三
株式会社三社電機製作所
Sansha Electric Manufacturing Co.,Ltd.
267億円売上高(FY2026)
1.5%ROE
76.2%自己資本比率
60財務健全性スコア
KEY METRICS
主要財務指標
FY2026の売上高は267億円(前年比+4.8%)。営業利益は14億円(営業利益率5.2%)、当期純利益は4億円。総資産327億円に対し自己資本比率は76.2%、ROEは1.5%。電気機器の中央値(ROE 8.2%)を下回る水準。営業キャッシュ・フローは34億円の創出、現金及び現金同等物は68億円。
開示値を定型文に流し込んだ自動生成の概況です(LLM不使用)。株価(終値)1,118円2026-09-04
PER39.0倍
PBR0.60倍
配当利回り3.58%
時価総額(概算)132億円
株価はYahoo Financeの公開データによる参考値。PER・PBR・利回りは最新有報のEPS・BPS・配当との組み合わせ計算です。売上高267億円+4.8%
営業利益14億円+29.2%
当期純利益4億円-24.1%
総資産327億円
純資産249億円
営業利益率5.2%
ROE1.5%
自己資本比率76.2%
EPS28.7円
BPS1,872.6円
1株配当40円
配当性向139.6%
従業員数—
INDUSTRY POSITION
業種内のポジション
ROE1.5%中央値 8.2%
営業利益率5.2%中央値 7.0%
自己資本比率76.2%中央値 61.0%
健全性スコア60.0点中央値 65.0点
帯は電気機器(159社)の下位25%〜上位25%、縦線が中央値、丸が当社の値です。
FINANCIAL HISTORY
業績推移
資産
負債・純資産
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | 総資産 | 純資産 | EPS | ROE | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2026 | 267億円 | 14億円 | 11億円 | 4億円 | 327億円 | 249億円 | 28.7 | 1.5% | 76.2% |
| FY2025 | 254億円 | 11億円 | 12億円 | 5億円 | 336億円 | 243億円 | 37.8 | 2.1% | 72.5% |
| FY2024 | 310億円 | 34億円 | 35億円 | 30億円 | 353億円 | 244億円 | 222.2 | 13.0% | 69.1% |
| FY2023 | 281億円 | — | 17億円 | 12億円 | 291億円 | 211億円 | 95.3 | 6.1% | 72.4% |
| FY2022 | 227億円 | 13億円 | 13億円 | 11億円 | 271億円 | 198億円 | 83.3 | 5.9% | 73.0% |
| FY2021 | 194億円 | 4億円 | 4億円 | 5億円 | 248億円 | 193億円 | 35.4 | 2.6% | 77.8% |
| FY2020 | 219億円 | — | 2億円 | -7億円 | 241億円 | 185億円 | -48.2 | -3.7% | 76.9% |
| FY2019 | 244億円 | — | 18億円 | 13億円 | 285億円 | 200億円 | 93.4 | 6.8% | 69.9% |
| FY2018 | 237億円 | — | 15億円 | 11億円 | 278億円 | 193億円 | 73.5 | 5.7% | 69.4% |
| FY2017 | 201億円 | — | 2億円 | 1億円 | 257億円 | 182億円 | 8.7 | 0.7% | 70.9% |
| FY2016 | 222億円 | — | 18億円 | 12億円 | 262億円 | 184億円 | 79.3 | 6.3% | 70.4% |
営業CF34億円
投資CF-13億円
財務CF-13億円
現金及び現金同等物68億円
SEGMENTS
セグメント別売上
Power Supply203億円
Semicondoctor64億円
セグメント名はXBRLのタクソノミ名(英語)です。日本語の区分名は下の「セグメント情報」本文を参照してください。
MAJOR SHAREHOLDERS
大株主
| 順位 | 氏名・名称 | 持株比率 |
|---|---|---|
| 1 | 三菱重工業株式会社 | 10.0% |
| 2 | 合同会社みやしろ | 5.7% |
| 3 | 日東工業株式会社 | 5.0% |
| 4 | 三社電機従業員持株会 | 3.2% |
| 5 | 四方 邦夫 | 2.5% |
| 6 | 四方 英生 | 1.7% |
| 7 | 上田八木短資株式会社 | 1.7% |
| 8 | THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.6% |
| 9 | 森田 幸也 | 1.5% |
| 10 | BNP PARIBAS NEW YORK BRANCH - PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 1.2% |
INTERIM RESULTS
中間期の業績(半期報告書)
| 中間期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 営業利益率 | 自己資本比率 | EPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2026中間(〜2025-09-30) | 116億円 | 68百万円 | 70百万円 | -29百万円 | 0.6% | 72.2% | -2.2 |
| FY2025中間(〜2024-09-30) | 116億円 | 2億円 | 3億円 | 1億円 | 1.8% | — | 9.6 |
| FY2024中間 | 138億円 | 11億円 | 12億円 | 8億円 | 8.2% | — | 62.2 |
半期報告書「主要な経営指標等の推移」からの抽出値です。中間期の利益は通期の約半分に相当するため、年度データとの単純比較はできません。
HUMAN CAPITAL
人的資本
平均年齢46.5歳
平均年間給与595万円
平均勤続年数18.9年
管理職に占める女性比率5.8%
男女の賃金の差異(全労働者)68.8%
男女の賃金の差異(正規雇用)73%
提出会社(単体)ベースの開示値です。
REMUNERATION
役員報酬
| 役員区分 | 報酬等の総額 | 員数 | 1人あたり |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外取締役を除く) | 98百万円 | 5 | 20百万円 |
| 監査役(社外監査役を除く) | 14百万円 | 1 | 14百万円 |
ANNUAL REPORT TEXT
有報本文
事業の内容892字
3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社9社及び関連会社1社で構成され、半導体素子、電源機器の製造販売を行い、さらに、各事業に関連するサービス業務を行うなどの事業活動を展開しております。1.事業内容と当社事業に係わる位置づけは次のとおりであります。[半導体]……………………当社が製造販売するほか、子会社のサンレックスコーポレーション、サンレックスリミテッド、三社電機(上海)有限公司及びサンレックスアジアパシフィックPTE.LTD.においても販売を行っております。[電源機器]…………………当社が製造販売するほか、子会社では三社電機(広東)有限公司、株式会社諏訪三社電機及び大阪電装工業株式会社が製造販売、サンレックスコーポレーション、サンレックスリミテッド、サンレックスアジアパシフィックPTE.LTD.が販売、東莞諏訪三社電機有限公司が製造を行っております。 なお、株式会社三社ソリューションサービスは機器据付・試運転、修理、保守、施工請負及び電源機器並びにそのシステムの販売を行っております。 セグメント情報は上記の区分に従って作成しております。2.主要な関係会社は次のとおりであります。連結子会社サンレックスコーポレーション…………………………半導体素子及び電源機器の販売サンレックスリミテッド…………………………………海外部材の調達 半導体素子及び電源機器の販売サンレックスアジアパシフィックPTE.LTD.…半導体素子及び電源機器の販売三社電機(上海)有限公司………………………………半導体素子の販売三社電機(広東)有限公司………………………………電源機器の製造及び販売株式会社三社ソリューションサービス…………………機器据付・試運転、修理、保守、施工請負及び電源機器並びにそのシステムの販売株式会社諏訪三社電機……………………………………電源装置等の電子機器の製造及び販売東莞諏訪三社電機有限公司………………………………電源装置等の電子機器の製造大阪電装工業株式会社……………………………………産業用乾式変圧器の製造及び販売 事業の概要図は次のとおりであります。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等3,659字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針当社グループは1933年の創業以来、「経営理念」として次の3点を掲げて企業活動を行っております。経営理念社会に価値ある製品を常に社会の求める製品の創造につとめ よりよい品質によって 社会の発展に貢献する企業に利益と繁栄を常に衆知を集めて企業の反映をめざし 利益の確保につとめ 社会的責任を全うする社員に幸福と安定を常に新たな英気をもって未来をみつめ 信頼と協調によって 社員の幸福と安定したくらしをはかる 創業以来、パワーエレクトロニクスの分野において、社会が必要とする製品をメーカーとして真摯に提供し続けることを実践しております。当社グループは、産業用として、社会インフラに欠かせない電力を高効率に変換する技術を培い、パワー半導体並びに小型カスタム電源から大型電源機器までを開発・製造しております。当社グループは、これからの地球の未来を支える電気と、それを効率的に変換・制御する技術を創出し続けることで、持続可能なクリーンエネルギー社会の実現に貢献してまいります。当社グループは、中期のありたい姿を次のように掲げております。中期のありたい姿 : Global Power Solution Partner (グローバル・パワー・ソリューション・パートナー) ・創業以来の強みのパワーエレクトロニクス関連技術は世界トップレベルまで磨かれている ・パワーエレクトロニクス関連技術を武器にお客様の困りごとを徹底的に掘り起こし解決している ・目線はグローバル。全地球規模で事業を展開している ・誠実さと品質に対し抜群の信頼感を社会から得ている (2) 経営環境 カーボンニュートラルや脱炭素社会の実現に向けた取り組みが世界的に加速する一方で、近年ではAIの急速な進化・普及に伴い、データセンターをはじめとする電力需要が飛躍的に増大しており、電力の安定供給と効率的な利用の重要性が一層高まっています。 また、従来の発電所から送電網を通じて電力を供給する集中型電源に加え、再生可能エネルギーや蓄電池を組み合わせた分散型電源の導入が進展しており、電力の「供給」と「制御」を一体的に最適化することが求められる時代へと移行しつつあります。さらに、再生可能エネルギーと蓄電池の組み合わせによる電力活用は経済合理性の観点からも重要性を増しており、電力システム全体の在り方に変化をもたらしています。 日本国内においても、GX(グリーントランスフォーメーション)政策の進展により、電力インフラの強靭化やエネルギーマネジメントの高度化が求められるとともに、電力需給の不安定化やエネルギー価格の変動を背景に、高効率化や最適制御を実現する技術への期待が一段と高まっています。 このように、電力需要の拡大とエネルギー供給構造の変化が同時に進行する中で、電力の変換・制御を担う技術の重要性は一層高まっております。 (3) 中期経営計画[基本方針] 当社グループは、中期経営計画「CF26」(2025年3月期~2027年3月期)を策定し、「Global Power Solution Partnerの実現に向けた経営改革の3年間」と位置づけています。本計画では、戦略的投資と無形資産への投資を推進することで、事業成長と収益性の向上を図っております。具体的には、カーボンニュートラルに貢献する製品開発や高性能デバイスの開発により省エネルギーと電力の安定供給に貢献し、顧客の付加価値を向上させるソリューション提供を行います。また、環境負荷の軽減や事業継続マネジメントの強化を通じてサステナビリティ戦略を推進し、投下資本を最大限に活用して株主資本コストを上回る自己資本利益率(ROE)を目指し、収益性と投下資本回転率の改善を図ります。さらに、株主還元の充実やコーポレート・ガバナンスの強化も推進してまいります。 (4) 中期経営計画の重点項目① 半導体事業SiC※製品は、高効率な電力変換によるCO₂削減への貢献が期待されており、その需要は急速に拡大しています。これらの高性能デバイスは、省エネルギー化と電力の安定供給に大きく寄与することが期待されており、従来のデバイスとともに、次の施策を推進してまいります。(a) 従来の建設関連、産業用設備に加えて新たにインフラ市場(モビリティ、再生可能エネルギー・蓄エネルギー、データセンターなど)にも注力し、多様なアプリケーションへの展開(b) SiC製品をちゅうしんとした新製品の拡充と製品特性に基づく地域ごとの適切なグローバル展開※ SiC(シリコンカーバイド)は、シリコンと炭素からなる化合物半導体です。従来のシリコン半導体に比べエネルギー効率の向上や小型化が期待されています。② 電源機器事業当社グループは持続可能な経営を重視し、カーボンニュートラルに貢献する製品開発や環境負荷の軽減に取り組んでおります。これにより、社会課題の解決と顧客ニーズの対応を両立させ、競争力を高めることを目指しております。特に、エネルギーマネジメント分野では系統安定化技術を駆使して、当社の地位をさらに強固にする施策を推進いたします。(a) 新エネルギー分野の製品開発と表面処理用電源のグローバルシェア拡大(b) 設計の標準化の取り組み(c) 資本業務提携先との協業(d) 小型電源での新たな市場開拓(情報インフラ、急速充電器、半導体製造装置など) ③ サステナビリティ戦略(a) 生産活動における環境負荷の軽減:地球環境への配慮を通じて、企業としての社会的な責任を果たすため、自社事業活動におけるエネルギー効率を向上させ、CO2排出量を削減いたします。さらに、廃棄物の削減の推進、再生可能エネルギーの導入などを計画しております。(b) ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)推進と人材育成:多様な背景を持つ人材を積極的に採用し、その能力や視点を活かすことで、イノベーションの源泉となることを目指します。また、教育や研修を通じて、従業員のスキルアップやキャリアの発展を支援いたします。これにより、企業全体の生産性向上や社員の満足度の向上を実現し、持続可能な人材育成を進めます。(c) 事業継続マネジメント(BCM):災害や危機が発生した際でも、迅速かつ適切な対応を可能とし、企業のリスク管理と事業継続能力の向上を目指します。 ④ 財務戦略投下資本を最大限に活用し、株主資本コストを超える自己資本利益率(ROE)を達成することを目指します。顧客の付加価値向上に貢献することによる収益性の向上と投下資本回転率の改善が重要な目標であり、総資産営業利益率(ROA)の目標水準を達成することを目指します。さらに、株主還元の充実も重要な取り組みとしております。 (5) 当連結会計年度の取り組み半導体事業:・SiC製品を中心に、高効率な電力変換を実現するパワー半導体の開発及び用途拡大を推進・1700Ⅴ耐圧SiC MOSFETの開発を実施・再生可能エネルギー、データセンター等のインフラ分野及び産業分野における適用を拡大電源機器事業:・電力変換技術を基盤とした各種電源機器の開発及び販売を推進・大型電源装置の受注拡大に取り組むとともに、5メガワット対応の試験システムを開発・再生可能エネルギー及びデータセンター等の需要が旺盛なインフラ分野及び産業分野への展開サステナビリティ・経営基盤:・CO2排出量削減に向けた取り組みを推進し、2013年度比40%削減を達成・人材育成施策の実施及びDXの推進により、組織力の強化を図るとともに、BCP(事業継続計画)の強化に取り組む (6) 次年度の重点施策基本方針 第93期より、半導体事業本部、電源機器事業本部及び営業本部の3本部制へ移行し収益責任を明確化するとともに、企画・開発、製造が一体となって重点施策を推進することで、収益体質の強化と新製品創出を図り、持続的な事業成長と事業構造の進化を目指します。 半導体事業 目指す姿:収益構造の転換と持続的成長基盤の確立 重点施策:①新規設備稼働による生産性向上 ②新製品の販売実現 中期展開:①リードタイムの短縮 ②SiC製品の競争力強化 ③大容量デバイスの開発電源機器事業 目指す姿:顧客対応力の強化 重点施策:①データセンター向け電源機器の拡販 ②新規設備稼働による生産性向上 中期展開:①リードタイムの短縮(設計の標準化など) ②カスタム対応のスピードアップサービス事業 目指す姿:安定成長の継続 重点施策:他社製品を含めたメンテナンス事業の拡充 中期展開:保守ソリューション提案力強化に向けた事業基盤整備
事業等のリスク7,413字
3【事業等のリスク】経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況等に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のものがあります。文中の将来に関する事項は本有価証券報告書提出日(2026年6月22日)現在において、当社グループが判断したものであります。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に経営成績等の状況に与える影響の内容については、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 (1) 経済環境の変動によるリスク当社グループは、経営理念のもと、パワーエレクトロニクスの分野に経営資源を集中・特化し、特にパワー半導体技術と電源機器技術の融合により、地球環境への負荷の軽減を最終的に目指して、エネルギーの効率使用、省エネルギー・省資源及びクリーンエネルギーの活用を実現する製品開発を行い、事業基盤の拡大に取り組んでおります。当社グループは、特定の地域、産業に偏らない販売戦略をとっておりますが、貿易規制、関税の変動、伝染病や感染症によるパンデミック、経済状況の変化、民間設備投資動向やインフラ整備の動向に影響を受けるところが大きく、世界経済の景気後退や需要の縮小は、当社グループの受注高・受注価格に影響を及ぼす可能性があります。このような経済環境の変動は、当社の管理可能な範囲を超えるものであり、回避することは困難ですが、販売先・仕入先・取引金融機関等からの情報をいち早く把握し、経営幹部による情報共有を徹底することで、社内において適切な対応策を講じるよう努めております。 (2) 事業リスク・戦略リスク① 品質(製造物責任)当社グループは、万一、製品に欠陥が発生した場合、多額のコストが発生する可能性があり、当社グループの評価に重大な影響を与える恐れがあります。その結果として、売上の減少など、業績に悪影響を及ぼすリスクも存在することを認識しております。このようなリスクを未然に防ぐため、当社グループでは、品質環境企画室を中心に、製造・販売・技術部門が密接に連携し、開発段階から出荷に至るすべてのプロセスにおいて、製品の品質向上及び安定化に継続して取り組んでおります。② 製品開発当社グループは、お客様のニーズを的確に捉え、魅力的な製品をタイムリーにお客様に届けるよう、活動を強化しておりますが、開発の遅れやタイムリーな供給ができなかった場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを未然に防ぐため、当社グループでは、製品開発及び商品化の進捗状況について定期的に協議を行い、経営層と課題を共有することで、経営資源の適切な配分に努め、リスクの低減を図っております。③ 他社との提携当社グループは、販売拡大のため、優位性のある商品についてOEM供給や受託生産の形で、一部の事業分野において他社と共同で事業活動を行っております。しかしながら、経営環境の変化などにより、相手先企業の事情によって協業関係が継続できなくなる場合があり、その結果、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクに対し、当社グループでは、技術開発及び品質向上に継続して取り組むとともに、協業テーマごとに状況を確認し、必要に応じて協業関係の維持に向けた協議を行うことで、リスクの最小化に努めております。④ 素材価格の変動当社グループの電源機器事業では、銅、鉄鋼、樹脂等の素材を含む部品を多く使用しております。これらの素材価格が急激に変動した場合、引き合いから受注・引き渡しまでに一定の期間を要することから、製品価格への転嫁が遅れ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクに対し、当社グループでは、コストダウンや生産性向上、経費圧縮などの取り組みに加え、製造リードタイムを踏まえたうえで、素材価格の変動に応じてお客様との価格交渉を適時に行うことにより、適正な利益の確保に努めております。⑤ 部品調達当社グループの製品には、社外から調達する電子部品等が数多く使用されておりますが、車載向け部品などの需要増加により、調達リードタイムが長期化し、必要な部品を適時に確保できなくなる可能性があります。また、一部の部材は海外から調達しており、各国の通関政策の影響を受けて調達が困難になる可能性もあります。さらに、テロや地域紛争、国際関係の悪化による治安・情勢不安に起因する運輸リスク、原油価格の高騰による輸送コストの上昇、コンテナ需給の逼迫による輸送遅延・輸送コストの上昇など、多様な外部要因によるリスクも想定されます。このようなリスクに対し、当社グループでは、主要部品に関する代替調達先の検討や、複数の仕入先の選定、国内外における新たな調達先の開拓を継続的に進めております。また、部品ごとのリードタイムの変化を常に注視し、必要に応じて先行手配を行うなど、サプライチェーンの寸断による影響を最小限に抑えるべく対策を講じております。⑥ 設備投資当社グループは、新製品の開発や生産能力の拡大、製品の競争力維持のために設備投資を行っておりますが、設備投資に対して製品需要が想定を大きく下回った場合、過剰な減価償却費の負担が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクに対し、当社グループでは、設備投資の実施にあたり、投資効果の前提条件を明確化するとともに、投資金額や規模の妥当性について継続的な検証を行い、適切な検討・承認手続きを通じてリスクの回避に努めております。⑦ 生産委託先(外注先)の経営状況変動当社グループは、半導体製品の組み立て工程や電源機器製品の生産を外注先に委託している場合がありますが、生産委託先の経営状況の変動により、外注コストの増加や販売に必要な生産数量の確保ができなくなる可能性があります。リスクが顕在化した場合や外注先の倒産等予期せぬ事態が生じた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。このようなリスクに対し、当社グループでは、生産委託先との連携を図り経営状況の変化を早期に把握するとともに、生産委託先の見直しを適宜行い、リスクを最小限に抑えるよう努めております。⑧ 国際情勢当社グループは、中期経営計画のテーマの一つとして、積極的なグローバル展開を推進しており、販売拠点及び生産拠点を海外に展開しており、地政学的リスク及びカントリーリスクへの対応が求められます。特に戦争、暴動、テロ、伝染病・感染症の流行などによる社会的混乱、また、地震や台風などの自然災害が発生した場合には、原油価格高騰に伴う輸送コストの上昇、現地工場の操業停止、債権回収不能など、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。さらに、各国における関税率の変動は、当社製品の価格競争力に影響を及ぼし、販売実績が下振れるリスクにつながるおそれがあります。このようなリスクに対し、当社グループでは、海外営業統括部及び海外子会社を通じて、各国・地域における政治・経済状況、社会情勢、文化・宗教、法制度・規制等に関する情報収集を行い、案件ごとにリスクの回避策を講じるなど、リスクの最小化に努めております。関税の変動については、価格転嫁、サプライチェーンの見直しや再構築などに取り組んでまいります。⑨ 競合及び価格動向当社グループの製品は、国内外において他社との競争にさらされております。継続的な技術革新やコスト削減等に取り組んでいるものの、予想以上に価格競争が激化した場合、販売価格の下落により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクに対し、当社グループでは、継続的な開発投資と品質向上に加え、原材料の現地調達率の向上や生産コストの削減、保守サービス対応力の強化などを通じて、競合他社との差別化に取り組んでおります。また、製品ポートフォリオの見直しを常に行い、当社の強みが発揮できる分野に経営資源を集中することで、価格競争に陥ることなく収益の確保を目指しております。⑩ 知的財産当社グループは、知的財産を競争力の源泉であり、経営資源の中でも最も重要なものの一つと位置づけており、その権利化、適切な管理及び活用を通じて、企業価値やブランド価値の維持・向上を図っています。グローバルに事業を展開する中で、当社グループの知的財産権が侵害される可能性があり、そのような場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。このため当社グループでは、模倣品に関する情報を継続的に収集するとともに、必要に応じて製造・販売の差止めを求める訴訟提起など、適切な対応策を講じています。また、万一当社グループが第三者の知的財産権を侵害した場合には、損害賠償請求や対価の支払等が発生し、業績や財政状態に影響を与える可能性があります。こうしたリスクを未然に防ぐため、当社グループは、製品開発段階において事前調査を実施し、第三者の知的財産権を侵害しないよう細心の注意を払っております。 (3) 経営基盤に関するリスク① コンプライアンスリスク当社グループは、国内外で事業を展開しており、輸出貿易管理令、不正競争防止法、贈収賄防止法、建設業法など、多岐にわたる法令・規制を遵守する必要があります。これらに違反する行為や、その疑いを持たれる行為が発生した場合には、課徴金や損害賠償の請求、営業活動の中断、社会的信用の低下、株価の下落など、当社グループの事業運営や財務状況に深刻な影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクに対し、当社グループでは、法令に準拠した社内規程の整備・運用、内部統制システムの構築及び定期的な評価、経営層によるコンプライアンスの発信、eラーニングや研修を通じた従業員の意識向上、内部通報制度の整備と適正な運用などにより、法令遵守体制の維持・強化に努めております。② 情報セキュリティにおけるリスク当社グループは、事業を通じてお客様や取引先の個人情報や機密情報を入手することがあり、これらの情報はサイバー攻撃等による不正アクセスや改ざん・破壊、紛失、漏洩等のリスクにさらされています。また、想定を超えるサイバー攻撃や人為的ミス、盗難等が発生した場合には、情報の流出、破壊、改ざん、あるいは情報システムの停止等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクに対応し、当社グループでは、グループ全体でのセキュリティ強化、委託先の適切な管理、従業員への教育などを通じて、情報管理体制の整備・強化に取り組んでおります。③ 人材確保当社グループが競争力を維持し、将来にわたり発展していくためには、優秀な人材を継続的に確保することが不可欠です。しかしながら、近年の日本における生産年齢人口の減少を背景に、有能な人材の獲得競争は一層激化しており、必要な人材を確保できない場合には、事業の拡大に支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクに対し、当社グループでは、雇用制度や教育訓練制度の充実を図り、人材の確保と育成に継続して取り組んでおります。さらに、教育機会の整備を通じて付加価値創造型の人材を育成するとともに、DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速によって一人当たりの生産性を向上させることで、事業拡大と業績への影響の最小化に努めてまいります。 (4) 環境リスク① 法的規制当社グループは、当社及び子会社、並びに代理店を通じて海外で製品を販売しておりますが、欧州のRoHS指令(特定有害物質の使用規制)や中国版RoHS指令など、各国・地域の法的規制の影響を受けます。これらの規制を遵守できなかった場合や、将来的な法改正により対応コストが増加し、十分な対応が困難となった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを未然に防ぐため、当社グループでは、法令に適合した品質管理基準に基づき品質管理を実施するとともに、品質環境企画室を中心に関連部門と連携し、国内外の法的規制に関する情報を継続的に収集し、迅速かつ適切に対応できる体制の整備に努めております。② 化学物質管理当社グループは、生産活動において多数の化学物質を使用しており、万一、社外への流出事故が発生した場合には、社会的信用の失墜や補償・対策費用の発生、生産活動の停止などにより、業績に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクを未然に防ぐため、当社グループは、品質環境企画室が中心となって国内外の法的規制に関する情報を継続的に収集するとともに、社内関係部門及び生産委託先を含む全関係者が連携し、法規制の遵守と事故防止策の徹底に取り組んでおります。また、標準書・手順書に基づいた万全の対策を講じることで、リスクの最小化に努めております。③ その他の環境規制・気候変動関連等当社グループは、廃棄物削減、大気汚染防止、水質汚濁防止などの環境規制の適用を受けております。また、温室効果ガスの排出削減に向けた取り組みが全世界的に強化されております。そのため、当社グループは、地球環境の保全は「次世代への責務」と考え、環境負荷の低減を最重要課題のひとつとして多くの経営資源を投入し、環境整備に努めております。しかしながら、事故や自然災害より不測の環境汚染が生じる場合、また、予期しない規制等が設けられ、対応が遅れた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。生産活動における環境負荷の軽減については、「サステナビリティに関する考え方及び取組」の欄にて、具体的推進体制を記載しております。 (5) 金融リスク① 為替レートの変動当社グループの生産活動、営業活動及び調達活動は、全世界を対象にしております。そのため、可能な範囲での地産・地消などで為替のバランスを図ることに努めておりますが、差額として生じた外貨建債権債務については、為替相場の変動によるリスクをヘッジする目的で、常時為替予約等で対策を講じております。しかし、為替予約、為替バランスを図ることにより為替相場変動の影響を緩和することは可能であっても、影響を全て排除することは不可能であり、業績に少なからず影響を及ぼす可能性があります。また、各主要市場に販売子会社を設立しているため、連結財務諸表作成上、各地域における売上、費用、資産を含む現地通貨建ての項目は円換算しており、換算時の為替レートにより、これらの項目は現地通貨の価値が変わらなかったとしても、円換算後の価値が影響を受け、業績に影響を及ぼす可能性があります。② 金利の変動当社グループは、金利の変動リスクを回避するための対策を講じておりますが、金利の変動は、業績に影響を及ぼす可能性があります。このため、有利子負債による資金調達を必要最小限に止めることで、リスクの回避に努めてまいります。 (6)財務リスク① 長期性資産の減損当社グループは、多額の有形固定資産等の長期性資産を保有しております。これら長期性資産の連結貸借対照表計上額については、当該資産から得られる将来キャッシュ・フローにより残存価額を回収できなくなることの兆候を継続的にモニタリングしております。将来キャッシュ・フローが回収できないと判断される場合には、減損を認識しなければならない可能性があります。当社グループでは、こうしたリスクの兆候が認められた際には、各資産から得られるキャッシュ・フローの改善策について事前に十分に協議し、適切な対策の検討をしてまいります。② 退職給付債務当社グループは、日本の会計基準に従い、退職給付債務を処理しております。しかし、退職給付費用及び退職給付債務等の計算に関する事項(割引率、長期期待運用収益率等)で、実際の結果が前提条件と異なる場合、前提条件が変更された場合及び今後年金資産の運用環境の悪化があった場合は数理計算上の差異が発生いたします。これらの場合、退職給付費用及び計上される債務に影響を及ぼす可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。③ 繰延税金資産当社グループは、繰延税金資産について将来の回収可能性を十分に検討し、回収可能な額を計上しております。しかし、今後、経営状況の悪化などにより、一時差異等が将来の課税所得で回収できないと判断された場合には、法人税等調整額が増加し、業績に影響を及ぼす可能性があります。これに対し、当社グループでは成長性と収益性の向上を常に意識し、事業収支の安定(計画収支の実現)に全社をあげて取り組むことが最も重要であると考えております。④ 会計制度、税制等の変更当社グループが、予期せぬ会計基準や税制の新たな導入・変更により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、税務申告における税務当局との見解の相違により、予想以上の税負担が生じる可能性があります。当社グループとしては、適時に専門家より制度改正に関する情報を入手し、適切な対応に努めてまいります。 (7)自然リスクやパンデミック当社グループの製造拠点、営業拠点等が地震等の自然災害により多大な損害を受けたり、伝染病や感染症によるパンデミック等で通常の事業活動が困難となった場合、工場の操業停止や配送遅延が生じる可能性があります。また、当社グループが直接的に損害を受けなくても、お客様や取引先が損害を受けることにより生産・物流・販売等が計画どおりに実行できない可能性があります。当社グループでは、地震災害発生時の迅速な初期対応及び業務の早期復旧を図るため、安否確認システムの導入、防災訓練の実施、事業継続計画(BCP)の策定を行っております。しかしながら、実際に災害が発生した場合には、当社グループの生産拠点での操業の中断、施設等の損害、多額の復旧費用が発生し、業績に影響を及ぼす可能性があります。事業継続マネジメントについては、「サステナビリティに関する考え方及び取組」の欄にて、具体的推進体制を記載しております。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析5,642字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況① 財政状態及び経営成績の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。当連結会計年度における世界経済は、中東地域をはじめとする地政学リスクの高まりに加え、原油価格の上昇に伴う物価上昇やサプライチェーンへの影響が懸念されるなど、先行き不透明な状況が続いております。一方で、AIの活用進展に伴うデータセンターの拡大が見込まれるなか、それを支える電力の安定供給といった課題が顕在化しております。このような状況のなか、当社グループでは、パーパス「パワーエレクトロニクスと創造力で、社会を前進させる。」のもと、事業機会の拡大に向け、商品開発の推進、販売力の強化及びサービス体制の充実に取り組んでおります。これらの施策は中期経営計画「CF26」に基づき推進しておりますが、その成果が業績に反映されるまでには一定の時間を要しております。加えて、顧客需要の変動や同業他社の動向など、事業環境の変化も業績に影響を及ぼしました。以上の結果、当連結会計年度の売上高は266億5千1百万円(前期比4.8%増加)となりました。営業利益は13億8千6百万円(前期比29.1%増加)となりましたが、経常利益は持分法による投資損失を計上したことから11億3千7百万円(前期比3.7%減少)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、半導体事業の一部の固定資産及び海外子会社の固定資産の減損損失を計上したこと、また、法人税、住民税及び事業税を4億2千6百万円計上したことから3億8千1百万円(前期比24.2%減少)となりました。 [セグメント別の状況](a) 半導体事業当事業におきましては、今後需要拡大が期待されるSiCについて、チップの改良及び製品ラインアップの拡充を進め、高効率・高耐圧分野における販路拡大を加速するとともに、インフラ分野での活用を視野に製品開発を推進しております。販売面では、ディスクリート及びチップの売上が伸長いたしました。一方で、主力のパワーモジュールは期末にかけて需要回復の兆しが見られたものの、年間を通じて顧客の在庫調整の長期化や中国市場の成長鈍化の影響を受け、減収となりました。以上の結果、当セグメント全体の売上高は63億6千8百万円(前期比8.6%増加)となりました。セグメント損益は増収による効果はあったものの、在庫削減等による利益減少、人件費増加、設備投資による減価償却費増加など固定費増加により、6億3千9百万円の損失(前期は7億3千1百万円の損失)となりました。 (b) 電源機器事業当事業におきましては、データセンターの拡大を背景に、高密度基板の金属表面処理分野や無停電電源装置などの需要の取り込みを進めるとともに、これまで培ってきた電力変換技術を活かした商品開発を推進しております。あわせて、設計作業の標準化による工数削減やリードタイムの短縮を図り、生産性向上に取り組んでおります。販売面では、一般産業用電源において、船舶内での充放電装置、金属素材加工処理用、金属加工処理用、試験・評価用などの用途で売上が伸長したほか、無停電電源装置などインバーター分野の電源も増収となり、パワーコンディショナーのメンテナンス需要の高まりを背景にサービス分野の売上も拡大いたしました。一方で、小型組込み電源は主力の医療機器向けの販売が減少いたしました。以上の結果、当セグメント全体の売上高は202億8千3百万円 (前期比3.6%増加)となりました。セグメント利益は増収による利益影響に加え固定費の削減により20億2千6百万円(前期比12.2%増加)となりました。 ② 財政状態の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態の概要は次のとおりであります。総資産327億2千4百万円(前年同期差▲8億4千7百万円)流動資産239億7千4百万円(前年同期差▲9億2千5百万円)現預金67億6千8百万円(前年同期差+ 10億7百万円)売上債権85億4千3百万円(前年同期差▲9億7千4百万円)在庫81億8千3百万円(前年同期差▲6億3千9百万円)その他資産5億1千4百万円(前年同期差▲ 3億7百万円)固定資産87億4千9百万円(前年同期差+ 7千7百万円)総負債77億9千8百万円(前年同期差▲14億3千1百万円)仕入債務17億6千1百万円(前年同期差▲4億5千9百万円)その他負債60億3千6百万円(前年同期差▲9億7千2百万円)純資産249億2千5百万円(前年同期差+5億8千3百万円) 主な変動要因は以下のとおりとなります。当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ8億4千7百万円減少し、327億2千4百万円となりました。これは主に現金及び預金が10億7百万円増加したものの、売掛金が5億7千2百万円、電子記録債権が3億8千7百万円、棚卸資産が6億3千9百万円それぞれ減少したことによるものです。当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ14億3千1百万円減少し、77億9千8百万円となりました。これは主に短期借入金が8億円、支払手形及び買掛金が7億5百万円それぞれ減少したことによるものです。当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ5億8千3百万円増加し、249億2千5百万円となりました。これは主に為替換算調整勘定が6億5千7百万円増加し、利益剰余金が1億5千5百万円減少したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における当社グループの各キャッシュ・フローの概要は次のとおりであります。営業キャッシュ・フロー33億7千万円(前年同期差+24億1千9百万円)投資キャッシュ・フロー▲13億1千5百万円(前年同期差+10億7千6百万円)財務キャッシュ・フロー▲13億3千1百万円(前年同期差▲27億4千2百万円)当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、67億6千1百万円となり、前連結会計年度に比べ10億4百万円の増加となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動においては33億7千万円の資金の収入(前期は9億5千万円の収入)となりました。これは主に売上債権の減少12億2千3百万円、減価償却費が10億6百万円、棚卸資産の減少8億4千6百万円が増加要因として寄与したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動においては13億1千5百万円の資金の支出(前期は23億9千2百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出12億1千5百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動においては13億3千1百万円の資金の支出(前期は14億1千万円の収入)となりました。これは主に減少要因として短期借入金の減少が8億円、配当金の支払いによる支出が5億3千6百万円があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の状況(a) 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前期比(%)半導体事業(百万円)5,972127.4電源機器事業(百万円)17,620103.6合計(百万円)23,592108.8 (注) 金額は販売価格によっております。(b) 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称受注金額(百万円)前期比(%)受注残高(百万円)前期比(%)半導体事業7,019135.23,835120.5電源機器事業18,996107.111,95890.3合計26,016113.515,79396.1 (注) 金額は販売価格によっております。(c) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前期比(%)半導体事業(百万円)6,368108.6電源機器事業(百万円)20,283103.6合計(百万円)26,651104.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。当連結会計年度における当社グループの経営成績等の概要は次のとおりであります。① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容経営成績の状況売上高266億5千1百万円(前期 254億4千万円)営業利益13億8千6百万円(前期 10億7千3百万円)営業利益率 5.2%(前期 4.2%)親会社株主に帰属する当期純利益 3億8千1百万円(前期 5億2百万円) セグメント別の経営成績の概況と前年同期からの増減の要因は、以下のとおりであります。(a)半導体事業売上高63億6千8百万円(前期 58億6千2百万円)営業利益▲6億3千9百万円(前期 ▲7億3千1百万円)営業利益率 ▲10.0 %(前期 ▲12.5%)〔半導体事業利益増減要因〕売上増加による要因 2億5千3百万円 (為替変動による売上増加を控除)限界利益率の良化による要因 5千7百万円固定費増加による要因 ▲7千7百万円在庫の変動による要因▲1億6千1百万円為替変動による要因 1千9百万円売上高は63億6千8百万円(前期比8.6%増加)となりました。セグメント損益は増収による効果はあったものの、在庫削減等による利益減少、人件費増加、設備投資による減価償却費増加など固定費増加により、6億3千9百万円の損失(前期は7億3千1百万円の損失)となりました。 (b)電源機器事業売上高202億8千3百万円(前期 195億7千8百万円)営業利益20億2千6百万円(前期 18億5百万円)営業利益率 10.0 %(前期 9.2%)〔電源機器事業利益増減要因〕売上増加による要因 4億2百万円 (為替変動による売上増加を控除)限界利益率の悪化による要因▲2億2千9百万円固定費減少による要因 9千7百万円在庫の変動による要因 ▲9千万円為替変動による要因 4千万円売上高は202億8千3百万円 (前期比3.6%増加)となりました。セグメント利益は増収による利益影響に加え固定費の削減により20億2千6百万円(前期比12.2%増加)となりました。 ② 当連結会計年度末の財政状態の分析 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ8億4千7百万円減少し、327億2千4百万円となりました。これは主に現金及び預金が10億7百万円増加したものの、売掛金が5億7千2百万円、電子記録債権が3億8千7百万円、棚卸資産が6億3千9百万円それぞれ減少したことによるものです。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ14億3千1百万円減少し、77億9千8百万円となりました。これは主に短期借入金が8億円、支払手形及び買掛金が7億5百万円それぞれ減少したことによるものです。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ5億8千3百万円増加し、249億2千5百万円となりました。これは主に為替換算調整勘定が6億5千7百万円増加し、利益剰余金が1億5千5百万円減少したことによるものであります。 この結果、連結自己資本比率は、前連結会計年度末の72.5%に対して当連結会計年度末では76.2%と3.7ポイント増加いたしました。③ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、成長投資の実行と安定的な事業運営を行うため、資金効率を向上させ、事業運営に必要な流動性と資本の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。資金の源泉は、主として営業活動によるキャッシュ・フローであり、必要に応じた金融機関からの調達などの調達手段を柔軟に検討してまいります。なお、当連結会計年度末での現金及び現金同等物の残高は67億6千1百万円であり、有利子負債残高として短期借入金が22億円あります。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。 連結財務諸表の作成に際し、貸倒債権、棚卸資産、受注損失、固定資産、税効果会計、法人税等、退職給付債務、アフターサービス、偶発事象や訴訟等に関して判断を行い、継続して評価を行っております。なお、見積り及び判断は、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる要因に基づき行っており、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑥ 経営戦略の現状と見通し「第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
セグメント情報2,892字
(セグメント情報等)【セグメント情報】1.報告セグメントの概要当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。当社は、製品やサービスの特性から、「半導体事業」及び「電源機器事業」の2つを報告セグメントとしております。2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表を作成するために採用される会計方針に準拠した方法であります。報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報並びに収益の分解情報前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメント 調整額(注)1 連結財務諸表計上額 半導体事業電源機器事業計売上高 顧客との契約から生じる収益5,86219,57825,440-25,440外部顧客への売上高5,86219,57825,440-25,440セグメント間の内部売上高又は振替高-----計5,86219,57825,440-25,440セグメント利益又は損失(△)△7311,8051,073-1,073セグメント資産8,21217,55825,7717,80033,571その他の項目 減価償却費494411905-905減損損失-----持分法適用会社への投資額-8787-87有形固定資産及び無形固定資産の増加額1,3164491,7663742,140(注)1.調整額は、以下のとおりであります。(1) セグメント資産の調整額7,800百万円は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。(2) セグメントに対する固定資産の配分基準と関連する減価償却費の配分基準が異なっております。(3) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額374百万円は、主として基幹システムに係る投資額であります。 2.セグメント利益又は損失(△)の合計額は、連結損益計算書の営業利益と一致しております。 3.各セグメントに属する主要な製品セグメント主要製品半導体事業ダイオード・サイリスタ・トライアックのモジュール製品及びディスクリート製品電源機器事業直流電源、表面処理用電源、交流無停電電源装置、電動機制御用電源、電気炉用電源、調光装置、光源機器用電源、洗浄機、アーク溶接機、歯科用機器、交流電源装置 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメント 調整額(注)1 連結財務諸表計上額 半導体事業電源機器事業計売上高 顧客との契約から生じる収益6,36820,28326,651-26,651外部顧客への売上高6,36820,28326,651-26,651セグメント間の内部売上高又は振替高-----計6,36820,28326,651-26,651セグメント利益又は損失(△)△6392,0261,386-1,386セグメント資産7,97815,54923,5279,19632,724その他の項目 減価償却費5214841,006-1,006減損損失19252245-245持分法適用会社への投資額-----有形固定資産及び無形固定資産の増加額3718801,251391,290(注)1.調整額は、以下のとおりであります。(1) セグメント資産の調整額9,196百万円は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。(2) セグメントに対する固定資産の配分基準と関連する減価償却費の配分基準が異なっております。(3) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額39百万円は、主として情報インフラに係る投資額であります。 2.セグメント利益又は損失(△)の合計額は、連結損益計算書の営業利益と一致しております。 3.各セグメントに属する主要な製品セグメント主要製品半導体事業ダイオード・サイリスタ・トライアックのモジュール製品及びディスクリート製品電源機器事業直流電源、表面処理用電源、交流無停電電源装置、電動機制御用電源、電気炉用電源、調光装置、光源機器用電源、洗浄機、アーク溶接機、歯科用機器、交流電源装置 【関連情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)1.製品及びサービスごとの情報(単位:百万円) 半導体事業電源機器事業合計外部顧客への売上高5,86219,57825,440 2.地域ごとの情報(1)売上高(単位:百万円)日本北米中国その他合計18,8737823,5512,23325,440(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。 (2)有形固定資産 本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。 3.主要な顧客ごとの情報該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)1.製品及びサービスごとの情報(単位:百万円) 半導体事業電源機器事業合計外部顧客への売上高6,36820,28326,651 2.地域ごとの情報(1)売上高(単位:百万円)日本北米中国その他合計19,9436773,5932,43726,651(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。 (2)有形固定資産 本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。 3.主要な顧客ごとの情報該当事項はありません。 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (単位:百万円) 半導体事業電源機器事業全社・消去合計当期償却額-6-6当期末残高-9-9 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (単位:百万円) 半導体事業電源機器事業全社・消去合計当期償却額-6-6当期末残高-3-3 【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 該当事項はありません。
サステナビリティに関する考え方及び取組6,445字
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 基本的な考え方 当社グループは、2023年4月に当社グループの志として以下のとおりパーパスを制定いたしました。このパーパスに則り、事業を通じて社会課題解決に貢献することで、企業価値の向上と持続可能な社会の実現を目指します。また、当社グループの事業活動が社会や地球環境に与える影響に十分配慮して行動するとともに、ステークホルダーの皆様との信頼を築くように努めてまいります。三社電機グループのパーパス パワーエレクトロニクスと創造力で、社会を前進させる。 創業以来、私たちは「電気の変換と制御」に向き合ってきました。これは、これからも変わることはありません。オンリーワンの技術やサービスにこだわり、社会を「明るい未来」へ前進させる存在であり続けること。それが私たちの存在意義であり、志です。(2)ガバナンス体制 当社グループは、サステナビリティを巡る課題への取り組みを、中長期的な企業価値向上に向けた重要な経営課題と位置付けております。サステナビリティに関する基本方針及び重要事項については取締役会が審議・決定する施策を所管する委員会が横断的に連携しながら推進しております。 (3)リスク管理 当社グループは、事業活動に伴うさまざまなリスクを適切に把握・評価するとともに、その発生防止に向けた管理体制の整備および事業への影響を最小限に抑えるための対応を推進しております。また、重大なリスクが顕在化した場合には、経営トップの指揮のもと、迅速かつ適切な対応を行うための対策本部等の体制を整備しております。 当社は、取締役社長を委員長とする内部統制委員会を設置しております。リスクマネジメント規程に基づき、内部統制委員会が会社の主要リスクの管理・対応に取り組んでおり、必要に応じて取締役会に報告する仕組みを構築しております。また、内部統制委員会は、各部門やグループ会社と連携し、リスクの洗い出し、リスク分析・評価、リスク軽減対策の検討と実行を行っております。さらに、全社品質会議、環境管理推進委員会、輸出管理委員会、情報セキュリティ委員会、安全衛生委員会及び人材開発会議を設置し、それぞれの専門分野におけるリスク管理を推進しております。各委員会で把握された重要なリスクについては、必要に応じて経営企画会議及び取締役会へ報告し、全社的なリスク管理体制のもとで対応しております。 なお、個別のリスクについては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (4)戦略[マテリアリティの取り組み] 当社グループは、ステークホルダーの関心度や影響度、当社グループの事業に直接関連する重要な要素を評価し、当社グループが優先的に取り組むべき7つのマテリアリティを特定いたしました。 なお、詳細については、当社ウェブサイトをご覧ください。URL:https://www.sansha.co.jp/ir/materiality.html① 脱炭素社会、環境保護に貢献 当社グループは、創エネ、蓄エネ、省エネに貢献できるパワー半導体技術と電力変換・制御技術を融合させ、パワーエレクトロニクス製品の創造を実現する技術並びにそれを応用した新製品の開発で成長してまいりました。経営理念である「社会に価値ある製品を」の姿勢は不変であり、脱炭素社会の実現に向けて世界中が取り組むなか、当社グループとして他社にはない新しい価値を提供することが重要であると考えております。 [開発事例(エネルギーソリューション)]創エネ分野:太陽光パワーコンディショナー、燃料電池用パワーコンディショナー、水電解用電源蓄エネ分野:蓄電システム、充放電装置省エネ分野:無停電電源装置、各種設備用電源、各種パワー半導体 ② インフラ整備と産業発展に貢献 近年、地震や台風によって大規模かつ長期的な停電が発生し、企業活動に大きな損失をもたらしています。当社グループは、パワーエレクトロニクスの技術をベースにバックアップ電源を開発し、社会インフラを支えています。一方、国内トップシェアである表面処理用電源は、自動車・二輪車等の輸送機器、産業機械をはじめ、精密機器、コンピューターや通信機等の電子部品やプリント基板などのめっき加工に使用されており、産業の成長を支えてきました。今後もさらなる技術力で産業の成長を後押しいたします。 ③ 安心・安全の提供とサービスの向上 当社グループのパワー半導体や電源機器は産業機器向け製品であり、お客様の生産工程の設備電源やインフラを支えるバックアップ電源など、お客様の産業機器に組み込まれて活躍しているため、高い品質と安全性が求められます。お客様に信頼・安心していただける品質を提供することはその先の社会貢献や地球環境保全に大きく関わることを常に意識しながら、品質向上への努力を重ねております。 さらに、大型の電源機器を長く安全にご使用いただくためには、日頃からの保守点検が不可欠であると考えております。当社グループは、保守点検や修理などのサポートまで、トータルソリューションの提供を加速させてまいります。 ④ モノづくりと品質の強化 当社グループは、創エネ、蓄エネ、省エネに貢献すべく、電力変換・制御技術、パワー半導体技術の3つの基幹技術を融合させ、産業用パワーエレクトロニクス市場向けの商品開発を手掛けております。創業以来、常に時代の要請に応え、高機能・高付加価値製品へ導いてきた軌跡は、さらなる技術の進化を呼び起こし、新しい時代を切り拓く原動力となっております。 [知財戦略] 当社グループは、経営理念「社会に価値ある製品を」のもと、エネルギー変換・制御技術と半導体技術を融合させた付加価値の高いパワーエレクトロニクス製品の創出に取り組んでおります。技術開発と知的財産の緊密な連携により、「知財で拓き、知財で衛(まも)り、事業を守る」ことを基本方針とし、開発成果を無形資産化することで自社の事業基盤を強固なものにしてまいります。 当社の知的財産への投資は、単なる出願業務に留まらず、「拓く」「創る」「守る」という戦略的な観点からリソースを配分しております。 「拓く」投資として、開発着手前の段階から特許情報を通じて技術動向を把握し、自社技術の差別化を図る情報収集・分析活動に注力しております。 「創る」投資においては、「技術開発は特許で完結する」との意識のもと、開発成果を国内外で広く確実に権利化するための十分な予算を確保しております。「守る」投資については直近で予算を増額し、新製品に対する他社知財の侵害予防調査を計画・事業化段階から網羅的に実施することで、知財リスクの未然防止を徹底しております。 また、知財ポートフォリオの最適化にも努めております。高年次の登録特許については定期的に棚卸しを実施し、維持不要となった特許の放棄により削減された費用を新規出願へ再投資することで、知財費用全体の適正化を図っております。 こうした戦略的な知財投資と、開発者一人ひとりが知財活動を「成果の証」として捉える風土づくりを通じて、変化の激しいグローバル環境下においても、当社の核である「お客様の期待を超える技術力」と「安心を提供する三社電機」らしさを一層強化してまいります。 ⑤ 生産活動における環境負荷の軽減 当社グループでは、地球環境の保全は「次世代への責務」と考え、事業活動による環境負荷の低減は最重要課題のひとつであると認識し、地球環境の保全活動を加速させております。[推進体制] 当社グループは、環境保全活動を推進する体制として、環境統括責任者のもと、環境管理推進委員会を設置しております。環境保全活動に関わる取り組みは、環境管理推進委員会が立案し、経営企画会議で協議のうえ取締役会で決定しております。 環境管理推進委員会は、各事業所・各部の責任者で構成されており、品質環境企画室が事務局を担っております。[CO2排出量削減の取り組み] 当社グループは、2030年までにCO2排出量(Scope1・2)を2013年度比で46%削減し、2050年にはカーボンニュートラルの実現を目指すことを目標としています。 当連結会計年度の最終的な実績は確定しておりませんが、空調設備をはじめとする設備更新、照明のLED化、太陽光発電設備の導入、遮熱対策などを継続的に推進しており、これらの取り組みの効果により、CO2排出量(Scope1・2)は前連結会計年度から減少する見込みです。 CO2排出量削減の実績と見通し(Scope1・2) 今後も、以下のような設備投資を含む継続的な取り組みを通じて、当社グループは中長期的な温室効果ガス排出削減目標の達成に向けて着実に歩みを進めてまいります。 ・配点設備、空調設備等の更新 ・照明のLED化 ・再生可能エネルギー電気の購入 Scope3における排出量は、当社グループの事業活動と関わりのある取引先や顧客等、バリューチェーン全体に関わるものであり、信頼性の高いデータの収集や、業務プロセスへの組み込みが求められます。当社グループとしても、脱炭素社会の実現に向けて、Scope3の把握は重要な課題であると認識しています。 当社は、サプライチェーン全体における温室効果ガス(GHG)排出量の可視化を進めるべく、Scope3の算定作業を段階的に進めており、当連結会計年度においては、当社単体における、カテゴリ1(購入した製品・サービス)、カテゴリ4(上流の輸送・配送)、カテゴリ11(販売した製品の使用)、カテゴリ12(販売した製品の廃棄)の算出に取り組みました。 翌連結会計年度には、これらの算出手順を整備し定期的に算出できる体制を構築していく計画です。また、今後も、段階的な対象範囲の拡大と、算定方法及びデータ収集プロセスの定期的な見直しにより、データの精緻化を図ってまいります。 今後も引き続き、関係部門や取引先との連携を深めながら、Scope3算定体制の構築と透明性の高い情報開示に取り組んでまいります。 ⑥ ダイバーシティ推進と人材育成[2030年の目指す姿] 当社グループは、経営理念のひとつに「社員に幸福と安定を」を掲げており、社員一人ひとりが活き活きと働き、自律的に成長できることが、持続的な企業成長の基盤であると考えております。 「社員の成長が会社の成長につながる」という基本方針のもと、多様な人材が能力を最大限発揮できる組織づくりを進めることで、社員の成長と会社の成長の同時実現を目指してまいります。 [基本的な考え方] 当社グループでは、持続的な成長と事業環境変化への対応力強化に向け、多様な経験・価値観・知識を有する人材が活躍できる組織づくりを重要課題と認識しております。 女性活躍推進、キャリア採用強化、若手・中堅人材の登用、部門横断的配置、柔軟な勤務制度導入等を通じ、多様な人材が能力を最大限発揮できる環境整備を進めております。また、対話型マネジメントや部下育成力向上を目的とした管理職研修等を通じ、自律的な挑戦を促進できる組織風土の醸成に取り組んでおります。 [女性の管理職への登用] ダイバーシティ&インクルージョン推進活動の意義や目的に対する従業員の理解が深まり、女性管理職候補が継続的に生まれる土壌と人材プールができあがることをゴールとし、2016年度より女性活躍推進活動を進めております。特に女性の活躍が非常に重要となるとの考えから、性別に関係なくチャレンジできる風土づくりに取り組んでいくとともに、女性管理職候補の育成のためのスキルアップ研修を実施するほか、その上司も含めた意識改革推進、活躍の場を広げるためのジョブローテーション実施など、さまざまな方向から女性社員の育成に取り組んでおります。KPIとしては、女性管理職人数の目標値を定め、継続的に育成を行っており、今後は、キャリア意識の啓発やマネジメントスキルの向上等、女性責任者登用を展望した取り組みを推進してまいります。 [グローバル人材の育成と登用] 海外における事業の拡大、新市場への成長投資のためにグローバル人材の育成と登用を積極的に進めてまいります。グローバル人材の育成として社員の意識をより海外に向けるために海外トレーニー制度を導入し、今後、若手を中心に積極的にグローバルな環境での経験機会を増やしてまいります。子会社では1名の外国人を役員として選任しており、外国人の管理職は、48名おります。また、支店では1名の外国人を支店長として登用しております。外国人については、管理職登用数の目標値は現在設定しておりませんが、当社グループは、成長戦略における海外事業拡大に向けてグローバル人材の育成及び確保に向けた取り組みを行っており、今後も継続して取り組みを行う中で、目標設定についても検討してまいります。 [中途入社者の積極的採用と登用] 現社員における中途採用者比率は46.3%であり、管理職に占める比率は40.8%であります。中途採用者比率及びその管理職に占める比率は一定の水準を達していると判断しておりますが、今後も人材多様性の推進のために積極的にキャリア人材を採用していく方針であります。 [社内環境整備] 女性の活躍推進に向けて取り組みを継続してきた成果もあり、2021年「えるぼし」3つ星及び2022年「くるみん」認証を取得いたしました。育児休業制度は2歳到達までの取得を可能としており、短時間勤務は小学校卒業までに延長しています。男性の育児休業取得について2025年度の取得率は77.8%で、社内ホームページに男性の育児休業についてのコーナーを開設するとともに管理職向けeラーニングの実施、制度対象者への個別制度説明等、育児休業が取得しやすい環境づくりに継続して取り組んでおります。2025年からの一般事業主行動計画では、育児休業を取得しても中長期的に処遇上の差を取り戻すことが可能となる昇進基準や人事評価制度に取り組むこととし、プラチナくるみんの取得を目指しております。また、在宅勤務の要件を見直し、育児だけでなく、介護や傷病の際に働くことのできる環境を整備しました。その他、適正な労働時間管理や残業時間削減の取り組みを継続的に実施し、すべての社員が仕事と生活のバランスが取れた働き方ができるよう、引き続き環境整備を継続します。 [主な指標及
コーポレート・ガバナンスの概要8,769字
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方 当社グループは、事業の志であるパーパス「パワーエレクトロニクスと創造力で社会を前進させる。」を掲げ、経営理念に基づく経営を実践しております。また、ビジョンである「Global Power Solution Partner」を実現することで、持続的な企業価値の向上と社会の持続的発展に貢献いたします。その実現に向け、コンプライアンスの徹底を図るとともに、透明性の高い効率的な経営基盤を構築することをコーポレート・ガバナンスの基本方針としております。 ② 企業統治の体制(a) 取締役会 取締役会は7名(うち3名は社外取締役)で構成されています。 当社は、取締役会で経営の基本方針及び重要な戦略を決定し、取締役及び執行役員の業務執行状況を監督する機関と位置付け、毎月1回開催するほか、必要に応じて臨時取締役会を開催しております。なお、当社は、事業基盤の強化と経営に対する監督機能の充実を図るために、取締役の員数を8名以内とし、また、コーポレート・ガバナンスの一層の強化を図る観点から、取締役の任期を1年としております。 主な審議議題は、会社法、当社定款及び取締役会規程に定める事項の決議、経営方針及び重要な戦略を決定するほか、取締役の職務執行状況を監督しております。 当事業年度の主な議題は、次のとおりであります。 ・経営計画に関する事項、資金計画、投資などの重要経営課題 ・内部統制に関する事項 ・重要人事及び組織 ・PBR1倍を目指した取り組み 当事業年度において、当社は取締役会を計14回開催しており、出席状況については次のとおりであります。区分氏名取締役会出席状況代表取締役会長吉村 元全14回中14回代表取締役社長山内 得志全11回中11回取締役藤原 正樹全3回中3回取締役頭本 博司全14回中14回取締役勝嶋 肇全14回中14回社外取締役宇野 輝全14回中14回社外取締役伊奈 功一全14回中14回社外取締役梨岡 英理子全14回中14回常勤監査役北野 市郎全14回中14回社外監査役榮川 和広全12回中12回社外監査役小川 洋一全2回中1回社外監査役植田 麻衣子全14回中14回(注)1.山内得志については、当社取締役に就任した2025年6月25日以降に開催された取締役会の出席状況を記載しております。2.藤原正樹については、2025年6月25日開催の第91期定時株主総会終結の時をもって任期満了により退任したため、退任前に開催された取締役会への出席状況を記載しております。3,榮川和広氏については、2026年2月16日付で辞任により監査役を退任しておりますので、退任までの期間に開催された取締役会の出席状況を記載しております。4.小川洋一氏については、当社監査役に就任した2026年2月16日以降に開催された取締役会の出席状況を記載しております。 (b) 監査役会 監査役会は3名(うち2名は社外監査役)で構成され、社外監査役2名は、法務、財務・経理に関する知見を有し、当社独立性判断基準に適合した者を選任しております。 原則月1回の定例監査役会のほか、随時の監査役会が開催され、必要な事項について決議や報告を行っております。 監査役は、監査役会が定めた監査基準に準拠した監査方針及び監査計画に従い、取締役会やその他重要な会議に出席するとともに、重要な書類等を閲覧し、本社や主要な事業所を往査し、取締役や執行役員等から職務の執行状況の報告を受けるなどにより、緊密に連携を図っております。 (c) 指名・報酬諮問委員会 指名・報酬諮問委員会は、取締役及び監査役の指名、並びに取締役の報酬等に関する取締役会の機能の独立性・透明性・客観性を強化し、説明責任及びコーポレート・ガバナンスの一層の充実を図ることを目的として設置され、取締役・監査役の指名の方針及び選解任、選定・解職に関する事項や取締役の報酬決定の方針及び報酬体系、個人別の報酬等について審議し、取締役会に答申しております。 当事業年度7回開催いたしました。主な審議内容は、次のとおりであります。指名報酬・株主総会取締役選任議案・後継者計画の考え方・役員候補者・役員人事、関係会社役員人事・役員報酬基本方針、役員報酬水準の妥当性確認・役員報酬構成及び各制度・取締役業績連動報酬・個別報酬 個々の委員の出席状況は、以下のとおりであります。役名氏名地位出席状況委員長宇野 輝社外取締役5回/5回委員長伊奈 功一社外取締役7回/7回委員梨岡 英理子社外取締役7回/7回委員吉村 元代表取締役会長7回/7回委員山内 得志代表取締役社長4回/4回オブザーバー榮川 和広社外監査役4回/4回オブザーバー小川 洋一社外監査役- ※ 2025年12月開催の取締役会において、指名・報酬諮問委員会の委員長を宇野輝氏から伊奈功一氏へ変更するとともに、宇野輝氏及び山内得志は委員を退任しております。 ※ 藤原正樹は2025年6月25日に指名・報酬諮問委員会の委員を退任いたしました。なお、出席対象となる指名・報酬諮問委員会(1回/1回)全てに出席しております。 ※ オブザーバーは報酬審議にのみ出席することとなっております。 ※ 榮川和広氏は2026年2月16日付で監査役を辞任し、同日付で小川洋一氏が監査役に就任しております。なお、小川洋一氏の監査役就任以降、本委員会は開催されておりません。 (d) 経営企画会議 経営企画会議は、社内取締役及び常勤監査役、常務執行役員、必要に応じて関連会社社長及び関係部署の部門長が出席しております。 原則月2回以上開催し、取締役会で決議される重要な業務執行案件を事前審議するとともに、経営計画全般にわたる進捗状況の把握、課題の解決など日常的な動向を管理しております。 (e) 内部統制委員会 内部統制委員会は、取締役社長を委員長とし、社内取締役、執行役員、国内子会社社長並びに関係部署の部門長が出席しており、原則年2回開催しております。当委員会は、「内部統制システムに関する基本方針」を主管し、グループ全体のリスクマネジメントに関わる事項などの管理・監督を統括しております。また、必要に応じて取締役会に報告する仕組みを構築しております。 (f) 監査役監査、内部監査、会計監査 監査室は、各部門における業務執行が内部規程等に従い適正に行われているか内部監査を実施しております。 監査役は、監査室が実施する内部監査と情報共有し、監査役監査を実施しております。 なお、当社は、会社法に基づく会計監査人及び金融商品取引法監査を行う監査法人として有限責任 あずさ監査法人を選任しており、監査役、監査室及び会計監査人は、各々定期的または必要に応じて報告会を実施し情報交換を行い、連携を図っております。 なお、当社のコーポレート・ガバナンスの体制は次のように図示されます。 ③ 企業統治の体制を採用する理由 当社の事業分野は、パワーエレクトロニクス技術を基盤とする、ニッチかつ専門性の高い市場であることから、取締役については当該分野における高度な知識と経験を有する者を社内で確保することを基本としておりますが、経営基盤の安定と経営の透明性を高めるため、社外取締役を選任し、毎月開催されている取締役会に出席し、取締役会の意思決定に関し独立した立場から適切な意見・助言を求めることとしております。また、経営監視の観点では社外監査役の独立性を高めることにより、公正かつ客観的に企業としての社会的責任を監督する体制を図っております。社外監査役2名はそれぞれ、法務、財務・経理等に関して豊富な経験と見識を有しており、毎月開催されている取締役会に出席し、日常的な状況を含めて経営監視を行っております。 従いまして、当社としては、事業内容や会社規模等に鑑み、現状の社外取締役及び社外監査役を中心としたガバナンス体制を採用しております。 ④ 取締役会の実効性評価 取締役会は、実効性を高め、企業価値の向上を図ることを目的として取締役及び監査役を対象に、取締役会全体の実効性に関する自己評価を行っております。集計結果をもとに、2026年2月の定時取締役会において、分析・議論・評価を行いました。(a) 実施要領対象者: 取締役7名(うち社外3名)、全監査役3名(うち社外2名) 合計10名(回答は9名のみ)実施時期: 2025年2月17日~ 2026年3月6日実施方法: 無記名によるアンケート形式(b) 評価結果の概要: アンケート結果を踏まえ、取締役会の実効性について分析評価を行った結果、概ね実効性が確保できていることが確認できましたが、以下のような課題があることも確認いたしました。イ.資料が、事前の検討が可能となる適切時期に提供されていない状況が認められる。ロ.会社の持続的な成長及び中長期的な企業価値の創出に向けた議論が十分に行われていない状況が認められる。ハ.株主との対話に関するフィードバックが十分に活用されていない状況が認められる。(c) 実効性向上に向けた課題への対応状況 前事業年度において抽出された取締役会の運営及び議論・モニタリング機能に関する課題に対し、以下のとおり対応を行っております。 取締役会の運営に関しては、年間スケジュール及び想定される審議事項の整理を行い、取締役会メンバーへの周知を実施いたしました。しかしながら、決算関連以外の審議事項については内容の具体化が十分でなく、体系的なスケジューリングには至っておりません。また、資料提供の早期化については、資料提出期限の明確化を図るとともに、ブリーフィング会議を設置したことにより、事前説明の時間を確保するなど一定の改善が見られました。一方で、経営数値に関する資料提供の在り方については、引き続き検討が必要な状況にあります。 取締役会における議論及びモニタリング機能の強化に関しては、経営計画の進捗状況についてブリーフィングを通じた情報共有を実施いたしましたが、個別の決議事項に関するフォローアップについては十分に行われておらず、継続的なモニタリング体制の構築が課題として認識されております。 リスクマネジメントについては、取締役会のモニタリング機能の観点から課題として認識されており、内部統制委員会においてBCP(事業継続マネジメント)に関する検討を進めております。2026年3月には訓練を実施しており、今後の計画策定及び訓練の実施状況については、取締役会に報告し、モニタリングの充実を図ってまいります。 ⑤ 企業統治に関するその他の事項(a) 内部統制システム整備の状況 取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制、その他会社の業務の適正を確保するための体制について、当社では2006年5月22日に開催された取締役会において「内部統制システムに関わる基本方針」を決定し、その整備に努めてまいりました。また、これまでの会社法等関係法令の改正を踏まえ、当該体制の維持改善に努めてまいりました。 イ. 取締役並びに従業員の職務執行の適法性を確保するための体制・当社グループは、コンプライアンスを法令・定款・社内規範・企業倫理・社会的規範の遵守と定義し、当社グループの役員及び従業員を対象に「三社電機グループ行動指針」を制定して、その遵守を図る。・当社は「コンプライアンス規程」において、当社グループにおけるコンプライアンス体制の構築とその徹底、推進並びにコンプライアンスに関する重要事項の検証をリスクマネジメントの一環と定義する。経営管理部門責任者を当社グループ全体のコンプライアンスに関わる統括責任者とし、当社グループの役員及び従業員に対するコンプライアンス教育をはじめ、コンプライアンス経営を推進する。・内部通報制度として、法令違反やコンプライアンスに関する疑義について当社グループの役員及び従業員が情報提供・相談できる仕組みを構築する。・コンプライアンス規程に基づき、内部通報窓口に通報・相談を行ったことを理由として、当該通報・相談を行った者に対し不利益な取り扱いを行わない。・社長直轄の監査室を設置する。監査室は、当社グループの業務全般が法令、定款及び社内規程に準拠して適法・適正かつ合理的に行われているか、定期的に内部監査を実施する。 ロ. 取締役の職務執行に関する情報の保存と管理に関する体制・当社グループは、株主総会議事録、取締役会議事録、監査役会議事録の法定作成文書をはじめ、各種委員会・会議等の議事録、決裁書類等の取締役の職務執行に係る情報を社内規程に基づいて保管及び保存する。 ハ. 当社グループの損失の危険の管理に関する規程その他の体制・当社グループは、経営管理部門責任者を委員長とした内部統制委員会を設置し、グループ全体のリスクを一括して管理し、適宜その活動内容を取締役会に報告する。本委員会は、当社グループの事業活動推進において想定されるリスクに対して対応方針・具体的対策を審議し、各部門へ指示を行う。特に品質問題については、品質管理部門が各事業の品質管理業務を横断的に管理し、迅速かつ正確に問題の解決を図る。 ニ. 取締役の職務執行の効率性を確保するための体制・中期経営計画を策定し全社的な目標を定めることにより、各部門が事業年度ごとに実施すべき施策を効率的に推進できる体制を構築する。・重要事項については取締役会及び経営企画会議等の会議体を経て意思決定を行うことで職務の適正性を確保する。・取締役の指名・報酬等に係る手続きの公平性・透明性・客観性を強化することを目的として、取締役会の諮問機関として「指名・報酬諮問委員会」を設置する。・執行役員制度を導入することにより経営の意思決定、監督と職務執行の機能を分離し、取締役の機能強化並びに職務の効率性を確保する。 ホ. 子会社の取締役等の職務の執行に係る事項の当社への報告に関する体制・子会社の取締役は、営業成績、財務状況など当社から指定された経営に関する重要事項について月次で報告するとともに、子会社の経営に重大な影響を及ぼす事故もしくは事件が発生または発生を予見した場合には、直ちに当社の経営管理部門責任者にその内容を報告する。 ヘ. 子会社の取締役等の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制・経営管理部門は「関係会社管理規程」に基づき、当社グループ経営の運営管理制度を立案し、推進する。・子会社業務に対する支援業務及び管理業務は「関係会社管理規程」に
役員の報酬等2,712字
(4)【役員の報酬等】① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項[当社役員報酬制度の基本的な考え方] 当社は、2023年5月29日開催の取締役会において、役員の報酬等の額またはその算定方法の決定に関する方針を決議しております。当該決議については、事前に指名・報酬諮問委員会において妥当性を確認しております。 役員の個人別の報酬等の内容に係る決定方針は次のとおりであります。 ・当社の持続的な成長と中長期的企業価値の向上を目的として、経営理念及びグループビジョンに即した職務の遂行を最大限に促すとともに、業績向上への貢献意欲をさらに高める報酬制度とします。 ・外部調査機関による役員報酬調査データ等をもとに、取締役の役割に応じて健全なインセンティブが機能するよう、役位ごとの固定額とする基本報酬と業績連動報酬及び株式報酬とで構成します。 ・業務執行から独立した立場にある社外取締役、監査役(社内及び社外)の報酬は、業績連動報酬及び株式報酬は相応しくないため、基本報酬のみとします。 [業績連動報酬等に関する事項] 業績連動報酬等に係る業績指標は連結営業利益率及び連結売上高成長率としており、当該2つの指標を選択している理由は、業績向上に関わる重要経営指標としているためであります。当事業年度における当該各指標の実績は、連結営業利益率が5.2%、連結売上高成長率が4.8%であります。当社の業績連動報酬は、役位別の基準額に対して連結営業利益率及び連結売上高成長率に応じた係数を乗じて算定しております。 取締役の業績連動報酬の額は、指名・報酬諮問委員会において当事業年度の連結営業利益率及び連結売上高成長率に応じて審議し、取締役会に答申しております。取締役会は、同委員会の答申に基づき、取締役の業績連動報酬額を決定しております。 [非金銭報酬等に関する事項] 非金銭報酬は、業績連動型株式報酬制度により、取締役の報酬と当社の業績及び株式価値との連動性をより明確にし、取締役が株価の変動による利益・リスクを株主の皆様と共有することで、中長期的な業績の向上と企業価値の増大に貢献する意識を高めることを目的としております。当社は、予め取締役会において定めた取締役株式交付規程に基づき、各取締役に対し、役位及び業績目標の達成度等に応じたポイントを付与し、ポイントに相当する株式等を原則として退任時に支給いたします。株式報酬に係る業績指標は、資本効率性向上の観点からROEとしております。当事業年度における当該指標の実績は、1.5%であります。 取締役の株式報酬の付与ポイントは、指名・報酬諮問委員会において当事業年度のROEの実績に応じて審議し、取締役会に答申しております。取締役会は、同委員会の答申に基づき、取締役の株式報酬の付与ポイントについて決定しております。 [役員の個人別の報酬等の決定に関する事項] 取締役の当事業年度の基本報酬は、「取締役報酬規程」において役位別に設定した固定報酬として、外部調査機関による役員報酬調査データを基に指名・報酬諮問委員会において審議しております。 取締役の個別の報酬については、取締役会の決議に基づき代表取締役社長に決定を委任するものとし、代表取締役社長は株主総会で決議された報酬等の総額の限度額内において、指名・報酬諮問委員会の審議により答申された取締役の個別報酬額に基づき決定いたします。 委任した理由は、当社全体の業績等を勘案しつつ取締役の個別の報酬の決定を行うには代表取締役社長が適していると判断したためであります。なお、委任された内容の決定にあたっては、事前に指名・報酬諮問委員会がその妥当性等について確認をしております。 監査役の報酬は、株主総会で決議された監査役の報酬総額の限度額内において、監査役の協議により決定しております。 [取締役及び監査役の報酬等についての株主総会の決議に関する事項] 取締役の金銭報酬の額は、2008年6月27日開催の第74期定時株主総会において年間報酬限度額を3億円以内(使用人兼務取締役の使用人分給与は含まない。)と決議しております。当該株主総会終結時点の取締役の員数は、8名です。 また、2023年6月28日開催の第89期定時株主総会において、金銭報酬とは別枠で取締役に対し業績連動型株式報酬制度として4事業年度において3億2千万円以内、付与するポイント数を年40,000ポイント以内と決議しております。当該株主総会終結時点の取締役(社外取締役を除く)の員数は、4名です。 監査役の金銭報酬の額は、1993年6月28日開催の第59期定時株主総会において年間報酬限度額を4千万円以内と決議しております。当該株主総会終結時点の監査役の員数は、3名(うち、社外監査役は1名)です。 [当事業年度に係る報酬額の決定に関する事項] 当事業年度にかかる報酬額の決定過程における指名・報酬諮問委員会の審議事項は、以下のとおりであります。 ・2024年12月26日:基本方針の確認、役員報酬水準・構成・制度の妥当性確認 ・2025年4月23日:役員個別報酬額について ・2026年4月24日:2026年3月期における業績連動報酬及び非金銭報酬(株式報酬)支給についてなお、当事業年度に開催された指名・報酬諮問委員会7回については、委員長及び委員の全員が出席し、出席率は100%となりました。役員報酬審議に関しては、オブザーバーとして社外監査役1名が出席しております。また、当事業年度にかかる報酬額の決定過程における取締役会の審議事項は、以下のとおりです。 ・2025年6月25日:取締役報酬について(2026年3月期の取締役報酬を決定) ・2026年5月8日:取締役に対する業績連動報酬・非金銭報酬(株式報酬)支給の決定 ② 役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数役員区分報酬等の総額(百万円)報酬等の種類別の総額(百万円)対象となる役員の員数(人)固定報酬業績連動報酬非金銭報酬等取締役(社外取締役を除く。)984638135監査役(社外監査役を除く。)1414--1社外役員3838--6 (注)1.取締役の報酬等の総額には、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まれておりません。 2.非金銭報酬等の額は、業績連動型株式報酬制度に基づく当事業年度に付与したポイントに係る費用計上額であります。 ③ 提出会社の役員ごとの報酬等の総額等 報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。
従業員の状況1,143字
(2)【従業員の状況】① 連結会社の状況 2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)半導体事業259(16)電源機器事業1,011(44)報告セグメント計1,270(60)全社(共通)129(2)合計1,399(62) (注)1. 従業員数は就業人員数であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。 2.臨時従業員には、パートタイマーが含まれております。 3.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。 ② 提出会社の状況 2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)711(42)46.518.95,949,245△4.0 セグメントの名称従業員数(人)半導体事業249(16)電源機器事業406(24)報告セグメント計655(40)全社(共通)56(2)合計711(42) (注)1.従業員数は就業人員数であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。2.臨時従業員には、パートタイマーが含まれております。3.平均年間給与は税込額で、基準外賃金及び賞与が含まれております。4.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。 ③ 労働組合の状況1.三社電機労働組合及び諏訪三社電機労働組合はJAMに加入しております。2.労使関係は労働組合結成以来安定しております。3.2026年3月31日現在における組合員数は476名であります。 ④ 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異ア 提出会社当事業年度補足説明管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)(注)男性労働者の育児休業取得率(%)(注)労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注)正規雇用労働者パート・有期労働者全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者5.877.8-68.873.051.9-(注)「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 イ 連結子会社当事業年度補足説明名称管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)(注)男性労働者の育児休業取得率(%)(注)労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者㈱諏訪三社電機3.4---72.973.082.0-(注)「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
関係会社の状況982字
4【関係会社の状況】2026年3月31日現在 名称住所資本金又は出資金主要な事業内容子会社の議決権に対する所有割合関係内容(連結子会社)サンレックスコーポレーション(注)1アメリカニューヨーク州US$2,510千半導体素子及び電源機器の販売直接 100%当社製品の販売役員の兼任等ありサンレックスリミテッド香港九龍HK$7,000千海外部材の調達半導体素子及び電源機器の販売直接 100%海外部材の調達当社製品の販売役員の兼任等ありサンレックスアジアパシフィックPTE.LTD.シンガポールUS$381千半導体素子及び電源機器の販売直接 100%当社製品の販売役員の兼任等あり三社電機(上海)有限公司中国上海市US$250千半導体素子の販売直接 100%当社製品の販売役員の兼任等あり三社電機(広東)有限公司(注)1中国佛山市23,677千元電源機器の製造及び販売直接 100%当社製品の製造、販売役員の兼任等あり㈱三社ソリューションサービス大阪市東淀川区50,000千円機器据付・試運転、修理、保守、施工請負及び電源機器並びにそのシステムの販売直接 100%製品の購入役員の兼任等あり㈱諏訪三社電機(注)1・3長野県茅野市350,000千円電源装置等の電子機器の製造及び販売直接 100%資金の貸付当社製品の販売役員の兼任等あり東莞諏訪三社電機有限公司(注)1中国東莞市35,569千元電源装置等の電子機器の製造間接 100%役員の兼任等あり大阪電装工業㈱大阪市東淀川区12,000千円産業用乾式変圧器の製造及び販売直接 100%資金の貸付役員の兼任等あり(持分法適用関連会社)EMソリューションズ㈱(注)2東京都港区40,000千円再生可能エネルギー導入のコンサルティング、開発、施工及び販売直接 30%保証債務あり (注)1.特定子会社に該当しております。2.EMソリューションズ株式会社は債務超過会社に該当し、当連結会計年度末における債務超過額は416百万円であります。3.株式会社諏訪三社電機については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。主要な損益情報等は以下のとおりであります。(単位:百万円)名称売上高経常利益当期純利益純資産額総資産額㈱諏訪三社電機5,7851871292,0955,009
配当政策578字
3【配当政策】 当社は、創立以来一貫して株主の利益還元を最も重要な経営課題のひとつと位置づけております。そのため、安定的かつ継続的な配当を実施することを基本方針として掲げており、1株当たりの年間配当金額は配当性向30%、もしくは40円のいずれか高い方といたします。 また、事業活動により得られた利益は、主に内部留保資金として確保し、事業基盤の強化や成長のための投資に有効に活用してまいります。 当社は、剰余金の配当について、株主総会決議または取締役会決議による期末配当及び取締役会決議による中間配当の年2回の配当を行うことを基本方針としております。 なお、当社は、剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に定めのある事項については、法令に別段の定めのある場合を除き、取締役会の決議により定めることができる旨を定款に定めております。 当期(2026年3月期)は、上記方針に基づき、利益(期末)配当金は1株当たり30円を実施することを決定いたしました。 また、次期の配当については、年間1株当たり配当を40円(中間配当1株当たり10円 期末配当1株当たり30円)とさせていただく予定であります。※当事業年度に係る剰余金の配当実績決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年11月11日13410取締役会2026年5月29日40230取締役会
研究開発活動3,041字
6【研究開発活動】 当社グループでは、「社会に価値ある製品を」を経営理念に掲げ、パーパスである「パワーエレクトロニクスと創造力で、社会を前進させる。」の実現に向け、生産活動及び研究開発に取り組んでおります。また、地球環境問題やエネルギー問題への対応、人々の暮らしを支えるインフラ整備、産業の発展をマテリアリティとして位置付け、これらの社会課題の解決に向けて、電力利用の高度化を通じ社会に貢献してまいります。 当社グループが提供するのは、長年にわたり培ってきたパワーエレクトロニクス技術を基盤とした、電力用半導体デバイス、それらを応用した各種電力変換機器、並びにそれらを制御するシステムです。高度な専門性を有する技術集団として、今後も付加価値の高い製品を社会に提供してまいります。 製品開発においては、グローバルな視点に立ち、「Global Power Solution Partner(グローバル・パワー・ソリューション・パートナー)」を目指しております。お客様の困りごとを的確に把握し、最適なソリューションを実現するための技術開発を推進しております。 研究開発体制は、電力用半導体の開発を担う半導体開発グループ、電源機器システムの開発を担う電源機器開発グループ、並びに先行技術の調査・研究を担う技術企画グループで構成しており、中期経営計画と連動した技術マスタープラン及びロードマップに基づき、企画・開発を進めております。 半導体開発グループでは、電力用半導体チップの設計、モジュール製品の開発及びプロセス技術の開発を担当しております。電源機器開発グループでは、電力変換技術やデジタル制御技術の開発を推進し、小型から大型まで幅広い電力変換機器の開発を行っております。また、標準型電源に加え、個別受注製品の設計・開発にも対応しております。両開発グループが密接に情報共有を行い連携することで、効率的かつ高度な技術開発を実現し、特徴ある製品の提供につなげております。 さらに、業務提携先との技術交流にも注力しており、商品領域の拡大や新技術の創出にも取り組んでおります。 なお、当連結会計年度における研究開発費は1,432百万円であり、セグメント別の主な成果については、以下のとおりであります。 (1)半導体事業(a) SiC-MOSFETモジュール(パワーモジュール等) 従来のシリコン型半導体より高性能なことで知られる化合物半導体素子の開発をすすめています。すでに発売している定格電圧1,700ⅤタイプのSiC-MOSFETモジュールに加えて、1,200Ⅴタイプのモジュールとディスクリート型の商品を開発完了いたしました。当社のSiC-MOSFETは小型で高速動作、温度変化に対して安定した性能を有し、特に高周波加熱分野において設備の小型化及び高効率化に寄与しています。また、半導体製造装置や高稼働率の運用が求められる産業機器への応用も期待されるなか、さらに応用範囲の拡大が見込まれます。SiC-MOSFETチップの開発においては、SiCウエハの利用効率を高めた第二世代品の開発をすすめております。 (b) 高信頼性モジュールの技術開発 当社の半導体製品は、高い信頼性を特長としております。特に、エレベーター、サーボドライブ、高圧インバーターなど、信頼性が重視されるインフラ分野への展開を進めております。より少ない部品点数で信頼性と優れた繰り返し負荷耐量を実現するモールド技術の研究に加え、より大電力に対応可能な製品の開発を推進しております。 (c) 環境負荷軽減対応技術開発 環境負荷低減に対する市場ニーズに応えるため、半導体製品の完全鉛フリー化を推進しており、鉛フリー製品の比率を着実に高めております。 また、RoHS指令において適用除外とされてきた高温鉛はんだを使用しない新たな製造プロセスの研究にも取り組んでおります。 半導体事業に係る研究開発費は464百万円であります。 (2)電源機器事業(a) 新エネルギー関連 脱炭素社会の実現に向け、柔軟性の高い電気エネルギーへの需要は、ますます高まっています。再生可能エネルギー由来のクリーンな電力を変換し、安定的に供給するパワーコンディショナー技術は、当社グループが強みとする分野であり、さまざまな形で社会実装が進んでおります。 現在、注力している技術領域は、電力系統の安定化に貢献する蓄電池用パワーコンディショナー、燃料電池用パワーコンディショナー、並びに余剰電力を水素エネルギーへ変換し、一時貯蔵や運搬を可能とする水素発生装置の開発です。これらの製品については、電池メーカーや各種設備メーカーとの協業を通じて、順次市場導入を進めております。 また、SDGsの目標の一つである「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」の実現にもつながる形で、クリーンエネルギーの利用拡大を支えるエネルギーマネジメント技術の研究開発にも継続的に取り組んでおります。 (b) エネルギー、インフラ関連 大規模災害の増加に伴い、停電対策や事業継続計画(BCP)に対応可能な蓄電池システムへの需要が高まっています。また、エネルギーの効率的な運用や、再生可能エネルギーを社会インフラとして活用するための仕組みづくりが国内外で進展しており、多くの実証プロジェクトが稼働しております。 当社グループにおいても、装置開発にとどまらず、複数の電力システム実証プロジェクトに参画し、高度なシステムの社会実装に貢献しております。使用される装置は、メガワット級の容量に対応可能であり、制御技術においても高い信頼性と性能を実現しております。 技術面では、電源系統に各種発電設備を接続した際の安定性確保に寄与する「仮想同期発電機制御(VSG:Virtual Synchronous Generator)」の実装にも対応しております。 さらに、再生可能エネルギーの普及拡大に伴う課題への対応として、電力系統に接続されるパワーコンディショナーや蓄電池などのエネルギー機器の性能・信頼性評価を行うためのシミュレーター電源も開発しております。これらは、研究機関や試験機関への納入を進めております。 (c) 生産設備関連 当社グループの電源装置は、めっきやエッチングなどの金属表面処理工程において高い評価を受けており、市場から厚い支持を獲得しております。近年では、電力変換効率を業界最高水準まで高めた新シリーズを投入し、使用電力の削減に貢献しております。 また、電子部品の製造工程における超高精細めっき用途に向け、高速PR(PR電解法)電源や高速パルスめっき電源を開発し、劣化の少ない高精度なめっき工程の実現にも貢献しております。特に、需要が急速に拡大しているCPUやGPU向け高密度実装基板技術を支える新たなめっき技術は、グローバルに展開が進んでおります。 さらに、多くの加熱工程において、安全かつ高精度な制御を実現する電力調整ユニットについてもモデルチェンジを実施し、電気炉の運転信頼性向上と省スペース化を実現いたしました。加えて、大電力用途への展開に向けた開発も完了し、市場投入を進めております。 溶接機向け電源については、国内市場に加え、北米市場においても競争力のある製品を投入し、溶接機電源事業の拡大を図っております。 電源機器事業に係る研究開発費は968百万円であります。
主要な設備の状況1,065字
2【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は提出会社が所有し、その内容は次のとおりであります。(1)提出会社2026年3月31日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産ソフトウェアその他合計滋賀工場(滋賀県守山市)電源機器事業電源機器製造設備全般8067971,405(31,817.46)-58833,151256[23]岡山工場(岡山県勝田郡奈義町)半導体事業半導体素子製造設備319291438(50,946.34)286461,0272,408214[16]本社・研究棟(大阪市東淀川区)全社資産本社業務施設18613131(3,767.78)-28584701187[2] (注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、建設仮勘定であります。2. 従業員数の[ ]は、臨時従業員数であり年間の平均人員を外数で記載しております。3. 減損損失計上後の帳簿価額を記載しております。 (2)国内子会社2026年3月31日現在 会社名 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産ソフトウェアその他合計㈱諏訪三社電機 本社工場(長野県茅野市)電源機器事業電源機器製造設備全般3776110(16,674.72)7325-322135[7] (注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であります。2. 従業員数の[ ]は、臨時従業員数であり年間の平均人員を外数で記載しております。 (3)在外子会社2026年3月31日現在 会社名 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産ソフトウェアその他合計三社電機(広東)有限公司本社工場(中国佛山市)電源機器事業電源機器製造設備全般8510-(16,574.43)1507119175[-]東莞諏訪三社電機有限公司本社工場(中国東莞市)電源機器事業電源機器製造設備全般328-(10,280.00)6101362215[-] (注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、建設仮勘定であります。2.三社電機(広東)有限公司、東莞諏訪三社電機有限公司の「土地」は、借地であります。3. 従業員数の[ ]は、臨時従業員数であり年間の平均人員を外数で記載しております。
監査の状況3,389字
(3)【監査の状況】① 監査役監査の状況(a) 組織・人員及び手続について 当社は、監査役会制度を採用し、社外監査役2名を含む3名の監査役で構成されております。各監査役の状況は以下のとおりであります。役職名氏名経歴等常勤監査役北野 市郎当社の設計・製造部門等の経験から、基幹事業の業務プロセスに精通しております。独立社外監査役小川 洋一弁護士としての長年の経験と法律の専門家としての幅広い知識と豊富な知見を有しております。独立社外監査役植田 麻衣子公認会計士として豊富な経験と財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。 現在、監査役の職務を補助する使用人を置いておりませんが、監査役会から置くことを求められた場合は、監査役会と協議のうえ、適任者を当該使用人として任命することとしております。 (b) 監査役会の運営 当事業年度において監査役会を13回開催しており、1回あたりの所要時間は約1時間です。各監査役の監査役会並びに取締役会への出席状況は以下のとおりであります。役職氏名当事業年度の出席率監査役会取締役会常勤監査役北野 市郎13回(100%)14回(100%)独立社外監査役小川 洋一1回(50%)1回(50%)独立社外監査役植田 麻衣子13回(100%)14回(100%)独立社外監査役榮川 和広11回(100%)12回(100%)(注)1.小川洋一氏は、2026年2月16日付で当社社外監査役に就任しており、同日以降に開催された監査役会及び取締役会への出席状況を記載しております。2.榮川和広氏は、2026年2月16日付で当社社外監査役を辞任しております。 監査役会は原則、月1回開催され、その主な審議及び検討内容は以下のとおりであります。・監査方針、監査計画及び業務分担、監査報告の集約・会計監査人の評価、再任・監査上の主要な検討事項(KAM)・子会社ガバナンスについて・往査結果について・内部統制システムの運用状況について・サステナビリティ課題への対応状況について・取締役会実効性評価について・常勤監査役による監査活動の情報共有 (c)監査役会及び監査役の活動状況 監査役会は、「グループ連結経営」を前提とし「予防監査」を目指して、年間の監査役監査計画に基づき、監査活動を行いました。また、監査役の実効性・効率性を高めるため、会計監査人及び内部監査部門との情報共有に注力し、経営管理部門や子会社とも連携して監査活動を進めました。 主な監査活動の概要は、以下のとおりであります。 ・取締役会及び重要会議への出席会議名出席状況常勤監査役独立社外監査役取締役会●●経営企画会議● 内部統制委員会● 規程委員会● 事業計画会議●●事業課題検討会・事業戦略会議● 社外役員連絡会●● ・その他の活動項目活動内容常勤監査役独立社外監査役取締役・取締役へのヒアリング●●・子会社取締役会への出席● 業務執行・事業所、関係会社往査●●・稟議決裁書類の閲覧及び確認● ・執行役員へのヒアリング●●会計監査・会計監査人による四半期ごとの報告会(内部監査部門同席)●●・会計監査人からの監査計画説明●●内部監査・内部監査部門との定例会の開催(月次)● ・内部監査活動報告(3か月ごと)●● さらに、当事業年度は、監査役監査の実効性について監査役会として自己評価をアンケート形式で行い、国内外の事業所への往査について再検討し、次年度の監査役監査計画に反映させることといたしました。 ② 内部監査の状況(a) 組織・人員及び手続き 当社の内部監査は、社長直下の組織として監査室(3名)を設置し、各部門及びグループ会社における業務執行について、法令及び社内規程の遵守、業務の有効性と効率性、財務報告の信頼性及び資産の保全の観点から実施しております。監査の方法としては、リスクアプローチを採用しております。内部監査の結果、必要な改善事項を指摘するとともに、改善状況のフォローアップを行い業務の適正な執行を確保するように努めております。内部監査の結果につきましては、取締役会に直接報告する体制をとっておりませんが、代表取締役社長及び常勤監査役に報告しております。 (b) 内部監査、監査役監査及び会計監査の相互連携 監査室は常勤監査役との情報共有の場として月に1度(年間12回)連絡会を実施しておりますが、当事業年度は、四半期に1度は社外監査役も出席し、直接、内部監査結果の報告並びに意見交換する機会といたしました。 また、監査室は、定期的に開催される監査役と会計監査人とのミーティングに陪席し、決算情報のほか、会計監査、リスク及び内部統制の状況等について情報を共有し、意見交換等が行うことで相互連携を深めております。 ③ 会計監査の状況(a) 業務を執行した公認会計士の氏名、所属する監査法人名及び継続監査年数公認会計士の氏名等所属する監査法人名継続監査年数指定有限責任社員業務執行社員内田 聡有限責任 あずさ監査法人-北家 哲- (注) 継続監査年数は7年以内であるため、記載を省略しております。監査業務に係る補助者の構成公認会計士11名その他45名 (b) 継続監査期間 9年間 (c) 監査法人の選定方針と理由 社内規程「会計監査人評価選定基準」に照らし、会計監査人に必要な専門性、独立性及び適切性を具備し、当社グループのグローバルな事業活動を一元的に監査する体制を有していることを踏まえ、選定しております。 (d) 監査役及び監査役会による監査法人の評価 当社の監査役及び監査役会は、会計監査人に対して社内規程「会計監査人評価選定基準」に従い、評価を行っております。「会計監査人評価選定基準」にある項目のうち、「会計監査人の品質管理状況」、「会計監査人が実施する会計監査結果の監査役会に対する定期的な報告や情報交換等、監査役会との相互連携の内容」、「子会社の会計監査人との連携状況」に重点をおいて評価し、総合的に会計監査人の職務執行は問題ないと評価しております。 なお、評価結果については、監査役会において会計監査人の再任を審議する際の参考指標とすることで適切に運用しております。 ④ 監査報酬の内容等(a) 監査公認会計士等に対する報酬区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社39-37-連結子会社----計39-37- (b) 監査公認会計士等の提出会社及び連結子会社に対する非監査業務の内容(前連結会計年度) 該当事項はありません。(当連結会計年度) 該当事項はありません。 (c) 監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMGグループ)に属する組織に対する報酬(aを除く)区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社----連結子会社230240計230240 (d) 監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMGグループ)の提出会社及び連結子会社に対する非監査業務の内容(前連結会計年度) 連結子会社における非監査業務の内容は、主に税務コンサルティングであります。(当連結会計年度) 連結子会社における非監査業務の内容は、主に税務コンサルティングであります。 (e) その他重要な監査証明業務に基づく報酬の内容(前連結会計年度) 該当事項はありません。(当連結会計年度) 該当事項はありません。 (f) 監査報酬の額の決定方針 当社は、監査公認会計士等に対する監査報酬について、当社の規模や特性等を勘案して監査日数等を検討し、報酬額を決定しております。 (g) 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由 取締役会が提案した会計監査人に対する報酬に対して、当社の監査役会が会社法第399条第1項の同意をした理由は、会計監査人の監査計画の内容、会計監査の職務執行状況及び報酬見積りの算出根拠等が適切であるかどうかについて必要な検証を行ったうえで、会計監査人の報酬等の額について同意の判断をいたしました。
株式の保有状況775字
(5)【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準及び考え方 当社は、保有株式のうち、子会社株式及び関連会社株式を除く部分について、純投資目的である投資株式と純投資目的以外である投資株式に分類しています。純投資目的以外の投資株式は、取引先との良好な関係構築や事業の円滑な推進を目的として保有しております。それ以外の株式は、純投資目的である投資株式として分類されています。② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式(a)保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証内容 イ 保有方針及び保有の合理性を検証する方法 当社は、当社の取引先等と、安定的な取引関係などの維持・強化を図ることが当社の企業価値の向上に資すると判断しているため、当該取引先等の株式を保有しております。 なお、保有の合理性の検証については、当社の中長期的な事業戦略との整合性や期待される便益等と資本コストを比較検証する方法を採用しております。 ロ 個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 毎年、取締役会において保有する全ての個別銘柄の合理性を検証した結果を諮り、中長期的な観点でその保有、処分を適宜判断しております。(b)銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式21 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式--非上場株式以外の株式-- (c)特定投資株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 該当事項は有りません。
沿革1,557字
2【沿革】1933年3月四方幸夫が個人経営により三社電機製作所を大阪市東淀川区国次町(現在、西淡路町)で創業、映写光源用チョーキングコイル・オートトランスの製作に着手1948年4月株式会社三社電機製作所に改組、資本金2百万円1959年11月大阪市東淀川区淡路本町(現在、淡路二丁目)に本社社屋完成1961年11月本社工場竣工1963年3月松下電器産業株式会社(現、パナソニックホールディングス株式会社)の資本参加を受け、関係会社となる1969年7月西淡路工場(その後、(旧)大阪・東淀川工場に改称)竣工1970年12月大阪・吹田工場竣工1974年12月株式会社三社電機サービスを設立1981年4月株式会社三社電機サービスを株式会社三社エンジニアリングサービスと株式会社三社エレクトロコンポーネントに分割1982年7月滋賀・守山工場竣工(旧、滋賀工場)1983年1月米国ニューヨーク州にサンレックスコーポレーション(現、連結子会社)、香港にサンレックスリミテッド(現、連結子会社)を設立1985年9月岡山・奈義工場竣工(現、岡山工場)1992年4月株式会社三社エレクトロコンポーネントを吸収合併1993年10月滋賀・水口工場竣工1994年1月中国・順徳市(現、佛山市)に順徳三社電機有限公司(現、三社電機(広東)有限公司・連結子会社)を設立1994年11月(旧)大阪・東淀川工場の生産設備を本社工場に移設し、本社工場の名称を大阪・東淀川工場に変更1994年12月(旧)大阪・東淀川工場跡に研究所『S-PERC』を開設1997年9月大阪証券取引所市場第二部に株式を上場1998年10月新本社・研究棟竣工。本社機能及び研究所『S-PERC』を移転1999年3月大阪・吹田工場の生産設備を大阪・東淀川工場に移設し、大阪・東淀川工場の名称を大阪工場に変更1999年4月シンガポールにサンレックスアジアパシフィックPTE.LTD.(現、連結子会社)を設立2000年2月大阪・吹田工場を売却2000年3月滋賀県守山市に工場用地を取得(現、滋賀工場)2001年8月中国上海市に三社電機(上海)有限公司(現、連結子会社)を設立2002年3月滋賀新工場第一期工事完成(現、滋賀工場)に伴い、滋賀・水口工場の生産設備を同工場に移設2004年8月滋賀新工場第二期工事完成(現、滋賀工場)に伴い、(旧)滋賀工場の生産設備を同工場に移設2004年9月(旧)滋賀工場を売却2011年12月滋賀・水口工場跡地を売却2013年4月株式会社三社エンジニアリングサービスを吸収合併2013年7月2014年4月2016年4月2016年9月2016年10月大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合により、東京証券取引所市場第二部へ移行滋賀新工場第三期工事完成(現、滋賀工場)に伴い、大阪工場を統合株式会社三社ソリューションサービス(現、連結子会社)を設立株式会社三社電機イースタン(現、㈱諏訪三社電機・連結子会社)を設立株式会社イースタンのパワーシステム事業を承継する吸収分割を実施。本吸収分割により、東莞伊斯丹電子有限公司(現、東莞諏訪三社電機有限公司・連結子会社)及び東邦工業(香港)有限公司を取得2021年11月大阪電装工業株式会社の全株式を取得し、連結子会社とする2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行2022年11月三菱重工業株式会社及び日東工業株式会社と各資本業務提携2024年3月再生可能エネルギー導入のコンサルティング及び開発、施工、販売を目的とし、日東工業株式会社、株式会社FAプロダクツ、徳倉建設株式会社と共同出資にて設立したEMソリューションズ株式会社が事業開始
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適時開示(TDnet)
出典:東証 適時開示情報閲覧サービス(TDnet)。決算短信・業績予想の修正はEDINETには掲載されません。
PEERS
同業他社(電気機器・売上高順)
EDINET DOCUMENTS
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財務数値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」等をXBRL/CSVから決定論的に抽出した開示値です。各数値はEDINETの原本(PDF / XBRL / CSV)にそのまま遡れます。投資判断は原本をご確認ください。
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