ダ
ダブル・スコープ株式会社
W-SCOPE Corporation
310億円売上高(FY2025)
-7.5%ROE
82.5%自己資本比率
45財務健全性スコア
KEY METRICS
主要財務指標
FY2025の売上高は310億円(前年比-35.4%)。営業利益は-10億円(営業利益率-3.2%)、当期純利益は-37億円。総資産601億円に対し自己資本比率は82.5%、ROEは-7.5%。電気機器の中央値(ROE 8.2%)を下回る水準。営業キャッシュ・フローは40億円の創出、現金及び現金同等物は3億円。従業員数は314人。直近のFY2026中間期は売上高15億円(前年同期比-95.0%)、純利益-54億円。
開示値を定型文に流し込んだ自動生成の概況です(LLM不使用)。株価(終値)169円2026-09-04
PER—
PBR0.19倍
配当利回り—
時価総額(概算)80億円
株価はYahoo Financeの公開データによる参考値。PER・PBR・利回りは最新有報のEPS・BPS・配当との組み合わせ計算です。売上高310億円-35.4%
営業利益-10億円-126.1%
当期純利益-37億円-495.4%
総資産601億円
純資産497億円
営業利益率-3.2%
ROE-7.5%
自己資本比率82.5%
EPS-67.6円
BPS902.5円
1株配当—
配当性向—
従業員数314人
INDUSTRY POSITION
業種内のポジション
ROE-7.5%中央値 8.2%
営業利益率-3.2%中央値 7.0%
自己資本比率82.5%中央値 61.0%
健全性スコア45.0点中央値 65.0点
帯は電気機器(159社)の下位25%〜上位25%、縦線が中央値、丸が当社の値です。
FINANCIAL HISTORY
業績推移
資産
負債・純資産
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | 総資産 | 純資産 | EPS | ROE | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 310億円 | -10億円 | -32億円 | -37億円 | 601億円 | 497億円 | -67.6 | -7.5% | 82.5% |
| FY2024 | 480億円 | 39億円 | 46億円 | 9億円 | 1,710億円 | 1,238億円 | 17.1 | 1.8% | 31.3% |
| FY2023 | 451億円 | — | 83億円 | 44億円 | 1,395億円 | 1,133億円 | 80.4 | 10.9% | 36.1% |
| FY2022 | 300億円 | — | -34億円 | -29億円 | 834億円 | 504億円 | -56.7 | -14.5% | 36.7% |
| FY2021 | 300億円 | 19億円 | -34億円 | -29億円 | 834億円 | 504億円 | -56.7 | -14.5% | 36.7% |
| FY2020 | 185億円 | -28億円 | -78億円 | -112億円 | 702億円 | 99億円 | -299.3 | -89.0% | 14.1% |
| FY2019 | 132億円 | — | -40億円 | -35億円 | 701億円 | 152億円 | -108.4 | -21.3% | 21.7% |
| FY2018 | 87億円 | — | -33億円 | -29億円 | 475億円 | 178億円 | -91.5 | -14.1% | 37.5% |
| FY2017 | 95億円 | — | -1億円 | -1億円 | 467億円 | 229億円 | -3.9 | -0.6% | 49.1% |
| FY2016 | 90億円 | — | 25億円 | 19億円 | 304億円 | 207億円 | 65.3 | 11.8% | 67.8% |
| FY2015 | 74億円 | — | 21億円 | 18億円 | 170億円 | 124億円 | 64.5 | 15.6% | 72.5% |
営業CF40億円
投資CF-287億円
財務CF173億円
現金及び現金同等物3億円
MAJOR SHAREHOLDERS
大株主
| 順位 | 氏名・名称 | 持株比率 |
|---|---|---|
| 1 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 9.7% |
| 2 | 崔元根(CHOI WON-KUN)(弁護士法人R&G横浜法律事務所) | 8.9% |
| 3 | KOREA SECURITIES DEPOSITORY-SHINHAN INVESTMENT(シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 2.7% |
| 4 | NORTHERN TRUST GLOBAL SERVICES SE, LUXEMBOURG RE CLIENTS NON-TREATY ACCOUNT(香港上海銀行東京支店) | 2.1% |
| 5 | KOREA SECURITIES DEPOSITORY-SAMSUNG(シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.4% |
| 6 | 株式会社日本カストディ銀行 (信託口) | 1.4% |
| 7 | BNYM SA/NV FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE (株式会社三菱UFJ銀行) | 1.3% |
| 8 | PERSHING SECURITIES LTD CLIENT SAFE CUSTODY ASSET ACCOUNT(シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.3% |
| 9 | JP MORGAN SECURITIES PLC(JPモルガン証券株式会社) | 1.1% |
| 10 | JP MORGAN CHASE BANK 385781(株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.9% |
INTERIM RESULTS
中間期の業績(半期報告書)
| 中間期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 営業利益率 | 自己資本比率 | EPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2026中間(〜2025-07-31) | 15億円 | -29億円 | -54億円 | -54億円 | -197.8% | — | -98.9 |
| FY2025中間(〜2024-07-31) | 291億円 | 11億円 | 18億円 | 13億円 | 3.7% | — | 23.3 |
| FY2024中間 | 235億円 | 27億円 | 32億円 | 4億円 | 11.6% | — | 7.4 |
半期報告書「主要な経営指標等の推移」からの抽出値です。中間期の利益は通期の約半分に相当するため、年度データとの単純比較はできません。
HUMAN CAPITAL
人的資本
平均年齢44歳
平均年間給与780万円
平均勤続年数7年
管理職に占める女性比率0%
男女の賃金の差異(全労働者)46.4%
提出会社(単体)ベースの開示値です。
ANNUAL REPORT TEXT
有報本文
事業の内容1,286字
3 【事業の内容】当社及び当社の関係会社は、当社と連結子会社2社(W-SCOPE KOREA CO.,LTD.、W-SCOPE HONGKONG CO.,LIMITED)並びに持分法適用関連会社2社(W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO.,LTD.、LIB Material Investment Fund 1)の合計5社(以下、「当社グループ」)で構成されております。当社グループはリチウムイオン二次電池用セパレータの製造・販売を主たる事業とし、アジア、欧州及び米国に拠点を置くリチウムイオン二次電池メーカーを主要な顧客としております。リチウムイオン二次電池の主要材料は、正極材、負極材、電解液、セパレータであり、4つの主要材料以外に、銅箔、バインダー、添加剤など関連部材は、20~30点ありますが、リチウムイオン二次電池の性能と価格は主要材料によってほとんど決定されております。当社グループの主要製品のセパレータには、一般的にポリオレフィン製の微多孔膜が用いられており、正極材と負極材を隔離しつつ、正極・負極間のリチウムイオンの伝導性を確保する役割があります。また電池が異常発熱し高温状態になった場合、ポリオレフィンが溶融して孔を塞ぐ安全機構(シャットダウン特性)により、リチウムイオンの移動を阻止して安全に電池の機能を停止させる重要な役割があり、電池の安全性を担っています。またセパレータは、リチウムイオン二次電池の繰り返し充放電機能を支える中核部品であり、製造においては高分子設計、高分子材料加工(フィルム化、多孔質化)など複数の技術が必要とされております。具体的には、数ミクロンレベルでの厚さの作り分け及び厚さ管理が要求され、さらに直径100ナノメートル前後の微孔を均一に分布させる高い技術と製造ノウハウが必要とされております。 当社製品出荷仕様 当社製品5万倍拡大写真 リチウムイオン二次電池用セパレータの最終製品への流れは、以下のとおりであります。 (当社グループの生産・販売・研究開発体制) 当社グループの製品の製造は、連結子会社W-SCOPE KOREA CO., LTD.(以下、WSK)と持分法適用関連会社W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.(以下、WCP)で行っております。当社グループでは当社にてアジア、米国市場及びグループ全体での営業活動を統括し、WSKからは主に民生向け製品をアジア市場へ、WCPからは車載向け製品をアジア、欧州市場へ、WSKの連結子会社W-SCOPE HONGKONG CO., LIMITEDは中国、香港市場へ営業活動を展開しております。また、当社グループの研究開発活動は、WSK及びWCPの開発部門にて行っており、超薄膜化及び高耐熱セパレータの開発や新規メンブレンフィルムの開発に取組んでおります。 当社グループはリチウムイオン二次電池用セパレータ事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を省略しております。 事業の系統図は、次のとおりであります。(以下図示)
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等1,559字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 リチウムイオン二次電池産業は、従来の民生機器に加え電気自動車や蓄電システムに用途が広がり、各国のエネルギー政策や自動車産業に大きな影響を及ぼす産業にまで成長してきました。当社ではこのような環境のなか、特に先進国向けの電気自動車(以下、EV)用途に参入するため、製品開発及び設備投資に取り組んでまいりましたが、欧米のEVに対する政策等の変化によるEV需要の低迷により業績の悪化が顕著となっています。そのため、当社では電池メーカーとともに電池の新規用途への展開やメンブレン技術を応用して新規分野への参入に取り組んでいます。そして、この取り組みによる成果を確実なものとして、来期以降の事業の成長と財務基盤の安定性を確保していくことが、投資家の皆様のご期待に沿えることにつながるものと考えており、当社価値の指標をROIC(投下資本利益率)で示し、当社の付加価値について投資家とのエンゲージメントに活用していくこととしています。 この目標を達成するために、当社グループでは以下の点を優先的に対処すべき事業上及び財務上の重要課題として取り組んでまいります。① 新規顧客の拡大 当社グループは、大手顧客を中心に販売活動を行ってまいりました。これまで、限られた大手顧客からの受注が大きかったため、設備投資を積極的に行い、生産能力を振り向けざるを得ない状況が続いてきました。しかし、これまでの事業環境が大きく変化しています。そのため、この環境変化に対応すべく、顧客やアプリケーションの多様化に向けて営業活動を強化してまいります。② ビジネスリスクの分散 当社グループは、リチウムイオン二次電池用セパレータを主要事業として取り組んでまいりました。現在生じている電池業界の環境変化に直面し、新たな分野に進出し複数の事業に取り組むことで、ビジネスリスクの分散を進めております。そのため、これまで培ったメンブレン技術を利用して、イオン交換膜事業等の新たな事業分野に積極的な事業展開を行ってまいります。③ 資金調達 当社グループが取り組んでいる事業分野は設備産業であり、多額の資金が必要なビジネスです。そのため積極的に設備投資を行ってまいりました。また、今後もメンブレン技術を利用して新たな事業分野で積極的に事業を進めてまいります。そのために、製造設備投資、研究開発投資び運転資金の増大に対応した資金調達は、事業を成長、継続していく上で重要な課題であると認識しており、今後も財務基盤の充実強化に取り組んでまいります。④ 生産体制の向上 リチウムイオン二次電池用セパレータ事業は、電池需要の低迷により販売価格が低下傾向にあります。そのため、当社グループでは生産性向上に向けた既存の生産設備の改良に取り組んでまいりました。今後、この改良設備をすべての設備に導入し、販売価格の低下に対応してまいります。また、イオン交換膜事業においても生産設備を導入し、イオン交換膜設備の製造原価の低減を進めて競争力を確保してまいります。⑤ 持続可能な成長に向けた取り組み 世界各国のSDGsへの取り組みは、環境保全と社会貢献を経営理念としている当社にとって重要な課題です。そのため、様々な事業分野で当社のメンブレン技術が環境にやさしく、社会に貢献していく製品を追及していくことと合わせて、ESG経営への取り組みを促進していくことが、持続可能な成長に必要不可欠なことであると認識しています。今後、ESG委員会を通じて、グループ内でESGに関する啓蒙活動、グループ間での情報共有及び情報発信などを進めていくこととしています。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
事業等のリスク7,107字
3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① リチウムイオン二次電池用セパレータへの収益の依存について 当社グループは、リチウムイオン二次電池用セパレータの製造・販売に特化しており、当連結会計年度において、その売上高は当社グループの売上高の95.7%を占めています。当社グループが開発、製造、販売しているリチウムイオン二次電池用セパレータは国内外のESS(エナジー・ストレージ・システム)、携帯電話、ノートパソコン、電気自動車(EV)、ハイブリッドカー(HEV)など多様な分野で使用されているリチウムイオン二次電池に利用されております。そのため、経済状況の悪化等を原因とした民生用ポータブル機器や輸送用機器などの需要が縮小した場合には、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合他社について 当社グループは、リチウムイオン二次電池用セパレータの製造・販売を事業としている企業と競合関係にあります。この業界は、大手企業が市場シェアの大半を占めているため、当社グループは後発企業として、それらの大手企業と競合することになると認識しております。既存競合各社は、概して当社グループより大きな顧客基盤を持ち、当社グループより豊富な財源、技術的資源及び人的資源を有しています。これらの当社グループに対する優位性により、競合他社が技術革新を進め、高性能な新製品を開発・販売した場合、または当社グループの製品よりも安価な製品を提供し、さらに自社製品をより効率的に販売促進した場合などにおいて、当社グループが十分な競争力を発揮できない事態となれば、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 技術革新とライフサイクルの短期化について 当社グループは、先端の生産技術を駆使した製品を販売しておりますが、近年、リチウムイオン二次電池産業全体の技術革新が加速化しており、リチウムイオン二次電池部材全体の性能改善が強く求められる傾向があります。当社グループは、今後もリチウムイオン二次電池用セパレータの超薄膜化や耐熱性向上の為の研究開発を強化する方針であります。 しかしながら、当社グループの予測よりも早く技術革新が起こった場合、新製品の販売開始時期が遅れ、また、既存製品が陳腐化することが想定され、その結果、市場での競争力を失い当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 製品の品質にかかるリスク 当社グループでは、高品質の製品を安定して供給する努力を継続しておりますが、設備等の不良や顧客要求の厳格化等により計画通りの品質や稼働率を達成できず、結果として販売単価や生産数量が下落する可能性があります。また、当社グループではIATF16949に基づいて厳格な品質管理を実施し、出荷製品につきましては細心の注意を払っております。しかし出荷製品の不具合により、製品回収や損害賠償、取引の停止等が発生する可能性があります。このような事態が生じた場合、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑤ 知的財産権について 当社グループは、リチウムイオン二次電池用セパレータ製造技術に関する特許を保有しており、今後も更なる研究開発を進め、必要に応じて特許を出願する方針であります。しかしながら、当社グループが現在出願している特許及び将来出願する特許の全てが登録されるとは限らず、当社グループの技術やノウハウを必ずしも適切に保護できるとは限りません。 また、当社グループは、第三者の知的財産権を侵害しないように常に留意し、定期的に外部の弁護士・弁理士等を通じて調査をしておりますが、万一、当社グループが第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該第三者より製造の差し止めや損害賠償などを請求される可能性があります。その場合、当社グループの経営陣が多大な時間と労力の投入を強いられ、弁護士費用等の費用が増加し、当社グループの評判が低下することにより、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 原材料及び燃料の価格変動に関するリスク 当社グループのリチウムイオン二次電池用セパレータの主材料であるポリオレフィンの価格は安定しておりますが、当社グループの生産活動においては、多くの原材料を使用するため、これらについて供給の逼迫や遅延、価格の高騰等が生じた場合、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 特定仕入先への依存に関するリスク 当社グループがリチウムイオン二次電池用セパレータの製造において購入する資材等には、仕入先や供給品の代替が困難なものや、少数特定の仕入先からしか調達できないものがあります。当社グループで使用する資材、部品、その他の機械・装置等が、現在十分確保されていると認識しておりますが、今後、特定の仕入先における経営悪化や天災等の事情により、供給の遅延・中断や供給不足が生じる可能性があります。当社では、代替調達先を用意する努力を継続しておりますが、その場合にも安定供給が可能であるという保証はありません。また、資材価格の値上りが生じた場合、資材の調達に多額の費用が必要となる可能性があります。こうした事態が生じた場合、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 顧客の集中に関するリスク 当社グループの売上高は、一部特定の企業によって占められており、当連結会計年度における売上高の87.1%を1社が占めております。今後も売上の多くを限られた数の顧客に依存することになると予測しております。かかる顧客が当社グループからの製品の購入を大幅に減らさないという保証はなく、また当社グループからの製品の購入を中止しないという保証もありません。そのため、かかる顧客による当社グループの製品の購入が減少した場合や、中止された場合には、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ カントリーリスクについて 当社グループ製品の100%は韓国で生産されております。また当社グループの海外売上高は、前連結会計年度において47,816百万円(海外売上高の割合99.5%)、当連結会計年度において30,968百万円(海外売上高の割合99.7%)であります。W-SCOPE KOREA CO.,LTD.は、販売先の現地におけるサービスを行うために、香港に子会社を設立しております。当社グループは今後も海外向けの販売を強化する計画であるため、地域展開と共に海外の子会社が増える可能性があります。したがって、顧客及び当社グループ子会社が存在する国または地域の政治的、経済的情勢及び政府当局が課す法的な規制の影響またはテロ、戦争、感染症、自然災害その他の要因による社会的混乱により当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当連結会計年度末現在の韓国の法人税率は、2億ウォン以下分については10%、2億ウォン超過・200億ウォン以下分については20%、200億ウォン超過分については22%が適用されており、当連結会計年度末現在においてはW-SCOPE KOREA CO., LTD.は減免率による減免を享受することになっています。しかし、租税特例制限法上の減免税額の追徴事由が発生した場合、かかる優遇税制の適用期間の満了により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 最近2連結会計年度の販売地域別の売上高の内訳 日本韓国中国ハンガリーその他欧州及び米国その他計2024年1月期(百万円)22615,8881,35025,9191824,47648,043(構成比)(%)(0.5)(33.1)(2.8)(54.0)(0.4)(9.3)(100.0)2025年1月期(百万円)785,4832,28820,8283082,05831,047(構成比)(%)(0.3)(17.7)(7.4)(67.1)(1.0)(6.5)(100.0) ⑩ 販売先が海外に集中しており、与信管理や取引先管理が十分に行われないリスク 当社グループはアジア及び欧米等の諸外国において主に事業展開しております。海外の国・地域においては商習慣の違いにより取引先との関係構築においても予想し得ないリスク等、予測不可能な事態が生じる可能性があります。当社グループでは、与信管理規程等各種規程を厳格に運用し、与信審査を十分に行い、特に中国市場におきましては、一部は販売協力会社を通じて販売し、また一部は前受金決済でのビジネスにより、売上債権等の未回収リスクの低減を図っております。しかし、予期しない事態により、取引先が不測の債務不履行等に陥り、当社グループが有する債権の回収が困難となる場合には、当社グループの業績等が悪影響を受ける可能性があります。 ⑪ 為替変動の影響について 当社グループ製品は、韓国で生産され、世界各国で主に米ドル建で販売活動を行っており、為替レートの変動による影響を受けております。また子会社の外貨建ての利益、費用、資産及び負債の評価は為替レートの変動による影響を受けております。 事業活動において為替変動リスクを完全に排除することは困難でありますので、今後著しい為替変動があった場合には、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫ 設備投資にかかるリスク 当社グループは、これまで積極的に設備投資を行ってまいりましたが、今後の市場環境の急速な変化や、設備の立ち上げの遅延等により、投資決定時に比べ投資回収期間が長期化することで当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、当社グループが予定通りの増産計画が達成できなかった場合には、顧客の供給量に関する要求にこたえることができないなどの理由により、当社グループ製品の購入を減少させる又は中止させることで、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑬ 人材の確保と定着に関するリスク 当社グループは、製品を開発、製造し、製品についての顧客サポート及びマーケティングを行うため、これらの分野における経験を有する専門性の高い研究者及び装置の開発に熟知している技術者を中心に採用しなければなりません。また、韓国においては、専門性を有する人材はソウルへ一極集中傾向があり、経験者の採用に課題があります。 当社グループにおいても、主要な人材を採用及び確保できない場合、当社グループの事業運営が混乱し、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑭ 新規事業に関する投資リスク 当社グループでは、リチウムイオン電池用のセパレータの開発製造によって培ったメンブレンフィルムの生産技術を他の用途に転用すべく、新規事業として取り組んでいます。現在はメンブレンフィルムを淡水化フィルターなど工業用用途に使用する為のフィルムの開発を行っておりますが、これらが成果をもたらすという保証はなく、研究開発費用の支出の回収が困難となる可能性があります。 ⑮ 特定の人物への依存について 当社グループの取締役はそれぞれ、経営、技術開発、マーケティング、営業戦略、製造戦略等当社グループの業務に関して専門的な知識・技術を有し重要な役割を果たしています。これらの者が当社を退職した場合や、病気等の事情で業務遂行が困難となった場合、後任者の選任に関し深刻な問題に直面する可能性があり、当社グループの事業展開及び経営成績に重要な影響が生じる可能性があります。 ⑯ 法的規制等に関するリスク 当社グループが事業を行っている国及び地域では、投資に関する許認可や輸出入規制のほか、商取引、独占禁止、製造物責任、環境、労務、特許、租税、為替等の各種関係法令の適用を受けています。当社グループは、こうした法令及び規制を遵守し公正な企業活動に努めておりますが、万一当社グループに適用される規制に反することにより、当社グループに制裁金が課されたり、一定の事業活動が強制的に停止させられたりする場合や法令・規制違反を理由とする訴訟や法的手続きにおいて、当社グループにとって不利な結果が生じた場合、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑰ 特徴的な組織構成について 当社グループはグローバルに事業を展開しており、日本本社のほか、韓国、香港に連結子会社を保有しております。その中でも、当社グループの製造拠点は韓国にあり特徴ある組織構成を構築しており、従業員は日本本社が8名、海外連結子会社が306名となっております。また当社は製造業として製造現場を最重要視し、日本本社の取締役7名のうち2名を韓国に駐在させております。 当社グループでは、今後の事業拡大に伴い人員の増強、内部管理体制の一層の充実に努め、複数の国で事業展開を行うにあたってのグループ全体のコミュニケーションの充実を図っていく方針でありますが、必要な人員が確保できない場合や内部管理体制の充実に適切かつ充分な対応ができない場合、国家間の通信手段の途絶等によりグループ全体のコミュニケーション等が迅速に行えないような場合には、当社グループにおけるガバナンスが発揮できなくなるおそれがあり、業務遂行及び事業拡大に影響を及ぼす可能性があります。 ⑱ 自然災害、操業上の事故に関するリスク 当社グループが事業を行っている国及び地域では、地震、台風等の自然災害の影響を受ける可能性があります。同様に火災等の事故災害が発生した場合、当社グループの拠点の設備等に大きな被害を受け、その一部または全部の操業が中断し、生産及び出荷が遅延する可能性があります。また、損害を被った設備等の修復のために多額の費用が発生し、結果として、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、生産設備において生じうる一定の損失を補償するために、当社グループの財産に対する損害及び製 造の中断をカバーするための保険に加入していますが、かかる保険は生じうる全ての損失や費用をカバーできない可能性があります。そのため自然災害、操業上の事故等により当社グループの制御できない事象により大きな損失を被った場合、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑲ ストック・オプションについて 当社は、新株予約権方式によるストック・オプション制度を採用しており、当連結会計年度末現在における潜在株式数は3,554,000株で、発行済株式総数55,225,600株に対する割合は、6.4%となります。当社は、当該制度が役員や従業員等の業績向上に対する意欲を持たせることを目的とした有効な制度であると認識しており、今後もストック・オプションの発行を実施する可能性があります。従いまして、当該新株予約権が行使された場合及び新たに発行・行使された場合には当社の株式価値は希薄化することになります。 ⑳ 継続企業の前提に関する重要事象等 当社グループは、当連結会計年度に営業活動によるキャッシュ・フローのプラスを計上しましたが、当社では継続して営業キャッシュ・フローのマイナスを計上しており、債務の支払いに懸念が生じているため、連結子会社を含めた資金繰りを考慮する必要があります。これらの状況から、当連結会計年度末において継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在していますが、当社の資金面においては、当連結会計年度末の手元資金の確保状況をもとに、当社の年度事業計画に基づく今後の収支推移見込み及び連結子会社を含めた資金繰りを踏まえ、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。 なお、当社は、新規顧客とのハイエンド車載用電池向けや新規事業の取引開始に向けて準備を進めております。連結子会社であるW-SCOPE KOREA CO., LTD.(以下、WSK) は、前連結会計年度に引き続き当連結会計年度においても営業損失を計上しておりますが、イオン交換膜事業における顧客との新規契約及び既存交換需要を見込んでおります。 セパレータ事業においても主要顧客であるSDI社との現状の協議においては2025年下期からは需要の回復を見込んでおり、2026年上期には欧州車載用途セパレータ需要も回復し、セパレータ製造ラインはフル稼働の状況に回復する見通しです。 グループ全体の資金面においては、当社の債務の支払資金を確保するために、WSKの事業進捗や金融機関等からの借入に伴うWSKの資金を利用しながら当社の運転資金を賄うほか、当社への貸付も計画しております。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析6,927字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度の世界経済は、米国大統領選挙や中東情勢に加え、各地での自然災害の発生などによる不確実性の高まりから勢いに欠ける状況となりました。このような状況において、当社グループの主力事業であるリチウムイオン二次電池セパレータ事業では、欧州でのEV購入者に対する補助金政策の打ち切りにより、当下半期より欧州を中心としたEV市場の成長鈍化を受け、受注が大きく落ち込み厳しい状況となりました。また、当中間連結会計期間まで連結子会社であったW-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.(以下、WCP)が連結を外れて持分法適用会社になったため、当第3四半期からWCPの売上高を加算できないことが影響し、車載向け売上高が22,338百万円となり前年同期比25.0%の減少となりました。また、民生向けにおいてもWCPの連結除外の影響もあったことから、その売上高は7,373百万円(イオン交換膜売上を除く)となり前年同期比53.4%減少となりました。また、WSKの新規事業であるイオン交換膜事業については、初回受注分に関して2024年末までにアルゼンチン向け出荷が完了し、当連結会計年度で1,335百万円を売上計上しています。その結果、当連結会計年度は売上高が31,047百万円となり、前年同期比16,996百万円(同35.4%減)の減収となりました。営業利益に関しては、上記のとおり販売数量の減少及びWCPの連結除外等の影響により収益が16,996百万円減少し、それに伴って原材料費3,726百万円減少、水道光熱費2,576百万円減少となり、減価償却費も2,504百万円、人件費も2,380百万円とそれぞれ減少となりました。これは、電池需要が減少したことによりセパレータの出荷量が減少したことで生産量を抑えたことや、WCPの連結除外等により変動費・固定費が減少したためです。これらにより、販売費及び一般管理費を含めた売上原価等の費用が前年同期比12,122百万円減少したことによるものです。これらの結果から、当連結会計年度の営業利益は前年同期比で4,873百万円減少し、1,008百万円(前年同期は営業利益3,865百万円)の営業損失となりました。製造の状況に関しては、W-SCOPE KOREA CO., LTD.(以下、WSK)で顧客需要の減少に応じてセパレータの製造ラインの稼働を当下半期から段階的に停止しています。また、生産性向上のために改造した既存成膜ラインからの製品については、需要回復を見据えて複数顧客向けに量産サンプルの評価が行われており、大型ラインへの展開も進めています。なお、イオン交換膜については受注量の増加を見込み自動化を進めており、受注増加に備えた量産性の改善に取り組んでおります。営業外収益は米ドル建て債権債務で為替差益1,014百万円、受取利息92百万円などを計上しており、営業外費用としては、支払利息367百万円のほか、当第3四半期よりWCPが持分法適用会社となったことから、持分法による投資損失3,007百万円などを計上しております。結果として、税金等調整前当期純損失3,239百万円(前年同期は税金等調整前当期純利益4,600百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は3,713百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益939百万円)となりました。当連結会計年度の平均為替レートにつきましては1米ドルが151.49円、1,000韓国ウォンが111.1円となりました。なお、当社の前連結会計年度は決算期変更の経過期間にあたり、2023年1月1日から2024年1月31日までの13か月間となっております。当連結会計年度は12か月であるため比較対象期間が異なりますが、参考数値として増減額及び増減率を記載しております。 (資産)流動資産につきましては6,761百万円となり、前連結会計年度末に比べ29,502百万円の減少となりました。これは主として、現金及び預金が11,751百万円、棚卸資産が9,610百万円、売掛金が6,961百万円減少したことによるものであります。固定資産につきましては53,317百万円となり、前連結会計年度末に比べ81,417百万円の減少となりました。これは主として、投資有価証券が37,026百万円増加した一方で、建設仮勘定が72,999百万円、機械装置及び運搬具が31,173百万円、建物及び構築物が10,111百万円減少したことによるものであります。(負債)流動負債につきましては8,492百万円となり、前連結会計年度末に比べ24,740百万円の減少となりました。これは主として、短期借入金が7,946百万円、1年内返済予定の長期借入金が7,551百万円、未払金が6,661百万円それぞれ減少したことによるものです。固定負債につきましては1,912百万円となり、前連結会計年度末に比べ12,057百万円の減少となりました。これは主として、長期借入金が11,050百万円減少したことによるものであります。(純資産)純資産につきましては49,674百万円となり、前連結会計年度末と比べ74,123百万円の減少となりました。これは主として、非支配株主持分が70,171百万円減少したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ11,751百万円減少し、262百万円となりました。これは、連結子会社であったW-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.が当第3四半期より連結を外れて持分法適用会社になったことが主な要因であります。当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は以下のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは4,008百万円の収入(前期は13,215百万円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前当期純損失の計上3,239百万円、減価償却費の計上5,118百万円、持分法による投資損失の計上3,007百万円によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは28,748百万円の支出(前期51,005百万円の支出)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出28,157百万円によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは17,278百万円の収入(前期15,015百万円の収入)となりました。これは主として、長期借入金の返済による支出1,401百万円があった一方で、短期借入れによる収入12,247百万円、長期借入れによる収入6,792百万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績a. 生産実績当連結会計年度における生産実績は、次のとおりであります。事業部門の名称当連結会計年度(自 2024年2月1日至 2025年1月31日)生産高(百万円)前年同期比(%)リチウムイオン二次電池用セパレータ等25,75264.1合計25,75264.1 (注) 1 当社及び連結子会社は、リチウムイオン二次電池用セパレータ事業の単一セグメントであるため、生産実績は、セグメント情報に関連付けた記載を省略しております。2 金額は、製造原価によっております。 b. 受注実績当社グループの製品は、販売先からの受注による受注生産ですが、生産から納入までの期間が極めて短いため、現実的には販売先からの月次あるいは四半期の購入計画情報を基に、過去の実績、生産能力を勘案した見込生産的な生産形態を採っており、受注高及び受注残高を算出することが困難でありますので、その記載を省略しております。 c. 販売実績当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。事業部門の名称当連結会計年度(自 2024年2月1日至 2025年1月31日)販売高(百万円)前年同期比(%)リチウムイオン二次電池用セパレータ等31,04764.6合計31,04764.6 (注) 1 当社及び連結子会社は、リチウムイオン二次電池用セパレータ事業の単一セグメントであるため、販売実績は、セグメント情報に関連付けた記載を省略しております。2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合相手先前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2024年1月31日)当連結会計年度(自 2024年2月1日 至 2025年1月31日)販売高(百万円) 割合(%)販売高(百万円) 割合(%) Samsung SDIグループ43,47090.527,04587.1 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。当社グループの当連結会計年度は、当下半期より欧州を中心としたEV市場の成長鈍化を受け、当社も受注が大きく落ち込み、営業利益が前年同期比4,873百万円減少し、1,008百万円の営業損失となりました。そのため、当社価値の指標であるROIC(投下資本利益率)は、3.69%から△1.55%となりました。具体的には、連結売上高が見込みを大きく下回り、人件費や減価償却費などの固定費を賄うための生産量が確保できなかったことと、世界的な需要が低迷したことでセパレータの販売価格が下落し、在庫の評価損を計上したことが主な要因です。当社は、投資家の皆様の期待収益率を上回るROIC(5%以上を想定)を目標として取り組んでおります。2026年1月期連結会計年度もこの需要傾向は続くと見られていますが、この機会に販売先や製品用途の多様化や新規事業の拡大に取り組んでいます。また、製造原価についても生産設備の生産効率化を進めて、価格競争力を強化する対策を行っています。そして、今後の世界的な電池需要の回復と新規事業への参入に合わせて業績回復を図ることで、ROICが改善していくものと見込んでいます。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a. 経営成績の分析 (売上高)当社グループの当連結会計年度は、当下半期より欧州を中心としたEV市場の成長鈍化を受け、欧州自動車メーカー向けが中心の当社EV用途の販売も大きく落ち込みました。民生用途の電池需要についても世界的な在庫調整が続いており、電池メーカー各社の生産量が減少しました。また、当中間連結会計期間まで連結子会社であったW-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.(以下、WCP)が連結を外れて持分法適用関連会社になったため、当第3四半期からWCPの売上高を加算できないことが影響し、車載向け売上高が22,338百万円となり前年同期比25.0%の減少となり、民生向けにおいても、その売上高は7,373百万円(イオン交換膜売上を除く)となり前年同期比53.4%減少となりました。連結子会社であるW-SCOPE KOREA CO., LTD.の新規事業であるイオン交換膜事業については、初回受注分に関して2024年末までにアルゼンチン向け出荷が完了し、当連結会計年度で1,335百万円を売上計上しています。その結果、当連結会計年度は売上高が31,047百万円となり、前年同期比16,996百万円(同35.4%減)の減収となりました。 (売上総利益)当社グループの当連結会計年度の売上総利益は、1,087百万円(前年同期は売上総利益6,328百万円)となりました。主な要因は、労務費や減価償却費等の固定費減少によるものであります。 (販売費及び一般管理費並びに営業損益)当社グループの当連結会計年度の販売費及び一般管理費は2,095百万円となりました。販売費及び一般管理費のうち主要なものは役員報酬145百万円、給与手当651百万円、支払手数料339百万円、支払報酬225百万円、運送費77百万円であります。この結果、当連結会計年度の営業損失は1,008百万円(前年同期は営業利益3,865百万円)となりました。 (営業外損益及び経常損益)当社グループの当連結会計年度の営業外収益は、主に受取利息92百万円、為替差益1,014百万円、助成金収入36百万円により1,231百万円となり、営業外費用は、主に支払利息367百万円、持分法による投資損失3,007百万円により3,463百万円となりました。この結果、当連結会計年度の経常損失は3,239百万円(前年同期は経常利益4,600百万円)となりました。 (特別損益及び親会社株主に帰属する当期純損益)当社グループの当連結会計年度の特別利益、特別損失の発生はありませんでした。この結果、税金等調整前当期純損失は3,239百万円(前年同期は税金等調整前当期純利益4,600百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は3,713百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益939百万円)となりました。 b. 資本の財源及び資金の流動性の分析当社の資金需要のうち主なものは、設備投資資金のほか、材料等の仕入や研究開発費用等であります。設備投資資金につきましては、株式市場及び金融機関からの長期借入金を基本としており、運転資金につきましては、金融機関からの短期借入金を基本としております。なお、当連結会計年度における借入金残高は8,313百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び預金の残高は262百万円となっております。 c. 経営戦略の現状と見通し2026年1月期の通期連結業績予想は、引き続き市場低迷の影響を受ける見通しです。欧州市場に関しては前第4四半期を底として、欧州でのEV向け補助金の復活や2025年からのCAFE規制の強化に対応すべくOEM各社の低価格EVの発売が続いており、市場は回復傾向にあります。北米市場に関しては前第4四半期から出荷を始めており、EV販売台数は順調に伸びているものの補助金政策の先行き不透明感が強く、サプライチェーン全体での需要動向を注視しながら営業活動を進めてまいります。このような事業環境を踏まえ、当社計画でも下期に向けての売上高の回復を織り込んでおり、2026年上期には当社グループのセパレータ製造ラインのフル稼働への回復が見込まれます。次に製造原価の低減については、成膜ライン新工法の大型ラインへの展開、製造工程各所における自動化システムなど新規設備を他社に先駆けて自社開発しています。現在、これらの各工場の生産ラインへの導入をすすめて大幅な製造原価の低減を見込んでいます。なお、この生産設備により、品質安定性や価格競争においても、他社との競争優位性を確保できると見込んでいます。イオン交換膜事業については、POSCOグループのアルゼンチン工場からの追加受注を予定しております。さらに、新規案件として鉱石からのリチウム析出用途として、また逆電気透析(RED)発電事業にも参入し、今期から受注販売の開始が見込まれます。業績見通しの前提となる2026年1月期の平均為替レートにつきましては、対1米ドル140円、対1米ドル1,400ウォン、対1,000ウォン100.0円を想定しております。
セグメント情報948字
(セグメント情報等)【セグメント情報】1. 報告セグメントの概要当社及び連結子会社は、リチウムイオン二次電池用セパレータ事業の単一セグメントであります。従いまして、開示対象となるセグメントはありませんので、記載を省略しております。 【関連情報】前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2024年1月31日)① 製品及びサービスごとの情報単一の製品、サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。 ② 地域ごとの情報(1) 売上高 (単位:百万円)日本韓国中国ハンガリー欧米 (注)その他合計22615,8881,35025,9191824,47648,043 (注) 売上高は顧客の所在地を基礎として国又は地域に分類しております。また、欧米についてはハンガリー以外の欧米地域です。 (2) 有形固定資産 (単位:百万円)日本韓国中国ハンガリー合計1093,159036,658129,829 ③ 主要な顧客ごとの情報 (単位:百万円)顧客の名称又は氏名売上高Samsung SDIグループ43,470 当連結会計年度(自 2024年2月1日 至 2025年1月31日)① 製品及びサービスごとの情報単一の製品、サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。 ② 地域ごとの情報(1) 売上高 (単位:百万円)日本韓国中国ハンガリー欧米 (注)その他合計785,4832,28820,8283082,05831,047 (注) 売上高は顧客の所在地を基礎として国又は地域に分類しております。また、欧米についてはハンガリー以外の欧米地域です。 (2) 有形固定資産 (単位:百万円)日本韓国中国合計1013,235813,254 ③ 主要な顧客ごとの情報 (単位:百万円)顧客の名称又は氏名売上高Samsung SDIグループ27,045 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】該当事項はありません。 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】該当事項はありません。 【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】該当事項はありません。
サステナビリティに関する考え方及び取組6,097字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】世界各国のSDGsへの取り組みは、環境保全と社会貢献を経営理念としている当社にとって重要な課題です。当社グループは、様々な事業分野で当社のメンブレン技術が環境にやさしく、社会に貢献していく製品を生み出していくことを事業の柱としています。また、当社が生産拠点を世界に展開するうえで、グローバル社会の持続可能な成長は、当社の成長においても一層重要であると捉え、管理面においてESG経営への取り組みを促進していくことが必要不可欠であると認識しています。そのため、まず生産拠点にESG委員会を設置し、ESG委員会を通じて、当社グループ全体のサステナビリティへの取組みを強化していきます。また、それに合わせ、グループ内でESGに関する啓蒙活動、グループ間での情報共有及び情報発信などを促進していくこととしています。この方針のもと、2025年2月末現在で以下のとおり、それぞれ具体的な取り組みを行っています。 1.ガバナンス当社グループは海外で二次電池用部材の製造、販売及び研究開発を行っています。そのため、製造拠点のある国ごとにESGマネジメントを行い、日本本社に報告する体制をとっています。そして、各拠点の取締役会、代表取締役、専任部署及びコワーキンググループが各役割を担っています。取締役会は、ESGの視点を企業の意思決定に統合し、持続的な成長を達成するため、ESG委員会を設置し運営しています。ESG委員会は、ESG経営の基本方針・戦略の策定、中長期目標の設定、計画の実施状況の追跡、重大なリスクへの対応などを統括しています。ESG委員会の業務と決議は四半期ごとに取締役会に報告され、特定の問題について専門的な意見が必要な場合には、外部の専門家に相談するための規定が設けられています。代表取締役は、専任部署が中心となって行うESGマネジメントの活動を管理監督する責任を負っています。また、事業運営に大きな影響を及ぼすと予想されるESG関連事案が生じた場合には、その事案を解決のために取締役会への議案提案などを行う役割を担っています。各拠点の人事部門は、ESGの専任部署としてESGの推進に重要な役割を果たし、ESG活動の全般を統括しています。人事部門は各業務部門と協力し、温室効果ガス、エネルギー、人権、サプライチェーンなどの重要なESG課題に関連する潜在的リスクを低減するとともに、成果の追跡・管理しています。コワーキンググループは、生産、品質、設備技術、環境・安全、研究開発、管理など各部門からの代表者で構成され、人事部門と連携してマテリアリティ評価やリスク管理の過程で生じる様々なサステナビリティに関するイニシアティブを担います。そして、事業活動から生じるこれら重大なESG課題は、部門間の連携を通じて解決され、この活動や成果は定期的にESG委員会に報告されます。 2.戦略 (1) 成長戦略当社グループは環境保全を経営方針の一つに掲げて、保有しているメンブレンフィルム技術を生かして、エネルギー分野、環境分野、医療分野等に対して、環境保全に貢献できる製品の製造開発を進めています。現在は、リチウムイオン電池素材であるセパレータ(分離膜)とイオン交換膜を製品化しております。特にイオン交換膜の応用範囲が多岐にわたるため、イオン交換膜による水処理、グリーン水素、水素モビリティ、エネルギー貯蔵の分野で役立つ製品を提供していきます。 (2) 環境戦略当社グループは、自然環境及び事業環境でのリスクを評価・特定し、環境への親和性を高めるための企業経営活性化、環境汚染予防及び継続的改善活動の推進、環境に優しい資源の使用及び資源リサイクルの向上、環境法規遵守及び環境基準の履行を環境方針と定めています。そして、水資源、大気、廃棄物、有害化学物質などによる環境的影響を最小限に抑え、気候変動およびカーボンニュートラルへの対応を図っています。そのため、製品全過程環境評価(LCA)を通じて、生産過程で生じる影響を把握・管理していくための改善を進めています。また、エネルギー効率を最大化することによってエネルギー使用量を改善し、社会と環境に貢献していくこととしています。 3.人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略(1)人事方針当社グループは、コミュニケーション、オーナーシップ、チャレンジの3つのコアバリューを設定しています。このような資質は、変化の激しい環境下で会社が成長し成功するためには、社員にとって不可欠なものであると考え、このビジョンに沿って、これらの価値観を具現化する従業員を雇用し、育成するための戦略的な採用プロセスとトレーニングプログラムを運用しています。(2)目標管理(MBO)当社グループでは、年間事業計画や戦略的タスクをもとに、社員の定量的・定性的な目標を設定し、定期的に結果を評価しています。これらの目標は、さまざまな組織レベルでの相互作用を通じて設定され、内外の変化に応じて柔軟に調整されます。評価結果は、マテリアル・リターン、ジョブ・ローテーション、メンタリング、コーチングなどで生かされます。(3)人材開発当社グループでは、新入社員が新しい環境や役割に適応できるよう支援するための体系的な研修プログラムを支援しています。トレーニングでは、セパレーターのプロセスや品質管理のほか、コミュニケーションや職場の安全などの必須スキルも含まれています。階層別リーダーシップ研修では、各職務レベルに応じて必要なコンピテンシーに合わせたリーダーシップ研修を実施しています。アシスタント・レベルまでの社員に対しては、役割認識、フォロワーシップ、報告スキル、紛争管理、ビジネスマナーなどの研修を実施しています。さらに、管理職以上の従業員に対しては、チームのリーダーシップ戦略、労務管理、組織の了解事項、従業員管理を対象とした戦略的・実践的なリーダーシップ研修を行っています。職務能力強化研修では、社員がそれぞれの役割に必要な知識・スキルを身につけるための研修を実施しています。セパレータの生産工程、品質向上、設備検証などの業務に関連した研修プログラムを通じて、事業への理解と専門性の強化を図っており、二次電池、蒸気技術、製品ライフサイクルマネジメント、製品開発・設計、新製品開発プロセス効率など、様々な分野で実践的な講演や演習を行いました。(4)社内環境整備当社グループでは、安全な職場環境をつくるために以下の安全衛生方針を定めています。1.労働者の安全と健康を促進し、安全事故を防止します。 職場におけるあらゆる有害要因と危険要因を根源から排除し、従業員の生活の質を向上させます。2.コミュニティ意識に基づいた健全経営を最優先します。 管理者は安全に対する結果責任を負い、すべての従業員は安全規則遵守を義務づけます。3.安全衛生規則を遵守し、その有効性を定期的に監視することにより安全性を確保します。 安全方針の有効性を検証するために、安全衛生関連の法令を定期的に監視・見直します。4.研修を通じて、自主的な安全管理システムと社内教育文化を確立します。 継続的な安全衛生教育を通じて、組織能力と安全意識を高めます。この方針のもと、リスクアセスメント、改善分野の特定、是正処置のための予算配分、有害・有害要因を排除する活動、進捗状況のモニタリング、有効性の検証が含まれ、その後最高経営責任者によるレビューの体制を構築しています。また、安全事故の未然防止、危険予知、安全衛生管理などの活動を含む安全衛生マネジメントシステムについて、独立した第三者機関からISO 45001の認証を取得しています。 4.リスク管理当社グループは、製造拠点のある韓国政府等から提供されるデータに基づき、製造活動等に影響を与える気候変動に関連する物理的リスク要因を特定しています。重大な物理的リスクとしては、大雨、台風、極端な気象現象、山火事、オゾン層破壊、感染症の拡大などが挙げられます。当社グループでは、これらのリスクによる潜在的な事業活動へのダメージを最小限に抑えるための対策を模索しました。また、物理的なリスクに加え、気候変動に関連する政策変更や市場動向が自社の事業活動に与える影響を精査しました。気候関連の規制、政策、業界の動向、技術開発、市場需要の変化の影響を分析しています。そして、対応戦略を確立することで、収益、コスト、資産価値の変化など、潜在的な財務的影響を最小限に抑えることを目指しています。一方、各国の温室効果ガス(GHG)排出規制、EUの電池規制、二次電池需要の動向などの主要分野をモニタリングし、製品の研究開発への投資を継続し、その技術力を強化する取り組みを通して、気候変動リスクを効果的に管理し、長期的な事業の安定性を確保していきます。 (リスク特定結果) カテゴリーリスク影響対応策物理的リスク短期豪雨、台風、異常気象、山火事など・設備等の被害・河川の決壊や浸水保険加入及び自然災害対応マニュアルの整備・運用長期大気停滞、オゾン層破壊等呼吸器系および循環器系疾患の増加による労働条件の悪化健康診断とフォローアップ管理の実施移行リスク政策・規制温室効果ガス規制強化・規制違反に対する罰金・科料の可能性の増加・温室効果ガス排出権購入費用の増加・エネルギー・原材料調達コストの上昇・温室効果ガス排出量の把握管理・事業所の温室効果ガス排出量削減計画の策定EU電池規制REC(再生可能エネルギー証書)の購入費用の増加・再生可能エネルギーの採用検討・生産工程におけるエネルギー使用量削減計画の策定技術低炭素プロセス技術拡大と製品研究開発研究開発投資コストの増加・顧客要望対応力の確保・低炭素製品開発計画の策定市場二次電池需要の急激な変化・化石燃料の除外傾向の拡大による製品受注の増加・製品の品質向上や新製品開発のためのコスト増・顧客要望対応力の確保・低炭素製品開発計画の策定環境負荷低減設備の投資要件の拡大・低排出設備の導入費用増加・有害化学物質管理基準強化・温室効果ガス・廃棄物の排出管理・資源循環システムの構築 5.指標及び目標当社グループ工場で管理している主要項目及び各年度の実績は、下記のとおりです。 (目標と達成率)環境マネジメント活動を効果的に推進するため、定量的な目標を設定し、その達成に向けた具体的な計画を策定していくこととしました。また、目標達成状況を追跡・管理し、継続的にモニタリングし、必要に応じて目標達成を確実にするために、速やかに是正措置を講じていきます。2023年実績値に対する対前年度達成率の結果は以下の通りです。目標アクションプラン達成率(%)ポリエチレン(PE)廃棄物10%削減コーティングPE一般廃棄物損失率の最小化91PE一般廃棄物・破断率の低減と・生産稼働率の向上・トリミングリサイクルの維持100PE指定廃棄物・PEワックス含有フィルム発生に対する改善策の策定・巻取りトリミング作業における2人1組のチーム編成95排水量10%削減コーティング部門・スラリー洗浄槽での洗浄水使用量の削減・コーターでの洗浄水使用量削減とスラリー廃棄物の削減72成膜部門・給水管の漏水点検と復水タンクの定期点検・不要な水の使用を防ぐための構内給水管の点検・抽出槽メンテナンス前の排水量削減44大気汚染物質排出基準の違反ゼロ規制や基準違反の内容把握および環境事故の発生を予防するための継続的監視100環境事故・緊急事態ゼロ100環境規制違反ゼロ100 (環境に関する指標一覧)カテゴリ領域項目単位2022年2023年2024年環 境エネルギー使用量電気KWH177,329,235184,763,389237,824,756LNGm319,567,84918,826,00518,289,893用水トン(t)698,900676,401326,750温室効果ガス排出量直接排出量(SCOPE1)tC02-eq41,07740,88639,867間接排出量 (SCOPE2)tC02-eq67,95368,88094,617CO2(二酸化炭素)トン(t)108,585109,317133,882CH4(メタン)トン(t)6.056.085.18N20 (亜酸化窒素)トン(t)157148130廃棄物発生量発生量kg8,444,1228,069,00217,352,590リサイクルkg8,421,5288,067,23017,297,190水資源使用量上水道トン(t)564,263587,537633,508大気排出量Nox(窒素酸化物)kg8,5888,0136,199Sox(硫黄酸化物)kg012.002.99MC(塩化メチレン)トン(t)13231,4391,234 6.人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 当社グループでは、特に工場での災害や事故について、労働環境の安全性を向上させるために、2024年度データから以下のとおり中長期的な安全事故低減目標を設定し、「労働者による自主安全衛生マネジメントシステム」の構築を方針に掲げ、重大労働災害ゼロと設備操作の重大なミスを防止のための管理を行っていきます。方針労働者による自主安全衛生マネジメントシステム目標前年比事故率50%削減、重大な労働災害ゼロ達成主要実施項目リスク評価に関する部門レベルの自主安全衛生管理体制構築事前安全許可制度を導入することで、異常な作業事故を防止事故発生に備え、類似事故を未然に防ぐための根本的かつ効果的な再発防止策を確立作業開始前に監督者が実施する10分間のTBM(ツール・ボックス・ミーティング)の活性化促進による安全意識を向上安全検査および是正措置の取り組みを通じた各部門の自己改善活動の強化 (人材育成・安全衛生に関する指標一覧)カテゴリ項目単位2022年2023年2024年研修・安全研修回数件110117136延べ研修時間時間(H)26,68018,86241,388災害件数度数率%8.909.105.49負傷件141012死亡件000 また、2022年7月8日に制度改正が行われた女性活躍推進法により、日本本社での人材育成及び社内環境整備に関しては、「男女の賃金の格差」「女性管理職比率」「男性育児休業取得率」及び「有給取得率」を指標として採用することとしています。当事業年度の実績と目標は以下のとおりです。 2024年1月期 実績2025年1月期 実績目標
コーポレート・ガバナンスの概要5,281字
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレートガバナンスに関する基本的な考え方当社は、企業活動を支える様々なステークホルダーの利益を重視しており、株主を始めとするステークホルダーにとっての企業価値を極大化し、かつ、継続的に高めていく上でコーポレート・ガバナンスの充実は重要であると考えています。当社の資本は、独立した複数株主の出資により構成されております。そのため、コーポレート・ガバナンスに対する意識は以前から強く、経営の透明性、企業倫理の向上を図るべく、以下の体制整備、内部統制を実施しております。 また当社は、今後もコーポレート・ガバナンス経営の重要性を深く認識し、その時点で当社に最もふさわしいコーポレート・ガバナンス経営体制を検討し、継続的に整備・構築していく所存であります。 ② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由当社は監査等委員会設置会社として、監査等委員3名(3名全員が社外取締役)で構成された監査等委員会により、取締役の職務の執行および取締役会の決議の適法性、妥当性の監視・監督及び監査を行っています。監査等委員会は、原則として月1回の監査等委員会を開催するほか、必要に応じて監査等委員間の協議を行い意見交換しております。また、取締役会以外の重要な会議への出席を行い必要に応じて意見を述べるほか、監査等委員でない取締役との面談、会社財産及び重要書類の閲覧による業務の調査を通じて、監査等委員でない取締役の職務遂行を監視する体制を整えております。また、会計監査人及び内部監査部門とは、それぞれの監査の計画、進捗及び結果について、定期的に相互に情報及び意見の交換を行う等の連携を図っております。また、取締役会は代表取締役社長を議長とする取締役7名(うち、社外取締役は4名)で構成され、取締役会は経営の基本方針、法令で定められた事項及びその他経営に関する重要事項を決定しており、原則として月1回の定時取締役会を開催し、必要に応じて臨時取締役会を適宜開催しております。特に迅速な決定等が必要な場合においては、テレビ会議システムなどを利用した臨時の取締役会を開催し、機動的な審議と意思決定が行われるようにしています。この体制によって高い透明性と経営環境の変化に迅速に対応できる組織体制を確保しています。なお、当社は2025年4月24日開催予定の第20期定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役(監査等委員であるものを除く)4名選任の件」を上程いたしておりますが、当該議案が原案どおり可決された後も上記の員数に変更はございません。また、当社の取締役会は、7名の取締役うち4名の取締役が独立性を確保されている社外取締役であることから、報酬委員会、指名委員会等の委員会を設置していません。 当社の企業統治の体制の模式図は、以下のとおりであります。 ③ 企業統治に関するその他の事項1)内部統制システムの整備の状況 当社の内部統制システムの整備に関する基本方針につきましては、以下の内容のとおり取締役会において決議しております。 (取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制)1.企業が存立を継続するためにはコンプライアンスの徹底が必要不可欠であり、当社の役職員が法令及び定款を 遵守し、高い倫理観に基づいて行動をとるために経営理念及びコンプライアンス規程を定める。代表取締役社長は繰り返しその精神を役職員に伝えることにより、法令遵守及び社会倫理の遵守をあらゆる企業活動の前提とすることを徹底する。2.コンプライアンス担当役員は、コンプライアンスに関する統括責任者として全社横断的なコンプライアンス体制の整備及び問題点の把握に努める。3.コンプライアンス上の問題が発生した場合には、重大性に応じて、代表取締役または取締役会が再発防止策を決定し、全社的にその内容を周知徹底する。4.役職員は他の役職員の法令違反行為を知った時は、速やかに管理部門に報告しなければならない。5.役職員の法令・定款違反行為については、コンプライアンス規程に基づき処分を決定する。 (取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制) 取締役の職務の執行に係る情報については、「文書管理規程」等の諸規程に従い、文書または電磁的媒体に記録・保存し、適切かつ確実に管理する。取締役は、常時これらの文書等を閲覧できるものとする。 (損失の危険の管理に関する規程その他の体制)1.当社のリスク管理を体系的に定めるリスク管理規程を定め、同規程に基づくリスク管理体制の構築・運用を行う。2.管理部門において当社グループ全体のリスクを網羅的・総括的に管理し、内部監査責任者は各組織のリスク管理状況を監査し、その結果を代表取締役に報告する。 (取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制) 意思決定の機動性を高め、効率的な業務執行を行い、その実効性を向上させるため、以下の事項を定める。1.取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するため、取締役会の運営に関する規程を定めるとともに、取締役会を原則として月1回開催するほか、必要に応じて適宜臨時に開催する。2.取締役会は、取締役会規則、職務権限規程、業務分掌規程及び稟議書管理規程等を定め、業務執行の責任体制と業務プロセスを明確にすることにより、取締役会の決定に基づく業務執行の迅速かつ効率的な処理が行える体制を構築する。3.内部監査責任者は、事業活動の効率性及び有効性について監査を行う。内部監査責任者及び監査を受けた部署は、是正、改善の必要があるときには、連携してその対策を講ずる。 (当社及び子会社からなる企業集団における業務の適正を確保するための体制)1.子会社は、当社との連携・情報共有を保ちつつ、自社の規模、事業内容、その他会社の特徴を踏まえ、内部統制システムを整備する。2.「関係会社管理規程」に基づき、関係会社の状況に応じて必要な管理を行う。3.取締役は当社及び関係会社の取締役の職務執行を監視・監督し、監査等委員会は当社及び関係会社の業務執行状況を監査する。 (監査等委員がその補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項) 監査等委員は、管理部門の従業員に監査業務に必要な補助を求めることができるものとし、監査等委員より監査業務に必要な補助を求められた従業員はその命令に関して、取締役の指揮命令を受けないものとする。 (前号の使用人の取締役からの独立性に関する事項) 監査等委員より監査業務に必要な補助を求められた従業員の人事異動、人事評価、懲戒に関しては、事前に監査等委員に相談し、意見を求め、同意を得るものとする。 (取締役及び使用人が監査等委員に報告するための体制) 取締役は取締役会等の重要な会議において、職務執行の状況等について定期的に報告を行う。また、取締役又は使用人は監査等委員に対して法定の事項に加えて、当社に重大な影響を及ぼす事項の発生又は発生する恐れが認められた場合には、速やかに監査等委員に報告するものとする。 (その他監査等委員の監査が実効的に行われることを確保するための体制) 役職員の監査等委員会監査に対する理解を深め、監査等委員会の環境を整備するよう努める。 監査等委員は、取締役会議事録等の業務執行にかかわる記録及び、稟議書等すべての重要な決裁書類を常に確認できることとする。 また、会計監査人及び内部監査担当者との間で情報交換に努め、連携して当社の監査の実効性を確保する。 (反社会的勢力排除に向けた体制) 社会の秩序や企業の健全な活動に脅威を与える反社会的勢力とは、組織全体として毅然とした態度で対応し、一切の関係を持たない体制を整備する。 2)リスク管理体制の整備の状況内部統制については、統制組織及び統制手段が相互に結びつき内部牽制が作用する仕組づくりを推進しております。内部統制の推進にあたり、会社財産の適正な保全・管理、会計記録の正確な作成・保管、信頼性のある財務報告を含む事業報告、経営者の定めた方針・規定・内規遵守及び関連法規の遵守といったこれらの内容が適切に遂行されているか、開発活動、生産活動、営業活動を通して内部統制の整備に努めております。 特に連結子会社W-SCOPE KOREA CO.,LTD.及び持分法適用関連会社W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.では、ISO14001/45001及びIRTF16949認証を受け、引き続き生産活動での法令諸規則等の遵守の徹底を図り、社内規程・内規等の整備を図っております。 また、特許権につきましては外部特許事務所と連携し、新製品開発・改良に対する業務実施に際しての適正な管理等を行っております。 3)取締役に関する事項(取締役の定数) 当社の取締役の定数は14名以内(監査等委員でない取締役9名、監査等委員である取締役5名)とする旨を、定款に定めております。 (取締役の選任の決議要件) 当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨及び累積投票によらない旨を定款に定めております。 (取締役の任期) 監査等委員でない取締役の任期は選任後1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までとし、監査等委員である取締役の任期は、選任後2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までと定款で定めています。 (役員等賠償責任保険契約の概要) 当社は、会社法第430条の3第1項に定める役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結し、被保険者が法律上負担すべき損害賠償金及び訴訟費用、弁護士報酬等の訴訟費用を当該保険契約により補填することとしています。当該保険契約の被保険者は、当社及び子会社の取締役、子会社の監査役及び執行役員等であります。また、被保険者の職務執行の適正性が損なわれないようにするための措置として、当該保険契約に免責金額を設け、一定額に至らない損害については補填の対象としないこととしているなど、一定の免責事由を設けております。 4)株主総会に関する事項(株主総会の特別決議要件) 当社は、会社法第309条第2項の定めによる決議は、定款に別段の定めがある場合を除き、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものであります。 (取締役の責任免除) 当社定款において、社外取締役は、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第1項の責任について、善意かつ重過失がないときは、一定の限度を設ける契約を締結することができる旨を定めており、当社は社外取締役全員との間で責任限定契約を締結しております。なお、当該契約に基づく責任の限度額は、5百万円以上であらかじめ定めた金額又は法令が規定する額のいずれか高い額としています。 (中間配当の定め) 当社は、株主への機動的な利益還元を行うため、株主総会決議に基づく剰余金の配当に加え、取締役会決議により毎年7月31日を基準日として、会社法第454条第5項に定める剰余金の配当(中間配当)ができる旨定款に定めております。 (自己株式の取得) 当社は、自己の株式の取得について、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため、会社法第165条第2項の規定に基づき、取締役会の決議によって市場取引等により自己株式を取得することができる旨、定款に定めております。 ④ 取締役会の活動状況当事業年度において当社は、定時取締役会を毎月1回のペースで開催し、その他に必要に応じて臨時取締役会を年間3回開催しました。個々の取締役の出席状況については次のとおりであります。氏名開催回数出席回数崔 元根15回15回大内 秀雄15回15回全 永鈺15回14回李 俊範15回15回須山 敦子(※)10回10回龍田 有理15回15回増田 庸司15回15回 (※ 須山敦子氏は、2024年4月就任後の開催回数と出席回数を記載しています。) また、取締役会での具体的な内容としては、事業計画の進捗状況やそのための資金計画及び当社グループの組織編成や内部統制等に関する議論が行われています。また、当連結会計年度では事業環境の悪化を受けて、事業環境の現状分析や、業績回復のカギを握る成長戦略(既存事業の顧客・用途の多様化)や新規事業(イオン交換膜事業の進捗現状と今後の見通し)に関する議論が行われました。
役員の報酬等1,470字
(4) 【役員の報酬等】① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項 取締役の報酬の決定については、2022年3月30日開催の株主総会で総枠の決議を得ております。各事業年度の各監査等委員でない取締役の額については、取締役会より一任された代表取締役崔元根が、役割・貢献度合い・業績等を勘案のうえ決定しております。監査等委員である取締役については、監査等委員の協議により決定しております。 なお、当社では、2021年5月13日開催の取締役会において、監査等委員でない取締役の個人別の報酬等の内容にかかる決定方針を決議しており、当該取締役の個人別の報酬等の内容にかかる決定方針の内容は次のとおりとし、2022年12月期から実施しております。 a. 基本方針 1) 当社の取締役の報酬は、優秀な人材の確保と維持、業績向上のインセンティブの観点から、それぞれの職責に見合った報酬の体系、水準としております。2) 報酬の体系、水準については、経営機能の変化、他社の水準等の外部データ等を勘案し、その妥当性を検証しております。 3) 社外取締役の報酬については、その職務に鑑み、基本報酬のみを支給するものとしております。b.基本報酬の個人別の報酬等の額の決定に関する方針 当社の取締役の基本報酬は、月例の固定報酬と業績連動報酬で構成し、役職、職責、在任年数に応じて他社水準、当社業績、従業員給与の水準等を考慮しながら、総合的に勘案して決定しております。 c.業績連動報酬等ならびに非金銭報酬等の内容および額または数の算定方法の決定に関する方針 業績連動報酬等は、事業年度ごとの業績向上に対する意識を高めるため、業績指標である営業利益の達成度に応じ、月例の固定報酬に加算し支給するものとしています。非金銭報酬等は、中長期的な企業価値向上を目的としてストックオプションを採用しており、中長期計画の達成度、当社グループの経営状況等を勘案し支給するものとしております。 d. 基本報酬の額、業績連動報酬等または非金銭報酬等の額の取締役の個人別の報酬等の額に対する割合の決定に関する方針 業務執行取締役の種類別の報酬割合については、当社と同程度の事業規模や関連する業種・業態に属する企業の報酬水準を踏まえ、役位別に決定しております。 e. 取締役の個人別の報酬等の内容についての決定に関する事項 個人別の報酬額については、取締役会決議に基づき代表取締役社長がその具体的内容の決定について委任を受けるものとしています。その権限の内容は、株主総会で決議された取締役報酬限度額の範囲内において各取締役の基本報酬額を決定するものとしております。 ② 役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数役員区分報酬等の総額(百万円)報酬等の種類別の総額(百万円)対象となる役員の員数(名)固定報酬業績連動報酬退職慰労金 取締役(注 1)(監査等委員及び社外取締役を除く)341915―2 監査等委員(社外取締役を除く)――――― 社外役員(注2)1919――5 (注)1.取締役1名は当社から報酬を支給しておりません。 2.2024年4月25日開催の第19期定時株主総会において、監査等委員(社外)1名が退任し、新任の監査等委 員(社外)が1名選任されています。 ③ 役員区分ごとの連結報酬等の総額等 連結報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。 ④ 使用人兼務役員の使用人給与 該当事項はありません。
従業員の状況690字
5 【従業員の状況】(1) 連結会社の状況2025年1月31日現在区分従業員数(名)全社(共通)314合計314 (注) 1 従業員数は就業人員であります。2 当社及び連結子会社は、リチウムイオン二次電池用セパレータ事業の単一セグメントであるため、従業員数は会社共通として記載しており、セグメント情報に関連付けた記載を省略しております。3 前連結会計年度末に比べ従業員数が1,194名減少しております。主な理由は、W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.を連結の範囲から除外し、持分法適用関連会社としたことによるものであります。 (2) 提出会社の状況2025年1月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)844.47.57,796 (注) 1 従業員数は就業人員であります。2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。3 当社は、リチウムイオン二次電池用セパレータ事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を省略しております。 (3) 労働組合の状況労働組合は結成されておりませんが、労使関係は良好であります。 (4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異名 称管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)男性労働者の育児休業取得率(%)労働者の男女の賃金の差異(%)(注)ダブル・スコープ株式会社0.0該当なし46.4 (注)「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規程に基づき算出したものであります。
関係会社の状況725字
4 【関係会社の状況】名称住所資本金又は出資金主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社) W-SCOPE KOREACO.,LTD.大韓民国忠清北道清州市5,300百万ウォンリチウムイオン二次電池用セパレータの開発製造及び販売100当社へ製品等を供給当社による社債取得役員の兼任あり(1名)W-SCOPE HONGKONGCO.,LIMITED中華人民共和国香港特別行政区尖沙咀100,000香港ドルリチウムイオン二次電池用セパレータの販売100(100)―(持分法適用関連会社) W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.大韓民国忠清北道忠州市16,848百万ウォンリチウムイオン二次電池用セパレータの開発製造及び販売36.51(0.76)役員の兼任あり(1名)LIB Material Investment Fund 1大韓民国ソウル特別市5,786百万ウォン投資運用事業30.92 (30.92)― (注)1 W-SCOPE KOREA CO.,LTD.(以下、WSK)は特定子会社であります。 2 「議決権の所有割合」欄の( )は間接所有割合で内数であります。 3 当連結会計年度(第3四半期)より、W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.を連結の範囲から除外し、持分法適用関連会社としております。 4 WSKは、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。 主要な損益情報等①売上高9,327百万円 ④純資産額11,829百万円 ②経常損失(△)△1,547百万円 ⑤総資産額22,206百万円 ③当期純損失(△)△1,552百万円
配当政策254字
3 【配当政策】 当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題と認識しており、将来の持続的な成長に必要な内部留保を確保しつつ、財政状態及び経営成績並びに経営全般を総合的に勘案し、利益配当を行うことを基本方針としております。なお、剰余金の配当を行う場合は、年1回期末での配当を考えており、配当の決定機関は株主総会であります。また、当社は、取締役会の決議により、毎年7月31日を基準日として中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。なお、基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、無配としております。
研究開発活動754字
6 【研究開発活動】当社グループは、リチウムイオン二次電池用セパレータ事業の単一セグメントであるため、研究開発活動は、セグメント情報に関連付けた記載を省略しております。当連結会計年度における研究開発活動は、市場の新たなニーズに応えることのできるリチウムイオン二次電池用セパレータの開発、安定的な高品質製品の供給に資する生産システムの開発、イオン交換膜や新規素材の開発を目的として、日々活動しております。また今後も引き続き、高品質なリチウムイオン二次電池用セパレータ、イオン交換膜などの新規素材及びその生産技術の開発に鋭意努力してまいります。当社グループの研究開発活動は、連結子会社W-SCOPE KOREA CO.,LTD.に設置した研究所(構成メンバー38名)、持分法適用関連会社W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.に設置した研究所(構成メンバー54名)の合計92名により遂行しております。当社グループでは、リチウムイオン二次電池用セパレータやその他の新規素材などの開発を中心として、以下のような研究を行っております。区分内容MP Feasibility次世代製造技術等Development Quality 品質改善、電気化学特性分析等New Product Development ポリマー電解質膜、次世代ポリマー等Innovative Energy Materials Designイオン交換膜システム、次世代原材料等Basic Technology 原材料、物質流動性評価等Machinery Control Development 設備設計、設備自動化等 これらの研究開発活動により、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は943百万円であります。
主要な設備の状況767字
2 【主要な設備の状況】(1) 提出会社 2025年1月31日現在事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物工具、器具及び備品合計本 社(東京都品川区)事務所設備及び什器等46108 (注) 1 現在休止中の主要な設備はありません。2 当社の事業はリチウムイオン二次電池用セパレータ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。3 上記の他、主要な賃借設備として、以下のものがあります。 賃借物件事業所名(所在地)設備の内容建物賃借床面積(㎡)年間賃借料(百万円)本社(東京都品川区)本社事務所161.417 (2) 在外子会社 2025年1月31日現在会社名事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他合計W-SCOPEKOREACO.,LTD.本社(大韓民国忠清北道清州市)事務所設備及び生産設備5,8043,026―868,916306 (注) 1 現在休止中の主要な設備はありません。2 上記の金額には、建設仮勘定は含まれておりません。3 当社の事業はリチウムイオン二次電池用セパレータ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。4 上記の他、主要な賃借設備として、以下のものがあります。 賃借物件事業所名(所在地)設備の内容土地賃借床面積(㎡)年間賃借料(百万円)W-SCOPE KOREA CO.,LTD.(大韓民国忠清北道清州市)土地76,000.00(注)W-SCOPE KOREA CO.,LTD.(大韓民国忠清北道清州市)土地35,172.90(注) (注) 土地の賃貸借に関しては梧倉外国人投資地域入居契約の際の賃借料減免事項により入居後50年は免除されております。
監査の状況2,635字
(3) 【監査の状況】① 監査等委員会監査の状況 監査等委員会は、監査等委員である社外取締役3名で構成されております。監査等委員は、原則として月1回の監査等委員会を開催するほか、必要に応じて臨時で監査等委員会を開催しております。また、取締役会への出席、その他の重要な会議への出席を行い必要に応じて意見を述べています。また、須山敦子氏を中心として、当社の各部門長からのヒアリングや会社財産及び重要書類の閲覧による業務監査、子会社監査役との情報交換や資料提供、子会社各部門責任者に直接ヒアリングを行い、監査の実効性を確保し、取締役の職務遂行を監視しております。 また、会計監査人及び内部監査部門とそれぞれの監査の計画、進捗及び結果について定期的に相互に情報及び意見の交換を行う等の連携を図っております。 新任の監査等委員である須山敦子氏は、公認会計士の資格を有し、金融機関での決算業務や予算管理の実務経験があり、龍田有理氏は公認会計士の資格を有し財務・会計に関する相当程度の知見を有しており、増田庸司氏は弁護士の資格を有し、企業法務に関する相当程度の知見を有しております。 監査等委員会における主な検討事項として、監査方針および監査計画の策定、会計監査人の監査の妥当性、監査報告書の作成及び定時株主総会関連書類の監査等を行いました。 なお、2024年2月1日から2025年1月31日までの監査等委員会の開催状況と、各監査等委員の出席状況は次のとおりであります。 氏 名開催回数出席回数須山 敦子 ※10回10回龍田 有理14回14回増田 庸司14回14回 (※ 須山敦子氏は2024年4月就任後の開催回数及び出席回数を記載しております。) ② 内部監査の状況 当社は、会社の資産の保全のため、また、業務の適正な執行状況を確認するため、内部監査制度を導入しています。当社は会社規模が比較的小さく、内部統制の担当人員に限りがあることから、監査、報告の独立性を確保した上で、担当、責任者を兼務させております。内部監査に関する基本事項を内部監査規程に定め、内部監査人は監査等委員及び会計監査人との連携のもと、内部統制の状況等について意見交換を行いながら監査を実施しております。具体的には、部門相互監査を行うため、管理部門の管理職が兼務する内部監査責任者及び内部監査担当者が管理部門以外の部門の監査を担当し、管理部門以外の部門の管理職が兼務する別の内部監査責任者及び内部監査担当者が管理部門の監査を担当して各部署及び子会社に対し年間計画に基づいて監査等を実施し、必要な場合に改善を促し、フォローアップを行うことにより社内における不正行為の未然防止に努めております。また、内部監査結果については、代表取締役への報告のほか、年度決算の一環として取締役会に報告することとしています。 ③ 会計監査の状況 a. 監査法人の名称 Forvis Mazars Japan 有限責任監査法人(注) Mazars有限責任監査法人は2024年10月1日付で名称をForvis Mazars Japan 有限責任監査法人に変更しております。 b. 継続監査期間 2022年以降 c. 業務を執行した公認会計士業務を執行した公認会計士の氏名継続監査年数指定有限責任社員業務執行社員大矢 昇太注指定有限責任社員業務執行社員田島 誠士注 (注) 継続監査年数については、全員7年以内であるため、記載を省略しております。 d. 監査業務に係る補助者の構成 公認会計士6名 その他11名 e. 監査法人の選定方針と理由 会計監査人の選定にあたっては、監査等委員会が会計監査人の品質管理体制・独立性などを総合的に検討し選定する方針です。再任にあたっても、監査等委員会が同様の基準で評価し判断しています。 また、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合は、監査等委員会の同意に基づき、会計監査人を解任いたします。この場合、監査等委員会は、解任後最初に招集される株主総会において、会計監査人を解任した旨とその理由を報告いたします。 以上の方針に基づき検討の結果、当事業年度においてForvis Mazars Japan 有限責任監査法人の再任は妥当であると判断いたしました。 f. 監査等委員会による監査法人の評価 監査等委員会は、当社の財務経理部門、内部監査部門及び会計監査人から、会計監査人の独立性・監査体制・監査の実施状況や品質等に関する情報を収集し、会計監査人の監査の方法と結果を相当と認めました。また、監査等委員会は、会計監査人の選定方針などに基づき、引き続き適正な監査を期待できると評価し、当事業年度においてForvis Mazars Japan 有限責任監査法人を再任することが適当であると判断いたしました。 ④監査報酬の内容等 a. 監査公認会計士等に対する報酬の内容区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査証明業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査証明業務に基づく報酬(百万円)提出会社56―57―連結子会社――――計56―57― b. 監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬 前連結会計年度該当事項はありません。 当連結会計年度該当事項はありません。 c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容 前連結会計年度当社の一部の連結子会社は、KPMGグループのサムジョン会計法人に対して、監査証明業務に基づく報酬74百万円及び非監査証明業務である税務等に関するアドバイザリーの報酬5百万円を支払っております。 当連結会計年度当社の連結子会社は、KPMGグループのサムジョン会計法人に対して、監査証明業務に基づく報酬22百万円及び非監査証明業務である税務等に関するアドバイザリーの報酬4百万円を支払っております。 d.監査報酬の決定方針当社の監査公認会計士等に対する監査報酬の決定方針としましては、会計監査人より提示された監査に要する業務時間等を基準として報酬額を決定しております。 e.監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由監査等委員会は、会計監査人の監査結果の内容、会計監査の職務執行状況及び報酬見積もりの算定根拠等について、その適正性・妥当性を検討した結果、同意の判断を致しました。
株式の保有状況24字
(5) 【株式の保有状況】該当事項はありません。
沿革1,350字
2 【沿革】当社は、2005年にリチウムイオン二次電池用セパレータ(ポリオレフィン微多孔膜(注))(以下「リチウムイオン二次電池用セパレータ」という)の開発製造・販売を目的として設立されました。当社設立以後の企業集団に関わる経緯は次のとおりであります。 年月概要2005年10月神奈川県横浜市港北区にリチウムイオン二次電池用セパレータの開発製造、販売会社として設立(資本金54,000千円)同時に大韓民国忠清北道に子会社W-ABLE CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立2006年5月本社を神奈川県川崎市高津区に移転2007年3月子会社W-ABLE CO.,LTD. がISO14001認証を取得2007年8月同社が韓国財政経済部よりリチウムイオン電池用隔離膜製造事業に対し租税減免決定を受ける2008年2月同社がW-SCOPE KOREA CO.,LTD.に社名変更2008年12月同社が韓国知識経済部の部品素材専門企業認証取得2009年7月同社がISO/TS16949認証取得2010年10月同社がベンチャー企業として地域経済発展に貢献したとして韓国中小企業庁長官賞及び韓国忠清北道知事賞授賞2011年1月香港に同社の子会社としてW-SCOPE HONGKONG CO.,LIMITED(現・連結子会社)を設立2011年2月中国深圳にW-SCOPE KOREA CO.,LTD.の駐在事務所を設立2011年12月東京証券取引所マザーズに株式を上場2012年3月台湾にW-SCOPE KOREA CO.,LTD.の駐在事務所を設立2012年5月本社を東京都品川区大崎に移転2014年2月中国深圳に同社の子会社としてW-SCOPE New Energy(Shenzhen) CO., Limited(現・連結子会社)を設立2014年4月台湾のW-SCOPE KOREA CO.,LTD.駐在事務所を閉鎖(W-SCOPE HONGKONG CO.,LIMITEDに移管)2014年6月中国深圳のW-SCOPE KOREA CO., LTD. 駐在事務所を閉鎖(W-SCOPE New Energy(Shenzhen) CO.,Limitedに移管) 2015年11月東京証券取引所市場第一部に市場変更2016年10月大韓民国忠清北道に当社子会社として、W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO.,LTD.を設立2021年10月W-SCOPE HUNGARY PLANT Ltd.を設立2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行2022年9月本社を東京都品川区東五反田に移転 W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO.,LTD.がKOSDAQに株式上場2023年12月W-SCOPE New Energy(Shenzhen) CO.,Limitedを閉鎖2024年8月W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.を持分法適用会社に変更 (注)ポリオレフィン微多孔膜ポリオレフィン微多孔膜の性質は「無数の穴があって表面積が多いこと」であり、ポリオレフィン微多孔膜は物質の分離機能、隔膜機能等が生かされた用途に使用されています。
EDINETのXBRLから抽出した原文です(長文は先頭のみ)。全文はPDF・XBRLの原本をご確認ください。
PEERS
同業他社(電気機器・売上高順)
EDINET DOCUMENTS
提出書類
i
財務数値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」等をXBRL/CSVから決定論的に抽出した開示値です。各数値はEDINETの原本(PDF / XBRL / CSV)にそのまま遡れます。投資判断は原本をご確認ください。
公式EDINET ↗