資を2025年度に決定し、今後、生産能力をさらに約2倍に拡大することを見込んでいます。今後も環境負荷の低減と持続可能なエネルギー供給の実現に向け、さらなるイノベーションを追求し、高温超電導の技術開発、事業化を通じてカーボンニュートラル社会の実現に向けて貢献してまいります。 (ファイバレーザ) 金属のマーキング、溶接、切断で使用されるレーザ加工機の市場では、従来の固体レーザから、ビーム品質が良く、かつ小型で電力変換効率が高いファイバレーザへの置き換えが進み、加工用途も拡大しています。固体レーザでは、レーザ光は空間を伝搬させていましたが、ファイバレーザではファイバで導光することによって、レーザ光の扱いが飛躍的に容易かつ安全となり、様々な加工機やバイオ分析、医療分野などへの応用が可能となりました。当社は、光通信用ファイバや光部品で培ったコア技術をベースにファイバレーザの研究開発に注力してきました。成長を続けている半導体市場においては、半導体製造装置メーカと共に各工程用途に最適化したパルスファイバレーザの開発を継続し、生成AIの急速な半導体需要拡大に対する生産性向上を支えています。またレーザ核融合の分野において、レーザ核融合エネルギーの社会実装を目指す国内スタートアップ株式会社EX-Fusionや米国スタートアップBlue Laser Fusion Inc.と連携し、将来ファイバレーザのレーザ核融合への適用も視野に入れ、パートナーシップを構築しています。今後も低消費電力かつ長寿命なファイバレーザ製品により、環境負荷低減及び持続可能な社会の実現に貢献していきます。 (急速充電) 政府が策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」により、今後拡大が見込まれる電気自動車の充電インフラの領域において、急速充電ケーブルコネクタの開発を行っています。電気自動車の台数増加や搭載されるバッテリの大容量化に伴い、充電時間短縮や充電渋滞解消を目的に定格出力90kW以上の急速充電器の設置が進んでいます。当社では、2023年に国内初となる定格150kWの液冷方式のケーブルコネクタを上市しました。現在は操作性と高出力を両立させる液冷方式のケーブルコネクタの開発に取り組んでおり、液冷ケーブルの太さを現行比21%減、ケーブル重量を現行比37%減、コネクタ重量は現行比25%減を目標としています。電気自動車の普及に歩調を合わせ、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。 2028年中期経営計画では、高温超電導線材、ファイバレーザ、次世代光ファイバを重点技術領域として位置づけ、フュージョンエネルギー実現に向けた次世代エネルギー技術と、データセンタや生成AIインフラを支える高度情報通信技術の開発を引き続き積極的に推進してまいります。 セグメント別の研究開発活動及びその成果は次のとおりで、当連結会計年度の連結研究開発費は168億円であります。 [情報通信事業部門] クラウドサービスの普及の他、生成AI技術の拡大による通信トラフィックの急増に伴い、光ファイバケーブルの需要が世界的に拡大しています。当社では、既存の通信インフラ設備を有効利用しながら経済的に光ファイバ網を構築する技術として、世界トップレベルの超細径・高密度な光ファイバケーブル「SWR®/WTC®」の技術を用いた様々な新製品を開発し上市しています。 2025年度は、データセンタ間、及びメトロネットワークでの旺盛な需要を背景に、世界最高の超多心光ファイバケーブルとなる「13824心WTC®」を新たに開発し販売を開始しました。従来のWTC®では、6912心が最多心でしたが、新製品では外径を40㎜以下に抑えたうえで、従来比2倍の心数を実現したことが高く評価され、日本経済新聞社主催の「2025年日経優秀製品・サービス賞」において「最優秀賞」を受賞しました。また、中長期に向けたSWR®/WTC®技術として、更なる細径光ファイバの適用、及び次世代光ファイバによる超高密度、低遅延化を実現する光ファイバケーブル開発を進めていきます。今後も既存インフラ網を効率的に活用できる細径高密度のSWR®/WTC®技術にて、高品質かつ革新的な技術開発を更に進め、高度情報化社会の実現に貢献していきます。 光コンポーネント市場においては、生成AI需要の継続的な拡大を背景に、データセンタ構築が世界的に加速する中、小型・細径の多心光コネクタ付きケーブルの需要が拡大しています。当社では、小型多心光コネクタとしてデータセンタで採用が進むMiniature Multi-Row Connector(MMC)用フェルールの増産を実施するとともに、MMC付きトランクケーブルにSWR®/WTC®を採用したデータセンタ向け製品を市場投入しました。今後、需要拡大が見込まれるMMC用フェルール及びMMC付きトランクケーブルのさらなる増産を進めます。併せて、データセンタ工期短縮に寄与する光コンポーネント製品の開発にも取り組みます。 通信用の光ファイバでは、生成AIの普及・拡大に伴うデータセンタ市場を中心とする需要増加に対応するため、光ファイバ・SWR®次世代工場の建設への投資を決定いたしました。革新的製造技術を持つ新規設備を導入することで、生産能力増強並びにコスト競争力の強化を図ってまいります。また、さらなる超細径・高密度な光ファイバケーブルの実現に向け、SWR®/WTC®に最適化された光ファイバを開発していきます。 データセンタ内の短距離伝送では、通信量の増大に伴う装置内消費電力の増加が課題となっており、その抑制策として電気配線を光配線に置き換えるCPO*に注目が集まっています。CPO向けには、当社の偏波面保持機能ファイバの採用が進み、2025年度にはCPO向け出荷が増加しています。今後も拡大する市場要求に応えるため、生産性向上及び低コスト化を実現する製造技術開発に注力していきます。さらに、通信用海底ケーブルの中継器に内蔵される光ファイバカプラについて、複数の部品を高密度に一体化する複合化モジュールの開発も進めてきました。光デバイス製品を通じ、今後もさらなる成長が期待される通信ネットワークの高度化・拡大に貢献していきます。* CPO(Co-Packaged Optics):光学部品と半導体チップ等を同一パッケージ内で高密度に実装する技術 また当社は、光ファイバケーブルの敷設工事で使用される光ファイバ融着接続機に加え、データセンタ用光機器の製造工場向け融着接続機も販売しています。2025年度には、主に生成AIデータセンタ構築に用いられる新型多心光ファイバ融着接続機を開発し、2026年度から販売を開始する予定です。新型多心光ファイバ融着接続機には、光ファイバをセットした際にV溝に載らなかった光ファイバを自動で整列させる「光ファイバ自動整列機能」を搭載しました。これにより、光ファイバのセットやり直しを削減し、作業効率を向上させます。さらに、融着接続前に左右の光ファイバ端面間隔を均一化する「端面間隔補正機能」により、従来機と比べて接続品質を向上させています。また、GPS機能を搭載し、接続検査結果を接続位置情報とともに記録することで、施工管理の効率化及びトレーサビリティの向上を実現しています。同年に開発した、長距離伝送に適した低損失光ファイバのコアを調心する新型コア調心光ファイバ融着接続機にも、作業時間短縮機能を搭載しています。今後も引き続き、光ファイバ融着接続の作業時間短縮と品質向上に貢献する製品を開発し、光ファイバ敷設の品質向上及び効率化に寄与してまいります。 なお、当セグメントに係る研究開発費は115億円であります。 [エレクトロニクス事業部門] 民生及び産業用の電子機器に使われるフレキシブル・プリント配線板(FPC)、コネクタ、メンブレン*、電子ワイヤ、センサ、ハードディスク、サーマル製品の開発を行っています。スマートフォンに代表されるモバイル機器は、情報通信速度の高速化や高機能化が進み、周辺機器との連携が強く要求されています。また、自動車の電動化、情報化、知能化が加速する中で、近年需要が増えている自動車用電子部品は、各種環境下での高い信頼性が要求されています。* メンブレン:銀などの金属インクを樹脂基板に印刷することにより形成した電子回路基板 (FPC事業) FPCについては、スマートフォンを中心とした電子機器の高密度化や高速伝送に対応するため、高精細回路、電気特性を向上させた多層基板の開発を進めています。また、車載用途として、バッテリ監視用途などの車両の電動化や、先端運転支援システム(ADAS)に対応する製品群の技術開発を進めています。加えて、医療、ウェアラブル用途などの特殊構造の製品開発にも取り組んでいます。 (コネクタ事業) コネクタについては、「小型・低背」「堅牢」「高速伝送」「作業性」「防水」をキーワードに、高機能化(高操作性、高強度、大電流、複合化など)した製品開発を推進しています。モバイル機器用途では、Board to Boardコネクタの小型・堅牢化や、バッテリ用コネクタ等の製品バラエティ拡充を進めています。産業機器用途では、NC工作機やロボット、半導体製造装置に対応した小型・防水・多芯の製品ラインナップ拡充を進めています。また5G関連の通信用途向けコネクタの開発や、自動車用途における自動車の情報化・知能化に対応すべく、高速通信用コネクタの開発に注力しています。 (電子部品事業) メンブレンについては、印刷回路の細線化技術や機能性ペースト技術を基盤に、従来のパソコン用途に加え、医療、ヘルスケアやロボティクスをはじめとする成長市場への展開を拡大しています。その中でも特に、ストレッチャブルメンブレン(伸縮性印刷回路)を応用したディスポーザブル電極や各種感圧センシング用途向け製品など、高付加価値製品の開発に注力しています。 電子ワイヤについては、エレクトロニクス市場での更なる高速、高容量データ伝送やモバイル機器で求められる高屈曲耐久を実現する極細同軸ケーブルアセンブリの開発を進めています。耐屈曲・捻回性を有する極細同軸ケーブル及び複合配線技術によるヒューマノイドロボット市場の開拓、極細同軸ケーブルの技術を応用したケーブル型圧電センサを通じて触覚センサ市場の開拓、ケーブルの細径化による内視鏡用途など医療市場の開拓に取り組んでいます。 センサについては、産業分野、医療分野で求められる、高精度な超微圧センサの研究開発に取り組んでいます。 サーマル製品については、生成AIや大規模データ解析に使われるCPU/GPUの高発熱化に対応するため、独自構造を持つ新型コールドプレート、3Dベーパーチャンバの高性能化に取り組んでいます。また、産業機器、電気自動車で使われるパワー半導体の高発熱化にはベーパーチャンバやヒートパイプ製品の大容量化に取り組んでいます。 なお、当セグメントに係る研究開発費は24億円であります。 [自動車事業部門] 自動車の高機能化に伴う電装品への小型軽量化のニーズに対応した細径・軽量電線や、半導体ヒューズや半導体リレーを内蔵した小型電源分配ボックス、CASEに代表される分野の技術革新に対応した新商品・新技術の開発を推進しています。 また、車載LANの高速化ニーズに対応した1G~10Gbpsの高速通信ハーネスや、10Gbps以上の超高速通信ハーネスの開発を推進しています。さらに、車両の電動化ニーズに対応した高電圧電源分配ボックスなどの開発、カーメーカーの車両開発期間短縮を実現するハーネス製造シミュレ
主要な設備の状況1,901字
2【主要な設備の状況】 当社グループ(当社及び連結子会社)における主要な設備は、以下のとおりであります。(1) 提出会社 (2026年3月31日現在)事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)リース資産その他合計佐倉事業所(千葉県佐倉市)情報通信事業部門光ファイバ製造設備14,9265,2112,477-5,04027,653677(488)(143)鈴鹿事業所(三重県鈴鹿市)情報通信事業部門光ファイバ製造設備714142--3271,18395(40)エネルギー事業部門ケーブル製造設備2,13323773-312,960-(311)(-)沼津事業所(静岡県沼津市)エネルギー事業部門ケーブル製造設備1,43822--2341,694-(-)本社他(東京都江東区)情報通信事業部門、エレクトロニクス事業部門、自動車事業部門、エネルギー事業部門本社他2,202375131362,429699(8)(115)不動産事業部門賃貸不動産33,8406032,72913117737,48022(87)(10) (2) 国内子会社 (2026年3月31日現在)会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)リース資産その他合計西日本電線㈱本社工場(大分県大分市)エネルギー事業部門ケーブル製造設備1,63558075952793,259242(114)(3)㈱フジクラ・ダイヤケーブル鈴鹿工場(三重県鈴鹿市)エネルギー事業部門ケーブル製造設備33867--1411,041137(12)熊谷工場(埼玉県熊谷市)エネルギー事業部門ケーブル製造設備36531--4160865(19)㈱フジクラプリントサーキット秋田工場(秋田県秋田市)エレクトロニクス事業部門プリント配線板製造設備1,1417690881252,257151(51)(150)㈱フジクラエナジーシステムズ本社工場(静岡県沼津市)エネルギー事業部門送電・メタルケーブル製造設備7389612-591,067146(89)(29) (3) 在外子会社 (2026年3月31日現在)社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)リース資産その他合計FujikuraElectronics(Thailand)Ltd.本社工場(タイ)エレクトロニクス事業部門プリント配線板製造設備8,4475,8111,6473922,41418,7115,217(341)(4,320)Fujikura Electronic Components (Thailand) Ltd.本社工場(タイ)エレクトロニクス事業部門電子部品製造設備1,7122,2558151481,2746,2033,053(103)(1,650)Fujikura Conec (THAILAND) LTD.本社工場(タイ)エレクトロニクス事業部門コネクタ製造設備1791,23615391,3332,911468(34)(150)藤倉烽火光電材料科技有限公司本社工場(中国)情報通信事業部門光ファイバ製造設備3,3376,006-423659,832157Fujikura Automotive Vietnam Ltd.本社工場(ベトナム)自動車事業部門ワイヤハーネス製造設備275768-1,004112,0582,912AFL Telecommunications LLC本社工場(米国)情報通信事業部門ケーブル、光部品製造設備28311,1969712,1548,70932,4382,071(2,217)(165)AFL Telecommunications Poland sp. z o.o.本社工場(ポーランド)情報通信事業部門ケーブル、光部品製造設備484614-1,3654382,902472(-)Fujikura Automotive Morocco Kenitra, S.A.S.本社工場(モロッコ)自動車事業部門ワイヤハーネス製造設備37398-1,0741711,6815,015(1,822) (注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具器具備品及び建設仮勘定の合計であります。2.従業員数の( )内は、平均臨時従業員数を外書しております。3.提出会社の土地については、事業所毎に主たるセグメントで表示しております。
監査の状況6,129字
(3)【監査の状況】①監査等委員会監査の状況 監査等委員は、有価証券報告書提出日現在4名体制としており、うち3名が社外取締役です。監査等委員会の活動の実効性確保のため、監査等委員は互選により常勤の監査等委員を置くこととしています。 常勤監査等委員である成毛幸二氏は、当社の経理部門や海外拠点において長年の事業及びグローバルな経験を有しております。監査等委員である山田保裕氏は、グローバル事業を展開する国内有数の総合商社において、事業及びガバナンス改善等の経験を有しております。監査等委員である田邊るみ子氏は、公認会計士としての業務に加え、複数の大手事業会社の経理・財務部門において枢要な地位にあった経験を有しております。監査等委員である中村明日香氏は、長年にわたる公認会計士としての業務に加え、会計専門家としてのアドバイザリー業務等の経験も有しております。いずれもガバナンス及び財務・会計について相当程度の知見を有しています。 監査等委員会は、年度当初に立案する監査基本方針及び監査計画に基づき、原則毎月開催され、報告と討議等を行うこととしています。当事業年度は合計20回開催し、1回あたりの所要時間は60分程度でした。年間を通じ次のような決議、報告、討議等がなされております。決議17件:監査報告書、監査等委員長の選定、選定監査等委員の選定、監査等委員会監査方針及び監査計画、会計監査人再任、会計監査人の報酬等の同意、会計監査人の解任または不再任の決定の方針、取締役の選任及び報酬に関する監査等委員会の意見 等報告47件:内部監査の計画及び監査結果、監査等委員会月次活動報告、内部通報実績 等討議19件:事業報告の討議、会計監査人候補者選定、諮問委員会討議経過聴取 等 当社では、常勤監査等委員が各種の事業遂行に関する経営判断を討議する重要な会議体へ出席し、意見を述べることができる体制を保証しており、かつ、監査等委員が執行責任者との定期的な意見交換の場を要求する機会も保証されております。 常勤監査等委員はじめ非常勤監査等委員は、そうした重要会議及び意見交換の機会や各事業部門、コーポレート部門及びグループ会社の重要書類の閲覧やグループ会社訪問、グループ会社経営陣との意見交換等を積極的に活用し、内部統制システムの整備、運用状況等の監視及び検証、取締役の法令・定款に適合した職務執行及び会社業務の適正性、各事業部門やコーポレート部門及びグループ会社の適法性及び妥当性について確認し、監査を実施しています。 会計監査人に対しては、年度当初に会計監査人から会計監査に係る監査計画を聴取、確認し、それに基づき期中の監査、期末の監査の結果について会計監査人から報告を受け、会計監査の内容・体制等についても、会計監査人と年間数回のディスカッションを行い、意見交換を適宜行うことで、会計監査人の相当性、会計監査人の監査の方法及び結果の相当性等を確認しております。 また、内部監査部門と原則月2回以上会合を開き、活動状況の報告を受け、必要に応じて、監査等委員会から内部監査部門に対し、監査要請をします。加えて、その他の内部統制部門とも必要に応じ、意見交換及び報告を受けるようにしています。 さらに、グループ会社の監査役とも意見交換の場を設け、情報の共有及び連携を図りながら、内部統制システムを活用した組織的監査を実施しております。 当社は監査等委員会を支援する監査等委員会室を設けて専任者を配置しています。なお、監査等委員会室は業務執行側からの独立性を有し、監査等委員会から直接の指示・命令の下、監査等委員会の支援を行います。 監査の実効性確保のため会計監査人及び内部監査部門との連携確保の場として三様監査協議会を原則四半期ごとに開催し、内部統制システムの運用状況やそれぞれの監査状況についての情報共有、不正リスクの低減に関する意見交換などを行っています。 当事業年度における、個々の監査等委員の出席状況については次のとおりです。役職氏名出席状況取締役常勤監査等委員成毛幸二全20回中20回社外取締役監査等委員花﨑浜子全7回中7回社外取締役監査等委員吉川恵治全7回中7回社外取締役監査等委員山口洋二全7回中7回社外取締役監査等委員目黒高三全7回中7回社外取締役監査等委員山田保裕全13回中13回社外取締役監査等委員田邊るみ子全13回中13回社外取締役監査等委員中村明日香全13回中13回 ②内部監査の状況a.組織、人員及び手続き 内部監査に従事する組織としては、監査対象部門等から独立した監査部を設置しており、有価証券報告書提出日現在7名が在籍しております。2026年4月1日より、独立性向上による内部監査の実効性強化のため、監査部を代表取締役社長CEO直下の組織から監査等委員会直下の組織に変更しております。 当社の2025年度の内部監査は、監査部が内部監査規程及び監査計画に従い、業務執行部門3部署及びグループ会社2社の計5件の業務監査を実施しております。 監査部は、監査品質のアシュアランスと改善のプログラムを作成・維持し、内部監査人協会(The Institute of Internal Auditors)が定める「グローバル内部監査基準」に準拠した内部監査を実施しております。準拠性については定期的自己評価及び外部評価を行っており、2025年度は外部機関によるアセスメントを実施しました。内部監査プロセスの改善等を通じて更なる内部統制の向上に努めております。 監査部長は、代表取締役社長CEO、監査等委員会及び監査対象の業務執行部門等に内部監査報告書を提出し、監査対象組織に対して指摘事項への回答その他問題点の是正を求め、実施状況を確認しており、取締役会には年度総括の報告及び内部監査計画の承認を受けております。また、金融商品取引法に基づく財務報告に係る内部統制の評価は代表取締役社長CEOの指示に基づき、監査部が実施しております。 b.監査等委員会及び会計監査人との連携状況1)監査部は監査等委員会直下の組織として、月2回以上の情報交換及び監査の実施状況等の報告を直接行っております。2)監査等委員会及び会計監査人との連携を図るために、四半期ごとに三様監査協議会を実施しております。 c.内部監査の実効性を確保するための取組 レポーティングラインについては、コーポレートガバナンス・コードを踏まえ、業務執行部門から独立し、代表取締役社長CEO及び監査等委員会の2つの報告経路を保持しております。 ③会計監査の状況a.監査法人の名称PwC Japan有限責任監査法人 b.継続監査期間63年間 上記継続監査期間において、当社は、1963年から2007年まで継続して旧石綱常雄会計事務所、旧監査法人中央会計事務所、旧中央新光監査法人、旧中央監査法人、旧中央青山監査法人及び旧みすず監査法人による監査を受けております。また、2008年3月期以降、継続してPwC Japan有限責任監査法人による監査を受けております。 なお、1963年以前については調査が著しく困難であったため、継続監査期間は上記の期間より前となる可能性があります。 c.業務を執行した公認会計士の氏名指定有限責任社員 業務執行社員 五代英紀、及川貴裕、櫻井良孝 d.監査業務に係る補助者の構成当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士8名、その他39名であります。 e.監査法人の選定方法と理由 監査等委員会規程により、会計監査人の再任・不再任の決定及び解任のための方針及び評価基準を定めております。 監査法人については、会計監査人の品質管理方針及びその体制、また日本公認会計士協会が実施した品質管理レビューにおける重大な指摘事項の有無等について、また監査チームについては、執行部門による監査チームに対する相当性の評価も踏まえ、独立性、職業的専門家としての能力、当社の事業内容の理解状況、連結子会社の監査を担当する会計監査人との連携状況等、総合的適格性判断結果等も勘案し、会計監査人としてPwC Japan有限責任監査法人の相当性につき監査等委員会で審議を行った結果、相当性に問題なしとの結論に至りました。 なお、会計監査人の解任又は不再任の方針として、会計監査人が会社法・公認会計士法等の法令に違反・抵触した場合、監査等委員全員の同意に基づき、解任することとしており、また当社の業容、連結グループを含む企業規模の変化、他の監査機関との円滑な提携等の観点から判断して当社の監査業務に重大な支障が生じまたはそのおそれがあると認めた場合、監査等委員会は「会計監査人の解任又は不再任」を株主総会に提案することとしております。 f.監査等委員会による監査法人の評価 監査等委員会は、監査法人に対して当委員会が定めた、会計監査人の評価基準に基づき評価を行っております。 監査法人については、同法人内の品質管理本部による監査現場における品質管理、品質管理のサポート及びモニタリングがなされており、また日本公認会計士協会による品質管理レビューにおいて、重要な不備事項のない実施結果であったこと等も勘案し、監査等委員会として評価しております。 監査チームについては、職業的倫理重視の意識や専門家としての能力及び懐疑心の保持・発揮状況等の観点から、監査責任者、担当者ともに計画的にローテーションが実施され独立性は確保されており、かつ継続専門研修プランに基づき、適時・適切に教育・訓練が実施され、一定の能力が常に維持されていること、加えて経営者等とのディスカッションを通して、当社の事業内容やリスク等を理解し、監査にあたっていることを確認し評価しております。 g.監査法人の異動 当社は、2026年6月26日開催予定の定時株主総会において、次のとおり会計監査人の選任を決議する予定であります。第178期(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)(連結・個別) PwC Japan有限責任監査法人第179期(自 2026年4月1日 至 2027年3月31日)(連結・個別) 有限責任監査法人トーマツ なお、当社が2026年5月20日に提出した臨時報告書及び2026年6月9日に提出した臨時報告書の訂正報告書に記載した事項は次のとおりであります。(1)当該異動に係る監査公認会計士等の名称・選任する監査公認会計士等の名称 有限責任監査法人トーマツ・退任する監査公認会計士等の名称 PwC Japan有限責任監査法人 (2)当該異動の年月日2026年6月26日(第178期定時株主総会開催予定日) (3)退任する監査公認会計士等が直近において監査公認会計士等となった年月日1963年以降 (4)退任する監査公認会計士等が直近3年間に作成した監査報告書等における意見等に関する事項該当事項はありません。 (5)当該異動の決定又は異動に至った理由及び経緯 当社の会計監査人であるPwC Japan有限責任監査法人は、2026年6月26日開催予定の第178期定時株主総会終結の時をもって任期満了となりますので、会計監査人として新たに有限責任監査法人トーマツを選任する議案の内容を決定したものであります。 (6)上記(5)の理由及び経緯に対する意見・退任する監査公認会計士等の意見 特段の意見はない旨の回答を得ております。 ・監査等委員会の意見 妥当であると判断しております。 ④監査報酬の内容等a.監査公認会計士等に対する報酬区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社1333144-連結子会社690730計20232160(前連結会計年度) 当社における非監査業務の内容は、社債発行に係るコンフォートレター作成業務であります。 また、連結子会社における非監査業務の内容は、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法第37条第1項の規定により、賦課金に係る特例の認定申請書に関する合意された手続であります。 (当連結会計年度) 連結子会社における非監査業務の内容は、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法第37条第1項の規定により、賦課金に係る特例の認定申請書に関する合意された手続であります。 b.監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬(a.を除く)区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社-30-35連結子会社4859147285計485121472120(前連結会計年度) 当社における非監査業務の内容は、税務関連業務であります。 また、連結子会社における非監査業務の内容は、税務関連業務等であります。 上記の他に、当社の非連結子会社が支払った又は支払うべき報酬があります。上記の金額に、当該非連結子会社に係る報酬を加えると、監査公認会計士等と同一のネットワークに対する、当連結会計年度の当社及び当社の子会社の監査証明業務に基づく報酬の額は488百万円、非監査業務に基づく報酬の額は129百万円になります。 (当連結会計年度) 当社における非監査業務の内容は、税務関連業務であります。 また、連結子会社における非監査業務の内容は、税務関連業務等であります。 上記の他に、当社の非連結子会社が支払った又は支払うべき報酬があります。上記の金額に、当該非連結子会社に係る報酬を加えると、監査公認会計士等と同一のネットワークに対する、当連結会計年度の当社及び当社の子会社の監査証明業務に基づく報酬の額は478百万円、非監査業務に基づく報酬の額は133百万円になります。 c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容(前連結会計年度) 該当事項はありません。 (当連結会計年度) 該当事項はありません。 d.監査報酬の決定方針 当社の監査公認会計士等に対する監査報酬の決定方針としましては、特段の定めはありませんが、業務執行部門において監査日数や当社の規模・業務の特性等の要素を勘案して適切に報酬の額を決定したうえで、会社法第399条に基づく監査等委員会の同意を得ております。 e.監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由 会計監査人の報酬等に対して、監査等委員会が、会社法第399条第1項及び第3項の同意をした理由は、日本監査役協
株式の保有状況2,414字
(5)【株式の保有状況】①投資株式の区分の基準及び考え方 当社の有価証券保有に関する基本方針として、当社は、原則として投資株式を保有しないこととしておりますが、当社が行う事業において、事業戦略上協力関係を結ぶ必要があり、かつ、当社の中長期的な企業価値向上に資する場合に限り、その企業の株式を純投資目的以外の投資株式(政策保有株式)として保有します。株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする純投資目的の投資株式については、保有しないこととしております。 ②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 当社が行う事業において、事業戦略上協力関係を結ぶ必要があり、かつ、当社の中長期的な企業価値向上に資する場合に限り、その企業の株式を政策保有株式として保有します。これら政策保有株式の保有の是非については、事業を行う各事業部門の投下資本の一部として位置づけ、上記保有方針に沿って適宜検証を行い、取締役会において決定します。保有しないこととした株式については、売却の進捗状況を取締役会に報告しています。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式471,168非上場株式以外の株式515,389 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式250・当社ファイバレーザ事業において、事業戦略上協力関係を結ぶ必要があり、かつ、当社の中長期的な企業価値向上に資すると判断したため。・当該株式を保有していた連結子会社を吸収合併したため。非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式348非上場株式以外の株式22,079 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(千株)株式数(千株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱しずおかフィナンシャルグループ3,0923,092当社において、事業戦略上協力関係を結ぶ必要があり、かつ、当社の中長期的な企業価値向上に資すると判断し保有しています。定量的な保有効果については取引先との秘密情報の判断により記載しませんが、上記方針に基づき十分な定量効果があると判断しています。有7,9235,018㈱三井住友フィナンシャルグループ914914当社において、事業戦略上協力関係を結ぶ必要があり、かつ、当社の中長期的な企業価値向上に資すると判断し保有しています。定量的な保有効果については取引先との秘密情報の判断により記載しませんが、上記方針に基づき十分な定量効果があると判断しています。無4,5733,467藤倉コンポジット㈱1,0001,000当社において、事業戦略上協力関係を結ぶ必要があり、かつ、当社の中長期的な企業価値向上に資すると判断し保有しています。定量的な保有効果については取引先との秘密情報の判断により記載しませんが、上記方針に基づき十分な定量効果があると判断しています。有2,3791,387㈱千葉銀行191191当社において、事業戦略上協力関係を結ぶ必要があり、かつ、当社の中長期的な企業価値向上に資すると判断し保有しています。定量的な保有効果については取引先との秘密情報の判断により記載しませんが、上記方針に基づき十分な定量効果があると判断しています。有381267三井住友トラストグループ㈱2753当社において、事業戦略上協力関係を結ぶ必要があり、かつ、当社の中長期的な企業価値向上に資すると判断し保有しています。定量的な保有効果については取引先との秘密情報の判断により記載しませんが、上記方針に基づき十分な定量効果があると判断しています。なお、当社の保有方針に照らし検証を行い、当事業年度において保有株式の一部を売却いたしました。無132198㈱七十七銀行-223当社の保有方針に照らして検証を行い、売却いたしました。有-1,060(注)「-」は、当該銘柄を保有していないことを示しております。 みなし保有株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(千株)株式数(千株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)因幡電機産業㈱402201当社エネルギー事業部門において、事業戦略上協力関係を結ぶ必要があり、かつ、当社の中長期的な企業価値向上に資すると判断し保有しています。定量的な保有効果については取引先との秘密情報の判断により記載しませんが、上記方針に基づき十分な定量効果があると判断しています。なお、議決権の行使を指図、処分する権限を有しています。取引先による株式分割のため、株式数が増加しております。有1,046765三井住友トラストグループ㈱100100当社において、事業戦略上協力関係を結ぶ必要があり、かつ、当社の中長期的な企業価値向上に資すると判断し保有しています。定量的な保有効果については取引先との秘密情報の判断により記載しませんが、上記方針に基づき十分な定量効果があると判断しています。なお、議決権の行使を指図、処分する権限を有しています。無490372(注)貸借対照表計上額の上位銘柄を選定する段階で、特定投資株式とみなし保有株式を合算しておりません。 ③保有目的が純投資目的である投資株式 該当事項はありません。
沿革1,604字
2【沿革】1910年3月藤倉電線護謨合名会社から電線部門を分離独立し、東京千駄ヶ谷に資本金50万円をもって藤倉電線株式会社を設立1923年1月本社・工場を現在地(江東区木場)に移転1949年5月東京証券取引所に上場1954年4月静岡県沼津市に沼津工場を開設1961年10月東京証券取引所市場区分設置(市場第一部、市場第二部)。東京証券取引所市場第一部上場となる1965年1月千葉県佐倉市に佐倉工場を開設1970年6月三重県鈴鹿市に鈴鹿工場を開設1984年8月タイに現地法人「Fujikura (Thailand) Ltd.」を設立1988年3月タイにコネクタ製造販売会社「DDK(Thailand)Ltd.」を設立1988年6月イギリスに現地法人「Fujikura Europe Ltd.」を設立1990年3月東京都江東区木場深川工場敷地の一部に本社ビル竣工1990年8月香港に電子関連製品の販売会社「Fujikura Hong Kong Ltd.」を設立1992年10月商号を藤倉電線株式会社から株式会社フジクラに変更1998年2月タイに地域統括会社「Fujikura Management Organization (Thailand) Ltd.」を設立2001年4月中国に電子材料の新会社「藤倉電子(上海)有限公司」を設立2003年1月旧深川工場跡地再開発でオフィス棟等がオープン2003年7月中国に統括営業会社「藤倉貿易(上海)有限公司」(現:藤倉(中国)有限公司)を設立2005年1月「株式会社ビスキャス」へ電力事業全般について営業譲渡を行い、古河電気工業株式会社との同事業に関する事業統合を完了2005年1月三菱電線工業株式会社との建設・電販事業の販売合弁会社「株式会社フジクラ・ダイヤケーブル」を設立2005年3月アメリカに情報通信及び自動車用電装品の製造販売会社「America Fujikura Ltd.」及び情報通信関連製品の製造販売会社「AFL Telecommunications LLC」を設立2008年6月スペインのワイヤハーネス製造会社を100%子会社化し、「Fujikura Automotive Europe S.A.U.」へ社名変更2009年5月「藤倉烽火光電材料科技有限公司」を設立2010年4月タイの子会社7社を統合し、「Fujikura Electronics (Thailand) Ltd.」を設立2013年4月米沢電線株式会社の電線事業を新会社(現:米沢電線株式会社)へ分割し、本体のワイヤハーネス事業をフジクラ電装株式会社へ商号変更2013年4月機構改革により社内カンパニー制を導入2015年12月America Fujikura Ltd.が米国に光接続用製品の製造・販売会社「AFL IG LLC」を設立2016年4月当社及び三菱電線工業株式会社の産業用電線事業全般に係る製造事業及び販売事業を株式会社フジクラ・ダイヤケーブルに統合2016年10月株式会社ビスキャスの再編に伴い、配電線・架空送電線事業を当社へ移管2017年6月監査等委員会設置会社に移行2021年4月組織改正によりカンパニー制を廃止2021年6月タイに電子部品製造会社「Fujikura Electronic Components (Thailand) Ltd.」を設立2022年3月フレキシブルプリント配線板の製造販売会社「株式会社フジクラプリントサーキット」を設立2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行2022年9月香港に電子関連製品の販売会社「藤倉香港貿易有限公司」を設立2022年11月AFL IG LLCをAFL Telecommunications LLCに吸収合併2024年4月導体事業を分割して株式会社フジクラ・ダイヤケーブルに承継し、銅電線製造販売事業を同社に集約
EDINETのXBRLから抽出した原文です(長文は先頭のみ)。全文はPDF・XBRLの原本をご確認ください。
TIMELY DISCLOSURE
適時開示(TDnet)
連結子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせその他 · 15:30
PDF2027年3月期第2四半期(中間期)及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ業績予想 · 14:00
PDF2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)決算短信 · 14:00
PDF従業員持株会向け譲渡制限付株式インセンティブとしての自己株式の処分に関するお知らせ自己株式 · 14:00
PDF譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ自己株式 · 14:30
PDF出典:東証 適時開示情報閲覧サービス(TDnet)。決算短信・業績予想の修正はEDINETには掲載されません。
PEERS
同業他社(非鉄金属・売上高順)
EDINET DOCUMENTS
提出書類
i
財務数値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」等をXBRL/CSVから決定論的に抽出した開示値です。各数値はEDINETの原本(PDF / XBRL / CSV)にそのまま遡れます。投資判断は原本をご確認ください。
公式EDINET ↗