日
日進工具株式会社
NS TOOL CO.,LTD.
95億円売上高(FY2026)
8.0%ROE
90.1%自己資本比率
91財務健全性スコア
KEY METRICS
主要財務指標
FY2026の売上高は95億円(前年比+0.7%)。営業利益は20億円(営業利益率20.6%)、当期純利益は14億円。総資産196億円に対し自己資本比率は90.1%、ROEは8.0%。機械の中央値(ROE 7.7%)を上回る水準。営業キャッシュ・フローは21億円の創出、現金及び現金同等物は95億円。
開示値を定型文に流し込んだ自動生成の概況です(LLM不使用)。株価(終値)838円2026-09-04
PER14.4倍
PBR1.11倍
配当利回り3.58%
時価総額(概算)195億円
株価はYahoo Financeの公開データによる参考値。PER・PBR・利回りは最新有報のEPS・BPS・配当との組み合わせ計算です。売上高95億円+0.7%
営業利益20億円+10.9%
当期純利益14億円+14.0%
総資産196億円
純資産179億円
営業利益率20.6%
ROE8.0%
自己資本比率90.1%
EPS58.4円
BPS751.9円
1株配当30円
配当性向51.4%
従業員数—
INDUSTRY POSITION
業種内のポジション
ROE8.0%中央値 7.7%
営業利益率20.6%中央値 7.9%
自己資本比率90.1%中央値 66.4%
健全性スコア91.0点中央値 67.0点
帯は機械(133社)の下位25%〜上位25%、縦線が中央値、丸が当社の値です。
FINANCIAL HISTORY
業績推移
資産
負債・純資産
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | 総資産 | 純資産 | EPS | ROE | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2026 | 95億円 | 20億円 | 20億円 | 14億円 | 196億円 | 179億円 | 58.4 | 8.0% | 90.1% |
| FY2025 | 94億円 | 18億円 | 18億円 | 13億円 | 199億円 | 184億円 | 50.8 | 7.1% | 91.4% |
| FY2024 | 90億円 | 19億円 | 19億円 | 13億円 | 192億円 | 177億円 | 53 | 7.7% | 91.1% |
| FY2023 | 97億円 | — | 21億円 | 15億円 | 189億円 | 172億円 | 59.2 | 9.0% | 90.1% |
| FY2022 | 95億円 | 21億円 | 22億円 | 15億円 | 179億円 | 162億円 | 60.9 | 9.8% | 89.2% |
| FY2021 | 81億円 | 15億円 | 17億円 | 12億円 | 169億円 | 153億円 | 48.6 | 8.2% | 89.4% |
| FY2020 | 95億円 | — | 22億円 | 15億円 | 160億円 | 145億円 | 61.8 | 11.1% | 89.7% |
| FY2019 | 105億円 | — | 29億円 | 20億円 | 154億円 | 135億円 | 78.8 | 15.5% | 87.1% |
| FY2018 | 98億円 | — | 27億円 | 19億円 | 145億円 | 120億円 | 76.1 | 16.8% | 83.0% |
| FY2017 | 88億円 | — | 20億円 | 14億円 | 125億円 | 107億円 | 56.8 | 14.0% | 85.2% |
| FY2016 | 84億円 | — | 20億円 | 13億円 | 114億円 | 96億円 | 107.4 | 14.9% | 84.2% |
営業CF21億円
投資CF-4億円
財務CF-21億円
現金及び現金同等物95億円
MAJOR SHAREHOLDERS
大株主
| 順位 | 氏名・名称 | 持株比率 |
|---|---|---|
| 1 | 株式会社エムワイコーポレーション | 10.6% |
| 2 | 株式会社ソルプティ | 10.4% |
| 3 | NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE FIDELITY FUNDS(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 8.9% |
| 4 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 7.9% |
| 5 | 株式会社ティ・アイロード | 7.9% |
| 6 | 後藤 弘治 | 3.4% |
| 7 | BANK LOMBARD ODIER AND CO LTD GENEVA(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 3.3% |
| 8 | 後藤 隆司 | 3.3% |
| 9 | 後藤 勇二 | 2.8% |
| 10 | 日進工具従業員持株会 | 1.9% |
INTERIM RESULTS
中間期の業績(半期報告書)
| 中間期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 営業利益率 | 自己資本比率 | EPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2026中間(〜2025-09-30) | 46億円 | 8億円 | 8億円 | 5億円 | 16.6% | 92.3% | 21.8 |
| FY2025中間(〜2024-09-30) | 47億円 | 8億円 | 8億円 | 6億円 | 17.5% | — | 22.9 |
| FY2024中間 | 44億円 | 8億円 | 8億円 | 5億円 | 17.0% | — | 20.3 |
半期報告書「主要な経営指標等の推移」からの抽出値です。中間期の利益は通期の約半分に相当するため、年度データとの単純比較はできません。
HUMAN CAPITAL
人的資本
平均年齢38.5歳
平均年間給与662万円
平均勤続年数13.7年
管理職に占める女性比率6.1%
男女の賃金の差異(全労働者)78.6%
男女の賃金の差異(正規雇用)80.5%
提出会社(単体)ベースの開示値です。
ANNUAL REPORT TEXT
有報本文
事業の内容879字
3【事業の内容】当社グループは、当社及び連結子会社5社の6社で構成されており、マシニングセンタ(工作機械)に取り付けて金属等の加工を行う切削工具「エンドミル」の製造・販売を中心に事業を行っております。特色としましては、エンドミルの中でも超硬素材でかつ小径(刃径6mm以下)サイズの製品に注力しており、取扱高(金額ベース)の約8割を占めております。当社グループでは、製品の製造様式、製品の市場及び顧客を系統的に区分した製品部門別に戦略を構築し、事業活動を展開しております。したがって、当社グループは製品部門別のセグメントから構成されており、「エンドミル関連」と「その他」の2つを事業セグメントとしております。「エンドミル関連」は当社グループが営む主力の事業であり、超硬小径エンドミルを中心とした切削工具の製造販売にかかる事業であります。また、「その他」は工具ケースを中心としたプラスチック成形品の製造販売にかかる事業等であります。なお、「エンドミル関連」は、製品のサイズ等により、エンドミル(6mm以下)、エンドミル(6mm超)、エンドミル(その他)に区分しております。なお、「その他」の事業セグメントの売上高、利益又は損失の額及び資産の金額がいずれもすべての事業セグメントの合計額の10%未満であるため、報告セグメントを1つとしております。 (1)当社当社は、超硬小径エンドミルを中心とした切削工具を生産し、代理店及び連結子会社である株式会社ジーテック、日進工具香港有限公司、NS TOOL USA,INC.に販売しております。 (2)子会社株式会社ジーテックは、製品の販売及び一部再加工を行っております。日進工具香港有限公司は、中国地区での製品の販売を行っております。NS TOOL USA,INC.は、米国での製品の販売を行っております。株式会社牧野工業は、工具ケースを中心としたプラスチック成形品の製造・販売を行っております。株式会社日進エンジニアリングは、当社の加工委託先であります。 事業の系統図は次のとおりであります。(2026年3月31日現在)
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等5,180字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。なお、本文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末時点において、当社グループが判断したものであり、その実現を保証するものではありません。 (1)会社の経営の基本方針当社グループは「SOFT(技術)・HARD(機械)・HEART(心)を創ります。人と地球に優しい製品を開発し社会に貢献します」の経営理念のもと、生産性の向上に役立つ切削工具等の開発・製造・販売に携わってまいりました。また、ブランドステートメントとして“「つくる」の先をつくる”を掲げ、お客様や社会のニーズに応える高付加価値製品を生み出し、モノづくりの夢と可能性を切り拓くことを経営の基本方針としております。また、当社グループは、社会との共存と自社の持続可能性を同期させた「サステナビリティ基本方針」を策定しております。社会と共生しつつ企業としての持続的成長を維持継続するため、小径切削工具を中心に「人と地球にやさしい高付加価値製品を、最小限の資源でつくり、環境負荷の低減に努める」ことで、精密・微細加工用工具分野で圧倒的なプレゼンスを目指します。 (2)中長期的な会社の経営戦略当社グループの持続的成長と社会との共存を実現するため、当社の各部門とグループ企業体が互いに連携し、製品開発サイクルの好循環をつくり出すことで、高付加価値製品の継続的な創造、提供の実現を図ります。 上記目的達成のため、開発・生産・販売の各部門においては、下記戦略を実施してまいります。 ① 開発部門新製品開発においては、当社グループの強みである豊富な製品ラインアップの一層の強化・拡充を図るとともに、他社との明確な「違い」を基軸とした独自性の高い製品開発を推進してまいります。「違い」とは、他社にない製品、これまでにない加工方法を実現する製品の特性を指し、価格競争に依拠しない付加価値創出の源泉と位置付けております。具体的には、新素材を用いた工具開発や加工方法・コーティング技術の改良に加え、営業部門との連携による市場ニーズの的確な把握を通じ、販売店およびユーザーから継続的に選好される製品開発に取り組んでまいります。また、生産技術開発においては、次世代加工技術への対応を通じた既存技術の高度化を基本方針とし、自社開発工具研削盤のさらなる機能向上や、画像処理技術を活用した自動測定範囲の拡大を図ってまいります。 ② 生産部門生産活動においては、仙台工場で策定した「ものづくり行動指針」を実践し、高性能で品質のバラツキが少なく、かつ価格競争力を有する高付加価値製品を安定的に供給できる体制の高度化を図ってまいります。自社開発機による自動化ラインの増強および自動化範囲の拡大を通じて、無人化・省力化を継続的に推進してゆくほか、より効率的でムダのない生産体制の確立に向け、品質改善および原価低減を目的とした小集団改善活動「オレンジFC活動(Future Challenge)」の一層の強化に取り組んでまいります。さらに、仙台工場への生産集中リスク分散のため、子会社新潟工場の生産能力増強を図るほか、生産効率および環境負荷低減の観点から電力使用量の削減を推進してまいります。 ③ 販売部門国内販売においては、製品拡販と新製品を含む市場需要の発掘、掘り起しのための仕組みづくりに改めて注力し、販売網の整備、多様で有益な製品情報を提供する環境の整備、在庫の充実を図ることなどにより、ユーザーに対して、用途に合った最適な製品をタイムリーかつ効率的に供給できる体制を強化してまいります。また、代理店、販売店との協働を踏まえた施策を展開するとともに、ユーザー向けには、自社サイトにおける工具検索機能の高度化や、オウンドメディア等を通じた製品情報の発信、データ分析に基づくマーケティングを推進してまいります。海外においては、地域別戦略に基づいて重点攻略地域を定め、ローカルパートナーとの協働を通じ、地域の特性に応じたアプローチを行うことにより、世界の精密・微細加工市場の開拓および拡大に取り組んでまいります。 (3)経営環境について当社グループの主力製品である小径切削工具は、精密・微細加工を要する金型や各種部品の製造に使用されております。これらは、自動車、半導体、電子部品、光学機器、日用品、医療機器など、幅広い産業分野で活用されております。このため、当社グループの業績は、これら最終製品の生産動向に影響を受けます。近年は、成長を牽引してきたスマートフォンや自動車分野の需要が一巡しております。一方で、AIやデータセンター関連などにおいて、国内および一部海外市場で新たな小径工具需要が発生しております。中期的には、DXの進展に伴う半導体・電子部品需要の拡大が見込まれております。また、医療や航空宇宙分野などの新たな成長領域においても、精密・微細加工技術への需要増加が期待されております。これらを背景に、小径切削工具市場は引き続き成長が期待されるものと認識しております。当社グループを取り巻く現在の経営環境は、依然として厳しい状況が継続しております。地政学上の諸問題の拡大や資源を巡る各国の動向により、国内外の経済活動の安定性および予見可能性の確保が一層困難となっております。加えて、素材費や人件費を中心としたコスト上昇が着実に進んでおります。このような環境の中、主要需要先の動向を見ると、自動車部品関連は国内生産の縮小傾向の影響を受け、足元の伸びは限定的となる見込みであります。一方で、半導体・電子部品関連は、AIやデータセンター需要に支えられ、引き続き堅調に推移する見通しであります。輸出については、中国における自動車関連および電子機器関連需要、ならびにアジア諸国の需要を背景に、販売数量は全体として増加する見込みであります。 (4)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題わが国が圧倒的な強みを発揮する精密・微細加工分野を、小径工具を使った切削加工技術の面から支え続けてゆくこと、ユーザー様が安心して新たな精密・微細加工にチャレンジできるよう、高性能で品質の安定した製品を、販売店を通じ妥当な価格で安定的に供給していくこと、が当社グループの使命であると認識しております。当社グループが対処すべき事業上の課題は、上記使命を踏まえ、内外の代理店、販売店による販売網の一段の充実を図りつつ、小径工具分野において、他社との明確な「違い」を有する独自性の高い新製品を継続的に供給するとともに、標準品においても圧倒的な品揃えと在庫水準を維持することで、ユーザーにとって代替困難なポジションを確立し、市場におけるプレゼンスの一層の向上を図ることであります。当社グループが対処すべき財務上の課題は、ここ数年成長が鈍化し設備投資が伸び悩んだため、総資産に占める現預金の割合が増加し資産効率の悪化を招いている点であります。これに対処するため当期は約13億円の自己株式取得を実施するなど資本政策を強化しましたが、今後は生産自動化や生産効率改善に向けての設備投資に加え、新製品戦略の強化等により早期に成長軌道へ復帰することで、増産のための設備投資にも現預金を振り向けることにより、資産効率を改善してまいる所存であります。なお、足元懸念材料であるタングステンの市場価格高騰による超硬素材の価格上昇につきましては、素材メーカーと協働しながら、十分な素材在庫を確保し対応してゆくほか、一段の原価低減活動の推進に加え、取引条件の見直しや製品価格の改定に着手しております。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、売上よりも利益を優先する経営方針を掲げ、売上高経常利益率20%の確保を目標としております。当期の売上高経常利益率は21.2%、前期比2.3ポイント増となり、目標を上回りました。国内外での市況回復に加え、新製品戦略、営業体制強化、原価低減といった中期課題への対応が一定の成果を生んでおります。また、株主資本を効率的に活用する観点から自己資本純利益率(ROE)10%の確保も経営指標としております。当期は増益及び自己株式取得による資本効率の改善により、ROEは前期より0.9ポイント改善し8.0%の実績となりました。厳しい経営環境が続く中、足元施策の着実な遂行により、経常利益率の目標20%の継続達成と当社が認識する株主資本コスト(CAPM等を参考に算定)8.6%を上回るROEの回復を当面の目標としつつ、中期経営計画に基づく施策の推進により、再度の利益成長を目指します。次期の計数計画につきましては、タングステン価格の高騰から通期予算の策定が困難となっており、合理的な算定が可能となった段階で速やかに開示する予定であります。 (6)経営戦略の現状と見通し「中期的な会社の経営戦略」に記載の通り、この数年間市場成長が一時的に鈍化する中、製品開発を起点とする「高付加価値製品の循環戦略」を重点的に展開しており、開発部門では、前期に高硬度鋼材向けの新コーティングを使った製品やユニークなレンズ形状エンドミル等を開発し、当期は12の新製品(14型番)を市場に投入するなど、製品群の充実に継続して取り組んでおり、生産部門では、自社製研削盤の改善や測定技術の向上を図るとともに、小集団活動や自動化を推進して着実な原価低減を進めており、販売部門では、商流を重視し内外の販売網を活用して多様な製品を滞りなくユーザーに届ける仕組みの充実を図ってまいりました。今後の見通しにつきましては、精密・微細加工の市場は中長期的に着実な拡大が見込まれると想定し、引き続き小径工具の製造販売に特化し、他社との「違い」を追求しつつ市場と共に成長してゆくための中期的施策を策定し実行することで、再び持続的な利益成長の実現を目指してまいります。 (7)その他、会社の経営上重要な事項① 内部管理体制の整備・運用状況当社グループでは、社内規程や稟議制度を整備し、ルールに基づいた業務運営を実施しております。また、内部統制報告制度への対応につきましては、常務取締役を委員長とする「内部統制委員会」を設置し、内部統制の整備・運用の推進及びその評価、また監査法人により実施される内部統制監査への対応を行っております。 ② 指名・報酬委員会の設置当社グループでは、ガバナンス強化の観点から任意の指名・報酬委員会を設置しております。指名・報酬委員会は独立社外取締役が過半を構成し、委員長は独立社外取締役から選任される諮問委員会であり、取締役等の候補者の指名(監査等委員である取締役を除きます)や、取締役等の報酬(監査等委員である取締役を除きます)について取締役会より諮問を受け、審議内容を答申することで、取締役会の独立性を高めるものであります。 ③ 資本コストや株価を意識した経営の実現に向けての対応当社グループは、資本コストを上回る資本効率の達成を重要課題と認識しており、詳細は「(5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載の通りであります。当期は、中期経営課題である海外販売の強化と新製品の開発による製品群の充実が奏功し、また原価低減にも注力した結果、売上高経常利益率21.2%と目標を達成いたしました。また、低下が続いていたROEについては、増益及び自己株式取得による資本効率の改善により、当期は8.0%と前期より0.9ポイント改善しております。当社グループの中期的な経営課題については整理を終え対策に着手しており、当面は足元の事業計画を着実に遂行することにより、経常利益額および経常利益率の反転定着を図るとともに、グループ全体で中期課題の解決に取り組むことで、持続的成長の実現および資本コストを上回る水準へのROE回復を目指してまいります。 ④ その他その他の取組みといたしましては、監査等委員による各部門長へのヒアリングの実施、内部監査部門による各部門への内部監査の実施等を行っております。なお、内部監査につきましては、社長及び取締役会・監査等委員会へ報告、答申等を行うデュアルレポーティング制度を採用しております。コンプライアンスにつきましては、コンプライアンス担当役員を中心に推進を図っており、従業員研修会や社内業務連絡(コンプライアンス便り 月1回配信)で取り上げることにより、社内教育に努めております。また外部弁護士を窓口とする「コンプライアンス相談窓口」を設け、内部通報制度の窓口といたしております。
事業等のリスク3,773字
3【事業等のリスク】当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性のある主な事項と当社の取組状況について以下に記載しております。なお、本文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末時点において当社グループが判断したものであります。(1)災害、エネルギー危機や新型感染症等の影響について大規模な災害、エネルギー需給逼迫に伴う経済活動の制限や新型感染症等の発生により、事業所や工場へのアクセスが制限され、従業員の出社が困難となった場合には、製品在庫の出荷ができず市場への製品供給が停滞する可能性や、生産体制に影響が出る可能性があります。当社グループでは、かかる事態への対応として、社内規程を整備しチーム分けによる分散勤務体制や在宅勤務体制を可能としているほか、製品在庫を仙台・東京・海外現法2社にて分散保有し、また新潟工場の生産能力増強により、仙台工場との分散生産体制を推進するなど、複合的な対策を講じております。 (2)生産・開発拠点の集中について当社グループは、生産・開発拠点を宮城県の仙台北部中核工業団地内に集約することで、効率的な生産・開発体制を構築し、製品の品質、精度、価格競争力等を高める一方、生産・開発拠点における震災対策の強化・徹底にも注力してまいりました。また、前述の通り在庫の複数拠点での保有や新潟工場での生産拡充など、リスク分散のための対策も並行して行ってまいりました。しかしながら、当該地域にて大地震等の災害が発生した場合には当社グループの生産・開発体制全体が影響を受ける可能性があるほか、場合によっては市場への製品供給が滞る可能性があります。当社グループでは特に仙台工場での地震対策に重点を置いて取り組んでおり、現場における日頃の対策の一段の工夫、徹底に加えて、新開発センターで採用した「オールラウンド免震」機構など新たな技術を取り込み、より高度な地震対策を実施しております。この結果、2021年2月、2022年3月に東北地方で発生した震度6強の地震に際しては、いずれも1両日で完全に生産復旧できており、一定の成果を生んでおります。引き続き仙台地区での地震対策の充実と、在庫、生産拠点の分散による複合的な取り組みを推進してまいります。 (3)小径切削工具への集中について当社グループは超硬小径エンドミルを主とする超硬小径切削工具の製造販売に経営資源を集中しております。超硬小径エンドミルは、主に電子機器、民生機器、自動車部品等の精密金型製作や部品の精密・微細加工に広く使用されており、今後も様々な分野で精密・微細加工技術を使った部材や金型の需要が大きく増加すると考えております。精密・微細加工の方法としては、超硬小径エンドミルを使った切削加工が一般的ですが、将来は他の素材を使った製品や新たな加工方法に代替される可能性があり、この場合当社の事業に影響が出ることが予想されます。素材につきましては、現時点で超硬素材に全面的に取って代わる素材の出現の可能性は低いものの、昨今のタングステン市場の動向等を踏まえると、今後他の素材に代替されてゆく可能性はあります。当社グループでは以前より、cBN(立方晶窒化ホウ素)やPCD(多結晶ダイヤモンド)といった超硬合金以外の素材を使用した製品の開発・製造等も行っており、他の素材についても鋭意研究を進めております。加工方法につきましては、3Dプリンターで金属を積層焼結成形するレーザー加工機が普及するなど、今後も技術革新によりエンドミル需要に影響を与える新たな精密・微細加工技術が開発される可能性があります。当社グループでは、精密・微細加工の分野において、小径切削工具を使った直彫りによる加工方法が、精度とコストの面で比較優位性を保っていることをアピールしつつ、高性能(高精度、高能率、多機能、長寿命)でバラツキのない、環境にやさしい小径工具を合理的な価格で提供してまいります。 (4)競合について当社グループが事業展開している小径切削工具市場では、国内大手の工具メーカーや超硬メーカーがその成長性に着目して生産・販売体制を強化しており、また中国市場などでも、中国国内で製造された製品が増加してきていることから、今後ますます競争が激化していくものと考えられます。当社グループは、小径切削工具に経営資源を集中し、自社開発の専用加工機および独自の製造プロセスを基盤とした体制を構築しております。これにより、他社との「違い」として、高精度・長寿命・品質安定性を高い水準で両立しつつ、コスト競争力も確保できる点に競争優位性があると認識しており、一段の体制強化を図ってまいります。 (5)原材料の調達及び資源価格の上昇について当社グループの主要製品である超硬エンドミルの主要素材は超硬合金であり、その主要成分となるタングステン原料は国際市況商品で、精鉱生産量の8割強を中国が供給していることから、その価格や供給量は世界的な需給関係や生産国の思惑等によって大きく影響を受ける可能性があり、現実に昨年来リスクが顕在化しております。また超硬合金で結合剤として使用されるコバルトはスマートフォンや電気自動車(EV)の電池にも使用されており、その需要拡大により需給が逼迫する可能性があります。加えてタングステン、コバルトとも「紛争鉱物」として、以前より一部の生産地域において、その採掘過程での若年者労働や過酷労働による人権侵害が問題となってきた経緯があります。当社グループでは、足元のタングステン原料価格の高騰に対し、工程の効率化追求や製造経費の削減等による原価低減により、先ず自社でコスト上昇を吸収することとし、最終的には、販売条件の見直し交渉の実施などと併せ、製品への価格転嫁を行うこととしております。また、原料の入手リスクの問題に対しては、従前より積み増してきた素材在庫を活用しつつ、主要仕入先との連携強化や調達先分散を図ることにより、安定調達を試みております。併せて原材料のトレーサビリティを徹底し、調達先から証明書の提出や原料調達方法の説明を受けるなどの方法により紛争鉱物の混入を排除しております。 (6)特定の仕入先・協力会社への依存について当社グループは、超硬エンドミルの主要素材である超硬合金の大半を特定の仕入先より仕入れております。また、超硬エンドミル生産の主要工程の一つであるコーティングにおきましては、内製化を進めているものの一部を特定の協力会社に委託しております。これは、増産時の対応又は万が一のためのリスク対応等を狙いとするものであります。当社グループと当該仕入先・協力会社とは、長年にわたり極めて緊密な関係にあり、事業パートナーとして信頼できる取引先であることを日頃から確認しており、今回の原料価格高騰、原料入手リスクへの対応についても、連携しながら円滑に協働しております。今後ともこれまでの取引関係を維持発展していく方針でありますが、災害や不測の事態によるサプライチェーンの混乱等に備えるため、安全在庫の積み増しや、設備の増強による内製化比率の引き上げ等、製品の安定供給の観点から対策を講じております。 (7)製品の品質確保について当社グループは、製造工程に自社開発専用機を投入し、独自の製造プロセスを創りあげることにより、当社特有の生産体制を構築し、この結果高性能でバラツキのない高付加価値製品を安定生産しておりますが、製造ラインが自社独自のものであり、市販の製造設備等での代替ができません。従って、製品の品質維持・確保のためには外部に頼らず自社のみで対応する必要があります。当社グループは、ISO9001及び14001等の世界的に認められている品質管理及び環境管理のマネジメント基準に従って製品を製造することに加え、当社独自の「ものづくり行動指針」に基づき、社員自らが社内で不断に自社開発機や製造プロセスの見直しと改善を行うことで、高い品質確保のため盤石の体制を維持、発展させてまいります。 (8)環境問題について当社グループでは、ISOの環境管理基準や「サステナビリティ基本方針」に従って、「人と地球にやさしい製品を、最小限の資源でつくり、環境負荷の低減に努めます」を目標に掲げ活動しております。一方で、環境に対する配慮を求める社会の要請は日々高まっており、GHGの排出削減、資源の3Rや再生可能エネルギーの利用など、販売先や仕入先、株主等の様々なステークホルダーから、より高い目線での対応が求められております。ステークホルダーからの様々な要請、期待に応えられない場合、企業としての社会的信用や事業の成長に影響が出る可能性があります。当社グループでは、2021年にサステナビリティ委員会を設置して当社グループの環境問題について定期的に討議して報告を作成し、これを取締役会で審議しております。また、各部門のKPIを「サステナビリティ基本方針」に基づき策定することで、環境についても経営目標に織り込んで対応することとしております。気候変動への対応につきましては、TCFDに基づく情報開示を行っており、前期よりスコープ1,2排出量は決算期に合わせ当期分を開示しております。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析5,415字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。① 経営成績の状況当連結会計年度における我が国経済は、米国の追加関税政策により一時的に輸出企業に影響が見られたものの、旺盛なAI関連需要に牽引され、緩やかな回復基調が継続しました。当社グループ製品の主要需要先の状況といたしましては、国内ではAI及びデータセンター分野が活況となったことにより、半導体関連では製造装置から検査工程に至るまで幅広く需要が活発となり、電子部品・デバイス関連についても概ね堅調に推移しました。自動車関連においては、HV車を中心に、量産及び部品加工で回復基調が見られました。さらに海外では、中華圏を含むアジアを中心に自動車や光学、データセンター関連向けが好調に推移しました。このような環境の中、当社グループでは、アジャイル型開発を推進し、当期は2026年3月までに規格追加を含む新製品14型番を市場投入しました。3月には、サーメットロングネックラジアスエンドミル「CHR430R」、高硬度鋼高精度加工用2枚刃ボールエンドミル「MSBSH230」、高硬度鋼加工用4枚刃・6枚刃ラジアスエンドミル「MHDSH445R・MHDSH645R」、Mスレッドミル(めねじ用)「MMTM」を発売しました。生産面では、売上増に伴う増産による量産効果に加えて、当社グループの小集団改善活動である「オレンジFC活動」を中心に、高精度、高品質を維持しながら効率的な生産体制を構築することにより、コスト削減を実現しました。これらの結果、当連結会計年度における売上高は9,494百万円(前期比0.7%増)、営業利益は1,959百万円(同10.9%増)、経常利益は2,011百万円(同13.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,442百万円(同14.0%増)となりました。なお、KPIとして売上高経常利益率20%を目標としておりますが、当期は前期比2.3ポイント増の21.2%となり、目標を上回りました。中華圏を含むアジア地域向けの販売が好調に推移したことから売上が増加し、さらに、原材料費や労務費等は増加したものの原価低減により製造原価が抑えられたことから、売上高経常利益率が上昇しました。もう一つの目標であるROE10%につきましては、当期は増益に加え、総額13億円を超える大規模な自社株買いを実施した結果、ROEは8.0%となり、目標を下回ったものの前期より0.9ポイント改善いたしました。製品区分別の売上高では、「エンドミル(6mm以下)」が7,635百万円(前期比1.3%増)、「エンドミル(6mm超)」が799百万円(同0.1%増)、「エンドミル(その他)」が365百万円(同15.2%減)、「その他」が694百万円(同4.8%増)となりました。 (注)報告セグメントが1つでありますので、製品区分別に記載しております。なお「その他」の事業セグメントは、製品区分別の「その他」に含めております。 ② 財政状態の状況当連結会計年度末における財政状態は、資産合計が19,595百万円(前期末比346百万円減)、負債合計が1,743百万円(同217百万円増)、純資産合計が17,851百万円(同564百万円減)となりました。各資産・負債の増減要因は以下のとおりであります。<流動資産>当連結会計年度末における流動資産の残高は13,459百万円で、前期末比332百万円、2.4%の減少となりました。これは主に、自己株式の取得による現金及び預金の減少等によるものであります。<固定資産>当連結会計年度末における固定資産の残高は6,135百万円で、前期末比14百万円、0.2%の減少となりました。これは主に、減価償却費が設備投資額を上回ったことによるものであります。<資産合計>上記により、資産合計は前期末に比べ346百万円、1.7%減少し19,595百万円となりました。<負債合計>当連結会計年度末における負債の残高は、1,743百万円と前期末に比べ217百万円、14.3%の増加となりました。これは主に、未払金及び未払法人税等の増加等によるものであります。<純資産合計>当連結会計年度末における純資産の残高は17,851百万円と前期末に比べ564百万円、3.1%の減少となりました。これは主に、自己株式の取得等によるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。連結ベースでの現金及び現金同等物(以下(資金)という)は、前連結会計年度末と比較し、300百万円減少し、9,467百万円(前期比3.1%減)となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は2,138百万円(前期比6.3%増)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益2,014百万円と減価償却費による資金の増加や法人税等の支払いによる資金の流出などを反映したものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は380百万円(同3.2%減)となりました。これは主に固定資産の取得による支出を反映したものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は2,055百万円(同200.4%増)となりました。これは主に自己株式の取得及び配当金の支払によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績当社グループは、報告セグメントが1つでありますので、製品区分別に記載しております。なお「その他」の事業セグメントは、製品区分の「その他」に含めております。a.生産実績当連結会計年度の生産実績を製品別に示すと、次のとおりであります。製品別の名称生産高(千円)前年同期比(%)エンドミル(6mm以下)8,269,506△0.6エンドミル(6mm超)799,9883.5エンドミル(その他)216,063△5.8その他459,379△3.3合計9,744,937△0.5(注)金額は販売価格によっております。 b.受注実績当連結会計年度における受注実績を製品別に示すと、次のとおりであります。製品別の名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)エンドミル(6mm以下)7,764,4894.6268,46192.7エンドミル(6mm超)822,7324.239,819141.2エンドミル(その他)405,887△6.8160,35433.9その他704,7416.169,17218.4合計9,697,8514.1537,80861.0(注)金額は販売価格によっております。 c.販売実績当連結会計年度の販売実績を製品別に示すと、次のとおりであります。製品別の名称販売高(千円)前年同期比(%)エンドミル(6mm以下)7,635,3361.3エンドミル(6mm超)799,4240.1エンドミル(その他)365,318△15.2その他694,0114.8合計9,494,0910.7(注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。相手先前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)株式会社サカイ1,479,39215.71,435,78315.1 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討の内容当社グループに関する財政状態及び経営成績の分析・検討内容は、原則として連結財務諸表に基づいて分析した内容であります。本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容●経営成績等当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、売上高が前期比0.7%増加の9,494百万円、営業利益は同10.9%増加の1,959百万円となりました。上期は米国の追加関税政策等の影響により売上、利益とも低迷しましたが、下期になって販売本数が回復し、増産に伴う量産効果と原価低減も寄与したことから、通期では前期比増収増益となりました。当連結会計年度における状況は、前項(1)に記載の通りであります。 ●重要な影響を与える要因当社グループの製品は、様々な工業製品を作る際に必要となるものであり、その需要動向は精密・微細加工を必要とする先端工業製品群の需要にリンクしております。例えば、スマートフォンや自動車といった最終製品や、これらを構成する半導体、電子部品やコネクタなどがこれに該当します。従って、当社の製品需要は世界の景気動向や先端技術製品の登場などに影響を受けます。また、直近では当社製品の素材原料であるタングステンの価格が高騰しており、原価への影響が懸念されます。当社グループ製品の主要需要先では、国内の自動車関連は、次期も生産台数と新車開発いずれも大きな回復が見込めないことから、金型製造に必要な工具需要は横這いか、微増推移を見込んでおります。国内の半導体、電子部品関連は、AI関連のデータセンター向け電子部品や関連デバイス向けなどの底堅い需要に支えられ、引き続き安定推移が見込まれます。好調な中華、アジア圏については、地政学要因はあるものの、販売台数を伸ばしている中華圏の自動車産業等での需要拡大が期待されます。当社グループでは、他社との差別化要因である「違い」に基づく高付加価値製品の展開を継続しており、これが利益率の維持・向上に寄与してまいりました。足元は効率的な業務体制を維持しコスト削減に努める一方、本格的な工具需要回復のタイミングに向け、高機能・高付加価値製品の品揃えの充実を図り、マーケティングを推進してまいります。なお、高騰する原料価格への対応については、3「事業等のリスク」(5)に記載の通りであります。 ② 資本の財源及び資金の流動性当社グループの運転資金の主な構成要素は、製品製造のための超硬素材等の原材料費、製品製造に要する諸費用、自社の製品在庫、及び売掛金等であります。設備資金は、主に自社開発の製造設備を継続的に購入するために必要となります。当社グループは運転資金及び設備資金をすべて内部留保で賄うこととしております。運転資金については、売上に係る決済を原則締め日の翌月応当日としており、当連結会計年度における売上債権回転期間は前期比+0.1カ月の1.8カ月であります。また、当社グループでは標準品の販売比率が高く、欠品を起こすとユーザー離れを招く可能性があるため、流通在庫に加え、一定水準の自社製品在庫を揃えておく方針を採っております。この結果、当期の棚卸資産回転期間は前期比+0.3カ月の6.6カ月となりました。設備資金につきましては、生産設備へ継続的な投資を行いつつ、必要に応じ工場建設等の大規模投資を実施しており、通常は設備投資が営業活動から得られるキャッシュ・フローを上回ることはありません。なお、当連結会計年度における設備投資は、前期比375百万円増加し、486百万円となりました。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、資産、負債及び収益、費用の各報告数値に影響を与える見積り計算に際しては、過去の実績や現在の状況を踏まえ、合理性ある前提と計算方法に基づき算定しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (固定資産の減損)当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産または資産グループについて、当該資産または資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減損し、当該減少額を減損損失として計上することとしております。損益実績や事業計画に基づき検討を行いますが、市場環境の変化や事業計画の前提条件に変更が生じた場合には、減損損失の計上が必要となる可能性があります。 (繰延税金資産の回収可能性)当社グループは、計上した繰延税金資産について、発生要因別に一時差異の予想解消時期をスケジューリングし、これに将来の課税所得の見積りを適用してその回収可能性の検討を行っており、回収可能性がないと判断した繰延税金資産については評価性引当処理を行い、税金費用を計上しております。一時差異の解消スケジューリングや将来の課税所得の見積りの前提条件に変更が発生した場合には、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。
セグメント情報1,454字
(セグメント情報等)【セグメント情報】報告セグメントの概要当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。当社グループでは、製品の製造様式、製品の市場及び顧客を系統的に区分した製品部門別に戦略を構築し、事業活動を展開しております。したがって、当社グループは製品部門別のセグメントから構成されており、「エンドミル関連」と「その他」の2つを事業セグメントとしております。「エンドミル関連」は当社グループが営む主力の事業であり、超硬小径エンドミルを中心とした切削工具の製造販売にかかる事業であります。また、「その他」は工具ケースを中心としたプラスチック成形品の製造販売にかかる事業等であります。なお、「エンドミル関連」は、製品のサイズ等により、エンドミル(6mm以下)、エンドミル(6mm超)、エンドミル(その他)に区分しております。なお、「その他」の事業セグメントの売上高、利益又は損失の額及び資産の金額がいずれもすべての事業セグメントの合計額の10%未満であるため、報告セグメントを1つとしております。 【関連情報】前連結会計年度(自2024年4月1日 至2025年3月31日)1.製品及びサービスごとの情報単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報(1)売上高(単位:千円)日本中国その他の地域合計6,762,6201,372,5641,295,9059,431,090(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。(2)有形固定資産本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。 3.主要な顧客ごとの情報(単位:千円)顧客の名称又は氏名売上高株式会社サカイ1,479,392(注)当連結グループは報告セグメントが1つであるため、関連するセグメント名の記載を省略しております。 当連結会計年度(自2025年4月1日 至2026年3月31日)1.製品及びサービスごとの情報単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報(1)売上高(単位:千円)日本中国その他の地域合計6,715,3241,407,2971,371,4699,494,091(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。(2)有形固定資産本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。 3.主要な顧客ごとの情報(単位:千円)顧客の名称又は氏名売上高株式会社サカイ1,435,783(注)当連結グループは報告セグメントが1つであるため、関連するセグメント名の記載を省略しております。 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】前連結会計年度及び当連結会計年度該当事項はありません。 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】前連結会計年度及び当連結会計年度該当事項はありません。 【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】前連結会計年度及び当連結会計年度該当事項はありません。
サステナビリティに関する考え方及び取組2,393字
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、その実現を保証するものではありません。 (1)サステナビリティ基本方針当社グループでは、社会と共存しつつ自社の持続的成長を目指す観点から、2021年11月に「サステナビリティ基本方針」を策定し、併せて当社グループの持続的成長に不可欠な構成要素(マテリアリティ)と共に公表しております。生産、開発、販売、管理の各部門が「サステナビリティ基本方針」に基づき「マテリアリティ」を取り込んだKPIを設定し、高付加価値製品の創造、提供のための好循環サイクルの確立を目指しております。 <サステナビリティ基本方針>日進工具は、経営理念である「SOFT(技術)・HARD(機械)・HEART(心)を創ります。人と地球に優しい製品を開発し、社会に貢献します。」を実践し、精密な小径エンドミルを全世界に向けて提供することにより、企業や技術者のイノベーションを支えております。また、2004年にISO14000を認証取得し、環境配慮の重要性を自覚して様々な取り組みを実践してまいりました。これからも日進工具グループは、人と社会と環境が調和した持続可能な社会の発展に貢献してまいります。 (2)サステナビリティ推進体制 ① ガバナンス当社グループでは、経営の実務的戦略を検討する会議体として、執行役員と部長、子会社社長から構成される部門長会議を設置し、この分科会としてサステナビリティ委員会を設置しております。サステナビリティ委員会は、気候変動を中心としたサステナビリティ全般について年2回以上検討を実施して取締役会へ報告し、取締役会は報告内容を審議することでサステナビリティ体制の推進を図っており、当期は4回開催されました。サステナビリティに関する方針や決議内容の有効性評価やその実施状況の監視は、内部統制委員会が行っております。また、人的資本への対応では、管理職の人財評価を行う人事委員会や人事制度の見直しを行う人事制度構築委員会において、公正な人事評価と人財育成、人財多様性の確保等に努めております。 ② 戦略当社グループのサステナビリティ戦略はISO規格(品質及び環境マネジメントシステム)の活動と連動しており、各部門のISO活動目標を、自社の持続的成長と社会との共存に不可欠な要素として選定した6つの「マテリアリティ」の各項目と関連付けることで、「マテリアリティKPI※」として具体的な目標に落とし込んで策定する方式を採用しております。※KPI=Key Performance Indicator スケジュール化、数値化された重要な事業目標 当社グループの「マテリアリティ」1.環境問題への対応人と地球にやさしい製品を、最小限の資源でつくり、環境負荷の低減に努めます。2.人権の尊重企業活動において、人権を尊重し、行動します。3.地域・社会への貢献小径エンドミルの事業を通じて、地域・社会における公益的な活動を実践します。4.従業員の働きがいすべての従業員に働きがいのある職場環境を提供します。5.取引先とのパートナーシップ取引先との相互理解を深め、公正な事業活動を通じて持続社会を目指します。6.災害等の危機管理いかなる状況でも安定した製品供給が可能な体制を構築します。 ③ リスク管理当社グループのサステナビリティ推進管理は、基本的に各部門におけるISO活動とリンクしており、各部門、子会社がISO活動目標のためのKPI(「マテリアリティKPI」を含む)についてPDCAを行い、これをISO事務局が取り纏めて毎月取締役会に報告を行っております。また主要なマテリアリティKPIの達成状況についてはサステナビリティ委員会でもモニタリングを行っております。 ④ 指標及び目標当期における主要な「マテリアリティKPI」と達成状況は以下の通りであります。 (3)環境問題(TCFDを含む)への対応状況① TCFDを含む環境問題のガバナンス、戦略、リスク管理環境問題は当社マテリアリティ「1.環境への対応」を構成しており、気候変動に関する問題について、サステナビリティ委員会で年2回以上検討を行い取締役会に報告しております。気候変動に関わる戦略策定のためのリスクの特定・評価につきましては、サステナビリティ委員会で、IPCCやIEA等が公表している2℃シナリオ等を考慮した世界観を参考にリスクと機会の検討を行い、基本的な戦略策定作業を終了しております。気候変動に関するリスク管理につきましては、上記戦略に基づく中期課題やISOの活動目標への対応の中で、各部門が気候変動対応を含めた「環境」に関わる課題解決のためのKPIを策定し、他のマテリアリティに関するKPIと併せて、ISO事務局が社内でPDCAを行っており、サステナビリティ委員会でも達成状況についてモニタリングしております。 ② 指標について当社グループではGHGプロトコルスタンダードに基づいて、スコープ1・2・3の温室効果ガス排出量を算定しております。当期の当社グループ全体でのスコープ1・2合計排出量は、生産量の増加に伴い電力を中心とした消費エネルギー量が増加したため、前期比184トン増加し、4,191トンとなりました。またスコープ3を含めた前期(2025年3月期)の温室効果ガス総排出量は、前々期に比べ設備投資額が増加したことから12,820トンと、前々期対比805トン増加しております。当社グループでは従前より電力使用量の削減目標を設定して省エネに取り組んでおり、スコープ1・2の排出量削減に継続的に取り組んでまいります。
コーポレート・ガバナンスの概要3,819字
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方 当社は、経営の効率性、透明性を向上させ、株主をはじめとしたステークホルダーの立場に立って継続的、安定的に企業価値を高めることをコーポレート・ガバナンスの基本的指針としております。 ② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由当社は、監査等委員会設置会社であります。監査等委員会は経営上の意思決定及び執行に対しての監視を行っております。監査等委員は取締役会等重要な会議へ出席し必要な意見を述べる他、重要書類の閲覧、取締役へのヒアリング等を実施するなどして、監視機能を果たしております。なお、監査等委員会内に独立取締役から構成される独立社外監査等委員会を設置しております。また、取締役の指名・報酬等の決定に関する取締役会の機能の独立性・客観性と説明責任並びにコーポレート・ガバナンス体制の更なる充実を図るため、取締役会の任意の諮問機関として、取締役会の決議により選定された3名以上の委員により構成され、委員の過半数を独立社外取締役とする指名・報酬委員会を設置しております。指名・報酬委員会は、取締役会からの諮問に応じ、取締役(監査等委員を除く)及び執行役員の指名・報酬等に関する事項につき審議を行い、取締役会に答申いたします。当社では、重要な経営課題等は取締役会に諮られます。取締役会に諮られた事案は、十分に審議を尽くし、必要な場合には条件を付す等修正を行い、承認又は否決されます。なお、経営環境の変化に迅速かつ柔軟に対応するため、取締役会に業務執行者を陪席させる等取締役会の活性化により意思決定の迅速化を図っております。当社では、現在の企業統治の体制が、当社の経営規模等に照らして、効果と効率の面において最も適当であるとの判断から、現体制を採用しております。 <コーポレート・ガバナンス体制の概要> 「有価証券報告書」提出日(2026年6月23日)現在a.体制図 b.当社が設置する機関の構成(取締役会)役割役職氏名議長代表取締役社長後藤 弘治-代表取締役副社長後藤 隆司-常務取締役足立 有子-取締役戸田 覚-社外取締役斉藤 貴宣-取締役(常勤監査等委員)田島 寛-社外取締役(監査等委員)藤崎 直子-社外取締役(監査等委員)平賀 敏秋-社外取締役(監査等委員)笹本 憲一-社外取締役(監査等委員)中野 秀代(注)取締役会には、当社執行役員、各部長及び子会社代表取締役も出席しております。 (監査等委員会)役割役職氏名委員長・議長取締役(常勤監査等委員)田島 寛-社外取締役(監査等委員)藤崎 直子-社外取締役(監査等委員)平賀 敏秋-社外取締役(監査等委員)笹本 憲一-社外取締役(監査等委員)中野 秀代 (独立社外取締役会議)役割役職氏名委員長社外取締役(監査等委員)笹本 憲一-社外取締役斉藤 貴宣-社外取締役(監査等委員)藤崎 直子-社外取締役(監査等委員)平賀 敏秋-社外取締役(監査等委員)中野 秀代 (指名・報酬委員会)役割役職氏名委員長社外取締役(監査等委員)平賀 敏秋-社外取締役(監査等委員)藤崎 直子-社外取締役(監査等委員)笹本 憲一-代表取締役社長後藤 弘治 ③ 企業統治に関するその他の事項a.内部統制システム・リスク管理体制の整備の状況当社では内部統制システム・リスク管理体制の構築に当たり、統制及び管理が機能する組織の構築を行うとともに、稟議制度の実施、社内規程等ルールに基づいた業務運営の遂行を実践しております。また、社長直轄の内部監査室が内部監査を実施し、内部統制状況の確認機能を担っております。内部統制報告制度への対応といたしましては、常務取締役を委員長とする内部統制委員会が、各統制プロセスの整備状況及び運用状況の評価を実施するとともに、適時に監査法人との調整を行い、改善すべき点については改善を図っております。 b.当社及び子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制当社は、子会社に対して、取締役及び必要に応じて監査役を派遣し、主管部門による日常的な管理を行うとともに、子会社の遵法体制その他その業務の適正を確保するための体制の整備に関する指導及び支援を行っております。また、子会社の事業運営に関する事項については、「関係会社管理規程」に基づき、主管部門に報告、協議させるとともに、その重要度に応じて、取締役会への付議を行っております。なお、監査等委員会及び内部監査室は、往査を含め、当社及び子会社の監査を行うとともに、業務の適正性確保のため、必要に応じて相互に意見交換等を行い、連携を図っております。 c.取締役の定数当社の監査等委員を除く取締役は10名以内とし、監査等委員は6名以内とする旨定款に定めております。 d.取締役の選任及び解任の決議要件当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨定款に定めております。また、取締役の選任決議について、累積投票によらないものとする旨定款に定めております。なお、解任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めております。 e.取締役の責任免除当社は、会社法第426条第1項の規定により、取締役会の決議をもって同法第423条第1項の行為に関する取締役(取締役であった者を含む。)の責任を法令の限度において免除することができる旨定款に定めております。これは、取締役が職務を遂行するに当たり、その能力を十分に発揮して期待される役割を果たしうる環境を整備することを目的とするものであります。f.役員等賠償責任保険契約の内容の概要当社は、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結しております。当該保険契約の被保険者の範囲は当社取締役並びに連結子会社5社(株式会社ジーテック、株式会社日進エンジニアリング、株式会社牧野工業、日進工具香港有限公司、NS TOOL USA, INC.)の取締役及び監査役であり、被保険者は保険料を負担しておりません。当該保険契約により被保険者が負担することとなる法律上の損害賠償金や訴訟費用等を塡補することとなります。ただし、法令違反の行為であることを認識して行った行為に起因して生じた損害は補填されない等、一定の免責事項があります。また、次回更新時には、同内容での更新を予定しております。 g.取締役会の活動状況取締役会は原則月1回開催され、必要に応じて随時開催されます。当事業年度における個々の取締役の出席状況は次のとおりです。氏名開催回数出席回数後藤 弘治14回14回後藤 隆司14回14回足立 有子14回14回戸田 覚14回14回斉藤 貴宣10回9回田島 寛14回14回福田 和夫4回4回藤崎 直子14回14回平賀 敏秋14回14回笹本 憲一14回14回中野 秀代14回14回(注)1.斉藤貴宣氏は、2025年6月24日の取締役就任後の開催回数及び出席回数となります。2.福田和夫氏は、2025年6月24日の取締役退任までの開催回数及び出席回数となります。 ・取締役会の具体的な決議・検討、報告事項決議及び検討事項…株主総会に関する事項、決算に関する事項、取締役に関する事項、株式に関する事項、予算や事業計画に関する事項、人事・組織に関する事項、子会社に関する事項、サステナビリティに関する事項報告事項…事業報告、監査報告、内部監査状況報告、取締役会の実効性に関する報告、投資家面談報告、投資先に関する報告 h.指名・報酬委員会の活動状況当社は、取締役の指名・報酬等の決定に関する取締役会の機能の独立性・客観性と説明責任並びにコーポレートガバナンス体制の充実を図るため、取締役会の任意の諮問機関として指名・報酬委員会を設置しております。指名・報酬委員会の活動状況については、後述の「4 役員の報酬等」「① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項」「c.指名・報酬委員会の構成及び運営状況」に記載のとおりであります。 ⅰ.自己の株式の取得当社は、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議をもって、自己の株式を取得することができる旨を定款に定めております。これは、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため、市場取引等により自己の株式を取得することを目的とするものであります。 j.株主総会の特別決議要件当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものであります。 k.中間配当当社は、株主への機動的な利益還元を行うため、会社法第454条第5項の規定により、取締役会の決議によって毎年9月30日を基準日として、中間配当を行うことができる旨定款に定めております。
役員の報酬等4,936字
(4)【役員の報酬等】① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項a.取締役の報酬決定方針及び報酬限度額取締役の報酬決定方針については、株主総会において承認された報酬限度額を上限として、職責や業績貢献度を適正に評価した上で、適切に決定するものとしています。当社は、2025年6月24日の取締役会において取締役(監査等委員である取締役を除く。)の個人別の報酬等の内容にかかる決定方針を決議しております。当該取締役会の決議に際しては、あらかじめ決議する内容について取締役会の任意の諮問機関である指名・報酬委員会の答申を得ております。また、取締役会は、当事業年度に係る取締役の個人別の報酬等について、報酬等の内容の決定方法及び決定された報酬等の内容が当該決定方針と整合していることや、指名・報酬委員会からの答申が尊重されることを確認しており、当該決定方針に沿うものであると判断しております。 取締役(監査等委員である取締役を除く。)の個人別の報酬等の内容にかかる決定方針の内容は次のとおりです。〇基本方針当社の取締役(監査等委員である取締役を除く)の報酬は、企業価値の持続的な向上を図るインセンティブとして十分に機能するよう株主利益と連動した報酬体系とし、個々の取締役の報酬の決定に際しては各職責を踏まえた適正な水準とすることを基本方針とする。取締役(監査等委員である取締役を除く)の報酬は、固定報酬としての基本報酬(金銭報酬)、業績連動報酬等(金銭報酬)及び株式報酬等(非金銭報酬)により構成する。〇基本報酬の個人別の報酬等の額の決定に関する方針当社の取締役(監査等委員である取締役を除く)の基本報酬は、月例の固定報酬とし、役位、職責、在任年数に応じて他社水準、経営環境等を考慮しながら、総合的に勘案して決定するものとする。その額は、指名・報酬委員会が支給案を策定のうえ取締役会に答申し、取締役会において決議するものとする。〇業績連動報酬等の内容及び額の決定に関する方針業績連動報酬等は、短期的インセンティブとして、当社の業績向上に対する意欲や士気を高めるため、業績指標(KPI)を反映した金銭報酬を、賞与として毎年一定の時期に支給するものとする。その額は、期末における連結営業利益見込額に、指名・報酬委員会からの答申により取締役会が決議した係数を乗じて計算された総額につき、指名・報酬委員会が取締役(監査等委員である取締役を除く)の個人別貢献度等を勘案した支給案を策定のうえ取締役会に答申し、取締役会において決議するものとする。〇株式報酬等の内容及び額又は数の算定方法の決定に関する方針株式報酬等は譲渡制限付き株式報酬とし、中長期的インセンティブとして、当社の業績向上はもとより、株主利益を重視した業務展開を図ることを目的として、退任までの譲渡制限を付した当社株式を、毎年一定の時期に割当てるものとする。その額又は数は、指名・報酬委員会が支給案を策定のうえ取締役会に答申し、取締役会において決議するものとする。〇基本報酬、業績連動報酬等及び株式報酬等の額の取締役(監査等委員である取締役を除く)の個人別の報酬等の額に対する割合の決定に関する方針各報酬の取締役の個人別の報酬等の額に対する割合については、基本報酬の割合を概ね5割とし、業績連動報酬等及び株式報酬等の割合を概ね5割とするが、当社の業績向上に対する意欲や士気を高めるとともに株主利益を重視した業務展開を図ることを目的としたインセンティブの性質を考慮し、取締役(監査等委員である取締役を除く)は株式報酬等を1とした場合の業績連動報酬等が3以上となるよう、企業価値向上を図るものとする。 監査等委員である取締役の報酬等の内容に係る決定方針の内容は次のとおりです。〇基本方針当社の監査等委員である取締役の報酬は、客観的かつ独立した立場から取締役(監査等委員である取締役を除く)の職務の執行を監査するというその役割に鑑み、固定報酬としての基本報酬(金銭報酬)のみを支払うこととする。 〇基本報酬の個人別の報酬等の額の決定に関する方針当社の監査等委員である取締役の基本報酬は、月例の固定報酬とし、常勤・非常勤の別、取締役(監査等委員である取締役を除く)の報酬水準、他社水準及び経営環境等を考慮しながら、総合的に勘案して決定するものとする。その額は、監査等委員会で協議のうえ決定するものとする。 取締役の報酬限度額は、2016年6月24日開催の第55回定時株主総会において、取締役(監査等委員を除く)について年額500百万円以内(ただし、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まない。)、2023年6月22日開催の第62回定時株主総会において、監査等委員である取締役について年額80百万円以内と決議いただいております。なお、上記決議時において、取締役(監査等委員を除く)の員数は5名であり、監査等委員である取締役の員数は6名でありました。また別枠で、2018年6月22日開催の第57回定時株主総会において、株式報酬型ストックオプションに関する報酬等の額を、取締役(監査等委員を除く)について年額100百万円以内と決議いただいております。なお、上記決議時において、取締役(監査等委員を除く)の員数は4名でありました。2022年6月22日開催の第61回定時株主総会において、上記株式報酬型ストックオプション制度に代え、一定の株式譲渡制限期間及び当社による無償取得事由等の定めがある当社普通株式(以下「譲渡制限付株式」といいます。)を割当てるための報酬制度を導入し、譲渡制限付株式に関する報酬等の額を、取締役(監査等委員を除く)について年額150百万円以内と決議いただいております。これに伴い、取締役(監査等委員を除く)に対する株式報酬型ストックオプションの報酬を廃止しており、今後、株式報酬型ストックオプションとしての新株予約権の割当ては行いません。(すでに付与済みの株式報酬型ストックオプションは残存します。)なお、上記決議時において、取締役(監査等委員を除く)の員数は4名でありました。 b.取締役の報酬決定手続取締役(監査等委員を除く)の報酬決定に当たっては、執行役員の報酬も含め、取締役会は社外取締役を過半数とする指名・報酬委員会(委員長は社外取締役)に諮問し、その答申を得て決議いたします。また、中長期的なインセンティブとしての報酬設計等に関し、適宜、指名・報酬委員会において議論を行っております。監査等委員である取締役の報酬決定に当たっては、上記限度額の範囲内で監査等委員である取締役の役割・職務の内容を勘案し、監査等委員会での協議により決定いたします。 c.指名・報酬委員会の構成及び運営状況指名・報酬委員会は、取締役会の決議により選定された3名以上の委員により構成されており、委員の過半数は独立社外取締役となります。当社の業務や業績に関する事項、高度な専門性又は他社の役員経験等の豊富な知識・経験がある取締役のうち、妥当性や適法性等の見地から、取締役(監査等委員を除く)及び執行役員の適性等(経験、実績、人物等)や、適正な報酬形態についての検討・判断ができる人選としております。指名・報酬委員会は、当社が定める指名・報酬委員会規程に基づき運営されます。総務部が事務局となり、原則1年に2回以上開催され、取締役会の諮問に応じ、取締役(監査等委員を除く)及び執行役員の指名・報酬等に関する次の事項につき協議し、取締役会に答申します。・取締役候補者(監査等委員である取締役を除く)の選任及び取締役(監査等委員である取締役を除く)の解任に関する事項(方針、規則及び手続等の制定、変更、廃止を含む。)・執行役員の選任及び解任に関する事項・代表取締役及び役付取締役の選定及び解職に関する事項・後継者計画に関して指名・報酬委員会が必要と認めた事項・取締役(監査等委員である取締役を除く)及び執行役員の個人別の報酬等に関する事項(方針、規則及び手続等の制定、変更、廃止、個人別の報酬等の内容を含む。)・その他、上記事項に関し指名・報酬委員会が必要と認めた事項指名・報酬委員会は2026年3月期において4回開催され、委員長の選定のほか、取締役(監査等委員を除く)及び執行役員の選任等、代表取締役及び役付取締役の選定、報酬等の総額及び個人別の報酬等の内容、譲渡制限付株式報酬制度の内容等につき協議を行い、取締役会に答申しました。当事業年度における指名・報酬委員会の構成及び各委員の出席状況は下記のとおりであります。役割役職氏名当事業年度における出席状況委員長社外取締役(監査等委員)平賀 敏秋4回出席-社外取締役(監査等委員)藤崎 直子4回出席-社外取締役(監査等委員)笹本 憲一4回出席-代表取締役社長後藤 弘治4回出席 d.取締役の報酬内容当社の取締役及び執行役員に対する報酬は、固定報酬(役職・職責等に応じた報酬)と変動報酬(業績連動報酬・譲渡制限付株式報酬)で構成しております。変動報酬については、2022年6月22日開催の第61回定時株主総会において、株式報酬型ストックオプション制度を廃止し、譲渡制限付株式を割り当てるための報酬制度を導入しております。なお、監査等委員である取締役については、変動報酬はありません。また、当社及び国内連結子会社は、2018年6月22日開催の第57回定時株主総会において、経営改革の一環として役員報酬体系の見直しを行い、役員退職慰労金制度廃止に伴う打切り支給(支給の時期は各役員の退任時)を決議しております。固定報酬については、役職・職責等に応じて、経営環境や他社水準などを考慮して適切な水準で設定しております。変動報酬のうち、業績連動報酬については、短期的インセンティブとして、当社の業績向上に対する意欲や士気を高めるため、期末における連結営業利益見込額に、指名・報酬委員会からの答申により取締役会が決議した係数を乗じて計算された総額につき、指名・報酬委員会において取締役(監査等委員を除く)及び執行役員の個人別貢献度等を勘案した支給案を策定したうえで、取締役会に諮られ決議しております。業績指標として期末における連結営業利益見込額を選定した理由は、当社グループにおける本業から創出した利益を適正に反映する指標と考えるためであります。なお、当事業年度における報酬確定時の連結営業利益見込額は1,954百万円であり、これに基づき、業績連動報酬の総額は87百万円となりました。譲渡制限付株式報酬については、中長期的インセンティブとして、当社の業績向上はもとより、株主の皆様の利益を重視した業務展開を図ることを目的として付与しているものであり、退任までの譲渡制限を付した当社株式を割当てております。 ② 役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数役員区分報酬等の総額(百万円)報酬等の種類別の総額(百万円)対象となる役員の員数(人)固定報酬業績連動報酬退職慰労金非金銭報酬等取締役(監査等委員を除く)(社外取締役を除く)27616586-244取締役(監査等委員)(社外取締役を除く)2623-2-2社外役員46421-35(注)1.取締役の報酬等の額には、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まれておりません。2.上記表には、2025年6月24日開催の第64回定時株主総会終結の時をもって退任した取締役(監査等委員)1名を含んでおります。3.退職慰労金は、当事業年度中に退任した監査等委員である取締役1名に対して支給した、2018年6月22日開催の第57回定時株主総会において決議された役員退職慰労金制度廃止に伴う打切り支給の金額以外の功労加算金であります。4.非金銭報酬等については、全額譲渡制限付株式報酬によるものであります。 ③ 役員ごとの連結報酬等の総額等連結報酬等の総額が1億円以上となる者はいないため、個人別の報酬額を開示しておりません。
従業員の状況994字
(2)【従業員の状況】①連結会社の状況 2026年3月31日現在部門の名称従業員数(人)営業部門87製造部門195開発部門33管理部門49合計364 (注)1.従業員数は、就業人員を記載しております。2.報告セグメントが1つであるため、部門別の従業員数を記載しております。 ②提出会社の状況 2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)23838.513.76,616,6982.7 部門の名称従業員数(人)営業部門71製造部門115開発部門28管理部門24合計238(注)1.従業員数は、就業人員(子会社への出向者を除く)を記載しております。2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。3.報告セグメントが1つであるため、部門別の従業員数を記載しております。 ③労働組合の状況当社グループの労働組合は、UAゼンセン日進工具労働組合と称し、2007年2月に結成されました。提出会社の仙台工場に同組合本部が置かれております。なお、労使関係は安定しております。 ④管理的地位にある従業員に占める女性従業員の割合、男性従業員の育児休業取得率及び従業員の男女の賃金の額の差異提出会社当事業年度補足説明管理的地位にある従業員に占める女性従業員の割合(%) (注)1.男性従業員の育児休業取得率(%) (注)2.従業員の男女の賃金の額の差異(%)(注)1.全従業員正規雇用従業員パート・有期従業員6.1100.078.680.550.4 (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。3.連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
関係会社の状況698字
4【関係会社の状況】名称住所資本金(千円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社) 株式会社ジーテック東京都品川区20,000切削工具の販売100当社の製品を主に販売しております。株式会社牧野工業福島県白河市30,000プラスチックケースの製造販売100工具ケースの仕入株式会社日進エンジニアリング宮城県黒川郡大和町20,000切削工具の加工、再研磨100工具コーティング加工・再研磨、切削工具製造日進工具香港有限公司中華人民共和国香港特別行政区500(千香港ドル)切削工具の販売100切削工具販売NS TOOL USA,INC.アメリカ合衆国ミシガン州700(千米ドル)切削工具の販売100切削工具販売 (注)1.株式会社ジーテック、株式会社日進エンジニアリング、日進工具香港有限公司及びNS TOOL USA,INC.は特定子会社に該当しております。2.株式会社ジーテックについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。(主要な損益情報等)(1)売上高1,719,985千円(2)経常利益56,268千円(3)当期純利益37,814千円(4)純資産額796,501千円(5)総資産額1,019,971千円3.日進工具香港有限公司については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。(主要な損益情報等)(1)売上高1,417,535千円(2)経常利益25,637千円(3)当期純利益23,609千円(4)純資産額404,050千円(5)総資産額597,509千円
配当政策532字
3【配当政策】株主の皆様に対する利益還元は重要な経営課題のひとつと認識しており、安定的な経営基盤の確保並びに事業展開のための内部留保を勘案しながら、業績に応じた利益還元策を実施していくことを基本方針としており、配当につきましては上記方針に基づき、安定性・継続性に配慮しつつ、業績動向や配当性向等を総合的に勘案して行ってまいります。2026年3月期の期末配当につきましては、上記方針を考慮し1株当たり15円00銭の配当を実施することを予定しております。内部留保につきましては、中長期的視野に基づいた研究開発や、事業規模拡大のための投融資等に充当いたしたいと存じます。当社は、「取締役会の決議により、毎年9月30日を基準日として、中間配当を行うことができる。」旨を定款に定めております。なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。期末配当に関する配当金の総額352百万円及び1株当たり配当額15円00銭につきましては、2026年6月24日開催予定の定時株主総会の決議事項となっております。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年10月31日37415.00取締役会決議2026年6月24日35215.00定時株主総会決議(予定)
研究開発活動386字
6【研究開発活動】当連結会計年度における研究開発活動は、(1)競争力のある高付加価値製品の開発、(2)コーティング成膜技術の一段の進化、(3)新たな素材や加工方法の模索、(4)既存生産設備の改善と機能向上及び生産工程で自動化、省力化を実現する独自設備の開発、等を主な活動目標として、営業部門やユーザー様と情報交換を行いながら取り組みました。当期の主な活動としましては、新たに12製品(14型番)の新製品を開発、発売しており、既存製品の規格拡大や、特定の被削材や加工用途に特化した製品、高硬度材の切削に適した無限プレミアムPlusコーティングを採用した製品群の拡張など、多様な新製品をリリースし、販売店やユーザーの反応を拾うことで、今後の製品開発に活かしてゆく方法を新たに採用しております。当連結会計年度における研究開発費は455百万円であり、前期比27百万円増加しました。
主要な設備の状況1,328字
2【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりであります。(1)提出会社2026年3月31日現在 事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他無形固定資産合計本社(東京都品川区)本社機能販売設備106,67947,51872,955(315)15,07314,721256,94870仙台工場(宮城県黒川郡大和町)生産設備443,560659,804175,412(12,160)123,5313,5611,405,869115開発センター(宮城県黒川郡大和町)研究開発設備971,896184,555170,398(10,731)27,1498,2471,362,24728(注)1.当社グループは、報告セグメントが1つであるため、セグメントの名称の記載を省略しております。2.現在休止中の主要な設備はありません。3.帳簿価額のうち「その他」は、主に工具、器具及び備品であり、建設仮勘定も含んでおります。4.上記の他、主要な設備のうち連結子会社以外から賃借している設備の内容は、下記のとおりであります。2026年3月31日現在 事業所名(所在地)設備の内容賃借期間年間賃借料(千円)本社・東京営業所・東京在庫センター(東京都品川区)建物2025年10月1日から2029年9月30日まで132,633(注)当社グループは、報告セグメントが1つであるため、セグメントの名称の記載を省略しております。 (2)国内子会社2026年3月31日現在 会社名事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他無形固定資産合計株式会社ジーテック本社(東京都品川区)本社機能販売設備-1,607-(-)2,1591603,92721株式会社牧野工業本社・工場(福島県白河市)本社機能生産設備181,09434,489101,306(14,288)25,128714342,73425株式会社日進エンジニアリング本社(宮城県黒川郡大和町)本社機能生産・販売設備18,361134,879-(-)254,69458407,99340新潟工場(新潟県魚沼市)生産設備5,74723,220-(-)10,8425039,85931 (注)1.当社グループは、報告セグメントが1つであるため、セグメントの名称の記載を省略しております。2.現在休止中の主要な設備はありません。 (3)在外子会社2026年3月31日現在 会社名事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他無形固定資産合計日進工具香港有限公司本社(中華人民共和国香港特別行政区)本社機能販売設備4,1062,389-(-)55-6,5516NS TOOL USA, INC.本社(アメリカ合衆国ミシガン州)本社機能販売設備596--(-)3,245-3,8421 (注)1.当社グループは、報告セグメントが1つであるため、セグメントの名称の記載を省略しております。2.現在休止中の主要な設備はありません。
監査の状況3,917字
(3)【監査の状況】① 監査等委員会による監査の状況a.監査等委員会の組織、人員及び出席状況監査等委員会は経営上の意思決定及び執行に対しての監視を行っております。その構成は、2026年6月23日(有価証券報告書提出日)現在、5名(常勤監査等委員1名、非常勤社外取締役4名)となっております。監査等委員会は原則月1回開催され、必要に応じて随時開催されます。当連結会計年度における監査等委員会は14回開催されました。なお、監査等委員の経験や知見等、取締役会及び監査等委員会への出席状況に関しては以下のとおりです。氏名経験や知見等当連結会計年度の出席状況取締役会(全14回)監査等委員会(全14回)田島 寛長年に亘る証券会社勤務を通じての豊富な経験と知識を有しており、また、当社の取締役や執行役員として財務、経理部門、経営企画部門及び内部監査部門を担当しておりましたため、経営分析、金融実務、経理に精通しております。14回全て14回全て福田 和夫長年に亘る銀行勤務を通じての豊富な経験と幅広い知識を有しているほか、当社の取締役管理部長として、2003年6月から2009年6月まで財務及び経理部門を担当し、2009年6月から2015年6月までは監査役として経営上の意思決定及び執行に対しての監視を行っており、経営分析、金融実務、経理並びに会社法に精通しております。4回全て4回全て藤崎 直子上場会社の取締役としての幅広い見識と豊富な経験を有しているほか、1999年12月から2012年12月まで、上場会社の経理部門等を担当しておりましたため、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。14回全て14回全て平賀 敏秋弁護士としての高度な専門的知識及び経験、また、他社の社外役員としての経験・知見等を有しております。14回全て14回全て笹本 憲一公認会計士としての高度な専門的知識及び経験に基づく財務及び会計に関する相当程度の知見を有しているほか、他社の社外役員としての経験・知見等を有しております。14回全て14回全て中野 秀代資産運用会社での投資判断における企業・財務分析や、IR・PR支援会社での経営助言を通じ、国際性を含む豊富な経験と幅広い見識を有しているほか、他社の社外役員としての経験・知見等を有しております。14回全て14回全て(注)福田和夫氏は、2025年6月24日の監査等委員である取締役退任までの開催回数及び出席回数となります。 b.監査等委員会の決議及び検討事項主な決議事項 :当期監査計画(監査方針・重点監査項目・監査方法・業務分担)、株主総会議案等に関する意見形成及び監査報告書作成、監査等委員である取締役の月額報酬改定、会計監査人の異動具体的な検討事項:常勤監査等委員による監査報告の内容、マテリアリティKPIの進捗達成状況、内部監査の状況 c.監査等委員の活動状況各監査等委員は、取締役会に出席し、それぞれの専門的な知見等を活かし、妥当性及び適法性の見地から監査を実施しております。常勤監査等委員は、主な社内会議への出席、重要書類の閲覧、事業所及び子会社の往査、取締役へのヒアリング等により、妥当性、適法性及び効率性等につき監査又は調査を実施しているほか、内部監査責任者及び会計監査人と定期的な意見交換を行っております。また、サステナビリティ委員会へオブザーバーとして出席し、マテリアリティKPIの進捗状況等について監査を実施しております。なお、当期の重点監査項目として、内部統制の評価及び監査の実施基準改訂に係る対応、各部門におけるリスクと当該リスクへの対応の確認、収益認識(売上過大計上リスク)につき監査を実施しております。 ② 内部監査の状況当社における内部監査は、社長直轄となる内部監査室の人員2名(うち1名は内部監査責任者)が、内部監査規程及び内部監査実施マニュアルに基づき実施しており、必要に応じて他の部署の者を内部監査担当者に任命し、監査業務に従事させております。なお、内部監査につきましては、社長及び取締役会・監査等委員会へ報告、答申等を行うデュアルレポーティング制度を採用しております。監査等委員、内部監査人と会計監査人との連携につきましては、監査計画策定時において協議を行う他、会計監査人による棚卸立会及び実査に監査等委員又は内部監査室が立ち会います。また、監査等委員会は会計監査人及び内部監査責任者よりそれぞれの監査結果の報告を受け、問題点の確認等を行います。 ③ 会計監査の状況a.監査法人の名称そうせい監査法人 b.継続監査期間1年間 c.業務を執行した公認会計士の氏名指定社員 業務執行社員:大髙 宏和指定社員 業務執行社員:木村 勝治 d.監査業務に係る補助者の構成公認会計士6名 e.監査法人の選定方針と理由会計監査人である監査法人の選定又は再任に当たっては、監査法人の概要、品質管理体制、独立性及び監査の実施体制等に関する書面を受領し、監査等委員会においてその内容の適法性及び監査の妥当性等を検討したうえで選定又は再任についての判断をすることとしております。なお、監査等委員会は、会計監査人の職務の執行に支障がある等、その必要があると判断した場合は、株主総会に提出する会計監査人の解任又は不再任に関する議案の内容を決定いたします。また、監査等委員会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当し、解任が相当であると認められる場合は、監査等委員全員の同意に基づき、会計監査人を解任します。この場合、監査等委員会が選定した監査等委員は、解任後最初に招集される株主総会におきまして、会計監査人を解任した旨と解任の理由を報告いたします。 f.監査等委員会による会計監査人である監査法人の評価当社の監査等委員会は、会計監査人である監査法人に対して評価を行っております。評価に関する下記手続の結果、監査の方法及び結果は相当であると判断いたしました。(評価手続の概要)会計監査人が独立の立場を保持し、かつ、適正な監査を実施しているかを監視及び検証するとともに、会計監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求めました。また、会計監査人から「職務の遂行が適正に行われることを確保するための体制」(会社計算規則第131条各号に掲げる事項)を「監査に関する品質管理基準」(平成17年10月28日企業会計審議会)等に従って整備している旨の通知を受け、必要に応じて説明を求めました。 g.監査法人の異動当社の監査法人は次のとおり異動しております。前連結会計年度及び前事業年度 監査法人A&Aパートナーズ当連結会計年度及び当事業年度 そうせい監査法人 なお、臨時報告書に記載した事項は次のとおりです。異動に係る監査公認会計士等の名称選任する監査公認会計士等の名称そうせい監査法人退任する監査公認会計士等の名称監査法人A&Aパートナーズ 異動の年月日2025年6月24日(第64回定時株主総会開催日) 退任する監査公認会計士等が監査公認会計士等となった年月日2007年6月26日 退任する監査公認会計士等が直近3年間に作成した監査報告書等における意見該当事項はありません。 異動の決定又は当該異動に至った理由及び経緯当社の会計監査人であります監査法人A&Aパートナーズは、2025年6月24日開催予定の第64回定時株主総会終結の時をもって任期満了となります。同会計監査人につきましては、会計監査が適切かつ妥当に行われることを確保する体制を十分に備えているものの、監査法人A&Aパートナーズとしての監査継続期間が18年と長期にわたっていることや、当社の事業規模に見合った監査対応と監査費用の相当性を総合的に検討した結果、そうせい監査法人を候補者としたものであります。 異動の決定又は当該異動に至った理由及び経緯に対する意見退任する監査公認会計士等の意見特段の意見はない旨の回答を得ております。 監査等委員会の意見妥当であると判断しております。 ④ 監査報酬の内容等a.監査公認会計士等に対する報酬区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社28-231連結子会社----計28-231(注)1.前連結会計年度は前任監査人である監査法人A&Aパートナーズに係る報酬となります。2.当連結会計年度における非監査業務の内容は、監査法人A&Aパートナーズによる会計監査人交代に伴う引継ぎ業務であります。 b.監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対する報酬(a.を除く)該当事項はありません。 c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容前連結会計年度及び当連結会計年度において、連結子会社である日進工具香港有限公司については、当社の会計監査人以外の公認会計士又は監査法人(外国におけるこれらの資格に相当する資格を有する者を含む)の監査を受けております。 d.監査報酬の決定方針監査日数、内容を総合的に勘案して決定しております。 e.監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由当社の監査等委員会は、会計監査人の監査計画の内容、会計監査の職務遂行状況及び報酬見積りの算出根拠などが適切であるかどうかについて必要な検証を行ったうえで、上場企業の監査報酬等の水準を勘案し、会計監査人の報酬等の額について同意の判断をいたしました。
株式の保有状況979字
(5)【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、投機的な取引を行わない方針であり、純投資を目的とした株式保有はいたしません。一方、戦略的に重要な取引先等の株式を取得することができるものとしており、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式については保有しております。なお、株式の取得に当たっては全て取締役会での審議、承認を必要としております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、当該投資先の製品・技術・サービス等が当社にとって代替の効かない又はコスト面も含め代替が困難であるかについて検討した上で、当社の資本コスト、同株式の保有により得られる配当等の収益や財務面でのリスク等を総合的に勘案し、保有の合理性を検証することとしており、その検証内容について取締役会で審議し、保有継続の適否を決定いたします。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式38非上場株式以外の株式131 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式--非上場株式以外の株式-- c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)ミクロン精密㈱15,00015,000取引関係強化のため保有しております。定量的な保有効果の記載は困難でありますが、当社ではセンタレスグラインダのトップメーカーである同社のグラインダを使用しており、同社との協力が、当社の中長期的な企業価値向上に資すると判断しております。なお、保有の合理性につきましては、当社の資本コスト及び同社からの受取配当金等を含めて総合的に勘案し検証しております。有3122
沿革1,525字
2【沿革】年月事項1954年12月切削工具及び関連機械の製造を目的として日進工具製作所創業1961年9月東京都品川区に(有)日進工具製作所設立1969年12月現在の本社所在地に工場(本社工場)を新設1973年2月本社工場(2・3階)を増床。併せて機械設備を増設1978年3月大阪営業所開設1979年12月(株)日進工具製作所に組織変更1982年7月本社工場の近隣に品川工場を新設1984年4月名古屋営業所開設1985年5月本社工場に隣接した建物を賃借しNC工場を新設1988年9月長野営業所開設1989年4月藤沢工場を新設し、3生産拠点体制を確立1990年11月連結子会社、(株)ジーテックを設立1991年9月日進工具(株)に商号変更1993年11月仙台工場第1期工事(250坪)完成1994年11月仙台工場第2期工事(210坪)完成。ロロマティック社製CNC切削機械導入(日本初)1998年1月仙台工場第3期工事(300坪)完成。生産部門・開発部門を仙台工場に集約1999年6月(有)サトウツール(旧、(株)新潟日進)に資本参加2001年2月ISO9001認証取得2001年8月仙台工場隣地に開発センターを開設。仙台営業所開設2002年1月(株)ジーテック、(有)サトウツール((株)新潟日進)を完全子会社化2003年3月ISO9001の2000年版へ移行2003年11月仙台第二工場新設2004年1月ISO14001認証取得2004年11月日本証券業協会に株式を店頭登録2004年12月日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場2005年5月株式分割(1:2) 発行済株式数 1,513,000株2005年11月公募増資 50,000株 発行済株式数 1,563,000株(資本金 442,900千円)2006年12月仙台工場第4期工事(630坪)完成。仙台第二工場を仙台工場に集約2007年7月日進工具第二ビル新築2008年6月本社、東京営業所が新南大井ビル5階へ移転2009年4月非連結子会社、(株)日進エンジニアリングを設立(現・連結子会社)2009年5月加工センター新設2010年4月ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場2011年4月(株)牧野工業の全株式を取得し、完全子会社化2011年8月2012年10月仙台倉庫を取得株式分割(1:2) 発行済株式数 3,126,000株2013年1月海外子会社、日進工具香港有限公司(NS TOOL HONG KONG LIMITED)設立2013年7月東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場2014年10月株式分割(1:2) 発行済株式数 6,252,000株2016年3月仙台工場第5期工事(400坪)完成2016年4月(株)日進エンジニアリングが(株)新潟日進を吸収合併2017年1月株式分割(1:2) 発行済株式数 12,504,000株2017年3月東京証券取引所市場第二部へ市場変更2017年9月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定2018年11月本社、東京営業所が住友不動産大井町駅前ビル6階へ移転2020年3月新開発センター稼働2020年8月仙台在庫センター開設2021年4月株式分割(1:2) 発行済株式数 25,011,254株2021年11月海外子会社、NS TOOL USA,INC.設立2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行2025年11月東京証券取引所スタンダード市場に市場変更
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TIMELY DISCLOSURE
適時開示(TDnet)
2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)決算短信 · 16:00
PDF業績予想及び配当予想に関するお知らせ業績予想 · 16:00
PDF2027年3月期 第1四半期決算概要その他 · 16:00
PDF譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ自己株式 · 17:00
PDF出典:東証 適時開示情報閲覧サービス(TDnet)。決算短信・業績予想の修正はEDINETには掲載されません。
PEERS
同業他社(機械・売上高順)
EDINET DOCUMENTS
提出書類
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