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極東証券株式会社

KYOKUTO SECURITIES CO.,LTD.

証券コード 8706EDINETコード E03784証券、商品先物取引業上場日本基準決算 3月31日資本金 53億円法人番号 2010001041478
83億円売上高(FY2026
9.2%ROE
65.1%自己資本比率
84財務健全性スコア
KEY METRICS

主要財務指標

FY2026連結日本基準

FY2026の売上高は83億円(前年比+4.1%)。営業利益は30億円(営業利益率36.5%)、当期純利益は48億円。総資産806億円に対し自己資本比率は65.1%、ROEは9.2%。証券、商品先物取引業の中央値(ROE 10.1%)を下回る水準。営業キャッシュ・フローは-24億円の流出、現金及び現金同等物は115億円。従業員数は238人。

開示値を定型文に流し込んだ自動生成の概況です(LLM不使用)。
株価(終値)1,9492026-09-04
PER13.0倍
PBR1.17倍
配当利回り5.64%
時価総額(概算)588億円
株価はYahoo Financeの公開データによる参考値。PER・PBR・利回りは最新有報のEPS・BPS・配当との組み合わせ計算です。
売上高83億円+4.1%
営業利益30億円+12.9%
当期純利益48億円+7.7%
総資産806億円
純資産525億円
営業利益率36.5%
ROE9.2%
自己資本比率65.1%
EPS150.4円
BPS1,667.1円
1株配当110円
配当性向73.2%
従業員数238人
INDUSTRY POSITION

業種内のポジション

証券、商品先物取引業の分析 →
ROE9.2%中央値 10.1%
営業利益率36.5%中央値 14.1%
自己資本比率65.1%中央値 20.2%
健全性スコア84.0点中央値 52.0

帯は証券、商品先物取引業18社)の下位25%〜上位25%、縦線が中央値、丸が当社の値です。

FINANCIAL HISTORY

業績推移

14期分
売上高と営業利益率
150億113億75億38億0億2017: 103億20172018: 83億20182019: 65億20192020: 37億20202021: 89億20212022: 65億20222023: 43億20232024: 77億20242025: 80億20252026: 83億20262021: 44%2022: 20%2024: 38%2025: 34%2026: 37%45%0%
営業利益と当期純利益
40億30億20億10億0億2017: —20172018: —20182019: —20192020: —20202021: 39億20212022: 13億20222023: —20232024: 30億20242025: 27億20252026: 30億20262017: 47億2018: 31億2019: 17億2020: -6億2021: 31億2022: 21億2023: 12億2024: 43億2025: 44億2026: 48億50億-6億
収益性・財務健全性の推移ROE営業利益率自己資本比率
70%52%34%16%-2%2017 ROE: 11%2018 ROE: 7%2019 ROE: 4%2020 ROE: -1%2021 ROE: 7%2022 ROE: 5%2023 ROE: 3%2024 ROE: 9%2025 ROE: 9%2026 ROE: 9%2021 営業利益率: 44%2022 営業利益率: 20%2024 営業利益率: 38%2025 営業利益率: 34%2026 営業利益率: 37%2017 自己資本比率: 63%2018 自己資本比率: 64%2019 自己資本比率: 67%2020 自己資本比率: 62%2021 自己資本比率: 59%2022 自己資本比率: 64%2023 自己資本比率: 67%2024 自己資本比率: 64%2025 自己資本比率: 66%2026 自己資本比率: 65%2017201820192020202120222023202420252026
営業キャッシュ・フロー
150億101億53億4億-45億2017: 53億20172018: 6億20182019: 106億20192020: 73億20202021: 88億20212022: -12億20222023: 0億20232024: -0億20242025: -41億20252026: -24億2026
1株当たり指標EPS1株配当
200円145円90円35円-20円2017 EPS: 147円2018 EPS: 96円2019 EPS: 53円2020 EPS: -18円2021 EPS: 97円2022 EPS: 66円2023 EPS: 37円2024 EPS: 136円2025 EPS: 139円2026 EPS: 150円2017 1株配当: 80円2018 1株配当: 70円2019 1株配当: 45円2020 1株配当: 30円2021 1株配当: 50円2022 1株配当: 40円2023 1株配当: 30円2024 1株配当: 110円2025 1株配当: 110円2026 1株配当: 110円2017201820192020202120222023202420252026
貸借対照表の構成
資産
806億円
負債・純資産
負債 281億円純資産 525億円
年度売上高営業利益経常利益当期純利益総資産純資産EPSROE自己資本比率
FY202683億円30億円40億円48億円806億円525億円150.49.2%65.1%
FY202580億円27億円35億円44億円786億円516億円139.48.5%65.7%
FY202477億円30億円37億円43億円835億円537億円136.18.6%64.2%
FY202343億円5億円12億円709億円473億円36.62.5%66.7%
FY202265億円13億円19億円21億円718億円461億円66.44.6%64.2%
FY202189億円39億円44億円31億円779億円463億円97.27.0%59.4%
FY202037億円-7億円-6億円685億円427億円-17.6-1.3%62.4%
FY201965億円17億円17億円679億円458億円52.73.6%67.4%
FY201883億円36億円31億円730億円473億円96.16.7%63.7%
FY2017103億円47億円47億円723億円464億円14710.6%63.1%
FY2016102億円43億円29億円830億円456億円89.96.6%51.8%
FY2015134億円63億円57億円992億円501億円177.413.1%44.5%
FY2014139億円75億円80億円921億円463億円250.719.4%45.9%
FY2013122億円72億円52億円778億円403億円162.114.1%51.8%
営業CF-24億円
投資CF60億円
財務CF-28億円
現金及び現金同等物115億円
MAJOR SHAREHOLDERS

大株主

順位氏名・名称持株比率
1日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.5%
2有限会社みつる8.4%
3株式会社七十七銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)5.1%
4株式会社三井住友銀行4.8%
5三井住友信託銀行株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.3%
6菊池廣之3.1%
7菊池一広3.1%
8高野満美恵2.3%
9菊池久基2.3%
10株式会社野村総合研究所1.6%
INTERIM RESULTS

中間期の業績(半期報告書)

四半期報告書廃止後の期中開示
中間期売上高営業利益経常利益純利益営業利益率自己資本比率EPS
FY2026中間(〜2025-09-30)43億円17億円21億円25億円40.1%64.4%76.9
FY2025中間(〜2024-09-30)43億円17億円19億円26億円38.6%82.3
FY2024中間40億円15億円21億円24億円38.6%74.8

半期報告書「主要な経営指標等の推移」からの抽出値です。中間期の利益は通期の約半分に相当するため、年度データとの単純比較はできません。

HUMAN CAPITAL

人的資本

平均年齢44.3歳
平均年間給与838万円
平均勤続年数17.1年
管理職に占める女性比率23.6%

提出会社(単体)ベースの開示値です。

REMUNERATION

役員報酬

役員区分報酬等の総額員数1人あたり
取締役(社外取締役を除く)3億円481百万円
監査役(社外監査役を除く)13百万円113百万円
ANNUAL REPORT TEXT

有報本文

16セクション
事業の内容756
3【事業の内容】 当社及び関係会社は、有価証券の売買等及び売買等の受託、有価証券の引受け及び売出し、有価証券の募集及び売出しの取扱い等を主たる業務としております。 当社及び関係会社の事業内容及び位置付けは以下のとおりであります。なお、当社及び関係会社は、(1)金融商品取引業、(2)投資業、(3)不動産業及び(4)調査・研究業を事業内容としておりますが、当社が行う事業以外において当社及び連結子会社の連結財務諸表への影響が僅少なため、「投資・金融サービス業」という単一セグメントとみなしております。 主な関係会社は、当社の子会社「株式会社FEインベスト(連結)、極東プロパティ株式会社(連結)、株式会社極東証券経済研究所(非連結)」の3社であります。 (1)金融商品取引業① 極東証券株式会社は、国内において第一種金融商品取引業及び第二種金融商品取引業を営んでおります。② 株式会社FEインベストは、国内において第二種金融商品取引業を営んでおり、同社が組成する投資ファンドの運営・管理を行っております。(2)投資業 株式会社FEインベストは、自己資金を利用して、主に長期投資による安定的収益の確保を目的とした投資業を行っております。(3)不動産業 極東プロパティ株式会社は、不動産業を営み、主として極東証券株式会社の本支店の店舗等を賃貸しております。(4)調査・研究業 株式会社極東証券経済研究所は、主として極東証券株式会社の委託に基づき、国内外における経済、金融市場の調査・研究業を営んでおります。〔当社及び関係会社の事業系統図〕 (注)1.上記、株式会社極東証券経済研究所は持分法非適用会社であります。 2.上記以外に非連結子会社として投資事業有限責任組合が1組合あり、当該組合は持分法非適用会社であります。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等4,379
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社及びグループ会社(以下「当社グループ」という。)の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度(以下第2 事業の状況において「当期」という。)末現在において当社グループが判断したものであります。(1)経営の基本方針当社グループは、創立以来、「信は萬事の基と為す」を経営の基本理念として、信頼を原点としたFace to Face(お客さまとの対面での直接対話型)のビジネスモデルと健全経営による安定的成長確保を経営の基本方針としております。この基本方針を堅持しながら、市場環境や規制環境の変化にも柔軟に対応し、持続的な成長を可能とする収益基盤を構築していくことが、当社グループの対処すべき課題と認識しております。こうした課題認識の下、中期事業計画(2024年度~2026年度)を着実に実行することで、企業価値・株主価値の最大化を図ってまいります。また、当社グループの事業活動を通じて、お客さまを含め国民全体の資産形成に資することで社会全体に付加価値をもたらし、ひいては、国民経済全体の発展に貢献することを念頭に置きながら、持続可能な事業を展開してまいります。 (2)中長期の基本戦略当社グループは、経営の基本理念に則り、独自のビジネスモデルを堅持し持続的な成長を目指してまいります。そのため、当社グループは、以下に掲げるサステナビリティ基本方針に基づき、全てのステークホルダーをこれまで以上に意識しつつ、当社グループの企業価値の向上及び金融・資本市場を通じた持続可能性への貢献を行ってまいります。また、東京証券取引所プライム市場上場企業として、企業価値の向上に向けた資本コストや株価を意識した経営及び株主との対話の推進に取り組むとともに、より高い水準のコーポレート・ガバナンス体制の構築に努めてまいります。 (サステナビリティ基本方針)当社グループは、企業理念に基づき、金融商品取引業者としての事業を通じて、サステナビリティ(持続可能性)の向上に取り組んでまいります。 (3)経営環境及び中期事業計画、対処すべき課題① 経営環境諸外国における経済・金利の動向や地政学的なリスクなど、わが国経済や金融市場は引き続き不確実な動きを示すことが予想され、当社事業の持続的成長の脅威となる要因は多く存在すると考えております。わが国では、政府の「資産運用立国」の実現に向けた政策の下、NISAの抜本的拡充・恒久化、金融経済教育の充実及び暗号資産を活用した新たな金融商品の開発等の様々な施策が実施されており、国民の安定的な資産形成へのニーズが高まっております。こうした環境において、富裕層向けの金融サービスを中核事業としてきた当社グループは、独自のビジネスモデルを更に追求することで、その存在意義が高まり、厳しい競争環境下においても、持続可能な成長が可能であると考えております。 ② 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等イ.顧客基盤・預り資産の拡大当社グループは、国内外の証券市場で売買される金融商品の販売をその事業基盤としており、その顧客基盤や預り資産についても、市場環境によって大きく左右されると考えております。当期においては、投資信託の販売が好調に推移したことから、預り資産残高1,000万円以上の顧客口座数、総預り資産残高ともに増加いたしました。顧客基盤や預り資産について、単にその水準をもって経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標とすることは困難でありますが、それらを当社グループの収益基盤の大きな柱として認識しつつ、加えて、お客さまの属性や投資行動等を詳細に分析し活用する方法を更に検討してまいります。 ロ.顧客満足度の向上当社グループの持続的な成長のためには、提供する商品やサービスに対するお客さまの評価や満足度の向上が不可欠であります。お客さまの満足度を測る指標としては、お客さまの投資パフォーマンスや営業員の対応力・提案力の評価など様々な観点が挙げられますが、当社グループでは「既存のお客さまによる新規顧客のご紹介」を重要な指標として継続的に採用してまいりました。その結果、新規に口座を開設いただいたお客さまのうち、既存のお客さまからのご紹介を契機とする割合は、当期実績で65.2%と引き続き高い水準を維持しております。これは、お客さまからの信頼と評価の表れであると認識しております。また、2025年度には、お客さま満足度(CX指標(注))の調査も実施し、その結果、CX指標は6.52となり、前回調査(2022年度:5.51)から着実に向上しております。当社が重視してきたFace to Faceのビジネスモデルを堅持・深化させ、更なるお客さま満足度の向上に努めてまいります。 (注)CX指標は、お客さまアンケートにより、当社サービスに対する「継続意向」「取引意向」「推奨意向」の3項目を0点から10点で評価いただき、その平均値により算出するお客さまロイヤルティ指標です。なお、本指標は株式会社野村総合研究所のCXMM®に基づき算出しております。(CXMM®は株式会社野村総合研究所の登録商標です。) ハ.収益性当社グループの収益性を評価する指標として考えられるものは、以下のとおりであります。a. 資本コストと資本利益率当社グループは、Face to Face のビジネスモデルを堅持しながらお客さま向けビジネスの拡大に努めるとともに、健全な財務基盤のもと自己資本による積極的な投資も行うことで、持続的な成長を図ることを目指しております。このような収益構造の独自性に鑑み、当社グループはROE(自己資本利益率)を重要な経営指標と位置付けております。資本コストを上回るROEを実現するため、収益力向上に取り組んでまいります。当期の実績につきましては、資本コスト8.9%に対し、ROEは9.2%となりました。 b. 各収益源の利益への貢献度合(安定性)当社グループの収益構造は、お客さま向けビジネスによる収益と自己資本による投資から得られる収益から成り立っております。市場環境に大きく影響を受けない安定した収益構造を確保するために、収益構造の多様化を図ってまいります。その成果を判断する指標としては、手数料収入、トレーディング収益、金融収支、営業外収益、特別利益等のキャッシュ・フローが全体収益にバランスよく貢献していることを検証することとしております。なお、当期においては、投資信託の販売が好調に推移したことから受入手数料が増加するなど、バランスの良い収益構造を実現しております。 ③ 中期事業計画、対処すべき課題当社グループを取り巻く内外の環境の変化を踏まえ、中期事業計画(2024年度~2026年度)の見直しを行い、「収益基盤の拡大・充実」、「人的資本の充実」及び「コンプライアンスの徹底」を対処すべき課題に設定しました。中期事業計画を着実に実行しながら、ROE8%の達成を目標として、当社グループ独自のビジネスモデルを強化し、収益力の向上に取り組んでまいります。 イ.収益基盤の拡大・充実当社グループは、国内外の金融・資本市場で取引される金融商品の販売を中核事業とし、お客さまからの預り資産を収益基盤の重要な柱として位置づけております。このため、お客さまとの関係性の強化が持続的成長の鍵であると認識し、2025年度にお客さま満足度(CX指標)調査を実施いたしました。その結果、CX指標は、前回調査から着実に向上し、特に当社の対面営業における「親切・丁寧な対応」が高い評価を得ました。こうした評価を支えているのが、創業以来一貫して堅持してきた、お客さまとの直接対話を重視した対面営業であります。当社グループは、この取組みを通じてお客さまから厚い信頼と高い評価を獲得してまいりました。この当社グループの強みである「親切・丁寧な対応」を更に推進し、顧客数や販売金額の拡大といった量的成長に加え、収益力の質的向上にも取り組んでまいります。具体的には、営業事務の効率化により営業員が付加価値の高い提案活動やアフターフォローに専念できる環境を整備するとともに、お客さまデータの分析・活用を高度化することにより、提案からアフターフォローに至るまで一貫して質の高いサービスの提供を目指してまいります。また、株主資本の効率的な運用という観点から、当社グループを取り巻く環境の変化を的確に捉えながら、適切なリスク管理の下、有望な投資対象への投資を推進することで、お客さま向けビジネスによる収益以外の収益拡大にも取り組んでまいります。 ロ.人的資本の充実当社グループの企業価値を他社と差別化している要因は、「お客さまからの信頼」というブランドとお客さまのニーズを的確に捉えた「旬の商品の提供」というノウハウであると考えております。これらの強みを最大限に活かし、環境変化に柔軟に対応しながら持続的な収益力向上を実現するためには、人的資本の充実が最も重要な経営課題であると考えております。こうした認識のもと、当社グループでは、お客さまのニーズの多様化・高度化に的確に対応できる人材の育成を重要な施策として位置づけ、人材育成プランを策定しております。人材育成プランの実行を通じて、社員一人ひとりの対応力・提案力の向上を図るとともに、当社グループ独自の金融サービスを支える中核人材の育成に継続的に取り組んでまいります。また、従業員のモチベーション向上につながる社内体制の整備等を実施し、社員全員が高いパフォーマンスを発揮できる環境を整備してまいります。更に、時代や環境変化に合わせて当社グループが持続的な成長・発展ができるよう、中長期的に必要な人材を適切に確保・育成していくための取組みを推進してまいります。 ハ.コンプライアンスの徹底当社グループは、経営の基本理念に則り、お客さまと「誠実・公正」に向き合い、金融サービスを提供することが、お客さまの満足度を高め、当社グループの収益力の向上に寄与すると考えております。そのため、「お客さま本位の業務運営に関する方針」に基づき、「誠実・公正」な業務運営の徹底を図ってまいります。その一環として、当社グループにおいて、法令・諸規則の遵守を徹底するとともに、高い倫理観に基づいて業務を遂行できる環境整備を継続的に推進してまいります。これらの取組みを通じて、お客さま本位のコンプライアンスを重視したFace to Faceのビジネスモデルの更なる推進を図ってまいります。 <中期事業計画の概要>
事業等のリスク8,313
3【事業等のリスク】当社グループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重大な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重大であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合への対応を図るため、全社的なリスク管理体制を整備しております。また、当社グループの事業リスクの網羅的な把握、その評価・分析及び対策について協議し、今後の方向性を定めることその他のリスク管理のために必要となる事項を取り扱うため、リスク管理委員会を設置しております。なお、委員会における審議内容は、代表取締役社長及び取締役会に報告することとなっております。 本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当期末現在において当社グループが判断したものであります。(1)一般的なリスク① 事業会社としてのリスクイ.単一事業を営んでいることのリスク当社グループは、単一領域(金融商品取引業)で事業を行っているため、その業績は金融資本市場の変貌や環境変化によって多大な影響を受けることとなります。金融資本市場の縮小等によって、当社グループの収益が縮小した場合、それを補完する他の事業を行っていないことから、経営成績や財政状態が急激に悪化する可能性があります。ロ.テクノロジーを活用しないことのリスク当社グループは、Face to Faceのビジネスモデルに基づいて対面営業を行っていることから、オンライン取引等を行うために必要とされるシステム等は構築しておりません。しかしながら、将来的には顧客又は投資者からフィンテック分野での技術を活用したサービスの提供を求められる可能性があります。その際、これまでテクノロジーを有効に活用してこなかったことにより、高度にシステム化されたお客さま向けサービスのためのインフラ構築の遅延により収益機会を逃す可能性があります。また、業務効率性向上の遅延、費用削減の限界等により、当社グループの市場競争力そのものが低下する可能性もあります。これらを原因として、将来にわたって当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。ハ.業容拡大や収益多様化の遅延に伴うリスクお客さまからの手数料収入に極端に頼らない収益構造を構築するためには、新しい収益分野への進出による業容拡大や収益源の確保が必要でありますが、業容拡大や収益源確保のための経験やリソースが伴わないことにより、また、それらの施策実施のタイミングに遅れが出ることにより、収益機会を逃してしまう可能性があり、結果として、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。ニ.新規事業への参入に係るリスク収益源の多様化を目的として金融商品取引業以外の新規事業に直接又はグループ会社を通じて参入することを決定した場合は、当該事業を管轄する法令等の遵守が必要となります。したがって、法令遵守について不適切な対応や違反行為を行うことで、それらの業務が制限されることとなり、収益拡大につながらない可能性があります。ホ.訴訟等に係るリスク当社グループは、お客さまからの信頼確保を経営の基本理念として、日頃よりコンプライアンスの徹底とお客さま本位の業務運営を実行しております。しかしながら、お客さまに多額の損失が発生した場合、お客さま等から訴訟の提起やあっせんの申立てが行われる可能性があります。仮に、これらの訴訟等の結果が当社グループにとって不利なものとなった場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。ヘ.法令遵守、内部統制に係るリスク当社グループは、法令遵守やリスク管理の視点から内部統制システムの整備を図り、より充実した社内管理態勢の確立と役職員におけるコンプライアンス意識の徹底に努めております。しかしながら、業務執行のプロセスにおいてそれらに関与する役職員の故意又は過失により法令違反若しくはそれらに準ずる行為がなされる可能性があります。内部統制システムの整備やコンプライアンス研修の実施は役職員による違法行為を未然防止するための有効な方策ではありますが、違法行為の全てを排除できるものではありません。また、役職員による意図的な違法行為は、周到に隠蔽され、長期間にわたって発覚しない場合もあります。更には、業務執行に関わり未公開情報を取り扱うこととなった場合に、それらの未公開情報の不適切な利用や漏洩、又は情報受領者との共謀など、不正行為が行われる可能性もあります。これらの違法行為は、当社グループの経営成績や財政状態に直接又は間接に影響を与える可能性があると同時に、会社に対しての使用者責任や法的責任等を問われる可能性があります。ト.オペレーションに係るリスク当社グループは、規則やマニュアルの整備など、役職員によるオペレーションに係るリスク軽減に努めておりますが、リスクの原因を全て排除することは極めて困難であります。役職員による事務処理上のミス等に起因する事故や不正等によって損失が発生した場合、損害賠償や社会的信用力の低下によって、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。チ.災害等に起因するリスク当社グループは、地震等の大規模な自然災害の発生やそれに伴うインフラ障害、又は新型コロナウイルス感染症などの病原性感染症の拡大(パンデミック)等を想定し、あらかじめ様々な対策を講じております。しかしながら、これら災害等に起因するリスクを全て回避することは困難であり、想定を超える規模でリスクが発現し、事業規模の縮小を余儀なくされる場合や事業継続計画の不備により事業の維持が不可能となった場合には、それらの事象に起因する直接的な損害に加えて、将来の収益の減少を引き起こすこととなり、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。リ.風評リスク当社グループの事業はお客さまや投資者の信頼の上に成り立っております。仮に、お客さまや投資者の信頼を損ねるような不祥事が発生したり、お客さまに提供するサービスの内容が低下することにより、お客さまの評価が悪化した場合、お客さまが離散し、顧客基盤が脆弱となり、収益力の低下を引き起こします。また、その真偽にかかわりなく、当社グループにとって不利な報道や風評が流された場合にも、事業の縮小を招くことになります。これらの風評リスクの発現は、結果として当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。ヌ.気候変動リスク当社グループの事業は、気候変動に関するリスクにより様々な影響を受ける可能性があります。例えば、気候変動への対応において脱炭素化によりエネルギー価格の上昇や供給量の不足が生じ、事業継続に支障をきたすことで事業コストの増加につながる可能性があります。また、気候変動の深刻化によって、保有する金融商品の価格やお客さま向け商品の販売に悪影響が生じ収益が悪化する可能性があります。グリーン投資を志向する顧客ニーズの変化への対応の遅れにより、当社の市場競争力(商品・サービス)の低下が発生する可能性もあります。気温上昇による屋外での活動制限等の物理的な制約を受ける可能性もあります。当社グループでは、中長期の経営成績や財政状態に影響が生じ得ることを踏まえ、気候変動を経営の重要な課題の一つとして認識し、その対策を検討してまいります。② 財務活動に係るリスクイ.資金流動性に係るリスク当社グループは、銀行借入れのほか、コールマネーによる市場での資金調達を行っております。金融引締めや金融市場の混乱又は当社の信用格付けの低下により、必要な資金調達が困難となる、又は不利な条件での資金調達を強いられる場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。このような流動性に係るリスクを回避すべく、コミットメントライン契約に基づくシンジケートローン、換金性の高い資産の保有、手許流動性の確保、流動性コンティンジェンシープランの整備、等の諸施策を講じております。ロ.外貨調達に係るリスク当社グループは、外貨建ての有価証券をお客さまに販売、又は自己勘定で取引しておりますが、取引の決済通貨として利用する外貨については、複数の外国為替取扱銀行との取引ラインを維持することで流動性の確保に努めております。しかしながら、外国為替市場の混乱等により外貨調達が困難になり、結果として決済が履行できなくなった場合には、決済の相手方に対する信用の毀損又は決済遅延等による金銭的な損失が発生することとなり、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。ハ.デリバティブ取引に係るリスク当社グループは、保有する外貨や外貨建て有価証券の為替リスクを回避するために行うデリバティブ取引を活用しております。しかし、これらの取引が、その本来の役割(リスク管理)を果たさない可能性があります。また、信用格付け等の悪化によりデリバティブ取引を行う能力が低下する場合も想定されます。これらは、デリバティブ取引により多額の損失を被る場合を含め、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。ニ.会計基準や税制の改正に係るリスク当社グループの事業内容が変わらない場合であっても、会計制度や会計基準が改正されることによって、当社グループの経営成績や財政状態を標記する方法が変更される可能性があります。また、繰延税金資産の計上につきましては、現行の法定実効税率を使用しておりますが、税制の改正によって税率が変更された場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。③ 投資活動に係るリスク 投資有価証券等の固定資産に係る減損リスク当社グループは、関係会社への投資に加えて、純投資目的の有価証券を保有するとともに、不動産等の固定資産も保有しております。経済環境の悪化によって不動産価格の下落や不動産の陳腐化によって保有資産の減損を強いられる可能性があります。また、有価証券については、それらの市場価格等が下落することによって多額の評価損(減損)が発生することも考えられます。それらは、結果的に当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。(2)金融商品取引業に係る固有のリスク① 金融商品取引業の登録取消し、業務停止処分に係るリスク当社は、金融商品取引業を営むために金融商品取引法第29条に基づく金融商品取引業の登録を受け、金融商品取引法及び同法施行令等の関係法令を遵守することが求められております。また、当社は東京証券取引所、大阪取引所及び名古屋証券取引所の取引参加者であるとともに、自主規制機関である日本証券業協会及び第二種金融商品取引業協会の会員であり、これら諸団体が定める諸規則を遵守することも求められております。将来何らかの事由(会社又はその役職員の法令違反行為)により、金融商品取引業の登録の取消しや業務停止処分を受けた場合、又は金融商品取引所や自主規制機関から処分を受けた場合は、事業活動を行うことが困難となり、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。② 自己資本規制比率に係るリスク第一種金融商品取引業者は法令に基づいて、固定化されていない自己資本金額のリスク相当額に対する比率を自己資本規制比率として算出しております。この自己資本規制比率が法令で定める一定比率(120%又は100%)を下回ることによって、業務方法の変更命令、業務の停止命令、更には登録の取消しが行われることとなります。また、この自己資本規制比率の届出を怠った場合又は虚偽の内容の届出を行った場合は行政処分等を受けることがあります。これらの処分等が行われた場合は、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。③ 顧客資産の分別保管に関するリスク金融商品取引業者は、お客さまから預託された資産を円滑かつ安全に返還できるように、預託された有価証券及び金銭については自己の財産とは区別して保管することが義務付けられております。また、お客さまから預託された外貨による金銭は、その円貨相当額を分別保管しており、仮に当社が経営破綻した場合は、当該預託された外貨ではなく分別保管されている円貨相当額を返還することになります。ただし、お客さまが信用取引を行った際に、当社が預かる信用取引買付け株券又は信用取引売付け代金については分別保管の対象とはなっておりませんが、これらの株券又は金銭は、社内で厳格に分別管理されております。しかし、これらの分別保管が適正に行われていなかった場合には、お客さまへ返還の遅延等が発生する可能性があり、それによって何らかの賠償責任が発生することも想定され、これらは当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。④ 投資者保護基金に関するリスク当社が加入する日本投資者保護基金は、会員が破綻した際に、投資者が当該破綻業者に預託した証券及び金銭について一人当たり10百万円を上限として保護することとしております。しかしながら、会員となっている金融商品取引業者の破綻に際して、投資者保護のために支払う総額が基金の積立総額を上回る場合は、当社を含む会員に対して、臨時拠出を求める可能性があります。この場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。⑤ 自己勘定によるトレーディングに伴うリスク当社グループは、自己勘定で株券及び債券等の取引を行っておりますが、市場流動性が減少する、又は多額の損失が発生する可能性があります。また、これらのポジションの市場リスクを低減させるために、ヘッジ取引やポジション管理を行っておりますが、想定以上に市場価格が変動した場合には、これらの機能がうまく発揮されない可能性があります。このような場合は、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。⑥ 市場の縮小に伴うリスク経済情勢の悪化等により、株式市場や債券市場が低迷・縮小した結果、投資者の投資意欲が減退し、売買注文が減少することによって、委託手数料をはじめとする各種手数料収入が減少する可能性があります。また、新規上場企業の減少や株券発行市場の縮小によって引受手数料等が減少する可能性もあります。これらは、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。⑦ 競合によるリスク規制緩和の影響で金融商品取引業への参入が容易になるとともに、情報技術を利用した新たな商品やサービスを提供する業者の進出が可能となってきております。競争が激化する環境下で、当社グループがその競争力を維持できない場合には、競合他社へビジネスが流出してしまい、収益力を維持できなくなる可能性があります。この場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。⑧ 信用取引における信用供与に係るリスク信用取引を行うお客さまへ当社自らが信用供与を行い、それによって得られる収益は、当社グループの収益源の一つであります。しかし、信用取引による損失がお客さまに発生した場合、又は、代用有価証券の担保価値が下落することでお客さまの預託する担保価値が減少した場合において、担保の追加差し入れができなかった結果、当社が何らかの損失を被る可能性があります。その場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。⑨ カウンターパーティに関するリスク当社グループは、保有する外貨建てポジションの為替変動リスクをヘッジする目的で店頭デリバティブ取引を行っておりますが、取引の相手方(カウンターパーティ)の業務が継続できなくなることによって、当該取引の清算決済の履行が行われないカウンターパーティ・リスクがあります。仮に決済履行が行われなかった場合、何らかの損失が発生する可能性もあり、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。⑩ 反社会的勢力及びマネー・ロンダリングに係るリスク当社グループは、反社会的勢力との取引関係を排除するための必要な方策をとるとともに、マネー・ロンダリングやテロ資金供与に関しても当社が不正に利用されないための対策をとっております。しかし、万全の体制をとっていたとしても、これらを全て排除することができない可能性があります。そのため、当局からの是正命令等を受ける、又は社会的な信用力が低下する可能性があります。この場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。⑪ 法令や会計基準の施行・改正に係るリスク当社グループによる業務遂行の根幹となる金融商品取引法等の関係法令について、新たな法令の施行や改正が行われた場合、当社グループの事業に多大な影響を及ぼす可能性があります。また、金融商品取引業者に係る会計基準の新規適用や改正により、事業内容に変更がなくても、当社グループの経営成績や財政状態に関する開示内容が大幅に変更される可能性があります。(3)その他リスク① 年金債務の増加リスク当社グループの従業員に係る退職給付費用及び退職給付債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件等に基づいて算定されております。実際の運用結果が前提条件と異なる場合、又は前提条件が変更された場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。② システム障害に係るリスク当社グループが業務執行のために利用するコンピュータのハードウエア若しくはソフトウエア、又はネットワークが、人為的ミス、品質不良、外部からの不正アクセス、コンピュータウイルス、災害や停電等の諸要因によって障害を起こす場合があります。当社グループ及び業務委託先はこれらシステム障害リスクに備えて、システムの監視、二重化、バックアップ構築などの措置を講じておりますが、それらが不十分又は想定を超える大規模な障害であった場合には、損失や損害賠償責任が発生する可能性があります。この場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。③ 情報資産に係るリスク当社グループは、保有する全ての情報資産を重要な資産として位置付け、「情報セキュリティ方針」に基づいて、情報管理態勢を整備するとともに、それぞれの情報資産を保全するためのセキュリティ対策を施しております。しかし、何らかの理由で重要な顧客データや個人情報が漏洩又は破壊される可能性があることは否めません。このような場合は、お客さまをはじめ全てのステークホルダーの信頼を失墜するのみならず、賠償責任を負う場合もあります。これによって、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。④ サイバー攻撃を受けるリスク当社グループは、サイバーセキュリティに関する対応方針を定め、高度なサイバー攻撃の標的とされる蓋然性の高い業務領域を特定するとともに、サイバー攻撃を想定したセキュリティ対策やサイバー攻撃緊急時対応計画を策定するなど、体制整備に努めております。しかし、これらの対策にもかかわらず、想定しなかった攻撃を受けることによって、重要な情報資産の漏洩や破壊が起きる可能性があります。これによって、
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析9,691
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当期における当社グループの経営成績等の状況の概要は以下のとおりであります。① 経営成績の状況当期の国内外の経済は、米国による相互関税の影響が一部にありましたが、緩やかな回復基調をたどりました。一方で、2026年2月末に米国とイスラエルがイランを軍事攻撃したことにより、中東の地政学的リスクが急激に高まりました。こうした中、日本銀行は国内の物価上昇に対応し2025年12月に政策金利の引上げを実施しましたが、2026年3月の金融政策決定会合では据え置きました。他方、米国連邦準備制度理事会(FRB)は、米国雇用情勢の悪化やインフレ率の鈍化を受けて利下げを再開し、2025年後半に3度の利下げを実施しましたが、2026年に入り政策金利を据え置きました。欧州中央銀行(ECB)は2025年4月と6月に2度の追加利下げを実施しましたが、景気の持直しにより、その後は政策金利を据え置きました。株式市場では、2025年4月に相互関税の影響を懸念し株価は世界的に急落しましたが、相互関税率が引き下げられたことなどにより回復しました。2026年に入っても主要各国の株価指数は史上最高値を更新するなど順調に推移しました。日経平均株価は高市政権の積極財政政策への期待や堅調な企業業績を背景に5万円の大台を突破し、2026年2月には59,332円の最高値をつけました。その後、イランによるホルムズ海峡の閉鎖など中東情勢が更に悪化したことで急落しましたが、それまでの大幅な株価上昇もあり、当期末の日経平均株価は51,063円と前連結会計年度(以下「前期」という。)末比で43%上昇しました。米国株式市場でも、NYダウ平均株価は、関税交渉進展や堅調な企業業績及びFRBの利下げを受けて2026年2月まで順調に上昇し、史上最高値を更新しました。その後、イラン戦争を受けて2026年3月に下落しましたが、当期末は46,341ドルと前期末比10%の上昇となりました。債券市場では、日本の10年国債利回りは2025年4月に1.1%台まで低下しましたが、関税交渉進展などを経て上昇に転じました。国内の物価上昇継続や、高市政権の積極財政による財政悪化懸念及び日本銀行の利上げなどを背景に2%の大台を超え、当期末の10年国債利回りは2.345%と前期末比で0.86%の上昇となりました。米国の10年国債利回りは、2025年4月に4%割れまで低下した後に上昇しましたが、上昇は長期化せず再度低下傾向となりました。2026年2月に再び4%を割り込んだ後は原油価格の高騰によるインフレ懸念で利回りは上昇し、当期末は4.323%と前期末比で0.115%の上昇となりました。外国為替市場では、2025年4月に1ドル=140円割れまで円高ドル安になった後は円安歩調となりました。高市政権の積極財政によるインフレ懸念で更に円安が進行し、2026年3月には1ドル=160.46円をつけましたが、当期末は1ドル=158.75円と前期末比8.82円の円安となりました。ユーロ円については2025年後半にECBが利下げを停止したことに加えて円安が進行したことから、当期末は1ユーロ=183.43円と前期末比21.21円の円安となりました。こうした環境の中、当社及び連結子会社は、お客さまの多様なニーズにお応えするため、「特色ある旬の商品」の提供に努めました。また、株主資本の効率的運用の観点から、積極的な財務運営も行ってまいりました。当期の業績につきましては、営業収益83億17百万円(前期比4.1%増)、純営業収益81億93百万円(前期比3.6%増)、営業利益30億39百万円(前期比12.9%増)、経常利益40億6百万円(前期比16.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益47億90百万円(前期比7.7%増)となりました。② 財政状態の状況当期末の資産合計は、信用取引貸付金や現金・預金の増加等により、806億円と前期末に比べ20億2百万円増加いたしました。当期末の負債合計は、短期借入金や預り金の増加等により、280億90百万円と前期末に比べ11億2百万円増加いたしました。当期末の純資産合計は、利益剰余金やその他有価証券評価差額金の増加等により、525億9百万円と前期末に比べ9億円増加いたしました。③ キャッシュ・フローの状況キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報」に記載しております。 ④ トレーディング業務の状況トレーディング商品:連結会計年度末のトレーディング商品の残高は以下のとおりです。商品有価証券等(売買目的有価証券)種類2025年3月31日現在2026年3月31日現在資産(百万円)負債(百万円)資産(百万円)負債(百万円)株式569-93-債券20,986-21,667-受益証券1,229-1,233-その他---- デリバティブ取引の契約額等及び時価種類2025年3月31日現在2026年3月31日現在契約額(百万円)契約額のうち1年超(百万円)時価(百万円)評価損益(百万円)契約額(百万円)契約額のうち1年超(百万円)時価(百万円)評価損益(百万円)株価指数先物取引 売建--------買建--------為替予約取引 売建752-662,062-00買建--------市場リスクについては、取締役会が半期ごとにポジション・リスク限度額を各トレーディング部門に配分し、各トレーディング部門は、その範囲内で運用することとしております。リスク管理体制としては、各部門が、日々のポジション・リスク額及び損益の状況をチェックのうえ、経営陣に報告しております。更に、総合的な牽制機能として、リスク管理部が、適正な自己資本規制比率維持の観点から、全社的なリスクの状況を把握し、日々、取締役、執行役員及び監査役に報告するほか、毎月末の自己資本規制比率及びその詳細を取締役会に報告しております。(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当期末現在において判断したものであります。① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容(経営成績の分析)当社グループの収益の中心は、証券市場における仲介業者として得られる手数料収入等でありますが、これらは市場環境の変化の影響を大きく受けやすいものとなっております。そのため、当社グループは、健全な財務基盤のもと自己資本による積極的な投資も行うことで、持続的な成長を図ることを目指しております。当期における経営成績は、お客さま向け外国債券販売が伸び悩んだことや自己保有債券の時価が下落したことなどから債券トレーディング損益が減少した一方で、株式市場における売買高が増加したことや投資信託の販売が好調であったことから受入手数料が増加しました。これらの結果、前期に比べ増収となりました。それらの内訳及び要因は、以下のとおりであります。営業収益 当期の株式市場では、2025年4月に相互関税の影響を懸念し株価は世界的に急落しましたが、相互関税率が引き下げられたことなどにより回復しました。2026年に入っても主要各国の株価指数は史上最高値を更新するなど順調に推移しました。日経平均株価は高市政権の積極財政政策への期待や堅調な企業業績を背景に5万円の大台を突破し、2026年2月には59,332円の最高値をつけました。その後、イランによるホルムズ海峡の閉鎖など中東情勢が更に悪化したことで急落しましたが、それまでの大幅な株価上昇もあり、当期末の日経平均株価は51,063円と前期末比で43%上昇しました。これらに伴い、株式市場における売買取引も活況となりました。また、投資信託の顧客販売については年間を通じて好調でありました。その結果、「受入手数料」は、41億55百万円(前期比35.0%増、10億77百万円増加)となりました。その内訳は以下のとおりであります。 「株券委託手数料」は、18億16百万円(前期比55.7%増、6億49百万円増加)となり、「受益証券(上場投資信託)委託手数料」を加えた「委託手数料」は、18億50百万円(前期比55.1%増、6億57百万円増加)となりました。 主にアンダーライティング(引受)業務に係る手数料で構成される「引受け・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の手数料」は、当社が参入したIPO件数が減少したことから、14百万円(前期比20.1%減、3百万円減少)となりました。 投資信託受益証券の募集・売出しの取扱手数料などによって構成される「募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料」は、受益証券(投資信託)の販売の増加により、14億12百万円(前期比15.9%増、1億93百万円増加)となりました。 「その他の受入手数料」は、主に受益証券(投資信託)の信託報酬の増加により、8億78百万円(前期比35.4%増、2億29百万円増加)となりました。 「トレーディング損益」につきましては、「債券等トレーディング損益」が減少したことから、23億6百万円の利益(前期比29.0%減、9億42百万円減少)となりました。内訳は以下のとおりであります。 「株券等トレーディング損益」は、株式先物取引を中心に88百万円の損失(前期は92百万円の損失)となりました。 「債券等トレーディング損益」は、「多様な商品によるマーケット変化を捉えた機動的な運用提案」を行うことで、お客さまからの信頼を獲得するとともに、お客さまの投資パフォーマンスの向上を目指しましたが、お客さま向け外国債券販売が伸び悩んだことなどから、25億45百万円の利益(前期比27.2%減、9億50百万円減少)となりました。 外貨建債券の為替ヘッジ目的で行っている為替デリバティブ取引を中心とした「その他のトレーディング損益」は1億50百万円の損失(前期は1億53百万円の損失)となりました。 「金融収益」につきましては、主にトレーディング商品として保有する債券等から得られる受取債券利子や収益分配金で構成されます。「金融収益」は18億36百万円(前期比10.3%増、1億71百万円増加)となりました。 「その他の営業収入」は、17百万円の利益(前期は4百万円の損失)となりました。 以上の結果、「営業収益」は、83億17百万円(前期比4.1%増、3億27百万円増加)となりました。純営業収益 「金融費用」は支払利息が増加したことにより、1億23百万円(前期比53.0%増、42百万円増加)となりました。「営業収益」からこの「金融費用」を差し引いた「純営業収益」は81億93百万円(前期比3.6%増、2億85百万円増加)となりました。営業損益 「販売費・一般管理費」は、主に取引関係費、人件費、不動産関係費、租税公課の減少により、51億54百万円(前期比1.2%減、62百万円減少)となりました。 「純営業収益」から「販売費・一般管理費」を控除した「営業損益」は、30億39百万円の利益(前期比12.9%増、3億47百万円増加)となりました。経常損益 「営業外収益」は、受取配当金等合計で10億38百万円(前期比4.8%増、47百万円増加)、「営業外費用」は、70百万円(前期比69.2%減、1億57百万円減少)を計上いたしました。 この結果、「営業外損益」は、9億67百万円の利益(前期比26.9%増、2億5百万円増加)となりました。 「営業利益」に当該利益を加味した「経常損益」は、40億6百万円の利益(前期比16.0%増、5億53百万円増加)となりました。税金等調整前当期純損益 「特別利益」は、投資有価証券売却益で31億28百万円(前期比13.3%減、4億80百万円減少)、「特別損失」は、投資有価証券売却損等合計で61百万円(前期比89.2%減、5億2百万円減少)を計上いたしました。 この結果、「特別損益」は、30億67百万円の利益(前期比0.7%増、22百万円増加)となりました。 「経常利益」に当該利益を加味した「税金等調整前当期純損益」は、70億74百万円の利益(前期比8.8%増、5億75百万円増加)となりました。親会社株主に帰属する当期純損益 「法人税等合計」は、法人税、住民税及び事業税は減少しましたが、法人税等調整額の増加により、22億84百万円(前期比11.3%増、2億31百万円増加)となりました。 この結果、「親会社株主に帰属する当期純損益」は、47億90百万円の利益(前期比7.7%増、3億43百万円増加)となりました。(財政状態の分析)当期末の財政状態は、前期末に比べ資産、負債及び純資産が増加いたしました。これらの内訳及び要因は、以下のとおりであります。資産 「流動資産」は、509億23百万円となり、前期末に比べ46億28百万円増加いたしました。これは主に、信用取引貸付金が25億59百万円増加(当期末47億40百万円)、現金・預金が9億23百万円増加(当期末116億91百万円)、顧客預り金の分別保管を主な目的とする預託金が4億47百万円増加(当期末100億21百万円)したことによるものであります。 「固定資産」は、296億76百万円となり、前期末に比べ26億25百万円減少いたしました。これは主に、長期純投資のために保有する投資有価証券が27億14百万円減少(当期末261億88百万円)したことによるものであります。 この結果、「資産合計」は、806億円となり、前期末に比べ20億2百万円増加いたしました。負債 「流動負債」は、256億97百万円となり、前期末に比べ11億55百万円増加いたしました。これは主に、約定見返勘定が4億94百万円減少(当期末-百万円)、未払金が4億48百万円減少(当期末1億92百万円)、未払法人税等が3億99百万円減少(当期末8億91百万円)した一方で、短期借入金が19億円増加(当期末129億円)、お客さまからの現金の預りを中心とした預り金が7億91百万円増加(当期末108億70百万円)したことによるものであります。 「固定負債」は、23億66百万円となり、前期末に比べ58百万円減少いたしました。これは主に、繰延税金負債が4億34百万円増加(当期末13億26百万円)した一方で、長期借入金が5億円減少(当期末5億円)したことによるものであります。 この結果、「負債合計」は、280億90百万円となり、前期末に比べ11億2百万円増加いたしました。純資産 「純資産」は、主に、自己株式の買い付けにより7億19百万円減少(当期末△15億83百万円)した一方で、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により、「利益剰余金」が12億80百万円増加(当期末418億56百万円)、投資有価証券の時価の上昇により、「その他有価証券評価差額金」が3億39百万円増加(当期末22億13百万円)いたしました。 この結果、「純資産合計」は、525億9百万円となり、前期末に比べ9億円増加いたしました。(経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等) 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営環境及び中期事業計画、対処すべき課題 ②経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載しております。② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報(キャッシュ・フローの状況) 当期における営業活動によるキャッシュ・フローは、23億62百万円の使用(前期は40億98百万円の使用)となりました。これは主に、信用取引貸付金を中心とした信用取引資産及び信用取引負債の増減額(26億69百万円の使用)等によるものであります。 当期における投資活動によるキャッシュ・フローは、60億13百万円の獲得(前期は46億87百万円の獲得)となりました。これは主に、純投資目的で保有している投資有価証券の売買等に伴う増加(57億25百万円の獲得)等によるものであります。 当期における財務活動によるキャッシュ・フローは、28億27百万円の使用(前期は22億24百万円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払い(35億7百万円の使用)等によるものであります。 これらの結果、当期末における現金及び現金同等物は、前期末に比べ10億62百万円増加し、115億31百万円となりました。 (財務戦略の基本的な考え方) 当社グループの財務戦略の基本的な考え方は、自己資本を充実させることにより強固な財務基盤を構築するとともに、自己資本を効率的に運用することによって収益性を高め、企業価値の向上を目指すものであります。 金融商品取引業者は、その業務の性格上、自己勘定に基づいて有価証券等の保有や売買取引を行う場合があります。それら保有有価証券の価格変動リスクなどの各種リスクを十分にカバーできる「固定化されていない自己資本の額」を維持し、財務の健全性を表す「自己資本規制比率」を一定の水準以上に維持することが法令等により義務付けられております。当社は、「自己資本規制比率」を高水準に維持することを経営の基本方針といたしますが、上記のとおり、自己資本を効率的に活用して、収益性を高めるために一定のリスク(主に市場リスク)をとる必要もあると考えております。このため、これらリスク額及び自己資本規制比率につきましては、適切なリスク管理体制の下で監視しております。 当社は、財務体質や収益性を測る指標として「信用格付け」を取得しております。当社グループとして、近い将来に新株式や債券の発行による資金調達を行うことは想定しておりませんが、運転資金の安定的な調達を可能とするため、「信用格付け」の水準を安定的に維持することに努めることといたします。(手許流動性) 当社は、半期ごとに実施する流動性コンティンジェンシープランの検証過程において、緊急事態発生時に、借入金等の返済やお客さまへの預り金の返還などを円滑に行うために当初必要と考えられる手許現預金の水準を決定しております。また、その後必要となる現金需要を賄うために、短期間で現金化が可能となる市場性のある有価証券の保有に努めております。 また、当社グループはお客さま向け販売や自己勘定での取引を目的として、外貨建て有価証券を取り扱っております。これら外貨建て有価証券取引の清算決済においては、期限までに当該外貨を遅滞なく支払う必要があります。しかしながら、外国為替市場の動向によっては決済のための外貨調達が困難になることも想定されます。このような外貨調達リスクを避けるため、市場の状況や取引高を勘案しながら、必要と思われる外貨の種別及び金額をその都度検証し、十分な金額を手許に維持するよう心がけております。(成長分野への投資活動) 上記目的で必要とされる手許流動性の水準を超える現預金については成長分野や有望市場への投資活動に振り向けることが可能な資金と位置付け、積極的に投資活動を行ってまいりま
セグメント情報800
(セグメント情報等)【セグメント情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)及び当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)当社グループは、「投資・金融サービス業」という単一セグメントとみなしているため、記載を省略しております。【関連情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)及び当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)1.製品及びサービスごとの情報連結財務諸表「注記事項(収益認識関係)1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載しております。2.地域ごとの情報 (1) 売上高本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。 (2) 有形固定資産本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。3.主要な顧客ごとの情報該当事項はありません。【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)及び当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)当社グループは、「投資・金融サービス業」という単一セグメントとみなしているため、記載を省略しております。【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)及び当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)該当事項はありません。【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)及び当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)該当事項はありません。
サステナビリティに関する考え方及び取組6,525
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当期末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)サステナビリティ課題全般サステナビリティ課題への対応は、リスクの減少のみならず収益機会にもつながる重要な経営課題であると認識しております。そのため当社グループは、サステナビリティ基本方針に基づき、企業価値の向上及び金融・資本市場を通じた持続可能性への貢献を行ってまいります。 ① ガバナンス当社グループは、経営の基本理念に則り、独自のビジネスモデルを通じて持続的な成長を目指してまいります。そうした中、当社グループにとって重要と考えられるサステナビリティ課題について、取締役会等で継続的に議論を行い、そのうえで基本方針や推進体制等を整備するなどのガバナンス体制の構築を行っております。また、サステナビリティ課題(TCFDへの対応を含む)への取組みの進捗状況については取締役会に定期的に報告することとなっております。 ② 戦略当社グループは、独自のビジネスモデルを堅持し持続的な成長を目指すため、サステナビリティ重要課題を設定しております。同重要課題への取組み内容(戦略)は以下のとおりとなっております。 (サステナビリティ重要課題) (サステナビリティ重要課題への取組み) 重要課題取組み内容ビジネス戦略独自のビジネスモデルの追求・Face to Faceのビジネスモデルの堅持・ビジネスモデルの根幹である人的資本への投資・持続的な発展の基となる健全な財務基盤の構築人生100年時代を見据えたサービスの拡充・高齢化の進展に対応した顧客サービスの拡充・様々な年齢層に適合した商品提供DXの活用による営業活動の強化・デジタルツール活用による営業員へのサポート・デジタルサービスの提供によるお客さまの利便性向上引受業務を通じた新興企業への支援・お客さま等のリスクマネーを、新しい技術やサービスを持つ新興企業に提供事業基盤ガバナンス・コンプライアンスの強化・コンプライアンスの徹底・コーポレート・ガバナンス体制の整備リスク管理体制の強化・リスク管理委員会における各種リスク(市場リスク、 信用リスク、人事労務リスク等)の管理持続可能な地球環境への対応・ESG要素を踏まえた自己投資・TCFD提言に基づく情報開示金融リテラシーの向上・正確な金融知識の普及により、リターン・リスクを十分 理解したうえで投資判断ができる投資家の育成人材の育成・多様化・人材育成プランに基づくスキルアップ研修等の実施・働き方改革地域社会への貢献・芸術活動への協賛・寄付を通じた社会への貢献 ③ リスク管理当社グループの事業リスクの網羅的な把握、その評価・分析及び対策について協議し、今後の方向性を定めることその他のリスク管理のために必要となる事項を取り扱うため、リスク管理委員会を設置しております。委員会においては、全社的なリスク管理の一環としてサステナビリティ関連のリスクを取り扱うこととしております。また、委員会における審議内容は、代表取締役社長及び取締役会に報告することとなっております。 ④ 指標及び目標上記「②戦略」において記載した、当社グループのサステナビリティ重要課題への対応状況を示す指標及び目標は下記のとおりとなっております。 重要課題目標指標及び2025年度実績ビジネス戦略独自のビジネスモデルの追求・他の中堅証券会社との差別化を図るため、お客さまとの直接対話を行う対面による営業スタイルを堅持いたします。その営業スタイルの質的な向上を図り、当社グループの提供する商品やサービスを求める新しい顧客層を開拓するとともに、全体的な預り資産の増加を図り、顧客基盤の拡大に努めてまいります。・従業員がその業務を遂行するうえで必要とされる様々な技能や資格の取得を支援し、お客さまの期待に応えられるような人材の育成や拡大を図ってまいります。・自己資本を充実させることにより強固な財務基盤を構築するとともに、自己資本を効率的に運用することで収益性を高め、企業価値の向上を目指してまいります。・紹介による新規開拓口座割合 65.2%・株主資本コスト 8.9%・ROE 9.2%・営業員のFP取得率 98.0%・テクニカルアナリスト取得数 70名・通信教育提供数 70講座・自己資本比率 65.1%人生100年時代を見据えたサービスの拡充・資産寿命を延伸させるための安定的な資産運用や資産相続アドバイスなど、お客さまのライフステージに応じた多様なニーズを的確に捉え、付加価値の高いアドバイスを提供することで、新たな顧客層の拡大を図ってまいります。お客さまのライフステージに応じた商品提供・資産寿命の延伸ニーズへの対応 ・毎月分配型投資信託の販売 (2025年度販売額:約502億円)・資産形成層の多様な運用ニーズへの対応 ・多様な発行体・通貨建て債券の取扱い ・投資信託ラインアップの拡充 (投資信託取扱銘柄数:187銘柄)DXの活用による営業活動の強化・他の中堅証券会社との差別化を図るためのビジネスモデルの根幹は、特色ある旬の商品やサービスをFace to Faceでお客さまにいかに提供できるかというところにあります。その観点から、営業活動を高度化させるデジタルツールを活用してまいります。・URL通知サービスの導入により、交付書面のデジタル提供体制を整備し、営業員の業務効率化とお客さま利便性の向上を図っております。引受業務を通じた新興企業への支援・引受幹事証券会社として、新技術、新サービスを提供する企業に必要なアドバイスや情報提供を行うとともに、上場時の株主づくりに貢献してまいります。・IPO引受件数 14件・IPO関与率 25.5% (全IPO件数 55件。東京プロ市場、REITを除く)事業基盤ガバナンス・コンプライアンスの強化・「お客さま本位の業務運営に関する方針」を徹底し、従業員全員がより高い倫理観に基づいて業務を遂行するとともに、コンプライアンス体制の更なる強化を図ってまいります。・コンプライアンス・チェックを営業店で実施・全役職員を対象にマネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策研修(コンプライアンス研修)を実施・コンプライアンス連携会議の設置・内部通報制度の拡充リスク管理体制の強化・管理すべきリスクが多様化する現状に鑑み、新たに認識されたリスクや今後発生すると予想されるリスクを的確に把握し、それに対する対応策などを早期に策定するなど、リスク管理の更なる強化を図ってまいります。・リスク管理委員会を4回開催。重点リスクのモニタリングやリスク管理に係る諸課題を協議 持続可能な地球環境への対応・中長期の観点から、お客さまのESG投資に係るニーズの把握やそれに適う金融商品の提供等の検討を行ってまいります。また、自己投資の分野においては、脱炭素社会に向けて推進される代替エネルギーの開発など有望分野への投資について引き続き取り組んでまいります。・CO2排出量 245t-CO2・ESG債・ヘルスボンド・グリーン ボンドの販売額 約26億3,000万円金融リテラシーの向上・金融リテラシーの向上のための施策を行い、お客さまに販売する金融商品について、内在するリスク・リターンの関係をより分かりやすく説明してまいります。・2025年度におきましては、投資セミナーへの協賛等はありませんでしたが、引き続き金融リテラシーの向上に努めてまいります。人材の育成・多様化・人材の育成、多様化を図るため、当社グループは人的資本への投資を積極的に行ってまいります。とりわけ、人材育成プランに基づく研修プログラム(マネジメント研修、ビジネススキル研修等)の充実、従業員のモチベーション向上につながる社内体制の整備を行うことで、社員全員が高いパフォーマンスを発揮できる環境を整備してまいります。・適材適所の人員配置や差別のない人材登用等、あらゆる面で従業員が働きやすい職場環境を整備してまいります。・人的資本への投資額 約4,650万円(主な内訳)・従業員のモチベーション向上策 約2,880万円・マネジメント研修 約380万円・営業スキル研修 約160万円・ビジネススキル研修 約100万円・AFP養成講座 約70万円・ハラスメント研修 約50万円※上記以外の指標については後述の「(2)人的資本」の項目を参照地域社会への貢献・自ら提供する金融サービスを通じて国民の資産形成や金融リテラシー向上に貢献することや、質の高い教育や研究を支援する目的で、学術活動及び金融・経済等に係る教育分野への寄付を行ってまいります。・分野別の寄付件数・金額等 ・教育機関への寄付金額 約2,100万円 ・芸術活動への協賛金額 約300万円・こども・若者の貧困問題に関する全国銀行協会・日本証券業協会連携施策(物資支援プロジェクト)に参加・日本証券業協会主催の「こどものみらい古本募金」へ参加・一般社団法人日本橋兜らいぶ推進協議会へ参加 (2)人的資本① 戦略当社グループの企業価値を他社と差別化している要因は、「お客さまからの信頼」というブランドとお客さまのニーズを的確に捉えた「旬の商品の提供」というノウハウであると考えております。これらの強みを最大限に活かし、環境変化に柔軟に対応しながら持続的な収益力向上を実現するためには、人的資本の充実が最も重要な経営課題であると考えております。こうした認識のもと、当社グループでは、お客さまのニーズの多様化・高度化に的確に対応できる人材の育成を重要な施策として位置づけ、人材育成プランを策定しております。人材育成プランの実行を通じて、従業員一人ひとりの対応力・提案力の向上を図るとともに、当社グループ独自の金融サービスを支える中核人材の育成に継続的に取り組んでまいります。また、社員のモチベーション向上につながる社内体制の整備等を実施し、社員全員が高いパフォーマンスを発揮できる環境を整備してまいります。更に、時代や環境変化に合わせて当社グループが持続的な成長・発展ができるよう、中長期的に必要な人材を適切に確保・育成していくための取組みを推進してまいります。こうした取組みの推進により、人材育成や社内環境整備等について進捗が見られますことから、これらの取組みを継続し、更なる人的資本の充実を図ってまいります。 ② 指標及び目標 指標目標2025年度実績人材獲得・育成営業員のFP取得率100%98.0%中途採用者管理職比率50%50.4%多様性の拡大女性管理職比率25%22.5%男性の育児休業取得率100%133.3%職場環境の整備ストレスチェックスコア(パフォーマンス評価)100%94.4%月平均所定外労働時間30時間以下25.4時間有給休暇取得率70%以上54.7%(注)男性の育児休業取得率については、2024年度に未取得であった対象者が2025年度に取得したことにより、100%を超過しております。 (3)TCFDへの対応 ① ガバナンス上記「(1)サステナビリティ課題全般 ①ガバナンス」の項目に記載のとおり、当社グループは、TCFDへの対応も含むガバナンス体制の構築を行っております。 ② 戦略当社グループは、国際エネルギー機関(IEA)や気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が公表する複数の既存シナリオを参照のうえ、2℃シナリオ及び4℃シナリオが実現した場合の2つの社会を想定いたしました。 2℃シナリオ新たな政策・制度を導入し、2100年時の気温上昇が産業革命前に比べて2℃未満に抑制されるシナリオ4℃シナリオ新たな政策・制度が導入されず、2100年時の気温上昇が産業革命前に比べて4℃以上となるシナリオ その想定のもと、気候変動が当社グループの事業活動に与えるリスク及び機会を以下のとおり抽出し、対応を開始しております。 <リスク>種類気候関連のリスク当社グループにとってのリスクビジネス・戦略・財務等への影響2℃シナリオ4℃シナリオ移行リスク政策・法規制リスク・環境基準を満たす機器への入れ替え義務化によるコスト増↗→・環境関連の情報開示義務が拡大することにより、対応コストが増加↗→技術リスク- 市場リスク・グリーン投資を志向する顧客ニーズの変化への対応の遅れにより、当社の市場競争力(商品・サービス)の低下や収益機会を逸してしまうこと↗→・顧客ニーズの変化に伴う新たな営業手法・サービスの導入が必要となった際のコスト増↗→・気候変動への取組内容・開示情報の不足により、当社のESG格付が下落し、ESGインデックスからの除外やウェイトの縮小となり、機関投資家が当社株の保有を削減し、株価が下落↗→・電気やガソリン等のエネルギー価格上昇による事業コストの増加↗→評判リスク・ESG商品の品揃え不足による顧客離れ↗→・再生可能エネルギーへの切替等を行わないことによる当社のイメージダウン(例:ガソリン車の利用、省エネ機器の不使用)↗→・ESG格付低下による当社株価の下落↗→物理的リスク急性リスク・台風や大雨による当社社員の被災、本社ビル等の損壊↗↑慢性リスク・気温上昇による屋外での活動の制限(例:熱中症の危険性増大・海面上昇による道路浸水)↗↑・業務における使用電力の増加(例:気温上昇による冷房器具の使用増)↗↗ <機会>気候関連の機会当社グループにとっての機会ビジネス・戦略・財務等への影響2℃シナリオ4℃シナリオ資源効率・事業コスト全般の削減↗→エネルギー源・事業コスト全般の削減↗→製品とサービス・顧客ニーズの変化を捉えた新規商品の提供(例:新興国の発行体や新興国通貨建のグリーンボンド、天候デリバティブを組み込んだ個人向けの社債・投資信託)↗↗・顧客ニーズの変化に伴う新たな営業手法・サービスの導入(例:新規顧客へのコンタクトや情報提供のデジタル化による収益機会の獲得)↗↗市場・グリーンボンドの引受・売出を行うことによる新たな収益源の確保↗↗・環境関連のベンチャー企業や脱炭素社会に向けての有望分野への自己投資による当社の収益増↗↗レジリエンス・再エネプログラム、省エネ対策の推進による取引先からの信頼性向上↗→その他・気候変動への取組内容・開示情報の充実により、当社のESG格付が上昇し、ESGインデックスへの組入やウェイトの増加により、機関投資家が当社株の保有を増加させ、株価が上昇↗→ <対応>項目対応策環境基準への対応・社
コーポレート・ガバナンスの概要6,445
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方当社のコーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図るため、コーポレート・ガバナンスの充実を図り、経営環境の変化に迅速に対応できる組織体制を構築することを経営の重要課題と位置付けております。また、「信は萬事の基と為す」を経営の基本理念として、お客さま・株主の皆さま・従業員・地域社会等全てのステークホルダーを視野に入れながら、当社グループ全役職員一人ひとりが常に高い倫理観を持ち、誠実・公正に業務を行うことを業務運営の基本方針としております。 ② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由2026年6月19日(有価証券報告書提出日)現在における当社の企業統治の体制は、以下のとおりです。当社は取締役会、監査役会を設置しております。また、コーポレート・ガバナンスの一層の強化と経営環境の変化に迅速かつ柔軟に対応できる取締役会の効率的運営確保を図る観点から、執行役員制度を導入しており、取締役会の「経営の意思決定及び執行監督機能」と執行役員の「業務執行機能」を分離し、各々の機能強化を図っております。これは、当社業務に精通した人物による会社経営及び取締役や監査役が果たす役割の完全な分離が、当社にとって最も適した形態であるとの考えに基づき、取締役会が経営の監督機能を、監査役会が取締役・執行役員の業務執行の監査機能を担っております。更に、当社は、取締役会において中長期的な企業価値向上を図ること及び経営の監督機能の強化を図るため、社外取締役を3名選任しております。このほか、当社は、取締役会の任意の諮問機関として報酬委員会を設置しております。当社が設置する機関の名称、目的等は、以下のとおりであります。イ.取締役会取締役会は、毎月1回以上開催しており、経営上の最高意思決定機関として経営全般に対する監督機能を発揮して経営の公正性・透明性を確保するとともに、経営陣の指名、評価及びその報酬の決定、当社が直面する重大なリスクの評価及び対応策の策定、並びに法令・定款・社内規程に則った当社の重要な業務執行の決定等を通じて、当社のために最善の意思決定を行うことを目的としております。議長は、取締役会で定めた代表取締役会長菊池廣之が務めており、構成員は次表の7名となっております。取締役会は、活発な議論と迅速な意思決定が可能な体制となっており、更に経営監督機能の透明性向上と経営環境の変化に機動的に対応できる経営監督体制を確立するために、取締役の任期を1年としております。また、当社の取締役の定数につきましては、9名以内とする旨を定款に定めております。ロ.報酬委員会報酬委員会は、取締役の報酬等に係る取締役会の機能の独立性及び客観性を強化し、説明責任の一層の充実を図ることを目的とし、取締役会の諮問機関として設置しております。報酬委員会は必要に応じて開催しており、取締役会の諮問に応じて、取締役の個人別の報酬等の内容に係る決定方針の決定又は変更に係る事項等を審議し、取締役会に答申することとしております。独立性・客観性を担保するため、同委員会の構成員の過半数を独立社外取締役としております。委員長は代表取締役社長菊池一広が務めており、委員は次表の5名となっております。ハ.経営会議経営会議は、原則として毎月1回開催しており、経営上の重要な業務に関する事項及び経営計画・営業計画に関する報告・協議等を行うことを目的としております。議長は取締役会で定めた代表取締役社長菊池一広が務めており、構成員は次表の11名となっております。ニ.監査役会監査役会は、原則として毎月1回開催しており、法令・定款及び監査役会規程に基づき、監査役の監査方針及び監査計画、監査役の職務執行に関する事項を決定するとともに、各監査役の監査報告に基づき、監査役会の監査報告を審議・作成することを目的としております。監査役会の議長は、監査役会で定めた常勤監査役金子弘之が務めており、構成員は次表の3名となっております。また、当社の監査役の定数につきましては、4名以内とする旨を定款に定めております。 機関ごとの構成員は次のとおりであります。(◎は議長又は委員長、○は構成員、△は出席者)役職名氏名取締役会報酬委員会経営会議監査役会代表取締役会長菊池廣之◎○○ 代表取締役社長菊池一広○◎◎ 取締役専務執行役員後藤昌弘○ ○ 取締役専務執行役員茅沼俊三○ ○ 取締役(社外)堀 川 健次郎○○△ 取締役(社外)吉野貞雄○○△ 取締役(社外)菅谷貴子○○△ 常勤監査役金子弘之△ △◎常勤監査役(社外)倉井 力△ △○監査役(社外)津國伸郎△ △○常務執行役員松田達也 ○ 常務執行役員西向一浩 ○ 執行役員松本秀夫 ○ 執行役員谷崎順章 ○ 執行役員佐藤俊郎 ○ 執行役員高桑 豊 ○ 執行役員横尾則幸 ○ ③ コーポレート・ガバナンス体制の概要図 ④ 内部統制システムの整備の状況イ.当社グループの取締役・使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制・ 当社グループの取締役・使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するため、「倫理コード」や「コンプライアンス・マニュアル」を基本原則として定めるとともに、具体的な行動計画を「コンプライアンス・プログラム」として策定し、その徹底を図っております。また、金融商品取引法をはじめとした法令・諸規則遵守の一段の強化を図るため、「コンプライアンス委員会」を設置し、法令違反行為の未然防止策の立案、社内の問題点の早期洗い出しと改善策の検討・具体化を行っております。・ 職務執行の適正性を検証するため、検査部による営業部店検査及び業務監査部によるグループ全体の業務監査を定期的に実施しております。検査結果については、代表取締役に報告するとともに、報告会等を通じて問題点の共有と改善事項の徹底を図っております。また、業務監査結果については、代表取締役、担当執行役員及び監査役に報告を行っており、取締役会に対しても適宜報告する体制を整備しております。・ 重要な会社情報に関しタイムリーかつ正確で公平な情報公開の確保及びそのための体制の構築を図るため、「ディスクロージャー規程」を定めております。また、取締役会、社長又はディスクロージャー統括責任者の諮問に応じて、当社のディスクロージャーに関する事項を審議し、意見を具申する役割を担う「ディスクロージャー委員会」を設置しております。・ 財務報告の信頼性を確保するため、「内部統制運用規程」を定め、財務報告に係る内部統制及び運用を行うための社内体制を整備しております。・ 反社会的勢力との関係を一切遮断することを目的とし、反社会的勢力への対応を所管する部署や担当者を設置するとともに、警察等関連機関とも連携し、組織全体で毅然とした対応を行っております。ロ.取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制当社の取締役の職務の執行に係る情報については、法令及び社内規程に基づき文書として作成しております。これらの情報は「文書取扱規程」に基づき、適切な保存及び管理を行っております。ハ.当社グループの損失の危険の管理に関する規程その他の体制当社グループの損失の危険の管理に関しては、「リスク管理規程」を定め、管理すべきリスクの所在と種類を明確にしたうえで、それぞれのリスクごとに管理規則を定めております。リスク全般の管理に関しては、「リスク管理統括責任者」及びリスク管理部を設置し、統合的にリスク管理を行っております。また、当社の事業リスクの網羅的な把握、その評価・分析及び対策について協議等を行うため、「リスク管理委員会」を設置しております。経営情報や個人情報を含めた情報管理強化のため、当社が保有する全ての情報資産の安全対策を示す「情報セキュリティ方針」、情報資産を保護するための具体的対策や、適切な業務処理を行うために「情報セキュリティ規程」を定めております。更に、情報セキュリティ及びサイバーセキュリティ対策の維持管理を会社統一的な視点で行うため、「情報セキュリティ委員会」を設置しております。事業継続計画(BCP)に関しては、「危機管理規則」及び「危機対応マニュアル」を定め、危機対応体制を整備しております。ニ.当社グループの取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制当社グループは、取締役会を経営上の最高意思決定機関として位置付け、取締役会の適切かつ円滑な運営を図ることを目的として「取締役会規程」を定めており、取締役会は重要な意思決定及び業務執行状況の監督をしております。当社は、執行役員制度を導入し、業務執行権限を執行役員に委譲することで、経営の効率化及び取締役による業務執行に対する監督機能を強化しております。また、「業務分掌・決裁権限規程」を定めることで、執行役員による業務執行権限と取締役会の権限を明確にし、取締役が効率的かつ適切に業務執行できる体制を整備しております。ホ.当社グループにおける業務の適正を確保するための体制、グループ会社の取締役等の職務の執行に係る事項の当社への報告に関する体制当社グループ全体の業務の整合性の確保と効率的な遂行を図るため「グループ会社管理規程」を定め、営業成績・財務状況その他の重要情報の定期的な報告を求め、グループ会社の適切な管理を行っております。当社の内部監査部門及び監査役による監査によって、グループ会社の業務執行の適正性の確保を図っております。ヘ.当社の監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項、当該使用人の取締役からの独立性に関する事項及び当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項当社の監査役が監査役の職務を補助すべき使用人の設置を求めた場合、監査役と協議のうえ、専ら監査役の指揮命令に従う使用人を配置する等、必要な措置を講じております。ト.当社の取締役及び使用人が当社の監査役に報告をするための体制、子会社の取締役・監査役等・使用人又はこれらの者から報告を受けた者が当社の監査役に報告するための体制当社グループの取締役・使用人は、監査役に対して法定事項に加え、当社グループに重大な影響を及ぼす事項、営業部店検査及び業務監査の実施状況、内部通報制度による通報内容等を速やかに報告する体制を整備しております。 チ.監査役へ報告をした者が、当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制当社の「内部通報規程」の一部を準用することにより、当社の監査役に対して報告を行った取締役又は使用人について、当該報告を行ったことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制を整備しております。リ.当社の監査役の職務の執行について生じる費用の前払い又は償還の手続きその他の当該職務の執行について生ずる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項当社は、監査役から、その職務の執行に要する又は要した費用等の請求があった場合、当該費用が当該監査役の職務の執行に必要でないと認められた場合を除き、速やかに対応しております。ヌ.その他当社の監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制当社は、監査役の監査が実効的に行われることを確保するため、各種会議への出席、議事録等の閲覧、取締役との会合、会計監査人等との連携など、体制を整備しております。 ⑤ 責任限定契約の内容の概要当社と社外取締役及び各監査役は、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく損害賠償責任の限度額は、会社法第425条第1項に定める最低責任限度額としております。 ⑥ 補償契約の内容の概要該当事項はありません。 ⑦ 役員等賠償責任保険契約の内容の概要該当事項はありません。 ⑧ 取締役の定数及び取締役の選任及び解任に関する決議要件当社は、取締役の定数を9名以内とする旨、並びに、取締役の選任決議について、株主総会において議決権を行使することができる株主の3分の1以上を有する株主が出席し、出席した当該株主の議決権の過半数をもって行う旨、及び累積投票によらない旨を定款に定めております。なお、取締役の解任決議について、当社定款での定めはございませんが、会社法に則り株主総会の決議を行うこととしております。 ⑨ 株主総会決議事項を取締役会で決議することができるとした事項イ.剰余金の配当等の決定機関当社は、剰余金の配当等について、会社法第459条第1項及び第460条第1項の規定に基づき、株主総会の決議を要さず、取締役会の決議により定める旨を定款に定めております。これは、剰余金の配当等を取締役会の権限とすることにより、株主への機動的な利益還元を行うことを目的とするものであります。ロ.取締役及び監査役の責任免除当社は、職務を遂行するにあたり期待された役割を十分に発揮できるよう、会社法第423条第1項の取締役(取締役であった者を含む)及び監査役(監査役であった者を含む)の責任につき、善意でかつ重大な過失がない場合は、取締役会の決議によって、法令の定める限度額の範囲内で、その責任を免除することができる旨を定款で定めております。 ⑩ 株主総会の特別決議要件当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものであります。 ⑪ 取締役会及び報酬委員会の活動状況イ.取締役会の活動状況2025年度における活動状況は以下のとおりです。地位及び担当氏名出席状況代表取締役会長菊池廣之100%(20回中20回)代表取締役社長菊池一広95%(20回中19回)取締役専務執行役員営業本部長後藤昌弘75%(20回中15回)取締役専務執行役員企画管理本部長茅沼俊三100%(20回中20回)取締役(社外)堀 川 健次郎100%(20回中20回)取締役(社外)吉野貞雄100%(20回中20回)取締役(社外)菅谷貴子95%(20回中19回)常勤監査役金子弘之100%(20回中20回)常勤監査役(社外)倉井 力100%(20回中20回)監
役員の報酬等2,256
(4)【役員の報酬等】① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項当社は、2021年2月25日開催の取締役会において、取締役の個人別の報酬等の内容の決定に関する方針を決議しております。また、取締役会は、当事業年度に係る取締役の個人別の報酬等について、報酬等の内容の決定方法及び決定された報酬等の内容が取締役会で決議された決定方針と整合していることや、報酬委員会からの答申が尊重されていることを確認しており、当該決定方針に沿うものであると判断しております。取締役の個人別の報酬等の内容に係る決定方針の内容は次のとおりです。イ.基本方針当社の取締役の報酬等は、当社の企業価値の持続的向上を図るため、取締役の経験や職責を踏まえ、かつ、当社への貢献度や当社の業績を反映したものとすることを基本方針とし、定期同額報酬と業績連動報酬を構成要素とする。なお、社外取締役については、その職務に鑑み、定期同額報酬のみを支払うこととする。ロ.定期同額報酬の個人別の報酬等の額の決定に関する方針定期同額報酬は、役位、職位、在任年数に応じ、当社への貢献度も勘案した額を、月例の固定報酬として支払うこととする。ハ.業績連動報酬の個人別の報酬等の額の決定に関する方針業績連動報酬は、金銭報酬とし、連結経常利益及び単体の特別損益の額を業績指標とし、それぞれの額の一定割合を合計したものを支払い原資として、取締役個人の担当部門の業績及び評価に基づき配分し、毎年一定時期に支払うこととする。ニ.定期同額報酬の額又は業績連動報酬の額の取締役の個人別の報酬等の額に対する割合の決定に関する方針取締役(社外取締役を除く。)の種類別の報酬割合については、個人別の報酬総額に対する一定の割合は予め定めず、各事業年度の業績指標の変動等に応じて、業績連動報酬の額及び定期同額報酬と業績連動報酬の割合が変動するものとする。ホ.取締役の個人別の報酬等の内容についての決定に関する事項取締役の個人別の報酬額については、取締役会決議に基づき代表取締役社長がその具体的内容について委任を受けるものとし、その権限の内容は、各取締役の定期同額報酬の額及び各取締役(社外取締役を除く。)の担当業務の状況を踏まえた業績連動報酬の額とする。取締役会は、当該権限が代表取締役社長によって適切に行使されるよう、報酬委員会に対し、取締役の個人別の報酬等の内容に係る決定方針の適用方法の妥当性について諮問し答申を得るものとし、上記の委任を受けた代表取締役社長は、当該答申の内容を踏まえて決定しなければならないこととする。 当事業年度に係る取締役の個人別の報酬等は、取締役会の決議に基づき代表取締役社長である菊池一広氏が定期同額報酬及び業績連動報酬に係る報酬の決定について委任を受け決定することとしております。決定についての委任理由は、当社への貢献度や当社の業績等を勘案しつつ各取締役の担当部門について評価を行うには代表取締役社長が適していると判断したためであります。取締役の業績連動報酬に係る指標は、連結経常利益及び単体の特別損益の額としております。連結経常利益は、当社グループ全体の業績を最も明確に表す指標であり、単体の特別損益は、金融商品取引業者である当社自身が自己資本の効率的な運用を行った結果について最も明確に表す指標であることから、これらの指標を選択しております。当事業年度における連結経常利益の額は4,006百万円、単体の特別損益の額は2,609百万円であります。なお、当該業績連動報酬に係る指標の目標は定めておりません。当社取締役の報酬等に関する株主総会の決議は、2020年6月24日に開催されました第77回定時株主総会において行われており、取締役の報酬額を年額550百万円以内(うち社外取締役分36百万円以内、使用人分給与は含まない)と決議いただいております。なお、当該株主総会終結時点の取締役の員数は、7名(うち社外取締役3名)となります。当社監査役の報酬等に関する株主総会の決議は、2006年6月27日に開催されました第63回定時株主総会において行われており、監査役の報酬額を年額60百万円以内と決議いただいております。なお、当該株主総会終結時点の監査役の員数は、3名となります。各監査役の報酬は、株主総会の決議による報酬限度額の範囲内において、監査役の協議により定めております。社外取締役及び監査役については業務執行から独立した立場であるため、定期同額報酬のみを支給しており、業績により変動する要素はありません。 ② 役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数役員区分報酬等の総額(百万円)報酬等の種類別の総額(百万円)対象となる役員の員数(人)定期同額報酬業績連動報酬退職慰労金左記のうち、非金銭報酬等取締役(社外取締役を除く。)32526461--4監査役(社外監査役を除く。)1313---1社外役員4444---5 ③ 連結報酬等の総額が1億円以上である者の報酬等の総額等氏名連結報酬等の総額(百万円)役員区分会社区分連結報酬等の種類別の額(百万円)定期同額報酬業績連動報酬退職慰労金左記のうち、非金銭報酬等 菊池廣之116 取締役 提出会社8510-- 極東プロパティ株式会社21--- 菊池一広150 取締役 提出会社12030-- ④ 使用人兼務役員の使用人分給与のうち重要なもの該当事項はありません。
従業員の状況1,048
(2)【従業員の状況】 ① 連結会社の状況 2026年3月31日現在 従 業 員 数 (人)連結会社合計238 (注)1.「投資・金融サービス業」という単一セグメントとみなしているため、全連結会社の従業員数の合計を記載しております。 2.従業員数は就業人員であり、うち嘱託社員は7名であります。 ② 提出会社の状況 2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)22744.317.18,378,789△3.1 (注)1.従業員数は就業人員であり、うち嘱託社員は5名であります。 2.平均年間給与は、基準外賃金及び賞与を含んでおります。 3.平均年間給与は、年度ごとの人員構成(年齢分布や在籍期間、就業状況等)の影響を受けるため、一定の変動が生じます。当事業年度の変動は、主として算定対象人員の構成変化によるものです。 4.2026年4月より新卒初任給の引上げ(引上げ額:2万円)及び非管理職のベースアップを実施しております。これにより、2026年度の給与支給総額(基準外賃金及び賞与を除く)は、約4%の増加を見込んでおります。 ③ 労働組合の状況 当社には労働組合は組織されておりません。 ④ 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率 及び労働者の男女の賃金の額の差異 イ.提出会社2026年3月31日現在当事業年度管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)男性労働者の育児休業取得率(%)全労働者正社員契約社員23.6133.3133.3-(注)1.管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合及び男性労働者の育児休業取得率については、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。2.男性労働者の育児休業取得率については、前事業年度に未取得であった対象者が当事業年度に取得したことにより、100%を超過しております。3.労働者の男女の賃金の額の差異については、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。 ロ.連結子会社「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
関係会社の状況141
4【関係会社の状況】連結子会社名称住所資本金(百万円)主要な事業内容議決権の所有割合又は被所有割合(%)関係内容株式会社FEインベスト東京都中央区100金融商品取引業投資業100役員の兼任あり極東プロパティ株式会社東京都中央区10不動産業100店舗等の賃貸資金援助あり役員の兼任あり
配当政策604
3【配当政策】 当社は、株主価値向上の一環として、株主の皆さまに対し積極的な利益還元を図ることを経営の重要な政策の一つとしております。 配当方針は以下のとおりであります。 <配当方針>配当金額は、連結配当性向70%及び連結純資産配当率(DOE)2%の両基準で算出した数値のいずれか高い金額を基準とし、当社の自己資本の水準及び中長期的な業績動向並びに株価等を総合的に判断し、決定する。 当社の剰余金の配当は、中間配当及び期末配当の年2回の配当を基本方針としております。なお、剰余金の配当等については、会社法第459条第1項及び第460条第1項の規定に基づき、株主総会の決議を要さず、取締役会の決議により定める旨を定款に定めております。 こうした政策に基づいて、当期の配当につきましては、上記の連結配当性向基準で算出した金額に基づき総合的に判断し、年間配当金1株当たり110円(中間配当50円、期末配当60円)の普通配当を実施しました。内部留保金につきましては、主として、お客さまサービスの向上や営業基盤の拡充に資する政策の実施及び高い収益性や成長性が見込める事業分野への投資活動に充当してまいります。 なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年10月30日1,59550取締役会決議2026年4月24日1,88960取締役会決議
研究開発活動21
6【研究開発活動】 該当事項はありません。
主要な設備の状況667
2【主要な設備の状況】(1)提出会社2026年3月31日現在 店舗名所在地建物及び構築物帳簿価額(百万円)土地合計帳簿価額(百万円)従業員数(人)帳簿価額(百万円)面積(千㎡)本店(賃借)東京都中央区33--3369第2極東ビル(賃借)〃570124神谷ビル(賃借)〃----26東京証券会館(賃借)〃30--3026七十七銀行日本橋ビル(賃借)〃3--35大手センタービル支店(賃借)東京都千代田区----13霞が関ビル支店(賃借)〃0--014新宿支店(賃借)東京都新宿区18--1814新小岩支店(賃借)東京都葛飾区2--210蒲田支店(賃借)東京都大田区1--114平塚支店(賃借)神奈川県平塚市0--011名古屋支店(賃借)愛知県名古屋市東区7--710大阪支店(賃借)大阪府大阪市中央区3--311その他 1247059-合計 119540173227 (注)1.従業員数は就業人員数を表示しております。2.本店と第2極東ビルは極東プロパティ㈱からの賃借であり、他は当該会社からの転借であります。3.店舗名欄の「その他」の主なものは以下のとおりであります。区分所在地建物及び構築物帳簿価額(百万円)土 地帳簿価額(百万円)面積(千㎡)大阪社宅大阪府大阪市西区2280 (2)国内子会社2026年3月31日現在 会社名所在地建物及び構築物帳簿価額(百万円)土地合計帳簿価額(百万円)従業員数(人)帳簿価額(百万円)面積(千㎡)株式会社FEインベスト東京都中央区3--32極東プロパティ株式会社〃2701,11301,3839
監査の状況2,855
(3)【監査の状況】① 監査役監査の状況 (組織・人員)当社は、監査役会設置会社であり、常勤監査役金子弘之氏、常勤社外監査役倉井力氏及び非常勤社外監査役津國伸郎氏の3名で構成されております。現在、監査役会議長は常勤監査役金子弘之氏が務めております。常勤監査役金子弘之氏は、長年にわたる金融機関勤務及び当社業務監査部長として内部監査体制の強化や内部統制の充実を推進してきた経験から、財務及び会計に関する相当程度の知見を有するものであります。また、常勤社外監査役倉井力氏及び社外監査役津國伸郎氏は、長年にわたる金融機関勤務及び会社経営者としての経験から、財務及び会計に関する相当程度の知見を有するものであります。 (監査役会の活動状況)監査役会は、原則として毎月1回開催しております。当事業年度は年15回開催しております。個々の監査役の出席状況については以下のとおりであります。なお、当社監査役会の平均開催時間は45分、決議件数は13件、報告件数は22件となっております。 監査役会への出席状況出席率常勤監査役 金子弘之15回開催中15回出席100%常勤監査役(社外) 倉井 力15回開催中15回出席100%監査役(社外) 津國伸郎15回開催中15回出席100% 監査役会では、法令・定款及び監査役会規程に基づき、監査役の監査方針及び監査計画、監査役の職務執行に関する事項を決定するとともに、各監査役の監査報告に基づき、監査役会の監査報告を審議・作成しております。当事業年度の重点監査項目は、「イ.Face to Faceのビジネスモデルの追求への取組状況、ロ.リスク管理の状況、ハ.内部管理態勢の構築・運用状況、ニ.コーポレート・ガバナンスの構築・運用状況、ホ.監査上の主要な検討事項(KAM)の選定・監査・記載状況、ヘ.コンプライアンス徹底の構築・運用状況」とし、監査を実施いたしました。 (監査役の主な活動状況)監査役は、監査年度開始にあたり、取締役に対し、当該期の監査方針・監査計画の概要を説明し、周知を図っております。監査役は経営判断の公正・適法性等を確保するため、監査方針・監査計画に基づき、取締役会及び経営会議への出席、代表取締役・業務執行取締役等からの聴取、重要な決裁書類等の閲覧を通じ、取締役会の意思決定の過程及び取締役の職務執行状況について監査しております。常勤監査役は、取締役会・経営会議以外の会議にも出席するほか、本社及び主要な事業所並びにグループ会社において業務及び財産の状況を調査するなど監査役監査基準に基づき日常的に監査を実施し、その状況を監査役報告書にて非常勤社外監査役を含めた監査役間で共有しております。また、管理部門及び内部監査部門との定期的な情報交換により、業務活動の実態把握とチェックを行い、監査の効率性向上に努めております。更に、監査役は、社外取締役との情報・意見交換会を定期的に開催し、日常的な監査等で得た情報を共有のうえ連携強化を図ることにより監査の実効性向上に努めております。会計監査人とは、監査役・会計監査人双方の監査方針・監査計画を相互共有し、各監査の実施状況及び結果について意見聴取・協議を定期的に実施しております。また、監査上の主要な検討事項(KAM)は、項目決定のためのリスクの洗い出し等協議を進めたことにより、「繰延税金資産の回収可能性に関する判断」となりました。更に、会計監査人の部店往査時には立会を行っております。 ② 内部監査の状況 当社の内部監査の体制は、営業部店検査及び業務監査について、それぞれ検査部11名と業務監査部2名が所管実施しております。検査部及び業務監査部は、毎期初に策定する営業部店に対する検査実施計画並びに内部部門及びグループ会社に対する内部監査実施計画に基づき検査・監査を実施しております。検査結果については、代表取締役に報告するとともに、報告会等を通じて問題点の共有と改善事項の徹底を図っております。また、業務監査結果については、代表取締役、担当執行役員及び監査役に報告を行っており、取締役会に対しても適宜報告する体制を整備しております。 ③ 会計監査の状況イ.監査法人の名称東陽監査法人ロ.継続監査期間48年間ハ.業務を執行した公認会計士後藤秀洋氏及び吉野直志氏の2名であります。ニ.監査業務に係る補助者の構成当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士8名及びその他4名であります。ホ.監査法人の選定方針と理由当社の監査役及び監査役会は、日本監査役協会が公表している「会計監査人の評価及び選定基準策定に関する監査役等の実務指針」に基づき、監査役会が定める評価基準等を総合的に判断して監査法人を選定することとしております。会計監査人の解任又は不再任の決定の方針については、監査役会は、会計監査人の職務の執行に支障がある場合等、その必要があると判断した場合は、株主総会に提出する会計監査人の解任又は不再任に関する議案の内容を決定いたします。また、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合は、監査役全員の同意に基づき、会計監査人を解任いたします。この場合、監査役会が選定した監査役は、解任後最初に招集される株主総会において、会計監査人を解任した旨及びその理由を報告いたします。ヘ.監査役及び監査役会による監査法人の評価当社の監査役及び監査役会は、監査役会が定めた「監査法人の品質管理」、「監査報酬等」及び「不正リスク」等の評価基準項目に照らし評価を行い、いずれも問題のない旨の評価を行っております。 ④ 監査報酬等の内容等イ.監査公認会計士等に対する報酬区分前連結会計年度当連結会計年度監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)提出会社370370連結子会社----計370370当社は、会計監査人から公認会計士法第2条第1項の業務以外の非監査業務として、顧客資産の分別管理に関する保証業務等の提供を受けております。ロ.監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬(イ.を除く) 該当事項はありません。ハ.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容 該当事項はありません。ニ.監査報酬の決定方針監査報酬の決定方針についての定めはありませんが、監査報酬については、当社の規模や会計監査人の職務執行状況等を総合的に勘案し、監査役会の同意を得て決定しております。ホ.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由監査役会は、日本監査役協会が公表する「会計監査人との連携に関する実務指針」を踏まえ、会計監査人の監査計画の内容、会計監査の職務遂行状況及び報酬見積りの算出根拠等が適切であるかどうかについて必要な検証を行ったうえで、会計監査人の報酬等の額について、会社法第399条第1項の同意を行っております。
株式の保有状況2,815
(5)【株式の保有状況】① 投資株式の区分の基準及び考え方保有目的が純投資目的である投資株式とは、専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする株式であります。保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式とは、当社グループの資金効率向上及び当社グループとの取引関係の維持・強化等を図ることを目的とする株式であります。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社グループにおいて保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の保有方針は、当社グループの資金効率向上及び当社グループとの取引関係の維持・強化等を図ることとしております。保有の合理性を検証するために資金効率やリスク管理上の観点(保有便益が資本コストを上回っているか等)を検証するとともに、当社グループとの取引関係の維持・強化によって当社が得られる便益を総合的に勘案することとしております。検証にあたっては、当該発行会社から得られる配当金等の収益率が資本コストを上回っていることを確認するとともに、仮に下回っている場合には、継続保有を判断するに足りるその他の保有便益の有無についても確認しております。継続保有の妥当性については、定期的に取締役会において合理性を検証するための方法に基づいて、個別に判断しております。 ロ.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式--非上場株式以外の株式52,468 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式--非上場株式以外の株式1869 ハ.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱七十七銀行120,000120,000当社の主要取引銀行として事業資金の安定的な供給など長期にわたり親密な取引関係を有していること、また、安定的な配当を実施していることから、当社に対して便益をもたらしております。当社グループにおける今後の財務活動の円滑化を含めた事業活動の向上を目的として、株式保有は有効と判断しております。有1,100570㈱三井住友フィナンシャルグループ179,436179,436当社のメインバンクとして事業資金の安定的な供給など長期にわたり親密な取引関係を有していること、また、安定的な配当を実施していることから、当社に対して便益をもたらしております。当社グループにおける今後の更なる企業価値向上を図ることを目的として、株式保有は有効と判断しております。有898680三井住友トラストグループ㈱57,00057,000当社の主要取引銀行として事業資金の安定的な供給など長期にわたり親密な取引関係を有していること、また、安定的な配当を実施していることから、当社に対して便益をもたらしております。当社グループにおける今後の財務活動の円滑化を含めた事業活動の向上を目的として、株式保有は有効と判断しております。有279212平和不動産㈱62,00031,000安定的な配当を実施していること、また、金融商品取引を含めた当社の取引先であり、当社に対して取引手数料収入等の便益をもたらしております。同社は証券業界と長期にわたり深い関わりを有するとともに、地域活性化の中心的役割を果たしていることから、当社グループにおける今後の事業活動の向上を目的として、株式保有は有効と判断しております。有149145松本油脂製薬㈱2,0002,000安定的な配当を実施していること、また、当社の取引先であり、当社に対して取引手数料収入等の便益をもたらしております。当社グループにおける今後の取引関係の維持・強化を図ることを目的として、株式保有は有効と判断しております。有4036㈱ニップン-319,500安定的な配当を実施していること、また、当社の主要取引先であり、金融商品取引を継続的に行うこと等により当社に対して取引手数料収入等の便益をもたらしております。当社グループの今後の取引関係の維持・強化を図ることを目的として、株式保有は有効と判断しておりましたが、当事業年度中に売却しております。無-693 (注)1.定量的な保有効果は、具体的な取引内容の開示ができないため記載しておりません。なお、検証方法の内容については、②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式「イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容」に記載のとおりであります。 2.㈱七十七銀行は、2026年3月31日を基準日、4月1日を効力発生日として、普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っております。3.㈱三井住友フィナンシャルグループは当社の株式の直接保有はしておりませんが、同社の連結子会社である㈱三井住友銀行において当社の株式の保有があります。4.三井住友トラストグループ㈱は当社の株式の直接保有はしておりませんが、同社の連結子会社である三井住友信託銀行㈱において当社の株式の保有があります。5.平和不動産㈱は、2025年6月30日を基準日、7月1日を効力発生日として、普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。 みなし保有株式該当事項はありません。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式区分当事業年度前事業年度銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式921710266非上場株式以外の株式1111,8791915,235 区分当事業年度受取配当金の合計額(百万円)売却損益の合計額(百万円)評価損益の合計額(百万円)非上場株式6-8(△6)非上場株式以外の株式4992,65154 (注)1.非上場株式の評価損益は、為替変動によるものです。2.「評価損益の合計額」の( )は外書きで、当事業年度の減損処理額であります。④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項はありません。 ⑤ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの該当事項はありません。
沿革1,227
2【沿革】1947年3月冨士証券株式会社を東京都中央区日本橋茅場町一丁目2番地に設立する。1948年9月証券取引法に基づく証券業者として登録する。1949年4月東京証券取引所の正会員となる。1949年9月前身の冨士証券株式会社の経営を継承し、当社新発足する。1949年12月商号を極東証券株式会社に変更する。1962年5月本店を東京都中央区日本橋茅場町一丁目6番地に移転する。1968年4月証券取引法の改正による免許制への移行に伴い証券業の免許を取得する。1977年6月引受け及び売出しを行う業務の免許を受ける。1980年5月公社債の払込金の受入れ及び元利金支払の代理業務の承認を受ける。1982年1月住居表示の実施により本店所在地は東京都中央区日本橋茅場町一丁目4番7号になる。1982年4月累積投資業務の承認を受ける。1982年8月証券投資信託受益証券の収益金、償還金及び一部解約金支払の代理業務の承認を受ける。1985年5月譲渡性預金の売買、売買の媒介、取次ぎ及び代理業務の承認を受ける。1987年4月大阪証券取引所(現大阪取引所)に正会員として加入する。1987年10月海外証券取引に係る外為法上の指定証券会社としての認可を受ける。1987年10月大阪支店を開設する。1987年11月常任代理業務の承認を受ける。1988年5月株式事務の取次ぎ業務の承認を受ける。1988年10月抵当証券の販売の媒介及び保管業務の承認を受ける。1989年4月総合証券会社となる。1989年7月名古屋証券取引所に正会員として加入する。名古屋支店を開設する。1989年10月極東証券(亜洲)有限公司を設立する。1989年11月株式会社極東証券経済研究所を設立する。1990年9月金地金の売買、売買の媒介、取次ぎ及び代理並びに保管業務の承認を受ける。1993年7月日本銀行と当座預金取引を開始する。1993年11月MMF・中期国債ファンドのキャッシング業務の承認を受ける。1998年12月証券取引法の改正による登録制への移行に伴い証券業者として登録を受ける。1999年4月KYOKUTO FUTURES (SINGAPORE) PTE,LTD.を設立する。2000年2月極東プロパティ株式会社を設立する。2000年9月極東不動産株式会社を吸収合併し、自己株式を消却する。2002年12月極東証券(亜洲)有限公司を清算する。2005年4月東京証券取引所市場第二部に上場する。2005年5月KYOKUTO FUTURES (SINGAPORE) PTE,LTD.を清算する。2005年9月株式会社FEインベストを設立する。2006年3月東京証券取引所市場第一部指定となる。2007年9月金融商品取引法の施行に伴い第一種金融商品取引業者及び第二種金融商品取引業者の登録を受ける。2022年4月東京証券取引所の市場区分変更に伴い、東京証券取引所第一部からプライム市場に移行する。

EDINETのXBRLから抽出した原文です(長文は先頭のみ)。全文はPDF・XBRLの原本をご確認ください。

TIMELY DISCLOSURE

適時開示(TDnet)

1
2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)決算短信 · 11:25
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出典:東証 適時開示情報閲覧サービス(TDnet)。決算短信・業績予想の修正はEDINETには掲載されません。

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臨時報告書臨時報告書 · S100YL9C
内部統制報告書-第83期(2025/04/01-2026/03/31)内部統制報告書 · S100YEU9
有価証券報告書-第83期(2025/04/01-2026/03/31)有価証券報告書 · 2026-03-31期 · S100YEU4
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半期報告書-第83期(2025/04/01-2026/03/31)半期報告書 · 2026-03-31期 · S100X1W5
確認書確認書 · S100X1W9
臨時報告書臨時報告書 · S100W7F3
確認書確認書 · S100W0N1
内部統制報告書-第82期(2024/04/01-2025/03/31)内部統制報告書 · S100W0N6
有価証券報告書-第82期(2024/04/01-2025/03/31)有価証券報告書 · 2025-03-31期 · S100W0MB
半期報告書-第82期(2024/04/01-2025/03/31)半期報告書 · 2024-09-30期 · S100UQLX
確認書確認書 · S100UQMC
臨時報告書臨時報告書 · S100TYTA
内部統制報告書-第81期(2023/04/01-2024/03/31)内部統制報告書 · S100TWLC
確認書確認書 · S100TWKV
有価証券報告書-第81期(2023/04/01-2024/03/31)有価証券報告書 · 2024-03-31期 · S100TWGX
確認書確認書 · S100SU5J
四半期報告書-第81期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)四半期報告書 · 2023-12-31期 · S100SU53
四半期報告書-第81期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)四半期報告書 · 2023-09-30期 · S100S7VZ
確認書確認書 · S100S7WR
確認書確認書 · S100RMEM
四半期報告書-第81期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)四半期報告書 · 2023-06-30期 · S100RMEJ
内部統制報告書-第80期(2022/04/01-2023/03/31)内部統制報告書 · S100R10C
確認書確認書 · S100R103
有価証券報告書-第80期(2022/04/01-2023/03/31)有価証券報告書 · 2023-03-31期 · S100R0YZ
四半期報告書-第80期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)四半期報告書 · 2022-12-31期 · S100Q73K
四半期報告書-第80期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)四半期報告書 · 2022-09-30期 · S100PJDE
四半期報告書-第80期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)四半期報告書 · 2022-06-30期 · S100P005
内部統制報告書-第79期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)内部統制報告書 · S100ODAA
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