A
AREホールディングス株式会社
EDINET CODE E21187
5,700億円売上高(FY2026)
13.7%ROE
37.5%自己資本比率
54財務健全性スコア
KEY METRICS
主要財務指標
FY2026の売上高は5,700億円(前年比+12.6%)。営業利益は371億円(営業利益率6.5%)、当期純利益は244億円。総資産6,154億円に対し自己資本比率は37.5%、ROEは13.7%。非鉄金属の中央値(ROE 13.7%)を上回る水準。営業キャッシュ・フローは-994億円の流出、現金及び現金同等物は103億円。従業員数は998人。
開示値を定型文に流し込んだ自動生成の概況です(LLM不使用)。株価(終値)3,810円2026-09-04
PER12.1倍
PBR1.42倍
配当利回り3.28%
時価総額(概算)3,274億円
株価はYahoo Financeの公開データによる参考値。PER・PBR・利回りは最新有報のEPS・BPS・配当との組み合わせ計算です。売上高5,700億円+12.6%
営業利益371億円+85.6%
当期純利益244億円+70.7%
総資産6,154億円
純資産2,306億円
営業利益率6.5%
ROE13.7%
自己資本比率37.5%
EPS315.5円
BPS2,682.6円
1株配当125円
配当性向39.6%
従業員数998人
INDUSTRY POSITION
業種内のポジション
ROE13.7%中央値 13.7%
営業利益率6.5%中央値 5.4%
自己資本比率37.5%中央値 52.0%
健全性スコア54.0点中央値 61.0点
帯は非鉄金属(22社)の下位25%〜上位25%、縦線が中央値、丸が当社の値です。
FINANCIAL HISTORY
業績推移
資産
負債・純資産
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | 総資産 | 純資産 | EPS | ROE | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2026 | 5,700億円 | 371億円 | 347億円 | 244億円 | 6,154億円 | 2,306億円 | 315.5 | 13.7% | 37.5% |
| FY2025 | 5,062億円 | 200億円 | 205億円 | 143億円 | 4,900億円 | 1,263億円 | 187.1 | 11.3% | 25.8% |
| FY2024 | 3,223億円 | — | 124億円 | 245億円 | 3,180億円 | 1,265億円 | 319.5 | 21.0% | 39.8% |
| FY2023 | 2,742億円 | — | 126億円 | 109億円 | 2,874億円 | — | 141.2 | 10.3% | 37.2% |
| FY2022 | 1,924億円 | 264億円 | 264億円 | 187億円 | 2,984億円 | 1,051億円 | 238.1 | 18.5% | 35.2% |
| FY2021 | 1,648億円 | 251億円 | 261億円 | 257億円 | 2,448億円 | 979億円 | 326.9 | 30.8% | 40.0% |
| FY2020 | 1,356億円 | — | 177億円 | 98億円 | 2,300億円 | 692億円 | 125.1 | 14.4% | 30.1% |
| FY2019 | 1,104億円 | — | 124億円 | 90億円 | 1,603億円 | — | 228.1 | 13.6% | 42.3% |
| FY2018 | 1,158億円 | — | 134億円 | 94億円 | 1,315億円 | — | 270.8 | 17.3% | 49.0% |
| FY2017 | 1,070億円 | — | 79億円 | -12億円 | 890億円 | 436億円 | -37.2 | -2.6% | 49.3% |
| FY2016 | 1,185億円 | — | 85億円 | 29億円 | 1,016億円 | 513億円 | 87.5 | 5.8% | 49.1% |
営業CF-994億円
投資CF-3億円
財務CF919億円
現金及び現金同等物103億円
MAJOR SHAREHOLDERS
大株主
| 順位 | 氏名・名称 | 持株比率 |
|---|---|---|
| 1 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 14.6% |
| 2 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 6.0% |
| 3 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部) | 2.3% |
| 4 | J.P. MORGAN BANK LUXEMBOURG S.A. 384513(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部) | 2.2% |
| 5 | 寺山 満春 | 2.1% |
| 6 | ㈱日本カストディ銀行(信託口4) | 1.8% |
| 7 | 寺山 正道 | 1.6% |
| 8 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部) | 1.5% |
| 9 | EUROCLEAR BANK S.A./N.V.(常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行) | 1.4% |
| 10 | CEPLUX-ERSTE GROUP BANK AG (UCITS CLIENTS)(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.3% |
INTERIM RESULTS
中間期の業績(半期報告書)
| 中間期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 営業利益率 | 自己資本比率 | EPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2026中間(〜2025-09-30) | 2,382億円 | 153億円 | 139億円 | 108億円 | 6.4% | 19.8% | 141.6 |
| FY2025中間(〜2024-09-30) | 2,404億円 | 83億円 | 84億円 | 66億円 | 3.5% | — | 86.4 |
| FY2024中間 | 1,442億円 | 57億円 | 59億円 | 53億円 | 4.0% | — | 68.6 |
半期報告書「主要な経営指標等の推移」からの抽出値です。中間期の利益は通期の約半分に相当するため、年度データとの単純比較はできません。
HUMAN CAPITAL
人的資本
平均年齢42歳
平均年間給与796万円
平均勤続年数2年
管理職に占める女性比率29.1%
男女の賃金の差異(全労働者)85.2%
男女の賃金の差異(正規雇用)80.6%
提出会社(単体)ベースの開示値です。
ANNUAL REPORT TEXT
有報本文
事業の内容992字
3【事業の内容】当社グループは、純粋持株会社であるAREホールディングス株式会社(当社)とアサヒプリテック株式会社、アサヒメタルファイン株式会社、他連結子会社9社と持分法適用会社で構成されており、次のとおり、貴金属事業及び環境保全事業を主たる事業としております。 (1) 貴金属事業貴金属事業は、貴金属含有スクラップ等から、金・銀・パラジウム・プラチナ・ロジウム等の貴金属・希少金属をリサイクルし、販売することを主たる業務としております。アサヒプリテック株式会社及びアサヒメタルファイン株式会社は国内において、電子材料分野、歯科材料分野、宝飾流通・製造分野、自動車触媒分野から集荷した貴金属・希少金属含有スクラップを、各地の工場で回収・分離・精錬し、高純度の地金製品等として、商社、宝飾メーカー、半導体・電子部品メーカー等に販売する事業、半導体・電子部品メーカー等で使用される製造機械装置の部品について貴金属剥離及び精密洗浄事業を行っております。海外では、アメリカ合衆国においてはAsahi Refining USA Inc.が、カナダにおいてはAsahi Refining Canada Ltd.が、金・銀を中心とした貴金属の精錬・加工事業を行っております。また、Asahi Depository LLCはアメリカ合衆国において貴金属倉庫業を行っております。また、ASAHI G&S SDN.BHD.がマレーシア・シンガポール地域において、韓国アサヒプリテック株式会社が韓国において、Asahi Pretec (Thailand) Co., Ltd.がタイにおいて、Asahi Pretec India Private Limitedがインドにおいて貴金属リサイクル事業を推進しております。 (2) 環境保全事業環境保全事業は、産業廃棄物の収集運搬及び中間処理を主たる業務としております。ウェイストシステムジャパン株式会社は、環境保全事業に関する持株会社として運営されております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等1,375字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針当社グループは、貴金属事業及び環境保全事業の拡大により発展を遂げ、環境と社会をつなぐ循環経済の担い手として、今後も社会貢献することで発展し続けていくことを目指しております。また、その過程においては、安定的な利益の確保と持続的な成長の維持との均衡を重視しており、これらを通して企業価値を高め、長期に亘って顧客、株主、従業員を含むすべてのステークホルダーの期待に応えることを基本方針としております。 (2)経営戦略等当社グループは、2030年に向けた中長期ビジョンにおいて、ありたい姿を「環境と社会をつなぐ循環経済の担い手となる」とし、「地球環境に配慮した資源循環の推進」「脱炭素思考のウェイストマネジメント」をミッションに掲げています。社会の課題を解決する事が当社グループの価値を高めると考え、「収益性を高める事業基盤強化」「貴金属事業の新分野開拓」「一層のグローバリゼーション推進」「事業発展を支える人材形成」「バランスシートの最適化」の5つの戦略主題を定め、取り組みを推進しています。また連結営業利益と親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE)を特に重要な経営指標と考えております。 (3)経営環境当連結会計年度におけるわが国経済は緩やかな拡大を続けましたが、中東情勢の影響による原油価格上昇やインフレ圧力の高まりにより、世界経済の先行きに対する不透明感が高まりました。このような経営環境を踏まえながら、当社グループは持続的な利益成長と企業価値の向上に向けた取り組みを一層強化してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題① 貴金属事業セグメント〔貴金属リサイクル事業〕○坂東工場を土台として、AI関連の電子・半導体をはじめとする成長市場に対応する。○白金族回収の技術開発を強化し、触媒・医農薬・水素分野等において事業を拡大する。○アジア地域における工場建設および営業強化により、国際的に貴金属回収量を拡大する。○グリーンメタルの販売を拡大し、貴金属リサイクル事業の収益性を高める。○リテール分野における貴金属販売量を拡大する。○「責任ある貴金属管理」の適切な運用により、貴金属取引におけるリスクを抑制する。〔北米精錬事業〕○北米精錬設備を増強し、生産効率を一層高める。○精錬原料の入荷量を増やすとともに、精錬取引条件を最適化する。○倉庫事業やトレーディング事業などの成長を加速する。 ② 環境保全事業セグメント○持分法適用会社の事業を通じて、循環型社会形成に資する発展を支援する。 (5)内部管理体制の整備・運用状況① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方及びその施策の実施状況当該事項につきましては、コーポレート・ガバナンスに関する報告書に記載しております。② 内部管理体制の充実に向けた取り組みの最近1年間における実施状況当社グループ内で「内部統制推進会議」を組織し、内部統制のためのルールについて運用状況を確認・評価するなど、内部統制強化のための継続的な活動を行っております。
事業等のリスク6,634字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性のある主なリスクには、以下のようなものがあります。これらは投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項と考えておりますが、記載した項目は当社グループが当該有価証券報告書提出日現在で認識しているものに限られており、全てのリスクが網羅されているわけではありません。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。当社グループは、事業活動上のリスクの把握・評価および対策を実施する体制として、監査等委員会の監督下に内部監査部門を設置してガバナンス強化に努めるとともに、内部統制推進会議や安全推進会議を定期的に開催して、コンプライアンスおよび安全体制を確立するなど、事業を取り巻く様々なリスクに対して適切な管理を行い、リスクの顕在化の未然防止を図っております。 (1)貴金属相場および為替相場について当社グループの「貴金属事業」における主力製品である貴金属および希少金属は、国際市場で取引されており、その価格は、国際的または地域的な需給、政治経済社会動向、為替相場、金融政策等、世界のさまざまな要因により変動しております。このため、当社グループは基本的に先渡取引等を通して貴金属価格をヘッジしていますが、ロジウムは流動性に乏しくヘッジ手段が限られているため、他の手段も活用しながら、リスクの軽減に取り組んでおります。また、主要な貴金属価格の変動状況等について適時経営陣に報告しております。貴金属相場および為替相場の変動の幅、先渡取引の市場環境等により、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (2)法規制について当社グループが事業展開している国および地域においては、事業の許可、輸出入・輸送規制、商取引、労働、租税、知的財産権、環境保全等のさまざまな法規制の適用を受けております。当社グループは、コンプライアンス重視の姿勢の下、全事業領域に関連する法改正情報を一元管理して現場へ周知徹底する仕組を構築し、法規制および社会的ルールの遵守を徹底しておりますが、万一、これらの法規制および社会的ルールが遵守できなかった場合や、各国政府による環境・気候変動対策等に係る新たな規制導入・基準強化を含め法規制および社会的ルールの変化によって事業が制約を受ける等の事態が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (3)経済変動について当社グループの2つの事業セグメントである「貴金属事業」「環境保全事業」の取引業界のひとつである製造業に関しては、日本のみならずさまざまな国や地域の経済状況の影響を受けます。景気後退等に伴ってそれらの業界の需要が減少した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。また、貴金属リサイクル事業は、エレクトロニクス関連機器や自動車等の最終製品に含まれる貴金属をリサイクルしていることから、消費動向の影響を受けるため、一般消費水準の減退による個人消費の落ち込み等が当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。さらに、貴金属事業における原材料の調達、前渡し取引、成長投資およびM&A等に伴い、資金需要が増加する可能性があります。当社グループは資金調達手段の多様化に取り組んでおりますが、世界的な貴金属需給の逼迫や、国内外の金利上昇、金融市場の混乱、金融機関の与信姿勢の変化等により、必要な資金を機動的かつ有利な条件で調達できない場合や、調達コストが増加した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (4)事業環境について当社グループの2つの事業セグメントである「貴金属事業」「環境保全事業」は、事業分野毎の関連する法規制や許認可等の変更により顧客ニーズが大きく変化する可能性や、顧客企業の海外移転が想定以上に進展する可能性があります。また、業界再編等により事業環境が大きく変化する可能性もあります。加えて、当社グループでは、新事業・新分野への挑戦を進めており、事業の実施にあたっては執行会議等で十分な検討を行い、必要に応じてリスク管理体制を講じていますが、事業環境が想定と異なった場合等にはリスクが顕在化する可能性があります。さらに、地政学的緊張の高まりや各国の経済安全保障政策に伴う戦略物資の輸出入規制強化等により、当社グループおよび顧客企業のサプライチェーンやコンプライアンス上の取り扱いに予期せぬ混乱が生じ、事業環境が変化するリスクもあります。これらの要因により当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (5)競合との競争激化について当社グループの2つの事業セグメントである「貴金属事業」「環境保全事業」は、事業分野毎にさまざまな企業と競合しております。グループ各社は、営業努力をはじめ、技術・製品面やコスト対応面等での取り組みにより、顧客ニーズに的確にお応えすることで、競争優位性を確保すべく努力を続けておりますが、競合他社との競争の激化により、各社の製品・サービスが厳しい価格競争にさらされる可能性があります。その結果によっては、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (6)海外事業展開について当社グループは、海外事業の拡大を成長戦略の一つとして、北米・アジア等の国および地域において事業展開しておりますが、関税制度の変更を含む事業に不利な政治または経済的事象の発生、労働環境の違いによる労働争議等の発生、現地での適切な人材確保の不確実性、紛争・テロその他の要因による社会的混乱の可能性、ビジネスインフラ未整備による当該国および地域当局からの不当な介入等のリスクが内在しております。また、国際的な緊張の高まりに伴う各国政策・規制(制裁措置や輸出入管理の強化等)の変化や、グローバルな物流網の混乱も、現地事業の継続に影響を及ぼす可能性があります。北米精錬事業においては精錬を土台とした貴金属倉庫業や付加価値サービスを拡大しており、その中にはトレーディングや融資等も含まれています。事業の実施の際には十分なリスク分析を行うとともに、リスク管理部門の関与や取締役会等で議論を行う等、十分な管理体制を講じていますが、経済環境や取引先の信用状況が悪化した場合は、リスクが顕在化する可能性があります。これらの事態が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (7)企業買収について当社グループは、これまで企業買収によって事業内容および事業規模の拡大を図ってきており、今後も当社グループのさらなる成長に資する案件に対して前向きに取り組んで行く予定です。対象事業および企業との統合効果を最大限に高めるために、当社グループの事業戦略やオペレーションとの統合・融合を図っておりますが、人材や資産の統合等が想定通り進まなかった場合には、期待した統合・融合効果をあげられず、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (8)のれん・固定資産の減損について当社グループは、企業買収の際に生じたのれんや、事業用のさまざまな有形固定資産および無形資産を計上しております。買収時は、財務、法務、人事、設備等の観点から十分な調査を実施しておりますが、買収した企業や事業が、市場環境の変化等によって当初予定した業績を上げられず、経営成績や収益性が著しく悪化した場合、これらの資産の減損が発生する可能性があります。そのような場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (9)自然災害・感染症について大規模な地震・台風等の自然災害や新たな感染症の発生等によって、当社グループの生産・物流・販売および情報管理関連施設等の拠点に甚大な被害が発生する可能性があります。当社グループでは、事業継続マネジメント(BCM)の構築、水害対策、防災訓練、社員安否確認システムの構築等の対策を講じておりますが、これらは自然災害や未知の感染症等による被害を完全に排除できるものではなく、発生した場合には当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (10)安全衛生について当社グループは、労働災害や設備事故等の撲滅に向けて、経営陣も参加する「安全推進会議」を開催し必要な措置を講じる等、安全管理体制の強化ならびに定期的な災害・事故防止活動を行っておりますが、これらの発生を完全に防止または軽減できる保証はありませんので、重大な労働災害や設備事故等が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (11)人材について当社グループの中長期的な成長は、多様な従業員一人ひとりが人を大切にして協力しあい、自ら考えながら、活き活きと挑戦し、革新を追い求めることで、組織全体の生産性が最大化することにより達成されると考えます。この考えのもと、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの推進や健康経営を基盤に据え、多様な人材がそれぞれ自分らしく仕事と生活全体との調和を図りながら働ける環境整備に取り組んでいます。具体的には、障がい者雇用推進、女性活躍推進、週休3日モデルといった働き方改革、中長期的に中核人材を獲得するための採用活動や種々の人材育成プログラムを実施しています。しかしながら、事業展開のスピードが増し、優秀な人材の確保や必要な戦力の整備が適切なタイミングで実施できない場合、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (12)研究開発について当社グループは、貴金属のリサイクルを効果的に行うため、独自のプロセス技術開発と分析技術開発を進めております。しかしながら、これら新技術の研究開発は、市場環境の変化、競合状況、開発成果の事業化の成否等、さまざまな影響を受けることから、研究開発に要した費用の回収等について不確実性が高いと考えられます。そのため、当初想定した研究開発成果が上がらない場合、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (13)重要な知的財産権について当社グループは、事業展開にとって重要な知的財産権を保護すべく、適切な管理を行っております。しかしながら、予期せぬ事態により外部に流出する可能性があるほか、特定の地域においてはこれらの知的財産権を完全に保護することが困難なことがあります。その結果、第三者による当社グループの知的財産権を使用した類似製品・サービスの製造・販売等を効果的に防止できない可能性があります。さらに、当社グループが将来に向けて開発している製品・技術が、意図せず第三者の知的財産権等を侵害してしまう場合や、従業員との関係において、職務発明の帰属や対価をめぐり係争となる可能性もあります。それらの結果によっては、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (14)製品品質保証・製造物責任について当社グループは、品質保証部門が中心となり、お客様により安心・満足していただける製品を提供するためにISO9001を取得し、品質マネジメントシステムの継続的改善・品質の維持向上に努める等、製品の品質保証体制に万全を期しておりますが、当社グループの生産した製品に起因する損害が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (15)環境保護について当社グループは、「環境方針」に基づいて「全社環境目標(年間計画)」を策定し、各拠点に環境委員会を設置して、環境法規制の遵守、計画の見直し、環境教育等を審議し経営層に報告する等、地球環境保護に向けたさまざまな取り組みを継続しております。しかしながら、環境汚染等の環境に関するリスクを完全に防止または軽減できる保証はないため、当社グループに起因する重大な環境汚染等が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (16)気候変動について国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)において「パリ協定」が採択、各国で批准されたのを機に、気候変動や地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの削減を目的とした取り組みが世界的に進められております。当社グループにおいても、気候変動への取り組みを事業マテリアリティの一つとして、2030年までにCO2排出量を2023年比42%削減する目標を掲げ、削減に努めています。また2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを宣言するとともに、CO2排出量(Scope1、2および3)を計測し第三者による検証を受けています。加えて、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に賛同し、同提言に沿った開示および対応を実施しています。その結果、将来的な気候変動が与える影響の、移行リスクとして炭素税を含むカーボンプライシング制度が導入された場合や、物理リスクとして異常気象により自然災害が激甚化し、当社グループの設備等に甚大な影響を及ぼし、事業活動が長期間にわたって停止した場合は、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (17)情報セキュリティについて当社グループが利用しているパソコンやタブレット端末等には、最大限のセキュリティ対策を講じており、これらの導入や運用に際しては、システムトラブルや情報の盗難・紛失が発生しないよう、情報セキュリティ対策を実施するとともに、情報リテラシー向上を目的とした社員教育を定期的に行っております。しかしながら、高度化・巧妙化するサイバー攻撃によるコンピュータウイルスへの感染やハッキング、ソフトウエアの不備等によるシステム障害が発生した場合には、重要データの破壊・改ざんや漏洩、生産・業務の中断等の不測の事態が生じる可能性があります。また、生成AI等の新たなデジタル技術の活用に起因して、社内の機密情報が意図せず外部に送信される可能性や、AIの誤った出力に基づく判断ミスが生じることにより、機密情報の漏洩や誤情報の発信等による社会的信用の低下といった不測の事態が発生する可能性があります。これらの事象が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (18)訴訟・その他の法的手続きについて当社グループが国内および海外で事業展開する上で、訴訟その他の法的手続きの対象になる可能性があり、当社グループにおいてすでに発生している、または発生のおそれのある重大な訴訟案件等については、適宜モニタリングを実施するとともに、必要に応じて対策を講じております。しかしながら、当社グループがその当事者となった場合には、多額の損害賠償金等が発生する可能性があり、その結果、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (19)責任ある貴金属管理について当社グループは、貴金属サプライチェーンにおける法令遵守、人権・労働への配慮、安全衛生、環境保全、公正な取引等の社会的責任を果たすため、国際的なガイダンスに準拠した責任ある貴金属管理体制を構築し、第三者機関による監査を実施、認証を取得・維持しています。しかしながら、サプライチェーン上で人権侵害、資金洗浄、テロリズムへの資金供与、贈収賄、不正取引、経済制裁違反等の重大なコンプライアンス上の問題が発生または判明した場合、あるいは関連する法令・規制や認証基準の強化・改定に適切に対応できない場合には、認証の維持や取引継続に支障を来す可能性があります。これらの事象が生じた場合、社会的信用の低下を通じて、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析5,009字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)業績等の概要① 業績 売上収益(百万円)営業利益(百万円)税引前利益(百万円)親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)基本的1株当たり当期利益(円)当連結会計年度569,99237,08834,70624,441315.49前連結会計年度506,21119,98420,48314,319187.13増減率(%)12.685.669.470.768.6 貴金属リサイクル事業の営業利益は前期比で増加しました。宝飾分野では、取引毎の採算性向上の取り組みにより、金の回収量は前期比で減少しましたが、営業利益は前期比で増加しました。デンタル分野では、回収量は前期比で減少しましたが、費用構造の改善などにより、営業利益は前期比で増加しました。電子分野では、回収量は前期と同水準でありましたが、貴金属価格の影響などにより、営業利益は前期比で増加しました。触媒分野では、回収量は前期と同水準でありましたが、営業利益は前期比で減少しました。また、価格プレミアムを付けたリサイクル貴金属の販売量およびリテール向けの貴金属製品の販売量は前期比で増加しました。 北米精錬関連事業の営業利益は前期比で増加しました。精錬分野では、金銀の原材料の入荷量が前期比で増加し、営業利益は前期比で増加しました。加えて、北米地域最大の精錬規模を活かしながら、米国の通商政策や世界の金融情勢の変化に伴う金銀需給の変動に適切に対処した結果、製品分野、倉庫分野、トレーディング分野のいずれにおいても営業利益は前期比で増加しました。 これらの結果、貴金属事業セグメントの営業利益は前期比で大幅に増加しました。また、環境保全事業セグメントの持分法投資損益は前期と同水準でありました。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上収益569,992百万円(前年同期比63,781百万円増、12.6%増)、営業利益37,088百万円(前年同期比17,103百万円増、85.6%増)、税引前利益34,706百万円(前年同期比14,223百万円増、69.4%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益24,441百万円(前年同期比10,121百万円増、70.7%増)となりました。セグメント別の売上収益は、貴金属事業が569,863百万円(前年同期比63,733百万円増、12.6%増)となりました。 セグメントの業績は次のとおりです。 売上収益セグメント利益(営業利益)前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減率(%)前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減率(%)貴金属事業506,130569,86312.618,33935,42493.2環境保全事業---1,9191,845△3.8計506,130569,86312.620,25837,27084.0その他8012960.1△273△181-合計506,211569,99212.619,98437,08885.6調整額------連結506,211569,99212.619,98437,08885.6 ② 財政状態の状況 前期末(百万円)当期末(百万円)増減(百万円)増減率(%)資産合計490,037615,388125,35125.6資本合計126,349230,555104,20682.5親会社所有者帰属持分比率25.8%37.5%+11.7ポイント- 当連結会計年度末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ125,351百万円増加し、615,388百万円となりました。これは主に、営業債権及びその他の債権が10,996百万円、棚卸資産が71,236百万円、その他の金融資産(流動)及び金融資産(非流動)が44,088百万円増加したことによるものです。負債につきましては、前連結会計年度末に比べ21,144百万円増加し、384,833百万円となりました。これは主に、社債及び借入金が106,659百万円減少した一方、営業債務及びその他の債務が86,869百万円、その他の金融負債が14,967百万円、繰延税金負債が16,482百万円増加したことによるものです。資本につきましては、前連結会計年度末に比べ104,206百万円増加し、230,555百万円となりました。これは主に、当期包括利益による増加80,352百万円、新株の発行24,141百万円、自己株式の処分7,286百万円、剰余金の配当による減少7,662百万円によるものであります。以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は前連結会計年度末の25.8%から37.5%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減(百万円)営業活動によるキャッシュ・フロー14,685△99,385△114,071投資活動によるキャッシュ・フロー250△349△599財務活動によるキャッシュ・フロー△6,20791,87898,086現金及び現金同等物期末残高17,55510,336△7,219 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より7,219百万円減少し、10,336百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度において営業活動の結果使用した資金は99,385百万円(前年同期は14,685百万円の獲得)となりました。これは主に、税引前利益34,706百万円(前年同期比69.4%増)、減価償却費及び償却費2,978百万円(前年同期比7.7%増)、棚卸資産の増加額71,191百万円(前年同期比312.9%増)、営業債権及びその他の債権の減少額46,295百万円(前連結会計年度は183,858百万円の増加)、営業債務及びその他の債務等の減少額110,263百万円(前連結会計年度は178,214百万円の増加)、法人所得税の支払額6,480百万円(前年同期比31.8%増)によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は349百万円(前連結会計年度は250百万円の獲得)となりました。これは主に、貸付金の回収による収入9,065百万円(前年同期比53.0%減)があった一方、有形固定資産の取得による支出8,335百万円(前年同期比12.3%増)、その他の支出2,493百万円等があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度において財務活動の結果獲得した資金は91,878百万円(前連結会計年度は6,207百万円の使用)となりました。これは主に、長短借入金の純増加額59,917百万円(前連結会計年度は6,072百万円の増加)、社債の発行による収入39,833百万円、配当金の支払額7,662百万円(前年同期比17.7%増)によるものであります。 (2)生産、受注及び販売の実績当社グループの生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても、その容量、構造、形式等は必ずしも一様ではなく、また受注生産形態をとらない製品も多く、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。このため生産、受注の実績については、「(1)業績等の概要 ① 業績」におけるセグメントの業績に関連付けて示しております。 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)貴金属事業569,863112.6環境保全事業--その他129160.1合計569,992112.6(注)1.最近2連結会計年度の主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。2.セグメント間の取引については相殺消去しております。相手先前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)Varinor SA147,32129.1222,28939.0三井物産㈱164,60332.5--3.当連結会計年度の三井物産㈱に対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満のため記載を省略しております。 (3)経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析文中の将来に関する事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析 当社グループは、戦略遂行の成果を、連結売上収益、連結営業利益、株主資本当期利益率(ROE)、自己資本比率の4つの経営目標でモニタリングしております。 当連結会計年度の売上収益は569,992百万円(前年同期比12.6%増)、営業利益は37,088百万円(前年同期比85.6%増)、税引前利益は34,706百万円(前年同期比69.4%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は24,441百万円(前年同期比70.7%増)となりました。当社が経営効率化の指標としている株主資本当期利益率(ROE)は13.7%(前年同期比2.4ポイント増加)、自己資本比率は37.5%(前年同期比11.7ポイント増加)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る状況(ⅰ)キャッシュ・フロー「(1)業績等の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (ⅱ)財務政策当社グループは事業成長と資本効率を意識した経営を推進しており、安定的なキャッシュ創出力を基盤に財務健全性を維持しつつ「成長投資」と「株主還元」を両立させることを基本方針としています。この基本方針のもと、持続的な利益成長によってキャッシュ・フローを創出し、資本効率の向上と財務ガバナンスの強化を通じて、財務面からグループ全体の企業価値の向上に努めていきます。 (ⅲ)資金需要当社グループの運転資金需要のうち主なものは、貴金属事業における原材料の購入、製造経費、販売費および一般管理費等の営業費用によるものです。営業費用の主なものは人件費および減価償却費です。当社グループの研究開発費は様々な営業費用の一部として計上されていますが、研究開発に携わる従業員の人件費が研究開発費の主要な部分を占めています。また、当社グループの投資資金需要のうち主なものは、主力の製造拠点である国内工場および北米拠点の工場を中心とした生産効率向上のための設備投資です。将来の成長に向けた戦略的な資金需要に対して、財務基盤の安定と資本効率の向上を両立させながら積極的に対応する方針です。 (ⅳ)資金調達当社グループの運転資金および設備投資資金は、主として営業活動で得られた資金により充当し、必要に応じて金融機関からの借入や社債による資金調達を実施しています。これらの借入金および社債について、営業活動から得られるキャッシュ・フローによって十分に完済できるとともに、引き続き今後の成長に必要となる資金を適切に調達することが可能であると考えています。なお、当社グループは、現在取引している金融機関と良好な関係を築いております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定によりIFRS会計基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」及び同「4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載しております。
サステナビリティに関する考え方及び取組6,146字
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループは「この手で守る自然と資源」をグループ共通のパーパスとして掲げ、長きにわたり事業活動を展開してきました。当社の事業活動はサステナビリティ貢献そのものであり、事業の成長が社会的課題の解決につながっています。持続可能な社会の実現を目指し、当社が優先的に解決に向けて取り組むべき社会的課題に対して、テーマおよび目標を設定し、その達成に向けて積極的に取り組んでいます。 ①ガバナンス 当社グループは、サステナビリティを経営上の重要事項と位置づけ、グループ全体での推進体制としてサステナビリティ委員会を設置しています。サステナビリティ委員会は代表取締役社長(CEO)を委員長とし、グループ会社の社長ならびに技術部門・管理部門の責任者で構成されています。 同委員会は、当社グループのパーパスである「この手で守る自然と資源」に基づき、持続可能な社会の実現に向けて優先的に取り組むべき課題(SDGs重点テーマ)を審議・承認するとともに、当該テーマに関連するリスクおよび機会、指標と目標の設定について、中長期的な視点から監督を行っています。 また、サステナビリティ委員会の下部組織として、ダイバーシティ&インクルージョン分科会および気候変動分科会を設置し、SDGs重点テーマごとの具体的な施策の検討、進捗管理および実績評価を行っています。各分科会での検討結果は、四半期ごとに開催されるサステナビリティ委員会へ報告・付議され、改善策や今後の対応方針について審議されています。 取締役会は、サステナビリティ委員会からの報告を受け、重要事項についての意思決定を行うとともに、社外取締役を中心とした多様な視点からの意見を踏まえ、サステナビリティ推進体制全体を監督しています。 当連結会計年度 サステナビリティ委員会・取締役会審議事項開催年月審議事項2025年6月・SDGs重点テーマの目標レビューと2024年度実績確認・2025年度のサステナビリティ活動進捗確認と今後の取組内容検討2025年9月・D&I活動進捗確認と今後の取組内容検討2025年12月・2025年度上期SDGs重点テーマの実績進捗確認・新工場(坂東)の環境効果レビュー2026年3月・2026年度のサステナビリティ活動内容検討 ②リスク管理 当社グループでは、サステナビリティに関連するリスクおよび機会について、全社的なリスク管理プロセスの中に組み込み、体系的に管理しています。 まず、サステナビリティに関する重要なリスクと機会については、サステナビリティ委員会および各分科会を通じて評価・識別されています。各分科会において、SDGs重点テーマに関連するリスクおよび機会の内容、顕在化の可能性、事業への影響度について定期的に評価を行い、その結果をサステナビリティ委員会で継続的に審議しています。これらのサステナビリティ関連リスクは、サステナビリティ委員会での審議を経たうえで、グループリスク管理部門に共有され、取締役会の監督のもとで運用される全社的なリスク管理プロセスへと反映されます。全社的なリスク管理体制においては、代表取締役社長(CEO)、グループ会社の社長およびグループリスク管理部門が中心となり、リスクの網羅的な把握、評価、識別および低減策の検討を行っています。 特に気候変動に関するリスクについては、TCFD提言を踏まえ、2030年および2050年を見据えたシナリオ分析を実施し、移行リスクおよび物理リスクの両面から事業への影響を評価しています。 ③戦略 当社グループは、事業活動そのものがサステナビリティへの貢献であり、事業成長が社会的課題の解決につながるとの考えのもと、優先的に取り組むべき課題としてSDGs重点テーマを設定しています。 SDGs重点テーマは、事業マテリアリティおよび人材育成・SDGsへの貢献の観点から計5つのテーマで構成されており、それぞれについて事業との関係性、想定されるリスクおよび機会を整理しています。 これらのテーマは、部門横断的な体制により、①SDGsに関する検討の開始、②事業とSDGsとの関連性整理、③重点テーマおよびKPI案の検討、④取締役による討議・決定、というステップを経て特定されました。特定後も、事業環境や社会要請の変化を踏まえ、サステナビリティ委員会において定期的な見直しを行っています。 また、気候変動については、TCFD提言に基づき、政策・法規制、市場、技術等の観点からリスクと機会を整理し、それぞれに対する対応策を検討・実行することで、中長期的な企業価値の向上を目指しています。 人的資本については、「ワークライフバランスとダイバーシティの基盤充実」を重点テーマの一つとして位置づけ、多様な人材が能力を最大限発揮できる環境整備を進めることで、持続的な成長を支える組織基盤の強化を図っています。 <優先的に取り組むべき課題(SDGs重点テーマ)> 当社グループでは優先的に取り組むべき課題(SDGs重点テーマ)として5つのテーマを設定しています。それぞれの内容ならびにリスクと機会は次の通りです。 テーマ内容リスク機会事業マテリアリティ1.貴金属リサイクルの拡大限られた地球資源をよりいっそう有効に活用するために、貴金属リサイクルをグローバルに拡大・推進します。・新しい種類の貴金属リサイクル技術開発にかかるコストの増加・各国や地域における規制強化によるコストの増加や事業見直しの可能性・貴金属価格下落が収益に影響を与える可能性・リサイクル市場への新規参入企業増加による競争激化・限りある資源と地球環境を守り、持続可能な世界の実現への貢献・リサイクル技術向上による新たな特許やノウハウを生み出す可能性2.人・社会・環境にやさしい貴金属供給紛争鉱物を含まない原材料や貴金属含有スクラップから生産される人権や環境に配慮した貴金属製品の供給を拡大し、責任ある貴金属管理を推進します。・人権や環境に配慮した貴金属調達の実施、認証取得等にかかるコストの増加・各国や地域における規制強化によるコストの増加の可能性・サプライチェーン上で紛争鉱物や人権侵害が発生した場合にブランド価値が損なわれる可能性・人権や環境に配慮した貴金属製品供給によるブランド価値向上や競争優位性の確立・人権や環境に配慮した貴金属の需要拡大による付加価値販売の強化・紛争や人権問題の解決を通じた持続可能な世界の実現への貢献3.CO2排出量の削減各拠点での省エネ活動や次世代カーへの切り替え、CO2低排出電力プランへの切り替え等を通じて、グループ全体でCO2排出量の削減に取り組みます。<気候変動に対する取り組み>に記載<気候変動に対する取り組み>に記載人材育成・SDGsへの貢献4.ワークライフバランスとダイバーシティの基盤充実働き方改革・健康経営・ダイバーシティ推進等により、多様な人材が活躍できる基盤を充実させて、働きがいの向上に努めます。・新しい制度導入による業務プロセスやコミュニケーションに一時的な混乱が生じる可能性・従業員エンゲージメントの低下や人材流出の可能性・人材獲得競争における優位性の確立・従業員エンゲージメント向上による生産性や創造性の向上、離職率の低下・人材の多様化によるイノベーション促進5.SDGs活動の奨励・支援個人・グループによるボランティア活動等、本業以外でSDGsに貢献する活動を「AREホールディングスSDGs活動」として奨励・支援します。・SDGs活動の奨励・支援にかかるコストの増加・SDGs活動への評価が見えにくいことによる従業員のモチベーション低下の可能性・持続可能な世界の実現への貢献・SDGs活動を通じた従業員のリーダーシップ、問題解決能力、多様性理解などのスキル向上・地域社会をはじめとするステークホルダーとの繋がり強化 このテーマは次のステップで特定しました。特定後もサステナビリティ委員会においてテーマや目標について見直しを行い、さまざまな事業環境の変化に合わせて最適な取り組みが出来る様努めています。課題特定のステップSTEP1SDGs検討の開始部門横断の「SDGs推進チーム」(現:サステナビリティ委員会)を編成し、SDGsの理解・検討を開始STEP2事業とSDGsの関連性確認当社グループの各事業とSDGsの17のゴール、169のテーマとの関連を網羅的に確認し、リスクと機会の両面で整理STEP3重点テーマ・KPI案の検討重要度の高いものについて各部門責任者と協議を実施し、2030年までの重点テーマと目標案を作成STEP4SDGs重点テーマの決定取締役全員で重点テーマとKPIについてディスカッションを行い、当社グループが取り組むべき課題を決定 <気候変動に対する取り組み> 2030年における当社貴金属事業(国内及び北米事業)、環境保全事業に影響を及ぼす気候変動関連のリスクと機会の抽出を行うとともに、「大」「中」「小」の3段階で定性的に評価しました。その際には2030年以降2050年に向けての気候変動の更なる影響についても考慮しました。その結果、「政策・法規制」「市場」「技術」などが特定されました。営業利益に与える影響をベースに、影響度合いを「大」「中」「小」の3つに区分しています。営業利益の3%以上の影響があるものは影響度「大」、営業利益の1%以上から3%未満の影響があるものについては影響度「中」、営業利益の1%未満の影響に留まるものは影響度「小」と定義しています。項目内容2030年2050年対応策4℃1.5℃リスク移行リスク政策・法規制・カーボンプライシング(含む炭素税)の適用によるコストの増加-大↗・CO2フリー電力への切り替え、水素を含む工場使用燃料の変更、営業車両のEV化等を通じた2030年度CO2削減目標の達成物理リスク急性・台風や水害等の自然災害激甚化により施設が損傷し、長期間操業が停止--↗・ハザードマップに基づき影響が想定される事業所のBCMの拡充・大型の設備投資時に、災害に強い立地の選定や災害対策を実施機会移行リスク政策・法規制・カーボンプライシングの適用により、CO2排出が相対的に少ないリサイクル金属の評価向上、競争力増加・規制対応や、CO2排出量報告の強化-大↗・トレーサビリティを活かしたリサイクル金属の付加価値販売を強化・CO2排出量分析等付加価値をつけた産業廃棄物管理システムの提供・規制対応が難しい企業の支援を通じた事業の拡大市場・規制対応や、CO2排出量報告の強化-大→・低品位スクラップの取り扱い、取り扱い金属の拡充等リサイクル品目の拡充技術・水素等脱炭素に資する技術開発の早期化、早期商業化に向けたインセンティブの拡大-中↗・余剰電力での水素活用等のさらなる推進 <人的資本に関する取り組み> 当社が目指す中長期ビジョン達成のためには、従業員全員がAREグループウェイを理解し、実践する必要があると考えます。多様な従業員一人ひとりが人を大切にして協力しあい、自ら考えながら活き活きと挑戦し、革新を追い求めることで、組織全体の生産性が最大化すると私たちは信じます。そのため当社では“従業員一人ひとり”を大切なステークホルダーと位置づけ、優先的に取り組むべき課題(SDGs重点テーマ)の一つに「ワークライフバランスとダイバーシティの基盤充実」を設定しています。多様な従業員がそれぞれ仕事と生活全体との調和を得て自分らしく輝くための、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン推進や健康経営を基盤に据え、日々の仕事の中で学び続け、能力発揮をしていただくための環境を整えています。また今後人材の流動化がより進んでいくことが想定される労働市場においては、エンゲージメントの向上こそが最大のリテンションにつながると考えています。人的資本への投資により従業員エンゲージメントの向上をもたらし、AREグループウェイを核とした他社には真似できない組織ケイパビリティの保持を目指しています。ワークライフバランスとダイバーシティの基盤充実に向けた具体的な取り組みとして、新しい働き方や女性管理職比率向上施策などを推進しています。当社の人材戦略等については、「第4 提出会社の状況」の「5 従業員の状況等」で詳述いたします。具体的な取り組みの詳細については、統合報告書や当社ウェブサイトをご参照ください。<参考リンク>ワークライフバランスとダイバーシティの基盤充実https://www.are-holdings.com/sustainability/social/human_capital/diversity/ ④指標と目標 当社グループは、SDGs重点テーマごとに、具体的な指標(KPI)および目標を設定し、その達成状況を継続的にモニタリングしています。 指標および目標の進捗状況は、各分科会およびサステナビリティ委員会において定期的に確認され、取締役会に報告されることで、経営レベルでの管理・監督を行っています。さらに、サステナビリティへの取り組みを経営に一層統合する観点から、2025年度分より、取締役報酬の一部をこれらの目標達成率と連動させる制度を導入しています。 設定している主な指標と目標には、貴金属リサイクル量およびそれに伴うCO2削減効果、グループ全体のCO2排出量削減目標、ならびにワークライフバランスとダイバーシティに関する各種人的資本指標が含まれます。 テーマ指標対象目標年度内容実績(当連結会計年度)事業マテリアリティ貴金属リサイクルの拡大貴金属リサイクル量の総量(対象金属:金、銀、プラチナ、パラジウム、ロジウム)連結会社2030年度300t達成572.8t貴金属リサイクルによるCO2削減効果量(対象金属:金、銀、プラチナ、パラジウム、ロジウム、銅)連結会社2030年度83.7万t-CO2達成121.0万t-CO2CO2排出量の削減CO2排出量(Scope1および2)連結会社2030年度2023年度比△42%達成1.7万t-CO22050年度カーボンニュートラルを実現-人材育成・SDGsへの貢献ワークライフバランスとダイバーシティの基盤充実インターバル勤務11時間以上達成率国内連結会社毎年度100%達成99.9%女性管理職比率国内連結会社2030年度7.0%達成5.4%障がい者雇用率国内連結会社2030年度法定雇用率以上の雇用率を満たす2.9%年次有給休暇取得率国内連結会社2030年度70%達成60.8%男性育児休業・男性育児
コーポレート・ガバナンスの概要3,932字
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方 コーポレート・ガバナンスを確立し有効に機能させることは、企業の社会的責任であるとともに、経営の効率性や透明性を高め持続的な企業価値向上に資するものです。当社グループは、株主・取引先・社員・地域社会等さまざまなステークホルダーからの信頼に応えるコーポレート・ガバナンスを構築します。上場企業としての社会的使命と責任を果たすとともに、コンプライアンスを重視しつつ経営環境の変化に迅速に対応できる「コーポレート・ガバナンス体制」を整備し、持続的な企業価値の向上を目指しています。② 企業統治の体制の概要及び当社体制を採用する理由 当社は、社外取締役を過半数とする監査等委員会を設置し、法律、経営等の分野で専門的な知見を有する社外取締役を含む監査等委員である取締役が、適法性監査だけではなく妥当性監査を行います。当社は、取締役会の監督機能ならびにコーポレート・ガバナンス体制の強化とともに、経営の健全性と透明性の向上を図ってまいります。(取締役会) 取締役会は、過半数を独立社外取締役とし、取締役7名(うち独立社外取締役5名、4-(2)-①参照)で構成され、経営の基本方針、計画、戦略、法令で定められた事項、その他経営に関する重要事項を審議・決定するとともに、当社グループの業務執行を厳正に監督しております。取締役会は、定時開催するほか、必要に応じて随時開催しております。2025年度の取締役会は8回開催され、個々の取締役の出席状況および具体的な検討事項については次の通りです。 出席状況役職名氏名出席率代表取締役社長 最高経営責任者(CEO)東浦 知哉100%(8回/8回)独立社外取締役山本 明紀100%(8回/8回)独立社外取締役(監査等委員)原 良憲100%(8回/8回)取締役(監査等委員)鍵本 充敏100%(8回/8回)独立社外取締役(監査等委員)鶴 由貴 88%(7回/8回)独立社外取締役(監査等委員)中村 亨(2025年6月以降)100%(7回/7回)独立社外取締役(監査等委員)片田 薫(2025年6月以降)100%(7回/7回)独立社外取締役(監査等委員)木村 美代子(2025年6月まで)100%(1回/1回) 具体的な検討事項・経営方針、戦略に関する事項:子会社の再編、主要な投資等・財務に関する事項:決算、配当、資金調達、子会社の増資、親会社保証の差し入れ等・その他の事項:取締役人事、役員報酬、取締役会実効性評価、内部統制システムの基本方針等 なお、会社と独立社外取締役との間に特別の利害関係はありません。 (監査等委員会) 当社は、監査等委員会を設置しており、監査等委員会は取締役5名(うち独立社外取締役4名、4-(2)-①参照)で構成されております。監査等委員である取締役の職務を補助すべき使用人を置くことにより、監査等委員である取締役の監査が実効的に行われることを確保するために必要な情報提供等が速やかになされる体制をとっております。監査等委員である取締役は取締役会において議案の審議、決議に参加し、また業務執行状況の報告を受けるなどのほか、子会社経営会議を始めとする会議体に出席し、監査の実効性向上を図っております。また、監査部門とは情報の交換を密に行い、相互に連携して内部統制システムの構築・運用状況を監視しております。2025年度の監査等委員会は9回開催され、鶴由貴氏(7回出席)を除く全監査等委員がそのすべてに出席しました。 (内部監査) 当社監査部門では、業務の適正な運営・改善・効率化を図るべく、当社グループを対象として、計画的で網羅的な内部監査を、また必要に応じてテーマ監査を実施しております。 (グループリスク管理) 当社グループは、リスク管理強化を促進しております。グループリスク管理部門では、グループ内のリスク管理ルールを管理し、各社各部門におけるリスク管理の適切な実践を支援しております。 (独立監査人) 当社は、会社法に基づく会計監査及び金融商品取引法に基づく会計監査をEY新日本有限責任監査法人に委嘱しております。独立監査人であるEY新日本有限責任監査法人は、監査人として独立した立場から財務諸表に対する意見を表明しております。なお、会社と独立監査人の間に特別の利害関係はありません。 (指名委員会・報酬委員会) 当社は、取締役会の任意の諮問機関として、委員の過半数を独立社外取締役とする指名委員会及び報酬委員会を設置し、両委員会の委員長を独立社外取締役から選任しています。取締役や主要な経営陣候補者の指名・解任及び取締役の報酬等を審議することにより、これらの事項に関する透明性、公平性、客観性を確保することで、コーポレート・ガバナンスのさらなる充実を図っております。2025年度の指名委員会は3回、報酬委員会は5回開催され、それぞれ全委員がそのすべてに出席しました。指名・報酬委員会における具体的な検討内容として、当事業年度においては、取締役の基本報酬決定ルール、取締役の個人別の報酬額の決定、取締役の選任に関する審議等を行いました。 当社のコーポレート・ガバナンス体制の図式は次のとおりです。 ③ 企業統治に関するその他の事項(内部統制システムの整備の状況) 取締役会内に独立社外取締役4名を含む監査等委員会を設置し、監査部門と協力して内部統制の強化を図っています。監査部門は、業務の妥当性や有効性及び法規制・社内ルールの遵守状況等について監査を実施し、各部署に助言・勧告を行うとともに経営層に速やかに報告しています。 (リスク管理体制の整備の状況) 当社グループの事業遂行プロセス、業務構造等に潜在するリスクを適切に捕捉し、事業活動上のリスクの評価及び対策をグループ横断的に実施するため、グループリスク管理部門が事業部門から独立した立場でコンプライアンスリスク管理等を促進するとともに、監査部門と連携して適切なガバナンスの強化に努めています。また内部統制推進会議・安全推進会議・サステナビリティ委員会を定期的に開催するなど、コンプライアンス及び安全体制を確立、リスクの顕在化を未然に防止しております。 (子会社の業務の適正を確保するための体制整備の状況) 当社は、当社子会社の業務の適正を確保するために、当社子会社を管理する体制を構築するとともに、それらの経営成績及び営業活動等を定期的に当社の取締役会に報告する体制を整備しております。また、当社の監査部門は、定期的または必要に応じて監査を行い、監査の結果を取締役会に報告し、監査等委員会及び関係部署へ連携する体制を整備しております。 (責任限定契約の内容の概要) 当社は、会社法第426条第1項の規定により、取締役会の決議をもって同法第423条第1項の行為に関する取締役(取締役であったものを含む。)及び監査役であったものの責任を法令の限度において免除することができる旨を定款に定めております。また、当社は、会社法第427条第1項に基づき、取締役(業務執行取締役等である者を除く。)との間において、同法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく損害賠償責任限度額は、法令が定める額としております。これらは、取締役が職務を遂行するにあたり、その能力を十分に発揮して、期待される役割を果たしうる環境を整備することを目的とするものです。 (役員等賠償責任保険契約の内容の概要) 当社は、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結し、被保険者がその職務の執行に関し責任を負うことまたは当該責任の追及に係る請求を受けることによって生ずることのある損害を当該保険契約により填補することとしております。但し、法令違反の行為であることを認識して行った行為に起因して生じた損害は填補されないなど、一定の免責事由があります。当該保険契約の被保険者は当社および会社法上のすべての子会社の役員、執行役、執行役員、管理・監督の立場にある従業員であり、すべての被保険者についてその保険料の全額を当社が負担しております。 (取締役の定数) 当社の取締役(監査等委員であるものを除く。)は10名以内とし、監査等委員である取締役は6名以内とする旨定款に定めております。 (取締役の選任及び解任の決議要件) 当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨定款に定めております。また、取締役の選任決議は、累積投票によらないものとする旨定款に定めております。 (剰余金の配当等の決定機関) 当社は、剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に定める事項について、法令に別段の定めがある場合を除き、株主総会の決議によらず取締役会の決議により定める旨定款に定めております。これは、剰余金の配当等を取締役会の権限とすることにより、株主への機動的な利益還元を行うことを目的とするものです。 (株主総会の特別決議要件) 当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものです。
役員の報酬等2,813字
(4)【役員の報酬等】① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項当社は、株主総会で決議された役員報酬の限度額内で、取締役会の諮問機関である報酬委員会からの答申内容をもとに、取締役会にて決定しています。監査等委員であるものを除く取締役の報酬は、職責に応じた「基本報酬」、当社が重視する経営指標に基づく「業績連動型賞与」、中長期インセンティブ報酬としての「業績連動型株式報酬」により構成されます。監査等委員である取締役の報酬は「基本報酬」のみです。(ⅰ)「基本報酬」は、それぞれの取締役の職責に応じて各人毎に金額を決定します。(ⅱ)「業績連動型賞与」は、下記の方法に基づき算定のうえ、支給額を確定し支払います。a.賞与の総支給額賞与の総支給額は、報酬委員会での審議のうえ、取締役会で決定されたフォーミュラに基づき、単年度の連結営業利益に応じて支給額(執行役員および当社子会社の取締役を含む)を決定しています。当連結会計年度は、以下フォーミュラにより算定されます。総支給額 = 連結営業利益 × 0.25%なお、連結営業利益は、当社が最も重視している経営指標です。b.賞与の個別支給額各対象取締役への個別支給額は上記に基づき計算された総支給額を、役職ごとに定められた下記役位ポイント及び個人評価に応じて按分した金額となります。個人支給額 = 総支給額 × (役位ポイント÷対象となる取締役等の役位ポイントの総和)× 個人評価役位ポイントは次のとおりです。取締役会長代表取締役社長執行役員主要子会社取締役103544なお、特定部門を担当する対象者に関しては、かかる担当部門の業績等を反映した個人評価を介して個別配分の可変性が大きくなります。(ⅲ)「ESG指標達成度連動型賞与」は、下記の方法に基づき算定のうえ、支給額を確定し支払います。a.賞与の支給額賞与の支給額は、報酬委員会での審議のうえ、取締役会で決定されたフォーミュラに基づき、単年度の連結営業利益から得られる原資にESG指標達成度係数を乗じて支給額を決定しています。当連結会計年度は、以下フォーミュラにより算定されます。支給額 = (連結営業利益 × 0.01%) × ESG指標達成度係数b.ESG指標達成度係数ESG指標達成度係数は、報酬委員会での審議のうえ、取締役会で決定された以下のフォーミュラに基づき決定します。ESG指標達成度係数は、当社が掲げる各ESG関連非財務マテリアリティに目標値および係数を設定し、各マテリアリティ目標が達成された場合は同目標に設定された係数を加算する方法にて算出しています。ESG指標達成度係数の最大値は1(100%)、最小値は0(0%)です。ESG指標達成度係数 = Σ{(各非財務マテリアリティ目標に設定された係数)×(各非財務マテリアリティが達成の場合1/未達の場合0)}(ⅳ)「業績連動型株式報酬」は、下記の方法に基づき算定のうえ、株式付与ポイント数を決定します。当社グループの業績向上と企業価値増大への貢献意欲を高めることを目的としているため、各事業年度の連結営業利益とTSRの達成度に付与ポイントを連動させています。なお、1ポイントは当社株式1株とし、100ポイント未満の端数は切り捨てます。≪計算式≫ 下記①に定める「付与ポイント数」×下記②に定める「TSR係数」① 付与ポイント数 連結営業利益額×株式報酬比率(※1)×各制度対象者の役位ポイント(※2)÷制度対象者全員の役位ポイント合計(※3)÷ポイント算定株価(※4) ② TSR係数α×β=75%未満の場合 : 0%α×β=75%以上150%未満の場合 : α×βα×β=150%以上の場合 : 150% α=(付与対象事業年度から2年後の事業年度の平均時価総額)÷(付与対象事業年度の平均時価総額)β=(付与対象事業年度から2年後の事業年度の株主配当総額)÷(付与対象事業年度の株主配当総額) ③ 付与対象者 ポイント付与から2年後の5月31日在籍者 (※1)株式報酬比率:2023年に付与するポイント算定に用いる比率は0.25%とし、2024年以降は0.6%とする。(連結営業利益額×株式報酬比率の計算結果において四捨五入)(※2)役位役位ポイント代表取締役30役付取締役15取締役10執行役員又はそれに準ずる者Ⅰ8Ⅱ6Ⅲ4Ⅳ2役位ポイントについては、対象事業年度の7月1日時点の役位に基づくものとする。(※3)役位ポイントの合計については、ESOP信託の制度対象者である執行役員またはそれに準ずる者も含め計算する。(※4)毎年5月最終営業日の終値 (注)1.取締役の報酬限度額は、2015年6月16日開催の第6期定時株主総会において、監査等委員会を除く取締役の総額の限度額を200百万円、監査等委員である取締役の総額の限度額を100百万円と決議しております。2.「業績連動型株式報酬」については、2023年6月20日開催の第14期定時株主総会において、業績TSR連動型株式報酬制度の新規導入を決議しております。3.報酬委員会委員は、社外取締役が過半数の構成となることを前提として、取締役会決議により任命されます(現在3名中社外取締役が2名)。また2024年度は報酬委員会を2回開催し、全委員がその全てに出席しております。 ② 役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数役員区分報酬等の総額(百万円)報酬等の種類別の総額(百万円)対象となる役員の員数(人)金銭報酬株式報酬固定報酬業績連動報酬等非金銭報酬等取締役(監査等委員を除く)(社外取締役を除く)1473062541取締役(監査等委員)(社外取締役を除く)1212--1社外役員3535--7(注)1.期末現在の支給人員は、取締役2名、監査等委員である取締役5名(うち、社外取締役5名)です。2.業績連動報酬(賞与および業績連動型株式報酬)に係る指標は、本業から獲得した利益で経営指標として最も相応しいと考える連結営業利益としており、その実績は37,088百万円です。当社の業績連動報酬(賞与)は、該当年度の連結営業利益に一定比率を乗じて総額(執行役員および当社子会社の取締役を含む)を算出した上で、取締役の役位ポイントおよび業績貢献度に応じて各人毎に金額を決定します。3.業績連動型株式報酬は、役位、業績目標達成率およびTSR達成度に応じて対象取締役に当社株式の交付が行われる株式報酬制度(非金銭報酬等)です。 ③ 連結報酬等の総額が1億円以上である者の連結報酬等の総額等氏名(役員区分)連結報酬等の総額(百万円)役員区分会社区分報酬等の種類別の額(百万円)金銭報酬株式報酬固定報酬業績連動報酬等非金銭報酬等東浦 知哉147取締役提出会社306254
従業員の状況2,250字
(2)【従業員の状況】① 連結会社の状況2026年3月31日現在 会社名称セグメントの名称従業員数(人)AREホールディングス㈱全社(共通)59(5)アサヒプリテック㈱貴金属事業475(44)アサヒメタルファイン㈱貴金属事業100(5)ASAHI G&S SDN.BHD.貴金属事業10(1)Asahi Pretec (Thailand) Co., Ltd.貴金属事業5(-)Asahi Pretec India Private Limited貴金属事業2(-)韓国アサヒプリテック㈱貴金属事業38(-)Asahi Refining USA Inc.貴金属事業150(-)Asahi Refining Canada Ltd.貴金属事業129(6)Asahi Depository LLC貴金属事業16(-)DXE㈱その他14(-)合計 998(61) (注)1.従業員数は就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。なお、臨時雇用者には、パートタイマー及び一部の嘱託契約の雇用者を含み、派遣社員は除いております。2.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。 ② 提出会社の状況当社の従業員数は次のとおりであります。 2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢平均勤続年数平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)59(5)42才4ヶ月2年11ヶ月7,961,4721.12 (注)1.従業員数は就業人員数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。なお、臨時雇用者には、パートタイマー及び一部の嘱託契約の雇用者を含み、派遣社員は除いております。2.平均年間給与は、基準外賃金及び賞与を含んでおります。 セグメントの名称従業員数(人)全社(共通)59(5) (注)1.従業員数は就業人員数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。なお、臨時雇用者には、パートタイマー及び一部の嘱託契約の雇用者を含み、派遣社員は除いております。2.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。 ③ 最大人員会社の状況ア 当事業年度における従業員数が最も多い会社アサヒプリテック㈱従業員数(人)平均年齢平均勤続年数平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)475(44)44才8ヶ月16年11ヶ月7,300,5044.91 (注)1.従業員数は就業人員数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。なお、臨時雇用者には、パートタイマー及び一部の嘱託契約の雇用者を含み、派遣社員は除いております。2.平均年間給与は、基準外賃金及び賞与を含んでおります。3.平均勤続年数は、グループ内転籍を原則入退社扱いとしておりますが、2023年4月の吸収分割に伴う転籍につきましては、事業継承の性質を踏まえ、通算して算出しております。 ④ 労働組合の状況労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しており、特記すべき事項はありません。 ⑤ ストックオプション制度の内容該当事項はありません。 ⑥ 従業員株式所有制度の内容当社では従業員向けに「株式付与ESOP信託制度」を設けております。詳細は「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況(8)役員・従業員株式所有制度の内容」をご参照下さい。 ⑦ 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異 当事業年度補足説明名 称管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)(注)1.男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2.労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注)1.全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者AREホールディングス株式会社(提出会社)29.175.075.0-85.280.641.4-アサヒプリテック株式会社(連結子会社)1.740.040.0-66.677.272.9-アサヒメタルファイン株式会社(連結子会社)0.0100.0100.0-74.377.563.3-DXE株式会社(連結子会社)0.0---75.775.7--連結グループ(注)3.5.466.766.7-74.081.371.2-(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。労働者の人員数について労働時間を基に換算し算出しております。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。3.海外子会社を含めず、国内連結グループ会社の割合を算出しております。
関係会社の状況928字
4【関係会社の状況】名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社) アサヒプリテック㈱神戸市東灘区110貴金属事業100.0資金の貸付あり。役員の兼務5名アサヒメタルファイン㈱(注)4東京都千代田区860貴金属事業100.0資金の貸付あり。役員の兼務1名ウェイストシステムジャパン㈱神戸市中央区10環境保全事業100.0資金の貸付あり。役員の兼務1名ASAHI G&S SDN.BHD.マレーシアペナン市250万マレーシアリンギット貴金属事業100.0(100.0)役員の兼務1名Asahi Pretec(Thailand) Co., Ltd.タイBangplee工業団地2,400万タイバーツ貴金属事業100.0(100.0) Asahi Pretec India Private Limitedインドハリヤナ州グルガオン15百万インドルピー貴金属事業100.0(100.0) 韓国アサヒプリテック㈱韓国忠州市110億ウォン貴金属事業100.0(100.0)役員の兼務2名Asahi Refining USA Inc.米国ユタ州1千米ドル貴金属事業100.0役員の兼務1名Asahi Refining Canada Ltd.(注)3カナダオンタリオ州1カナダドル貴金属事業100.0資金の貸付あり。役員の兼務1名Asahi Depository LLC(注)3米国デラウェア州3,840万米ドル貴金属事業100.0(100.0) その他1社 (持分法適用関連会社) ㈱レナタス東京都千代田区100環境保全事業32.0 (注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。2.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。3.特定子会社に該当しております。4.アサヒメタルファイン㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。主要な損益情報等(1)売上高525,896百万円 (2)経常利益4,557百万円 (3)当期純利益3,144百万円 (4)純資産額19,273百万円 (5)総資産額172,917百万円
配当政策436字
3【配当政策】 当社は、安定した収益力と持続的成長の維持により企業価値の向上を図り、利益還元を通じて株主の期待に応えることを経営の重要な使命として位置づけています。 剰余金の配当につきましては、成長戦略のための設備投資やM&Aに必要な内部留保の充実を図りながら、配当性向40%を目処とした配当を継続することを指針としております。 当社の剰余金の配当は、中間配当及び期末配当の年2回を基本的な方針としており、配当の決定機関は取締役会です。 当事業年度の期末配当につきましては、上記の方針の下、1株あたり125円(うち中間配当60円)を実施することを決定いたしました。 当社は、株主総会の決議によらず、取締役会決議により剰余金の配当等を行うことができる旨を定款に定めております。 なお、第17期の剰余金の配当は以下のとおりです。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年10月29日4,64460取締役会決議2026年5月19日5,63765取締役会決議
研究開発活動2,453字
6【研究開発活動】(1)研究開発活動の方針当社グループでは、各事業セグメントにおける競争力を高めるためにコストダウンや市場ニーズに応じた新技術・新商品の開発に積極的に取り組んでいます。貴金属事業においては、北米におけるプライマリー原料と日本を含むアジアを中心とするセカンダリー原料からの貴金属精製に関して、組成分析から製品化までの一貫したプロセスの効率向上や新技術の開発を行い、持続可能な循環型社会の形成を目指しています。また、環境保全事業においては、日本国内の産業廃棄物の無害化や資源化に関して、処理コスト低減や新技術の開発を行い、地球環境保全への貢献を目指しています。 (2)研究開発活動の体制当社グループの研究開発活動は、主にアサヒプリテック株式会社テクノセンターが担っています。同センターでは、新しい処理技術や製品および分析技術の開発を担当すると共に、関連する設備の設計や改善・改良および保守をも担当しています。各グループ会社との情報交換・共有化を図りながら、さまざまな技術課題を抽出してその解決に当たっています。技術情報の収集・管理や知的財産の保護および新規事業を含めた企画・開発についてもテクノセンターが中心となって、各グループ会社と連携をとりながら、大学や研究所等の外部機関との共同研究も進めています。また当連結会計年度より、基幹工場である坂東工場に技術開発機能を持ち、現場で発生した課題をタイムリーに捉え早期改善を図る体制や、新技術の実装を短期間で実現する体制を整備しました。さらに当社は、経済産業省をはじめとする国の助成金を活用した研究開発、設備開発を行っています。これらの助成金を活用することで、環境負荷の低減や資源効率的利用に貢献する技術の開発を加速し、企業の競争力向上に取り組んでいます。 (3)研究開発活動の目的、主要課題、研究成果及び研究開発費当社グループの研究開発活動は、コストダウン、製造期間短縮、品質向上、環境対策、安全性向上などの各種改善、および新商品の提供を目的として、① 貴金属・希少金属の回収・分離・精製に関する技術② 貴金属評価のための分析技術③ 貴金属製品および製造技術④ 有害物質の拡散防止および無害化に関する技術⑤ 脱炭素社会に向けた水素製造に関する技術等の開発を行っています。 主要課題と研究成果は次のとおりです。 <貴金属事業>・貴金属精製技術の開発 北米で実施しているプライマリー原料処理に対しては主に乾式貴金属精製技術の開発を行い、日本を中心にアジアで実施しているセカンダリー原料処理においては主に湿式貴金属精製技術の開発を進めています。また、乾式および湿式の両精製技術を融合させることによって、あらゆる原料に対応できる効果的な貴金属精製技術の確立を目指しています。当連結会計年度においては、2022年4月に茨城県坂東市で稼働したアサヒメタルファイン坂東工場において自動化、省力化の取り組みを進めました。金や銀などの製品製造工程でのロボット活用範囲を拡大し無人生産を実現することで、生産能力拡大とともに生産コストを削減しました。2025年4月にはアサヒプリテック坂東工場が竣工しました。アサヒプリテック坂東工場では、新技術、新設備、生産管理システムを導入することにより電子触媒事業分野での競争力強化を図ります。自動車触媒、化学触媒等に含まれる貴金属の回収工程において、新技術を導入することで貴金属収率の向上および工程期間の短縮を目指します。また、原料の焼成工程においても、排熱の再利用や水素をはじめとするCO2排出量の少ない燃料への変更等を実施することで、既存の工程と比較しCO2排出量削減を実現しました。・貴金属剥離技術の開発半導体やLED産業の製造で使用する部材・冶具等の表面に付着した貴金属を安全かつ確実に回収するために、化学剥離技術および物理剥離技術の開発を進めています。当連結会計年度では電極に付着した貴金属を新たな手法で剥離する設備をテクノセンターに導入しました。この設備を活用し処理量拡大に貢献していきます。・貴金属分析技術の開発 製品の品質維持およびお客様との取引を正確かつ迅速に行うために、X線や誘導結合プラズマ発光分析(ICP)を用いた分析技術の開発を進めています。当連結会計年度においては、国際基準であるISO17025の本格運用を開始しました。当社分析値の透明性、客観性を確保することで、顧客満足度の向上および、新規顧客の開拓へと繋げてまいります。・リサイクル由来の貴金属を原料としたメッキ化成品製造技術の開発 当社で製造するリサイクル由来(セカンダリー原料)の貴金属は、人・社会・環境に優しい貴金属としてお客様にニーズがあります。そのようなお客様のニーズに応えるために、2022年度にリサイクル由来の貴金属を原料としたメッキ化成品製造ラインを導入し、メッキ化成品の生産販売を開始しました。リサイクル原料から製造した貴金属を化成品として販売することで、リサイクル由来の貴金属の価値向上に繋げていきます。・脱炭素社会に向けた技術開発当社製造工程において発生した廃棄物の多くは、外部委託(現ジャパンウェイスト株式会社)を行っています。外部委託先では廃棄物発電を実施し、余剰電力で水素を製造しています。製造した水素は当社の貴金属前処理工程で熱エネルギー(水素バーナー)として活用する計画です。貴金属リサイクル工程においても、このようなCO2排出量の少ない燃料を活用することで脱炭素化を進めています。水素バーナーの工業利用は未だ市場において少ないものの、脱炭素化へ向け積極的な挑戦を行い、活用事例を増やすことで脱炭素化社会の実現へ貢献してまいります。 当連結会計年度における研究開発費は472百万円です。なお、研究開発費については、基礎研究分野にかかわる費用をセグメント別に関連づけることが困難であるため、その総額を記載しています。
主要な設備の状況1,491字
2【主要な設備の状況】(1)提出会社該当事項はありません。 (2)国内子会社2026年3月31日現在 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(百万円)機械装置及び運搬具(百万円)土地(百万円)(面積㎡)その他(百万円)合計(百万円)アサヒプリテック㈱神戸本社、東京本社貴金属事業統括業務施設4--1,2991,30527(5) テクノセンター(兵庫県神戸市西区)貴金属事業研究開発施設生産設備107159-(7,189)12639360(4) 尼崎工場(兵庫県尼崎市)貴金属事業営業・生産・その他の設備59288-(13,791)4439277(11) 福岡工場(福岡県古賀市)貴金属事業営業・生産・その他の設備39143-(6,508)1119430(-) 長野工場(長野県東御市)貴金属事業営業・生産・その他の設備-57-(9,064)86622(7) 坂東工場(茨城県坂東市)貴金属事業営業・生産・その他の設備4,0023,188766(37,931)1358,09379(1) 営業所貴金属事業営業・生産・その他の設備11768-(34,114)1,5101,696180(16)アサヒメタルファイン㈱本社(東京都千代田区)貴金属事業統括業務施設---505024(1) 坂東工場(茨城県坂東市)貴金属事業生産・その他の設備2,1241,631336(19,001)754,16776(4) (注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具器具備品及びソフトウェアであり、建設仮勘定を含んでおります。2.帳簿価額のうち「建物及び構築物」及び「機械装置及び運搬具」には、リース取引により認識した使用権資産を含んでおります。なお、使用権資産の主なものは、オフィスビルの賃貸借契約及び営業用車両利用契約に係るものであります。3.上記中< >書は、外書で提出会社から賃借中のものであります。4.上記中[ ]書は、内書で賃貸中のものであります。5.従業員数の( )は、臨時雇用者数を外書しております。 (3)在外子会社2026年3月31日現在 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(百万円)機械装置及び運搬具(百万円)土地(百万円)(面積㎡)その他(百万円)合計(百万円)ASAHI G&S SDN. BHD.本社工場(マレーシアペナン市)貴金属事業生産設備19436-123210(1)韓国アサヒプリテック㈱本社工場(韓国チュンジュ市)貴金属事業生産設備63969178(14,693)2090738(-)Asahi Refining USA Inc.本社工場(米国ユタ州)貴金属事業生産設備813915469(39,343)7,1119,309150(-)Asahi Refining Canada Ltd.本社工場(カナダオンタリオ州)貴金属事業生産設備1,5551,25883(58,100)1703,067129(6)Asahi Depository LLC本社(米国ニューヨーク州)貴金属事業倉庫設備4,237275940(9,030)995,55316(-) (注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具器具備品及びソフトウェアであり、建設仮勘定を含んでおります。2.帳簿価額のうち「建物及び構築物」には、リース取引により認識した使用権資産を含んでおります。なお、使用権資産の主なものは、オフィスビルの賃貸借契約であります。3.従業員数の( )は、臨時雇用者数を外書しております。
監査の状況2,705字
(3)【監査の状況】① 監査等委員会監査の状況 当社の監査等委員会は常勤監査等委員1名および社外監査等委員4名からなり、取締役の職務執行、当社並びに国内外のグループ企業の業務および財務状況を監査しています。監査等委員会の職務の執行をサポートし監査の実効性を確保するため監査等委員会事務局を設置し、取締役から独立した補助使用人2名を配置しています。 なお、当社では監査等委員の互選により、社外監査等委員を監査等委員会委員長に選定しております。 当事業年度において、監査等委員会は9回開催されました。各監査等委員の出席状況は次の通りです。役職名氏名出席状況社外監査等委員・委員長原 良憲9回/9回社外監査等委員鶴 由貴7回/9回社外監査等委員中村 亨(2025年6月以降)7回/7回社外監査等委員片田 薫(2025年6月以降)7回/7回社外監査等委員木村 美代子(2025年6月まで)2回/2回社外監査等委員山本 明紀(2025年6月まで)2回/2回常勤監査等委員鍵本 充敏9回/9回 監査等委員会における主要な議題は、次の通りです。・監査方針・監査計画の決定・監査報告書・2026年度事業計画の監査・四半期決算短信・決算短信の監査・会計監査人の再任・不再任の決定・監査法人の報酬の承認・取締役の人事・報酬についての意見の決定・事業報告・株主総会議案の監査・内部統制システムの監査・重要戦略(経営理念・行動指針の更新、北米事業等)及び主要投資について・重要稟議の監査 会計監査人である監査法人とは8回会議を開催し、内部監査部門から定例報告を6回受け、連携を強化しました。 ② 内部監査の状況当社は内部監査を実施する組織として監査部(6名体制)を設置しております。監査部は、当社及び国内外の子会社を対象として、内部統制の有効性を重視しつつ、業務や組織運営の適正性並びに法令や社内規則の遵守状況等について、計画的に監査を実施しております。監査の結果、是正が必要と判断した事項については被監査組織及び関係部門に改善を要請するとともに、その後の実施状況をフォローアップしております。監査結果は取締役会、監査等委員会に出席して直接報告するほか、被監査組織に関係する部門長にも書面で報告しております。また監査部は、会計監査人、監査等委員会と定期的に情報交換及び意見交換を行い、相互連携を図ることで監査品質の向上に努めております。 ③ 会計監査の状況a. 監査法人の名称EY新日本有限責任監査法人 b. 継続監査期間20年間 c. 業務を執行した公認会計士指定有限責任社員 業務執行社員 小宮山 高路、日置 敏之 d. 監査業務に係る補助者の構成当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士 13名、その他 26名であります。 e. 監査法人の選定・解任の方針と理由当社は、会計監査人の選定及び評価に際しては、当社の広範な業務内容に対応して効率的な監査業務を実施することができる一定の規模と世界的なネットワークを持つこと、審査体制が整備されていること、監査日数、監査期間及び具体的な監査実施要領並びに監査費用が合理的かつ妥当であること、さらに監査実績などにより総合的に判断いたします。また、日本公認会計士協会の定める「独立性に関する指針」に基づき独立性を有することを確認するとともに、必要な専門性を有することについて検証し、確認いたします。監査等委員会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合は、監査等委員全員の同意に基づき、会計監査人を解任いたします。この場合、監査等委員会が選定した監査等委員は、解任後最初に招集される株主総会におきまして、会計監査人を解任した旨と解任の理由を報告いたします。監査等委員会は、会計監査人の職務の執行状況や当社の監査体制等を勘案して会計監査人の変更が必要であると認められる場合は、株主総会に提出する会計監査人の解任または不再任に関する議案の内容を決定いたします。 f. 監査等委員会による監査法人の評価当社の監査等委員会は、三様監査連絡会、定期報告などにより監査法人の監査計画及び監査実施状況の把握と評価を行っており、同法人による会計監査は、従前から適正に行われていることを確認しております。また、監査等委員会は会計監査人の選任に関する確認決議をしており、その際には公益社団法人 日本監査役協会が公表する「会計監査人の評価及び選定基準策定に関する監査役等の実務指針」に基づき「会計監査人評価・選定基準」を策定し、総合的に評価しております。 ④ 監査報酬の内容等a. 監査公認会計士等に対する報酬の内容区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社53-567連結子会社29-29-計82-857(当連結会計年度)当社における非監査業務の内容は、社債発行に係るコンフォート・レター作成業務であります。 b. 監査公認会計士等と同一のネットワーク(Ernst & Young)に対する報酬(a.を除く)区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社-20-17連結子会社-14-13計-34-31(前連結会計年度)当社における非監査業務の内容は、税務等に関するアドバイザリー業務等であります。また、連結子会社における非監査業務の内容は、会計・税務等に関するアドバイザリー業務等であります。(当連結会計年度)当社における非監査業務の内容は、税務等に関するアドバイザリー業務等であります。また、連結子会社における非監査業務の内容は、会計・税務等に関するアドバイザリー業務等であります。 c. その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容該当事項はありません。 d. 監査報酬の決定方針監査報酬を決定するにあたっての特段の方針は定めておりませんが、当社の規模や特性、監査日数などをもとに検討し、監査等委員会の同意を得て決定しております。 e. 監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由当社監査等委員会は、日本監査役協会が公表する「会計監査人との連携に関する実務指針」を踏まえ、監査方法及び監査内容などを確認し、検討した結果、会計監査人の報酬等につき、会社法第399条第1項及び第3項の同意を行っております。
株式の保有状況209字
(5)【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、投資株式について、もっぱら株式の価値の変動または配当の受領によって利益を得ることを目的として保有する株式を純投資目的である投資株式、それ以外の株式を純投資目的以外の目的である投資株式(政策保有株式)に区分しております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式該当事項はありません。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。
沿革2,515字
2【沿革】<当社設立以降の沿革>年月事項2009年4月アサヒプリテック㈱とジャパンウェイスト㈱との共同株式移転により、当社設立東京証券取引所市場第一部上場2010年8月当社子会社であるジャパンウェイスト㈱がエコマックス㈱の株式取得2011年6月当社子会社であるアサヒプリテック㈱が㈱ウスダ製作所の株式取得2011年8月当社子会社であるジャパンウェイスト㈱が㈱共同化学の株式取得2014年10月当社子会社であるアサヒプリテック㈱が㈱ウスダ製作所を吸収合併2014年12月アサヒアメリカホールディングス㈱を設立2015年3月当社子会社であるアサヒアメリカホールディングス㈱がAsahi Refining Holdings UK Limitedおよびその子会社2社(Asahi Refining Canada Ltd.、Asahi Refining USA Inc.)を子会社化2017年4月当社子会社であるアサヒプリテック㈱が㈱共同化学を吸収合併2018年4月アサヒライフ&ヘルス㈱を設立当社子会社であるジャパンウェイスト㈱がJWロジスティクス㈱を吸収合併2019年4月当社子会社であるジャパンウェイスト㈱がエコマックス㈱を吸収合併2019年7月当社子会社であるアサヒプリテック㈱が責任あるジュエリー協議会(RJC)のCOP認証を取得2020年4月当社子会社であるジャパンウェイスト㈱がアサヒライフ&ヘルス㈱を吸収合併2020年12月当社子会社であるアサヒアメリカホールディングス㈱を解散2021年7月当社子会社であるアサヒプリテック㈱が責任あるジュエリー協議会(RJC)のCOC認証を取得2021年8月当社子会社であるAsahi Refining USA Inc.がAsahi Depository LLCを設立2021年10月当社子会社であるアサヒプリテック㈱がジャパンウェイスト㈱、㈱太陽化学を吸収合併2021年11月当社子会社であるアサヒプリテック㈱がDXE㈱を設立2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行2023年1月アサヒメタルファイン㈱を設立2023年4月当社子会社であるアサヒプリテック㈱がジャパンウェイスト㈱に商号変更当社子会社であるジャパンウェイスト㈱が貴金属リサイクル事業をアサヒプリテック㈱(吸収分割および商号変更により新たに設立)に、貴金属精錬および製造・販売事業をアサヒメタルファイン㈱に会社分割2023年7月AREホールディングス㈱に商号変更2024年3月ウェイストシステムジャパン㈱を設立当社子会社であったジャパンウェイスト㈱を株式交換完全子会社、㈱レナタスを完全親会社とする株式交換を実施し、㈱レナタスを持分法適用関連会社化2024年10月当社子会社であるアサヒプリテック㈱がAsahi Pretec (Thailand) Co., Ltd.を設立2025年6月当社子会社であるアサヒプリテック㈱がAsahi Pretec India Private Limitedを設立2026年4月当社子会社であるアサヒプリテック㈱が、アサヒメタルファイン㈱が営む貴金属事業の一部を吸収分割により承継 <ご参考 アサヒプリテック株式会社の株式移転までの沿革>年月事項1964年4月写真定着液廃液の回収、銀地金精製及び販売、写真薬品及び材料の販売を目的として、大阪市城東区に㈱朝日化学研究所を設立(資本金4百万円)1975年2月神戸市より産業廃棄物処理業の許可を写真関係の処理業者として全国で初めて受け、産業廃棄物処理業を開始1983年11月当社製銀地金がL.M.E.(ロンドン金属取引所)公認ブランドの認定を受ける1984年8月東京金取引所の会員としての認可を受ける1992年4月㈲佐藤貴金属の社員持分の全部を譲受ける1994年11月海外展開に向けマレーシアに現地法人“ASAHI G&S SDN. BHD.”を設立1997年4月㈱九州アサヒ、㈱四国アサヒ、㈱北陸アサヒ、㈱佐藤貴金属、㈱ボンアンジュを吸収合併し「アサヒプリテック株式会社」に商号変更1998年1月神戸市中央区加納町四丁目4番17号に本社事務所を移転神戸市東灘区魚崎浜町21番地に本店所在地を移転1998年10月当社製のパラジウム地金がロンドン・プラチナ・パラジウム・マーケット(L.P.P.M.)の指定ブランドとして認可1999年7月テクノセンターにおいて国際品質保証規格「ISO9002(現ISO9001)」の認証を取得1999年10月日本証券業協会に株式を店頭登録日本金地金流通協会の正会員となる2000年5月テクノセンターにおいて国際環境マネジメントシステム規格「ISO14001」の認証を取得2000年7月当社製の銀地金がロンドン・ブリオン・マーケット・アソシエーション(L.B.M.A.)の指定ブランドとして認可2000年9月当社製のプラチナ地金がロンドン・プラチナ・パラジウム・マーケット(L.P.P.M.)の指定ブランドとして認可2000年11月東京証券取引所市場第二部上場2001年7月㈱三商と株式交換㈱大門と㈱エコマテリアルの株式取得2002年3月東京証券取引所市場第一部上場2004年4月2006年2月2006年9月2007年3月2007年4月2007年5月2007年11月2008年5月2008年9月 2008年10月2009年3月日本ケミテック㈱の株式取得錦興産㈱の株式取得韓国の連絡事務所を「韓国アサヒプリテック株式会社」として現地法人化東京都千代田区丸の内一丁目7番12号に東京本社を設置錦興産㈱を吸収合併㈱太陽化学と株式交換㈱サニックスの事業の一部譲受けにより北九州事業所設置完全子会社「ジャパンウェイスト株式会社」を設立当社製の金地金がロンドン・ブリオン・マーケット・アソシエーション(L.B.M.A.)の指定ブランドとして認可富士炉材㈱の株式取得株式移転により持株会社「アサヒホールディングス株式会社(現AREホールディングス㈱)」の完全子会社となるため、上場廃止
EDINETのXBRLから抽出した原文です(長文は先頭のみ)。全文はPDF・XBRLの原本をご確認ください。
TIMELY DISCLOSURE
適時開示(TDnet)
2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)決算短信 · 15:30
PDF出典:東証 適時開示情報閲覧サービス(TDnet)。決算短信・業績予想の修正はEDINETには掲載されません。
PEERS
同業他社(非鉄金属・売上高順)
EDINET DOCUMENTS
提出書類
i
財務数値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」等をXBRL/CSVから決定論的に抽出した開示値です。各数値はEDINETの原本(PDF / XBRL / CSV)にそのまま遡れます。投資判断は原本をご確認ください。
公式EDINET ↗